SPECIAL EDITION
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dance子どもたちに与えたかったのは夢や目標へ挑戦するきっかけ「MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS Workshop Tour 2024」最終回2025.03.19
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freestyle「シーンを代表する顔になりたい」世界に挑み続けるフリースタイルフットボーラーYu-ri2025.03.12
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others「部活動改革!ストリートスポーツでつくる未来のクラブ活動」渋谷ユナイテッド ストリートスポーツクラブ記者発表2025.03.11
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others熊本県菊陽町で刻まれたアーバンスポーツシーンの新たな1ページ「KUMAMOTO URBAN SPORTS FES 2025」イベントレポート2025.03.01
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climb世界のトップを経験したプロフリークライマー野口啓代が語る、次世代のクライミングシーンにかける思い。『AKIYO’s DREAM with RYUGASAKI』開催前特別インタビュー2025.02.17
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danceブレイキン世界最高峰の戦いがここ東京で!『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final2025.03.252025年3月22日、ブレイキン界における世界最高峰の競技大会「FUJIFILM instax™ Undisputed Masters」が、NEW PIER HALL(東京・港区)で開催された。ヒップホップ文化を尊重し、世界のブレイキンコミュニティからリスペクトを集める革新的なワールドツアーの最終戦であり、非常にレベルの高い大会となった。 東京でのFinal開催は3年連続となる。昨年パリオリンピックにて活躍したBBOY、BGIRLらも多数参戦し、まさにブレイキン界における世界最高峰の戦いとなった。 本大会はソロジュニア (15歳以下)、ソロ女子、ソロ男子、クルーバトル(5対5)の4つのカテゴリーが開催された。 Solo Junior 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final ジュニアカテゴリにて優勝を収めたのはHaLuTo。大人顔負けのパワームーブに加え、オリジナリティのあるトップロックやフットワークが見られ、非常に完成度の高いブレイキンを披露してくれた。 決勝の相手となったのはHAJIME。日本人同士かつ「Red Bull Under My Wiiings」の合宿でも共に時間を過ごした相手とのバトルとなり、互いに一歩も譲らない接戦となった。 15歳以下のカテゴリーで、すでに完成されたブレイキンを見せてくれた彼らから今後も目が離せない。 HaLuTo /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Solo Women 女子カテゴリでは、Syssy(フランス)が優勝。また、HINATA、Yuina、Cocoaの若手3人がTOP4 入りし、世界大会の場で日本のレベルの高さを見せつけた。 HINATA /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 決勝はSyssy vs HINATAのマッチアップ。今年からDリーグにも活躍の幅を広げているHINATAは、他ジャンルの踊りもうまく取り入れた気迫溢れるムーブを披露。トーナメントを通して勢いが感じられた。 対するSyssyは、数多くの大舞台を経験してきた余裕が見えるムーブで返す。決勝では各ラウンドでインパクトのあるパワームーブやフリーズを決め切り、優勝を果たした。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Syssy / 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Solo Men 男子のTOP4 に名を連ねたのはJeffro、Mace(アメリカ)、Tsukki、Lorenzo(オランダ)の4人。圧巻のパワームーブで会場を味方につけていたTsukkiが決勝まで駒を進めた。 TOP8のTsukki vs Alvinのマッチアップは縦系パワームーバー同士の熱いバトルとなった。このバトルの勝敗は3ターン目までもつれたが、彼の得意技である1990(ナインティ―)が決め手となりTsukkiがTOP4 へ進出。 Tsukki /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final また、パリオリンピックでも活躍したJeffroが順調に勝ち上がり決勝へ。特にセットを作らず、フリースタイルで踊っているという彼の踊りは毎ラウンド観客を魅了した。 Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 決勝のカードはJeffro vs Tsukki。決勝も勢いを落とすことなく高火力のムーブを繰り出すTsukkiに対し、Jeffroも自身のスタイルを崩さずオリジナリティあふれるムーブを披露。 Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 結果は様々なバリエーションとムーブの完成度を見せたJeffroが優勝。スタイルや魅せ方が異なる2人のバトルだったが、ブレイキンという競技の奥深さが垣間見える一戦であった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Crew 5 vs 5 クルーバトルのTOP4 にはBody Carnival、Red Bull BC One All Stars、 Jinjo Crew、Far From Homeが進出。 注目されたのは、今最も日本で勢いのあるクルーであるBody Carnivalとブレイキン界のスター軍団Red Bull BC One All Starsのカード。 近年のバトルに採用されているラウンド制のジャッジがクルーバトルでも採用されており、特に Red Bull BC One All Starsのソロの強さが活きる結果となった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final ゲストのRed Bull BC ONE All Stars、Jinjo Crew(韓国)が決勝へ。お互いにオリンピアンを擁するクルーが勝ち上がり、会場の熱気は最高潮に。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Jinjo CrewのクリエイティブなルーティーンからHIRO10の十八番パワームーブで会場をロック。クルーとしての完成度の高さを見せつけた。 対するスター軍団Red Bull BC ONE All Starsは、圧倒的なソロの強さを武器に応戦。クルーとして練習できる時間が限られる中でも、個々のスキルの高さでカバーし合い見事優勝。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 国境、年齢、性別の垣根を超えたクルー同士のバトルは、まさにヒップホップカルチャーが体現されたものであった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Red Bull BC ONE All Stars /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 本大会は、パリオリンピック後のブレイキンシーンにおける世界最高峰の戦いとして、そのレベルの高さを示した。実際にオリンピックで活躍した面々に加え、若い世代の台頭やニュースターの誕生を予感させるようなバトルが数多く見られた。 イベント中には、スクリーンでバトルにおけるルールやマナーを紹介するなど、ブレイキンというカルチャーへの理解を深めるための機会も用意されていた。今後ブレイキンがスポーツとしてだけではなく、カルチャーとしても世間に浸透していくという意味で非常に重要なイベントとなった。 『FUJIFILM instax™ Undisputed Masters World Final』開催概要 名称:『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final⽇時:2025年3⽉22⽇(⼟)会場:ニューピアホール住所:東京都港区海岸1丁目11−1 ニューピア竹芝ノースタワー
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surf東京上映直前!プロサーファー山中海輝×田中大貴が明かす「旅に求めるもの」とは?2025.03.22世界中を旅する2人のプロサーファー、山中海輝と田中大貴が挑んだ新たなプロジェクト、WEFiNDを立ち上げた。今回、ドキュメンタリーシリーズ第1弾となるWEFiND「自分達が旅に求めているのは何なのか?」が2025年3月30日(日)に池袋HUMAXシネマズで上映される。 現役トップ選手でありながら競技者の顔だけではなく、サーフィン、そして旅の魅力をドキュメンタリーを通じて、たくさんの人々に伝えたいという思いから生まれた今作品。今回の舞台である西オーストラリアで感じた自然の力やライフスタイル、そしてサーフィンの真髄を追求する彼らの姿勢が、どのように映像で表現されているのか。インタビューを通じて、このドキュメンタリーの制作過程や彼らが描いていきたい世界を紐解いていく。 山中 海輝(以下:山中)田中大貴(以下:田中) このドキュメンタリーを作ったきっかけを教えてください。 Tomoya Murata 山中僕と大貴は試合の遠征で一緒に過ごすことが多いのですが、試合以外のプライベートでサーフィンに行き、映像や作品を残していきたいと以前から話していました。自分たちができることは、サーフィンだけを詰め込んだものではなく、サーフィン業界を盛り上げるためにも、サーフィンをやっていない人でも楽しめる作品を作り、それをエピソード2、3と長く続けていけるものにしたいという思いがありました。10月にお互い時間があったので、このタイミングで映像を残そうと話が進み、今回のドキュメンタリーを作ることになりました。 「自分達が旅に求めるものは何なのか?」というテーマはどういった経緯で決まったのですか Kanato Hamaguchi 山中もし自分たちが波だけを求めているのであれば、「インドネシアやメンタワイに行った方がいいよね」って話をしていました。でも、今回どこに行くかとなった時に、2人とも一致して西オーストラリアだったんです。それは波だけではなく、旅に求めるものは他にもあるんじゃないかという話になって。それって一体何なんだろうというのを、このタイトルにすることで色々と見えてくるものがあるのではと感じていて。旅に求めるものは各々あると思うので、「WEFiND 自分達が旅に求めるものは何なのか?」をテーマにしました。 田中 海輝君と遠征して世界を回っている中で、オーストラリアでも、西オーストラリアに強い思い入れがありました。波を求めるなら、インドネシアのバリ島やクルイなど色々あるけれど、それ以外に海の広さとか自然の壮大さとか、スクリーンに収まらない程の大きさが西オーストラリアにはあるんです。そう言った、サーフィン以外の旅の醍醐味を見てくれた人に伝えたいという想いから、このタイトルが生まれました。 ドキュメンタリーを通じて特に見せたい部分はどのあたりにありますか Kanato Hamaguchi 田中サーフィンのかっこよさを表現するのはもちろん大事。自分と海輝君の旅先での過ごし方の共通点としては、外に出て写真を撮ったり、その地の文化などに触れることなので、そういった旅先で見たモノやライフスタイルを映像を通して伝えたいという思いがありました。サーファーだけではなく、さまざまな人にこの映像を観てもらい、「自分も海外に行きたいな」とか「サーフィンっていいな」と思ってもらえるだけでも自分達にとってこのプロジェクトを立ち上げた意味があると思っていて、視聴者に何か上映が終わった後にアクションを起こしてもらいたいという共通の思いがありました。だからこそ、今回のドキュメンタリーのタイトルも「WEFiND」にしました。自分たちだけではなく、観る人たちにも、何か気づきを持ち帰ってもらえたら嬉しいなという意識を大切に制作しました。 山中制作に入る前に観てくれた人がどんな気持ちになってほしいか、最終的なゴールの部分だけ明確に決めていました。なのでWEFiNDというタイトルも現地に行くまでは決まっていなかったんです。観た人が「私もサーフィンをやってみたい」とか、「自分も世界に旅に出たい」と感じてもらえるような、何かのきっかけになればいいなという思いが1つのゴールとして決めて、あとは、そのゴールに向かって進めていけば、自然とドキュメンタリーの内容は見えてくるはずだと考えて旅に出ました。 「何かのきっかけになって欲しい」というゴールを決めた理由を教えてください 山中坂口憲二さんの『海から見た、ニッポン』の映像を見て育ち、小学校の時、海に行く時は必ず見ていました。だから、自分たちの次の世代である子供たちも、WEFiNDを見て『うわ、僕も行ってみたい!』って思ってくれるきっかけになったらいいなと感じています。それはサーフィンだけではなく、遠征に行くならこういう場所を見てみたいな、とかそういう海以外のことを知ることも大切だと思うんですよね。今回、坂口憲二さんにも『海から見た、ニッポン』の影響を受けて作品を作ったこともお話しさせてもらいました。 Tomoya Murata 試合で訪れた時と撮影で訪れた時で思いに何か変化はありましたか Kanato Hamaguchi 田中試合の時は試合会場で練習をして、地形をどれだけ理解して試合に挑めるかなど選手として取り組んでいます。しかし、今回は西オーストラリアの豊富なサーフポイントを巡りながら、風向きや潮の変化を確認し、良い波を求めてサーフィンをするという理想的な生活を送ることができ、今まで以上に視野が広がり、さらにサーフィンが好きになりました。 撮影中に印象に残った瞬間や場所はありますか Kanato Hamaguchi 山中やっぱり1番印象的だったのはクジラと出会えたことですね。映像の中でも話していますが、2018年に西オーストラリアを訪れた時にドローンでクジラを撮影し、その写真や動画をInstagramに投稿したところ、DJIというドローンの会社から連絡があったり、そのような活動をきっかけに当時限られたクリエイターだけが動画コンテンツを届ける動画プラットホームのYahoo!クリエイターズに参加できたんです。クリエイターになれたのはまさにその出来事があったからこそで、今回もその時と同じようなシチュエーションで、親子のクジラ2頭を撮影できたことが、まるで何かに導かれたような巡り合わせを感じ、とても印象的でした。 田中最初にこのプロジェクトを立ち上げてから、営業をかけ、プレゼンを行い、スポンサー集めなどをすべて自分たちで行いました。そんな思いが詰まった中で西オーストラリアに来て、映像の中でも話していますが、『これ以上何もいらない』と心から感じる瞬間があって。普段、試合やサーフィンが当たり前になっている生活を送っていますが、西オーストラリアでは、日本で非現実的に思えるような素晴らしい生活が、現地の人々にとっては日常の風景として溶け込んでいる。そんな夢のような環境を今回過ごすことで『本当に何もいらないな』と心から思いました。 今回のドキュメンタリーを作る際に、魅せ方などで注意した点や工夫した点はありましたか 山中自分たちが魅せたいものと、人が観たいものって違うと思うので、そのギャップをできるだけなくしつつ、みんなが観たいと思ってもらえるものを意識しました。その中でも、サーファーのリアルな姿は、しっかりと発信していきたいので、そういったシーンはカットせずに残しました。実際、僕がサーフィンのドキュメンタリーを見ていて思うのは、サーフィンのシーンで少し違うカービングを2本続けて見せられても、正直なところ、サーフィンを知らない人からしたら違いがわからないと思うんです。でも、サーファーからすれば、この違いが面白いんだって視点もありますが、今回はサーフィンの映像のバランスを取りながら、ライフスタイルや2人がこぼした一言など、そういった部分をできるだけピックアップするように工夫しました。あと、自分は音楽で映像にのめり込むタイプなので、映像に合う音楽を探すために2〜300曲ほど聴きました。その中で最終的に選んだのは、結局11曲ほどでした。 Kanato Hamaguchi 田中福岡の上映会が終わった後、みんなが「曲が良くて、何度もプレイリストを聴いている」と言ってくれたり、「あの曲を聴くと、あのシーンが思い浮かぶ」とも言ってもらえて、その言葉がすごく嬉しかったです。自分たちが伝えたかった部分と、きっとマッチしていたんだなと思います。 山中さんは出演者でもあり、編集、監督という立場の中で難しかったことはありましたか Kanato Hamaguchi 山中自分だったら、ここ撮るのにな、とか、ここ必要じゃないかな、と思うことはありましたが、それを言葉にしてしまうと演技になってしまうので、「今からここを撮って」とも言えなくて…。自分が見せたい部分はあるけれど自分が撮れない以上、指示を出してしまうとそれが演技になってしまう。映像の構成についても、現地に行ってみないとわからない部分も多く、決まっていないこともあったので最後の編集が終わるまでは、どう仕上がるのか全く見えなくて本当に怖かったです。 この旅を通じて発見や学びはありましたか 山中映像を自分が編集したからこそ、主観ではなく、客観的にサーフィンというスポーツをしっかりを見ることができました。こういうところがサーフィンの魅力なんだとか、8日分の素材を、100 時間以上の時間をかけて毎日見て行く中で、心が揺れたり、引き寄せられるところって大貴の一言だったり、自分がぼそっと言った一言や表情だったりして。この瞬間が好きなんだ、これがサーフィンだ、ということに気づけたからこそ、サーフィンがさらに好きになったし、旅もまた好きになれたという気づきがありました。 Kanato Hamaguchi 田中無我が夢中でサーフィンを楽しんでいた小学生や中学生の頃は、ずっとウエットスーツを着たまま海で過ごしていました。そこから、試合中心の生活になり、試合に負けて嫌な気持ちになることもあったけれど今回、息き抜きで久しぶりにトリップに行けたことで、子供の頃の気持ちに戻ったように、ずっとサーフィンしていたいという気持ちになって、やっぱサーフィンって楽しいなと感じました。それが思えただけでも、これからの選手生命にとって絶対に大事なきっかけになったし、それが実感できたことが大きかったです。上映会が終わって、トークショーで海輝君と一緒に前に出て話した時に感じたことは、自分たちがやってきたことが形になって、こうして多くの人が来てくれるということが初めてで、やってきて良かったなと感じられる瞬間が本当に良かったなと思いました。 Kanato Hamaguchi 旅や作品作りをしながら競技者として戦うことに、どのような意義を感じていますか Kanato Hamaguchi 山中自分は小さい頃からサーフィンがうまい人がヒーローのような世界で育ってきました。でも、その「サーフィンがうまい」って何で測るのかって考えた時、やっぱり世界で戦って試合で勝っている人がうまいと思う中、自分は大きいタイトルを持っていないので、1つでも大きなタイトルを取りたいです。試合をしていると日々学びがあり、勝つためにも色々考えてサーフィンに向き合えるのでサーフィンが効率良く上手くなると思います。だから試合が好きですし、勝った時には普段味わえない気持ちを味わえるので続けています。 田中多分、今何か1つのことに全力を注がないと、この先の人生でも全力でできないんじゃないかと思っています。今できることは全力でやって、それをこれからに繋げていきたいと思っています。だからこそ、継続や意思を持って続けられているのかなと思います。 今後のプロジェクト計画があれば、お聞かせください Tomoya Murata 山中試合のスケジュール次第ではありますが、5月か10月あたりにスリランカや南アフリカなど、そういった場所を攻めたいと思っています。 田中行きたい場所は本当にたくさんあります。タイトルの『WEFiND』のように、自分たちで今回西オーストラリアに行って、感じたことや発見が沢山ありましたが、それはほんの一部に過ぎないんです。今後は自分たちと全く関係のないようなゲストと一緒に旅をして、その人たちから学んだり、その人たちも自分たちから学んだりするようなストーリーがあっても面白いんじゃないかなと思います。例えば、ボディボーダーやロングボーダー、アーティスト、コーヒー豆職人など、一般の人が見ても面白いと思えるようなものがあれば、きっと気づきがあるはずなので。そういったものを作れたらなというのが夢ですね。 プロフィール 山中 海輝 1994年7月2日生まれサーファーである両親の影響でサーフィンを始める。17歳で全日本ジュニア優勝、2度にわたり日本代表チームキャプテンとして世界選手権へ出場するなど、着実な戦歴を経て、プロ資格を取得する。関西大学卒業後、サーフボードとカメラを持って世界ツアーに参戦。見たもの、感じたことを写真や映像に残し、多くの人に伝えたいとの想いから本格的にクリエイター活動を開始し現在は著名人に帯同しての撮影や広告撮影などを担当している。 田中 大貴 1998年6月14日生まれ福岡県出身4歳の頃に両親がサーフィンをしていたのがきっかけで海遊びでサーフィンを始める。16歳の時に第49回全日本サーフィン選手権大会にて初優勝。翌年の全日本サーフィン選手権大会でも優勝し2連覇を達成。その後、日本代表として4度選出され、17歳でプロ資格を取得。現在は、世界最高峰のサーフィン組織WSL(ワールドサーフリーグ)を舞台に、世界各地の大会を転戦している。 WEFiND「自分達が旅に求めるものは波だけなのか?」上映トークイベントショーについて “WE FiND 自分達が旅に求めているものは何なのか?”「自分達が旅に求めているものは波だけなのか?」この問いの答えを探すべく、世界中を旅する2人のプロサーファーの姿を描くドキュメンタリシリーズ第1弾。 主演:山中海輝 / 田中大貴監督:山中海輝撮影:Kanato Hamaguchi / Tomoya Murata 開催日時:2025年3月30日日曜日開場:18:00 (8Fロビーにて17:30よりグッズ販売開始)上映開始:18:30 (45分間)上映終了後:トークショー (20分間)場所:池袋HUMAXシネマズ8F シアター2チケット購入先はこちら
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doubledutchジャンプロープ日本代表決定戦が開催!『ALL JAPAN 2025』2025.03.182025年2月23日(日)・24日(月)、神奈川県川崎市・高津スポーツセンターにて、ダブルダッチの世界選手権大会の国内選考会となる「ALL JAPAN 2025 団体戦」が開催された。 ALL JAPANとは 「ダブルダッチ」というと、国内で主流なのはフュージョンスタイル(音楽と動きを合わせるスタイル)だが、ジャンプした回数を競ったり、技の難易度に応じて点数が加算される“スポーツ”スタイルもある。 今回のALL JAPANは、ダブルダッチだけでなく、シングルロープ(いわゆる普通のなわとび)も含めた「ジャンプロープ」全体のスポーツジャンルの全日本選手権。「個人戦」と「団体戦」があり、今回ダブルダッチは「団体戦」の中で開催される。 昨年7月には、そのスポーツジャンルのアジア選手権大会がここ日本・神奈川県川崎市で開催。アジア各国のジャンプローププレイヤーたちが集結したが、今年7月には世界選手権大会が川崎市で開催されることが決定。 昨年7月、アジア選手権大会のようす。同会場で今年7月、世界選手権大会が開催! スポーツジャンルの特徴とは?! 昨年、アジア選手権大会で優勝に輝いたREG☆STYLE・KAIは、FINEPLAYのインタビュー取材にこう語っている。「フュージョン種目は簡単そうなことでも難しく見せたり、あるいは別の角度から新鮮な見せ方をすることが評価につながるけど、今回はまず技の難易度が高くないとお話にならない」パフォーマンス性を競うフュージョン(音と動きが“融合”する)種目とは異なり、スポーツジャンルの特徴は「技の難易度を競う」という点が大きな特徴だ。 REG☆STYLE・KAI独占インタビューはぜひ、本記事の末尾のリンクからご覧いただきたい 世界と競り合う日本の選手たちのハイレベルな技術が飛び出すこの「ALL JAPAN」はこの大会は数多くの種目・部門などに分かれている。かなり複雑なルールとなっているため、おおよそ大会の仕組みが分かる〈3つのポイント〉をお伝えしよう。 技の難易度が非常に重要だ (写真提供:JJRU) なお、簡潔に説明することを優先しているため、説明中の図を含め、細かいルールについては省略している箇所も存在する。詳細なルールはJJRUのオフィシャルサイトをご参照いただきたい。 ポイント その①「個人戦・団体戦がある」 先述の通り、この大会は「個人戦」と「団体戦」に分かれている。個人戦はシングルロープのみだが、今回の団体戦で取り扱うのは、主にシングルロープの“チーム”種目とダブルダッチとなる。 (注) ルールをもとに編集部で作成 ポイント その②「種目・年代・性別によって分かれている」 前提として、ALL JAPANでは男子のみ・女子のみ・混合と、性別による区切りが存在。そして性別だけでなく年齢による区分もある。 (注) ルールをもとに編集部で作成 (注) ルールをもとに編集部で作成 フュージョンスタイルのダブルダッチでは男女混合が主流だが、本大会のルールでは年齢だけでなく、性別による区切りも存在するのだ。 ポイント その③「世界選手権へつながる“2つの道”」 このALL JAPANは「全日本選手権」かつ、今年8月に開催される「世界選手権大会」に進出する日本代表を選ぶ大会。進出にあたっては、各種目によって枠数が異なる点にもご注目いただきたい。 ・計測種目:5枠・フリースタイル種目:3枠 様々な世代の選手が参加した (写真提供:JJRU) なお、以上のようなシステムを採用しているため、今大会の表彰の数は膨大な数存在する。心苦しくも、本記事内では全てを取り上げることができないため、結果の詳細については、JJRUのホームページを参照いただきたい。 世界選手権大会が日本で開催されるのは史上初。日本、そして世界のジャンプロープシーンの歴史を動かす代表選手たちへ、ぜひエールを送ろう! PHOTO GALLERY 大会の様子を、オフィシャルフォトグラファーの写真と共にご紹介! ホイールペア フリースタイル。フリースタイルでは選手たちの表情にも注目だ(写真提供:JJRU) ダブルダッチ フリースタイル。常人離れした凄技も多数飛び出した(写真提供:JJRU) ダブルダッチ フリースタイル。フュージョンに精通するプレイヤーも多数参加(写真提供:JJRU) ダブルダッチ フリースタイル。昨年覇者のチーム『FOR』がメンバーをリニューアルし再出場!(写真提供:JJRU) ホイールペア フリースタイル。子どもとは思えぬパワーで会場を沸かせた(写真提供:JJRU) キッズたちも多数参加。“男女混合”区分があるのも特徴のひとつだ(写真提供:JJRU)
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surf6年ぶりにインドネシア・バリ島で開催されたS.LEAGUE第4戦『ST WORLD クラマス ムラサキプロ』2025.03.09稲葉玲王 ©︎S.LEAGUE 2025年2月25日から28日の4日間、S.LEAGUE第4戦『ST WORLD クラマス ムラサキプロ』がインドネシア・バリ島クラマスポイントで開催された。2023年7月に「さわかみ Asia Challenge Bali」がこのインドネシア・バリ島クラマスポイントで開催されたが、JPSA・S.LEAGUEとしては2019年「ガルーダ・インドネシア/旅工房/ムラサキプロ」以来、6年ぶりの開催となった。 波は胸から頭サイズが押し寄せ、朝の時間帯は波数が少ないながらも、風もなく、クリーンな海面で試合が行われた。また、クラマスポイント特有の潮の満ち引きによって波のサイズや間隔が変化し、日中は風の影響も加わったが、選手たちは試合中にも変化する波に対応しながら戦いを繰り広げた。それでも、セットが入るとクラマスらしいライトブレイクが現れ、選手たちの素晴らしいライディングが繰り広げられた。 平田咲帆がJPSAプロ公認を獲得 平田咲帆 ©︎S.LEAGUE 今回、スポンサーシードで出場した平田咲帆は、ラウンド1から攻めのサーフィンを魅せ、ラウンド2を勝ち上がり、見事JPSAのプロ公認を獲得した。インタビューでは、今後プロサーファーとしてS.LEAGUEのツアーに参戦すると語っており、アップカマーとして注目の選手の一人となりそうだ。 グランドファイナルを前に、中塩佳那がS.LEAGUE24-25初代グランドチャンピオンに輝く! 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE グランドチャンピオン争いをしていた川瀬心那がラウンド3で敗退し、中塩佳那がセミファイナルを勝ち上がったことで、S.LEAGUE 24-25のグランドチャンピオンが決定した。 今シーズンは、第1戦の大洗、第2戦の伊豆下田、第3戦の千葉県鴨川と、波の状況が全く異なる中で3連勝を達成し、シーズンを通して圧倒的なパフォーマンスを見せた、中塩佳那が、その強さを見せつけた。 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 稲葉玲王がクラマスの波を制す 稲葉玲王 ©︎S.LEAGUE メンズのファイナルは、大原洋人、稲葉玲王、小林桂、須田喬士郎の4名による戦いとなった。今大会、どのラウンドでも最初に仕掛けてきた稲葉玲王は、ファイナルでも試合開始直後から積極的に動き出す。対する小林桂は、ここまで得意のエアーを見せてこなかったが、ファイナルでは難易度の高いエアーを披露。大原洋人と須田喬士郎も果敢に攻めるが、波に恵まれず、スコアを伸ばしきれない。その中で、稲葉玲王はスプレーを飛ばし、パンチのあるバックサイドのライディングを決め、エクセレントスコアとなる8.17ポイントをマーク。さらに、アンダープライオリティの中で掴んだ波でも6.23ポイントを記録し、2本のスコアを揃えた。終始リズムを掴み、圧巻のライディングを見せた稲葉玲王が、見事優勝を飾った。 宮坂麻衣子、クラマスの舞台で2019年以来の勝利を飾る! 宮坂麻衣子 ©︎S.LEAGUE 宮坂麻衣子 ©︎S.LEAGUE ウィメンズのファイナルは、脇田紗良、中塩佳那、河合美乃里、宮坂麻衣子の4名による戦いとなった。宮坂麻衣子、脇田紗良が積極的に動きを見せる一方、河合美乃里と中塩佳那はプライオリティを活かし、良い波を待つ作戦で試合序盤を進める。試合後半になっても、宮坂麻衣子が序盤に築いたリードを守る形で展開し、各選手が最後までライディングを続けた。試合終了のホーンがなった後もスコアを待つ緊張感が続くほどの接戦となったが、宮坂麻衣子が見事に逃げ切り、2019年「ガルーダ・インドネシア/旅工房/ムラサキプロ」以来の優勝を果たした。 中塩佳那 ©︎S.LEAGUE 試合後には秀吉内装プレゼンツの親善試合「BALI JAPAN FRIENDSHIP MATCH」MURASAKIチームチャレンジが開催 田中英義 ©︎S.LEAGUE ST WORLD クラマス ムラサキプロの終了後には、親善試合「秀吉内装プレゼンツBALI JAPAN FRIENDSHIP MATCH」と「ムラサキチームチャレンジ」が開催された。親善試合「秀吉内装プレゼンツBALI JAPAN FRIENDSHIP MATCH」では、日本からはS.LEAGUEランキング上位の小林桂、増田来希、稲葉玲王が参戦し、スポンサーシード枠で田中英義が加わった。バリからはBSA(BALI SURFING ASSOCIATION)の推薦選手として、I Made Ariyana(Pajar)、I Wayan Darma Putra、I Ketut Agus Aditya Putra、I Ketut Juliartaの4名が出場した。バリからの出場選手も、WSL CSツアー選手もおり、レベルの高い戦いとなったが、ST WORLD クラマス ムラサキプロで優勝した稲葉玲王が優勝し、見事W優勝を飾った。 稲葉玲王 ©︎S.LEAGUE 「ムラサキチームチャレンジ」は各チームが男女1名ずつにコーチを加えた3名体制。チームムラサキスポーツからは大原洋人、野中美波。チームJPSAからはDAY-3でベストライディングスコアを獲得した西優司、脇田紗良。チームBSAはKomang Putra Hermawan、Kailani Johnsonが対戦した。 チームムラサキスポーツ ©︎S.LEAGUE チームJPSA ©︎S.LEAGUE チームBSA ©︎S.LEAGUE 本大会では、特別ルールとして「同じチームの2人が同時にテイクオフし、一人の選手が前の選手を追い越すことができれば、それぞれの演技に+2点が加算される」という方式が採用された。チームBSAは新たなチームチャレンジは初めてとのことだったが、良い波を掴み見事優勝した。 Komang Putra Hermawan ©︎S.LEAGUE 次戦はグランドファイナルへ いよいよ次戦は、シーズン最終戦となるグランドファイナル!4月16日(水)から4月19日(土)にかけて、東京2020オリンピックの舞台となった千葉県長生郡一宮町・釣ヶ崎海岸(通称:志田下ポイント)で開催されます。頂点をかけた熱戦は、ABEMA独占生配信でお届けいたしますので、ぜひ見届けてください! ST WORLD クラマス ムラサキプロ結果 《ショートボード男子》優勝:稲葉玲王2位:小林桂 3位:須田喬士郎4位:大原洋人 《ショートボード女子》優勝:宮坂麻衣子2位:川合美乃里3位:脇田紗良4位:中塩佳那 秀吉内装プレゼンツ「BALI JAPAN FRIENDSHIP MATCH」 優勝:稲葉玲王2位:増田来希3位: I Wayan Darma Putra4位:田中英義 「ムラサキチームチャレンジ」 優勝:BSA:Komang Putra Hermawan、Kailani Johnson / I Made Sadiartha2位:ムラサキスポーツ:大原洋人、野中美波 / 大橋海人3位:JPSA:西優司、脇田紗良 / 高橋健人
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danceTHE JAMから世界へ!今年度最強のBBOY / BGIRLを決める「BBOY TAISUKE presents THE JAM FINAL supported by MITSUBISHI MOTORS」2025.03.03国内最高峰のブレイキンバトルイベント「BBOY TAISUKE presents THE JAM FINAL 2025」が2025年2月24日(月・祝)にイオンモール幕張新都心ACTIVE MALL 1F キャンプフィールドで開催された。今回のTHE JAM FINALは男女混合でOVER15 SIDE、UNDER15 SIDEの2つのコンテンツが行われ、午前中の予選を勝ち上がった16名が本戦のTHE JAM FINALトーナメントに進出。1対1の勝ち上がり方式で各サイドの優勝者が決定した。 ©haru_graphic この大会のプロデューサーは日本で最も多くの世界タイトルを持つBBOY TAISUKE。今大会は「THE JAMから世界へ!」をスローガンに、国内で活躍しているより多くのダンサーに世界への扉を開けるチャンスを作りたいというTAISUKEの願いから開催された。大会当日はそんな思いが参加者に伝わったのか会場内は終始熱気が冷めず、ライバルのバトル中でもスキルフルなムーブには声を上げて称える様子も見られ、バチバチな雰囲気の中でのリスペクトも垣間見れた。 体験会の様子 photograph by Jason Halayko そして今回はTHE JAM FINALの予選が開催された同時間にメイン会場とは別会場で、BBOY TAISUKEは本戦のジャッジを務めるBBOY Shigekixをゲストに迎えて無料のブレイキン体験会とトークショーを開催。体験会は主に未経験者の子どもたちが参加したもののそのチャレンジ精神にはTAISUKEもShigekixも驚くほどだった。 なお本記事ではBBOY TAISUKEとBBOY Shigekixの特別トークショーとTHE JAM FINALトーナメントのハイライトを紹介する。 ブレイキンで日本から世界へ。BBOY TAISUKEとBBOY Shigekixが語る挑戦と未来 左からMC NOBUO、BBOY TAISUKE、BBOY Shigekixの順photograph by Jason Halayko 今回のトークショーは、毎年「THE JAM」が開催されている青森県弘前市で行われる「SHIROFES.」のオーガナイザーであるNOBUOのMCの下、普段の活動や子供の頃の夢、世界で活躍して感じたこと、今年の目標などを語った。その中でも特に、2人がアスリート契約をしているRed Bullが主催する世界最高峰のブレイクダンス大会「Red Bull BC One」に対する熱い思い、その世界最高峰への足掛かりとしても存在する今回開催された大会「THE JAM」について語られた。下記は今回のトークショーをまとめたものだ。 世界トップレベルBBOY2人が意識しているのはブレイキンの普及と次世代育成 photograph by Jason Halayko そんな世界最高峰で活躍しているBBOY2人が力を入れているのは、国内でのブレイキンの普及と次世代の育成。 Shigekixはトップ選手として大会の最前線で活躍する傍ら、体験会やトークショーを通じて子どもたちに直接触れ合ってブレイキンの魅力を伝えたり、テレビなどのメディアを通じてブレイキンの普及に貢献。「少年の頃の僕と同じようにブレイキンに出会って人生が変わるきっかけ作りをしたい」と語り、自分が行っている活動の幅を広げて、1人でも多くの少年少女に対してブレイキンを知ってもらう機会を届けることを意識しながら活動している。 photograph by Jason Halayko 一方で、国内のブレイキン黎明期から早くにパイオニアとして海外に挑戦し、言葉の壁を乗り越えながら世界中のダンサーと交流を深めてきたTAISUKEは 「日本には日本の良さがある」と海外での経験を通じて、メイドインジャパンであることの価値と日本人の強さを再認識するとともに世界で活躍するための視点を養ってきた。現在は今回の大会「THE JAM」をオーガナイズしたり海外の国際大会を日本に持ってきたりと大会を作り上げる立場、一方でプレイヤーやジャッジとしての活動も含めて、様々な形でブレイキンの普及活動に携わり日本のブレイキンシーンのレベル向上に貢献。また「プレイヤーが目指せるナンバーワンの大会」を作ることで、次世代のダンサーたちの目標となる大会づくりを目指している。 今年は9年ぶりに日本で開催!世界最高峰の舞台「Red Bull BC One World Final」とは photograph by Jason Halayko TAISUKEとShigekixの2人がアスリート契約を結んでいるRed Bullが開催する「Red Bull BC One」は世界最高峰のブレイキンの大会として知られているが、過去に様々な世界大会で優勝を成し遂げてきたTAISUKEが唯一まだタイトルを獲れていないのがこの大会。2007年から挑戦し続けており、今までの出場回数は2016年までに7回。さらにジャッジとして2回参加もしていることから、TAISUKE自身も「この大会と一緒に生きてきた」と語るほど、このRed Bull BC Oneが彼にとってオンリーワンでこの大会での経験が彼のブレイクダンサーとしての成長に大きく影響を与えていることを話してくれた。 photograph by Jason Halayko 一方で、過去にこの大会での優勝経験を持つShigekixは、彼を含む同年代のダンサーたちはTAISUKEがこのRed Bull BC Oneで活躍する姿に憧れて世界を目指すようになったと話す。それだけこの大会はブレイキンの時代を作っているものであり、日本のブレイキンシーンにとっても重要な大会であるのだ。そんな次世代のダンサーたちに夢と希望とロマンを与えて続けているこの大会がまた日本に帰ってくることに、2人ともワクワクが止まらない様子だった。 それぞれの目標とブレイキンの未来について photograph by Jason Halayko 今年の目標としてShigekixは出場する大会で最高と最強を追求し、全力を尽くすことはもちろん、パリオリンピックを終えた今「2025年はブレイキンにとって新たな再スタートになる年」と捉えて、オリンピックを機に競技化されたことでのポジティブな影響を受ける一方で、これまでブレイキンが培ってきたカルチャーやシーンを大切にし「いろんな人を巻き込んで、ブレイキンを"する人"と"見る人"と"作る人"とで大きな輪にしていきたい」と話した。そしてTAISUKEはオリンピックが終わった今、日本に限らず世界も含めて今後のブレイキンシーンがRed Bull BC Oneありきで発展していくのではと話す。 彼自身Red Bull BC Oneを通して成長させてもらったと前置きした上で、次世代のブレイクダンサーはもちろん「皆さんに足運んでもらって一緒に何かを感じ取ってもらえたら」と、多くの人々に今年日本で開催されるRed Bull BC One World Finalを通じてブレイキンの魅力を感じてもらい、共に感動を分かち合いたいと声高に伝えた。 今後のブレイキンシーンを牽引する猛者たちが熾烈な戦い「THE JAM FINAL」本戦。 U-15 Final ©haru_graphic BBOY kaito ©haru_graphic BBOY Renrën ©haru_graphic 「THE JAM FINAL」の本戦、UNDER 15 SIDE はimpactのBBOY Renrënが優勝。先日東京で開催された全日本ブレイキン選手権ジュニアの部では2位だった彼。準決勝では全日本で敗れたBBOY Lil kongを下しリベンジを果たすと、勢いそのままに一気に優勝を掴み取った。また今回決勝で惜しくもRenrënに負けたBBOY kaitoも昨年初開催されたジュニア世代のクルーバトル「BREAKIN' SUMMIT」で強さを見せたクルーのkicks orchestra jr.出身。着実に若手たちが力をつけている様子が見て取れる結果となった。 O-15 Final ©haru_graphic BBOY Ichigo ©haru_graphic BBOY NICOLAS ©haru_graphic そしてOVER 15 SIDEはTHE FLOORRIORZのBBOY NICOLASが優勝。最近はプレイヤーだけではなくMCやジャッジなど幅広く活動する彼だが、今回は昨年の優勝者のBBOY Ichigoを下して見事優勝を勝ち取った。昨年はRed Bull BC One City Cypher 福岡予選で勝ち上がりCypher Japan Finalにも出場している彼。今年は日本でWorld Finalが行われることもあり、そこへの出場を目指しても弾みを付けた大会であっただろう。今後さらなる活躍に期待したい。 大会結果 Renrën ©haru_graphic UNDER 15優勝 BBOY Renrën (impact) 2位 BBOY kaito (kicks orchestra jr.) 3位 BBOY Hajime、BBOY Lil kong NICOLAS ©haru_graphic OVER 15優勝 BBOY NICOLAS (THE FLOORRIORZ/PITB/StruggleZ/BreakPoints)2位 BBOY Ichigo (尼崎/antithesis)3位 BBOY Mojja、BBOY Jazzbear
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skate「URBAN FUTURES HIROSHIMA」 BMXフリースタイル、パルクール 中村輪夢選手を含むトップ選手が出場表明2025.03.282025年4月18日(金)~20日(日)に行われる日本アーバンスポーツ支援協議会(JUSC)が主催するアーバンスポーツの複合型イベント「URBAN FUTURES HIROSHIMA」に出場するBMXフリースタイルとパルクールのトップ選手が出場表明した。 BMXフリースタイル・パークエリート男子には2020東京オリンピック・2024パリオリンピック2大会連続出場した中村輪夢選手、エリート女子は小澤美晴選手、BMXフリースタイル・フラットランドエリート男子には2022年UCI世界選手権優勝の佐々木元選手、エリート女子は現UCI世界選手権チャンピオン宮嶋歩菜選手というトップ選手が出場表明。 中村輪夢 ©︎Naoki Gaman / JFBF またパルクール男子は勝乗志音選手、女子では松原夕來選手と広島県出身選手の出場も決定した。 日本アーバンスポーツ支援協議会(JUSC)会長・渡辺守成は、「2024年10月に東京・有明のアーバンスポーツパークで初開催しましたURBAN FUTURESですが、今年4月の広島市での開催がいよいよ近づいてまいりました。 本日、BMXフリースタイルとパルクールの出場予定選手を発表できる事を非常に嬉しく思います。2028年・2019年に開催しましたFISE HIROSHIMAのように広島で日本のアーバンスポーツTOP選手たちの活躍を皆様に再び見せられる事を期待しております。 このような素晴らしい機会を与えてくださいました、湯﨑広島県知事、松井広島市長、そして広島県民の皆様、広島市民の皆様に改めてお礼申し上げます。」とコメントした。 BMXフリースタイル・パーク 中村 輪夢(なかむら りむ) 所属:ウイングアーク1st 東京五輪・パリ五輪5位入賞 京都府京都市 在住/2002年2月9日。父親の影響で幼少期からBMXに乗り始め、5歳で大会に初出場し、中学生でプロに転向。その後も数々のタイトルを獲得し、2021年東京五輪5位入賞の後、2022年世界選手権優勝(日本人初)、2024年パリオリンピック5位入賞。日本の絶対エース。 中村輪夢選手コメント「 広島での大会は2019年以来なので、また広島のお客さんの前でBMX乗れるのが楽しみです!若い子達に負けないようにいい走りしたいと思います!ぜひみなさんふらっと遊びにきてください!」 小澤 美晴(おざわ みはる) 所属:N高等学校(2025年4月〜) 2024 ワールドカップ フランス大会 準優勝 岐阜県本巣市 在住/2009年11月2日生まれ。兄・楓の影響でBMXに乗り始めると、兄と切磋琢磨で高難度トリックを次々習得。男子顔負けの高難度トリックをいくつもメイクする逸材で、2024年はエリートクラスとして初出場のワールドカップ フランス大会で準優勝の快挙を達成。「ロサンゼルス五輪のメダル候補」 小澤美晴選手コメント「アーバンスポーツ3競技が同時開催ということで、私はBMXのかっこいい技や楽しさを沢山の方々に観てもらえるように大会で頑張りたいです!」 BMXフリースタイル・フラットランド 佐々木 元(ささき もと) 所属:鎌ケ谷巧業2024 世界選手権 準優勝 千葉県松戸市 在住/1985年5月5日生まれ。長年にわたって日本のBMXフラットランド界を牽引し、今年で競技生活22年目を迎えるベテランライダー。技を磨き続け、国内はもちろん世界でも表彰台を捉えた活躍を見せ続けている。2022年には世界選手権で念願の優勝を果たした。 佐々木元選手コメント「今大会が今年一発目の公式戦になるので、いいシーズンのスタートを切れるように表彰台に登りたいと思います!」 宮嶋 歩菜(みやしま あゆな) 所属:日本体育大学桜華高等学校 2024 世界チャンピオン 東京都東村山市 在住/2008年10月11日生まれ。小学2年のとき、フラットランドのショーをきっかけにBMXを始めた。小柄ながらダイナミックな表現力をもち、2024年は念願の世界チャンピオンに輝いた。現在は東京で寮生活を送り、学業と両立しながら競技生活を送っている。 宮嶋歩菜選手コメント「去年の大会で見つけた苦手な部分などとしっかり向き合って、今年一発目の大会、全力で悔いが残らないライディングがしたいです。」 パルクール 勝乗 志音(かつのり しおん) 所属:MISSION HIRIOSHIMA 2024年第5回JGAパルクール日本選手権FREESTYLE 3位 広島県広島市在住/1999年7月24日生まれ。2018年のFISE HIROSHIMAで競技パルクールを観戦したことをきっかけに、器械体操競技からパルクールへ転向。翌年の同大会オープン戦で優勝し、一躍世界から注目を集める。国内外の公式大会で数多くのメダルを獲得しながら、強化チームのコーチとしてもジュニア・キッズ世代のメダリストを輩出し続けている。 勝乗志音選手コメント「自分を信じて練習の成果を最大限発揮し優勝目指して、自分のパフォーマンスを全力でしたいと思います!」 松原 夕來(まつばら ゆら) 所属:MISSION HIROSHIMA2021年第2回JGAパルクール日本選手権 FREESTYLE 2位 広島県広島市在住/2007年11月3日生まれ。小学6年生の時にイベントでパルクールのパフォーマンスを見たことをきっかけに教室に通い始める。卓越した身体能力と努力を重ね、2021年には中学生ながら日本選手権でフリースタイル銀メダルを獲得。2024年には念願の日本代表に選出され、各国代表の中で最も小柄な体格ながら、スピード競技で持ち前の俊敏さを武器に健闘した。 松原夕來選手コメント「スピード、フリースタイルのどちらとも表彰圏内での通過を目指して頑張ります!」 大会概要 タイトル :「URBAN FUTURES HIROSHIMA」 会期:2025年4月18日(金)~4月20日(日) 会場:ひろしまゲートパーク (広島県広島市中区基町5−25) 広島電鉄「原爆ドーム前」下車 徒歩1分、「紙屋町西」下車 徒歩2分 アストラムライン「県庁前」下車 徒歩4分 バス「紙屋町」下車 徒歩1分 /「広島バスセンター」下車 徒歩4分 主催:日本アーバンスポーツ支援協議会(JUSC)/アーバンスポーツ大会組織委員会(UOC) 共催:日本体操協会/全日本フリースタイルBMX連盟/日本スケートボード協会 協力:広島県/広島市 入場:無料 種目:BMXフリースタイル・パーク/BMXフリースタイル・フラットランド/ スケートボード/パルクール 競技大会 ①BMXフリースタイルパーク・フラットランド/ マイナビJapanCup HIROSHIMA2025②スケートボード/FLAKE CUP ③パルクール/第6回日本選手権予選&ネクストジェン予選 *BMXフリースタイル「マイナビJapanCup」とは国内トップクラスが参戦する公式戦。今回は国際大会(C1)として海外選手も参戦。 *FLAKE CUPとは、日本スケートボード協会が後援する日本最大のキッズコンテスト。 *パルクール日本選手権予選&ネクストジェン予選とは、2025年秋に開催予定のパルクール日本選手権の予選大会とジュニア&キッズ強化候補選手選考会。 *FLAKE CUPは、現在選手エントリー中。
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cultureアンダーグラウンドシーンを渡り歩くINNOCENSE。自主レーベルSOUL EATER RECORDINGSから新曲含む 20曲入りアルバム、3/26(水)に渾身のリリース!2025.03.272025年3/26(水)、アンダーグラウンドシーンを渡り歩くINNOCENSEが自主レーベルSOUL EATER RECORDINGSから新曲を含む20曲が収録されたアルバムをリリース。Music videoは後日公開予定となっている。4/27(日) には大阪のCompufunk Recordsにてリリースライヴが開催される。 過去から現在、未来と経過していく時の流れの中、進化していく過程を綴った全20曲入りのアルバム。過去の約束を形にした楽曲群と近年コンスタントにリリースを重ねてきたシングルの楽曲、新たに出会ったbeatmaker達を迎えた最新の新曲群。制作時期の異なる楽曲が一堂に会した渾身の力作。 ストレートなHIPHOPからDOPEなアブストラクトヒップホップやダンスミュージックとクロスオーバーした楽曲、経験を経た上で綴られる大人が聞ける説得力のある楽曲とバリエーションに富んだ作品となっている。 featuring MCsは、INNOCENSEがRESPECTする先輩や仲間たちKN-SUN、ENDY、NAJIMI、RSKらが参加。 アートワークは2ndアルバムPurifyのジャケットを手掛けたImaoneが再び、デザインを手掛けている。 そして、アルバム収録曲から「LIKE A RIVER FLOW」が3月19日に先行配信スタート。 INNOCENSE主催レーベル名ともなっているSoul Eater、そのCrewのBeat makerであるBona Fat、ラッパーのRSKと制作された。 時の流れ、人の感情の流れ、世の流れ。とどまることなく変化していく中で生まれる葛藤や変わらない軸となる信念や思い。時におとずれる痛みや悲しみも乗り越えた先で明るい未来に繋がっていく。 まるでそう「川の流れのように」ひとつなぎの途切れることのないLIFE。川の流れで削られた中でも残った石のように、己に宿る変わらぬ意思を抱き、進み続けることで、先にある望んだ未来に今日も人は流れていくことを歌った楽曲。本楽曲ジャケットのアートワークはRSK、楽曲のイメージが具現化された1枚絵。 INNOCENSE【プロフィール】 兵庫、大阪、東京、福岡と各地のアンダーグラ ンドシーンを渡り歩き、現在は大阪を拠点に活動。2006 年大阪スポークンワードスラム(OSWS)初代グランドチャンピオン。2013 年単身渡米。ニューヨークでのフリースタイルライブを敢行。 LIVEや音源 だけでなくフリースタイル巧者としても名を馳せる。心に訴えかけるリリカルな情景描写。熱いエネルギーを帯びた裸の言葉を放ち続けるライブは、観るものを独自の世界観へ誘う。 自身の作品として、CDアルバムを3 枚、12inchVINYLを自身のSOUL EATER RECORDINGSからリリース。様々なコンピレーションアルバムへの参加を経て、北海道のMichita全曲プロデュースの3rd Albumを完成させ、その後は各地のbeatmakerと楽曲を制作し、近年シングルをコンスタントにデジタル配信リリース。 そして、今回、自身4枚目のアルバムとして、PROGRESSをリリース。更に重ねた経験とスキルを磨き、言葉の力へ変えている。狂気じみたアンダーグランドシーンの生き残り。 作品詳細 INNOCENSE『PROGRESS 』発売日:2025年3月26日 (水) 収録曲01.LIKE A RIVER FLOW02.灰色に飽きた日03.WAKE UP JPN UNDERGROUND04.Rain Dance05.Serenity06.Don't Stop07.Keep It On08.Shiawase de Are -幸せであれ -09.Still Standing10.WILD STYLE11.Melting Point12.Ancient Drums13.遅咲きの花14.Fake Bible15.Not Alone16.Get Up Stand Up17.Night Blues18.Time Cruise Time Blues19.ILL GOOD JOB20.まどろみ 先行配信 INNOCENSE「LIKE A RIVER FLOW」発売日:2025年3月19日 (水) リリースライヴ Release Party F.O.R 2025/4/27(Sun) @Compufunk Records , OsakaOPEN 18:00 Door \ 2000 <Release LIVE>INNOCENSE <LIVE >KN-SUN(Improve) , ENDY , カトウシゲハシNAJIMI & LOW THE CLOWN , Salty Method & RAIDEN ,HEYDEN <DJ>NK , No-key , NASSO , Taisho Beats <Food>probe coffee & curry
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culture北九州市「新浜倉庫群アートプロジェクト」で倉庫街に賑わいを。地域の子どもとアーティストの共同アート作品が3/28に完成。2025.03.26⾨司港レトロ地区の新たな観光コンテンツに 完成作品公開⽇は、2025年3⽉28⽇(⾦)。ぜひこの際に完成の瞬間をご覧いただきたい。 このプロジェクトは、⾨司港レトロ中⼼地区と和布刈地区の中間にある新浜倉庫群の⼀部を活⽤し、「九州最北端の港町リゾート『⾨司港レトロ』」のコンセプトのもと、エリア⼀帯の観光客誘致を⽬的としている。今後も継続的なプロジェクトとしての取り組みに期待が集まる。 ⼦どもが描く⾊に、世界的アーティストTITI FREAKがアレンジを施す。 2025年3⽉22⽇(⼟)には、⾨司区内の幼稚園・保育園に通う児童とプロアーティスト「ミューラル・キッズワークショップ(共同ペインティング)」を開催。 ⼦どもたちは、TITI FREAKからスプレー塗料の使い⽅を 学びながら、幅18mの壁⾯に⾃由に⾊を塗る。その後、数⽇を経てアーティストがアレンジを加えて作品が完成する。 このユニークな⼿法で誕⽣するアートは、⾨司港の新しい⾵景を象徴するような、爽快で豊かな作品になる予定だ。 作品の完成は2025年3⽉28⽇(⾦)を予定している。 ミューラル(MURAL)とは、⽇本語で「壁画」を意味し、ストリートアートの⼀種。海外では、まちづくりや企業活動に活⽤されるケースが多く、⼀つの芸術形態や広告ツールとして確⽴されている。ミューラルが盛んなエリアでは、数多くのアーティストが活動し、まちの景観や⽂化形成に貢献している。 アーティストプロフィール:TITIFREAK(チチ・フリーク) ブラジル・サンパウロ生まれのアーティスト。 13歳から20歳まで、ブラジルのアニメ制作スタジオ「MONICA」でイラストレーターとして勤務。その後、フリーランスとして雑誌、音楽(CDジャケット)、ファッションなどの分野で活動を開始。 グラフィティと出会い、グラフィティアーティストとしてのキャリアを築く。NIKE、ADIDAS、CONVERSE、ECHO、UNLTDなどの企業とのコラボレーションを手がけ、MTV BRASILやLOBO Filmesでのアニメ制作にも関わる。現在もフリーランスとして、路上でのペインティングやギャラリーでの展覧会を精力的に行っている。 開催概要 「新浜倉庫群アートプロジェクト」場所: 北九州市門司区東港町4番(門司メディカルセンター横)主催: 北九州市制作: WALL SHARE株式会社
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danceブレイキン世界最高峰の戦いがここ東京で!『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final2025.03.252025年3月22日、ブレイキン界における世界最高峰の競技大会「FUJIFILM instax™ Undisputed Masters」が、NEW PIER HALL(東京・港区)で開催された。ヒップホップ文化を尊重し、世界のブレイキンコミュニティからリスペクトを集める革新的なワールドツアーの最終戦であり、非常にレベルの高い大会となった。 東京でのFinal開催は3年連続となる。昨年パリオリンピックにて活躍したBBOY、BGIRLらも多数参戦し、まさにブレイキン界における世界最高峰の戦いとなった。 本大会はソロジュニア (15歳以下)、ソロ女子、ソロ男子、クルーバトル(5対5)の4つのカテゴリーが開催された。 Solo Junior 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final ジュニアカテゴリにて優勝を収めたのはHaLuTo。大人顔負けのパワームーブに加え、オリジナリティのあるトップロックやフットワークが見られ、非常に完成度の高いブレイキンを披露してくれた。 決勝の相手となったのはHAJIME。日本人同士かつ「Red Bull Under My Wiiings」の合宿でも共に時間を過ごした相手とのバトルとなり、互いに一歩も譲らない接戦となった。 15歳以下のカテゴリーで、すでに完成されたブレイキンを見せてくれた彼らから今後も目が離せない。 HaLuTo /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Solo Women 女子カテゴリでは、Syssy(フランス)が優勝。また、HINATA、Yuina、Cocoaの若手3人がTOP4 入りし、世界大会の場で日本のレベルの高さを見せつけた。 HINATA /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 決勝はSyssy vs HINATAのマッチアップ。今年からDリーグにも活躍の幅を広げているHINATAは、他ジャンルの踊りもうまく取り入れた気迫溢れるムーブを披露。トーナメントを通して勢いが感じられた。 対するSyssyは、数多くの大舞台を経験してきた余裕が見えるムーブで返す。決勝では各ラウンドでインパクトのあるパワームーブやフリーズを決め切り、優勝を果たした。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Syssy / 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Solo Men 男子のTOP4 に名を連ねたのはJeffro、Mace(アメリカ)、Tsukki、Lorenzo(オランダ)の4人。圧巻のパワームーブで会場を味方につけていたTsukkiが決勝まで駒を進めた。 TOP8のTsukki vs Alvinのマッチアップは縦系パワームーバー同士の熱いバトルとなった。このバトルの勝敗は3ターン目までもつれたが、彼の得意技である1990(ナインティ―)が決め手となりTsukkiがTOP4 へ進出。 Tsukki /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final また、パリオリンピックでも活躍したJeffroが順調に勝ち上がり決勝へ。特にセットを作らず、フリースタイルで踊っているという彼の踊りは毎ラウンド観客を魅了した。 Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 決勝のカードはJeffro vs Tsukki。決勝も勢いを落とすことなく高火力のムーブを繰り出すTsukkiに対し、Jeffroも自身のスタイルを崩さずオリジナリティあふれるムーブを披露。 Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 結果は様々なバリエーションとムーブの完成度を見せたJeffroが優勝。スタイルや魅せ方が異なる2人のバトルだったが、ブレイキンという競技の奥深さが垣間見える一戦であった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Jeffro /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Crew 5 vs 5 クルーバトルのTOP4 にはBody Carnival、Red Bull BC One All Stars、 Jinjo Crew、Far From Homeが進出。 注目されたのは、今最も日本で勢いのあるクルーであるBody Carnivalとブレイキン界のスター軍団Red Bull BC One All Starsのカード。 近年のバトルに採用されているラウンド制のジャッジがクルーバトルでも採用されており、特に Red Bull BC One All Starsのソロの強さが活きる結果となった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final ゲストのRed Bull BC ONE All Stars、Jinjo Crew(韓国)が決勝へ。お互いにオリンピアンを擁するクルーが勝ち上がり、会場の熱気は最高潮に。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Jinjo CrewのクリエイティブなルーティーンからHIRO10の十八番パワームーブで会場をロック。クルーとしての完成度の高さを見せつけた。 対するスター軍団Red Bull BC ONE All Starsは、圧倒的なソロの強さを武器に応戦。クルーとして練習できる時間が限られる中でも、個々のスキルの高さでカバーし合い見事優勝。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 国境、年齢、性別の垣根を超えたクルー同士のバトルは、まさにヒップホップカルチャーが体現されたものであった。 『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final Red Bull BC ONE All Stars /『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final 本大会は、パリオリンピック後のブレイキンシーンにおける世界最高峰の戦いとして、そのレベルの高さを示した。実際にオリンピックで活躍した面々に加え、若い世代の台頭やニュースターの誕生を予感させるようなバトルが数多く見られた。 イベント中には、スクリーンでバトルにおけるルールやマナーを紹介するなど、ブレイキンというカルチャーへの理解を深めるための機会も用意されていた。今後ブレイキンがスポーツとしてだけではなく、カルチャーとしても世間に浸透していくという意味で非常に重要なイベントとなった。 『FUJIFILM instax™ Undisputed Masters World Final』開催概要 名称:『FUJIFILM instax Undisputed Masters』Tokyo World Final⽇時:2025年3⽉22⽇(⼟)会場:ニューピアホール住所:東京都港区海岸1丁目11−1 ニューピア竹芝ノースタワー
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dance5年振りに日本予選大会が復活!「UK B-BOY CHAMPIONSHIPS JAPAN ELIMINATION 2025」が5月3日に開催!2025.03.25Nextream21 Dance Fesの一環として、AASD DANCE CHAMPIONSHIPが開催され、その初日となるDAY1のイベントにて、UK B-BOY CHAMPIONSHIPS JAPAN ELIMINATION 2025とKing Of The Dancersが同時に開催! 世界3大ブレイクイベントと言われてきたUK B-BOY CHAMPIONSHIPSの日本予選大会(JAPAN ELIMINATION)が、5年振りに開催となる。今回のUK B-BOY CHAMPIONSHIPS JAPAN ELIMINATION 2025のコンテンツは、6 on 6の CREW BATTLE。日本のトップB-BOYたちによる熱いバトルが繰り広げられる。 そして、同時に開催されるKing Of The Dancersでは、All Styles Solo Battle、All Styles Crew Battleの2つのバトルが予定されている。ブレイクダンスだけでなく、様々なダンススタイルが一堂に会するこのイベントは、日本のダンスシーンの多様性と熱量を体感できる絶好の機会だ。 UK B-BOY CHAMPIONSHIPS JAPAN ELIMINATION 2025の優勝チームは、2025年8月23、24日にイギリスマンチェスターにて開催されるWORLD FINALS への渡航サポートを受けることができる。 イベント概要 日時:2025年5月3日(土曜日) 11:00エントリー 12:00予選スタート予定 会場:六行会ホール(東京 品川) 住所:〒140-0001 東京都品川区北品川2-32-32 TEL:03-3471-32002 料金:参加/観覧費用 3500円※全席自由席。ローソンチケットでの発売が予定されています。 JUDGEs:ABERE (WASEDA BREAKERS)、YURIE(B-Ladies/Qween of Qweenz/Floor Freaks/Real Crime)、NORI(The Floorriorz) DJ:JAZZY-Z MC:SHOWRIN(WAAAPS/TACO BELL CEW)、MC karua aka Master(SKC/TACO BELL CREW) 主催:一般財団法人六行会 後援:品川区、公益財団法人品川文化振興事業団、内閣府認定 公益社団法人日本ストリートダンス教育研究所 2020年度大会の様子
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