ボルダリング・クライミングにおすすめのチョークバッグ

2016.01.20

クライミングジムや専門店を訪れるとシューズの次におすすめ買うことを勧めされるのが、チョークではないだろうか。
チョークを使わずに登る人もいるが、おそらく少数だろう。そう、クライミングではチョークは非常に大切なアイテム。
身近に買えるチョークには、主に2種類ある。液体チョークと固形チョーク。固形チョークには更に粉末・固形・ボールタイプと大きく3つに別れる。

チョークバッグは、なぜ必要か?

液体チョークの場合は、ボトルを持ち歩くので、バックは必要ない。また、液体チョークは松ヤニを含んでいるものが多く、岩を汚す原因にもなるため、外岩で使用できない。
そこで固形チョークや粉末チョークを持ち運ぶのに役立つのがチョークバッグ。ベルトが付いた巾着袋のようなバックだ。

チョークバックの種類

チョークバックには大きく2つの種類がある。バックタイプとバケットタイプ。

<チョークバッグ>

前述した通り、腰紐がついており、腰にぶら下げることで使用する。登っている最中でもチョークアップ(手にチョークをつけること)ができる。
リードクライミングなど長めの課題に挑戦する際は、役に立つ。また、大きさの関係上、片手ずつしか手を突っ込めない。
登っている最中は、レストできるポイントで片手ずつチョークを付けることになる。

<チョークバケット>

外岩よりも、ジムで見かけることが多いのではないだろうか。バケツタイプのチョークバックで、腰に取り付けるものよりも、格段にチョーク量が入る。両手を同時に入れ込むことができ、簡単に手全体にチョークを馴染ませることができる。
また、固形チョークや粉チョークなどを混ぜあわせて、お気に入りの配合で使用するクライマーも多い。
外、中ともにボルダリングで使用することが多い。

そもそものチョークの役割とは?

チョークをすべり止めだと考えている方が多いと思うが、正確にはすべり止め効果ない。炭酸カルシウムからできているチョークは、吸水性に優れており、あくまで手汗によるホールドの滑りを抑えるために存在する。
また、チョークが付着しているホールドは、逆に滑りやすい。粉まみれのホールドを見つけた際は、ブラシを使ってしっかり粉を落としてほしい。

おすすめのチョークバッグ

今回は、腰に巻くタイプのチョークバッグに絞ってオススメを紹介する。使い慣れてくると、口の大きさや全体の容量、デザインなど好みが出てくると思うので、今回はエントリーで使いやすいものを厳選した。

アークテリクス(Arc’teryx) C40 Chalk Bag Green

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チョークバッグはそれほど比較するポイントが無い。ただ、1つ大きな比較のポイントがある。それは、口のフレームが有無だ。実はメーカーの作成するチョークバッグでもフレームが入っていないものは多い。
フレームがないと口の形が崩れてしまうため、バックの中にスムーズに手をいれることができないのだ。
こちらのバックは、しっかりとしたフレームが入っており、非常にチョークアップがスムーズに行えるので、オススメ。
また、こちらのバックは、筆者の主観だが、片手での口の開閉が他のチョークバックに比べてスムーズな印象がある。また、ベルトとバックの結合部がしっかり固定されているので、激しいムーブでもブレないのがポイント。

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)モジョジップ

こちらは、山用品の老舗アメリカのブラックダイヤモンドのチョークバック。非常にシンプルな作りで、デザインやカラーバリエーションも豊富。シンプルなものを探している方にはおすすめだ。
なにより、他のチョークバックより少々値段が安いのがポイント。また、サイドの通し穴には、小型のブラシを引っ掛けられる。これが地味に役立つ。

マムート(MAMMUT) Togir Chalk Bag

最後はマムートのチョークバッグ。色は、鮮やかなライムグリーン。こちらも片手で口を開けるのにラクな機構になっている。また、サイドには小さいなポケットがついており、ちょっとしたものを入れるのに役立つ。ジム通いならロッカーの鍵などを入れるのに、ちょうど良いだろう。

以上がオススメのチョークバッグになる。最初に使用するバッグは、とりあえずデザインで決めるのが吉だと思うが、口にフレームが入っているかどうかだけは、確実にチェックしておくべきだと思う。
岩場にジムに行くと、アパレルブランドが出している面白いデザインのバックを使っている人もいる。岩場やジムで個性を出すなら、ウェアの次にチョークバッグだろう。
自分に合うチョークやチョークバッグを見つけて、よりクライミングの技術を磨いてもらいたい。

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FINEPLAY編集部
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