かつてないほど注目を浴びるアクションスポーツシーン。その発展のために、FINEPLAYが送る多角的視点の新連載「FINEPLAY INSIGHT」がいよいよスタート。
東京五輪でのスケートボード、スポーツクライミング、BMX、サーフィンといった種目の実施が決まり、次回のパリ五輪では追加種目の有力候補としてブレイキン(ブレイクダンス)が最終選考に残るなど、世界的にアクションスポーツ(とひと括りにしてはいけないのですが、便宜的に)への注目が高まっています。
去る4月19日(金)〜21日(日)にも、フランス発の都市型スポーツの祭典「FISE」が広島市で大々的に行われ、日本代表のアスリートたちが数多くの種目で表彰台に上がり、国内でもその機運や注目度は高まる一方です。
こうした機運の高まりを受けて、このFINEPLAYコラムではシーンの発展のために有益と思う、さまざまな内容を連載していきたいと思います。自分自身、プレイヤーとしてはブレイキンがバックグラウンドなのですが、二足のわらじ的にマーケティングの世界で12年間、さまざまな企業とお仕事をしてきました。そうした自分の経験を、失敗も成功も含めてシーンの皆さんとシェアして、よりよいシーンの発展のお手伝いになれればと思います。
第一回目からちょっとカドが立つのですが、今回は僕も実によく相談を受ける「スポンサー」の捉え方についてです。
ビジネスにおける、ストリートのポテンシャル
まずスポンサー論の前に、アクションスポーツやストリートの世界のプレイヤーというのは、いまのビジネスの世界で求められるポテンシャルを多分に秘めているというコトに触れておきたいと思います。
例えばパッと思いつくだけで、以下のようなものがあります。
一つ目は、フリースタイルという概念が心身に染み付いていること。今、ビジネスの世界で言われている概念にアジャイルやOODA(この用語自体に実践的な意味は大してありませんが、気になれば調べてみてください)というものがあるのですが、これらは「とりあえずやってみよう」という、機動的なビジネスの行動概念です。これをストリートの皆さんというのは、フリースタイルという概念の中で、アドリブとかインプロヴァイズというモノが体に染みついているわけです。まさにJUST DO IT的な価値観ですね。これはビジネスパーソンとしては非常に今求められている資質なのです。
2つ目の大きなポテンシャルは、ストリート特有のユニバーサルなセンスです。僕は今でこそ競技レベルでは踊っていませんが、15年以上ブレイキンをずっとかじってきて、それこそ国内だろうが国外だろうが、性別、年齢、国籍、障害などなどが全く関係のない、本当にフラットな世界を身をもって知ることができました。シーンの中心にいない僕ですらそうなのです。世界の狭さを身をもって知っているストリート最前線のプレイヤーというのは、正直言ってそのへんの一流企業のサラリーマンよりもずっと国際コミュニケーション能力に長けている人が多いのです。ストリート界隈には、受験的な言語能力以前の本質的なユニバーサルコミュニケーション能力を培っている人が多い、と僕は思っています。
3つ目は、オリジナリティの概念です。ストリートというものは、どこかで源流に反骨精神が共通してあるもの。やはりどの領域でも、人と違った考えやスタイル、自分らしさ=オリジナリティをベースとしてアウトプットするという価値観が根強くありますね。これもまた、今のビジネスにおいて非常に求められる資質なのではないかと思います。どの企業もこれまでのやり方では手詰まりで、そこかしこにCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル:企業がベンチャー投資を行う部門のこと)や新規事業部が立ち上がって、新しいことを考えられる人材のニーズはますます増していきます。これに対して人と違うことをやってやろうという血が流れているストリート出身の人材というのは、相当なポテンシャルがあると思います。
「スポンサー」という、魔の思考停止ワード
僕の懸念は、こういったストリートやアクションスポーツ出身の人たちが持つポテンシャルをシーンの発展のために活かしきれていない、ということです。さらにその根本原因を指摘するとすれば、企業や行政側がそのポテンシャルを「見出していない」のではなく、シーン側にそれをビジネスの文脈に翻訳出来る人間が決定的に不足しているというコトになるでしょう。それがこのコラムを通じて多少なりとも改善していきたい課題です。
僕はブレイキンがバックグラウンドで、一応はそれなりにシーンにいましたので、僕のところにも最近実に多くの相談が寄せられてきます。中でも「将来(キャリア)」と「スポンサー」に関する相談は非常に多い(笑)。相談が寄せられるということはそれだけその2つがシーンにとってのイシュー=課題になっているということですね。今回はそのうち「スポンサー」について問題提起したいと思います。
まず結論をぶっちゃけますと、「スポンサー」という言葉は禁句にしてみるといい。これは相談する人に必ず言っています。
理由は簡単で、「スポンサー」とは魔の思考停止ワードだからです。かくいう自分もその昔、しかも広告代理店をやめてからしばらくはこの「スポンサー」というマジックワードに捕らわれてしまっていました。ですから懺悔を持って僕は言えるわけです、「スポンサー」という発想は捨ててみよう、と。
なぜ「スポンサー」が思考停止ワードかというと、その言葉を使う限り多くの人は「自分がやりたいことのためにおカネを出して欲しい」という思考からどうしても逃れられないからです。夢や将来をアテにして、いつの間にかおカネを出してもらうことが目的化してしまう。そしてそれは多くの企業やブランドにとって、お願いされた夢を応援するために一度は出しても、相当な高確率で永続性の無いおカネの出し方になるのです。ようするに、続かないのです。
コラボレート発想が、ポテンシャルを活かす光明
ではどうしたらいいのか。これも結論から申し上げますと、僕は勝手に「コラボレート発想」を提唱しています。
これは東京大学で2017年に僕が主任講師を務めていた「ストリートと社会」と言う自主ゼミでもお話しした内容なんですが、スポンサーと言うのは慈善事業ではなく、多くの場合は投資としてのロジックが成立しているモノだと思っておいた方が良いのです。例外は多数あれど、企業は基本的に「リターンを求めておカネを払うのだ!」という大前提を肝に命じておくべきです。もちろん偉い人たちが決めてしまう場合も多々ありますが、それをアテにしていてはいつまでも博打を打つようなものですね。
さて、実際に「コラボレート発想」とは何かといいますと、やることは2つです。1)企業に対して返せるリターンを設計する、2)リターンをベースに、WIN-WINになるアイディアを生み出していく。この手順で、企業とのシナジーを考える際に、あなたの発想はかなり自由度と説得力が増してくるはずです。
ではまず1)のリターンについて。具体的には、リターンにはどのような種類があると思いますか?
たとえばリーチ(情報発信や情報伝達の総量)ですね。企業があなたのコンテンツと組むことで、普通の企業活動や通常の広告では達成出来ないリーチをリターンとして得られるのであれば、それは大きなメリットです。広告代理店やテレビ局などがスポンサーシップを売るときは、実はこのリーチの定量的な計算(メディアプランニングといいます)がものすごく大事になってきます。それを非常に明快に、おカネに換算したらいくら分の情報発信力がスポンサーパッケージについてきますよ、ということを説明するわけです。マーケティングではこのリーチの先に理解や想起、行動などの指標があるのですが、それはまた追々説明します。
他には、イベントのスポンサーシップでしたら集客が魅力的なリターンである場合もあり得るでしょう。ある会社が商品のトライアル(試用、試乗、試着など)を非常に重要視している場合は有効かもしれません。マーケティングの課題によって、このトライアルに重点を置いている会社は意外と少なくありません。あるいは、単純に顧客体験(CXとかUXとか言います)を重要視している企業でしたら、ここが大事かもしれませんね。ただし忘れてはいけないのは、そうしたトライアルの1人あたりに通常いくらかけていて、あなたのスポンサーになることによってその費用対効果をどれだけ高められるか、という、やはり定量化する視点です。
あるいは、人的な資産に魅力を感じてくれるかもしれません。アスリートやアーティストを用いた企業のイメージアップとか、そういう昔ながらの手法です。昨今はインターネットのおかげで映像作品や音楽作品などを簡単に世界中に発信出来ますので、ドキュメンタリー映像のようなコンテンツを売れるレベルのクオリティで生み出せば、企業イメージを改善してあげられるかもしれません(ただし、これは単純に広告を作るだけだとほとんど不可能でしょう)。その場合も、誰に対して、どれくらい改善してあげられるのかを考えて話すことが重要です。ただしこのアプローチは、今のストリートやアクションスポーツのアスリートにとってはもう少し先の話になるかもしれません。僕の見立てでは、メジャースポーツのトップアスリートに比べて、世の中に対する影響力がまだまだ小さすぎるのです。
では、コラボレート発想の手順2を考えてみましょう。上記のようなリターンをベースに、それぞれの良いところを引き出してWIN-WINとなるようなアイディアはどういうものがあるでしょうか?
例えばアスリートの影響力が少ないのなら、それを逆手に取ってアスリートをその企業の社員として採用してもらう枠を設けて、それ自体を情報発信してみてはどうでしょう。そうすることで、企業は若く新しい才能を持った社員を生活ごとバックアップしている事実を作り出すことができます。事実はマーケティング活動において最も重要な要素です。そして何より、すでに述べたようなストリートならではのポテンシャルを持ったユニークな人材を獲得することが出来ます。ちなみに僕は実業団ストリートチーム構想を勝手に提唱しているのですが、それは次回の連載で取り上げます。
他にも、コミュニティセンターを一緒に作って企業の情報発信基地にしていくとか、ストリートの古着を集めて途上国に送るプロジェクトとか、企業が単純におカネを出す以外の「事実をつくりだす」コラボレート発想というのは、たくさんの視点があると思っています。大切なのは、世の中をよく観察することです。世の中の価値観とマッチした魅力的な事実は、たくさん報道してもらえたり、たくさん注目してもらえたりする可能性を秘めています。
ストリートと違って、ビジネスでは「思い」だけでは限界がある
冒頭に述べたように、ストリートやアクションスポーツの出身者には、今の世の中でとても必要とされている資質が備わっています。その資質を活かすには、世の中をよく観察して、世の中で起きていることを言語化出来るようになることが大切です。「なんかカッコイイじゃないですか」とか「夢があるんです!」といった「思い」だけだと、ストリートでは皆が付いてきますが、全くロジックの異なる企業相手のビジネスでは限界があります。
重要なのは、表面化している事象のまだ表面化していない深層を言語化して、「世の中では今これが起きていますが、その深層とはこういうことで、そこにまだ気づいていないこういうチャンスがあります」というように、企業もまだ気づけていないチャンスを言語化して説明出来るか、ということです。
具体的に考えてみましょう。冒頭申し上げたようなストリートやアクションスポーツの盛り上がりは、今表面上では五輪種目への採用という形であらわれています。その深層とは、何でしょうか。
例えば、世界の人口動態を考えてみましょう。日本はこの先しばらく人口減少と高齢化が進むばかりですが、海外は途上国を中心にどんどん若者が増え、人口も増えてきます。そうすると、IOCとして五輪をビジネスにしていくにはこうした世界の国々において五輪への注目や人気を維持することが至上命題になります。すなわちあと2大会もすれば、五輪のメインストリームは今のメジャースポーツではなく、ストリートやアクションスポーツに代わっている可能性は十分にありますよね。世界で同時中継される競技が入れ替わるかもしれません。企業と話す時に、アクションスポーツが注目されている事象の根本をこのあたりから議論出来ると、いっそう魅力が増すかもしれません。マーケティングは博打ではないですが、成功確率を高めるための投資です。このように、他の企業より少し先の視点を一緒に見ることは非常に重要です。
もう一つの視点として、ユニフォームを考えてみましょう。上記のようなメガトレンド(世の中を動かす大きな流れ)があるときに、スポーツのユニフォームはこれまでのような「バッジ文化」であり続けるでしょうか?もしかしたら2030年代の五輪で世界中に中継される人気種目では、アスリートの格好はパーカーやTシャツ、スニーカーが殆どかもしれませんね。そうすると今までスポーツメーカーだけにメリットがあったユニフォーム文化が大きく転換していく可能性があります。もはやバッジではなく、デザインとしてロゴやグラフィックが取り入れられることは、大いに考えられるでしょう。五輪はルールが厳しいですが、競技団体が主催する世界選手権やプロリーグはもっとチャンスが広がりそうです。そういった目線でアパレル会社やスポーツブランドと話してみることも魅力的に映るかもしれません。
まだまだたくさんのWIN-WINの考え方はあると思いますので、ぜひそれぞれのリターンやWIN-WINとなるコラボレート発想を磨いてみてください。
ユニークネスを発揮するために
と、偉そうに書いていますが、冒頭申し上げたとおり、僕もかつてはスポンサーというものを深く考えず、広告代理店ノリで今思えば恥ずかしいお願いをたくさんしてきました。当時取り合っていただいた企業の方々からは色々な気づきを与えていただき、大変感謝しています。しかし上記の様なことにはたと気づいて、こちらからスポンサーという関係をお断りすることも何度かありました。
今回は僕の懺悔も含めた「スポンサー」の捉え方を簡単に紹介してきましたが、とにかく大切なことは、起きていることだけでおカネを無心するのではなく、コラボレート発想をベースに企業がまだ気づけていない可能性を提示し、かつそれをなるべく定量的にも説明出来るようにしておくことです。そうすることで、なぜあなたの提案がほかよりも優れているかを説明出来るようになりますし、ストリートやアクションスポーツで培ったあなたのユニークネスが何倍も魅力的に発揮できるでしょう。さまざまなシーンがリンクしてこれからの環境を進化させていくには、こういったことが必要な考え方だと信じています。
ここまで読んでくださって、大変感謝です。次回は、今回も少し触れた「実業団ストリートチーム構想」についてお話ししたいと思います。
次回:<提言>アクションスポーツに実業団チームを | FINEPLAY INSIGT 第二回
AUTHOR:阿部将顕/Masaaki Abe(@abe2funk)
大学時代からブレイキンを始め、国内外でプレイヤーとして活動しつつも2008年に株式会社博報堂入社。2011年退社後、海外放浪やNPO法人設立を経て独立。現在に至るまで、自動車、テクノロジー、スポーツ、音楽、ファッション、メディア、飲料、アルコール等の企業やブランドに対して、事業戦略やマーケティング戦略の策定と実施を行う。
現在、戦略ブティックBOX LLC代表、NPO法人Street Culture Rights共同代表、(公財)日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス部広報委員長。建築学修士および経営管理学修士。
SPECIAL EDITION
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FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。