日本最大級のサーフイベント『WSL QS3000 Bonsoy CHIBA ICHINOMIYA OPEN 2023 Presented by INVALANCE』最終日レポート

2023.07.25
text & photograph by Shuji Izumo

2023年7月21日(金)~ 7月25日(火)にかけて、東京五輪 サーフィン種目が行われた千葉県釣ヶ崎海岸 (通称:志田下ポイント) にて『WSL QS3000 Bonsoy CHIBA ICHINOMIYA OPEN 2023 Presented by INVALANCE』が開催された。本大会はアジアリージョンの第2戦目であり、来シーズンのチャレンジャーシリーズ(CS)への出場権が懸かった予選大会の一つだ。男女ともにQS3000とポイントグレードも高い大事な一戦のため、日本人選手はもちろんのこと、インドネシア・韓国・フィリピンと、アジア各国のトップ選手も多く参戦し、日々のトレーニングの成果を惜しみなく発揮していた。

ここ志田下ポイントは堤防と堤防の間が南北に300~400m程の細かな砂のビーチが広がる。波はダンパー中心だが志田特有のシフトする波も多く、特にライト方向にショルダーの張った波が多かったのが感じられた。会場は初日から好天に恵まれ、波はコシ〜ムネ サイズとビッグウェーブではないもののアクションを入れやすいサイズとなっていた。

本日に大会最終日を迎え、午前6時30分からヒートスタートとなり、QS3000女子セミファイナルからスタートした。ファイナルのヒート時間は35分。朝はグラッシーな波でグッドコンディションであるものの、早目のブレイクに加えて波数も少なく、アクションを入れられる波選びが需要となった。

そんな中、Women’s Finalには中塩佳那選手、野中美波選手の2名が、男子は大原洋人選手、鈴木仁選手の2名がFinalへと進んだ。

19歳 中塩佳那選手QS初優勝

なかなかポイントを伸ばす事ができずにいた中塩は残り15分を過ぎた頃、右から左へとポジションを移すと、セミファイルでも高得点を出したあたりに波が現れる。ブレイクが早いにも関わらずテイクオフからノートリムで、トップをえぐるようなバックハンドで、ワンアクションながらも6.00ptを叩き出し、5本目の4.10ptと合わせ10.10ptで見事QS初優勝を飾った。

準優勝となった野中美波選手はリップが飛ぶような難しい波をチョイスする。彼女の持ち味である体幹で姿勢を低く重心を下げて、上手く着地するも3.00pt・3.90ptとなかなかポイントを伸ばすことができずにフィニッシュとなった。

優勝した中塩佳那選手のコメント

ここ志田下で優勝できてすごく嬉しいです。セミファイナルで勢いよく勝ってファイナルに望みたかったのですが、セミファイナルでは残り4分までノーライドでした。でもそこから逆転できたことで、「今日の自分の運とメンタルの強さなら『イケる!』」と自信を持ってファイナルに臨むことができました。この後インドでQS3000があり、エントリー人数が少ないと聞いているので、ひとつひとつの試合を大事にしてまた優勝できるよう頑張りたいです。

『志田下は俺が一番うまい!』豪語した大原洋人が見事優勝!

大原洋人選手は1本目からギア全開でエンドセクションの波が崩れているところにスピードを緩めず板を蹴り上げ、そのままカールに合わせ跳び上がりロールイン。2本目もファーストトリックでクリーンに板をプッシュし、カールに向けてえぐるようなロールイン。5.25pt・5.75pt トータル11.00ptで見事優勝。直近はなかなか勝てていなかった大原だったが、USオープンに向けて良い結果を得ることができた。

準優勝の鈴木仁選手はエアーのメイク率が高く、終始エアーのワントリックやコンビネーションで攻めるも高さが出せない。途中、大原選手からのプレッシャーに少し焦ったか、プライオリティに関わらず10本のライディングをするもインコンプリートが目立ち、2本目3本目のコンビネーションライドの4.50pt・4.75ptと得点を伸ばす事ができずトータル9.25ptで第2位となった。

優勝した大原洋人選手のコメント

ここの海は自分にとって特別であり、オリンピックではメダルが取れず悔しかったですが、今回こうして優勝できて本当に嬉しいです。家族も一番近くでサポートしてくれて応援もしてくれるし、地元の方々の応援でさらにパワーをもらえたので、本当に良かったです。今はオリンピックよりもCT (チャンピオンツアー) クオリファイに向けて日々頑張っています。その後はポルトガル・ブラジルと続くのでもっともっといいサーフィンをしていきたいと思っています。ありがとうございました。

大会結果

QS3000 Mens
優   勝:大原 洋人 
第2位:鈴木 仁 
第3位:児玉 椋 
第3位:安室 丈

QS3000 Women’s
優   勝:中塩 佳那
第2位:野中 美波
第3位:池田 未来
第3位:脇田 紗良

大会概要

大会名称 : WSL QS3000 Bonsoy CHIBA ICHINOMIYA OPEN 2023 Presented by INVALANCE
開催日程 : 2023年 7月21日(金)~ 7月25日(火)
開催会場 : 一宮県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(通称:志田下ポイント)
大会グレード : 【Mens】WQSツアーグレード QS3000 / 【Womens】WQSツアーグレード QS3000
大会賞金 : ※賞金総額【男子】AUD30,000 / 【女子】AUS30,000
主催 : オキシア株式会社
公認 : WSL ASIA PACIFIC
後援 : 千葉県 / 一宮町 / 一宮町教育委員会 / 一宮町商工会 / 一宮町観光協会 / 一宮町サーフィン業組合
企画制作 : オキシア株式会社
協力 : 一般社団法人 Japan Water Patrol / LehuaS

執筆者について
FINEPLAY編集部
FINEPLAY は世界中のサーフィン、ダンス、BMX、FMX、スケートボード、スノーボード、クライミングなどストリート・アクションスポーツに関する情報を提供するWebマガジン
ピックアップフォト
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
イベントスケジュール
4月 2024
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      
« 3月   5月 »

●今日 ○イベント開催日

ピックアップフォト
編集部おすすめ記事
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

配信先メディア一覧