ダンスイベントの祭典、「Legend Tokyo Chapter.7」最高のエンターテイメントで観客を魅了!

2017.08.26

総勢1000名を超えるダンサーとコレオグラファー(振付師)が集結する、世界で唯一無二とも言えるダンス作品のコンテスト、「Legend Tokyo Chapter.7」が、2017年8月19日(土)、20日(日)、東京国際フォーラム・ホールAで開催された。

この大会の特徴は、従来のダンスバトルやダンスコンテストと異なり、ダンス・エンターテイメントを作品としてとらえ、ダンサーの技術だけでなく、作品としての完成度、エンターテイメント性のを競う大会として、注目を集めている。
この大会の特徴は審査の基準にもある。基準はただ一つ、「誰が見ても楽しめるかどうか」とうこと。だからこそ、ダンスのことをまったく知らない観客にも、出展者を審査する権利が与えられる。

Legend Tokyo Chapter.7

また、ダンスだけでなく、総合的なエンターテイメント・コンテンツとして作品を審査するために、そうそうたるメンバーが審査員として顔をそろえた。
ミュージカル演出家の小池修一郎、ストリートダンスの振付家、Dr. Rennie Harris、コンテンツ・プロデューサーの染谷誓一、イベント演出家の小林雄二、音楽プロデューサーのGIORGIO CANCEMI、株式会社ホリプロ専務であり、株式会社ステラキャスティングの代表取締役社長の鈴木基之、エンタメ・コンテンツのプロ、田村征也、演劇漫画の金字塔『ガラスの仮面』の著者である、漫画家の美内すずえ、東京メトロポリタンテレビジョン事業部長の湊朋宏、アジアからの視点を取りいれるために、中華文化促進会理事のYan An(顔安)、振付家であり、演出家ファッション・デザイナーとしても活躍するYuko Sumida Jacksonの11人だ。

Legend Tokyo Chapter.7

1日目の演技を観客が作品を審査し、審査員が2日目の舞台を審査して、総合優勝が決定する、というユニークでスリリングな大会だ。
8月19日(土)
この日は観客が出場者の作品に投票する、「オーディエンス投票」が行われる。いわゆる、「ダンスをよく知っている人ならわかるはず」という考え方は、この日は通用しない。まったくダンスのことなどわからない人が観ても楽しめる作品でなければ、得票できないからだ。
エントリーした作品の演技順は、1日目も2日目も同じ。第1部には10組が登場した。
大会初のブレイキン(ブレイクダンス)で挑む明石ブレイカーズをはじめ、ジャズダンスの瑞希、ヒップホップのPROPS×T-FAM×STYLE、日本女子体育大学の現役学生であるアストコ、3年ぶりに大会に挑戦するじゅんじゅん、ニュースタイルの振付を追求するZAZA、エスニックな世界観を生み出すYUKO & SAYAKA、独自の作品表現を追求する松田鼓童、まるで無言劇のような作品で挑戦するEdeeT、オールドジャズの華やかなダンスで大会二度目の挑戦のSHOJINだ。いずれも”ダンス”という枠にはめることのできない、スケールの大きい舞台を披露した。

Legend Tokyo Chapter.7

第2部は、関西屈指の若手コレオグラファーAKKY、華麗かつ洗練された振付で活躍する松GORI、次世代トップ表現者と称されるmyu+Hikari、関西ジャズダンスシーンで活躍中の真凛、ロッキンというダンス・スタイルの表現の限界に挑戦するENstarry ENvitation、ダイナミックで情緒豊かな振付と群舞で評価が高いMIWA、エンターテイメントとしてのステージングを追求するFly Six B、2016年の大会でセミ・レジェンドをはじめ3冠に輝き今回3年ぶりの挑戦となるaveco、昨年ついにセミ・レジェンドに輝いたキッズ・ダンス界の巨匠・MAR、邦楽を取りいれたストーリー性のある群舞で挑むkaorinの10組が、見応えのある作品で観客を魅了した。

Legend Tokyo Chapter.7

コンテスト作品のあとにはゲスト作品披露された。初日は、ミュージカル「BILLY ELLIOT」のスペシャル・パフォーマンス、そしてRennie Harris & TAKAHIROという、日米を代表するコレオグラファーのコラボ作品「LUV AMER」さらに続いて、今大会の目玉である歴代レジェンド(優勝者)の作品が披露された。
「Legend Tokyo」初代レジェンドである長谷川達也(DAZZLE)、2代目レジェンドの梅棒(総合演出:伊藤今人)、4代目レジェンドのMemorable Moment(総合演出:KAORIalive)の作品で会場はクライマックスを迎えた。

Legend Tokyo Chapter.7

8月20日(日)
大会は2日目、昨日に続き、JUN(Blue Print)演出による、Blue Print+Capoeira do Japão+アンサンブルダンサー、そして全出展コレオグラファーによる華やかなパフォーマンスで幕を開けた。
そして、大会ファイナルのこの日だけのスペシャルゲストとして、東京都立狛江高等学校ダンス部による「Cats」という作品が披露された。全員が同世代のダンサーという強みを生かし、ぴったりと息の合った演技は、まるでミュージカルのように楽しい作品。フレッシュでハイクオリティなパフォーマンスに、会場から歓声が上がった。
出展作品の演技順は、前日を同じ。しかし、観客席中央に設けられた審査員席で会場の雰囲気は昨日とは違う緊張感がある。審査員は各出展者の5分間のパフォーマンスを真剣に見入っていた。
今大会の審査員でもあるYuko Sumida Jacksonの振付によるゲスト作品「GREED」が、会場を盛り上げた。そして、歴代レジェンド達のパフォーマンの後、審査結果が発表された。ひとつひとつ賞が発表されるたびに会場中が一喜一憂する。最後にこの日の優勝である最優秀作品賞〝レジェンド〟がコールされ、メンバーらが登壇し勝ち名乗りを受けると、観客からも出演者からも、大きな拍手が起こりイベントは幕を閉じた。

Legend Tokyo Chapter.7

<特別選定賞>
・「MIZUNO」特別賞 ENstarry ENvitation「脳内革命」
・株式会社ステージ特別賞 Fly Six B「IN WONDERLAND」
・「日本ダンス大会」特別賞 MAR「In love around」
・日本ダンススポーツ連盟特別賞 SHOJIN「THE JAZZ」
・ダンス教育振興連盟JDAC特別賞 松GORI「MI_TSUKETA」
<審査員賞>
・ぴあ審査員賞 松田鼓童「この瞬間、あなたは」
・イベント演出家審査員賞 松田鼓童「この瞬間、あなたは」
・音楽プロデューサー審査員賞 Fly Six B「IN WONDERLAND」
・ホリプロ審査員賞 AKKY「神にすがる女達」
・XFLAG審査員賞 Fly Six B「IN WONDERLAND」
・舞台漫画クリエイター審査員賞 MIWA「キセキの花を咲かせましょう」
・TOKYO MX審査員賞 avecoo「あべ子といち子」
・アジア文化交流審査員賞 kaorin「With You」
・コレオグラフ&衣装審査員賞 PROPS×T-FAN×J-STYLE
「THE UNDERGROUND KINGDOM」
・ストリートダンス舞台表現審査員賞 ENstarry ENvitation「脳内革命」
・演出家審査員長賞 ENstarry ENvitation「脳内革命」
<オーディエンス賞>
SHOJIN「THE JAZZ」
<セミ・レジェンド>
Fly Six B「IN WONDERLAND」
<第7代レジェンド>
avecoo「あべ子といち子」

主催:「Legend Tokyo」実行委員会
企画:SDM×ぴあ

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