『Red Bull Air Race World Campionship 2017』レポート番外編

2017.06.13
名古屋メイ

『Red Bull Air Race World Campionship 2017』レポート番外編

ポール・ボノム

ポール・ボノム選手。3度の世界チャンピオンに輝いた、RedBullAirRaceのレジェンド。
2015年に惜しまれつつ引退したその男が突然、目の前に。
6月2日に浦安会場で行われた、入場無料、パイロットのサイン貰い放題、一緒に写真も撮ってOK(室屋選手は人気がありすぎてサインのみでしたが)のイベントに、ポール・ボノムさんいらっしゃいました。

ポール・ボノム

photo:May Nagoya

室屋選手についで人気だったのはボノムさんだったのではないかと思うぐらい、サイン攻め、写真攻めにあっていました。セキュリティの方が「ここまで!」と言っても、ニコニコして次から次へと全員に応じるボノムさん。
そして、翌日のメディア向けハンガーツアーの際にも会場にいらっしゃるボノムさん。
その後も、メディアセンターでお茶を飲んでいたり、コントロールタワーの周りを歩いていたり・・・
お見かけする度に「おおぅ」と言ってしまったのですが、その都度ニコニコしてくれました。
ひょっとしたら、テストフライト以外はお暇だったのかもしれません・・・。

◆パイロンの中。
『Red Bull Air Race World Campionship 2017』レポート番外編

photo:May Nagoya

『Red Bull Air Race World Campionship 2017』レポート番外編

photo:May Nagoya

海の上にあるのと同じ本物のパイロンが会場の片隅に立っていて、中を見せて頂くことが出来ました。
パイロンはいくつかの円柱状の布をつなぎ合わせて出来ています。つなぐために必要なのがこのファスナーの金具です。
全てのパイロンは、この金具一つで修理されます。
エアゲーターと呼ばれるパイロン整備士たちは、レース当日はこの金具の他には何一つ道具を持っていません。
あの大きなゲートが、この小さな金具で支えられているのかと思うと、とても不思議です。こんな小さな金具ですが、物凄いスピードで駆け抜けるマシンに当たると大変危険なので、通常のファスナーのようにパイロンには残らず、つなぎ合わせた後は金具は外れる構造になっているそうです。

◆室屋選手の笑顔が撮れない
◆室屋選手の笑顔が撮れない

photo:May Nagoya

この肩にどれだけの重圧がかかっていたのか。
私の力不足、上手く撮れないだけ、だったのかもしれません。でも、とにかく、室屋選手、笑ってくれないのです。
もちろんファンやメディアには笑顔を向けてくれるのですが、どこか固い。予選後の記者会見でも、表情が固い。
ジョークを言わない(あの“ヨシ”が!)。いくら撮っても納得できる笑顔が撮れません。ジョークを交えた話を振られると一瞬笑顔になるのですが、その後はすぐ元の表情に戻ってしまいます。
しかし、悲壮感はないのです(これは室屋選手の物凄く素晴らしい所だと思います)。ただ、何かに隙間なく体を包まれてしまった人、静かな海の中に潜っている人のように見えました。ですから、予選後の「コックピットの中ではリラックスできる」というコメントは、とても腑に落ちるものでした。
一瞬の笑顔の写真を上手く使って、心から喜んでいる室屋選手のイメージを作ることは出来ます。記事はその方が見栄えがします。しかし、それっぽく見せることは止めよう、と思いました。
いつか、心から嬉しそうに笑っている室屋選手を撮れるカメラマンになれるように。

室屋選手

photo:May Nagoya

text&photo:May Nagoya

<開催概要>
名   称: Red Bull Air Race Chiba 2017 (レッドブル・エアレース 千葉 2017)
日   程: 6 月 3 日(土) 予選、6 月 4 日(日) 決勝
会   場: レースエリア 千葉県立幕張海浜公園(千葉市美浜区)   
滑走路  浦安市総合公園(浦安市明海)
来場者数: 6月3日(土) 予選 3万5000人、6月4日(日) 決勝5万5000人延べ9万人
主   催: レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会
(グッドスマイルカンパニー、ローソン HMV エンタテイメント、エアレース・ジャパン)
特別後援: 千葉市、浦安市
後   援: オーストリア大使館、千葉県、朝日新聞社、TOKYO FM、InterFM897、bayfm ナショナルパートナー: FALKEN、AVIREX、JTB、LEXUS
大会アンバサダー: GLAY 
大会オフィシャルサポーター: やまだひさし
グローバルパートナー: Hamilton、RAUCH、air bp、DHL

■レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップとは

世界最高の飛行技術を持つレースパイロットたちが、最高時速370km、最大重力加速度10Gの中、 操縦技術の正確さ、知力、体力、そして精神力の限りを尽くしてタイムを競う FAI(国際航空連盟) が公認する究極の三次元モータースポーツです。高速で、機動性に優れたレース専用飛行機を使 用し、1 機ずつペナルティを回避しながら高さ 25m の空気で膨らませたパイロン(エアゲート)で構成 する低空の空中コースを周回してその飛行タイムを競います。2003 年に第 1 回大会を開催し、 2005 年より世界選手権としてスタート。2010 年まで毎年開催し、2011 年から 3 年の休止期間 間に安全面やルールをさらに向上させて 2014 年に再開、今年で 10 シーズン目を迎えました。
■大会スケジュール
2 月 10 日(金)、11 日(土) アブダビ (U.A.E.)   ・・・終了
4 月 15 日(土)、16 日(日) サンディエゴ (アメリカ)  ・・・終了
6 月 3 日(土)、4 日(日)  千葉 (日本)   ・・・終了
7月1日(土)、2日(日)  ブダペスト (ハンガリー)
7 月 22 日(土)、23 日(日) カザン (ロシア)
9月2日(土)、3日(日)  ポルト (ポルトガル)
9 月 16 日(土)、17 日(日) ラウジッツ (ドイツ)
10 月 14 日(土)、15 日(日) インディアナポリス (アメリカ)

執筆者について
名古屋メイ
ブライダルカメラマンになる筈がエクストリームスポーツの撮影ににハマってしまい、 日本中を撮り歩くようになる。撮り続けていれば、いつか佐藤英吾さん(日本のFMXを創った男) に逢えると信じて疑わない。趣味は木こり他、諸々ありすぎ。年齢は内緒。
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