湘南に刻まれた熱い一日!「FeetSteez Festival Vol.3」が開催!

2025.05.28
Photograph by OSK

5月24日(土)、湘南ベルマーレひらつかビーチパークにて「FeetSteez Festival Vol.3」が開催された。本大会は、フリースタイルの大会においては珍しい「クルーバトル」形式で開催。全10チームが参加し、熱いバトルを繰り広げた。

参加チームの中には、関西からはるばる参加したチームや海外からのゲストを迎えたチームも参加。各々全く異なる個性を持ったプレイヤー達が集結した。

シード権をかけたサイファー

クルーバトルTOP10は、サイファー形式でスタート。最も会場をロックしたクルーがBEST8のシードを獲得できる。ソロでアピールするクルーや、用意してきたルーティンで一気に攻め立てるクルーなど、様々なムーブを披露。

Photograph by MiTsU

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特に大きな盛り上がりを見せたのはSecond Impact(Shion、Toshiki、Leon、Yu-to)。前回チャンピオンである彼らは、各々のクオリティの高いソロだけでなく、スキルフルかつコミカルなルーティンでクルーとしての完成度の高さを見せた。

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そんな中シードを勝ち取ったのは関西から参戦した2人組のTriad Wizard(KO-EI、Haruto)。本大会で唯一ストリートサッカークルーとして参加。グラウンドムーブと呼ばれるドリブルから派生したジャンルを武器に、フリースタイルシーンにも活躍の幅を広げている。ルーティンこそなかったものの、世界レベルの圧倒的なムーブでジャッジの心を掴んだ。

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「何でもあり」が生む自由なバトル

トーナメントでは、どのバトルにおいてもベストバウトと呼べるほど大きな盛り上がりを見せていた。普段の1対1形式で行われるバトルでは見ることができない、大胆な発想のルーティンを見ることができた。

ターンごとにルールが設けられており、1ターン目はソロ、2ターン目はBIG TRICK、3ターン目はFREESTYLEとなっている。2ターン目以降は人数の制限はなし。クルーバトルという形式上、この2、3ターン目が勝負の分かれ目となった。

ルールは「何でもあり」のバトル。ゆえに、バトルとしてはありえないような小道具を使ったルーティンや、リスクを無視した難度の高いトリックやコンボが次々と披露された。

Photograph by MiTsU

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決勝はTriad Wizard vs team厳(SHOTA、Sora、SHUNSUKE、Tom)。ストリートサッカーレぺゼン、グラウンドムーブ中心のTriad Wizardに対し、エアームーブと呼ばれる跨ぎ技のみでトーナメントを勝ち上がってきた team厳。全くスタイルの異なる両者のバトルは、本大会ならではのマッチアップとなった。

team厳は全ターン通して火力の高いエアームーブで攻め立てる。2ターン目のBIG TRICKにて、4人全員でボールを落とさずコンボを繋げるという大技にチャレンジ。惜しくも決め切ることができなかったが、全ラウンドでハイリスクハイリターンの爆発力のあるムーブを繰り出す。

team厳 / Photograph by OSK

team厳 / Photograph by OSK

対するTriad Wizardは、他チームのようなルーティンはせず、全ラウンドで先攻をとり、ソロ重視の戦い方を貫く。スキルはもちろんアティチュードを含め、バイブスの乗ったムーブで観客の熱気も一段と跳ね上がった。

Triad Wizard / Photograph by OSK

Triad Wizard / Photograph by OSK

接戦の末、Triad Wizardが優勝を勝ち取る。

優勝者コメント

KO-EI
「バトルする上で、スタンスを大事にし続けることに価値を付随できたと思う」

Haruto
「フリースタイルの大会に出始めてからずっと優勝を目標にやってきました。今回の大会でTriad Wizardとして初めて優勝できて、ストリートサッカーのグラウンドムーブというジャンルが一つランクアップできたかなと思います。関西に優勝持って帰れてよかったです。押忍」

Triad Wizard (左からKO-EI、Haruto)/ Photograph by OSK

team厳(左からTom、SHOTA、SHUNSUKE、Sora)/ Photograph by OSK

痲プレゼンツ「Tip Off」

メインコンテンツのクルーバトルに加え、大会協賛ブランドでもある痲が手掛ける「Tip Off」というサブコンテンツも開催。こちらは誰でも参加可能なコンテンツであり、高く空中に上がったボールに対して会場を沸かせるアクションをできたプレイヤーがプライズをゲットできるというもの。

こちらも多くのプレイヤーがトライ。ボールをコントロールするスキルと一発でかませる度胸が試される。この日一番の盛り上がりを見せたコンテンツであった。

Photograph by OSK

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湘南をレぺゼンするクルーFeetSteezによって開催された本イベント。会場や協賛、コンテンツなど、全てに対して湘南への愛が詰まったイベントであった。またクルーとして戦う機会が少ないフリースタイルシーンでは、そういった意味でもプレイヤーにとって意義のある大会となったのではないだろうか。

主催者コメント

事前準備や設営の段階からうまくいく確信がありました。みんなが楽しみにしてくれているのも伝わっていたので、あとはもうやりきるだけだなと感じていました。

イベントとしては、しっかりコンセプトが伝わるようにしていきたかったんです。とにかくみんな集まって遊ぼうぜー的な。一番ふわふわしてるって言われそうですけど(笑)。まさにそんなノリで、フリースタイルな雰囲気だったと思います。単なるバトルイベントというよりは、フェスティバルのような側面を強く出していきたかったので、そういったコンセプトは参加者のみんなには伝わったのではないかなと感じています。

特にクルーバトルは参加者を集めるのが大変でした。フットボーラーの人口が少ない中で、外からは仲間内のように見えても、実際は8チーム集めるのもかなり大変でした。だからこそ、来てくれた人たちやチームの人たちには本当に感謝しています。今後もどんどん盛り上げていく自信はあるので、みんなもっと湘南で遊びましょう!今のところ怒られてはいないけれど、やりすぎちゃった部分もあるので、次回からは「やりすぎないようにする」と言っておきます。

FeetSteez Festival vol.3 開催概要

【日程】5月24日(土)11:00~17:00

【会場】湘南ベルマーレ平塚ビーチパーク バスケットコート(〒254-0805 神奈川県平塚市高浜台33-11)

【協賛】痲、Laffayette、平塚マリーナ、BIL-P4

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FINEPLAY編集部
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