歴史的快挙連発!日本人選手たちが大活躍「UCI BMXフリースタイル ワールドカップ」「UCI BMXレーシング ワールドカップ第2戦」

2022.05.31
優勝した中村輪夢
photograph by ©︎JFBF/ Japan Cycling Federation/ ©︎Hurricane ‒ FISE

「UCI BMX フリースタイル ワールドカップ」パーク種目・フラットランド種目がフランス・モンペリエにて、2022年5月25日(水)~5月29日(日)に5日間にわたり開催された。29日に行われた決勝では、パーク種目男子エリートにて中村輪夢選手が優勝フラットランド種目男子エリートでは早川起生選手の優勝を始め日本人選手が表彰台を独占した。

また同日イギリスのグラスゴーで行われた「UCI BMXレーシング ワールドカップ第2戦」では女子U23カテゴリーにて丹野夏波が3位入賞を果たし、世界最高峰のワールドカップにてフリースタイルとレーシング共に日本人選手が大活躍した週末となった。

以下は、各競技の決勝の大会リポート。

日本史上初!パーク種目は中村がオリンピック金メダリストを抑えてワールドカップ2連覇。フラットランド種目は早川、荘司、佐々木の日本勢が表彰台を独占。

BMXフリースタイル・パーク種目

男子エリートには79名がエントリーし、予選・準決勝を勝ち抜いた12名により決勝を争うフォーマットとなった。近年、世界的にトリックのレベルが急激に上がっている当種目。前日28日に行われた準決勝から決勝さながらの白熱した戦いが繰り広げられる中、日本人選手からは中村輪夢が決勝に駒を進めた。

中村輪夢のライディング
photograph by ©︎JFBF

中村は準決勝のラン1本目によるミスで追い込まれるも、2本目でしっかりリカバリーし4位通過。決勝では、1本目から今大会初出しの「360 テールウィップ to テールウィップ」などビッグトリックを連発。ノーミスで完走して決勝最高得点の95.30ptを叩き出し暫定1位に躍り出た。

その後、東京五輪金メダリストのローガン・マーティン(オーストラリア)やアンソニー・ジャンジャン(フランス)を始め世界のトップ選手たちがそれぞれ圧巻のライディングを魅せるも、中村の1本目の得点には及ばず1位の座を守り切った中村が優勝を収めた

ローガン・マーティンのライディング
photograph by ©Hurricane ‒ FISE

ちなみに今回の中村の優勝は2019年11月に中国で開催されたワールドカップ以来2度目で、その前回大会から約2年半ぶりに開催された今大会での優勝によりUCIワールドカップシリーズ2連覇を達成した。

BMXフリースタイル・フラットランド種目

一方、同期間に開催されたBMXフリースタイル・フラットランド種目男子エリートはエントリー31名のうち、予選・準決勝を勝ち残った8名で決勝を争う形となった。決勝では、今大会のダークホースと言われた個人参加の荘司ゆうが日本人選手の中では最初の3番目の出走でいきなり91.83ptと高得点をマークし暫定1位に。その後荘司を追って伊藤真人が88.83pt、佐々木元が90.00ptと高得点をマークする。

早川起生のライディング
photograph by ©︎JFBF

そして日本人選手として最後の出走となったX GAMES CHIBA 2022の金メダリストで優勝候補の早川起生。既に1位から3位を日本人が独占している状況でプレッシャーのかかる早川だったが、持ち前のスピン系の高難度なリアトリックを惜しみなく出し切り96.00ptで圧勝した。

荘司ゆうのライディング
photograph by ©︎JFBF

そこへ荘司が2位、佐々木が3位と続く形で表彰台に上がった。ちなみにFISE WORLD SERIESで日本人が表彰台を独占するのは史上初のことだ。 

佐々木元のライディング
photograph by ©︎JFBF

BMXレーシング種目

また時を同じくして、イギリスのグラスゴーではBMXレーシング種目の2022年ワールドカップシーズン第2戦が開催され、出場した日本人選手からは女子U23カテゴリーにて丹野夏波が3位入賞を果たした。

丹野夏波のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

予選1本目ではミスが目立ち通過を逃したため、後が無い状態で敗者復活戦へ進んだ丹野だったがそこから見事挽回して準々決勝、準決勝と勝ち上がり決勝へ進出した。

丹野夏波のライディング
photograph by Japan Cycling Federation

決勝では、2位で第1コーナーを立ち上がり先頭の選手を追いかけるレース展開に。しかし最終ストレートのゴールライン直前のジャンプにてミスがあり失速。僅差ではあったものの、後続の選手に0.035秒差で交わされ3位でフィニッシュとなった。
前日の第1戦では準決勝で1位を走るも転倒し、惜しくも準決勝敗退となっていた丹野だったが、第2戦では見事その雪辱を果たす結果を収めた。

各競技の最高順位者によるコメント

優勝した中村輪夢
photograph by ©︎JFBF

 中村 輪夢 選手(BMXフリースタイル・パーク 男子エリート)
「久しぶりに国際大会で優勝できて最高の気分です。今大会は今までの大会で一番レベルが高いと感じました。 ローガンや他の選手も良い走りでしたが、その中で自分が勝てたことで今までやってきたことが間違っていなかったと感じることができました。
「360 テールウィップ to テールウィップ」は以前からできていた技でしたが、今回準決勝でも評価が高かったので決勝でも出しました。久しぶりに完走できてよかったです。ワールドカップはまだ始まったばかりなので、今後も良い順位が取れるように頑張ります。」

優勝した早川起生
photograph by ©︎JFBF

早川 起生 選手(BMXフリースタイル・フラットランド 男子エリート)
「動画で見ていたFISEモンペリエでしたが想像以上の会場の雰囲気でした。観客の多さや熱気に押されないように挑んだ予選でしたがミスを連発。予選落ちも覚悟しました。7位の結果を受けて、まずはセミファイナルに残れたことにホッとしました。
4日間かけての練習、予選という日程は自分が思っている以上に精神的にも大変でしたが、守ることより攻めると決めてファイナルに臨み、自分らしいライディングが出来て優勝できたこと、本当に良かったです。 」

左からゴマース、バーフォード、丹野の順
photograph by Japan Cycling Federation

 丹野 夏波  選手(BMXレーシング 女子U23カテゴリー)
「前日は準決勝敗退。今日も1日苦しいレースが続いていましたが、最後はなんとか表彰台に上がれてホッとしています。フィジカル面が問われる苦手なコースで、最後も1人抜かされてしまいましたが、改善してきた点も結果に現れてきて嬉しかったです。
次回の第3戦・第4戦のオランダ大会でも継続的に表彰台に上がれるよう調整していきます。 日本からの応援ありがとうございました。」

大会リザルト 

「UCI BMXフリースタイル ワールドカップ フリースタイル・パーク」
<男子エリート>
優勝: 中村 輪夢 (ウィングアーク1st・日本)
準優勝: ローガン・マーティン (オーストラリア)
3位: アンソニー・ジョンジョン (フランス)

「UCI BMXフリースタイル ワールドカップ フラットランド」
<男子エリート>
優勝: 早川 起生 (日本)
準優勝: 荘司 ゆう (日本)
3位: 佐々木 元 (鎌ケ谷巧業・日本)
4位: 伊藤 真人 (日本)

「UCI BMXレーシング ワールドカップシリーズ 第2戦
<女子エリート>
優勝: ローラ・スマルダーズ (オランダ)
準優勝: ベサニー・シュリーバー (イギリス)
3位: 榊原 爽 (オーストラリア)
8位: 畠山紗英 (日本)

<男子Under23>
優勝: リコ・ベアマン (ニュージーランド)
準優勝: リオ・ガロヤン (フランス)
3位: タティアン・ルイ-ヒン-サン (フランス)
47位: 中井飛馬 (日本体育大学・日本)
52位: 増田優一 (大阪体育大学・日本) 

<女子Under23>
優勝: ターリャ・バーフォード (スイス)
準優勝: アイコ・ゴマース (ベルギー)
3位: 丹野夏波 (早稲田大学・日本)
7位: 籔田寿衣 (大阪体育大学・日本)

大会概要

⼤会名称 : FISE WORLD SERIES MONTPELLIER 2022(通称 FISE Montpellier)
※コンテスト名:UCI BMX FREESTYLE WORLD CUP 
開催期間 : 2022年5月25日(水)~29日(日)- 5日間 –
※詳細は公式HPをご覧ください。
大会会場:フランス・モンペリエ

⼤会名称 : 2022 UCI BMXレーシング ワールドカップ第 1-2 戦
開催期間 : 第1戦 2022年5月28日(土)  第2戦 2022年5月29日(日)- 2日間 –
※詳細は公式HPをご覧ください。
大会会場:イギリス・スコットランド グラスゴーBMX トラック 

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