【東京五輪BMXレーシング】男子優勝はニック・キンマン、女子優勝はべサニー・シュリーバー

2021.07.31
Niek Kimmann
Text by 畠山大樹 Photo by Francois Nel/Getty Images

昨日7月30日、東京五輪のBMXレーシング競技・男子/女子決勝が、東京都江東区の有明アーバンスポーツパークで行われ、男子はオランダ代表のニック・キンマン(25)が、女子はイギリス代表のベサニー・シュリーバー(22)が金メダルを獲得した。

また日本の長迫吉拓(27=日本写真判定)と畠山紗英(22=日本体育大学)は、準々決勝で惜しくも敗退となった。

以下は今大会の決勝リポートである。

大会リポート

男子決勝では、優勝候補のリオ五輪金メダリストのカーナー・フィールズ(アメリカ)が準決勝で転倒し怪我を負ったため決勝を棄権、五輪では初めてで異例の7人で競われた。

スタート後は混戦状態の中、第一コーナーにてキンマンとカイ・ワイト(イギリス)が抜け出す。

後方では混戦の中、優勝候補の1人であるジョリス・ドデー(フランス)とカルロス・ラミレス(コロンビア)の熾烈な3位争いが繰り広げられ、各セクションで抜きつ抜かれつの攻防が続いたが、最終コーナーでドデーがスリップし転倒。その転倒をうまく回避したラミレスが3位へ浮上、後続の選手に差を詰められるも3位の座を死守した。

一方、ゴール間際ではワイトの猛追もあり、キンマンとワイトの両者による1位・2位争いとなったが、キンマンが持ち堪え、トップはキンマン、ワイト、ラミレスの順でゴールし、メダル獲得を確定させた。

なお、優勝したニック・キンマンは元世界チャンピオンの経験もありメダル獲得が期待されていたトップレーサー。前日には公式練習中に膝の皿を骨折するというアクシデントもありながらも鎮痛剤を使用しての出場だった。十分な状態でない中での優勝ということもあり、ゴール後大きく喜びを露わにする姿も見られた。

また彼は現在、日本代表の長迫と畠山と共にスイスにあるワールドサイクリングセンター(WCC)を拠点にトレーニングしており、日本代表の両選手とも大変関わりの深い選手。レース後には長迫と畠山もSNS上でキンマンへの賞賛の言葉をかけていた。

女子決勝でも、男子同様に優勝候補と注目されていた、リオ五輪銀メダリストのアリス・ウィロビー(アメリカ)、世界ランキング1位の経験を持つローラ・スマルダーズ(オランダ)、日本人の血を継いでおり今回の東京五輪での活躍が期待されていた榊原爽(オーストラリア)が、まさかの準決勝敗退という波乱の展開の中でスタート。

スタートから前に飛び出したのはイギリスのシュリーバー。そこに前2大会連続金メダリストであるマリアナ・パフォン(コロンビア)と、メレル・スマルダーズ(オランダ)、アクセル・エティエンヌ(フランス)が混戦状態で第一コーナーへ侵入。その後パフォン、スマルダーズ、エティエンヌの順でシュリーバーを追う形へ。

最終コーナーを抜けパフォンが猛追するもわずかに届かず、トップ3名の順位は変わらず、シュリーバー、パフォン、スマルダーズの順でゴールした。

なお、優勝したベサニー・シュリーバーは22歳で、日本の畠山、オーストラリアの榊原と同い年の選手。幼少期から世界選手権にて年齢別でトップを競い合ってきた選手の優勝は今後の畠山と榊原の活動にも大きな影響を与えるだろう。

今回の東京五輪では、自国開催という環境の中、惜しくも望まない結果となってしまった日本代表選手陣であったが、この経験は今後の活動において重要な糧になったことは間違えない。

パリ五輪では彼らがメダルを獲得する姿を期待しながら、引き続き当メディアでは彼らの活動に注目したいと思う。

BMXレーシング(オリンピック規格)とは

BMXレーシングは8人一斉に8mの高さのスタートヒルを全速力でくだり、約400m前後のコーナーや様々なセクションのあるコースを先にゴールする順位で争われる。

今回はオリンピック特別フォーマットで行われ、大会参加人数は代表選考された男女各24名にて、準々決勝3本、準決勝3本、決勝1本により争われた。

なお今回のオリンピックコースは過去五輪史上490mという最も長いコースであった。

大会結果

<男子>
優勝 ニック・キンマン (オランダ) 
準優勝 カイ・ホワイト (イギリス)
3位 カルロス・ラミレス (コロンビア)
4位 シルバイン・アンドレ (フランス)
5位 アルフレド・カンポ (エクアドル)
6位 ロメイン・マヒュー (フランス)
7位 ジョリス・ドデー (フランス)
8位 カーナー・フィールズ (アメリカ合衆国)

<⼥⼦>
優勝 ベサニー・シュリーバー (イギリス)
準優勝 マリアナ・パフォン (コロンビア) 
3位 メレル・スマルダーズ (オランダ)
4位 フェリシア・ステンシル (アメリカ合衆国)
5位 ローレン・レイノルズ (オーストラリア)
6位 シモン・クリステンセン (デンマーク)
7位 アクセル・エティエンヌ (フランス)
8位 ドリュー・ミケルセン (カナダ)

執筆者について
daiki hatakeyama
ピックアップフォト
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
おすすめのイベント
イベントスケジュール
9月 2021
   1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30    
« 8月   10月 »

●今日 ○イベント開催日

ピックアップフォト
編集部おすすめ記事
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

配信先メディア一覧