記念すべき第10回開催のフリースタイルフットボール日本一決定戦「JFFC 10th」クラウドファンディングの募集が開始!

2025.10.30

2025年11月16日、横浜赤レンガ倉庫にて、フリースタイルフットボールの日本一決定戦 「Japan Freestyle Football Championship 10th(通称:JFFC 10th)」 の本戦が開催される。本大会、そして来年以降の開催に向け資金面の問題が危ぶまれており、現在クラウドファンディングが開始している。

「フリースタイルフットボールをもっとカッコよく、もっと多くの人へ」──そんな想いのもと、大会演出・会場構成・映像演出など、10周年を迎える今年ならではの特別な大会づくりが進められている。

クラウドファンディングでは、限定Tシャツや大会VIP席、個人レッスン、さらには選手出演イベントなど、豪華なリターンも多数用意。本記事では、日本フリースタイルフットボール連盟(JF3)代表・横田陽介が語る、JFFCへの想いを紹介する。

JFFC2023
©Hikaru Funyu / YUSF

日本フリースタイルフットボール連盟(JF3)代表 横田陽介

日本フリースタイルフットボール連盟(JF3)代表の横田陽介です。
今回、Japan Freestyle Football Championship(JFFC、ジェイエフエフシー)の記念すべき10回目の開催に向けて、クラウドファンディングを行う事としました。

10回目の記念大会ということで、過去のJFFCは全て「JFFC+年号」といった形で開催してきましたが、今大会は「JFFC 10th(テンス)」として開催します。

フリースタイルフットボールとJFFCの歴史

フリースタイルフットボールはサッカーのリフティングなどの技術を魅せるパフォーマンスへと昇華させたスポーツです。昔はそれぞれの国でサッカーの付属品として楽しまれていたものが、2000年前後において、インターネットの普及や大手スポーツメーカーが有名サッカー選手を多数起用したプロモーションでフリースタイルフットボールがフィーチャーされた事もあり、急速に認知度も高まり一つのカルチャーとして成り立ちました。

私自身、創成期よりプレーしており、2006年にオランダで行われた世界大会に日本人として初めて出場したり、2008年にはブラジルで行われたRed Bull主催の世界大会で準優勝を経験しました。この大会は現在の主流となっている1対1のバトル形式ルールで行われた初の世界規模の大会であり、JFFCもこの大会の影響を色濃く受けています。

その後、2012年には私が成し遂げられなかったアジア人初の世界チャンピオンという栄冠に徳田耕太郎(Tokura)が輝き、連日のようにメディアに取り上げられた事により、国内でのフリースタイルフットボールの認知度を飛躍的に押し上げ、現在のトッププレーヤーの中にも彼の影響でフリースタイルを始めた人も多くいるようです。

バトルプレイヤーとしては現役を退いた2015年に、日本フリースタイルフットボール連盟(JF3)を立ち上げ、同時にJFFCの初回を主催しました。理由としては、大きく二つありました。一つは当時のフリースタイルフットボールシーンの世間からの注目度の問題です。

それまで、サッカーという巨大なカルチャーをバックグラウンドに、いわゆるビックリ人間や超人的な取り上げられ方でメディアにとってもニュースバリューがあったものが、SNSの発展も手伝い、良くも悪くも「見掛けたことがあるもの」として、マスへの露出が少なくなっていました。

もう一つの理由は、日本のプレイヤーが世界の舞台でなかなか結果を残せなくなってきたことです。当時の日本のコミュニティは世界との距離感もあったので、アジア連盟やその上の世界協会との連携を取れる団体を立ち上げ、世界のトップをよく知るジャッジ(審査員)を招聘する大会を開催することで、「世界で戦える日本人」を選定・育成する大会としてスタートしました。

その後のJFFC2016では、優勝したKo-sukeが日本代表としてロンドンで行われたRed Bull主催の大会で準優勝を残すなど、一定の成果を上げることができました。

コロナ禍に於いては無観客での開催など、苦労がありましたが、それでも続ける事により日本の多くのプレイヤーにとって自分の集大成をぶつける「夢の舞台」としてJFFCと日本のコミュニティが育ってきた自負もあります。

JFFC 10thで実現したい事

今回のクラウドファンディングの実施にあたり、JFFC 10thで行いたい事はフリースタイルフットボールをカッコ良いものとして世の中へ認知を広げたいというのが第一にあります。

日々、研鑽を重ねるプレイヤー達のカッコ良さを充分に引き出せる会場や演出、映像など本大会でしか実現できないものを作り上げ、10年後、20年後までこの大会が語り継がれるフッテージとなり、子ども達の夢や目標となる舞台を作りたいと思っております。

リターンについて

この機会にしか手に入れられないグッズの他、日本ランカーの選手たちの協力によるパフォーマンスや、サッカー少年少女に向けたワークショップやリフティング教室などの、スペシャルなものも用意しております。

また、1月に開催するアフターパーティーの招待券により、選手たちとの触れ合いの他、今後のフリースタイルフットボールを一緒に考え、企画にも参加して頂けるチャンスもあります。

スケジュール

9月27日 西日本予選(岡山県)
10月25日 東日本予選(東京都)
11月15日 ラストチャンス予選(横浜赤レンガ倉庫)
11月16日 決勝大会(横浜赤レンガ倉庫)
11月末 クラウドファンディング終了、順次リターン発送へ

日本フリースタイルフットボール連盟 代表 横田陽介 メッセージ

今大会は10回目の記念大会ということもあり、背水の陣で臨んでおります。なるべく多くの皆様を巻き込み、ご支援頂き、フリースタイルフットボールの未来を少しでも良いものへと動かしていけたらと思います。どうかご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

日本フリースタイルフットボール連盟
代表 横田陽介

最後に

©Hikaru Funyu / YUSF

「Japan Freestyle Football Championship 10th(JFFC 10th)」は、「フリースタイルフットボールをもっとカッコよく、もっと多くの人へ」という想いのもと開催されてきた大会で、今年で記念すべき10回目を迎える。

日本のフリースタイルフットボーラーにとって最も熱くなれる場所であり、この舞台を目標に日々練習を重ねるプレーヤーも多い。しかし、そんなJFFCの開催が資金面で危ぶまれており、プレーヤーをはじめシーン内外で協力の輪が広がりつつある。フリースタイルフットボールシーンをさらに発展させていくために、より多くの方々にご協力いただきたい。

※JFFCのご支援はページ下部の関連リンクからご覧ください。
※本記事はクラウドファンディング掲載情報をもとに制作いたしました。

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