はじめに
青森県にある弘前市(ひろさきし)をご存知だろうか。弘前の特徴として青森県南西部にあり日本で最初に市制を施行した都市の一つである。弘前藩の城下町として発展し、津軽地方の中心都市として弘前都市圏を形成し、青森県唯一の国立大学法人である弘前大学が設置されているほど青森を代表する中心地だ。
また、りんごの生産量は弘前市が全国一を誇り、弘前公園で開催される弘前さくらまつりや弘前城も全国的に知られており「お城とさくらとりんごのまち」のフレーズは古くから使われている。8月には、国の重要無形民俗文化財に指定されている「弘前ねぷたまつり」が開催され、例年100万人以上の人出があり、全国的に知名度のある夏祭りも開催されている情熱と伝統が色濃く残る地でもある。
その弘前で、近年急成長を遂げているイベントが今年も開催される。それが弘前城の城が由来の「SHIROFES.」だ。
「SHIROFES.」は、今年で10回目の開催を迎える。初期から内容を拡張し、現在は音楽、ダンス、そして様々なアートが融合した、まさに複合型の一大イベントへと成長を遂げている。観客の熱気、ダンサーのエネルギーとパワー、そして運営スタッフの情熱がエネルギーの塊となり、まさに「目覚めろ、個性。燃え上がれ、弘前。」というキャッチフレーズを体現するイベントとなっている。今回は、このSHIROFES.を支える弘前の櫻田市長と、イベントを牽引するオーガナイザーのNOBUOにその軌跡と現在のSHIROFES.がもたらす影響、そして街づくりについて話を訊いた。

– 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。早速ですが、昨年のSHIROFES.をご覧になられた感想を教えていただけますか?
櫻田市長: 昨年のファイナルは、まさにエネルギーの塊を体で感じ、圧倒されました。ブレイクダンスなど各大会の決勝戦では、ダンサーの方々が相手をリスペクトしながらも最高のパフォーマンスを繰り広げ、会場が一体となっていました。若い人たちが市民会館を埋め尽くしている姿を見て「これが今の時代の新しい、全てを融合した一つの文化になっているのだな」というのが私の率直な感想です。SHIROFES.は単なるダンスイベントではなく、弘前が世界と繋がる象徴となっており、若者たちが自己表現できるかけがえのない舞台になっていると強く感じました。

– 昨年は予期せぬアクシデントがあったかと思いますが、無事に終えられた時の感想を教えてください。
NOBUO: そうですね、コロナ禍に入ってオンライン開催や無観客開催もありましたが、昨年ようやく市民会館がある弘前公園の方で実施することができました。そこに災害レベルの雨が降ってきたのですが、奇跡的に市民会館を使わせていただくことができ、屋内に急遽残りのプログラムを移動することができました。通常なら中止になっていただろう状況で、関わってくれるスタッフや日本を代表するダンサーの方々が裏で同じように動いてくれて、結果的に最高の盛り上がりを見せることができました。コロナ禍を経て、トラブルに見舞われながらも開催できたことが、自分としては非常に大きかったと感じています。オンラインからリアルな対面開催への移行、そしてトラブルを乗り越えたからこそ生まれた熱量が、ダンスイベントならではの得られた経験だったと感じています。

– 櫻田市長も現場にいらっしゃったと思いますが、当時の状況をみてどのように感じましたか?
櫻田市長: 私も2日間ほど会場で観覧をさせていただいていたのですが、豪雨になった時は大変な状況だと感じました。しかし、コロナ禍でも中止せずオンライン開催で世界と繋がるきっかけを作った彼らの「常に前を見続けて進む、止めることはしない」という強い思いが、様々な人たちの力を借りながらイベントとして成立しているのだと実感することができました。市民会館への急な変更にもかかわらず、まるで最初からそこで予定されていたかのような完成度の高いステージになっていました。これは市民が自ら作り上げてきたイベントの象徴であり、これからも市民、アーティスト、スタッフが交流しながら新しい文化を作っていくイベントになると感動しました。
SHIROFES.の成長と街づくりの影響
– SHIROFES.は全国的に見てもその規模や招集されるダンサーのレベル、そして幅広い世代が集まる点が他に類を見ないイベントだと感じます。この10年間の努力が積み重なってのことだと思いますが、特に成長する上で大きなきっかけになったことがあれば教えてください。
櫻田市長: 最初は弘前城の天守の石垣工事をきっかけにイベントが始まったのですが、私が思うに、急成長の大きなきっかけはコロナ禍でのオンライン開催だったと思います。あの時、「どうすれば自分たちの取り組みを止めることなく続けられるか」と真正面から向き合い、オンライン開催に踏み切ったことが、通常開催を重ねるよりもさらに飛躍的な成長を遂げたのではないかと感じています。困難があればあるほどそれを乗り越えていく力を持っているからこそ、実際に乗り越えていける。これが人としての成長、そして市民を巻き込んだイベントとしての成長に繋がっていると思います。

NOBUO: 弘前市の方々には本当に数え切れないほど多くの部分で協力していただいています。SHIROFES.が生まれて10年になりますが、その前から僕個人としては様々なイベントを開催していましたし、SHIROFES.の10年間も並行して様々なイベントや事業を行ってきました。そうしたなかで実感するのは、SHIROFES.以外の他のイベントに足を運んでくださる方が凄く増えたこと、そして初めて会うお店のスタッフさんから「SHIROFES.楽しみにしています!」と声をかけていただけることです。“楽しみにしてもらえる”という点で地元の方からも理解が得られていることが、協力してもらっていると凄く感じる部分ですね。僕がダンススタジオを始めた18年ほど前は、ダンスに対する理解度や認知度が低く、ダンサーや子供たちも今ほど市民権を得ていなかった中で、皆がそれぞれの立場でダンスシーンを盛り上げようとしてきた結果、今ではダンス関係者のみならず、地元の方からの応援も多く感じられるようになりました。SHIROFES.がそれをさらに繋げてくれたという手応えがとてもあります。
– 櫻田市長は、SHIROFES.が街に広まり、良い影響をもたらしていると実感されていますか?
櫻田市長: はい、そうですね。SHIROFES.は、若い人が集まるイメージでしたが、会場に行くとご高齢の方や私と同年代のご夫婦まで来られていました。地域の方々がSHIROFES.を認知し、若い人たちが集まる姿を見に来る、そうした「街づくり」に近いところまで来ていると思います。先日も、Shigekixさんをはじめとした世界レベルのダンサーの方々が十名ほど市役所を表敬訪問してくださいました。その際、私の目の前でパフォーマンスをしてくれたんです。こんな贅沢な市長はいないなと思いましたし、これは地域に対する大きな貢献であり、市民がどう受け止め、どう育てていくかが試されている、これこそが街づくりそのものであると感じました。

– 今年は近隣の宿泊施設がすでに満室になっているほど、盛り上がりをみせていると伺いました。まさに街づくりですね。NOBUOさん、昨年の反響が大きいのでしょうか?
NOBUO: そうですね、今年の大会はエントリー数がすでにものすごい速さで昨年の記録を超えていて、定員に達している大会もあります。15歳以下の子供たちの参加人数だけで400人を超えていて、そのご家族もいらっしゃると考えると400家族くらい。大会参加者(出演者)全体ですでに1,300人を超えている状態です。そして、全国だけでなく、昨年よりもさらに海外のダンサーのエントリーが増えているんです。
さらに驚いたのは、エントリーをせずにただ「見に行きます」と言ってイタリアから来られる方がいることです。直接DMをもらい、おすすめのホテルや食事、SHIROFES.の楽しみ方、弘前での5日間の移動手段などを尋ねられました。見に来るためだけにわざわざ海外から来られる方がいるというのは、僕の知る限りはこれまでなかったので、とても新鮮でしたし昨年の反響を感じますね。

海外から5日間も弘前に滞在してイベントを見に来てくれるというのは、ある意味本当に一線を越えた、僕らの中では「ダンスの聖地」になったという感覚があります。そして今年からは、オンライン開催時に繋がったベトナムのダンサーから要望を受けたSHIROFES.の予選大会をベトナムで開催することができました。
そこで優勝した大人と中学生の男の子が、初めてパスポートを取って弘前に来るんです。ベトナムの大会もすごい盛り上がりで、台湾の方々も見に来ていて「来年はぜひ台湾でもやってほしい」と言われました。弘前の地元企業の方々も、海外での観光PRや、弘前りんごジュースを参加者に配るといった形で協力してくださっています。アジア圏では弘前は認知度が皆無に等しいと思うのですが、「SHIROFES.に行きたい!」と言っている人がたくさんいて、弘前を訪れてくれる機会になればと思います。
弘前からもベトナムへ連れて行った子供たちがいるのですが、そこでベトナムの子供たちから「SHIROFES.はすごい!」と言われたり、見知らぬ土地でSHIROFES.を目標にダンスを頑張っているダンサーたちと触れ合うことができ、良い意味でカルチャーショックを受けていました。コロナ禍を経て海外の人たちと繋がったことで、日本から視る海外、弘前から視る海外といった視点で考えるようになり、文化交流や経済的なPR、おもてなしの部分で弘前らしさを出せるのではないかと考えるようになりました。

弘前のダンス文化を支える「練習場所」誕生秘話
– ダンスは言葉も道具もいらないツールとして、国際交流の文化として地域に根付き発展しているんですね。櫻田市長はストリートダンスに対してSHIROFES.以前から関心をお持ちでしたか?
櫻田市長: ええ、実は弘前市役所の隣にある市立観光館の建物で、もう20年以上前から夜になるとカセットデッキを持ってきて音楽をかけ、ダンスをする若者をたくさん見てきました。観光館の管理者はその様子を危険だと考えていましたが、私は当時弘前市長の秘書をしていたのですが、市長に対し「彼らは自分たちでペットボトルを持ってきて、ゴミも残さずきれいに片付けている。純粋にダンスをしている。この人たちにスポットライトを当てられないか」と相談したことがありました。

その後、私の職員時代のことですが、弘前の駅前にある複合施設「HIRORO」のフリースペースに若者が集まってダンスをしているという話を聞き、鏡を設置することを提案しました。市役所の食堂の建て替えで残っていた昭和40年代の鏡を貼り、足りない分は市役所の方で整備をして全体で3、4枚貼ったところ、若者がただ集まるだけでなく、そこでダンスをすることで治安が良くなったんです。ダンスをしていた人たちをサポートできた経験があったので、SHIROFES.が始まったときも「あの時、あの場所で踊っていた人たちが、弘前で成長をし、いろいろと挑戦をしているんだな」と思い、職員として応援し、市長になってからもその想いは継続しています。

HIROROの練習広場 
親子共に安心して自由に練習ができ交流場にも
NOBUO: まさにその観光館でカセットデッキを持って練習していた第一世代が僕らなんですよ。櫻田市長がおっしゃる20数年前というのはまさに僕らの時代です。当時から、弘前には「中下(ナカシタ)」というダンサーの聖地と呼ばれる練習場所があったのですが、上手い人達が沢山いて僕は大学に入ってからダンスを始めたので、そこに行くのが怖くて(笑)。大学から自転車で行ける距離にあった観光館がとても良い場所だったので、ダンスを始めた頃は夜になると毎日行っていました。ライトアップされると光の加減で鏡のように映る場所があってちょうど良かったんですよね。
HIROROの鏡の設置についてですが、この動きに関してはおそらく日本で一番最初の試みだったと思います。弘前ではデパートのフロアに鏡を設置して無料で練習できる場所を提供していて、今ではその経緯を知らない子供たちや、僕自身の子供でさえ、学校終わりにスクールからHIROROまで行って練習しています。複合施設のフリースペースで、親としても安全な場所なので、今では完全に子供たちにとってのダンスの聖地になっています。冬でも練習できるこうした場所はなかなかありません。
多くの自治体の方がSHIROFES.を見に来る際にイベントだけでなく、そうした普段の練習環境や流れを追って視察されます。この鏡の経緯を聞かれると10年以上前の話なので、ダンスがオリンピック競技になるという話もない時代にすでに自然とできていたことに驚かれます。こうした環境が整っていたことが、若い子たちが伸びている要因だと強く感じています。SHIROFES.に限らず、この街には恵まれたダンスの環境がかなり早い段階からあったのだなと改めて思いました。

– 櫻田市長が当時、危険視されがちな若者の集まりを純粋にダンスに打ち込む姿として捉え応援しようと思われたのは、行政管理視点としては真逆のように感じたのですが何かきっかけがあったのでしょうか?
櫻田市長: 当時、私の仕事が忙しく夜中に残業して帰る時も、彼らはひたすらカセットデッキで音楽をかけて踊っていました。冬の寒い中でも毎日見ていたので「この人たちにコーヒーでも差し入れしようかな」と思うほどでした。ある時「大丈夫?寒くない?」と、声をかけたら「大丈夫です。ダンスの練習がしたいんです!」と元気いっぱいに答えてくれたことがすごく印象に残っています。その時に、見方を変えることによって「この若い人たちは何をしたいのか」が分かったんです。
若い自分も何か挑戦したかった想いと重なり、少しでもサポートできないかと考えるようになりました。怪しいことをやっているという見方ではなく、何をしたいのかが分かると、自分たちがやりたいことを実現するためにはルールを守るといった、人としての当然のところが活きてくるんです。してはいけないとだけ言うのではなく、「一緒にこの地域で成長していこう」と感じたので、その当時からダンスが好きで踊っている人たちに何かしらサポートできないかと思っていました。それが鏡の設置となり、今に繋がっています。

SHIROFES.が持つ魅力と未来への展望
– ストリートダンスやSHIROFES.の魅力について、改めてお伺いできますか?
櫻田市長: ダンスを通して自分の想いを表現していく。これはリズム感、身体的な筋力、柔軟さなど様々なものが関わってきます。自分の持つ能力の強い面、良い面を伸ばし、それが世界で戦う場に繋がっていることが素晴らしいと思います。ダンスを通して様々な人が関わり、自分は踊れなくても見ることで楽しめます。昨年は台湾の小さな子供が応援するためにSHIROFES.を訪れたという話も聞きました。
このようにダンスを通して交流人口や関係人口が増えています。私は職員時代に観光を担当していましたが、現在のSHIROFES.はまさに観光誘致の世界であり、宿泊施設が満室になっている状況です。これは弘前では“さくらまつり”や“ねぷたまつり”くらいしかありません。観光誘致のみならず、文化の交流によって新しい経済活動が生まれていると感じており、これからの地域活性化に繋がると確信しています。
– ストリートダンスはジャンルが様々で、SHIROFES.はバトルコンテンツが多いと思います。特にダンスバトルは分かりにくい側面もあると思いますが、櫻田市長は率直に「楽しめるもの」だと感じますか?
櫻田市長: そうですね。率直にお答えすると・・「よく分かりません」。
一同(笑)

櫻田市長: よく分からないんですけど「何かがすごいんだな」ということは周りの観客の方々の反応で感じます。私自身、どこがすごいのかはよく分かっていないかもしれませんが、昨年の会場の一体感やダンサーの方々がお互いをリスペクトし頂上を目指しハイレベルな戦いをしていることはわかりましたし、心が震える場面も多くありました。なので、私のような方がいらしても大丈夫です。わかっていなくても一緒になってこの空気感を楽しむということをすれば、新しい楽しみ方ができるかと思います。
NOBUO: 僕としては、大会としてダンスバトルを行っているのですが、一方でダンスバトルだけじゃないダンスの楽しみ方を知ってもらいたいというのも正直あります。ダンスは音楽が軸であり、ヒップホップなどの洋楽だけでなく様々な音楽があり、地元の伝統芸能が入ると、他の地域から訪れたダンサーも「津軽三味線を生で初めて見た」と新しい発見をしてくれます。
ダンスバトルは一つの「フック」だと思っていて、バトルを軸に弘前に来ようと思ってもらえる大会にしていくのが僕らの役目だと考えています。昨年のイベントが終わった際には、多くの地元の方々から「SHIROFES.のステージに立つのが夢なんです」と言っていただき、今年は地元市民のパフォーマンス時間を増やしました。ダンスを軸に始まったイベントかもしれませんが、ダンスバトルがきっかけで市外から人が訪れ、地元で様々な音楽や伝統芸能をやっている人たちもSHIROFES.の同じステージに立ちたいと思ってくれる。
ダンスバトルも大事にしつつ、様々な音楽、ダンス、アート、伝統芸能が複合的に混ざることで生まれる地元密着型の空気感を大事にしていきたいと思っています。

– 弘前市を代表する祭りと言っても過言ではない程に成長したSHIROFES.を、市としてはどのように捉えていますか?
櫻田市長: そうですね、SHIROFES.10年、あっという間でした。市民の皆さんがこのイベントを認知し、さらに楽しみにしてきている、市民の成長が大きな効果を与えてくれていると思います。ダンス、音楽、アート、地元の伝統芸能を含め、これらが総合的に地域と繋がり、弘前とSHIROFES.が成長を遂げてきています。これは若い人たちが弘前から世界へ羽ばたく大きなきっかけになっていると思います。
夢を描き、自らの能力に挑戦し、世界で戦うんだという自信を市民の皆さんに与えてくれているのはこのSHIROFES.です。弘前は桜とりんごの街ですが、ダンスの街として大きく打ち出していける集客力がある。国外から人々が訪れ、世界で予選会を開きたいという声も出てきている。その中心が弘前だということは、ダンスの世界では弘前が「聖地」になりうるのではないかと感じています。これを市もしっかりと支え、様々な意味で協調していくことがこれからの地域づくりに繋がっていくと思っています。

– 今後に向けて、どのような展望をお持ちですか?
NOBUO: 一つひとつのコンテンツはこれからもレベルが上がっていくだろうと思います。僕自身は考える側ですが、実際に作るのは現場に立つアーティストやダンサーになってきているので、そこはどんどん伸びていくだろうと。その中で、僕らが弘前でやっていることが、他の地域でも同じようにできるのかという問いには、他の地域のオーガナイザーや海外のダンサーともっと繋がっていきたいという想いがあります。
自分がやっているイベントが一番良い、と言いたいわけではなく、もっと他の地域との交流、そして弘前でダンスをやっている子供たちが地元にいながら外の地域の人たちと交流できる環境作りをしていきたいです。それがベトナム開催のきっかけにもなっていますし、海外で予選大会をやって、そこに地元の子供たちも連れて行ってパフォーマンスする機会を作るなど、もっとできることがたくさんあると感じています。

日本では「決勝大会と言えば東京」といった主要都市にメインコンテンツが集中しがちですが、東南アジアなど他の地域にも広げることで、地方にいる子供たちが経験の格差を感じずに済むようにしたい。弘前だけで頑張るのではなく、全国の地方で頑張っているオーガナイザーと繋がって新しいムーブメントを作っていきたい。
ベトナムをはじめ、今後はインドでの開催も考えています。僕自身はSHIROFES.を誰かに継いでほしいとは正直全く思っていません。若い世代の子たちが刺激を受け「弘前でイベントを作りたい!」と自主的に思うような環境を作りたいです。今あるものを育てるというよりは、新しいことができるようにするために、新しい文化や他の文化を持つ人たちとの交流をどんどんやっていかないと、結局何も感じないまま高校を卒業し、地元を出ていってしまうという地方の課題を解決したいです。ダンスシーンがどうこうという次元の話ではなく、僕らが僕らの立場で何を後世に残せるか、どういうことができるかが、下の子供たちやこれからの街に大きく影響すると感じています。

おわりに
– 最後に、今年のSHIROFES.に来場される方や読者の皆様にメッセージをお願いします。
櫻田市長: このSHIROFES.は、ストリートダンスが単なるパフォーマンスではなく、その人の生き方そのもの、自分を表現する自由な手段であるということをダンスで表現していると思います。地元の子供たちも超一流の方々のダンスを見て大きな刺激を受けている、そのようなイベントに成長してきました。
初開催から10年が経ちますが、市民の皆さんと一緒に作り上げてきたこのSHIROFES.というイベント、国内外から多くの皆さんにレベルの高いパフォーマンスダンスをぜひ見ていただき、そして文化としての祭典だと認識してもらいたいと思います。若者や地域の方々、さらには世界に挑戦する方々が一体となって作り上げるイベントですので、ぜひ多くの方々にお越しいただければと思います。

NOBUO: そうですね、まず僕は弘前市で地元行政と連携を取りつつ10年間このイベントを開催してこれたことに関して、“恵まれているな”ととても思います。それを感じているのは僕自身だけでなく、「ダンスでここまでのものができるの?」という全国の関係者からのお声も多くいただきます。夢を与えてくれる街なのかなとすごく思いますね。
だからこそ「どうやってやってるの?」と皆が思うところで、それは単純に「恵まれている」の一言に尽きるのかなと思います。どの地域でもできることかもしれませんが、やっぱりこれだけのことは弘前じゃないとできないよな、と自分自身すごく感じています。弘前だからこそこういうことができている、こういう相談もできる、という理解も少しずつ広がってきていると感じます。なので、SHIROFES.に遊びに来る人たちには、イベント自体を作っている人たちの熱量や、街全体の魅力も、ぜひ来ていただいた時に感じてもらえたら嬉しいです。
– 弘前はグルメも魅力的ですよね。ぜひ読者の方へおすすめグルメを教えてください。
NOBUO: 弘前の名物と言えばアップルパイですね!
櫻田市長: そうですね。また、弘前はイタリアンもフレンチも美味しいです。実はお寿司もびっくりするくらい新鮮なものが食べられるのでとっても美味しいですよ。
– 食も和洋折衷で楽しめるんですね!歴史も深く、食も文化も幅広く楽しめる弘前は観光としても非常に魅力的な地域ですね。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。
プロフィール
青森県・弘前市長 櫻田 宏
弘前大学人文学部経済学科卒業
略歴
昭和58年4月 弘前市役所(福祉事務所保護課)採用
昭和62年4月 総務部人事課 主事
平成6年4月 市長公室企画課 主事
平成8年4月 市長公室企画課 企画担当主査
平成10年4月 企画部企画課男女共同参画室 男女共同参画担当主査
平成11年4月 企画部秘書課秘書係 係長
平成16年4月 企画部秘書課 課長補佐
平成18年8月 商工観光部観光物産課 課長補佐
平成23年4月 商工観光部観光局観光物産課 参事
平成24年4月 商工観光部観光局観光物産課 課長
平成25年4月 市民文化スポーツ部市民協働政策課 課長
平成26年4月 経営戦略部 理事
平成27年4月 観光振興部 部長
平成30年4月16日 弘前市長に就任
NOBUO
岩手県出身。弘前大学ストリートダンスサークルA.C.T.に所属し、ダンスを始める。大学院修了後、2008年にダンススタジオ「FUNKY STADIUM」をオープン。2012年、弘前市で芸術舞踊に関する活動を発展させるため、「ひろさき芸術舞踊実行委員会」を設立。2016年、弘前城本丸にて大規模野外フェスティバルSHIROFES.を開催。2021年、国が主催する「スポーツ文化ツーリズムアワード2021」で SHIROFES.が国内最高賞「スポーツ文化ツーリズム賞」を受賞。自身もダンサーとして活動し続け、更には育成などにも力を注いでいる。ダンススタジオ事業・イベント事業、レッドブルジャパン(株)のダンスコンテンツプロジェクトディレクターも務める。2023年10月より弘前大学大学院博士課程に進学。「カルチャーに対する熱量が及ぼす影響について」をテーマに研究も行っている。
SPECIAL EDITION
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
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[PR] surf峰竜太×西慶司郎、波と水上を制した二人が明かす「プロとして生きる」本音とキャリアの選択2026.09.18千葉県・東浪見海岸。日本有数のサーフポイントとして知られるこの海岸に、異色の組み合わせが実現した。ボートレース界のトップスター・峰竜太と、JPSAグランドチャンピオンを2度制した波乗りの申し子・西慶司郎。セッションは、二人がともに海へ入り、波を追うことから始まった。 水上のトッププロが挑む、もうひとつの「水の世界」。波の上で交錯した二人の視線は、その後の対談で単なる競技論を超え、人間の本質へと深く踏み込んでいった。 初対面、それでも「同じ匂い」がした サーフィンを終えた峰竜太の第一声は、意外なほど率直だった。 峰竜太 :「28歳だった頃の自分を見ているようでした。純粋にサーフィンが好きで、波に乗るのが楽しくて、でも同時に大きな挑戦への野心もある。当時の我武者羅な感覚を思い出して、すごく刺激を受けましたね。」 一方の西慶司郎もまた、峰の佇まいにあるものを感じ取っていた。 西慶司郎:「一目見た瞬間、『サーファー以上にサーファーだな』と。峰さんはまさに“ザ・サーファー”というか、サーフィンそのもののルーツを感じさせるスタイルで。」 初対面とは思えないほど、すんなりと馴染む空気感。競技の垣根を越え、「頂点を追求してきた者同士」にしか分からない、共通の温度感がそこには流れていた。 「緊張は成長痛だ」——メンタルの達人が語る、勝者の思考法 話が核心に向かったのは、「メンタルをどう鍛えるか」という問いからだった。 西慶司郎:「正直、メンタルは経験でしかないと思ってます。自分はめちゃくちゃ緊張しいなんですけど、この緊張感ならこのパフォーマンス量、っていうのは大体狙って出せるようにはなって来ました。」 photo by @deltaforcesurf 場数を踏むことで緊張を無くそうとするのではなく、パフォーマンスを調整する手段としてコントロールする。 この言葉に、峰は深くうなずきながら、自分独自の「緊張論」を展開した。 峰竜太:「緊張の大きさは、その出来事の規模ではなく自分が今から乗り越える壁の高さに比例する。緊張は『成長痛』だと聞いて、すごく腑に落ちたことがあったんですよ。今から成長する機会をもらえたんだなって。緊張して臨むレースとそうでないレースなら、成長するのは絶対に前者。」 さらに峰は、若手時代に実践していた「じゃがいも作戦」についても明かした。 峰竜太:「当時は自分より強い相手ばかりだったので、出走表に並ぶライバルを全員じゃがいもだと思い込んでレースに挑むようにしていました。」 場を和ませるエピソードだが、その本質は深い。格上の相手を「脅威」ではなく「越えるべき壁」と捉え直す視点こそが、パフォーマンスを根本から変えるのだ。 2時間、泣いた。その1週間後、優勝した 誰もが「今度こそ」と信じていた。最強と呼ばれ始めた峰竜太は、SGというボートレース最高峰の舞台で人生最大の屈辱を味わう。 峰竜太:「初めてSGで一号艇に乗った時、『これを負けたら一生スターになれない』って自分を追い込みすぎちゃって。本番ではグローブが入らないほど手がオーバーヒートしていました。」 緊張でターンをミスし、抜かれ、抜き返しても、また緊張してミスを繰り返した。結果は、完敗。レース後、峰は2時間泣き続けた。 峰竜太:「一週間くらい『なぜ一番強いはずの自分が負けるのか』って徹底的に考え抜いて。反省したことは、SGというタイトルを特別視しすぎていたこと。『自分なら余裕っしょ』と捉え方を変えて挑んだ瞬間、すぐにSG初優勝を掴み取れた。それからは、本当の弱い峰竜太はもう隠し込んでる。向き合わない。絶対。スーパースター峰竜太を作り上げてる。」 弱い自分を克服するのではなく、「なかったこと」にして強い自分だけを脳内に残す。この逆転の発想こそが、スーパースター峰竜太を形作った哲学の核心だ。 峰竜太:「弱い自分から一瞬で考え方を変えられたこと。これってすごく難しいことですけど、それこそが自分の才能なんじゃないかと思いますね。」 「その波は、もう二度と来ない」——西慶司郎のターニングポイント 峰の話に静かに耳を傾けながら、西も自身の「あの日」を語り始めた。 西慶司郎:「一回目の日本チャンピオンを取った後、海外の試合に出るチケットをかけた試合で、あと一つ勝てばゲットできるところで負けてしまったんです。『あー終わった』って。まだ始まってもいないのにその年のシーズンが終わったと感じました。」 その敗北が西に教えたのは、「緊張した時のパフォーマンスも、今の自分の実力だ」という現実だった。 波と同じように、チャンスは必ず訪れるが、準備していない者には乗れない。この苦い経験を通して彼が胸に刻んだのは、「目の前の一本と同じ波には、二度と巡り会えない」という教訓だ。 西慶司郎:「その一本ってもう二度と巡り会わない一本だからこそ、後悔から学んだ経験はすごく大きかったですね。」 photo by @deltaforcesurf この言葉には、一度きりの波に迷いや後悔を残さず挑む。という西の覚悟が込められている。峰は、西が敗北から得たこの教訓に、ボートレースの本質を重ねた。サーフィンでは、波に乗るかどうかの判断は「一瞬」。迷った瞬間に波はすでに過ぎ去っている。その感覚は、ボートレースのターン判断と本質的に同じだ。と峰は言う。どちらも「今やるかどうか」を極限の状態で問われる競技だ。 峰竜太:「これ一本できたら成長するとわかってるのに、やめちゃう人が多い。逃げちゃダメ。知ってるんだから。」 「お金がないから、才能が消える」——業界の課題と、夢の話 対談の後半、峰は核心を突く問いを西に投げかけた。 峰竜太:「正直に聞きたいんですけど、サーフィンってお金の面できついですよね。」 西は即答した。「業界の課題だと思ってます」と。アクションスポーツ選手が直面する経済的現実。才能があってもツアーに出る資金がなければ、その才能は埋もれてしまう。峰はその問題に対し、自身の経験から一つの答えを示した。 峰竜太:「需要と供給なんですよ、絶対。たった一人のスターが時代を作る。大谷翔平さんがそう。強けりゃいいってわけじゃないのよね。人柄とかメディアでの発言も含めた人間性が、実力以上に価値を持つ。そんな時代になってきてる。」 そして峰は、ボートレースという世界が自分に教えてくれたことを、こう表現した。 峰竜太:「夢って叶うんだよ。誰でも。ボートレースから教えてもらった。諦めなけりゃ叶うって。」 ボートレースでは、成績がそのまま賞金という明確な形で評価される。実力と結果がすべて数値化され、誰もがフェアに夢を追いながらプロとして生活できる環境がここには整っている。アクションスポーツで磨き上げてきたアスリートとしての資質——瞬時の判断力、極限下での集中力、そして研ぎ澄まされた身体感覚——は、水上の格闘技と呼ばれるボートレースにおいても、間違いなく強烈な武器になる。 「奪い合う世界と、分かち合う世界」——サーフィンが峰竜太を変えた 最後に話題は、二人にとってのサーフィンという存在へと移った。西は9歳からの約20年をサーフィンとともに生きてきた。「自分の人生そのもの」と言い切る。 峰の答えは、対談で最も印象的な言葉のひとつだった。 峰竜太:「ボートレースは賞金の奪い合い。相手が失敗すれば自分の勝利に繋がるので、それを喜んでしまう自分もいる。でもサーフィンは、波をシェアして、いい波に乗ったらアロハって讃え合う。競技じゃなかったら悔しいことなんて一個もない世界。俺は、あらゆるスポーツの中で一番人間性を整えてくれるのがサーフィンだと思っています。」 勝負の世界で生きてきた男が、波の上に「人間性の原点」を見た。その言葉が持つ重みは、サーファーの西にも、深く響いたに違いない。 「挑むこと」こそが、好奇心だ 対談の締めくくり、二人は未来のアスリートへ、メッセージを残した。 西慶司郎:「サーフィンは『楽しい』という気持ちから入るスポーツだと思うので、その子供心を忘れずに、波の上で表現してほしい。」 峰竜太:「好奇心って、楽しそうだからやる、ってことじゃない。難しそうな壁に『挑みに行く』ことこそが好奇心。壁を課題と捉えるか、挑む対象と捉えるか。若い子たちはまだ失敗できるから、挑み続けてほしい。」 その言葉どおり、この対談の後、峰は自ら「挑むこと」を結果で示した。2026年8月30日、ボートレース桐生で開催されたSG第72回ボートレースメモリアルで優勝。ボートレース最高峰のSG競走のうち、歴史ある5競走からなる「GRANDE5」をすべて制し、史上初のグランドスラマーに輝いた。 最初の達成者に贈られる3億円相当の金のインゴット以上に、峰の胸を占めていたのは、背負ってきた責任を果たした安堵だった。張り詰めていた重圧から解放され、レース後には大粒の涙を流した。 対談で語った「挑みに行く」という姿勢を、峰は自らの走りで証明した。史上初の称号を手にしても、その挑戦は終わらない。峰は今も、ボートレース界の先頭を走りながら、次なる壁へ挑み続けている。キャリアの選択に迷う者への、静かだが力強いエール。どの競技で生きるか、どのフィールドで勝負するか——その答えは、「難しそうだから面白い」と思えるかどうかにかかっている。峰竜太はボートレースで、西慶司郎はサーフィンで、今もそれぞれの壁に挑み続けている。あなたの「次のフィールド」は、どこにある? プロフィール 峰竜太 1985年3月30日生まれ、佐賀県出身(95期)。2004年にボートレースからつでデビュー。2026年8月30日、ボートレース桐生で開催された「ボートレースメモリアル」を制し、通算8度目のSG優勝を飾る。この戴冠により主要SG5大会をすべて制覇し、史上初となる「グランドスラム」の偉業を成し遂げた。全国24場すべてで優勝を果たしているほか、2度の年間賞金王にも輝くなど圧倒的な実績を誇る。過去最高年間獲得賞金は2億5,000万円を超え、生涯獲得賞金は20億円を突破(2026年9月8日時点)。GI優勝20回、SG優勝8回を数え、名実ともにボートレース界のトップに君臨する最高峰のレーサーである。 西 慶司郎 1998年9月3日生まれ、大阪府出身。現在は千葉県を拠点に、国内外の大会で活躍している。2025年には、世界のトップサーファーが集うWSL CS「Banco do Brasil Saquarema Pro」で5位入賞。さらに、2024年のWSL QS5000「台湾オープン」、2025年のWSL QS2000「Ballito Open」でともに準優勝を果たすなど、国際大会でも着実に実績を重ねている。国内では、2021年と2023年にJPSAグランドチャンピオンを獲得し、2022年は年間ランキング2位。さらに、S.LEAGUE 25-26「さわかみ北海道プロ」で優勝するなど、日本のトップシーンでも確かな存在感を示している。世界の舞台を見据え、さらなる高みを目指して挑戦を続けている。
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culture過去最大8万4100人が来場!「SHIROFES.2026」全コンテンツレポート ― 新たな10年へ踏み出した3日間2026.09.14今では日本のダンスシーンを代表する一大イベントであり、青森県弘前市から世界へとストリートダンスの魅力を発信する世界最大級の複合型ダンスフェス「SHIROFES.」。今回も青森県弘前市の弘前公園にて2026年9月4日(金)~9月6日(日) にわたり「SHIROFES.2026」が開催され、過去最大数を更新するのべ約8万4100人の来場者と共に、朝から晩までダンスと音楽を楽しみ尽くした3日間が夏の終わりにふさわしい大盛況の中で幕を閉じた。 SHIROFES.では、メインコンテンツである全12種のダンスバトルやワークショップ、ショーケースなどのストリートダンス系のコンテンツはもちろん、ダブルダッチやフリースタイルバスケットボールなどのアーバンスポーツショーケース、津軽笛や津軽三味線をはじめとした青森伝統芸能、そして地元アーティストやアイドルによる音楽ライブを開催。今年は全ショーケースを含めて過去最大出演者数の110組となり、注目パフォーマンスが目白押しで終日来場者を楽しませた。また会場内には毎年恒例のご当地グルメを含めた多種多様なフードエリア、子どもたちに人気な「ふわふわ遊具」と、SHIROFES.初登場の「パルオニ」が設置された体験型エリア「ワンダーランド」など、昨年よりもさらに充実したコンテンツが来場者を迎えた。 会場の様子 ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko 誰もが楽しめるSHIROFES.は今年も弘前市をはじめ、地域の多くの方々の協力の下で開催。長年イベント側が行政・地元の企業や飲食店と一体となり、地域密着型の二人三脚でここ弘前を盛り上げてきた結果が、このような毎年過去最大規模を更新し続ける一大イベントになっている。またそれを裏付けるように来場者はダンサーやファンだけではなく、一般の家族連れやお年寄りなど、ダンスシーン外の幅広い年代の人々も会場を訪れて楽しんでいた。このようにストリートダンスカルチャーがこの青森県弘前市に深く根付いき、地元から愛され続けているフェスがこのSHIROFES.なのだ。 下記は本イベントを彩った各コンテンツのハイライトである。 全12種のカテゴリーで今年の王者を競い合ったストリートダンスバトル ダンスバトルの様子 ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics SHIROFES.のメインコンテンツでもあるダンスバトルは、2日目から3日目にわたり過去最多カテゴリーの全12バトルが開催され、昨年を上回る過去最多数のダンサーたちが国内外から各バトルへエントリー。予選を勝ち抜いたダンサーとゲストバトラーが入り混じる中、ノックアウト方式の決勝トーナメントで今年のタイトルを争った。 今年は2つの新しいALL STYLEバトルが追加となり、全てのカテゴリーにおいて、予選から決勝トーナメントの進む中でたくさんのベストバウトが生まれ、新たな10年に向けたマイルストーンとなる歴史的な大会となった。詳しくは是非こちらの全バトルの優勝者コメントをチェックして欲しい! ストリートダンスカルチャーが体現した「年齢・性別・レベル・ジャンル」を超えた一体感。110組の出演者が魅せた唯一無二のショーケースの数々 急遽開催されたショーケース参加メンバーによるマッシュアップ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW 3日間を通じて、野外パフォーマンスステージであるフォレストステージでは各ジャンルにて活躍するトップダンサーたちやアーバンスポーツのプロパフォーマーたちを筆頭に様々なショーケースが終日休むことなく披露された。 弘前中央高校書道部 ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show Dance School NINE STYLE ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show 日中には、地元弘前で活動しているキッズダンサーたちや学生ダンスクルーが日々の練習や活動の成果を披露する場面や、伝統芸能を継承する地元の学生グループによるライブパフォーマンスなど、伝統芸能とストリートダンスが交差し生み出される空間を提供。このような子どもから学生、そして大人までレベルやジャンルに関係なくオープンに自分たちの表現を披露できるのがこのSHIROFES.の魅力の一つだ。 HARIBOW ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show また、今年も2日目と3日目には一日の締め括りとして、日本が世界に誇るゲストダンサーやプロパフォーマーたちがスペシャルショーケースを次々に披露。各ジャンルにて日本のダンスシーンを牽引するトップダンサーや、ダブルダッチやフリースタイルバスケットボールのパフォーマーたちが大集合し、新たな10年に向けてギアを上げたSHIROFES.の力強い門出を、自分たちのパフォーマンスを通じて来場者へ伝えた。 Red Bull All Stars ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show そして会場の熱量を最高潮まで引き上げたのが最終日のクライマックスに用意されたダンスショーケース。今回は終盤に「Red Bull All Stars」「Anthology.」「GRAYSOURCE」「Boo&SHOW-GO」「sucreamgoodman」「Novel Nextus」「Dance Of Artistic Movers」といった様々なフィールドで各ジャンルを代表し、日本のダンスカルチャーを世界に発信し続けているトップダンスクルーが登場。ここSHIROFES.でしか見られないスペシャルパフォーマンスを魅せた。 Co-thkoo ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show そして今年も大トリを飾ったのは、このSHIROFES.を立ち上げから支えている「Co-thkoo」の二人。SHIROFES.の成長と共にさらなるシーンの発展と己のダンスの質を高め続けている彼らが、今回も大トリに相応しい息を飲むようなハイレベルで重厚なパフォーマンスを披露して最終日の夜を締め括った。 ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics 豪華トップダンサー陣からスキルを学べるのはここだけ!SHIROFES.人気コンテンツのダンスワークショップ また、SHIROFES.に参加する上で欠かせないのが、国内外のトップダンサーやインストラクターたちによるダンスワークショップ。誰でも参加可能で「ダンスをとにかく楽しむこと」を一番の目的とした各ジャンルのワークショップは、今回も年齢や性別、ダンスキャリアは様々ながらも過去最多のダンスラバーたちが参加し一緒にセッションを楽しんだ。 このワークショップではトップダンサーから次世代を担うキッズや若手ダンサーたち、そしてダンスを楽しむ大人たちが参加し同じ時間を共有。お互いのスタイルをリスペクトし合いながら、プログラムを進めていくところにダンスカルチャーの素晴らしさと、ここ弘前でダンスシーンが広がっていく様子を肌で感じるコンテンツとなった。 SHIROFES.2026を音楽で盛り上げた地元アーティストたちによる音楽ライブと豪華DJ陣 ジョナゴールド ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show 今回も人気アイドルグループのりんご娘や、元りんご娘のジョナゴールドといった青森県を代表するアイドルをはじめ、地元青森で活躍するバンドやラッパー、そして弘前に根付く伝統的な囃子方を披露する弘大囃子組や、津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會が出演。ダンスショーケースだけではなく音楽ライブでも青森・弘前の魅力がたくさん詰まったSHIROFES.ならではのプログラムで、老若男女様々な音楽嗜好を持つ来場者を3日間楽しませた。 津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會 ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show 一方で、ミュージックヴィレッジでとにかく目を引いたのがかまくら型の10m白テントで行われたDJタイム。トップDJたちが入れ替わり、3日間ノンストップで心地よい音を届け、ダンサーをはじめとした多くの来場者が分け隔てなく体を揺らせるチルな時間を提供。 DJタイムの様子 ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW また今回のダンスバトルコンテンツ「GAME」で生演奏したジャムセッションバンド「QUIET STORM KOBE」がブースに登場する時間もあり、そこにいたダンサーたちと自然発生的にジャムセッションが繰り広げられるなど、良い音楽には良いダンスが生まれることが伝わるひと時となった。 QUIET STORM KOBEとダンサーの即興ジャムセッション©︎SHIROFES.2026 / harugraphics フェスの醍醐味の一つでもあるフードエリアでは、SHIROFES.だから実現したラインナップで来場者の胃袋を鷲掴み フードエリアの様子 ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko 会場に入ってくる来場者を美味しい料理の香りで出迎えたのが、地元の人気飲食店から、ダンサーが手掛ける飲食店まで多種多様なグルメを取り揃えたフードエリア。青森のご当地グルメはもちろん、普段は首都圏や他の地方を拠点に展開しているダンサー界隈で大人気のグルメがこの弘前公園に大集合。お昼から夕方にかけて食事時と重なる時間帯も多かったため、ダンスや音楽、その他のアクティビティで身体を動かして盛り上がった来場者の喉を潤しお腹を満たした。 美味しいフードに舌鼓 ©︎SHIROFES.2026 / Hama Show 会場内ではフードやドリンクを片手に音楽ライブやショーケースを楽しんでいる家族連れやカップル、そしてダンサーたちも多く見られ、フードエリアがSHIROFES.をさらに楽しむのに一役買っていた。 子どもたちに大人気!家族連れが楽しんだ、遊びと体験のエリア「ワンダーランド」 エアー遊具 ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics 今年のSHIROFES.は、ダンスカルチャーの枠を超えて一般層や家族連れがより楽しめるアップデートが行われた。その目玉となったのが新しく導入された体験型エリア「ワンダーランド」だ。特に小さい子どもたちに大人気だったのが、SHIROFES. ×ASOVIVAコラボのエアー遊具。今回は「36mギャラクシーラン」をはじめ、「高さ7m巨大サメスライダー」や「7m×7mの2階建て遊具」など遊具も増えてグレードアップ。さらに動体視力を養う「ランダムに落ちてくる棒キャッチ」の遊具や、トリッキングや体操の動きにも挑戦できる「9mのホッピングマット」など、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる遊具も追加。そして今回はフォレストステージ横に設置されたこともあり、会場内でも目を惹くこれらの遊具に子どもたちの列が途切れることがなく、時には親子で一緒に楽しむ様子など、改めてSHIROFES.がダンスイベントを超えたフェスとして子ども連れの家族にも選ばれ、愛されていることが垣間見られた。 パルオニエリア ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW 今回、SHIROFES.に初登場した「鬼ごっこ」×「パルクール」の究極の鬼ごっこスポーツである「パルオニ」の体験エリアも連日大盛況。障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられ、その組み合わせは子ども同士や、親子や兄弟、友達同士など様々。多くの参加者が複数回トライしていた。現場にはプロトレーサーのTAISHIをはじめとしたインストラクターたちも常駐し、時には子どもがインストラクターと対戦する光景も見られた。「パルオニ」が青森県内では初上陸だったこともあり、目新しいアクティビティに子どもたちもハマって楽しんでいた。 SHIROFES.2026ではオシャレでかっこいいオフィシャルグッズが大人気! オフィシャルグッズブース ©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW 毎年大盛況で見逃せないのが、SHIROFES.をより一層楽しめて、その思い出を一緒に家へ持ち帰らせてくれるオフィシャルグッズ。今回もTシャツ、キャップ、タオル、ソックス、キーホルダーなど、ここでしか手に入らないアイテムを販売。「SHIROFES.2026」のテーマカラーは藍色ということもあり、白・黒だけではなくインディゴカラーのクールなアイテムが多く登場。特に青森の伝統工芸である津軽藍染を用いた手拭いはSHIROFES.コラボアイテムの中でも大人気。どんな服装にもピッタリな合わせやすい色のアイテムに、会場ではオフィシャルグッズをファッションに取り入れてオシャレを楽しみながら、SHIROFES.を熱く自由に楽しむ来場者の皆さんも多く見られた。 最後に SHIROFES.オーガナイザーNobuo ©︎SHIROFES.2026 / harugraphics 今年で11年目となり、新たな10年に向けて始動した「SHIROFES.」。過去最大規模で開催された今年の大会も、様々なコンテンツが目白押しだったこともあり、気づけばあっという間に3日間が過ぎ去ってしまうほど充実したイベントとなった。それを感じさせるように、全プログラム終了後のオーガナイザーNobuoの挨拶時には、来場者から終演を惜しむ声、そして毎年素敵な時間を届けてくれるSHIROFES.への感謝の言葉が届けられた。 FINEPLAY編集部として取材に入り、毎年感じるのが、年々ダンサーをはじめとした来場者たちの本イベントへの愛が増しているということだ。ダンサーたちからは、「毎年、SHIROFES.に参加することを楽しみに日々生きています!」という言葉も多く聞かれ、改めてこのイベントが日本のストリートダンスシーンになくてはならない存在になっていることを実感する3日間となった。まさに新たな10年に向けた素晴らしい門出を果たした「SHIROFES.」。今後のさらなる発展に期待しながら、すでに来年の開催が楽しみだ。なおそんな来年の「SHIROFES.2027」のスケジュールは近日発表予定。今後の動向にも目が離せない! 「SHIROFES.2026」の様子は、リキャップ映像をチェック!! SHIROFES. 2026 イベント概要 名称:SHIROFES.2026 日時:2026年9月4日(金) 17:00~20:30 2026年9月5日(土) 9:00~20:30 2026年9月6日(日) 9:00~20:30 会場:弘前公園 市民広場・市民会館 ほか(青森県弘前市大字下白銀町1) 入場:無料 ※一部有料エリアあり。コンテンツによっては別途参加費が必要。主催:一般社団法人Performing Arts Community(弘前市後援)
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danceSHIROFES.2026|全12バトル優勝者コメントあり!過去最大バトル数で繰り広げられた新たなドラマ!2026.09.10青森県弘前市から世界へとストリートダンスの魅力を発信する世界最大級の複合型ダンスフェス「SHIROFES.」。今年も「SHIROFES.2026」として2026年9月4日(金)~9月6日(日) の3日間に渡り「弘前公園」にて開催された。SHIROFES.のメインコンテンツであるダンスバトルが繰り広げられた2日目と3日目は、2日間で6つのジャンルバトルと6つのALL STYLEバトルが行われ、昨年をさらに上回る過去最大の12種のバトルコンテンツからそれぞれの優勝者が決定した。 今年で11年目となり、新たな10年に向けて、さらに進化したSHIROFES.は「地元にダンスを根付かせたい」や「ダンサーを1番に輝かせる」というミッションと「目覚めろ、個性。燃え上がれ、弘前。」というスローガンを今年も掲げ開催。毎年規模を拡大し続ける本イベントではダンスバトルコンテンツにおいて様々なドラマが生まれた。 そのダンスバトルでは、ゲストバトラーとして国内外からトップダンサーが招待されるなど幅広いジャンルで世界レベルのストリートダンスバトルを実施。オーガナイザーのNobuoが話す「弘前にいても、地方にいても、ダンスを通して世界を感じられる環境をつくりたい」という理念がまさに体現されており、これだけ豪華なバトルを一堂に会して観られるのが、SHIROFES.ならではの醍醐味だ。 バトルを観戦するオーディエンス©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko そして毎年新たな歴史が紡がれる、年に一度のお祭りであるSHIROFES.に今年は国内外から3日間で延べ84,100人が来場し、過去最多の来場者数を記録。オーディエンス全員が一体となりダンサーたちによる熱いバトルの数々を見届けた。 国内外からダンサーたちが集まり、全12種のカテゴリーで競った世界レベルのストリートダンスバトル RENとFUTAは弘前在住の中学生ダンサー(G-COAT優勝チーム: POPPIN' riot)©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW 過去最大のバトル数となった今年のSHIROFES.は、大会2日間を通じて計12種のカテゴリーにて予選から決勝トーナメントまで、手に汗握る熾烈なバトルが繰り広げられた。どのバトルコンテンツもダンスのレベルや経験に関係なく、誰でも参加できるオープンカテゴリースタイルなのがSHIROFES.の特徴であり、各バトルにて予選を勝ち抜いたダンサーとゲストバトラーが入り混じり、若手の成長株から世界を代表するトップダンサーまでがノックアウト方式のトーナメントを通して王者の座を争った。 弘前在住の中学生ダンサーのkotaro (NINJA優勝者)©︎SHIROFES.2026 / YuKI_EXPRESSHOW 各バトルコンテンツでは、今年もそれぞれのカテゴリーで多くのドラマが繰り広げられた。その中でも特にこの大会にかける思いが強かったのが、今年ようやく初優勝を成し遂げたKIDS ALL STYLE 1ON1 「NINJA」のkotaro、そしてHOUSE 1ON1 「OPEN YOUR EYES」のKEINの2人。両者とも絶対に獲っておきたかったタイトルと話し、これまでの努力が実った瞬間を喜んだ。 POG (EVERYBODY’S UP!!優勝者)©︎SHIROFES.2026 / harugraphics また今回2大会ぶり2度目の優勝を果たしたのは、O-18 COLLEGE ALL STYLE 1ON1 「ROOKIE」のRingo WinbeeとLOCKIN’ 1ON1「EVERYBODY’S UP!!」のPOG。POGは前代未聞の2回の延長戦の末に勝利を勝ち取り、Ringo Winbeeは今大会が個人的に「修行」だったと形容するなど、再度タイトルを勝ち取ることが難しいバトルであり、またその先に得られたこの優勝がいかに価値があるものなのかを感じさせた。 B-Girl Yasmin (GAME優勝者)©︎SHIROFES.2026 / harugraphics また今回初開催となったHIGH SCHOOL ALL STYLE 1ON1 「HEROES」とO-16 ALL STYLE 1ON1 CYPHER BATTLE 「GAME」の決勝は、新たな10年の歴史を刻む上で大きなマイルストーンとなった。HIGH SCHOOL ALL STYLE 1ON1「HEROES」では、近年のストリートダンスシーンで注目される素晴らしい才能を持った若手の成長株たちが出場。豪華なトップダンサーたちのジャッジによる日本最高峰のバトルの中で初代チャンピオンとなったのはSHIROFES.初参加のSENA POPPING。沖縄から参戦し初出場初優勝を達成した。O-16 ALL STYLE 1ON1 CYPHER BATTLE 「GAME」では、神戸発のジャズセッションバンド「QUIET STORM KOBE」の生演奏の中でバトルが進行。ラウンドが進むごとに会場の熱気は増し、決勝ではダンサー・ジャッジ・バンド・MCたちが一緒くたになって楽しみ、もはやバトルというよりライブ会場のような盛り上がりのまま最高潮を迎え、誰が勝ってもおかしくない中、満場一致のジャッジでB-Girl Yasminが初代チャンピオンの座を勝ち取った。 SAMURAI決勝 - Poppin'C vs SHOW-GO©︎SHIROFES.2026 / Hama Show そして今年も唯一フォレストステージでのトーナメント開催となり、SHIROFES.2026のバトルコンテンツを締め括ったのがPOPPIN’ 1ON1 「SAMURAI」。FEMALEサイドとOPENサイドの各予選から勝ち上がってきた強豪ダンサー13名にゲストバトラー3名を加えた16名でGlobal Editionトーナメントが開催された。決勝へ駒を進めたのは昨年のチャンピオンであるSHOW-GOと、世界王者の経験を持つトップバトラーPoppin'C。長い親交がある二人だけにお互いの異なるスタイルにリスペクトを感じさせながらも、今年の王者の座を争った。どちらが勝ってもおかしくない接戦の末に軍配が上がったのはPoppin'C。見事昨年のチャンピオンを退けて優勝を果たした。 FINEPLAYでは今年も各ジャンルで見事優勝したダンサーたちへ大会直後にインタビューを敢行。それぞれのダンサーが語る今回の「SHIROFES.2026」を通して感じたことと、このイベントにかける思いを是非チェックしてもらいたい。 優勝者コメント WAACKIN’ 1ON1「MIYABI」優勝者 MANAKA MANAKA ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。優勝できてとても嬉しいですし、チームのみんなへのありがたい気持ちでいっぱいです。 ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?今回のバトルでは特に周りの温かさや、ワッキング特有の熱い盛り上がりを肌で感じることができました。バトルでは相手と競い合うものの、お互いをリスペクトし合って、お互いを持ち上げながら踊るこのダンスの在り方にものすごく感動しました。自分もその温かい姿勢をこれからも大切にしていきたいです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.は年齢や性別に関係なく、ダンスと音楽が好きな人がたくさん集まる本当に素敵で大好きなイベントです! LOCKIN’ 1ON1「EVERYBODY’S UP!!」優勝者 POG POG ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。本当に心から楽しめましたし、優勝できてめちゃくちゃ嬉しいです!SHIROFES.最高! ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?2年前優勝した時と同じように、やっぱりSHIROFES.という「フェス」ならではの良さと、観客の皆さんの空気感を全力で感じ取りながら踊ることができました。音楽と一緒に楽しむという感覚は、本当にこの場所だからこそ体感できる特別なものです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?自分自身、同じ東北の人間として、SHIROFES.がこのままどんどんブラッシュアップされていってほしいですし、国内外からどんどんみんなが集まるような、世界最高峰のイベントになっていってほしいと切に願います! HOUSE 1ON1「OPEN YOUR EYES」優勝者 KEIN KEIN ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。めちゃくちゃ嬉しいです。コロナ禍に出場し始めてからずっと出続けてきた中で、周りの仲間たちがどんどん先に優勝していっていたので、ようやく自分の番が来たなという感じでホッとしています。 ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?今回のバトルは全部おもしろくて、かつての自分の生徒やチームメイト、韓国の仲の良い先輩など、自分と馴染み深いメンバーとの対決が続いたのですが、バトルしたというよりは、お互いに会話するようにセッションを楽しめました。 一日を通してコンディションの変化もありましたが、「何かをやろう」とはせずに、毎回音楽に身を任せて、相手とコミュニケーションを取りながらバトルできたので、結果もついてきて良かったです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?日本にダンスイベントはたくさんありますけど、本当の意味で「フェス」と言えるのはSHIROFES.だけだと思います。バトルやショーもありながら、パーティーみたいな空間で毎年楽しみにしているイベントの一つです。あとは優勝して嬉しいのが、景品が豪華なところ!仲間が優勝した時にスピーカーやマットレスをもらっているのを見て「いいな〜!」って羨ましく思っていたので、自分が優勝したら何がもらえるのかなと楽しみにしていました(笑) 今回はバトルだけではなく、ジャッジをしてショーケースも出て、フルコースで大変だったんですけど、誰よりも自分が楽しんでいた自信があります! HIP HOP 1ON1「DO OR DIE」優勝者 YU-SEI YU-SEI ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。色々なことを試しながら進んでいけたトーナメントでした。その中で自分のダンスにそれが噛み合う瞬間もあれば、逆に噛み合わない時もあり、その両方の感覚を経験できた非常に良い時間で、優勝できたことも嬉しかったです! ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?今回が初めてのSHIROFES.参戦でした。ただこの「DO OR DIE」というヒップホップの伝統的なバトルがあることはもちろん前から知っていましたし、それこそ「OSAKA GET DOWN」から繋がっている大会なので、地元・関西のみんなもチェックしている熱いバトルだと思っていました。また初めて参加する分、自分の中でもすごく気持ちが入っていましたし、ステージ上でいい気持ちの攻め合いができたのがすごく良かったです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?自分も京都でダンスシーンをデカくしていくために、イベントを企画したり色々な活動をしているのですが、その大変さを知っている分、桁違いの規模で開催しているSHIROFES.にリスペクトがあります。何よりダンサーにフォーカスを当ててくれますし、これだけの人が一堂に集まる場所って他には絶対にないなと感じます。まさに全世代のダンサーやミュージックラバーたちの「大同窓会」のような空間で最高なイベントです!ただ、これからさらに進化していくと思うと本当に凄いですし、とにかく大好きな場所なので、これからも絶対に遊びに来たいと思います! BREAKIN’ 3ON3「ON THE BEAT」優勝者 Breakin’ Warriors 左からSHUMAX、幸之助、AOIの順©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。AOI:本当にめっちゃ嬉しいです!SHUMAX:とても最高ですし、世界で戦っているダンサーともバトルして勝てて嬉しかったです!幸之助:もちろん嬉しいですけど、嬉しいを超えて「びっくり」という気持ちです! ― バトルを振り返ってみて、できて良かったことはありますか?幸之助:今日作ったムーブなんですけど、AOIがヘッドスライディングで前に出てきたところに、両サイドから腕を掴んでベイブレードみたいに回転させる技を決められたことが良かったです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?AOI:最高なイベントです!SHUMAX:優勝できたらめっちゃ気持ちいいイベントです!幸之助:SHIROFES.はお祭りでも大会でもある、楽しめるイベントです! ― 最後に今後の目標を聞かせてください!幸之助:このメンバーで成長していって、世界大会優勝できるように頑張っていきたいです! O-18 COLLEGE ALL STYLE 1ON1「ROOKIE」優勝者 Ringo Winbee Ringo Winbee ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。ここ弘前は個人的にすごく思い入れがある場所なので、この場所で、SHIROFES.で優勝できたことが本当に嬉しかったです。またこのような世界規模の大きな大会で、大学生向けのコンテンツを用意してくださったこともすごく感謝しています。 ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?正直に言うと、身体のコンディションや少し慣れない会場の環境から、自分にとっては「修行」と感じるような高い壁が心の中にあった感覚でした。ただその厳しい状況の中でも、毎回自分の踊りを修正しながら工夫して挑めたことが、今回出場して本当に良かったと思うところですし、ダンサーとしてまた一歩成長できたかなと感じています。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?小さい頃から参加しているイベントで年齢が上がった今、勝手ながら「ホームイベント」のように感じています!自分は神奈川出身なんですけど「りんご(Ringo)」という名前をレペゼンできる、本当に思い入れがある場所です。さらに年々この開放的な雰囲気が進化していますし、パーティー感がありながら何より世界レベルを肌で体感できる、この素晴らしい環境があることが本当にありがたいなと思います! KIDS ALL STYLE 1ON1「NINJA」 優勝者 kotaro kotaro ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。自分は青森・弘前でポップをやっているのですが、自分の地元から今までNINJAの優勝者が出ていなかったとのことなので、その一人になれて本当に嬉しいです。 ― 大会を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?いつも以上にすごいジャッジの方々の前で披露する環境で、覚醒したダンスができたかなと思っています。SAMURAIや他のバトルにも出場していましたがNINJAで勝つことが人生の1つの目標でもあったので優勝できて嬉しいです! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?人生で1回は獲りたい、自分の一生の称号になるようなバトルがあるイベントなので、だからこそ懸ける思いはめちゃくちゃありましたし、今日の優勝も踏まえて、これからもっと頑張っていけるなと思いました。これからは大人の部門でも同じステージに立って対等に戦えるように頑張ります! HIGH SCHOOL ALL STYLE 1ON1「HEROES」優勝者 SENA POPPING SENA POPPING ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。今年から新しく始まったHEROESで優勝して、初代チャンピオンになれて本当に嬉しいです! ありがとうございます! ― 大会一日を振り返ってみて印象に残っていることはありますか?実は今回が初めての青森でした。SHIROFES.にはずっと前から挑戦したいと思っていたのですが、地元の沖縄からだと飛行機移動などもあってなかなか大変でした。でも今年やっと挑戦することができて、すべてのバトルを楽しく踊りきることができたので最高です! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?世界各地から人が集まる本当に国際的なイベントで昔からずっと動画で見ていました。コンテンツもすごく豊富ですし、人もみんな優しくて明るくて、めちゃくちゃ楽しいです!ずっと夢に見ていたバトルだったので、やっと挑戦できて良かったですし、これからももっと勝てるように挑戦し続けたいです!世界中で活躍できるように日々しっかりと鍛錬を重ねて、上を目指して挑戦していきます! ALL STYLE 2ON2「DEADLY DUO」優勝者 KYOKA & Poppin'C KYOKA & Poppin'C ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。Poppin'C:とにかく楽しめました!会場の雰囲気や音楽も最高でしたし、KYOKAとのデュオでバトルをするのは初めてでしたが、息の合った踊りができましたし、この瞬間を共有できて嬉しかったです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?KYOKA:日本の中で本当にトップと言っていいぐらいすごく大きい「お祭り」で、国内外からダンサーが集まってバトルしたり、サイファーしたり、お酒飲んだり、みんなで色々なエクスチェンジができる場所です。他にはなかなかこういうイベントがないので、それが自分の母国である日本で開催されているというのは本当に自分にとってもありがたいことですし、今後もずっと参加し続けたいなと思っています! ALL STYLE CREW BATTLE「G-COAT」優勝者 POPPIN' riot 左からKO-KEN、MAITO、JOE、FUTA、REN©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。REN:去年G-COATに違うチームで出たのですが、予選落ちだったので今年優勝できて嬉しいです!MAITO:最年少で出場したんですけどすごく楽しかったです。でも未だに優勝したことが信じられないです! ― バトルを振り返ってみて、できて良かったことはありますか?FUTA:去年は別のチームで、自分がルーティンを失敗して足を引っ張っちゃったんですけど、今回はルーティンもしっかりできて、みんなで良い踊りができたのですごい良かったです。KO-KEN:1人が前で踊ってる時に、後ろのメンバーもみんなでわちゃわちゃして楽しんで応援できたのが良かったかなと思います!MAITO:みんなでフリを考えて踊って、ちゃんと成功できたのが楽しかったです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?FUTA:日本で1番レベルが高いけど、日本で1番楽しいイベントです!REN:もし予選落ちしたり負けたりしても、うまい人のダンスを見られたり、いろんな勉強ができて、色々なダンサーと仲良くなれるイベントです! O-16 ALL STYLE 1ON1 CYPHER BATTLE「GAME」優勝者 Yasmin Yasmin ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。私は兵庫育ちで、ダンスやB-Boyと関わり始めた頃から、今回のバトルで生演奏をしてくれた「QUIET STORM KOBE」のことを知っていました。小さい頃から彼らの演奏に合わせて踊ってきた思い出がある中、今回青森という土地でこういう形で踊ることができて本当に嬉しかったです。またサイファーも盛り上がって、みんなと一体感増し増しで踊れたので本当に楽しかったです! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.は「最高」です!4年くらい毎年来ているんですけど、この土地柄と開放感、そしてすぐ近くに美しい自然があるこの環境が素晴らしいです。自然の中を1人で散歩できるのんびりしたフリーな時間も作れるし、バトルにガッと集中してダンスを楽しめたり、他の色んな人のダンスを見て感動したり、お酒をいっぱい飲みながら語り合えたりと本当に最高です!このタイミングを毎年楽しみに生きているので、またぜひ呼んでください。絶対にまた来たいでーす! POPPIN’ 1ON1「SAMURAI」優勝者 Poppin'C Poppin'C ©︎SHIROFES.2026 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。最高です。特に決勝で戦ったSHOW-GOはブラザーなので、今回も彼とバトルできたことが本当に嬉しいし、本当に本当に最高な決勝でした! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?僕はSHIROFES.初期の、バトルがSAMURAIだけだった頃から機会があるたびに参加させてもらっていますが、今回を通して改めてSHIROFES.が成長して大きなイベントになっていること、さらにダンサーのレベルもどんどん上がっているのを肌で感じているので、SHIROFES.がこのシーンで起こしている大きなムーブメントを見てとても嬉しく感じています。 SHIROFES. 2026 イベント概要 名称:SHIROFES.2026 日時:2026年9月4日(金) 17:00~20:30 2026年9月5日(土) 9:00~20:30 2026年9月6日(日) 9:00~20:30 会場:弘前公園 市民広場・市民会館 ほか(青森県弘前市大字下白銀町1) 入場:無料 ※一部有料エリアあり。コンテンツによっては別途参加費が必要。主催:一般社団法人Performing Arts Community(弘前市後援)
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doubledutchITADAKI 2026 スペシャルインタビュー!新アンバサダー・FLY DIGGERZが引き継ぐ熱量と、高校生たちの“瞬間の青春”に懸ける想い2026.09.05ダブルダッチに青春を懸ける高校生たちの最高峰の舞台「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2026」が2026年9月27日(日)に川崎ルフロンで開催される。これまでもFINEPLAYはメディアパートナーとして、ITADAKIが届けるダブルダッチシーンの熱量を、大会の様子はもちろんのこと様々なインタビューを通して最前線から伝えてきた。そんな中で、今年2026年、ITADAKIは6回目を迎えてさらなる進化を遂げる。今年のITADAKIで大きな注目を集めているのが、大会のオフィシャルアンバサダーの交代だ。これまで大会の顔としてシーンを牽引してきた「REG☆STYLE」からバトンを受け取り、新アンバサダーに就任したのは、世界大会2連覇の実績を誇るプロダブルダッチチーム「FLY DIGGERZ」。今回はFLY DIGGERZメンバーであるKSY、KENGO、AYUKA、K-SK、TO-MAの5名に独占インタビューを敢行。 新アンバサダーとしての決意、彼らが考えるダブルダッチの魅力、彼らにとってITADAKIとは、そして今大会を通して伝えたい「瞬間の青春」に懸ける熱い想いまでをじっくり語ってもらった。 「一歩先のジブンに飛び込め!」世界を魅了するプロダブルダッチチーム・FLY DIGGERZの挑戦 FLY DIGGERZ (左からK-SK、TAKAO、TO-MA、AYUKA、KSY、KENGOの順) ─ 本日はよろしくお願いします!まずは、改めてFLY DIGGERZというチームがどのような活動をされているのか、代表してKSYさんからご紹介をお願いできますでしょうか。 KSY: はい、よろしくお願いします!僕たちFLY DIGGERZは、2020年に結成したプロのダブルダッチチームです。おかげさまで世界大会を2連覇させていただき、現在は国内だけでなく海外のステージやイベント、SNS、そして教育現場など、本当に様々な形でダブルダッチやジャンプロープの魅力を届けさせてもらっています。またチームとして一番大切にしているのが、「Jump Into The Future(一歩先のジブンに跳びこめ)」というスローガンです。 これは僕たち自身が常に過去の自分の限界を超え、新しいことに挑戦し続ける姿を見せることで、それを見た人たちに「自分も一歩踏み出してみよう」「何かに挑戦してみよう」と思ってもらえるキッカケになりたい、という強い信念が込められています。 ─ 「一歩先のジブンに飛び込め」、とても力強い言葉ですね。最近は特にどういった活動に注力されているのでしょうか? KSY: 最近はSNS活動に注力していて、まだマイナースポーツであるダブルダッチやジャンプロープというものをより多くの人に知ってもらうために、TikTokやYouTubeのショート動画発信を中心に取り組んでいます。一方で、SNSのようなオンラインだけではなく、オフラインである「リアルな現場」にてダブルダッチを体感してもらうために、僕たちの地元でもある川崎市役所前で定期的に単独公演をさせていただいております。さらに最近では、ダブルダッチの枠を飛び越えた新たな挑戦として、自分たちの「歌声」で「Jump into the Future」というメッセージを届ける音楽活動も進めています。 FLY DIGGERZ ─ ダブルダッチの枠に収まらない、まさに「一歩先」を体現する活動ですね。そんなFLY DIGGERZの「強み」はどこにあると感じていますか? FLY DIGGERZ KSY KSY:メンバーひとりひとりの個性とキャラクターが異なり、それぞれの役割でシーンを支えている点ですね。 チーム内には、MCとして大会を盛り上げるメンバーもいれば、ジャッジとしてスキルを評価するメンバー、大会運営を裏から支えるメンバー、レッスンを通じて次世代のキッズたちを教育するメンバー、あるいはダブルダッチの枠を超えてアスリートとして活動するメンバーがいたりと多種多様です。全員がFLY DIGGERZの活動だけではなく、別の色を出して各々で活動していること。この多角的なパワーがFLY DIGGERZの一番の強みであり魅力だと思っています。 仲間なしではできないスポーツだからこそ生まれる友情——プロが語るダブルダッチの魅力 © ITADAKI ─ 長年シーンのトップを走り続けてきた皆さんですが、改めて「ダブルダッチの魅力」はどこにあると考えますか? KSY: 僕が思う一番の魅力は、2本のロープと、回し手2人、跳び手1人の最低3人がいれば年齢も性別も関係なく、どこでも一緒に楽しめることです。 そして「スポーツ」と「エンターテインメント」の両面を併せ持っている点も魅力です。ただ何より「絶対に仲間がいないと成立しないスポーツ」で、一人では何もできないからこそ、仲間が大事で、お互いが熱い思いを共有して同じ目標に向かって一緒に全力を注げる。これこそがダブルダッチの素晴らしさだと思います。 KENGO: 僕もKSYの言う通りだと思いますし、ダブルダッチを始めたばかりの頃は「誰もが主人公になれるところ」が魅力だなと思っていました。ただ15年近く続ける中で最近魅力的に感じているところは、「他人の人生を一緒に歩める」という点です。 チームであるからこそ、調子が良い時も悪い時もすべてをお互いに共有し、悪い時こそ一緒に寄り添って、どう乗り越えるかを真剣に考える。普段の生活では得られない、濃密な関係性を築けるのがダブルダッチの好きな部分ですね。 © ITADAKI AYUKA:二人が話してくれたことと被る部分もありますが、一人ではできないスポーツだからこそ、お互いに辛いことも悲しいことも全部言葉にして、コミュニケーションを重ねることでパフォーマンスの質がより深いものへと昇華されていくんです。 そういったチームのストーリーや人間味が表情やパフォーマンスから感じ取れるところは本当に面白い部分だなと感じます。 K-SK:みんなが話した通りですが、そのくらい「繊細なコミュニケーションスポーツ」なので、そういった経験を通して自分の成長にも繋がりますし、お互いのことを思いやりながら一緒に楽しめる。そして、その楽しそうな空間を観ているお客さんにも「素敵だな」と感じてもらえる。その一体感を感じる瞬間が、ダブルダッチをしていて何よりもハッピーな瞬間です。 TO-MA: 僕はもう20年近くダブルダッチをやっていますが、どうしてこのスポーツにこんなにも魅了され続けているのかと考えた時に、最近僕はシングルロープの競技もやっているのですが、このスポーツは良くも悪くも「自分だけで完結」するんですよね。 そんな中でダブルダッチに立ち返ると、自分だけでは完結しないからこそ、仲間の大切さを強く実感します。普段はちょっと恥ずかしくて言えていないですけど「いつもロープを回してくれてありがとう」という仲間への感謝の気持ちはいつも忘れていませんし、そういうことに気づかせてくれるところがダブルダッチの魅力だなと改めて感じています。 REG☆STYLEからのバトン。FLY DIGGERZにしかできない「エンタメ力」でITADAKIをネクストレベルへ引き上げる REG☆STYLEとFLY DIGGERZのメンバー ─ 今年から「ITADAKI」のアンバサダーの座が、皆さんの先輩でもある「REG☆STYLE」から引き継がれることになりました。この就任にあたって、心境の変化や意気込みはいかがでしょうか。 KSY:これまでアンバサダーを務めてきたREG☆STYLEのメンバーは、ITADAKIの立ち上げから深く関わってこられた中で、僕たちも立ち上げ当初からジャッジやMC、ショーケース出演という形でイベントを盛り上げるために長年関わらせていただき、その熱量を間近で感じ、たくさんのパワーをもらってきました。今回アンバサダーを引き継ぐにあたって、僕たちは「REG☆STYLEの代わりになろう」とは全く思っていません。もちろんREG☆STYLEや大会実行委員会の皆さんが築き上げてきた歴史や想いを胸に刻みつつ、僕たちは今まで培ってきた「FLY DIGGERZらしさ」を全面に出して、これまでとはまた違った角度から高校生たちと向き合ってITADAKIをもっと盛り上げていきたいと思っています。 ─ KENGOさんはREG☆STYLEにも所属しており、長年アンバサダーを務めて来られましたが、今回FLY DIGGERZとして関わることで気持ちに変化はありますか? KENGO:実は、僕の中でアンバサダーとしての気持ちに大きな変化はないです。REG☆STYLEの時も、今のFLY DIGGERZとしても「ダッチャーたちがこれまでの高校生活の中で積み上げてきた友情やスキルを、あの舞台で瞬間的な爆発力で魅せてほしい」という想いは一貫しています。 そのため、アンバサダーの役割としては、高校生たちの頑張りや青春を自分たちなりに噛み砕き、もっと色々な人に見てもらえるようにすることが主な仕事だと思っています。 FLY DIGGERZ KENGO © ITADAKI ただ、FLY DIGGERZだからこそできることもたくさんあります。僕たちの強みである「SNSでの発信力」や「独自のエンタメ力」をフル活用して大会を事前に盛り上げて、これまでダブルダッチに触れる機会のなかったジャンルの方々や、まだ届いていなかった人々に対しても、高校生たちの熱量や青春を届けていきたいと思っています。 ─ FLY DIGGERZの「エンタメ力」についてお話がありましたが、具体的にはどういった部分にこだわりがあるのでしょうか? FLY DIGGERZ KENGO:僕たちは毎年年末にドイツに渡り、1〜2ヶ月間にわたってサーカスでのパフォーマンスツアーを行っています。毎日毎日、言葉も通じない、年齢層もバラバラの観客の前に立ち、「どういう動きをどうやって見せれば、人が喜んで湧いてくれるのか」を必死に考えて追求し続けてきました。そういった経験から培われた「自分たちをどう伝えるか」に対する「エンタメ力」への客観的な視点とこだわりはどのチームよりも強い自負があります。 現在、ITADAKI 2026で披露するショーケースを新しく作っている真っ最中なのですが、「今回は誰が主役なのか」「何を伝えるべきか」を軸に考えながら、僕たちならではの見せ方やエッセンスをふんだんに詰め込んでいるところです。FLY DIGGERZのショーケースをぜひ楽しみにしていてほしいです! 「もし自分たちの高校時代にあったなら……」甲子園のように本気で目指せる羨ましい舞台 © ITADAKI ─「ITADAKI」は高校生にフォーカスした唯一無二のイベントですが、皆さんから見てどのように映っていますか? KENGO:この大会の魅力を「瞬間の青春」という言葉で表したいです。この舞台に立つ高校生たちは、ただ純粋にひたむきに、この一瞬のパフォーマンスのためだけに年月をかけた情熱を爆発させてぶつかってくる。その姿、その一瞬のキラキラした目や表情に触れられる感動的な瞬間を共有できるのがこのイベントの唯一無二の魅力だと思います。 また、演技後のマイクインタビューでは、チームへの感謝はもちろん、「お父さんお母さん、これまで支えてくれてありがとう」と素直に伝える選手も多いんです。その姿を見た時に、彼らの活動の背景にあるたくさんの支えが垣間見られるので「あぁ、これがITADAKIだよな」と毎年エモーショナルな気持ちにさせられますね。 AYUKA:本当にあの至近距離だからこそ、緊張感も、輝きも、メンバー同士のリアルな掛け合いもすべて生で伝わってきますよね。 他の多くの大会では、ライバル同士がピリピリした空気感で競い合うことが多いですが、ITADAKIは出場している高校生同士が恥も捨てて楽しむことを第一に全力でパフォーマンスしていて、裏では「めちゃくちゃよかったよ!」とお互いを称え合い、そこで新しい友情が自然発生的に生まれていくところが素晴らしいなと思っています。 KENGO:あとはダブルダッチ甲子園と言うだけあって、高校をフォーカスして「〜高校」とアナウンスしたりと高校生たちが自分たちごとにしやすい環境でもある中で、それ以外はガチガチに縛らず高校生たちに任せて「お前たちの青春ここでぶつけろ!」と、自由で伸び伸びパフォーマンスできる舞台を整えているところもITADAKIの魅力だなと感じます。 ─「もし自分たちの高校時代にITADAKIがあったら」と想像するとどのように感じますか? © ITADAKI K-SK:とにかく羨ましいですね。僕も高校生の頃から様々な大会に出てきましたが、当時は他サークルのチームのパフォーマンスをじっくり見たり、他のプレイヤーと話したりするような空間は本当に少なかったんです。でもITADAKIだと他チームのパフォーマンスもしっかり観られますし、階段の上から「イェー!」と登場する入場シーンや、演技が終わった後のマイクインタビューなど、各チームにしっかりフォーカスが当たり、自分たちの言葉で語る時間がたっぷりと確保されている。 チームひとつひとつの色や個性がよく見えるので、「あの子と友達になりたい!」と思えるような素晴らしいコミュニケーションの場になっているんです。もし自分が高校生の時にそんな場所があったら、もっと青春らしい濃い高校時代を過ごせただろうなと思うと羨ましさはありますね。 © ITADAKI KSY:僕やKENGO、AYUKAは大学生からダブルダッチを始めたので、高校時代は別の部活で全国大会を目指して練習漬けの日々を送っていました。もし高校生の時からダブルダッチをやっていてこの大会があったなら、「日本一を獲るためにどうするか」を真剣に考えて、青春を全て注ぎ込んで挑んでいたと思います。 TO-MA:僕も毎年ITADAKIに関わるたびに「本当にこの大会に出たかったな」という気持ちが溢れます。高校生だけの大会で、周りもみんな同世代。まさにダブルダッチの甲子園というこの特別な空間で日本一を目指せるなんて、これほどワクワクするチャンスはないですよね。 もし当時の僕がここにいたら、どうやったら勝てるのかを前のめりになってめちゃくちゃ戦略を練っていたと思いますし、一番にタイトルを取りに行きたい大会になっていたと思います。 ITADAKI 2026でのアップデートと、ジャッジとしての眼差し © ITADAKI ─ 2026年の「ITADAKI」は、どのような変化やアップデートがあるのでしょうか。 KSY: 最も大きな変化は審査項目の部分です。今年のITADAKIでは「スキルの高さ」だけではなく、「音楽性」「ビジュアル」「スター性」に強くフォーカスした審査基準へ変わりました。 これは、まさに高校生の「瞬間の青春」を最大限に評価し引き出すための設計です。また去年から開催している新競技「ICHINUKE」は個人的に楽しみにしています。競技としてはただ一抜けしていくだけなのですが、高校をレペゼンしながらどれだけ面白く魅せることができるのか注目ですね。去年も高校生ならではの自由でクリエイティブな発想がパワフルだったので今年も期待しています。 AYUKA:毎年人気の「1on1バトル」ですが、中学生以下を対象とした部門に今年から「小学生」も参加可能になりました。より早い段階から、高校生という憧れのお兄さんお姉さんの姿を間近に感じながら先輩の中学生を相手に挑戦できる環境が整ったのは、シーンの未来にとっても大きなアップデートだなと感じています。 ─ AYUKAさんは今回1on1バトルのジャッジとして参加されますが、選手たちに期待することはありますか? AYUKA:大人のトッププレイヤーも混ざる一般的なバトルとは異なり、高校生以下という同世代同士がぶつかり合う1on1バトルは非常に貴重な舞台です。年齢が近いからこそ、彼らにしかできないユニークなアピールや熱い表現が生まれやすいので、選手たちが全力で楽しんでパフォーマンスする姿を期待しています。 ─ 一方で、TO-MAさんは今回ショーケースのジャッジとして参加されますが、どういった視点に注目して審査をしたいと考えていますか? © ITADAKI TO-MA:やっぱり何よりも「本人が楽しんで、笑顔でパフォーマンスできているか」に注目してジャッジすると思います。自分たちがワクワクして楽しんでいなければ、観ているお客さんやジャッジをワクワクさせることはできませんから。「自分たちはなぜこの舞台に立って表現しているのか」を自分たちで理解し、「自分たちの意思」がパフォーマンスを通じてダイレクトに伝わってくるような、主体的で魂が込められた表現を見せてもらいたいですね。 「勝敗を超えた何か」を会場で。アンバサダーから選手たちと観客のみなさんへメッセージ FLY DIGGERZ ─ いよいよ大会が目前に迫ってきました。最後に出場する選手たち、そして当日の観戦を楽しみにしている皆さんへ向けて熱いメッセージをお願いします! AYUKA: 出場する選手のみんなには、思い残すことがないように全力で輝いて欲しいですし、 観に来てくださる皆さんには、その選手たちの今しか出せない「一瞬の輝き」を決して見逃さないでほしいです。会場で一緒に熱い瞬間を共有しましょう! KENGO: ITADAKIという場所には「勝敗を超えた、特別な何か」があると思っています。 それは観る人によって「友情」に見えたり、逆にシンプルに「勝敗」が見えたり、個人に焦点が当たって「一人の選手」が見えたりと様々だと思いますが、どれも正解だと僕は思います。 ぜひ現場の生でしか感じられないリアルな空気感の中で、自分にとっての特別な何かを直接受け取りに来て欲しいです! TO-MA: ITADAKIは高校生にフォーカスしたイベントですが、それを作り上げているのは選手だけではなく、MC、ジャッジ、運営メンバー、そして支えてくださるスポンサーの方々、全体が一体となって作り上げています。その上で出場するダッチャーのみんながやるべきことは、とにかく「心から楽しむこと」と「自分の満足できるパフォーマンスを出し切ること」です。それが会場全体を1つの青春の空間に包みこむことになるので!ダッチャーと観客全員が会場で一体となって、ぜひ最高の「青春」を共に創り上げましょう! © ITADAKI K-SK:このイベントを通じてコミュニケーションを取って何か一つでも持ち帰って欲しいです。それは一人友達を作ることだったり、一人カッコいい選手を見つけることかもしれませんが、色々な形で素晴らしい繋がりを得られるのがこのITADAKIです。また特に観客の方は、高校生たちのパフォーマンスを通じて「自分の青春時代」を思い出すような、心のワクワク感を持って帰ってもらえたら嬉しいです。ぜひ皆さん、ITADAKIを思いっきり「イタダイちゃって」ください!(笑) KSY: 近年の高校生ダッチャーのレベルは、僕たちの時代とは比べものにならないほど進化しています。でも、だからこそ技術の追求だけでなく、まずは「自分の隣にいる、替えの効かない大切な仲間」を何よりも大事にしてほしいです。また高校時代という今しかないこの瞬間を大事に、選手のみんなは仲間とこれまで積み上げてきた全ての想いと熱量を、舞台に思いきりぶつけて表現してください。 そして観覧される大人の皆さんにとっては、高校生たちが人生をかけて挑む、ひたむきな熱量を生で感じることで、もう一度自分自身の青春や情熱を取り戻せる素晴らしい1日になるはずです。 ぜひ、川崎ルフロンで彼らの「瞬間の青春」を観て欲しいです!会場でお待ちしています! FLY DIGGERZ プロフィール FLY DIGGERZ 2020年結成。世界大会2連覇を誇る、プロダブルダッチチーム。 「Jump Into The Future(一歩先のジブンに跳びこめ)」を掲げ、高度なスキルと緻密に計算されたエンターテインメント性を武器に、国内外のイベントやステージで活躍。 SNSを活用した革新的な動画発信や、川崎市役所前での単独公演など、ダブルダッチシーンの枠を超えて新たなストリートカルチャーの可能性を切り拓き続けている。 2026年より満を持して『ITADAKI ダブルダッチ甲子園』の公式アンバサダーに就任。 開催概要 イベント名:ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2026日時:2026年9月27日(日)会場:川崎ルフロン主催:ITADAKI 実行委員会共催:INTERNATIONAL STREET FESTIVAL 実行委員会、川崎市主管:有限会社OVER THUMPZ、株式会社KOERU / スキルハック後援:一般財団法人日本ジャンプロープ連合協力:川崎ルフロン、日本学生ダブルダッチ連盟メディアパートナー:FINEPLAY
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bmx世界最高峰のBMXとFMXパフォーマンスが音楽フェスを彩る!「WILD BUNCH FEST. 2026」モンスターエナジースペシャルパフォーマンス2026.09.012026年8月21日(金)〜23日(日)の3日間にわたり、山口県の山口きらら博記念公園にて西日本最大規模の野外音楽フェス「WILD BUNCH FEST. 2026」が開催された。本イベントには全国から81組の人気アーティストが集結し、音楽で2026年の夏を彩る3日間に会場には3日間で59,817人が来場した。また本イベントにはアクションスポーツを牽引するモンスターエナジーが特設ブースを出展。会場内ではドリンクのサンプリングだけではなく、昨年に続きBMXとFMXのスペシャルパフォーマンスを全3日間にわたり実施。スペシャルパフォーマンスにはモンスターアスリートを含めた国内外で活躍するトップライダーたちが登場。世界最高峰のライディングを披露し、会場に訪れた来場者たちを音楽フェスの枠を超えた熱狂の渦に巻き込んだ。なお本記事ではBMXとFMXのスペシャルパフォーマンスについて紹介する。 BMXスペシャルパフォーマンスでは佐々木元や小澤美晴を筆頭に国内のトップライダーが集合! 左から佐々木元、上村竜生、松本翔海、上田崇人、小澤美晴の順 1日3回の全3日間で9回開催されたスペシャルパフォーマンスでは、BMXからはフラットランドライダーとしてモンスターアスリートの佐々木元、パークライダーとしてはモンスターアスリートの小澤美晴と松本翔海に加えて、上田崇人と上村竜生の2名が加わり計5名が参加。MCにはアクションスポーツMCであるワダポリスを迎えて、終始大盛り上がりの中でショーケースは進行していった。 佐々木元のパフォーマンス パフォーマンスのトップバッターを担ったのは、数々の世界タイトルを持ち、長年世界最高峰の舞台で活躍し続ける佐々木元。観客の前へ「サーフライド」や「フロントペグウィリー」で登場すると、自身の得意とするフロントスピン系の技を次々と披露。最後には彼しかメイクできない高難度のシグネチャートリック「元スピン」を披露し会場を沸かせ、最初から観客をロックした。 小澤美晴のパフォーマンス 次に登場したのは、弱冠16歳ながら今年X Gamesデビューイヤーにてシーズン完全優勝という歴史的快挙を達成し、BMXフリースタイルパーク界が最も注目する女子ライダーである小澤美晴。今回はクオーターでの「バースピン」や、ボックスジャンプでの「360」や「バースピン to X-Up」といった小澤が世界を勝ち取った完成度の高いトリックの数々を披露しさらに会場のボルテージを引き上げた。 上田崇人のパフォーマンス そして続いて登場したのはパークでの実力はさることながら現在ストリートの世界で頭角を表している上田崇人。ボックスジャンプでのスタイリッシュな「タックノーハンド」や「トボガン」などでライディングを進めていくと、終盤ではボックスジャンプでの「バースピン180」から、クオーターでの「ダブルペグ」、その体勢からボックスジャンプに戻り「フェイキー360」といったパークのセクションを使ったストリートスタイルのトリックの数々で、バリエーションを魅せて観客を楽しませた。 上村竜生のパフォーマンス その後に続いたのが、日本国内で活躍しビックトリックを含めた豪快なライディングが特徴的なトップライダー上村竜生。今回もボックスジャンプでの「360テールウィップ」や「バックフリップ」などをハイエアーの中に織り交ぜた豪快なライディングを魅せると会場を大きく沸かせてみせた。 松本翔海のパフォーマンス そして最後に登場したのは小澤美晴と同い年で、日本を代表する若手の成長株として実力を世界にアピールしている松本翔海。今回はボックスジャンプでの「720」や「バックフリップ」をはじめ、クオーターでの「バースピン」や「フレア」など大技をまとめたライディングを披露。来場者は終始その世界レベルのトリックの数々に目を奪われ歓声を上げる姿も見られた。 FMXスペシャルパフォーマンスでは釘村孝太、鈴木耕太、野口陸夢の3名がビックエアーで会場を沸かせた! 観客とハイタッチする釘村孝太 同じくBMXと交互に開催されたFMXスペシャルパフォーマンスでは、モンスターアスリートの釘村孝太をはじめ、鈴木耕太、野口陸夢といった計3名が参加。会場内に響くバイクの大きなエンジン音とキッカーから放たれるビッグエアーがフェス来場者の目を惹き、多くの観客が集まった。MCには同じくBMXと同様にFMX界の有名MCであるワダポリスの進行の下でショーケースが行われた。 野口陸夢のパフォーマンス まずはFMX界の若手としてその活躍が注目される野口陸夢。野口はスタイルに溢れた様々な「スーパーマン」や「デッドボディー」といったシンプルかつ豪快なビックエアーに映えるダイナミックなトリックを連発し、存在感を示すライディングで会場を盛り上げた。 鈴木耕太のパフォーマンス 次はモトクロスレースに全力を注いできたバックボーンから培われた「空中での危機管理能力」と「抜群の安定感」が特徴的なのが鈴木耕太。鈴木も豪快な「スーパーマン」で身体を温めると、誰よりも早々に「バックフリップ」をメイク。そのあとは「バックフリップ・ノーハンド」や「バックフリップ・ナックナック」といった大技を披露した。 釘村孝太のパフォーマンス そして最後は長年日本のFMXを世界にアピールし続けている釘村孝太。釘村はスタイルに溢れた「ウィップ」や「クリフハンガー」、さらに「バックフリップ・ノーフットナックナック」や「バックフリップ・コルドバ」といった大技を交えて様々なトリックバリエーションを披露。 最後にはライダー3名で連続してトリックを行う「トレイン」を披露して会場を沸かせると、パフォーマンス後には柵から身を乗り出して手を出す観客とハイタッチを交わす様子も見られ大盛り上がりで終演した。 下記はイベント後にインタビューされたモンスターアスリートによるコメントだ。 モンスターアスリートコメント 小澤美晴(BMXフリースタイルパーク) - 今回、音楽フェス(ワイバン)という場所でパフォーマンスをしてみていかがでしたか? 佐々木:「お客さんがフェスを楽しみに来ていることもあって、リアクションも良くてすごく盛り上がってくれたので、僕たちもすごい熱が入ってパフォーマンスできたので楽しかったです!」 小澤:「BMXはまだマイナーで知られていないことも多いので、大勢の人たちが見てくれるこのようなフェスでライディングできてすごい嬉しかったです!」 松本:「去年に引き続き参加したのですが、今回も来場者が多くて、通りすがりでもたくさんの人が足を止めて見てくれたのでとても嬉しかったです!」 釘村:「かなりの観客の多さにテンションぶち上がりました!普段なかなかこういう機会もないので、すごい良い経験になりましたし、お客さんもすごい盛り上がってくれたので、めちゃくちゃいいイベントです!」 松本翔海(BMXフリースタイルパーク) - 皆さんにとって「音楽」とはどういったものですか? 佐々木:「練習中はもちろんずっと流していて、その日の気分によって曲をチョイスしたりするので、常に自分と一緒にあるものというか、BMXを練習するモチベーションを上げてくれる大切な存在です!」 小澤:「BMXに乗る時はもちろん聴くんですけど、やっぱり音楽がないと、普段もBMXに乗っている時も調子が上がらないことが多いので、音楽は自分にとってすごく大事ですね!」 松本:「めっちゃ音楽大好きなので、暇な時はずっと聴いてますし、練習中もかけていて、音楽があると常に気分が良くなるので大切なものです!」 釘村:「音楽は生きていく上で必要なものですね! 普段からいつも聴いていますし、特にライディングの時にはモチベーションを上げるためにも音楽の力を借りているので、自分にとって音楽はとても大切なものです!」 釘村孝太(FMX) - BMXとFMXが同じ空間でパフォーマンスを披露するのは珍しいと思いますが、お互いのライディングを生で見て感じることはありますか? 佐々木:「昔は色々なイベントでFMXの方と一緒にショーをすることも多かったんですが、コロナ禍からかなり減ってしまっていたので久しぶりの共演でした。BMXとFMXというクロスカルチャーの側面でも普段聞けないようなお話もたくさん聞けたので、今回ご一緒にできて楽しかったです!」 小澤:「今までFMXを観る機会は少なかったのですが、ジャンプはすごく高いですし、技もとても難しそうなので、今回生で観てすごいカッコいいなと感じました!」 松本:「今までX Gamesのような大会でFMXは観たことがあったんですけど、ライダーの方と直接話したりと間近で体感できたことがとても新鮮でした!」 釘村:「こういったイベントはずっと続いて欲しいですね。一緒にパフォーマンスすることでの会場の盛り上がりは半端ないですし、同じアクションスポーツ繋がりで仲良くなって色々な広がりも生まれますし。自分も普段BMXライダーたちをチェックしているので『今回もやべえライダーたち来てるな!』と楽しみにしていました!」 佐々木元(BMXフリースタイルフラットランド) - 今後の目標などがあればぜひ教えてください。 佐々木:「生涯現役で活動することが目標です。僕はモンスターアスリートとして今年13年目になりましたが、BMXのモンスターアスリートも増えてこのようなイベントも多くなってきたので、もっと色々な場所でみんなと継続してパフォーマンスできたらいいなと思います!」 小澤:「一番の目標はオリンピックで金メダルを取ることですが、みんなに憧れられる選手になるために頑張りたいです!」 松本:「目標はオリンピックで金メダルを取ることで、最近は世界大会にも行っているので、まずはそこで良い結果を残せるように頑張ります!」 釘村:「今47歳なので、まず50歳までは今持っている技を衰えることなくメイクできる状態をキープして、もっと多くの人たちにパフォーマンスを届けるのが今の目標ですね!」 イベント概要 イベント名称:WILD BUNCH FEST. 2026(ワイルド・バンチ・フェス・ニセンニジュウロク)開催期間:2026年8月21日(金)・22日(土)・23日(日)会場:山口きらら博記念公園ステージ数:5ステージ出演アーティスト数:81組








