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【BBOY Katsu1 × Xperia 特別インタビュー】アンバサダーに就任した BBOY Katsu1が語るブレイキンシーンの変遷と練習環境の変化

2020.07.01

日本のブレイキンシーンを黎明期から支えてきた、業界のレジェンド。大会やイベントのオーガナイザーとしても活躍しているKatsu1ソニーのスマートフォン・Xperiaの魅力を発信する「Xperia Ambassadors」に就任!
FINEPLAY編集部が「Xperia Ambassadors」に就任したKatsu1へインタビュー。Katsu1が支えてきた日本のブレイキンシーンの変遷、そして「パリオリンピック」追加種目となりこれから大きな変化を迎えようとしているこれからのブレイキンシーンについて、さらには最新機種・「Xperia 1 II」を活用したライフスタイルに至るまで、Katsu1のさまざまな顔に迫る。

—ダンスを始めたキッカケ

Katsu1:ブレイキンを始めたキッカケは13歳の頃、テレビで「ダンス甲子園」を見た友達が体育館でBBOYのまねをしていたことから、男の子同士のノリの一環で誰が一番アクロバットなムーブができるかを競いあうようになったことです。

その当時はフォークダンスくらいしかダンスに触れる機会がなく、それがブレイキンであるということもまだ分かっていませんでした。
今と違いブレイキンは優等生がやるものではなく、不良の世界のものというイメージがありました。僕はブレイキンにのめり込んでいきましたが、その頃にもそんな昔の名残があって、ランニングマンのステップをやっていたりすると、先輩から「調子こくな!」とぶっ飛ばされたりすることもありました。周りのBBOY/BGIRLも反骨精神を持った人が多かった印象があります。

写真提供:株式会社IAM/ 17歳頃のKATSU1(左から2人目)

当時は情報も少なく、何もかもが手探りでした。今の若い子たちはテレビやYouTubeなどのメディアで目にする機会も多いので、自然に「自分もやってみたい」と思ってブレイキンを始める人が多いようです。

—現在のブレイキンのシーンについて

Katsu1:僕がブレイキンを始めた頃に比べると、格段にシーンも大きくなりBBOY/BGIRLの数も増えました。ブレイキンをやっていない親御さんから注目されるということは昔では考えられないことでした。

市民権を得たという訳ではありませんが、僕らBBOY/BGIRLが何かを表現したり、意見を発信したりできる世界に少しずつ近づいていると感じています。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影


—自らがシーンに対して意識していること

Katsu1:僕が新しいことに挑戦する上でシーンに対して意識していることは、ON/OFFの感覚です。
現場では自分が今その役割を引き受けているんだという責任感を持つ、しかし時には一歩引いて自分を見てみることで、みんなとやっているという気持ちになることができます。

僕は自分だけがやっているという気持ちはありませんが、周りから「頑張っているね」と言われることはありがたいと思っています。
好きなことを好きなメンバーと同じ方向へ向かってやっている、それだけです。

また、これからの未来をつくるBBOY/BGIRLに対しては、忘れないでほしいことが2つあります。それは仲間を大切にすることと、ダンスは楽しいという根本の気持ちを忘れないことです。

これからスポーツとしてのブレイキンがクローズアップされていく時代の中にあって、けがをしても、ネガティブになった時も頼れるところや自分に力を与えてくれるのは一緒に踊ったりバトルをしたりする仲間です。自分だけ、という意識が周りの人を遠ざけてしまう。
そんな時には、なぜブレイキンをするのかというところを考え直してほしいと思います。

それから、ダンスはというものは、赤ちゃんを見ればわかりますが、極めて人間の本能的なもので、楽しいと思った時に踊るものです。
例えば、僕はよく後輩や生徒にこんな話をします。
「本当に自分の好きな彼女と付き合うことができて、両思いになった時に練習してみて」と。
本当に自分が楽しいと思った時、踊りは基本的なステップだけでも、本当に楽しくなるんです。そして、それがダンスのオーラになります。

普段の生活でも、自分がハッピーになるためにすべきことがわかっているBBOY/BGIRLは意外にそれほど練習をしていなくてもいいダンスができたりします。
だから必要以上に競い合うことは、本来のダンスの意味とは違ってきてしまうんです。だからこそ、楽しくダンスをしてほしいと思います。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影

—ブレイキンのどこを見てもらいたいか?

Katsu1:一番見てほしいポイントはバトルの中での駆け引きです。一般の方はブレイキンに対しても、フィギュアスケートのようにショーケースのイメージを持っていると思うのですが、ブレイキンの競技フォーマットはあくまでもバトルです。

ダンスの中にボクシングのような格闘技の要素が入っているので、初めて見た人は驚くのではないでしょうか。こんなに面白いフォーマットの競技は今までのオリンピックのスポーツにはなかったと思いますし、ブレイキンのルーツを知ればこれほど平和でオリンピックの概念とぴったりなスポーツもないと思います。

「ギャング同士の殺しあいの代わりにダンスで戦うから触らないんだ」「だから残酷なジェスチャーを入れたりするんだ」というような背景や文化を知ることで、ブレイキンを見ることはもっと面白くなると思いますし、そういったところを今後もっとメディアを通して一般の人にも知ってもらいたいと思っています。

例えば、僕はブレイキンがスポーツになるという2018年の「ユースオリンピック」の際に、いろいろな流れがあってKatsu1が表に立ってやったほうがいいと周りから言われたのですが、本当に自分がやっていいのかという気持ちと戦っていました。

写真提供:株式会社IAM/ 世界ユースブレイキン選手権記者会見

僕自身と、HIP HOP、ブレイキンを探す旅が合致しない限り、引き受けることはできないと思っていたんです。
それで、アメリカ・ニューヨークのサウスブロンクス地区に行って昔ギャングだったBBOY/BGIRLたちに会って話を直接聞きにいきました。

いいシーンになる、お金が入ってくる、そういうところだけじゃなくて、ブレイキンに携わり、歴史を作ってきた人たちの気持ちを汲んで、本当に「やってよかった」と思ってもらえる現場を作りたい。そして、その気持ちやカルチャーの面白さをブレイキンをこれから知る人にも知ってもらいたいと思っています。

—自身にとってブレイキンとは?

Katsu1:僕にとってブレイキンは「食う」「寝る」「踊る」という生活の一部であり、ライフスタイルでもありますが、あえていうのであればそれは「新しい人と出会うための方法」であり、「コミュニケーションツール」です。

例えば、僕がブレイキンをやっていなかったら「Xperia Ambassadors」としてこの位置に入ることもできなかったと思いますし、今日ここにいる皆さんと出会い、コミュニケーションを交わすこともできなかったと思います。

僕がBBOYだったからこそ、世界中でいろいろな人と出会い、話をすることができる。僕はそれが好きなので、僕にとってその機会を作ってくれるのがブレイキンです。

「Xperia 1 II」で撮影

Xperiaについて

—ダンサーにとってスマートフォンで便利な機能は?

Katsu1:スマートフォンの登場によってダンスシーンは大きく変わりました。カメラやムービー録画の機能の向上によって、昔はビデオで録画していたものがスマートフォンのムービー録画機能を使って練習の振り返りやリハーサルが行えるようになりました。僕もレッスンでは撮影した自分の動画を子どもたちに参考として送信したりすることもあります。

昔はテープからパソコンに取り込み自分の作品を作ったりしていましたが、今ではスマートフォンの機能を使って、自分を表現する作品を作成し、手軽にSNSで発信できます。そう考えるとスマートフォンの進化はBBOY/BGIRLにとって大きな影響を与えています。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影

—「Xperia 1 II」の第一印象

Katsu1:「Xperia Ambassadors」の話をもらった時には正直驚きました。「DANCE ALIVE」などのイベントでXperiaがストリート界をサポートしてくれていることは以前から知っていたので、素直に嬉しかったです。
周りの人からもXperiaの性能の良さは聞かされて知っていたので、どんなスマートフォンなのだろうと思ってワクワクしていました。

「Xpereia 1 II」はXperia5に比べると画面が大きく画面が見やすい、というのが第一印象でした。画面が大きくなっている分、ブレイキンの動画もこれまでのスマートフォンよりも細かくチェックできますし、写真も撮りやすくなっていました。
何よりもマルチウィンドウが使いやすくなっていて、スプレッドシートへの入力など、ビジネスにも使いやすい機種になっていたことが嬉しいですね。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影


—「Xperia 1 II」を実際使ってみてどう思いましたか?

Katsu1:「Xperia 1 II」を実際に使ってみるとカメラ機能の充実ぶりには驚きました。フォトグラファーの方に「Xperia 1 II」で撮ってもらった写真は奇麗ですし、何より連写機能がすごい。ソニーならではのカメラへのこだわりを感じました。

フォトグラファーの方にも話したのですが、これだけ奇麗に撮れるのであれば、今後一眼レフがいらなくなってしまうのではないかと思ってしまうほどのクオリティです。
また、一眼レフで撮影される際に比べて、気取らずに被写体として撮られることができるかとも思いましたが、これだけ良い写真に仕上がるかと思うと、「しっかり決めなきゃ」と思い、一眼レフと変わらず気合が入る撮影になりました。

音質の良さにも驚きました。さすがソニーという感じです。僕は音楽をいろいろな場所で聴くのですが、移動中のイヤフォンをつけている時以外は、そのままスマートフォン自体のスピーカーで音楽を流していることが多いです。すると、他のメーカーの機種に比べてスピーカー自体の音質もとてもいいことが分かって、それ以来よりスマートフォン自体で音楽を聴く機会が増えました。イヤフォンジャックがついていることも嬉しいポイントですね。

「Xperia Ambassadors」として、BBOY/BGIRLにはこの「Xperia 1 II」をオススメしていきたいです。これからのネット中心の社会で、「Xperia 1 II」は自分をPRするための武器になると思います。
Cinematography Pro(シネマトグラフィープロ)」で撮影したムービーはびっくりするほど良い感じに仕上がっているし、自分で設定して撮影できるので、自分のトレーラーや作品を作るBBOY/BGIRLにも活用してほしい機能です。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影

—今後の活動について

Katsu1:ブレイキンのスポーツとしての第一歩が2018年の「ユースオリンピック」、そして2024年には「オリンピック」が控えています。ブレイキンはこれから世界に出ていくにあたって、まずはスポーツとして注目され、新しいスポーツとしてのブレイキンができあがっていきます。

今はそのためのシステムづくりや勉強をしていますが、それを仕掛けていくにあたっては、カルチャーとして今まで約40年にわたってやってきた積み重ねもしっかり捉え直して広めていく、そういうところは並行してやっていこうと思っています。
そこは僕がやらなければいけないと思っていて、世界規模になっていく中で世界の人としっかりコンタクトを取りつつ、僕たちの思いでスポーツとしてもカルチャーとしてもできるように組織を作っていきます。

また、ひとりのBBOYとしては、スタイルは変われども今後もずっと現役で大会に出続けたいと思っています。
年齢が上がっていくとできなくなってくることもありますが、ブレイキンはスポーツの側面だけでなくアートの側面も持っているからこそ、すごいことをやったら勝ちというわけではない。やり方を変えれば勝つことができます。
そのためには常に自分を高めて、スタイルを変えていくつもりです。10年後にはさらに違ったスタイルになっているかもしれません。

Xperia × KATSU1
「Xperia 1 II」で撮影
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