意外と知らない? Red Bull BC Oneの歴代優勝者を振り返る!

2023.01.16
text by 橋田 樹台 / photo by Kazuki

「Red Bull BC One」とは2004年にスイスでスタートした、レベル・規模・ステータス、どれをとっても世界最高峰の 1on1 ブレイキンバトルイベント。毎年、招待枠で出場するトップBBOY / BGIRLと、世界各地で行われる予選・そしてWorld Final 出場をかけたLast Chance Cypherを勝ち抜いた16名(BBOY / BGIRLの2部門)でWorld Finalが行われる。

昨年のRed Bull BC Oneはアメリカのニューヨークで開催され、第1回大会から数えて19回目の開催となった。年号も2023へと変わり、20回目の開催となる「Red Bull BC One World Final 2023」も少しづつ近付いてきている。

20回目の大会開催に期待が高まっていく中で、Red Bull BC Oneの歴史をもう一度思い返して過去のチャンピオンたちも振り返っていきたい。意外と思い出せない過去のチャンピオンや、歴史的な快挙を成し遂げたBBOY / BGIRLを、ぜひこの機会に振り返ってみて下さい。

BBOY 歴代優勝者

2004年:Omar(アメリカ)
開催地:ビール(スイス)

2005年:Lilou(フランス)
開催地:ベルリン(ドイツ)

2006年:Hong 10(韓国)
開催地:サンパウロ(ブラジル)

2007年:Ronnie(アメリカ)
開催地:ヨハネスブルク(南アフリカ)

2008年:Wing(韓国)
開催地:パリ(フランス)

2009年:Lilou(フランス)
開催地:ニューヨーク(アメリカ)
※自身 2度目のWorld Final 優勝

2010年:Neguin(ブラジル)
開催地:東京(日本)

2011年:Roxrite(アメリカ)
開催地:モスクワ(ロシア)

2012年:Mounir(フランス)
開催地:リオデジャネイロ(ブラジル)

2013年:Hong 10(韓国)
開催地:ソウル(韓国)
※自身 2度目のWorld Final 優勝

2014年:Menno(オランダ)
開催地:パリ(フランス)

2015年:Victor(アメリカ)
開催地:ローマ(イタリア)

2016年:ISSEI(日本)
開催地:名古屋(日本)
※日本人初の World Final 優勝

2017年:Menno(オランダ)
開催地:アムステルダム(オランダ)
※自身2度目のWorld Final 優勝
※Ayumi(日本)がRed Bull BC One World FinalにBGIRLとして初出場

2018年:Lil Zoo(オーストリア)
開催地:チューリッヒ(スイス)

2019年:Menno(オランダ)
開催地:ムンバイ(インド)
※史上初 3度目の優勝

2020年:Shigekix(日本)
開催地:ザルツブルク(オーストリア)
※当時18歳でのRed Bull BC One 優勝は歴代最年少記録

2021年:Amir(カザフスタン)
開催地:グダニスク(ポーランド)

2022年:Victor(アメリカ)
開催地:ニューヨーク(アメリカ)
※自身2度目のWorld Final 優勝

2023年:Who’s next?

BGIRL 歴代優勝者

2018年:Ami(日本)
開催地:チューリッヒ(スイス)
※初代 Red Bull BC One B-Girl World Champion

2019年:Kastet(ロシア)
開催地:ムンバイ(インド)

2020年:Kastet(ロシア)
開催地:ザルツブルク(オーストリア)
※史上初の大会連覇を達成

2021年:Logistx(アメリカ)
開催地:グダニスク(ポーランド)

2022年:India(オランダ)
開催地:ニューヨーク(アメリカ)
※16歳での優勝で史上最年少優勝を達成

2023年:Who’s next?

Red Bull BC Oneで刻まれてきた歴史

Jason Halayko/Red Bull Content Pool

Red Bull BC Oneでは毎年、世界トップレベルのBBOY / BGIRLが集まり、多くのドラマが生み出される。特に日本人にとって印象深いのは2016年に愛知県 名古屋市で開催された『Red Bull BC One World Final 2016』ではないだろうか。ISSEIが当時19歳で優勝に輝き、日本人初のRed Bull BC One World Championが誕生した大会である。また、Red Bull BC Oneで過去2度の準優勝を成し遂げたTaisukeが、約10年間に渡る「Red Bull BC One」への挑戦を最後と公⾔していたことで、多くの注目が集まった。

優勝したISSEIはインタビューで「Taisukeさんの背中をずっと追いかけて来たから、正直 Taisukeさんには(Red Bull BC One)を引退してほしくなかった。これからはもっと頑張らないといけない。」と語った。

Taisukeはベスト8で、韓国のHong 10に惜しくも敗退。大会後はISSEIの優勝をうけて、「⼩さな頃から知っている弟のような存在。たくさんの⼈がISSEIを見てISSEIの時代になったと思ってくれているはず。全⼒でサポートしたい。」と語ったことも印象的である。

Dean Treml / Red Bull Content Pool

月日は流れ、2018年にはAmiが初代Red Bull BC One BGirl World Championに輝き、2020年にはShigekixが当時最年少でWorld Finalを制した。さらに、昨年のWorld FinalではISSIN・YU-KIの2人がBEST4まで進むなど、若い世代の活躍も目立った。

若手からベテランまでそれぞれの「ブレイキン」がぶつかり合うRed Bull BC One。

果たして今年はどんなドラマが待っているのか。各地で開催される予選からWorld Finalまで、今年も注目していきたい。

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