SPECIAL EDITION
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others約70,000人が横浜赤レンガ倉庫でアーバンスポーツに触れた2日間「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25」〜DAY 1 アフターレポート〜2025.11.21神奈川県内人気観光地である横浜赤レンガ倉庫にて行われる、日本最大級のアーバンスポーツの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL '25」が11月15日(土)〜16日(日)にわたり開催され、アーバンスポーツ競技とそのスポーツの原点とも言えるストリートカルチャーが一堂に会し、「観る・体験する・楽しむ」要素が満載のスポーツフェスティバルコンテンツが今年も実施された。 今年で4度目の開催となった「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL」。今回のイベントではストリートカルチャーとの親和性の高いアメリカンフードを取り揃えた「ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL'25」も同時開催され、来場者が実際に肌で体感できるストリートカルチャーやアーバンスポーツのコンテンツが更にグレードアップ。なんと2日間の合計70,000人と過去最大の来場者数を記録するほどの大盛況で幕を閉じた。 会場の様子photograph by Yoshio Yoshida/YUSF イベント初日となった11月15日は、朝方は冬並みの寒さで冷え込んでいたものの、日中は汗ばむくらいで上着を脱いでコンテンツを周る来場者も見られ、プレイヤーたちから湧き出る熱気で観客が一緒になって盛り上がり、初日からストリートカルチャーとアーバンスポーツを老若男女が全身で楽しんだイベントとなった。 以下は競技コンテンツの決勝を含めて会場を盛り上げたDay1の様子だ。 イベントの様子 世界最高峰のトリックが飛び出したスケートボードジャムセッション「SKATEARK “G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS”」 G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESSphotograph by Jason Halayko/YUSF 初日の11月15日(日)にはスケートボードの大会である「SKATEARK」内で開催された「G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS」が行われた。本戦のSKATEARKとは別に開催された本イベントは、15分間のリミットの中で限界を超えるトリックをメイクしジャッジを驚かせたライダーが勝者となるフォーマット。 またユニークなのは、SKATEARKにエントリーしていないライダーも参加可能で年齢や性別も問わないという部分で、本当の意味でのジャムセッションとなった。なおこのコンテンツにのみパリ五輪4位の白井空良や日本選手権王者の織田夢海が急遽参加するなど、注目のキッズライダーから世界最高峰のライダーまで約40名が一堂に会し、15分という短い時間の中で各々のベストトリックにチャレンジした。 池慧野巨の「ノーリー360フリップtoバックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」photograph by Jason Halayko/YUSF 無料で参加できる上に優勝賞金が10万円ということに各ライダーが限界を超えるトリックにトライ。世界ランキング上位勢が多く参加する中で見事頂点に立ったのは池 慧野巨。大会も中盤に差し掛かる中で「ノーリー360フリップtoバックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」という超高難易度トリックをメイクすると、それを見ていたライダーや観客を含め会場は歓声に包まれた。まさにこの日最高のベストトリックに愕然とするライダーも少なくなく、その後このベストトリックを上回るものは見られず、池が10万円と副賞のG-SHOCKの腕時計を勝ち取った。何より世界大会でも最高得点が付くようなこのトリックのメイクはYUSFの会場のボルテージを一つも二つも引き上げるもので、このイベントの最大の盛り上がりの口火を切った瞬間であった。 優勝した池慧野巨photograph by Jason Halayko/YUSF フリースタイルバスケットボールとフリースタイルフットボールの2on2バトル「DRIVE OUT powered by WUU︕」はYu-ri & YOHが優勝! 優勝したYu-ri & YOHphotograph by Hama Show/YUSF フリースタイルフットボールだけではなくフリースタイルバスケットボールも加えた2on2の大会「DRIVE OUT」も開催。こちらは初の開催となり、日本一のフリースタイラーコンビを決めるべく多くのプレイヤーが横浜へと集まった。 Yu-riのパフォーマンスphotograph by Hama Show/YUSF 予選を勝ち抜いた7組とゲストバトラー1組によるトーナメントが行われた。フットボールとバスケットボールという2ジャンルが組み合わさった本大会は、それぞれの持ち味を生かしたルーティンやボールという共通の道具で戦う者同士ならではのやり取りが見られ、カルチャーの新たな可能性が垣間見えたバトルであった。 YOHのパフォーマンスphotograph by Hama Show/YUSF 優勝を収めたのはゲストバトラーのYu-ri & YOHのコンビ。フットボールのシーンではおなじみのバトラーYu-riと、バスケにとどまらずダンスバトルなどでも結果を残すYOH。フットボールとバスケットボールそれぞれのカルチャー同士でのコンビが多かった中、混合で息の合ったルーティンで会場をロックし見事優勝を勝ち取った。 キッズたちが全身を使って究極の鬼ごっこバトル「パルオニ JAPAN CUP 2025」 パルオニJAPAN CUP 2025photograph by Jason Halayko/YUSF YUSF初日、今年も昨年同様に入り口近くの会場にて「パルオニ JAPAN CUP 2025」が開催。パルオニとは、キッズ用の障害物がおかれた指定エリアの中「追う側」「逃げる側」に分かれ、1対1の「20秒間の鬼ごっこ」を行う「鬼ごっこ」×「パルクール」を組み合わせた究極の鬼ごっこスポーツ。競技。障害物を利用しつつ頭を使いながら動き続けなければならない、まさに究極の鬼ごっこスポーツ。今大会ではU-9部門、U-12部門がそれぞれ行われた。 パルオニJAPAN CUP 2025photograph by Jason Halayko/YUSF どちらのカテゴリーもトーナメント初戦から白熱した戦いが見られた。障害物をうまく利用した立ち回りや自身の特徴を生かした戦い方を含めて、俊敏性だけでなく、障害物の使い方や立ち回りなど戦略性も問われる競技性が見受けられ、ただの鬼ごっこではない「パルオニ」という競技の奥深さが伝わってきた。U-9部門ではシュンが優勝。U-12部門ではソウキが優勝。小学生ながら勝ち気に満ちた選手が多く、負けて涙する子も見られるなど、熱量の高い大会となった。 U-9部門 表彰メンバーphotograph by Jason Halayko/YUSF U-12部門 表彰メンバーphotograph by Jason Halayko/YUSF バイクトライアルとパルクールのスペシャルコラボ「BIKE TRIAL」 バイクトライアルとパルクールのコラボデモの様子photograph by Jason Halayko/YUSF 今回も昨年同様に2日間にわたり開催され多くの観客の目を釘付けにしたのが、モーターバイクのライディングテクニックの正確性と、ライダーとマシンの信頼関係を競う競技である「BIKE TRIAL」のデモラン。本企画は会場内の特設セクションにて行われ、全日本トライアル史上最多タイトルを持つ小川友幸選手がプロデュース。今回もパルクールアスリートのTaishi共に国内唯一のコラボデモを披露した。 バイクトライアルの様子photograph by Jason Halayko/YUSF なお今年特設セッションではグラフィックアーティストのWOODによりストリート仕様にペイントされたセクションを使いながら、先日のCity Trial Japanを制した黒川健一選手と2024年全日本トライアル選手権 IASクラス 7位の武田呼人選手が、90度近い急斜面や8段ステアなど難度の高い区画が連続するセクションをいとも簡単に飛び移ってみせた。さらにはパルクールアスリートのTaishiとの連携によりセクション飛び移りやハイジャンプなど迫力ある合同パフォーマンスを披露し会場を沸かす。 バイクトライアルの様子photograph by Jason Halayko/YUSF 実際にそのハイレベルで豪快なパフォーマンスを目の前に、来場者たちは演技開始とともに大勢が集まり、歓声と拍手が絶えない盛り上がりを見せた。 たった一枚のFinalへの切符を掴み取れ!学生ダブルダッチの頂点を決める戦い「DOUBLE DUTCH ONE’S – STUDENTS EDITION 2 –」 優勝したTAIYOphotograph by Jason Halayko/YUSF 大学生限定の特別ステージ「DOUBLE DUTCH ONE’S – STUDENTS EDITION 2 –」が YUSF DAY1 で開催された。 予選は本戦進出者の行方がまったく読めないほどの激戦となり、序盤から会場は緊張感と熱気に包まれた。勢いをそのまま引き継いだ本戦では、同期同士の意地のぶつかり合いや、勢いある新入生の躍進など、大学生シーンならではのドラマが次々と展開。世代が近いからこそ生まれる独特の熱さと空気感が、ステージ全体を強烈に盛り上げた。 白熱した本戦を勝ち抜き、決勝へと進んだのは、高校時代にすでにファイナリストとして名を刻んだTAIYOと、ONE’Sのみならずパフォーマンスなど多方面で大学生シーンを牽引してきたKOKOROの2人。 TAIYOのパフォーマンスphotograph by Jason Halayko/YUSF 音の取り方と使い方の巧さが際立つTAIYOは、立ちの振りからフロアムーブまで幅広い動きを使いこなし、その高い身体能力と表現力を見せつけた。一方のKOKOROは、空間を大きく使ったダンスで魅せ、しなやかさと迫力を併せ持つ動きで観客を引き込んだ。異なるスタイルをぶつけ合う2人の決勝は、最後まで汗握る戦いとなった。そして会場の熱が最高潮に達する中、勝利をつかんだのはTAIYO。見事、学生 No.1 の座を手にした。 決勝戦後のTAIYOとKOKOROphotograph by Jason Halayko/YUSF DAY1 を通して、大学生プレイヤーたちの勢いと可能性、そして大学生シーン特有の熱量が存分に表れた1日となった。 学生の本気!ブレイキン大学No.1を決める、大学対抗CREW BATTLE「KING OF COLLEGE 2025 ~秋の陣~」 優勝した東洋大学「スノーダンサー」photograph by Jason Halayko/YUSF YUSF DAY1では、大学ブレイキン No.1 を決める大学対抗CREW BATTLE「KING OF COLLEGE 2025 ~秋の陣~」 が初開催された。本大会は、毎年3月に行われてきた人気シリーズ「KING OF COLLEGE」の特別版で、優勝チームには本戦へのシード権が与えられることもあり、どの大学も本気度が高さが見られた。 当日実施された予選を勝ち抜いた8チームが集結。序盤から各大学が個性あふれるルーティンと勢いを見せつけ、観客席からは大きな歓声が上がった。 東洋大学「スノーダンサー」のパフォーマンスphotograph by Jason Halayko/YUSF 白熱したバトルを勝ち上がり、決勝に駒を進めたのは、法政大学「強制天空」と東洋大学「スノーダンサー」。強制天空は、個々のスキルの高さや全員でのルーティンからソロへのつなぎ方、構成力など、チームとしての完成度が非常に高く、見ていて圧倒される場面が多かった。一方、スノーダンサーは突如始まるルーティンなど、誰も次の展開を予測できないサプライズなパフォーマンスで会場を沸かせた。 そんな両者の対決の勝利を手にしたのは東洋大学「スノーダンサー」。ハンズアップでの発表の瞬間、会場全体が緊張に包まれ、観る者も思わずドキドキさせられる瞬間となった。 優勝した東洋大学「スノーダンサー」の勝ち名乗りphotograph by Jason Halayko/YUSF 学生ブレイキンシーンの勢いを存分に示したDAY1。“秋の陣”は、3月本戦への期待をさらに膨らませる大会となった。 気になったアーバンスポーツをその日から始められる「アーバンスポーツ体験会」 ダブルダッチ体験会photograph by Hama Show/YUSF 国内最高レベルのアーバンスポーツを観て、「やってみたい!」と思った時からチャレンジできるように設けられたのが各アーバンスポーツの体験会。実際にプロや講師の方から手取り足取り学べ、楽しく体験できるコンテンツとして開催時間内は子どもから大人まで参加者の列は途切れず一日通して様々なアーバンスポーツに触れて楽しめる機会となった。 スケートボード体験会photograph by Jason Halayko/YUSF そして今回の体験会コンテンツで初めて設けられたのが車いすバスケ体験会。U23世界選手権優勝経験を持つ渡辺将斗選手や山下修司選手といったトッププレイヤーが直接指導。初心者でもどんな方でも体験できる本コンテンツでは、老若男女問わず車いすに乗ってドリブルやシュートに挑戦した。チャレンジ成功でプレゼントをもらえることもあり一生懸命シュートに挑戦する参加者たちの姿も印象的でインクルーシブなスポーツ体験も楽しむことができた。 車いすバスケ体験会photograph by Jason Halayko/YUSF 様々なアーバンスポーツの大会観戦はもちろんのこと、気になったスポーツをその場で体験できる機会を提供した本イベント。スポーツとしての楽しみを知る上で競技へ興味を持つ子どもたちも増えることが見込まれる。各アーバンスポーツの未来の日本代表がここから生まれていく可能性も大いにあるので今後が楽しみだ。 協賛ブースエリアとカルチャーマーケットでは、本イベントならでは買い物や体験が! カルチャーマーケットの様子photograph by Ryo Nagatomo /YUSF 協賛ブースエリアとカルチャーマーケットはとても幅広く、飲料水やコーヒー、ビールなどをその場で試飲できる“お試し”ブースが並び、来場者は気軽に立ち寄って味わいながら商品を知ることができるなど、イベントならではの体験が広がっていた。 ボートレースVR体験ブースphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF さらにボートレースをVRで体感できるブースやベイブレードのバトル体験コーナーなど、動きのある体験型コンテンツも充実。普段ではなかなかできない体験に子ども同士はもちろんのこと親子で楽しむ姿も見られ、年齢隔てなく大人も一緒になり楽しんだ。 カルチャーマーケットの様子photograph by Ryo Nagatomo /YUSF また、ストリートファッションのワンポイントにもなる帽子などを販売するショップブースもあり、買い物を楽しむ来場者の姿も見られた。どのブースも絶えず人が行き交い、イベント全体ににぎやかな雰囲気を生み出していた。 熱いDAY1を締め括ったのは「GROOVING HARBOR NIGHT」 GROOVING HARBOR NIGHTphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF 既に様々なコンテンツが盛りだくさんで大盛り上がりとなったDAY1を締め括ったのが、YUSF ’25の会場からほど近くの商業施設「MARINE&WALK YOKOHAMA」で一夜限定でコラボレーションしたDJイベント「GROOVING HARBOR NIGHT」。 GROOVING HARBOR NIGHTphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF Red Bullプロデュースによる一夜限定のラウンジが登場し、「GROOVING HARBOR NIGHT」出演予定のDJによるパフォーマンスを楽しめるほか、Red Bullをはじめとした各種ドリンク、そして「MARINE&WALK YOKOHAMA」のテナントが出店するフードやアルコールなども楽しみながら、来場者は音楽に身体を揺らしDAY1を楽しみ切り、DAY2に向けてボルテージを高めていた。 DAY2では多くの競技コンテンツにて決勝があり、日本国内はもちろんのこと世界最高峰レベルの戦いが繰り広げられるため、そこに向けても大いに期待を高めたDAY1となった。 イベント概要 開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25(略称 YUSF ʼ25)会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク(神奈川県横浜市中区新港1-1)日時:2025年11月15日(土)・16日(日)11:00~20:00入場料:無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ/ 明治商工株式会社/ 株式会社ローソンエンタテインメント/ 株式会社ゼータ)共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局協力:一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 株式会社HANDOFF / 日本フリースタイルフットボール連盟 / 一般社団法人パルクール鬼ごっこ協会 / レッドブル・ジャパン株式会社メディア協力:スカイA / FINEPLAY協賛:三菱商事都市開発株式会社/ 本田技研工業株式会社/ サミー株式会社/ BOATRACE振興会/ THYM株式会社/ 株式会社竹中工務店/ MEMORY株式会社/ 学校法人岩崎学園
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skateハイレベルな激戦を制し、アジア大会への切符を手にしたのは?!「ワールドスケートジャパン第8回日本スケートボード選手権大会 supported by Murasaki Sports」ストリート種目2025.11.06今年の日本一を決めるコンテスト「ワールドスケートジャパン第8回日本スケートボード選手権大会 supported by Murasaki Sports」が11月1日から2日にかけて開催された。会場となったのは東京・有明に位置する「livedoor URBAN SPORTS PARK」――東京オリンピックの舞台ともなったパークだ。 今大会はワールドスケートジャパン強化指定選手の選考対象大会、そして第20回アジア競技大会(愛知名古屋2026)の代表選考会を兼ねた大事な一戦となるため、男女ともに日本中から国内トップ選手たちが集まった。女子からは、先月パリで行われたSLS(Street League Skateboarding以下:SLS)で見事優勝を収めた上村葵、日本選手権3連覇を狙う織田夢海、パリ五輪優勝した吉沢恋らが出場。男子からは、今年度の日本OPEN優勝者の池田大輝、日本選手権連覇を狙う佐々木音憧、SLSテイクオーバー2025ラスベガスで初優勝を果たした小野寺吟雲らが出場し、今年の日本一を決める大会としてふさわしい顔ぶれとなった。 本記事では「ワールドスケートジャパン第8回日本スケートボード選手権大会 supported by Murasaki Sports」ストリート種目決勝の様子を男女別でレポート。表彰台に立った選手たちや、惜しくもメダルには届かなかったが会場を盛り上げたライダーを紹介する。 女子決勝レポート 10代の若手ライダーが多く出場した今大会でファイナリストには、尾関萌衣、織田夢海、松本雪聖、丹野莉愛、吉沢恋、榎並琴音、本間恋愛菜、上村葵の8名が名を連ねた。ここでは異なるスタイルで存在感を示した4名のスケーターとそのライディングを振り返る。 織田夢海 ― 揺るぎない安定感で3連覇達成 今大会を象徴するのは、やはり織田の教科書のようなライディングだ。将軍レールでの「キックフリップ・フロントサイドボードスライド」、「フロントサイドフィーブルグラインド」など、いずれも難易度が高いトリックを精度高く決めた。彼女の持ち味は、派手な技を繰り出しながらも着地に一切のブレがない安定性にある。重心の置き方、デッキコントロール、着地のバランス感が極めて理想的で、まさに“模範”と言える完成度だった。 織田夢海のフロントサイドフィーブルグラインド ©︎WSJ ラン2本目のラストには、大技「バックサイドクルックドグラインド・ノーリーフリップアウト」をクリーンにメイク。練習中は成功していなかった技を本番では決めてくるあたり、勝負強さが際立つ。ラン・ベストトリックで他を圧倒する完成度を見せ、日本選手権大会での3連覇を達成。優勝インタビューでは「ずっと目標にしていた3連覇。プレッシャーもあったが達成できてホっとしている。アジア大会は地元名古屋での開催となるので、いい結果を残せるように練習していく」と語り、次なる舞台を冷静に見据えた。 松本雪聖 ― 女子スケートレベルを牽引するパワーとスキル 2位に入った松本は、男子顔負けのパワーとスキルで会場を沸かせた。「フリップイン50-50」をバックサイド/フロントサイドの両方でメイクするなど、両サイドを自在に操るあたり、ボードコントロールの繊細さがうかがえる。スピードを殺さず、ハンドレールやステアへアプローチする姿勢は、攻撃的でありながらも安定しており、女子シーン全体のレベルアップを実感させる力強いライディングだった。 松本雪聖のキックフリップ・バックサイドリップスライド ©︎WSJ ベストトリックでは将軍レールでの「キックフリップ・バックサイドリップスライド」を三度目の挑戦で成功させ、93.66ptをマーク。女子唯一の90点台を記録した。 「女子スケートボードの技術的な天井」を押し広げるような構成であり、彼女の存在が次世代の選手たちに与える影響は大きいだろう。 尾関萌衣 ― スピードと力強さで魅せるトップガン 世界的スケートブランド 「TOY MACHINE」からサポートを受ける尾関は、今大会でも“スピード”という個性を存分に発揮した。 将軍レールでの「バックサイドリップスライド」や「バックサイド50-50」など、パワーと正確性を両立させたグラインドトリックを連発。中でも、ギャップを飛び越えながらの「トランスファー・バックサイドフィーブルグラインド」は圧巻だった。トランスファーを成立させるには、通常よりも速いスピードを維持したまま、ボードの軌道をミリ単位でコントロールする必要がある。 尾関萌衣のトランスファー・バックサイドフィーブルグラインド ©︎WSJ その完成度の高さに加え、観客を惹きつける疾走感のあるスタイルも特徴的だ。技術だけでなく、非常に楽しそうに滑る彼女には、見ていて“ワクワクさせる”魅力がある。最終的に3位でフィニッシュしたが、構成の完成度や安定感は今後の大舞台でも通用するレベルに達している。 本間恋愛菜 ― 最年少10歳、恐れを知らぬ挑戦者 今大会最年少の10歳で出場した本間は、小柄な体格ながらも果敢な姿勢で注目を集めた。身長と同じほどの高さのハンドレールに挑む姿は、観客の心をつかんだ。本人は「怖いけど、技を決めたい気持ちが強い」と語り、その強いメンタルが印象的だった。決勝ベストトリックでは、「キックフリップ・フロントサイドボードスライド」を三度目のトライで成功。82.86ptの高得点を獲得し、堂々の5位フィニッシュを果たした。 普段は埼玉所沢・SKiP FACTORYで父と二人三脚で練習を積んでいるという。「いつかはオリンピックに出場できるような選手になりたい」と語り、静かな闘志を燃やす。将来的には、現在の女子トップライダーたちに並び、次世代のシーンを牽引する存在になることが期待される。 一撃必殺の勝負へ――ルール変更がもたらす戦略への影響 今年の日本選手権ストリート種目では、ルールが大きく刷新された。決勝は、45秒間の「ラン」を3本、1発勝負の「ベストトリック」を3本行い、それぞれの最高スコアを合算して順位を決める“3/3/2形式”に変更された。準決勝はラン2本+ベストトリック3本(2/3/2形式)で、5人のジャッジが100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた平均でスコアが算出される。 これまでの「2/5/3方式」から「2/3/2方式」へと変わったことで、選手たちの戦略面にも影響が出てくる。特にベストトリックが“1本のみ”採用となった点は大きく、選手にはこれまで以上のプレッシャーがのしかかる。わずか3本の挑戦の中で一度きりの完璧なトリックを決める精神力が試される。 一方、決勝のランは2本から3本に増え、チャンスが広がる反面、体力的にはよりハードな構成に。45秒全力で滑る3本のランをこなすには、技術だけでなく持久力と集中力も不可欠だ。 なお、東京五輪ではベストトリック4本の合計で巻き返しが可能だったが、パリ五輪以降はラン1本+ベストトリック2本の合計方式に変更。今回のルールもその流れを汲み、“一発の爆発力”と“安定した滑り”の両立が求められるフォーマットとなっている。 男子決勝レポート 国内男子ストリートシーンを牽引する若手たちが火花を散らした今大会。すべてがハイレベルに拮抗する中で、小野寺吟雲、濱村大征、池田大暉、長井太雅、佐々木来夢、佐々木音憧、八島璃央、根附海龍の8名が決勝のスタートリストとなった。その中でもメダルを獲得したトップ3のスケーターのライディングを紹介。 小野寺吟雲 ― 圧倒的な完成度で“ノーミス3本” なぜ失敗しないのか――観客の多くがそう感じたはずだ。繰り出すトリックはどれも高難度。「キックフリップ・バックサイドテールスライド・ビッグスピンアウト」や「ビッグスピンフリップ・フロントサイドボードスライド・フェイキーアウト」、「フロントサイドブラントスライド・バリアルフリップアウト」など、いずれも“ハンマートリック”と呼ばれるコンボばかりだが、彼はそれを淡々とメイクしていく。決勝ラン3本は驚異のノーミス。精度、速度、着地――すべてが高い次元で安定していた。 小野寺吟雲のギャップオーバーバックサイドテールスライド・ビッグスピンフリップアウト ©︎WSJ 特筆すべきは、その安定感の裏にある反復練習の積み重ねとトリック構成の戦略性だ。ベストトリックでは後がない3回目のトライで、将軍レールにて超大技「ギャップオーバーバックサイドテールスライド・ビッグスピンフリップアウト」を成功させ、会場は歓声に包まれた。得点は本日最高の96.87ptを記録し、堂々の優勝を飾った。 インタビューでは「自分のスタイルを貫き通して世界で戦っていきたい。そして周りのサポートしてくれる方々に恩返しがしたい」と語り、15歳とは思えない落ち着きと視野を見せた。アジア大会への出場も内定。 その滑りは、単なる“若手の勢い”を超え、すでに世界基準に到達している印象を与えた。 佐々木音憧 ― スピードと独創性で魅せる、攻めのストリートスタイル 2位に入った佐々木は、ハイスピードかつハイクオリティなライディングで観客を引き込んだ。深いパンピングと力強いプッシュでスピードを途切れさせず、全セクションを一筆書きのように流していくそのスタイルは、競技というよりも“アート”に近い。スピードの中での正確なボードコントロールは男子選手の中でも特に際立っていた。 得意の「バックサイド360」を見れば、スピードを殺さずにギャップを軽々と越え、着地後の流れもスムーズ。身体とボードが一体化しているような感覚すら覚える。ベストトリックでは、ダウンレッジで「キャバレリアル・バックサイドノーズグラインド」を成功。スピンとグラインドを組み合わせた高難度トリックであり、しかも他選手が使用しなかったセクションをあえて選択した戦略性も評価された。 佐々木音憧のキャバレリアル・バックサイドノーズグラインド ©︎WSJ トリックセンスと構成の独創性が光り、最終順位は2位でフィニッシュ。インタビューでは「ルール変更の影響は特に感じていない。決めるだけなんで」と語り、どんな状況でもブレない芯の強さと自信を示した。競技スケートの本質である“自分の滑りを貫く強さ”を体現したライダーの一人だ。 八島璃央 ― 脱力感と爆発力を併せ持つ、“静かなる実力者” 福島県出身の八島は、一見リラックスした佇まいながらも、放つトリックは強烈だ。ベストトリックでは、将軍レールでの「キックフリップ・フロントサイドリップスライド・フェイキーアウト」をメイク。キックフリップを絡めたコンボトリックを武器とする八島の注目点は、キックフリップの精度の高さだ。特に、空中でのキャッチの美しさは秀逸で、まるで足に磁石がついているかのようにデッキを吸い寄せる。 八島璃央のキックフリップ・フロントサイドリップスライド・フェイキーアウト ©︎WSJ さらに「トレフリップ」や「フロントサイド180 ワンフット」といった高反発系のトリックでも安定しており、“バネの強さと重心の柔らかさ”のバランスが唯一無二なスタイルを生み出す。滑りの随所に余裕を感じさせ、時折見せる笑顔からはスケートを純粋に楽しむ姿勢が伝わる。結果としてアジア大会の切符は逃したが、今後の成長が大いに期待されるライダーだ。 大会結果 女子 左から松本、織田、尾関の順 ©︎WSJ 優勝 : 織田 夢海 174.63pt2位 : 松本 雪聖 174.18pt3位 : 尾関 萌衣 166.19pt4位 : 丹野 莉愛 143.94pt5位 : 本間 恋愛菜 138.20pt 6位 : 上村 葵 118.42pt 7位 : 吉沢 恋 85.56pt8位 : 榎並 琴音 52.55pt 男子 左から佐々木、小野寺、八島 ©︎WSJ 優勝 : 小野寺 吟雲 192.15pt2位 : 佐々木 音憧 188.55pt3位 : 八島 璃央 183.76pt4位 : 根附 海龍 181.54pt5位 : 池田 大暉 180.03pt6位 : 濱村 大征 172.14pt7位 : 長井 太雅 171.31pt8位 : 佐々木 来夢 170.74pt 総評 今大会を通して改めて感じられたのは、男女問わずスケーター全体のトリックレベルとクオリティの高さだ。単純な難易度だけでなく、精度・構成・流れの美しさといった総合的な完成度が著しく向上している。MCも繰り返し口にしていたように、今のスケートシーンでは「日本のレベル=世界のレベル」という認識がすでに定着している。もはや国内大会で見られるトリックの多くは、世界大会の決勝クラスと遜色がない。 特に印象的だったのは、キックフリップや360などを組み合わせたコンボトリックが“前提”となっている点だ。ハンドレールやレッジといったストリートの王道セクションはもちろん、これまで派手さよりも流れが重視されてきたR(ランプ)でも、高度なトリックを自然に織り込む選手が増えている。その結果、全体のスピード感と迫力が格段に上がり観客を引き込む演技が多く見られた。 さらに今回からルールが改定され、今後は単純な成功率や難易度に加え、「勝負強さ」や「持ち技の多様性」といった側面も評価対象となる。これにより、スケーターはより幅広い引き出しと戦略性が求められることになるだろう。 ロサンゼルス五輪の代表枠をめぐる戦いは、すでに幕を開けている。
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doubledutch記念すべき20周年の節目の大会を制したのは!?「Double Dutch Delight Japan 2025」Report2025.10.232025年10月18日(土)、ダブルダッチの学生日本一決定戦『Double Dutch Delight Japan 2025』が、神奈川県川崎市・カルッツかわさきで開催された。 Double Dutch Delight (ダブルダッチデライト) は毎年開催される、パフォーマンス種目世代別No.1 を決める全国大会。上位チームは、12月14日(現地時間)アメリカはニューヨーク・タウンホールシアターにて開催される国際大会『National Double Dutch League Holiday Classic』(以下、NDDL)に進出する権利を含めたダブルダッチ本場体験ツアーが与えられる。 なお大会は今年で20周年を迎えたこともあり、オープニングセレモニーには特別ゲストとしてIJRU会長であるショーン・ハミルトン氏が登壇。今大会の開催の激励と今年の夏に同じく川崎で行われた世界選手権の開催の感謝を述べ、大会は幕を開けた。 IJRU会長ショーン・ハミルトン氏(左)とJJRU事務局長原竹純氏(右) 今大会は大学生のOPEN部門、小学生から中学1年生までのNOVICE部門、中学2年生から高校生までのADVANCED部門、年齢不問の一般部門の4つに分かれる。なお今大会へはEAST、WEST、NORTH、SOUTHの地区から上位入賞したチームのみが参加できる本当の意味で今年の日本一を決める戦いとなった。 毎年大盛況となるOPEN部門は、今大会の最注目部門。Japan大会は前年度 OPEN部門の優勝チームの出場地区で開催されることが慣例となっており、ここ3年はEAST地区のチームから優勝が続いている。この記念すべき20周年の節目の大会でトロフィーを掲げるのはどのチームか、またこのJapan大会が来年はどの地区で開催されるのかなど、今年は各チームが特別な気持ちで出場する中、終始熾烈な戦いが繰り広げられた。 一般部門 『Junk Swing』のパフォーマンス 一般部門ではWEST地区代表として挑んだ『Junk Swing』が、洗練された構成と確かな実力で見事優勝を掴み取った。音楽と一体化したリズム感あふれる演技に、ロープトリックやアクロバットの迫力を融合させ、華やかさと力強さを兼ね備えたステージを披露。次々と繰り出される技の連続に、一瞬たりとも目を離せないパフォーマンスで観客の心を惹きつけた。 NOVICE部門 『A.C.Z 』のパフォーマンス NOVICE部門では、EAST地区代表として挑んだ3人チーム『A.C.Z 』が見事優勝を掴み取った。全員がフロア・アクロバットを取り入れた迫力のステージは、観客の目を釘付けにし、その場の空気を一気に引き込んだ。ラスト曲に差し掛かるにつれボルテージは最高潮に達し、ダイナミックな動きと息の合ったパフォーマンスで、会場全体を熱気で包み込んだ。 ADVANCED部門 『BASKU RATCH』のパフォーマンス ADVANCED部門では、接戦を競り勝ち優勝に輝いたのはWEST地区代表として挑んだ『BASKU RATCH』。ステージの最初から耳に残る特徴的な音や動きで観客を自分たちの世界に引き込み、ジャンプスキルやロープスキルの両方を随所に盛り込んだダイナミックかつ緻密な演技を披露。ラストまでその世界観を貫き、観客を最後まで惹きつけた。 OPEN部門 そして、OPEN部門。大会最注目のこの部門では20周年の節目に相応しい大接戦が繰り広げられ、終始固唾を呑んで結果を待つようなジャッジも頭を悩ますハイレベルな甲乙付け難い展開となった。 3位はEAST地区、日本体育大学・乱縄所属の『珠華』 が入賞した。同日午前に行われた敗者復活戦を勝ち上がった勢いそのまま、OPEN部門一発目から会場を沸かせるパフォーマンスを披露。チャイナテイストの美しさと迫力を兼ね備えた演技で、観客を魅了した。 『珠華』のパフォーマンス なお、敗者復活戦から入賞するのは、2021年『Roar』、2023年『黄金パンダ艦隊』、2024年『SHOWMEN TOPPER’s』に続き、現行選出ルールに移行してからこれで4度目。さらに3年連続の敗者復活戦からの入賞となり、挑戦するチームの熱意と意気込みが際立つ結果となった。 2位にはEAST代表として挑んだ『第一天空部隊』(R2所属) が輝いた。所属サークル R2 にとって史上初のJAPAN出場となった舞台で、見事2位入賞を果たした。曲が流れた瞬間からラストまで、演者一人ひとりの表情の豊かさが印象的で、観客の視線を釘付けにした。終盤には選手宣誓のような一場面もあり、所属サークルの名を背負って挑む意気込みと熱量が舞台全体に伝わった。パフォーマンス後のMCでは MC YUI/REG☆STYLEも思わず涙を見せるほど、観客の心に刺さるステージとなった。 『第一天空部隊』のパフォーマンス そして栄えある優勝に輝き、トロフィーを掲げたのはEAST地区「東京大学 D-act」より『Fuzzy Bud Hub』!! 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス ステージ冒頭から華麗なロープワークとジャンプで観客を夢中にさせ、個々の高いスキルと表現力を惜しみなく披露。随所に見せる緻密な技で、圧巻のパフォーマンスに。抜群の安定感と全員が持つ華、そしてチーム仲の良さが融合した完成度の高い演技で、優勝を果たした。さらに、この結果からダブルダッチサークル「東京大学 D-act」としてJAPAN OPEN部門3連覇を達成。またFuzzy Bud Hubはメンバー全員が2年生という若いチームということもあり、来年以降の活躍にも大きな期待がかかる。 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス なお、今回も優勝者インタビューとして大会直後のFuzzy Bud Hubの選手たちのコメントが本記事の末尾に掲載されている。今大会に挑むまでのアクシデントやそれを乗り越えたチームワークを感じられる等身大の彼らの言葉の数々を是非ともご一読いただきたい。 トロフィー授与の様子 ゲストショーケース 「XII After Ours」のパフォーマンス 各部門の熾烈な戦いが終わり、選手たちが固唾を飲んで結果を見守る中、特別ゲストである日本が世界に誇る若手ブレイキンクルー「XII After Ours」とダブルダッチプロチームである「REG☆STYLE」「NEWTRAD」「FLY DIGGERZ」「Millennium Collection」によるゲストパフォーマンスが披露された。特に20周年を記念したこの4つのプロダブルダッチチームからなる合同ショーケースには会場は大盛り上がり。豪華なオールスターたちがこの20周年を祝った。 「NEWTRAD」のパフォーマンス 「FLY DIGGERZ」のパフォーマンス 「Millennium Collection」のパフォーマンス 「REG☆STYLE」のパフォーマンス 4チームによる合同パフォーマンス 編集後記 千野秀行氏 2025年という年は、日本で初の世界選手権大会が開催されるなど、ジャンプロープ史においては“転換点”といえるような年となった。そこに重なるように、ストリートの聖地・川崎で開催された20周年のDelight Japan。 「歴史」といえば、それは容易い。しかしその「歴史」の正体は、先人たち──これまでの選手やスタッフ、キャストや観客たち…多くの人々が流した汗や涙のことである。そして我々はそれらによって築き上げられたものの上にいることを、ここで感謝と畏敬の念と共に、改めて申し添えておきたい。 この大会を始めたころ、そこにいた人々はこの景色を想像できたであろうか。煌々と輝くステージを背に、原竹氏・千野氏や、MCを務めるKENSAKU氏が語った言葉の一つひとつには、私たちの想像を超えたヒストリーがあった。 Delightという言葉に込められた〈歓び〉という意味。この場所でそれを感じられるチームはごく僅かなのかもしれない。しかし、この舞台に挑戦する過程で得たものが、きっと人生において輝き、歓びとなるに違いない。 ダブルダッチデライトは、これからも多くのダブルダッチャーの夢をのせ走り続けることだろう。そしてこの日流れた汗や涙は、やがて「歓び」となり、いつかの「歴史」となって、次なる世代のダッチャーたちへ光を与えていく。 各カテゴリー優勝者勝ち名乗りの様子 OPEN部門優勝『Fuzzy Bud Hub』へインタビュー! Fuzzy Bud Hub左から ユート・エリカ・カナタ・チサ・ヒナ ──まずは優勝おめでとうございます。今のみんなのお気持ちを聞かせてください。 ヒナ私たちは2年生で、このチームでDelightに出場すること自体が初めてだったんです。そして本当は6人チームなのですが、怪我でシュンが出場できなくなって5人になってしまうなど、いろんなハプニングもありました。本当に私たちはメンタルが強くなくて、そのたびに打ちのめされていたのですが… 今はなんかもう夢みたいで、もはや何が起こっているか分からないです(笑)。 ──じゃあみんなあまり実感が湧いていないと。発表の際、名前を呼ばれて涙していたシーンもあったと思うんですが、それは実感とはまた違う感情だった? エリカそうですね、衝撃で涙が流れちゃった感覚です。少し時間が経って、今は私も「なんでここにいるんだ…?」みたいな気持ちになっていますね(笑)。 ──さきほどみんなハプニングを経たことや、あとは「メンタルが強くない」と話してくれましたが、そういったハンデもあった中でも優勝できたことは、単なる偶然ではないと思っています。そもそもメンタルが強くても1位になれるわけではないし。そこで自分たちでこの夏を振り返ってみて、どういったところに勝因があったと思いますか? チサそれでいうと、まずメンタルが弱いということを自覚しているので、大会中は他のチームのパフォーマンスは見ずに集中していました。自分たちにあった対策や、出来うる最善のことはできたのかなと。 あとはJSDDLのサマーキャンプに行ったり、いろんなイベントに出場したり、スタッフをやったりと、コツコツ自分たちのことを広めていって、色んな人に応援してもらえるようになったなとは思っています。 カナタ僕は仲の良さかなと思っています。フュージーはよくコミュニケーションを取っているんですよね。舞台袖の待機中もパフォーマンス中もよく喋りました。あと会場の近くで練習をしているときも、いつも通り話していて。緊張もしたんですけど、みんながいるしいけるでしょと思えたことが勝利に繋がったなと感じました。 ──ちなみにどんな会話を? エリカしょうもない会話とか、あとはカナタがするモノマネで笑ったりしていました(笑)。 ──なるほど(笑)。でも素敵ですね。コミュニケーションというところで1つ聞きたいんだけど、当然チームとして大会に出る以上、チームとして向き合わなければならない瞬間もあったと思います。そういうとき、みんなはどのようにコミュニケーションを取っていたのかなと。 ヒナ実はJapan大会の1週間くらい前に、私が本当にメンタルブレイクしてしまったんです。周りのチームも圧倒的に強いことを知っていたし、私たちもダブルダッチ歴は長いけれど、Japan大会に出た経験はなかった。チームの方針として、各技を易しくしてリスクを低め、ミスのない演技をすることを重視していたのですが、それでは勝てないのではないかと思ってしまったんです。不安で気持ちが落ちて落ちて、落ちまくって。でもそのとき、チームメイトが「みんなで通せば勝てるでしょ!」って言ってくれたことが大きかったです。それを信じてやってこれました。 ──みんなはヒナに声をかけたときって自信はあった? 一同ないです(笑)。 エリカその点に関しては、コーチのYoshihiroさんの存在も大きかったです。この大会からコーチになっていただいたのですが、Yoshihiroさんがずっと「ノーミスこそが正義」って言ってくださっていて。最初は私たちも半信半疑だったんですが(笑)、それをずっと聞いていて、かつ練習を進めていくうちに信じられるようになったんです。 ──最近の傾向として、自分の実力に自信がないから攻める選択をするチームも多いと思うんですが、その中でフュージーのみんなは逆の選択をしたと。実際、守りに入ったなって感覚はありましたか? 一同めっちゃありました(笑)。 ──(笑) チサでもそれ以上に、みんなで「身の丈にあったパフォーマンスをしよう」という共通認識でしたね。 コーチのYoshihiro(中央)と / 本人提供 ──ただ、守りに入ったにしては技術力の高さも感じるパフォーマンスだとは思ったんですが、どのような練習をしていたのか教えてもらってもいいですか? ヒナ今回だと3分弱のパフォーマンスで、それを4分割して、2〜3回通るまで次のパートにはいけない、というような練習をしていました。最初はやっぱり全然次に進まないんですよ。最初のほうでつまづいたりして1時間とか経ってしまったりもして。けれど、だんだん慣れてくるにつれて一発で終えられることも増えてきて。これを私たちは「鬼練」と呼んでいます(笑)。 ちなみにカナタが考案してくれたのは、普段は2回、雨の日だと「気分が下がるから」という理由で3回になっています。理由はよく分かりません(笑)。 チサこの3回という設定も、例えば「1回目:ただ跳ぶだけ → 2回目:50〜60%くらいの体感 → 3回目:100%」と設定して、次ミスしたら一からだからというプレッシャーを与えていたんですが、それが本番のようなプレッシャーの環境下で練習できていたのかなと感じます。 ■ アクシデントを乗り越えて ──少し時系列が前後しますが、先ほどフュージーは怪我でチームメイトが1名欠けてしまった状態で大会に臨むことになったと話してくれたと思います。気持ち的にも技術面でも大変だったと思いますが、どのようにしてそのアクシデントを乗り越えてきたのでしょう? ヒナみんなで落ち込みました。泣きました。終わった…って思ったけど、少しずつ時間と共に落ち切ったからこそ、ここから上がるしかないなとも思えるようになりました。そしてシュン自信も相当落ち込んだと思うのですが、「やっぱコイツがいないと勝てないなって言われるまでリハビリ頑張る」とメッセージをくれて、私たちはもうやるしかない、思いを背負って勝つしかないなと感じさせてくれました。 ──さまざまな紆余曲折を乗り越えて、憧れだったJapanのステージに立つことになりましたが、パフォーマンス中や直後はいかがでしたか? ヒナ私は緊張しすぎてあんまり記憶がないですね。気がついたらステージから捌けていました(笑)。 エリカもう、超楽しかったです(笑)。ただ実は少しだけミスもあって、私の中では見せきれなかったことが悔しさもありますね。(周囲からはミスに)気付かないと言われたりもしましたが、そこはちゃんと“ノーミスの顔”をできたことも良かったのではないかなと。 ──ダブルダッチは特性上、ミスが分かりやすくパフォーマンスの流れに大きく影響を与えてしまうと思うのですが、そのとき心の中ではきっと「あっ…」となってしまうと思います。そういう無意識下のことまでちゃんと修正するのって、やっぱり計り知れない積み重ねがあったということですよね。 エリカ私は表情に出やすいタイプで、小学生のときからずーっとそうなんです。コーチのYoshihiroさんや指導してくださった方にも指摘を受けたり、チームメイトからは半ば怒られたりもして(笑)。とにかく色んな人に指摘されて直せたと思うので、マジで感謝しています。 ──ちゃんとそういう指摘もしあえていることがよいですね。 チサ例えば誰かの気持ちが落ちちゃって、というときは、一緒に沈んでしまうこともありますけど、じゃあ他のみんなでどうでもいい話で盛り上げようとか、ピリピリしているときは和らげようというような、状況を見てバランスを取ることも大事だと思いました。 ヒナそれでも全員が沈んでしまったときは、一旦練習を切り上げて解散しちゃうこともあって。意外と次の日はケロっとしてることもあります。 カナタ変に遠慮する関係でもないですし、思ったことは伝えた方が結果にもつながると思うので、言い方さえ気をつければ伝えるべきだとは思っています。 ユウト今のようにエリカの表情のこともそうですが、みんなそれぞれが、それぞれの弱点を理解して補い合えることが強さだと思っています。例えば僕であれば、技のシルエットが良くないから、みんなで一緒に考えていこうとか。お互いの弱点を伝え合い理解しあって、質の良いものにできたことが結果につながったと思っています。 ──皆さんの話を聞いていても実感しますが、フュージーのパフォーマンスは全員が意見をしっかり擦り合わせて、表情や意識的なところも統一されているなと感じました。 ヒナ例えば表情が1つ潰れてしまっただけでも、観る側の受け取り方が全く変わってしまうよね、というようなことまで、色々と話していた気がします。 チサそうですね。私はこうがいいと思う、いや自分は… という意見の差って絶対にあるんですが、しっかりと意見を言い合って納得する形に落とし込むことが一貫性に繋がっていると思います。ただ言語化しているとはいえ、「ここはニヤッって感じで」とか(笑)。全てを事細かに言葉にしてるわけではないけど、その「ニヤッ」もどういう感じなのかということも話したりはします。 ■ シュンがいたら絶対いけるっしょ ──さて、みんなはまだ2年生ということもあり、いわば“追いかける側”で走ってきたけど、ここからは名実ともに“追われる側”となります。来年のDelightが皆さんのラストとなるわけですが、ここから先に対する思いや目標だったり、考えていることがあれば教えてください。 チサ本番前の緊張も、今回は「ラストイヤーじゃないから…」と自分たちに言い聞かせてリラックスさせてきたんですが、それがもうできないのでどうしよう、とは思っています。 カナタでもシュンがいたら絶対にいけるっしょ、とも思っていますね。来年は6人で優勝したいと思っています。 ヒナ私たちのサークルであるD-actは、私たち以外にも同期がめちゃくちゃ強いんです。5チームいて、今回は惜しくもJapanのステージには立てなかったけれど、順位や点数も高いほうで。だから5チーム全員、同期みんなでJapanのステージに立てたら良いなと思っています。 エリカ私はカナタに勝つことですね(笑)。 カナタえっ(笑)。 エリカお互いキッズの頃からダブルダッチを始めていて、お互いのことを初めて知ったのが高校時代。当時からずっとカッコいいプレイヤーだなと思っていました。高3の最後に一緒のチームを組んだんですが、自分のパートよりもお客さんを沸かせていて、めっちゃ悔しかったんですよね、それが(笑)。なので「フュージーで一番カッコいいのはエリカ!」って言われるようになりたいと思っています。 そして、さっき“追われる側になる”という話があったと思うんですが、自分が追いかけてきた人ってみんな自信がある人たちなんですよ。だから私、これからはなよなよした自分からは卒業します。そして自信を持って自分を魅せ切って、カナタを超えます。 ──全然なよなよしているようには思えないくらい力強いコメントだったけど(笑)。ありがとうございます。他の皆さんはいかがでしょう? ユウト僕は2つあって、まず1つは「JOKER」* の存在を広めたいと思っているんです。 *JOKER:松本深志高校 ダブルダッチ部の名称。大会での入賞歴もある強豪校で、多くの有名プレイヤーを輩出している。 ユウト正直最近JOKERはあまり強くはなくて、ただ名前が知られているような感覚なんですが、その自分のルーツであるJOKERのことが広がって、後輩たちに夢を与えられたらいいなと思っています。あともう1つは、世代間で最強の“3倍ヤー”(3倍を跳ぶプレイヤー)になりたいですね。近い世代にすごい上手い方々もいるんですが、「3倍ヤーといえば?」と聞かれたとき、自分の名前が挙がるようなプレイヤーになりたいです。 チサチームメイトがみんなすごく上手で、私はもっと自信をもってフュージーにいれるように努力しないといけないと思っています。みんなにおんぶに抱っこは悔しいので。正直、貢献できたかは分からないですが、もっと自信を持ってそう言えるように頑張りたいですね。 ──側からみると決してそんなことはないと思うんだけどね。ただ、自分で自信を持てる感覚というのはまた違いますからね。では最後、リーダーのカナタくんはいかがでしょう? カナタD-actの最盛期はここだぞ、ってことですかね。 エリカうわー、ちょっとそれ答えじゃん(笑)。 カナタD-actとしてはDelight Japanで3連覇していて、2023年のBølge、2024年のNoA-NoAと好調なんですが、いやここだぞ、俺らの代が一番ヤバいんだぞ、って思わせたいです。僕ら22期が最盛期を築き、そしてその筆頭格がFuzzy Bud Hubであればいいな、と思っています。 大会概要 『Double Dutch Delight Japan 2025』日時:2025年10月18日(土)会場:神奈川県川崎市・カルッツかわさき主催:一般財団法人日本ジャンプロープ連合(JJRU)共催:川崎市協賛:コムテック株式会社 / カシオ計算機株式会社 / 株式会社JTB / JBLオフィシャルサプライヤー:NEW ERA / STANCE主管:日本学生ダブルダッチ連盟(JSDDL) / OVER THUMPZ
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surf世界自然遺産・徳之島を舞台に繰り広げられた熱戦──栄冠を手にしたのは小林桂と川瀬心那2025.10.212025年10月17日から19日までの3日間、WSL Tokunoshima Town Pro QS2000が鹿児島県大島郡徳之島・花徳浜(けどくばま)で開催された。徳之島でWSLイベントが行われるのは、2023年10月に開催された「TOKUNOSHIMA TOWN PRO JUNIOR」以来、2年ぶり。開催地が南西諸島に位置することから、奄美大島や地元・徳之島出身の選手も多く出場。日本で5番目に世界自然遺産に登録された豊かな自然に囲まれたこの地で、白熱した戦いが繰り広げられた。9月から国内でQS(Qualifying Series)の開催が続いてきたが、日本で行われる今大会が今シーズン現時点では最後の一戦となる。今後はフィリピン、台湾へと舞台を移すが、日本で獲得したポイントが今季の最終ランキングに大きく影響を与える可能性もある。コンディションは3日間を通して胸前後。日中は気温上昇に伴いオンショアが吹き、海面がやや乱れる時間帯もあったが、コンスタントにうねりが届き、試合を進行するには十分な波が続いた。 ©︎WSL / CHARFILM ©︎WSL / CHARFILM ©︎WSL / CHARFILM ファイナルデー進出者は実力者4名 小林桂 ©︎WSL / CHARFILM 迎えたファイナルデー。ラインナップには、個性豊かな4名のサーファーがそろった。試合巧者の小林桂、逆転劇で勝ち上がってきた大音凛太、腰の不調を抱えながらも波を読み切った山中海輝、そして御前崎から好調を維持する岡村晃友。この好調な4名の中から、ファイナルへと駒を進めたのは小林桂と、QS初のファイナル進出を果たした岡村晃友となった。 ©︎山中海輝 WSL / CHARFILM ©︎大音凛太 WSL / CHARFILM ©︎岡村晃友 WSL / CHARFILM 岡村晃友との接戦を制し、小林桂が頂点へ ©︎WSL / CHARFILM 小林桂はどの試合でも必ずスタートから動き出す試合運びも今大会でも披露し、開始10分たたず5.83スコアをする。 しかし、岡村晃友も10分過ぎる直前でフロントサイドでスプレーをあげた縦へのアプローに4.67をスコア。 中盤戦、小林桂が7本目に5.47スコアしバックアップスコアを伸ばし、岡村晃友が優勝するための必要なスコアを6.53と伸ばす。 しかし、岡村晃友が7本目に6.10とヒートハイエストをスコアし優勝するためのスコアを5.20と縮める。 小林桂は引き続き動き続け10本目に6.67スコアしヒートハイエストを塗り替え、岡村晃友が必要なスコア6.41に引き離す。 そのまま岡村晃友はスコアを伸ばす波を見つけることができず試合終了。 見事、MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000、Mera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000に続き優勝を果たした。 岡村晃友 ©︎WSL / CHARFILM 小林桂 ©︎WSL / CHARFILM 川瀬心那が宮崎に続き、徳之島でも頂点に立つ ©︎WSL / CHARFILM ウィメンズは、今季好調な川瀬心那をはじめ、吉田花瑚、徳之島・母間出身の青山コト、そして奄美大島から出場した山田佳那の4名がファイナルデーに名を連ねた。 山田佳那 ©︎WSL / CHARFILM 青山コト ©︎WSL / CHARFILM ファイナルに進出したのは、川瀬心那と吉田花瑚。お昼前、波の変化が見られるタイミングでヒートがスタートした。川瀬心那がスタートダッシュを見せ、1本目で5.50をスコア。続く2本目でも3.83をマークし、序盤からリードを広げる。しかし、その後はバックアップを伸ばすのにやや苦戦する展開となった。対する吉田花瑚は、3本目で3.67、5本目に4.17をスコアし、トップスコアを塗り替えながら必要スコアを5.17まで縮める。しかし中盤以降、波数が減少。川瀬心那はプライオリティを活かして吉田花瑚をマークし、吉田花瑚はそれを避けるようにライト方向(右側)へポジションを移す。両者がポジションを変えながらチャンスをうかがうも、最後まで決定的な波は訪れずタイムアップ。見事、川瀬心那がMera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000、そしてKitaizumi Surf Festivalに続く優勝を飾った。 吉田花瑚 ©︎WSL / CHARFILM 川瀬心那 ©︎WSL / CHARFILM 徳之島での戦いを終え、舞台はフィリピン・台湾へ ©︎WSL / CHARFILM 世界自然遺産に登録された、自然豊かな徳之島を舞台に繰り広げられた今大会。 日本で続いたQSシリーズはこの大会で一区切りとなるが、舞台はこのあとフィリピン、そして台湾へと移る。ツアーはフィリピン、台湾へと続き、選手たちは来季の出場権を懸けた重要な戦いが続いていく。 Women’s 結果 ©︎WSL / CHARFILM 優勝:川瀬心那2位:吉田花瑚3位:青山コト・山田佳那 Men's 結果 ©︎WSL / CHARFILM 優勝:小林桂2位:岡村晃友3位:山中海輝・大音凛太
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danceジュニア世代日本一決定戦が渋谷にて開催!「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2025」2025.10.072025年10月4日(土)に東京都渋谷区の代々木公園BE STAGEにてジュニア世代に向けたブレイキンの大会「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2025」が開催された。本イベントはパリ2024オリンピックの影響もあり、近年盛り上がりを見せるブレイキンシーンにおいて、ジュニア世代が中心となる大規模な大会が国内外問わず開催されていない背景から、ブレイキン大国である「日本」から、世界に発信できる世界最大のジュニア大会となることを目指して今回2回目の開催となった。 ©FEworks / Haru Graphics 各都道府県をレペゼンするU-15のメンバーで構成されたクルーでエントリーするのが本大会の特徴。雨天の中開催されるも、子ども達の気迫のこもった熱いバトルが繰り広げられ、会場は大きな盛り上がりを見せていた。 アンバサダーにはShigekix、ゲストショーケースにⅫ After Ours、ジャッジにも日本を代表するトップB-Boy、B-Girlが集結。ジュニア世代日本一を決める大会に相応しいメンバーが名を連ねた。 Ⅻ After Ours / ©FEworks / Haru Graphics JUDGES / ©FEworks / Haru Graphics Shigekixによる「勝ち飯」トークセッション 本戦トーナメントの開幕を前に、会場ではShigekixによるトークセッションが行われた。テーマは「食事」。パリ五輪に挑んだ際のリアルな食生活から、日々のコンディショニング、そして本番で最高のパフォーマンスを発揮するための“勝ち飯”メソッドまで。成長期を迎えるジュニア世代とその保護者に向けて、食とパフォーマンスの関係をわかりやすく語った。 ©FEworks / Haru Graphics Shigekixが伝えたのは、「本番でエネルギーを切らさないこと」の重要性だ。大会当日や練習の合間にもこまめに食事をとるよう意識していると語り、その実践例として紹介されたのが、一口サイズのおにぎり「PowerBall(パワーボール)」。この日、会場では実際にShigekixが普段口にしているPowerBallが配布され、参加者も試食を通じてその効果を体感した。子どもたちからは「おいしい!」「食べやすい!」といった声が上がり、保護者からも「これならうちの子も食べてくれそう」と好評を集めた。 ©FEworks / Haru Graphics さらに会場内には「勝ち飯ブース」が設けられ、「アミノバイタル スーパースポーツゼリー」や「だし湯」などのアイテムが提供された。バトルの合間にゼリーを“ちびちび飲む”選手の姿や、「しみる〜」「おいしい」とだし湯をおかわりする親子の光景が見られ、Shigekixのトーク後には多くの人がブースに足を運んだ。 Shigekixは「極端に食べないとか、ダイエットは避けてほしい。しっかり食べて、食べるものに興味を持ってほしい」と語り、食を通じて自分の体と向き合う姿勢の大切さを伝えていた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics HIRO10 vs Shigekix!サプライズでエキシビジョンバトルが実現! 本戦開始前のメインオープニングにてHIRO10が登場。雨天のため自身が企画した「Powermove Contest」が中止となってしまったため、急遽Shigekixとのエキシビションバトルを提案。日本が世界に誇る2人の夢の対決が実現した。 HIRO10十八番のパワームーブや、Shigekixの音に合わせたフリーズで観客を魅了。計3ムーブを踊り切り、会場を大いに盛り上げた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 次世代のニュースターたちによる意地とプライドをかけた戦い 厳しい予選を勝ち抜いた8チームによるトーナメントは、どのバトルもどちらが勝つか分からない接戦となった。本イベントのルールは5ターン制となっており、必ずルーティンをしなければならないターンが含まれているのもBREAKIN’ SUMMITならでは。 特にトーナメントを勝ち進んでいくにつれ重要なポイントとなったのがルーティンの完成度だ。ルーティンのターンでいかに勢いを途切れさせず最後まで踊り切れるかが勝負の分かれ道となった。 ©FEworks / Haru Graphics 準決勝初戦のカードはStates of Styles(東京) vs YamaNasty(山梨)。こだわりの詰まった特徴的なスタイルが魅力のYamaNasty。生き生きとした踊りで会場の空気を掴む。 対するStates of Stylesは各々の洗練されたソロや多彩なバリエーションを見せ、説得力のある踊りを披露。難しい判断となったがStates of Styleに軍配が上がった。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics もう一方の準決勝のカードはKCS NEXT GENERATION(熊本) vs FRESH FRONTIER(長野)。大人顔負けのパワームーブや体の柔軟性を活かしたムーブなど個性あふれるメンバーで構成されたFRESH FRONTIER。 KCS NEXT GENERATIONはバトルの姿勢を崩さず、相手を意識したムーブが印象的だった。毎ターンスキル、アイデアともに申し分ないパフォーマンスを披露したが、クルーとして一体感を見せたFRESH FRONTIERが流れを掴み決勝へ駒を進めた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 決勝はStates of Style vs FRESH FRONTIER。お互いの持ち味を生かしたルーティンと爆発力のあるソロで会場をロック。見ごたえある一戦となった。この日一番の盛り上がりを見せたバトルは、僅差でStates of Styleの勝利。 ©FEworks / Haru Graphics States of Style / ©FEworks / Haru Graphics 随所で垣間見えたブレイキンの魅力 悪天候によるタイムスケジュールの変更など、選手達はコンディション調整が難しい中でタフな戦いを強いられた。そんな中でも仲間同士で鼓舞しあう姿など、クルーバトルらしい場面も多々見受けられた。 子供たちが本気で切磋琢磨し自分を表現できる、ブレイキンの可能性を改めて実感させられる一日となった。様々な特色を持つイベントが開催されるなか、BREAKIN’ SUMMITは子供たちが目指す新たな「大舞台」にふさわしい大会となるだろう。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 大会概要 大会名:東急不動産ホールディングスBREAKIN’ SUMMIT 2025会場:代々木公園BE STAGE日時:2025年10月4日 MC:MACCHANDJ:TEE / YOSHIKIJUDGE:ABERE / AYU / ISSEI / KAZUHIRO / Lil'En / MiMz / RA1ON / RYOGA / SHOSEI / TSUKKI / Yuika / Yurie GUEST SHOWCASE:XII AFTER OURS、Valuence INFINITIES Youth
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others日本最大級“入場無料”のアーバンスポーツの祭典 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25 アーバンスポーツに染まる秋の2日間に約7万⼈が来場2025.11.272025年11⽉15⽇(⼟)・16⽇(⽇)の2⽇間、『YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25』が、横浜⾚レンガ倉庫にて開催された。開催4回⽬となった本イベントでは、ブレイキンの大会にパリオリンピック⽇本代表のShigekix選手をはじめ、世界最高峰の舞台で活躍する選手たちがアーバンスポーツの各大会に登場。その他にも、例年よりも体験できる種⽬を増やした各種アーバンスポーツ体験会は、多くの参加者で盛況となった。 今年はストリートアイテムの物販などで賑わうマーケットや、BOAT RACEやBEYBLADE Xの体験コンテンツのほか、全24店舗が集まり同時開催された、横浜⾚レンガ倉庫初のアメリカンフードフェス『ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25(AAFF ʼ25)』など、朝から夜まで多くの⽅に昨年以上の「観る・体験する・食べる・飲む・遊ぶ」楽しみをご提供。2⽇間で約70,000⼈が来場し、会場は大いに盛り上がり4度⽬の開催を終えた。 開催概要 開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25(略称 YUSF ʼ25)会場:横浜⾚レンガ倉庫イベント広場・⾚レンガパーク(神奈川県横浜市中区新港1-1)日時:2025年11⽉15⽇(⼟)・16⽇(⽇)11:00~20:00入場料:無料※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会(株式会社横浜⾚レンガ/ 明治商工株式会社/ 株式会社ローソンエンタテインメント/ 株式会社ゼータ)共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局協力:一般社団法⼈ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ/ 株式会社HANDOFF / ⽇本フリースタイルフットボール連盟/ 一般社団法⼈パルクール鬼ごっこ協会/ レッドブル・ジャパン株式会社メディア協力:スカイA / FINEPLAY協賛:三菱商事都市開発株式会社/ 本田技研工業株式会社/ サミー株式会社/ BOAT RACE振興会/ THYM株式会社/ 株式会社竹中工務店/ MEMORY株式会社/ 学校法⼈岩崎学園 同時開催 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ’25 開催名称:ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25(略称AAFF ʼ25)会期:2025 年11 ⽉15⽇(⼟)・16⽇(⽇)営業時間:11:00 ~20:00(ラストオーダー19:30)入場料:無料会場:横浜⾚レンガ倉庫イベント広場(神奈川県横浜市中区新港1-1)主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会 RESULTS [アーバンスポーツリザルト] スケートボード - SKATE ARK MENS HI 部門1位 Kairi Netsuke / 2位 Toa Sasaki / 3位 Keyaki Ike MENS LOW 部門1位 YuichiroEndo/ 2位 YoshikuniDohji/ 3位 ItsukiMatsuzawa WOMENS 部門1位 NanakaFujisawa / 2位 kotoneEnami/ 3位 Nikki Akiyama G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS 部門 WINNER Keyaki Ike ブレイキン - KING OF COLLEGE 2025 ~秋の陣~ 優勝 東洋大学 / スノーダンサー(speedysharp/ HAL / sota / Shunpei / Molt / Nina / hiroki / tera) ブレイキン - SUPER BREAK “Special Edition 5on5 Crew Battle” 優勝XII After Ours(Shigekix / TSUKKI / RAM / RA1ON / Y-HI) BMXフラットランド - FLAT ARK MENS OPEN部門 1位 Naoto Tamaru / 2位 Ren Oshima / 3位 TakatoMoriya WOMENS OPEN部門1位 Carin Honmura/ 2位 Nanae Takahashi/ 3位 Nina Suzuki MENS EXPERT部門1位 SotaWatanabe/ 2位 GinseiKawauchi/ 3位 RyuyaKanamoto MENS NOVICE部門1位 Jiro Kaneko/ 2位 JojiHarafuji/ 3位 HiromuIde ダブルダッチ-DOUBLE DUTCH ONE'S Student edition 1位 TAIYO ダブルダッチ-DOUBLE DUTCH ONEʼS 1位 SHU-BOY / 2位 daichi / 3位 イワネスインセイン パルクール - ONE FLOW BATTLE 2025 PRO 部門 1位 Yurai PRO 部門 BEST BATTLE賞 Tomoya/ Takahiro WOMENS 部門 1位 Momo WOMENS 部門 BEST BATTLE賞 Momo/ Chiyo OPEN 部門1位 Nichiru OPEN 部門BEST BATTLE賞 THEO(テオ)/ 斎藤颯斗 パルオニ - パルオニJAPAN CUP 2025 U-12部門 1位 Souki Imahama U-12部門BEST BATTLE賞 Haruki Ogata / Akito Ogata U-9部門 1位 Shun Takahashi U-9部門BEST BATTLE賞 Ren Moriya / Kotaro Kasuga 3x3 - IMPACT - 3x3 TOURNAMENT 1位 SHONAN SEASIDE フリースタイルフットボール/フリースタイルバスケットボール - DRIVE OUT powered by WUU! 2on2 部門1位 Yu-ri & Yoh 2on2 部門2位 2One(Yo & Shion) ベストトリック賞 Uzura/ RIKU / NESS フリースタイルフットボール - JFFC 10th Final MENS 部門 1位 Shohei MENS 部門 2位 Hiro-K MENS 部門 3位 AKI WOMENS 部門 1位 Moe-K WOMENS 部門 2位 Mai WOMENS 部門 3位 Miharu その他のコンテンツ バイクトライアル - BIKE TRIAL DEMO レーザータグ アーバンスポーツ体験会(一部抜粋) DJイベント「GROOVING HARBOR NIGHT」 LIVE PAINTING -アーティスト︓秋山雅貴 イベント出店ブース その他会場の様子 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25
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others「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」部活動地域移行・学校教育におけるアーバンスポーツの可能性2025.11.262025年10月31日(金)、ソーシャルとカルチャーデザインの祭典であるSOCIAL INNOVATION WEEK 2025(SIW)の一環として「部活動地域移行」「学校教育」におけるアーバンスポーツの可能性と題したセッションが開催された。 本セッションでは、部活動の地域移行、学校教育におけるアーバンスポーツの可能性、そしてカルチャーと暮らしが育つ場所をいかに創出するかという3つのテーマを軸に、自治体担当者やトッププレイヤー、指導者らが登壇し、活発な議論が交わされた。 登壇者の7名(写真左から田中豊氏、松浦政行氏、大下義邦氏、水谷洋夫氏、AYANE氏、FISHBOY氏、渡邊マーロック氏) 登壇者には、一般財団法人渋谷区スポーツ協会 副理事長の田中豊氏、横須賀市役所 文化スポーツ観光部アーバンスポーツ推進担当課長松浦政行氏、北九州市 都市ブランド創造局スポーツ振興課アーバンスポーツ担当課長大下義邦氏、京都市役所文化市民局市民スポーツ振興室スポーツ企画課長の水谷洋夫氏が参加した。加えて、昨年度の全日本チャンピオンであるB-GirlAYANE氏、CyberAgent Legitディレクターであり渋谷区の部活動改革にも携わるダンサーのFISHBOY氏も登壇した。 ファシリテーターは、渋谷未来デザインでスポーツプロデューサーを務め、パリオリンピック・ブレイキン競技監督も担う渡邊マーロック氏が務めた。 登壇者プロフィール 田中豊 一般財団法人渋谷区スポーツ協会副理事長1986年渋谷区役所入職。スポーツ行政の専門職員として、スポーツ振興事業、スポーツ施設の計画・整備、パラスポーツ推進事業などを担当。オリンピック・パラリンピック推進課長、スポーツ振興課長、スポーツ部長などを歴任。2022年シブヤ部活動改革プロジェクトの推進団体である一般社団法人渋谷ユナイテッドを設立。2024年一般社団法人渋谷区体育協会と合併し、一般財団法人渋谷区スポーツ協会を設立し、現職に至る。 松浦政行 横須賀市役所文化スポーツ観光部アーバンスポーツ推進担当課長出身:千葉県富里市 趣味:サーフィン 星座:牡羊座 血液型:A型 MBTI:ESFP(エンターテイナー) 所属:横須賀市役所 文化スポーツ観光部企画課兼アーバンスポーツ推進担当課長仕事: 横須賀市でBMX・ストリートダンス・パルクールなどのアーバンスポーツを活用したまちづくりを担当しています。日々、イベント開催や練習環境の整備、普及事業などを通じて、アーバンスポーツを横須賀に根付かせる活動に奮闘中! 大下義邦 北九州市都市ブランド創造局スポーツ振興課アーバンスポーツ担当課長1997年に北九州市役所へ入職。市民課での窓口業務や給与課での内部管理、市長秘書や東京事務所での企業誘致など、多彩な業務を経験。近年はラグビーワールドカップ2019ウェールズ代表キャンプ、東京オリパラ、世界体操・世界新体操、パルクール世界選手権など数々の国際スポーツ大会を担当。 一地方公務員としての立場から、スポーツを通じて世界と地域をつなぐ役割を担い、現在は「北九州市をアーバンスポーツの聖地へ」と熱意をもって挑戦し、ワールドスケートボードストリート2025北九州を担当している。 水谷洋夫 京都市役所文化市民局市民スポーツ振興室スポーツ企画課長 AYANE BGIRL / 株式会社IAM6歳頃からダンスを始め、10歳でブレイキンと出逢う。 2013年頃からは国内のみならず、数多くの海外の大会でも活躍。 2017年10月、地元である大阪狭山市の観光大使(現在特命大使)に任命される。 2022, 2023年度JDSF BREAKING強化選手となる。 FISHBOY CyberAgent Legitディレクター10代前半からあらゆるダンスコンテストで優勝。 23歳で世界大会優勝、 30歳 RADIOFISHを結成。’PERFECT HUMAN’ が大ヒット。紅白歌合戦出場を果たしました。イギリスで行われる世界最大のオーディション番組、ブリテンズゴットタレントでは最高の栄誉であるゴールデンブザーを獲得。 D.LEAGUEにおいてCyberAgent Legitの監督としてチーム3年連続リーグ優勝&最優秀監督賞を獲得。 渋谷区の部活動改革プロジェクトにおいては渋谷ユナイテッドダンスクラブにて総合演出・監修を務めている。 渡邊マーロック 渋谷未来デザイン / スポーツプロデューサー日本のBBOYであり、2024年パリ五輪では日本代表の監督としてチームを成功に導いた。マーケティングと競技の両分野のスペシャリストとして活動。現在は日本ダンススポーツ連盟の理事として、競技強化から普及・ブランド戦略まで幅広く牽引。渋谷未来デザインでは、企業との連携や地域を巻き込むスポーツプロデュースでも実績を重ねており、その視点は常に現場と社会をつなぐような活動をしている。 アーバンスポーツのルーツ セッション冒頭では、渡邊マーロック氏により、ブレイキン、ヒップホップをはじめとしたアーバンスポーツのルーツが語られた。ブレイキンを含むヒップホップカルチャーは1970年代ニューヨーク・サウスブロンクスで誕生した。MC(ラップ)・DJ・ブレイキン・グラフィティの4要素を持ち、その発祥の地はブロンクスリバーコミュニティセンターの広場とされている。 当時、ギャング抗争の中でDJが音楽を流し、ダンスやグラフィティが生まれたことがヒップホップの始まりとして語られている。路上などの公共空間を舞台に人々が集い、コミュニティが形成されながらカルチャーが育った歴史である。 AYANE氏とFISHBOY氏も路上で練習したことのある経験を共有した。AYANE氏はトランポリン競技を通じて偶然ブレイキンに出会い、練習場所に集まる人々との交流に感動したと述べた。FISHBOY氏は、一緒に踊りたいという気持ちが教え合いの文化を生み、それが価値観の広がりにつながったと語った。 スポーツ基本法改正と部活動地域移行 2025年の注目点として、スポーツ基本法が14年ぶりに改正されたことが挙げられる。従来の「する・見る・支える」に加えて「集まる・繋がる」が新たに明記された。これは公共空間を起点とするアーバンスポーツの特徴と一致し、日本のスポーツ政策がアーバンスポーツに追いついてきたことを示している。 渋谷区では令和3年に渋谷部活動改革プロジェクトが始動し、その中でユナイテッドクラブが設立された。初年度からダンスクラブがスタートし、現在で5年目となる。FISHBOY氏がディレクターを務める同クラブでは主に土日を中心に約30名が参加しており、特に中学年代女子の運動部参加率の低さを補う人気クラブとして定着している。 FISHBOY氏は、当初は学校ごとで固まりがちな生徒も多かったが、「集まる・繋がる」を意識したコミュニケーションによって壁が薄れていったと語った。 AYANE氏も、異なる価値観が共有されていく過程はダンスの魅力であると述べた。ダンスをはじめとし、アーバンスポーツは大人が教えるだけでなく、仲間を見て学び盗む非形式的学習を通じて発展してきた文化、人と違うことが評価されるアートであり、互いの個性を認め合える世界であると述べられた。 各自治体のアーバンスポーツ部活動地域移行 指導者確保が最大の課題とされる中、多くの自治体が地域移行に向け動き始めている。北九州市では来年度より週末のみ地域展開を開始予定で、ダンスやスケートボードの民間クラブも受け皿として準備が進んでいる。 京都市は令和10年度に中学校の部活動廃止と地域移行を計画しており、今年度下半期よりダンス・ダブルダッチ等で実証事業を開始している。横須賀市では地域移行はまだ進行段階にあり、BMXやパルクールなどダンス以外の指導者確保が課題となっている。 渋谷区では代々木公園BE STAGEを拠点としたストリートスポーツクラブが発足した。ブレイキン、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、スケートボードの4競技を体験するマルチスポーツ型クラブである。 子どもたちは4種目全てに取り組み、年間のゴールとして全種目の成果発表会を目指す。指導陣には世界レベルの競技者達が名を連ね、特に褒めて育てる指導スタイルが子どもたちの自信を育む点が高く評価されている。AYANE氏は「きっかけはどこに落ちているかわからない。選択肢と出会いを与える場として素晴らしい取り組みです。」と述べた。 アーバンスポーツが学校と地域の未来をどう変えるかという議論では、「集まる」「繋がる」「育つ」が主要なポイントとして強調された。指導者が毎回いなくても成立し、大人に教わらず見て盗む非形式的な学びでアーバンスポーツが進化してきた点が述べられ、それは技術だけでなく生き方や教育的な価値も提供している。 セッション内で特に重要視されたのは繋がりだ。子供たちは、学校では接しない社会の大人とも交流し、心も繋がる信頼関係を構築する機会を得る。さらに、子供の頃から違いを認識する経験は、将来その違いが争いになるのを避ける上で非常に重要だと指摘された。 アーバンスポーツは、公共の空間を基盤としたコミュニティ文化から生まれ、自ら学び、繋がりを育む独自の価値を持つ。部活動の地域移行が進む中で、自治体の取り組みや民間との連携が課題解決の鍵となっている。本セッションでは、教育現場におけるアーバンスポーツの有効性と、子どもたちの居場所、自己肯定感を育む力が再確認された。各地域が拠点を形成し、全国的な交流が広がることで、スポーツが文化として根付く未来が期待されている。
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others島田市本通が熱気に包まれた一日!【URBAN SPORTS CAMP vol.2】2025.11.222025年11月8日(土)静岡県島田市、本通三丁目・四丁目にて「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA vol.2」が開催され、スケートボード、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、フリースタイルバスケットボールのパフォーマンスや当日受付で参加可能の無料体験会が実施された。 vol.1は9月28日(日)に島田市駅前駐車場にて開催されており、島田市で今回で2回目の開催となった。本イベントは単なる競技の披露に留まらず、世界レベルの技を見て、その場で体験できるイベントとなっており多くの来場者で賑わった。 アーバンスポーツの各分野で活躍するトッププレイヤーたちが集結し、その華麗な技で街全体を盛り上げた。一日を通して、イベントは老若男女に楽しまれていた様子で、アーバンスポーツが持つ観客との一体感を楽しむ魅力が最大限に発揮された。 地元島田市出身の著名なスケートボーダー、根附海龍も会場に登場し、染谷絹代島田市長と面会するシーンも見られ、市を挙げて開催が喜ばれている様子が伝わった。 スケートボード スケートボード体験会では、参加者が安心して挑戦できる環境が重視されていた。体験会で用いられたのは、確かな知識と実績を持つ中坂優太氏監修の教材となっており、初めてボードに触れる参加者でも正しい装着方法から基礎動作までを丁寧に学ぶことができた。 体験エリアでは、親子連れだけでなく子供一人で参加する様子も見られ、参加者は島田市出身の根附海龍を筆頭とした指導の下で一つひとつステップアップし、楽しく技を習得している様子だった。 イベント終盤には隣のステージでパフォーマンスを行っていたプロダブルダッチチームFLY DIGGERZと急遽コラボパフォーマンスが始まることに。2本の縄の間をスケートボードで飛び越える高度でスリリングなパフォーマンスで会場のボルテージを一気に高めた。 ダブルダッチ ニューヨーク発祥の2本の長縄を逆方向に回しながら跳び、その中で技を繰り広げるスポーツであるダブルダッチ。今回は、プロダブルダッチチームFLY DIGGERZ(フライディガーズ)がパフォーマンスを披露。アクロバットやダンスを組み合わせた多彩な表現、自由なスタイルとキャラクターで会場をロックした。 体験会では彼らから丁寧なレクチャーを受け、参加者は基本の跳び方を学んでいった。基本をクリアした来場者の中には、2人同時に跳んだり、あるいはさらに独自の動きを取り入れた応用した楽しみ方を試みるなど、即座にこのスポーツの奥深さに触れる様子が多く見られた。 フリースタイルフットボール サッカーから派生し、ボール一つで表現を追求するフリースタイルフットボール。レッドブルアスリートのYu-riと静岡県御前崎市出身のYu-toが登場し、観客の目を釘付けにする難易度の高い大技を次々と披露した。 技を一つ習得できると、参加者は次々に自分で技を組み合わせることに夢中になり、新しいコンビネーションを編み出していく様子も見られた。そのできた技を友達や親に誇らしげに披露するといった、微笑ましい光景が会場のあちこちで見られた。 フリースタイルバスケットボール フリースタイルバスケットボールは、バスケットボールを使い、リズムや音楽に合わせて技やトリックを披露する競技。フリースタイルバスケットボーラーのRIKUとNESSが出演し、数々のコンビプレーとボールを用いた多彩な表現で観客を沸かせた。 数ある技の中でも特に人気を博したのは、指の上でボールを回転させるボール回し体験だ。この象徴的なトリックは、その手軽さゆえか、老若男女が夢中になって挑戦し、会場の熱気を高める中心となっていた。 最後に 「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA vol.2」は、アーバンスポーツが持つ観る楽しさと体験する楽しさの両方を味わえる貴重なイベントとなった。トッププレイヤーたちの迫力あるパフォーマンスに加え、初心者でも安心して挑戦できる体験会が充実していたことで、来場者それぞれが自分なりの楽しみ方を見つけられる一日となった。 地元出身選手の活躍や市長の来場など、地域が一体となってイベントを盛り上げる様子も印象的で、島田市の新たな魅力創出につながる取り組みとして、大きな意義を持ったと言えるだろう。島田市からアーバンスポーツを通じてさらに多くの交流や挑戦が生まれていくことが期待される。
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others約70,000人が横浜赤レンガ倉庫でアーバンスポーツに触れた2日間「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25」〜DAY 1 アフターレポート〜2025.11.21神奈川県内人気観光地である横浜赤レンガ倉庫にて行われる、日本最大級のアーバンスポーツの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL '25」が11月15日(土)〜16日(日)にわたり開催され、アーバンスポーツ競技とそのスポーツの原点とも言えるストリートカルチャーが一堂に会し、「観る・体験する・楽しむ」要素が満載のスポーツフェスティバルコンテンツが今年も実施された。 今年で4度目の開催となった「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL」。今回のイベントではストリートカルチャーとの親和性の高いアメリカンフードを取り揃えた「ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL'25」も同時開催され、来場者が実際に肌で体感できるストリートカルチャーやアーバンスポーツのコンテンツが更にグレードアップ。なんと2日間の合計70,000人と過去最大の来場者数を記録するほどの大盛況で幕を閉じた。 会場の様子photograph by Yoshio Yoshida/YUSF イベント初日となった11月15日は、朝方は冬並みの寒さで冷え込んでいたものの、日中は汗ばむくらいで上着を脱いでコンテンツを周る来場者も見られ、プレイヤーたちから湧き出る熱気で観客が一緒になって盛り上がり、初日からストリートカルチャーとアーバンスポーツを老若男女が全身で楽しんだイベントとなった。 以下は競技コンテンツの決勝を含めて会場を盛り上げたDay1の様子だ。 イベントの様子 世界最高峰のトリックが飛び出したスケートボードジャムセッション「SKATEARK “G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS”」 G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESSphotograph by Jason Halayko/YUSF 初日の11月15日(日)にはスケートボードの大会である「SKATEARK」内で開催された「G-SHOCK presents ULTIMATE TOUGHNESS」が行われた。本戦のSKATEARKとは別に開催された本イベントは、15分間のリミットの中で限界を超えるトリックをメイクしジャッジを驚かせたライダーが勝者となるフォーマット。 またユニークなのは、SKATEARKにエントリーしていないライダーも参加可能で年齢や性別も問わないという部分で、本当の意味でのジャムセッションとなった。なおこのコンテンツにのみパリ五輪4位の白井空良や日本選手権王者の織田夢海が急遽参加するなど、注目のキッズライダーから世界最高峰のライダーまで約40名が一堂に会し、15分という短い時間の中で各々のベストトリックにチャレンジした。 池慧野巨の「ノーリー360フリップtoバックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」photograph by Jason Halayko/YUSF 無料で参加できる上に優勝賞金が10万円ということに各ライダーが限界を超えるトリックにトライ。世界ランキング上位勢が多く参加する中で見事頂点に立ったのは池 慧野巨。大会も中盤に差し掛かる中で「ノーリー360フリップtoバックサイドノーズスライドビッグスピンアウト」という超高難易度トリックをメイクすると、それを見ていたライダーや観客を含め会場は歓声に包まれた。まさにこの日最高のベストトリックに愕然とするライダーも少なくなく、その後このベストトリックを上回るものは見られず、池が10万円と副賞のG-SHOCKの腕時計を勝ち取った。何より世界大会でも最高得点が付くようなこのトリックのメイクはYUSFの会場のボルテージを一つも二つも引き上げるもので、このイベントの最大の盛り上がりの口火を切った瞬間であった。 優勝した池慧野巨photograph by Jason Halayko/YUSF フリースタイルバスケットボールとフリースタイルフットボールの2on2バトル「DRIVE OUT powered by WUU︕」はYu-ri & YOHが優勝! 優勝したYu-ri & YOHphotograph by Hama Show/YUSF フリースタイルフットボールだけではなくフリースタイルバスケットボールも加えた2on2の大会「DRIVE OUT」も開催。こちらは初の開催となり、日本一のフリースタイラーコンビを決めるべく多くのプレイヤーが横浜へと集まった。 Yu-riのパフォーマンスphotograph by Hama Show/YUSF 予選を勝ち抜いた7組とゲストバトラー1組によるトーナメントが行われた。フットボールとバスケットボールという2ジャンルが組み合わさった本大会は、それぞれの持ち味を生かしたルーティンやボールという共通の道具で戦う者同士ならではのやり取りが見られ、カルチャーの新たな可能性が垣間見えたバトルであった。 YOHのパフォーマンスphotograph by Hama Show/YUSF 優勝を収めたのはゲストバトラーのYu-ri & YOHのコンビ。フットボールのシーンではおなじみのバトラーYu-riと、バスケにとどまらずダンスバトルなどでも結果を残すYOH。フットボールとバスケットボールそれぞれのカルチャー同士でのコンビが多かった中、混合で息の合ったルーティンで会場をロックし見事優勝を勝ち取った。 キッズたちが全身を使って究極の鬼ごっこバトル「パルオニ JAPAN CUP 2025」 パルオニJAPAN CUP 2025photograph by Jason Halayko/YUSF YUSF初日、今年も昨年同様に入り口近くの会場にて「パルオニ JAPAN CUP 2025」が開催。パルオニとは、キッズ用の障害物がおかれた指定エリアの中「追う側」「逃げる側」に分かれ、1対1の「20秒間の鬼ごっこ」を行う「鬼ごっこ」×「パルクール」を組み合わせた究極の鬼ごっこスポーツ。競技。障害物を利用しつつ頭を使いながら動き続けなければならない、まさに究極の鬼ごっこスポーツ。今大会ではU-9部門、U-12部門がそれぞれ行われた。 パルオニJAPAN CUP 2025photograph by Jason Halayko/YUSF どちらのカテゴリーもトーナメント初戦から白熱した戦いが見られた。障害物をうまく利用した立ち回りや自身の特徴を生かした戦い方を含めて、俊敏性だけでなく、障害物の使い方や立ち回りなど戦略性も問われる競技性が見受けられ、ただの鬼ごっこではない「パルオニ」という競技の奥深さが伝わってきた。U-9部門ではシュンが優勝。U-12部門ではソウキが優勝。小学生ながら勝ち気に満ちた選手が多く、負けて涙する子も見られるなど、熱量の高い大会となった。 U-9部門 表彰メンバーphotograph by Jason Halayko/YUSF U-12部門 表彰メンバーphotograph by Jason Halayko/YUSF バイクトライアルとパルクールのスペシャルコラボ「BIKE TRIAL」 バイクトライアルとパルクールのコラボデモの様子photograph by Jason Halayko/YUSF 今回も昨年同様に2日間にわたり開催され多くの観客の目を釘付けにしたのが、モーターバイクのライディングテクニックの正確性と、ライダーとマシンの信頼関係を競う競技である「BIKE TRIAL」のデモラン。本企画は会場内の特設セクションにて行われ、全日本トライアル史上最多タイトルを持つ小川友幸選手がプロデュース。今回もパルクールアスリートのTaishi共に国内唯一のコラボデモを披露した。 バイクトライアルの様子photograph by Jason Halayko/YUSF なお今年特設セッションではグラフィックアーティストのWOODによりストリート仕様にペイントされたセクションを使いながら、先日のCity Trial Japanを制した黒川健一選手と2024年全日本トライアル選手権 IASクラス 7位の武田呼人選手が、90度近い急斜面や8段ステアなど難度の高い区画が連続するセクションをいとも簡単に飛び移ってみせた。さらにはパルクールアスリートのTaishiとの連携によりセクション飛び移りやハイジャンプなど迫力ある合同パフォーマンスを披露し会場を沸かす。 バイクトライアルの様子photograph by Jason Halayko/YUSF 実際にそのハイレベルで豪快なパフォーマンスを目の前に、来場者たちは演技開始とともに大勢が集まり、歓声と拍手が絶えない盛り上がりを見せた。 たった一枚のFinalへの切符を掴み取れ!学生ダブルダッチの頂点を決める戦い「DOUBLE DUTCH ONE’S – STUDENTS EDITION 2 –」 優勝したTAIYOphotograph by Jason Halayko/YUSF 大学生限定の特別ステージ「DOUBLE DUTCH ONE’S – STUDENTS EDITION 2 –」が YUSF DAY1 で開催された。 予選は本戦進出者の行方がまったく読めないほどの激戦となり、序盤から会場は緊張感と熱気に包まれた。勢いをそのまま引き継いだ本戦では、同期同士の意地のぶつかり合いや、勢いある新入生の躍進など、大学生シーンならではのドラマが次々と展開。世代が近いからこそ生まれる独特の熱さと空気感が、ステージ全体を強烈に盛り上げた。 白熱した本戦を勝ち抜き、決勝へと進んだのは、高校時代にすでにファイナリストとして名を刻んだTAIYOと、ONE’Sのみならずパフォーマンスなど多方面で大学生シーンを牽引してきたKOKOROの2人。 TAIYOのパフォーマンスphotograph by Jason Halayko/YUSF 音の取り方と使い方の巧さが際立つTAIYOは、立ちの振りからフロアムーブまで幅広い動きを使いこなし、その高い身体能力と表現力を見せつけた。一方のKOKOROは、空間を大きく使ったダンスで魅せ、しなやかさと迫力を併せ持つ動きで観客を引き込んだ。異なるスタイルをぶつけ合う2人の決勝は、最後まで汗握る戦いとなった。そして会場の熱が最高潮に達する中、勝利をつかんだのはTAIYO。見事、学生 No.1 の座を手にした。 決勝戦後のTAIYOとKOKOROphotograph by Jason Halayko/YUSF DAY1 を通して、大学生プレイヤーたちの勢いと可能性、そして大学生シーン特有の熱量が存分に表れた1日となった。 学生の本気!ブレイキン大学No.1を決める、大学対抗CREW BATTLE「KING OF COLLEGE 2025 ~秋の陣~」 優勝した東洋大学「スノーダンサー」photograph by Jason Halayko/YUSF YUSF DAY1では、大学ブレイキン No.1 を決める大学対抗CREW BATTLE「KING OF COLLEGE 2025 ~秋の陣~」 が初開催された。本大会は、毎年3月に行われてきた人気シリーズ「KING OF COLLEGE」の特別版で、優勝チームには本戦へのシード権が与えられることもあり、どの大学も本気度が高さが見られた。 当日実施された予選を勝ち抜いた8チームが集結。序盤から各大学が個性あふれるルーティンと勢いを見せつけ、観客席からは大きな歓声が上がった。 東洋大学「スノーダンサー」のパフォーマンスphotograph by Jason Halayko/YUSF 白熱したバトルを勝ち上がり、決勝に駒を進めたのは、法政大学「強制天空」と東洋大学「スノーダンサー」。強制天空は、個々のスキルの高さや全員でのルーティンからソロへのつなぎ方、構成力など、チームとしての完成度が非常に高く、見ていて圧倒される場面が多かった。一方、スノーダンサーは突如始まるルーティンなど、誰も次の展開を予測できないサプライズなパフォーマンスで会場を沸かせた。 そんな両者の対決の勝利を手にしたのは東洋大学「スノーダンサー」。ハンズアップでの発表の瞬間、会場全体が緊張に包まれ、観る者も思わずドキドキさせられる瞬間となった。 優勝した東洋大学「スノーダンサー」の勝ち名乗りphotograph by Jason Halayko/YUSF 学生ブレイキンシーンの勢いを存分に示したDAY1。“秋の陣”は、3月本戦への期待をさらに膨らませる大会となった。 気になったアーバンスポーツをその日から始められる「アーバンスポーツ体験会」 ダブルダッチ体験会photograph by Hama Show/YUSF 国内最高レベルのアーバンスポーツを観て、「やってみたい!」と思った時からチャレンジできるように設けられたのが各アーバンスポーツの体験会。実際にプロや講師の方から手取り足取り学べ、楽しく体験できるコンテンツとして開催時間内は子どもから大人まで参加者の列は途切れず一日通して様々なアーバンスポーツに触れて楽しめる機会となった。 スケートボード体験会photograph by Jason Halayko/YUSF そして今回の体験会コンテンツで初めて設けられたのが車いすバスケ体験会。U23世界選手権優勝経験を持つ渡辺将斗選手や山下修司選手といったトッププレイヤーが直接指導。初心者でもどんな方でも体験できる本コンテンツでは、老若男女問わず車いすに乗ってドリブルやシュートに挑戦した。チャレンジ成功でプレゼントをもらえることもあり一生懸命シュートに挑戦する参加者たちの姿も印象的でインクルーシブなスポーツ体験も楽しむことができた。 車いすバスケ体験会photograph by Jason Halayko/YUSF 様々なアーバンスポーツの大会観戦はもちろんのこと、気になったスポーツをその場で体験できる機会を提供した本イベント。スポーツとしての楽しみを知る上で競技へ興味を持つ子どもたちも増えることが見込まれる。各アーバンスポーツの未来の日本代表がここから生まれていく可能性も大いにあるので今後が楽しみだ。 協賛ブースエリアとカルチャーマーケットでは、本イベントならでは買い物や体験が! カルチャーマーケットの様子photograph by Ryo Nagatomo /YUSF 協賛ブースエリアとカルチャーマーケットはとても幅広く、飲料水やコーヒー、ビールなどをその場で試飲できる“お試し”ブースが並び、来場者は気軽に立ち寄って味わいながら商品を知ることができるなど、イベントならではの体験が広がっていた。 ボートレースVR体験ブースphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF さらにボートレースをVRで体感できるブースやベイブレードのバトル体験コーナーなど、動きのある体験型コンテンツも充実。普段ではなかなかできない体験に子ども同士はもちろんのこと親子で楽しむ姿も見られ、年齢隔てなく大人も一緒になり楽しんだ。 カルチャーマーケットの様子photograph by Ryo Nagatomo /YUSF また、ストリートファッションのワンポイントにもなる帽子などを販売するショップブースもあり、買い物を楽しむ来場者の姿も見られた。どのブースも絶えず人が行き交い、イベント全体ににぎやかな雰囲気を生み出していた。 熱いDAY1を締め括ったのは「GROOVING HARBOR NIGHT」 GROOVING HARBOR NIGHTphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF 既に様々なコンテンツが盛りだくさんで大盛り上がりとなったDAY1を締め括ったのが、YUSF ’25の会場からほど近くの商業施設「MARINE&WALK YOKOHAMA」で一夜限定でコラボレーションしたDJイベント「GROOVING HARBOR NIGHT」。 GROOVING HARBOR NIGHTphotograph by Ryo Nagatomo /YUSF Red Bullプロデュースによる一夜限定のラウンジが登場し、「GROOVING HARBOR NIGHT」出演予定のDJによるパフォーマンスを楽しめるほか、Red Bullをはじめとした各種ドリンク、そして「MARINE&WALK YOKOHAMA」のテナントが出店するフードやアルコールなども楽しみながら、来場者は音楽に身体を揺らしDAY1を楽しみ切り、DAY2に向けてボルテージを高めていた。 DAY2では多くの競技コンテンツにて決勝があり、日本国内はもちろんのこと世界最高峰レベルの戦いが繰り広げられるため、そこに向けても大いに期待を高めたDAY1となった。 イベント概要 開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25(略称 YUSF ʼ25)会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク(神奈川県横浜市中区新港1-1)日時:2025年11月15日(土)・16日(日)11:00~20:00入場料:無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ/ 明治商工株式会社/ 株式会社ローソンエンタテインメント/ 株式会社ゼータ)共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局協力:一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ / 株式会社HANDOFF / 日本フリースタイルフットボール連盟 / 一般社団法人パルクール鬼ごっこ協会 / レッドブル・ジャパン株式会社メディア協力:スカイA / FINEPLAY協賛:三菱商事都市開発株式会社/ 本田技研工業株式会社/ サミー株式会社/ BOATRACE振興会/ THYM株式会社/ 株式会社竹中工務店/ MEMORY株式会社/ 学校法人岩崎学園
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bmx日本名城の地で、強者たちが「舞乗の乱」を繰り広げる!『CHIMERA A-SIDE BMX FLATLAND BATTLE 2025』2025.11.202025年11月23日(日)・24日(月祝)、歴史とカルチャーが交わる城下町・岡山にて、世界最高峰のBMXフラットランドライダーたちが集結!日本発の“フラットランドバトル”形式で、5分間の交互ライディングにより勝敗を決する究極の頭脳戦。華麗な連続技で攻めるか、一撃必殺の大技で魅せるか――制限時間の中で繰り広げられる、戦略とオリジナリティの応酬が観る者の心を揺さぶる。 さらに今回は、BMXと並行して「けん玉ワールドバトル」も開催。日本の伝統とストリートが融合する“OKAYAMA JAM”として、グルメ、ファッション、音楽、アートが彩るカルチャーフェスティバルに進化。世代や国境を越え、誰もが“感情のバトル”を体感できる3日間。2025年秋、名城・岡山城の麓が世界の祭り場に変わる。 開催概要 ︎開催日程:2025年11月22日(土)・23日(日)・24日(月祝)︎会場:岡山城 下の段広場(岡山県岡山市北区丸の内2丁目3-1)︎開催時間:10:00〜20:00 主なプログラム ©️CHIMERA Union ︎ 【CHIMERA A-SIDE BMX FLATLAND BATTLE 2025】開催日:11月23日(日)・24日(月・祝)世界のトップライダーたちが集結。5分間の削り合いバトルで勝敗を決める、CHIMERAオリジナルルールのBMXフラットランド世界大会。「舞乗の乱」と称される、戦略とオリジナリティの激突を体感せよ。 【CHIMERA FREESTYLE KENDAMA WORLD CHAMPIONSHIP(CFKWC)】開催日:11月22日(土)年齢・国籍・スキルを超えたフリースタイルけん玉世界大会。リズムと創造性を武器に、グローバルプレイヤーが岡山に集う。 【OKAYAMA JAM AREA】岡山グルメ、ローカルブランド、カルチャーセレクトショップが集結!人気店によるキッチンカーやけん玉・輪投げ体験ブース、ファッションが楽しめる複合エリア。国籍、年齢関係なく誰もが自由に遊べる空間を展開。
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