2020年12月7日(ヨーロッパ中央時間)に開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会において、 2024年パリオリンピック競技大会 の新競技として、ダンススポーツ競技の ブレイキン(ブレイクダンス)種目の追加が正式に決定!
公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(Japan DanceSport Federation:JDSF)関係者や、「第2回全日本ブレイキン選手権」優勝者のオリンピック正式競技採用に対するコメントも一挙掲載する。
JDSF会長 齊藤斗志二 コメント
2024年夏季オリンピック・パリ大会
ダンススポーツ・ブレイキン 競技種目採用について
国際オリンピック委員会(IOC)理事会において2024年パリ大会の追加競技種目として「ブレイキン」(別称ブレイクダンス)が正式に採用されたとの報告が、IFである世界ダンススポーツ連盟(WDSF:World DanceSport Federation)よりありました。
WDSFでは、様々なダンスを「スポーツ」として整備するととともに、オリンピック・パラリンピック競技化を目指しており、2018年10月のユース・オリンピック(ブエノスアイレス大会)でのブレイキンの成功を経て準備してきた成果として、まことに嬉しい限りです。
ブレイキンは、音楽に合わせて男女や貧富の差がなく自由に身体表現ができ、どこでも競えることから、若年層を中心に全世界で普及しておりますが、組織的な整備が遅れておりました。当連盟ではブレイクダンス本部(石川勝之本部長)を中心に活動を展開しており、2018年5月に世界初となる「世界ユース・ブレイキン選手権in川崎」を開催したほか、中長期計画に基づくクロスジャンルのダンス普及施策の一環として昨年7月に開催した「アジアダンススポーツゲームズin高崎」では、アジア各国のブレイキン組織を活性化させる支援も行うなど、スポーツとしてのブレイキンの普及と環境づくりに取り組んでまいりました。
国内においては全日本選手権や6ブロック選手権を実施しておりますが、特に本年からJOCジュニアオリンピックカップを実施するなど若年層の育成にも力を入れるとともに、各都道府県連盟にブレイクダンス部を設置して将来に向けた底辺の拡大に努めているところです。
日本は2018年のユースオリンピック以来、FISE広島、昨年の世界選手権(南京)、World Urban Games(ハンガリー)と続けて金メダルを獲得してきており、2024年に向けて選手育成に注力して行きたいと考えております。
JDSFブレイクダンス本部長 石川勝之(BBOY KATSU1) コメント
今回の発表にあたり、大変嬉しく思っております。正直、こんなにも早く正式種目になるとは思っておりませんでしたので、内心驚いている部分もございます。
ブレイキンは2018年ブエノスアイレスユースオリンピックで正式種目になり、大成功に終わりました。一方、我々シーン側としては元々「スポーツ」ではなく「カルチャー」として長年発展してきたものの、世界中で体制的なものがしっかり作れていなかったという課題がありました。のその認識のもと、2018年のユースオリンピックを機に、世界中のブレイキンに関わるメンバーと手を取り合い、オリンピックの正式種目として採用される日に備えて体制づくりに取り組んでまいりました。
日本の選手は近年、昨年のWDSF世界選手権や「Red Bull BC One」などの世界大会で優勝を含む好成績を連発しており、男女ともに世界中で注目を集めております。パリオリンピックでもメダルを取れるレベルの選手が沢山おりますので、パリで男女ともに金メダルを取れるよう、2024年までしっかり強化をしていくとともに、「カルチャー」としてのブレイキンの発展にも尽力していきたいと思っております。
第2回全日本ブレイキン選手権 優勝者 コメント
オープン部門 男子 優勝
半井重幸(ナカライ シゲユキ) / BBOY Shigekix

2024パリ五輪でブレイキンが正式に競技追加されたことについて、率直に凄く嬉しく思います。プレイヤーの自分自身として、新たに大きなモチベーションに繋がる目標が増えた事、またブレイキンが好きな一ひとりの人間として、沢山の方々にブレイキンを知ってもらえる素晴らしい機会ができたことにとても嬉しく思います。今後自身の選手活動を通して、より多くの方々にブレイキンの魅力を伝えられたらと思っております。
オープン部門 女子 優勝
湯浅亜実(ユアサ アミ) / BGIRL Ami

私にとって、ブレイキンは自分自身を表現するアートのようなものなので、最初ブレイキンがスポーツの大会の一つになると知った時は驚きました。でも、自分に色んなことを教えてくれたブレイキンが、より多くの人に注目されて、知ってもらえるとてもいい機会だと思っています。ブレイキンがオリンピックになることで、いろんな事が変わるとは思いますが、私自身は、今まで通り自分らしく、楽しく、目の前にあることに全力で挑んでいきたいです。
ユース部門 男子 優勝
飯沼月光(イイヌマ ツキ) /BBOY Tsukki

ブレイキンがオリンピックの正式種目に決まって凄く嬉しいです。正式に決まり、さらに実感が湧いてきました。最初オリンピックの話を聞いた時、オリンピックで金メダルを獲りたいという新しい目標も持ちました。もう4年を切っているので、モチベーションを切らさずに、全力で練習にも取り組んでいきたいと思います。この機会にもっと皆さんにブレイキンを知ってもらえたら良いと思います。今後のブレイキンのシーンも、とても楽しみです。
オリンピックになった新しいブレイキンの形でも歴史に名前を残せるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
ユース部門 女子 優勝
小手川 結翔 (コテガワ ユイカ) / BGIRL Yuika

2024年パリ五輪にブレイキンが正式に競技追加されて、まず素直に嬉しいです。それと同時に出たいなというのと、頑張ろうと思いました。
正式に競技追加されたことはもちろん、先日行われた全日本ブレイキン選手権の開催でも、見えないところで色々な方が動いてくれていたと考えると、感謝の気持ちでいっぱいです。
この4年間でどれだけ成長できるかは自分次第なので、頑張りたいです。
ブレイキンについて
ブレイキン(Breaking) は広く「ブレイクダンス」として知られておりますが、JDSFでは本来の呼称である「ブレイキン」を採用しています。ブレイキンの起源は1970年代のNY・サウスブロンクス地区。当時抗争が絶えなかったストリートギャングたちが停戦調停と前後して、ブロックパーティの Breaks:ブレイクス、間奏 で踊りだしたのがはじまりとされています。ブレイキンの踊り手はその頭文字を取って Bboy:ビーボーイ もしくは Bgirl:ビーガール と呼ばれ、DJ、MC、グラフィティと並ぶヒップホップ文化の4大要素として、ブレイキンは世界中で愛され、広がり続けています。
JDSFについて
公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(Japan DanceSport Federation:JDSF)は、わが国におけるダンススポーツの統一組織として、ダンススポーツの振興を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与することを目的として設立されました。1977年の前身団体設立以降、2002年に文部科学省から社団法人として認可され、更に2011年には内閣府から公益社団法人として認定されました。
JDSFは世界92の国・地域から構成されるダンススポーツの国際競技団体(IF)である世界ダンススポーツ連盟(World DanceSport Federation:WDSF)の日本代表団体(NF)であり、WDSFは1997年に国際オリンピック委員会(IOC)の公認競技種目団体として承認されました。
JDSFでは、組織内にブレイクダンス本部を設置し、スポーツ的側面からブレイキンの更なる発展を目指していくことにしています。ブレイクダンス本部長には、長くブレイキンシーンで世界および日本を牽引している石川勝之氏が就任し、世界で活躍中のBBoy、Bgirlを中心とするシーンに根ざした活動体制を築いています。
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FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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climb有観客・声出し応援解禁で熱気を帯びた「ボルダージャパンカップ 2023」大会リポート2023.02.062023年2月5日(日)に、駒沢オリンピック公園 総合運動場屋内球技場にてスポーツクライミング・ボルダージャパンカップ 2023(BJC 2023)男女準決勝・決勝が有観客(マスク着用での声出し応援有り)にて開催された。また今年はパリ2024のプレシーズンとなり、今大会は第6期JMSCAパリオリンピック強化選手の選考も兼ねている。 結果は、女子:伊藤ふたば、男子:楢崎明智が優勝し日本一に輝いた。 伊藤ふたばが全課題を一撃で3年ぶり優勝 photo by Kazuki Murata 準決勝を4位で通過した伊藤ふたばは、第1課題から絶好調のパフォーマンスを見せつける。多くの選手が苦しんだスラブの第2課題も勢いはそのまま、一撃で登り切り他の選手を大きく突き放す。第3課題もなかなか完登者が出ないなか一撃で仕留める。最後の第4課題においても圧巻の登りを見せて一撃。満面の笑顔と共に3年ぶり3度目の優勝をつかみ取った。 2位には東京オリンピック2020 銀メダリストの野中 生萌。惜しくも第2課題は完登できなかったが、持ち前のパワフルかつ正確なクライミングで3完登(第3・第4課題は一撃)を記録した。そして弱冠15歳の中学生、関川 愛音(めろでぃ)が、ポテンシャルを感じさせる力強い登りで3位に入賞した。 伊藤ふたばは決勝後のコメントで、「決勝では全課題を一撃して優勝することが出来たので率直に嬉しいです。オブザベーションの段階で自分が得意な課題だと思っていて、集中してトライするようにしました。」と自身を振り返った。 楢崎明智が初優勝で兄・智亜と表彰台へ photo by Kazuki Murata 男子優勝に輝いたのは3完登を記録した楢崎 明智。大会前には 「国内の選考大会があまり得意ではなく、プレッシャーであまりいい動きが出来たことがない。今年は楽しんで自分の存在感やスタイルを見せられたらいいなと思います。」と語っていたが、第1課題から持ち前の身長、手足の長さを活かして完登でスタート。 続く第2課題、第3課題もダイナミックな登りで完登を続けて首位をキープした。優勝が大きく近づいた第4課題では、疲れも見え始め完登とはならなかったが、ゾーンを獲得し自身初の優勝を決めた。 尚、2位には2完登の佐野 大輝。3位には楢崎 明智の兄である楢崎 智亜が食い込み、兄弟で表彰台を飾った。 楢崎明智は決勝後に、「オブザベーションした段階で僕にとって得意な課題なのが見て分かったし、智くん(兄・智亜)とも『これはいけそう!』と話していました。まさか本当に優勝するとは思ってなかったですけど(笑)」と驚きを半分に優勝コメントを残した。 開催概要 photo by Kazuki Murata 名称:ボルダージャパンカップ2023(BJC2023) 主催:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)後援:スポーツ庁、公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、世田谷区主管:公益社団法人東京都山岳連盟(TMF) 企画・運営:BJC2023実行委員会 協賛:KDDI株式会社、三井不動産株式会社、住友商事株式会社、オリエンタルバイオ株式会社、牛乳石鹼共進社株式会社、日新火災海上保険株式会社、東商アソシエート株式会社、西尾レントオール株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社オフィシャルマーケティングパートナー:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 会場:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
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dance「全日本ブレイキン選手権」が開幕!FINEPLAY編集部が注目する4人のBBOY2023.02.01来る 2月18日(土)・19日(日)ブレイキン日本一を決める頂上決戦、「第4回全日本ブレイキン選手権(以下:全日本)」が、国立代々木競技場 第二体育館にて開催される。本大会のオープンカテゴリーでは、前年度の全日本オープンカテゴリー / ユースカテゴリーの優勝・準優勝選手に加えて、全日本出場ポイントランキング上位25名が出場する。 FINEPLAYでは今大会に出場する選手の中から注目のベテランBBOYを紹介。彼らの長年の経験に裏付けされたスキル・経験値など、注目すべき点をFINEPLAYが一足先に解説!大会当日までに様々なスタイルのBBOY / BGIRLを知ることで、より「ブレイキン」を楽しんでみては。 NORI NORI / Suguru Saito / Red Bull Content Pool まず紹介するのはBBOY NORI(THE FLOORRIORZ / TAKE NOTICE)だ。長きにわたり日本のブレイキンシーンの先頭を走り、今もなお現役として前線で進化を続けている。 昨年の11月に行われた「マイナビ JDSF ブレイキン ジャパン オープン 2022」では惜しくもShigekixに敗れたものの、見事準優勝で一気にランキング上位に踊り出たNORI。これまでNORIは一度もオリンピックフォーマットのバトルには出ていなかったが、スキルやBBOYとしての経験値を武器に好成績を叩き出した。 昨今のブレイキンのシーンでは若い世代が勢いを見せているが、常にフレッシュかつハイレベルなムーヴから見える「これぞBBOY!」っといった立ち振る舞い、一つひとつの動きのシルエットは是非とも注目して欲しいポイントだ。 WINGZERO WINGZERO / Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 WINGZERO(FOUND NATION)も今大会に出場する注目BBOYの一人だ。ソロ・クルーバトルともに世界の舞台で輝かしい成績を残し、今もなお第一線で活躍するWINGZEROが全日本の舞台にも登場する。 WINGZEROの特徴は、スピード感とオリジナリティを兼ね備えた唯一無二のフットワークだ。足首・膝など足の関節を自在に操り、様々なバリエーションで多彩な組み立てを見せていく。しかしその中には細かな体重移動や足裏の使い方など、確かなスキルが裏付けされている。もちろん全日本でも彼にしかできないオリジナルの動き、そしてそこから見える細かいスキルにも、是非注目して欲しい。 HAYATO1 HAYATO1 / ©︎harugraphics HAYATO1(Strugglez)は大阪を拠点とするBBOYである。もしかしたら皆さんも一度はInstagramで、彼を一目見たことがあるのではないだろうか。#breakour のハッシュタグと共に、公園や街中で「ブレイキン×パルクール」の動きを掛け合わせた動画を投稿。動画は100万回再生を越え、海外からも多くの評価を得ている。 フットワーク、フリーズ、パワームーヴ、全てがハイレベルであるのは間違いないが、#breakour でも見せるような途切れることのないフローはHAYATO1の強みである。HAYATO1の卓越したスキルとフローで全日本でも勝ち上がっていくことができるのか、注目である。 SHADE SHADE / Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 SHADE(ARIYA)はJDSF強化選手でもあり、昨年の第3回全日本ブレイキン選手権では3位で表彰台に上がっている。パワームーヴもハイレベルであるが、クラシックバレエで培った柔軟性を活かしたオリジナリティあふれるフリーズやフットワークが特徴的である。 ソロ・クルーバトルでも世界大会で多くの実績を残しているSHADEは、15歳からブレイキンを始め、30代の今も勢力的に国内外のバトルで活躍している。我々の想像を越えてくる、腕や脚の角度から繰り出されるムーヴは注目していただきたいポイントだ。また昨年から表彰台の順位を上げることができるのか、その点でも大いに期待できるBBOYだ。 昨年の入賞者たち / Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 昨年まではShigekixやTOAを中心に若い世代が実績を残している中、いよいよ今大会ではキャリア・実績を兼ね備えたBBOYたちが全日本に出場する。 昨年までとはまた一味違った「バトル感」や「スタイルのぶつかり合い」を見ることができるのは間違いないだろう。しかしそれがまたブレイキンの醍醐味でもあり、そこを楽しみに今大会に注目していきたい。 また本日より、e+(イープラス)にてチケットの発売が開始された。購入はページ下部の関連リンクよりお買い求め下さい。 第四回全日本ブレイキン選手権 シード選手 半井 重幸SHIGEKIX神奈川県オープン男子 優勝俣野 斗亜TOA京都府オープン男子 準優勝福島 あゆみAYUMI京都府オープン女子 優勝湯浅 亜実AMI神奈川県オープン女子 準優勝米澤 脩斗Haruto石川県ユース男子 優勝菱川 一心ISSIN岡山県ユース男子 準優勝津波古 梨心RIKO沖縄県ユース女子 優勝小手川 結翔YUIKA千葉県ユース女子 準優勝倉井 湧都Wato栃木県ジュニア男子 優勝堀之口 こうたろうKo-taro大阪府ジュニア男子 準優勝川瀬 心晴KOHARU大阪府ジュニア女子 優勝竹中 千遥haru東京都ジュニア女子 準優勝 ※前年度全日本 オープンカテゴリー / ユースカテゴリー / ジュニアカテゴリーの優勝・準優勝選手 ■各カテゴリー出場者数 オープンカテゴリー:・シード選手(前年度全日本 オープンカテゴリー / ユースカテゴリー 優勝・準優勝選手)・今年度全日本出場ポイントランキング上位25名ジュニアカテゴリー:・シード選手(前年度全日本 ジュニアカテゴリー 優勝・準優勝選手)・今年度全日本出場ポイントランキング上位20名 ■備考※ポイントランキングにシード選手がいる場合は、その選手を除いたランキング上位者が対象。※同率25位又は20位がいる場合も対象者に出場権利を付与する※ポイントランキング上位2名及び、シード選手は全日本でのプレセレクション(予選1回目)が免除となる。プレセレクション以降の予選への出場は必要です。