東京2020オリンピックにおけるクライミング競技方法の大枠決定

2017.03.16

東京2020オリンピックにおけるクライミング競技方法の大枠決定

国際スポーツクライミング連盟の副会長に日本人が選任

国際スポーツクライミング連盟(以下IFSC)の第12回総会がカナダ・ケベックシティで開催され、以下の3つの事項が決定された。

・現在IFSCアジアカウンシル副会長で日本山岳協会の選手強化委員長である小日向徹(こびなた・とおる)が副会長に選任。
東京2020年オリンピックや2018年ユース・オリンピックにおけるクライミング競技の方法などについて大枠が決定。
・2020年に開催予定であった世界選手権は、東京オリンピックの年と重なることを避けるため2019年に開催することが決定。

IFSC総会で日本人副会長が誕生

小日向徹(こびなた・とおる)

現在IFSCアジアカウンシル副会長で日本山岳協会の選手強化委員長である小日向徹が議席の席に置いて全41票を獲得し、満場一致で副会長に選任された。日本人がIFSCの役員に選任されるのは今回が初めて。役員の任期は、2017年総会終了から2021年総会までの4年間。

東京2020年オリンピックにおけるオリンピック・フォーマットの大枠決定

東京2020年オリンピックや2018年ユース・オリンピックにおけるクライミング競技の方法など(オリンピック・フォーマット)について大枠が決定。今後も詳細については、話し合いを通じて決定していく予定。
1.大会期間
大会期間は4日間とし、以下の日程で行う。
第1日目:スピードの予選(男女各20名)
第2日目:ボルダリング予選(男女各20名)
第3日目:リード予選(男女各20名)
第4日目:決勝(男女各6名)
競技順は、スピード→ボルダリング→リードとする。
2.選手の選出
オリンピック・フォーマットやワールドカップのオーバーオール等に則って最高の複合選手を選出する。
①選手の選出方法
・順位による決定:選考大会の順位で選手を選考する
・多方面からの決定:各大陸から選出するなど順位だけでなく、多岐にわたる選考を行う。
②選手の決定時期
2019年から2020年春
③選考大会
世界選手権、大陸別選手権、ワールドカップ(オーバーランキング)、オリンピック選考大会(これまで行っていなかったオリンピック選手を選考するだけの新しい大会)
④各国参加選手の最大人数
最大男女2名ずつの参加が認められる。

世界選手権の開催は2019年に変更

2年に一度開催である世界選手権は、2018年(オーストリア、インスブルックで開催予定)の次は2020年東京オリンピックと重なることを避けるため、2019年に開催することが決定しました。
開催地についてIFSCのマルコ・スコラリス会長は、「日本で開催することを考えている」と示唆しましたが、正式な開催場所については、次回の総会で決議される。

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