『Base Camp Rock Festival 2016』結果
2016年8月27日(土)、10カテゴリー総勢200名以上のクライマーが参戦した『Base Camp Rock Festival 2016』はどのセッションも大盛況にて幕を閉じた。
クライミングが東京オリンピックの追加競技決定後ということもあり注目された本大会。
男子オープンは日本が世界に誇る最強クライマー安間佐千選手、JOCジュニアオリンピックカップ大会で優勝している田中修太選手、波田悠貴選手、女子オープンでは世界中から注目を浴びる白石阿島選手や国内からも伊藤ふたば選手、リードジャパンカップ2016で歴代最年少優勝をした森秋彩選手などTOPレベルの戦いが行われ、会場全体が熱気に包まれた。
キッズトップロープ
1位 石原 凛空、2位 片山 楽生、3位 大竹 なつ穂
キッズリードミドル
1位 通谷 律、2位 田宮 瑛人、3位 安楽 宙斗
キッズリードオープン
1位 田中 ゆうや、2位 小俣 史温、3位 外岡 啓太朗
エントリー
1位 久米 乃ノ華、2位 中田 小百合、3位 田村 沙映
ビギナー
1位 大塚 紀孝、2位 堀田 真吾、3位 高尾 駿輔
ミドル
1位 野村 遥、2位 竹内 悠真、3位 中原 聡史
スーパーミドル
1位 渡辺 颯海、2位 石田 諒、3位 潰田 元気
マスター
1位 大谷 拓海、2位 京屋 仁、3位 小川 智士
女子オープン
1位 白石 阿島、2位 森 秋彩、3位 伊藤 ふたば
男子オープン
1位 安間 佐千、2位 田中 修太、3位 波田 悠貴
平山ユージ コメント
今日1日長い時間、一緒にありがとうございました。
昨年、感謝祭をさせていただき、今年はこのような形でたくさんの協賛社様に協力いただき、素晴らしい大会を開催することができました。
この6年間でクライミング界がすごく変わってきたのを感じています。その中で選手が翻弄されてるかなというのが僕の印象です。力になったり、プレッシャーになったりということですが。
僕らとしてはオリンピックが決まって最初の大会で、そういったのものを目の前で感じて過ごしてきました。そんな中で本当にいい大会を開催することができました。
協賛いただいたスポンサー様、演出、BGM、照明に協力していただいた皆様、そして何より参加してくれた選手、応援に駆けつけてきてくれた皆様、今日は本当に楽しい1日でした。ありがとうございました!また来年、この時期にこの場所でお会いしましょう。
開催概要
▽ 名称
Base Camp Rock Festival 2016
▽ 協賛
オリエンタルバイオ株式会社、株式会社ゴールドウイン、イボルブ・ジャパン、株式会社ロストアロー
株式会社アルテリア、クリフバー、株式会社スカイ・A
▽ 協力
Jazzy Sport、Climbing JAM
▽ 日程
2016 年 8 月 27 日(土)
▽ 概要
キッズからビギナー、トップクライマーまで幅広く参加できる、この夏最大級のルートクライミングコンペ
▽ セッター
平山ユージ、伊東秀和、松島暁人、平松幸祐、Base Camp スタッフ
SPECIAL EDITION
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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●今日 ○イベント開催日
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bmx度重なる怪我や困難を乗り越え、男子エリートは中井飛馬が悲願の優勝「第41回全日本自転車競技選手権 – BMXレーシング」2024.10.14「第41回全日本自転車競技選手権 - BMXレーシング」が2024年10月12日(土)~10月13日(日)に2日間にわたり、大阪府堺市の大泉緑地サイクルどろんこ広場にて開催された。男子エリートでは中井飛馬選手、女子エリートでは藪田寿衣選手が今年度の全日本チャンピオンの座を獲得した。 今年のBMXレーシング種目の全日本選手権は昨年とは異なり連日天候に恵まれ、大会当日も雲ひとつない晴天の空の下、10月とは思えない暑さの中でプログラムは進行していった。 今回の会場となった「大阪府堺市大泉緑地サイクルどろんこ広場」では昨年、一昨年に引き続き3年連続の全日本選手権開催となり、チャンピオンシップ(エリート・U23・ジュニアを含む)とチャレンジカテゴリーを合わせて全34クラスにて老若男女のBMXライダーたちが全国から集まり日本一の座を争った。 また全日本選手権と言えば、「観るスポーツ」としても会場を盛り上げる演出の数々も欠かせない。今回も目を惹く大型バナーやスクリーンの装飾と観客エリアの設置や、チャンピオンシップカテゴリー決勝の選手呼び込み時にはスモークを使用するなど特殊効果演出が、観客や選手たちのボルテージを最高潮に引き上げていた。 以下は、今大会大注目のチャンピオンシップカテゴリーの決勝レースのレポートである。なお今回、チャンピオンシップカテゴリーは人数の関係から各種目にて予選決勝を含む3ヒート合計の順位で争われたため、本記事では表彰台を確定させた最終レースのみをピックアップして紹介する。 男子エリートは中井が2019年ぶり自身2度目のタイトル、女子エリートは藪田がエリート初タイトルを獲得 男子チャンピオンシップカテゴリーでは目を引く空中戦が繰り広げられた。photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子チャンピオンシップカテゴリー チャンピオンシップカテゴリーは3ヒート合計という難しい戦いに。photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子エリートクラスは総勢8名のエントリーとなった中で日本一の座を争う形となった。今回は3ヒート合計というフォーマットも相まって、1レースでも失敗するとダイレクトに最終結果に響いてくることから、拮抗したレース展開を見せていた。なお今回最終レースでのポイントとしては、1本目と2本目を1位通過して日本一に大手をかける中井飛馬を、暫定2位の一昨年の全日本チャンピオンの島田遼と、暫定3位の昨年の全日本チャンピオンの増田優一が抑えることができるかに勝敗が分かれる戦いに思えた。しかし、そんな周りの予想をよそに今回も見事なスタートダッシュを決めたのは、世界最高峰で活躍し日本のBMXレーシングシーンを牽引している中井飛馬。 終始強さを見せた中井飛馬(#71)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 最終レースは6コースということもあり、一番インコースからのスタートとなった増田の猛追も懸念されたが第1コーナーで前へ出ると、その後のプロセクションや第3ストレートもそのリードを保ったまま最終コーナーへ。2位につけた増田が猛チャージで距離を縮めるもわずかに届かず、中井が最後まで逃げ切り2019年から5年ぶりとなる自身2度目のエリートクラスでのタイトルを獲得した。そのまま2位には増田、3位には島田という着順になったが、1本目と2本目の合計でリードした島田が最終的に2位、増田が3位で今大会を終えた。 ここ数年、パリオリンピック予選大会もある中で何度も大怪我に見舞われ自分の思うようなレースができておらず悔しい思いをしてきた中井。そんな彼が今回5年ぶりの全日本タイトルを見事獲得した。ロサンゼルスオリンピックに向けて新たな4年が始まろうとしている中で、幸先良いスタートを切った彼が今後国内外のレースでどんな走りを見せてくれるのかにも注目だ。 男子アンダー23タイトルを獲得した北川晃久(#53)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子アンダー23クラスには計7名が集まり日本一の座が争われたが、一本一本が重要であるためか、2本目ではプロセクションで選手2名が接触して転倒したり途中棄権となるなど、まさに「自転車の格闘技」といった内容で最後の最後まで結果がどうなるかが分からない波乱の展開が繰り広げられた。 そんな中、5名の選手で迎えた最終レースは、優勝候補の一角であった中林凌大が1本目と2本目を上回るべく1位でゴール。しかし1本目と2本目を1位を収めて3位で最終レースを終えて、終始安定した強さを見せた地元大阪の北川晃久が優勝し初タイトルを獲得。同じく安定して2位ポジションを守った島田壮が2位、その後に中林凌大が3位と続く形となった。 ジュニアタイトルを獲得した狩峰颯太郎(#65)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子ジュニアクラスは6名の選手がエントリー。途中で1名の棄権もあり5名の選手で迎えた最終レースは、1本目で1位、2本目で2位と安定してトップ位置を守った地元大阪の狩峰颯太郎がここも1位で収めて初タイトルを獲得。その後に続き野村羽玖が2位、岸龍之介が3位と続く形となった。 女子チャンピオンシップカテゴリー 統合クラスとなった女子チャンピオンシップカテゴリーphotograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 女子のチャンピオンシップカテゴリーに関しては、今回も出場者数の関係からエリート・U23の2クラスが統合での開催となった。6名の選手が集まった今大会は統合クラスでの戦いになったものの、今回の出場メンバーは東京オリンピックとパリオリンピックの2大会連続日本代表の畠山紗英をはじめ、各クラスの前年度のアジアチャンピオンである藪田寿衣や西村寧々花など世界を股にかけて活躍する日本代表選手たちが勢揃いした。 レースの展開としては、各レースで接触や転倒があり最後まで結果がわからない展開に。最終レースではスタート後に畠山と丹野が接触し丹野が転倒。その転倒には巻き込まれず見事に逃げ切り、3本共に安定した順位を残した藪田寿衣が全日本チャンピオンタイトルをエリートカテゴリーで勝ち取った。その後に続いたのは前年度のタイトルホルダーでオリンピアンの畠山、そしてベテランの瀬古という順になった。 U23カテゴリーのタイトル争いを制した西村photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda U23カテゴリーのタイトル争いは野村と西村による一騎打ちとなったが、昨年タイトルを逃して悔しい思いをした西村が3本とも強さを見せるライディングで野村を上回りが見事タイトルを獲得した。 大会結果 左から島田、中井、増田の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子エリート>優勝: 中井 飛馬 (ナカイ・アスマ) / MONGOOSE・ XLARGE準優勝: 島田 遼 (シマダ・リョウ) / GAN TRIGGER3位: 増田 優一 (マスダ・ユウイチ) / 大阪体育大学 左から畠山、藪田、瀬古の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <女子エリート>優勝: 籔田 寿衣 (ヤブタ・ジュイ)準優勝: 畠山 紗英 (ハタケヤマ・サエ)3位: 瀬古 遥加 (セコ・ハルカ)/ iRC Tire 左から島田、北川、中林の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子Under23>優勝: 北川 晃久 (キタガワ・アキヒサ) / Deux Roues Elite Team 準優勝: 島田 壮 (シマダ・ソウ) / S-PRO BMX CLUB 3位: 中林 凌大 (ナカバヤシ・リョウタ) / 弱虫ペダルサイクリングチーム 左から野村、西村の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <女子Under23>優勝: 西村 寧々花 (ニシムラ・ネネカ) / 大阪体育大学・GAN TRIGGER準優勝: 野村 凪沙 (ノムラ・ナギサ) / Ace Race Australia Factory Team 左から野村、狩峰、岸の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子ジュニア>優勝: 狩峰 颯太郎 (カリミネ・ソウタロウ) / STAYSTRONG JAPAN・Deux Roues Elite Team準優勝: 野村 羽玖 (ノムラ・ハク) / NoLogo Racing Japan3位: 岸 龍之介 (キシ・リュウノスケ) / モトクロスインターナショナル 大会概要 ⼤会名称 : 第41回全日本自転車競技選手権 - BMXレーシング開催期間 : 2024年10月12日(土)~10月13日(日) -2日間-大会会場:大阪府堺市 大泉緑地サイクルどろんこ広場(大阪府堺市北区金岡町128)主 催 : 公益財団法人日本自転車競技連盟主 管 : 一般社団法人全日本フリースタイルBMX連盟後 援 : 大阪府、堺市、堺市教育委員会、公益財団法人JKA協 力 : 大阪府自転車競技連盟、特定非営利活動法人ドゥールース(サイクルピア岸和田) 特別協賛:TOYO TIRE
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doubledutch日本のダブルダッチがパリ五輪 2024の“エキシビジョンアクト”に!2024.10.11世界を熱狂の渦に巻き込んだパリオリンピック。4年に一度催される“平和の祭典”だが、今回はストリートカルチャーの関係者から一際注目を浴びた回だったように思う。2021年の東京オリンピックで開催されたスケートボード・BMXに加え、ブレイキン(ブレイクダンス)が種目として採用。数々の名勝負が生まれ、そして日本のストリートカルチャーの強さと勢いを世界へと知らしめた。 さて、その傍らで、2本のロープを用いたジャンプロープ(なわとび)である「ダブルダッチ」もパリ五輪と関わりがあったことをご存知だろうか?正式種目としての採択はされていないものの、パリ五輪の様々な会場でパフォーマンスと体験会が行われたのだという。 その取り組みに、日本からは世界三連覇のプロチーム・REG☆STYLEよりKO-YAとKEITA、そして将来を嘱望されているMillennium CollectionよりASUKIの3名が参加。彼らがパリで見た景色とは。そしてダブルダッチ・ジャンプロープがオリンピックの正式種目入りを目指し、世界的に活動を広げている中で、この取り組みは“希望の光”となり得るのだろうか? 現地パリにて、左からKEITA・ASUKI・KO-YA どんなことをしてきたの? まずは、今回の取り組みについて解説しよう。国際オリンピック委員会(IOC)からの依頼を受け、国際ジャンプロープ連合(IJRU)に所属する選手のうち、日本・アメリカ・フランス・香港から4カ国のジャンプローププレイヤーが招聘。ブレイキンやBMX、スケートボードなど、アーバンスポーツ系の会場を中心に取り組みを行ったという。 メンバーのKO-YAはこの取り組みについて、後にこう振り返っている。 「全てのエキシビションコンテンツを見れているわけではないですが、オリンピックの正式種目になっているジャンル以外で、これだけいろんなところで会場を盛り上げられていたのはジャンプロープしかなかっただろう、という印象と手応えはありました」 現地ではショーやバトルなど、さまざまなコンテンツが催されたという。 各国のジャンプローププレイヤーたちと 世界からの思いと“日本流”を背負って 今回、KO-YA・KEITA・ASUKIの3名がパフォーマーとして参加したパリ五輪。国内外のジャンプロープカルチャーにとって重要な影響を与えることになる役割だが、最初にKO-YAがこの話を受けたときの印象について、振り返ってこう語った。 「めちゃくちゃ覚えています。とにかくワクワクしたし、やっぱり『オリンピック』ってものをみんなで目指そうとしている僕らにとって、確実に大きな経験値になるだろうなと。それを直に肌で感じられる場所に行けることは、経験もフィーリングも確実に大きいものを得られるなと思いました」 パフォーマー3名と、JJRU(日本ジャンプロープ連合)事務局長である原竹 純氏 「また先輩たちが築き上げてきてくれたおかげで、僕たちが歴史的通過点に立てるわけで、そこへの感謝と同時に強く責任も感じました。このカルチャーを世界のみんなでオリンピックに、という気持ちはあるけど、日本が育ててきたダブルダッチのカッコよさや面白さ、そして人間的にも成長させてくれるような競技としての奥深い部分、そういったことをシェアできる喜びと、しなければならないという責任感。ジャンプロープ、ダブルダッチ、日本の代表として、しっかり存在感を見せつけないといけないと強く感じました」 実際のジャンプの映像は、ぜひKO-YAのインスタグラムをご覧いただきたい ところで、日本はジャンプロープ強豪国と言われているのをご存知だろうか。KO-YA率いるREG☆STYLEも、世界大会において前人未到の3連覇を果たすほか、ソロバトルやスポーツジャンルにおいてもさまざまなタイトルを獲得。その強さの秘訣について、KO-YAはこう分析している。 「ジャンプロープにも色々なジャンルがありますが、僕らがやっているダブルダッチのフュージョン*に絞って話をすると、音楽と合わせたエンターテイメント性はかなり強みだと認識しています。ショーとしてしっかり成立していて、お客さんを沸かせる技術に特化しているなと。他の国のショーと比べても、日本は緻密に音にハマっているし、もちろんスキルもある。見ている人たちの心を掴む、“会話”する感じのパフォーマンスなんですよね」 *フュージョンダブルダッチのジャンルの一つ。単純に技を点数化するスポーツジャンルとは異なり、音と動きを“融合”(フュージョン)するスタイルのことを指す。 2019年、REG☆STYLEとして世界三連覇を果たした世界大会にて中央がKO-YA、一番右がKEITA 「実は日本でダブルダッチを最初に始めたのはダンサーなんです。でも、それが大きかったのではないかなとも。ロープの中でのグルーヴ感やリズム、そういったダンサブルな動きは日本ならではですね。あと、日本は“カルチャー”として動いている。他の国はスポーツ的なんですよね。良し悪しあると思いますし、それが各国大切にしているスタイルですから否定したい意図はないのですが、ファッションへのこだわりや音楽性に紐づいた演技、歴史的なところを熟知している部分とか、そこは日本流の強みだと思っています」 目の前に広がる“世界の熱気” 話をパリに戻そう。世界のプレイヤーたちが願ってやまないオリンピックの正式種目化。形は違うものの、今回そのステージに立ったKO-YAはどんな景色を見てきたのか。当日を振り返り、“世界的な祭典”の勢いと熱気を、興奮混じりに語ってくれた。 「やっぱり世界的なお祭りだった。うん、やっぱりなんか、みんなの熱気が凄いんですよね。街どころか国ぐるみのイベントだし、ただいろんな人種の人もいて、そのたくさんの人が一体になって作り出している熱気の感覚というのが、本当に凄まじかったです」 ブレイキンの会場にて、日の丸をまとった外国人と 「あと、みんな“お祭り”にきている感覚ということもあるんでしょうか、みんながポジティブな印象も受けました。これがオリンピックの作るPEACEな空気感なんだと。ブレイキンで日本のB-GIRL AMIちゃんが金メダルを獲ったときも、日本人だけじゃなく世界中の人が一緒に沸いてくれて、他の国を称え合うようなムーブメントに肌で触れて、『オリンピックってマジで素敵だな』って、心の底から感じましたね」 その一方で、感じていた“責任感”の部分についても語ってくれた。 「これまで経験してきたステージと比べても、やっぱり文字通り『全世界』が注目している場面だな、凄いなっていう感覚がありました。どうやらオリンピックチャンネル*に自分が映ったみたいなんですけど、それも何カ国の何人が見てるんだろうなっていう。地球丸ごと見られてるんだろうなっていう感覚があって(笑)。もう鳥肌もんでした」 *オリンピックチャンネル国際オリンピック委員会(IOC)が運営するインターネットテレビ局。日本語をはじめとした11ヶ国語に対応し、世界中に配信されている。 KO-YAたちの現地パリでのようすは、KO-YAのインスタグラムにも投稿されている。リールは現時点(2024年10月時点)で多いものだと約70万再生、また数多くのシェア(拡散)もあった。なかには「これを次の種目に入れてくれ」という趣旨のコメントも多々あったといい、未来への手応えや正式種目化への自信も感じたという。 「あくまで通過点」 日本のジャンプロープシーンを牽引し続け、今もなお現役として数々のチャレンジに挑む。長年にわたって現場で戦い続けているKO-YAへ思うところを訊くと、こんな言葉が返ってきた。 「オリンピックにはなってほしい。けど、あくまで通過点に過ぎないとも思っています」 「一番は、このジャンプロープというカルチャーが世界に広がってほしいということ。僕らが『カッコいい』と思って積み重ねてきたものが、より広がってほしいなと思うんです。でも、だからこそオリンピックは重要な通過点になると思うから、絶対になってほしい。それが広がって、いつかジャンプロープのワールドカップが生まれたり、あとは普段から切磋琢磨して高め合っている他のストリートカルチャーと一緒にワールドカップが出来たりしたら、めちゃくちゃ面白いなって」 シーンを“自分ごと”として語る彼の言葉には、決してただの“夢物語”ではない力強さがあった。そんなKO-YAにだからこそ、最後に敢えて彼自身のこと、これからへの思いについて訊いてみた。 「僕個人としては、まずダブルダッチ・ジャンプロープをもっと広めるキッカケになりたいと思っています。そのために、1つは今ジャンプロープをやっている世界の人たちとコミュニケーションを取って、素敵だと思ったものをみんなでシェアしていきたい。もちろん次世代の子たちのことも考えて。そしてもう1つ、ダブルダッチを知らない、やっていない人たちへ『こんなヤベえもんがあるんだ!』ってことを伝えたい。イベントに脚を運んだり、出たりということも大切ですが、今はSNSの時代なので、いわゆる“空中戦”での身捌きも大切だなと思っています」 「自分自身、もしオリンピックになった時にどのような関わり方をするか、出来るかは分かりませんが、きっと正式種目化のキッカケを作る側の立場にはいるだろうと、責任感は感じています。でも欲を言えば……パリ五輪を見て、やっぱりオリンピック出てぇ〜、自分が選手として金メダル獲ってみたいなって思いましたね(笑)。次に可能性があるのが8年後のオーストラリアのブリスベン五輪とのことで、8年後だと自分は42歳。出れるのか、そもそもプレイヤーとしてやっているかすら分かりませんが。ただ、B-GIRL AYUMIさんも40歳でオリンピックのステージに立っているから、別に全く無い話ではないなとも思っています。希望は捨てずに」 KO-YAの言葉がますます熱を帯びる。シーン全体を支える自負と、いちプレイヤーとしてのあくなき探究心が、今日まで彼がトップランカーとして輝き続けてきた理由なのかもしれない。今後の思いを語るなかで、再びKO-YAの言葉がシーン全体の話へと戻っていく。 「あと、さっきジャンプロープの仲間にシェアしていきたいという話もしましたが、むしろ“刺激を与えたい”とか“刺したい”という感覚に近いかもしれませんね。世界一丸となってムーブメントを起こしていく上で、ジャンプロープ全体の持つスポーティーな感覚と、僕ら日本のダブルダッチカルチャーが培ってきたカルチャー的感覚、そこを織り交ぜた唯一無二のものを目指していきたい。輸入したり、逆輸入してもらったり。そのためにも、自分が説得力を持った存在でなければならないなと思っています」 2022年、“個人戦”でチャンピオンに輝いた瞬間 日本のジャンプロープを支えるKO-YAの存在は、表からも裏からもシーンに強い影響を与え続ける、唯一無二のトッププレイヤー。彼が随所に口にした先達への感謝と、未来への希望。インタビュー中盤でも語ってくれた、ダブルダッチというスポーツの〈人間的にも成長させてくれる〉という魅力を体現するような生き様は、まさに彼がダブルダッチそのものであることを証明するようなものだった。 この先のことは分からない。しかし思えば、日本にダブルダッチが“輸入”された1992年から、暗中模索の状態でカルチャーを築き上げてきた。そこから30年余りが経過し、確実にシーンは前進している。まだ見ぬ未来と、感じた手応え。道なき道をジャンプで進む旅人たちの足音が、今日も響き続けている。
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danceKAZUfreakがインドでの世界大会決勝への切符を獲得!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」2024.10.10日本決勝が名古屋で開催!観客の歓声で新たな日本チャンピオンが決定 多くの観客が押し寄せた会場 歴代のヒットソングに合わせて踊り、会場を最も盛り上げたダンサーが勝者となるシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本決勝(ジャパン‧ファイナル)が、10月5日(土)に名古屋の中心地の「久屋大通公園」で開催された。 会場は、名古屋のランドマークであるテレビ塔(現‧中部電力 MIRAI TOWER)の真下という絶好のロケーション。「ケンドリック‧ラマー」や「テイラー‧スイフト」、「エド‧シーラン」など誰もが知る洋楽ヒットソングから、「千葉雄喜」や「YENTOWN」、「¥ellow Bucks」など人気のジャパニーズ‧ヒップホップ、そして「新しい学校のリーダーズ」や「Number_i」といった最新のJポップまで幅広い音楽に合わせて、ヒップホップ、ハウス、ロッキングなど多様なジャンルのストリートダンサーたちが熱いパフォーマンスを披露し会場を沸かせた。 審査員は観客の皆さん また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。最も心を動かされたダンサーに観客が投票するシステムで、最も多くの歓声を集めたダンサーが勝利を手にするシンプルながらエキサイティングなルール。 予測不可能なDJの選曲に対してダンサーたちはその場で観客の心を掴み、票を勝ち取ることが求められる。実際に当日は会場に大勢の観客が集まり、彼らの手で勝者が決定した。 2022年には本大会から勝ち上がった日本人ダンサーTHE D SoraKiが、「Red Bull Dance Your Style World Final」に出場して世界中の観客や会場を魅了し、30カ国以上のダンサーの中から世界チャンピオンの座を獲得。なお彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 KAZUfreakのムーブ そして迎えた2024年のジャパン‧ファイナル。日本トップクラスのダンサー16名が集結し、決勝に進んだのはUmiと地元名古屋出身のKAZUfreakの2名。ヒップホップをスタイルとする2人による激しい対決の末、見事KAZUfreakが今年の日本チャンピオンに輝いた。 バトル終了後、 KAZUfreakは「普段はヒップホップばかり踊っているので、今日は正直慣れない音楽が多かったです。でもバトルが大好きなので、世界決勝では自分らしく踊れたら良いなと思います。初めて海外のバトルに出場するので、家族や子供のためにも、より大きな舞台で活躍したいという気持ちが強まり ました」とワールドファイナルへの想いを語った。 今年の世界大会に出場するKAZUfreakとTHE D SoraKi そして今年の日本代表として、今回の勝者KAZUfreakとワイルドカード枠のTHE D SoraKiの2名が 2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会に出場する。KAZUfreakはプレファイナルに参戦し勝ち抜けばワールドファイナルに出場が決定。THE D SoraKiはワールドファイナル出場が確定しており史上初の2度目の世界王者を狙う。 日本代表たちの世界での挑戦にも注目だ!インドでの熱い戦い、そして新たな伝 説の瞬間がまもなく幕を開ける。 バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS、 UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi ジャパン・ファイナル出場者 出場者: IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. *順不同
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skateJapan Street League 2024 年間王者が決まる最終戦 “BIG YEAR GIG” 大会レポート2024.10.042024年9月29日(日) 埼玉県所沢市にあるSKiP FACTORYにてJapan Street League(以下、JSL)の2024年最終戦となる”BIG YEAR GIG”が開催された。先週行われた「X Games Chiba 2024」でのストリート・ベストトリックにてあのナイジャ・ヒューストン(USA)を抑え優勝し注目を集める池慧野巨(イケ・ケヤキ)をはじめ、北野朝戸(キタノ・セト)原田結衣(ハラダ・ユイ)の2名のガールズスケーターを含めた総勢26名のスケーターが参戦。 こちらの会場であるSKiP FACTORYは2016年にオープンした所沢市にある屋内スケートボードパークで、約1000㎡ほどの面積を有し関東でも最大級の広さを誇る。今年8周年を迎え、8月には大幅なリニューアルを行い、これまでと同様にハンドレールやクォーターなど各セクションのサイズは大きめだが、シンプルでよりストリートを意識したセクションが多くなっているため、スケーターたちがどの様にセクションを攻めるかで高評価に繋がっていくと考えられる。 SKiP FACTORY JSLは今年より国内大会では珍しい男女混合のジェンダーレス大会として行われており、出場選手は完全招待制。オリンピックイヤーの今年は年間を通じて全2戦で開催し、その結果によって年間王者を決めるストリートツアーリーグである。世界の舞台へ繋がるリーグになることを使命と掲げるこのJSLは、より世界を意識する為、国際ストリート大会同様のレギュレーションを採用。出場スケーターは5グループに分かれて予選ラウンドを戦い、獲得点数上位8人による決勝ラウンドで年間王者の座を争う。予選は45秒のラン2本のみで争い、ベストスコア1本(100点満点)が採用され、全てのヒートのポイント上位8名が決勝進出となる。決勝は45秒のラン2本とベストトリック5本の計7本のうちのベストスコア4本の合計点(400点満点)で勝敗が決まる。ただし、ランは最大で1本のみの採用。このことより決勝ではラン2本でミスをしてもベストトリックで逆転も可能となるため、最後の1本までの体力と集中力が必要となる。 最終戦“BIG YEAR GIG”を制し、年間王者になったのは池 慧野巨!! 池 慧野巨のライディング 池 慧野巨は世界最高峰とも言われているスキルの持ち主であり、間違いなく日本ではNo.1と言っても過言ではないだろうか。ランで池はレッジで「キャバレリアルバックテールスライド」、ジャンプボックスで「ワンフットオーリー」、ランの最後にはハンドレールで「スイッチフロントフィーブルグラインド」に挑むもトラックが外れていた為、得点が伸びず70.00ptとなりラン2本終了時には6位となった。 ベストトリックでは5本全てをハンドレールで挑戦。1本目は「スイッチフロントボードスライド」で85.00pt。2本目は「ノーリーバックスピンテールスライド」をミス。3本目には完璧とも言える「ノーリービックスピンバックサイドテールスライドフェイキー」をメイクし86.07ptを獲得した。4本目には「スイッチフリップフロントボードスライド」を85.23ptをメイクしトップに躍り出ると、5本目では「ノーリーバックサイドスイッチフロントフィーブルグラインド」を惜しくもミス。しかしその後の選手に池を越える得点が出なかったため、そのまま2024年の年間王者に輝いた。 「X Gamesがあって、NIKE SBからパートもローンチしていい感じだったんで、その調子を切らさない為にも、今日も頑張ろうと思っていました。これからもJSLをはじめ、出られる試合は出たいです。コンテストに出たら上手くなるし、スケボーの基礎がいろいろできるようになる。そのあとにストリートにいけば、よりストリートの面白さがわかると思うんで、みんなもいろんなところでいっぱい滑ってください。」と喜びとともにストリートで頑張っているキッズたちへメッセージを送った。 田渕利來のライディング 15歳の田渕利來は成長真っ最中で前回大会よりも跳躍力が高く、技のメイク率も高かった。決勝ラン2本目では全体的に安定したライディングで、ジャンプボックス、ステア、ハンドレールと各セクションを上手に使い、フルメイクし84.03ptを獲得してトップへ。ベストトリックでは「ビガーフリップフロントボードスライド」で84.23pt、「バックサイドフィーブルグラインド360アウト」は75.90pt、「オーリーレイトフリップ」が73.57ptと合計317.73ptで2位となった。予選通過時のインタビューでは「緊張しました。滑り終えたら結構楽チンかなぁーって思って、楽になりました。このまま決勝にいけたら、全大会よりも順位を上げて、さらに表彰台目指したいですね!」と語った通り、優勝は逃したものの有言実行でしっかりと表彰台を手にし準優勝した。 村上 涼夏のライディング 今回SKiPFACTORYがリニューアルされたセクションに最もマッチしていたのが村上涼夏。持ち味のスピードを生かした技が炸裂した。ランでは「トランスファー」からの「インポッシブル」、「スイッチクルックドグラインド」と終了間際までフルメイクランするも最後「スイッチバリアルヒールフリップ」でミス。この「スイッチバリアルヒールフリップ」は、予選ランから全て最後で失敗するという痛恨のミス。この技のミスがなかったらどこまでポイントを伸ばせたのか気になるところだ。だがランでは80.83ptと高得点を獲得。ベストトリックでは「バックサイドオーリートランスファーボードスライド・トランスファーアウト」で75.97pt。3本目・4本目と攻めるも惜しくもミスのため、最後5本目で技をメイクしなければ入賞できないというまさに崖っぷち状態に。その緊張の5本目では、3本目・4本目と失敗していた「フロントサイドウォールライドトランスファー」を完璧に決め、見事80.67ptを獲得。なんと村上はベストスコアが3本のみだったが、合計237.47ptで見事3位となった。今回仲間たちとストークし会場を盛り上げた村上は「2023年シリーズはスケジュールの関係でJSLをスキップしてたので、今年は絶対にメイクするために参戦しました。本当にサイコー!みんな楽しみましょう!」と村上らしい言葉で締め喜びを語った。 今大会の特別賞に選ばれたのは原田結衣!! 原田結衣のライディング 男子に負けず劣らず果敢に攻めた女子選手に贈られる特別賞のベストスタリッシュに選ばれたのは神奈川県出身の原田結衣。原田はこのリニューアルされたセクションを余すことなく使い得点を伸ばし42.87ptを獲得する。惜しくも予選通過とはならなかったものの、今大会のベストスタイリッシュを受賞した。その後のインタビューでは「今日は嬉しかったです。これからもストリートやパークにとらわれないで、誰もやってない様なスタイルでやっていきたいです。今回の賞金は将来に為に貯金します(笑)」とにこやかに嬉しさを語ってくれた。 原田結衣(左)と北野朝戸(右)の2名の女子選手が参戦 今回のJSL最終戦参加選手たち アフターパーティーという名のカーブセッション 山附明夢のライディング 今回も最終戦ということで恒例になりつつある「裏JSL」と名付けられたアフターパーティーが行われた。裏というだけあってカーブセクションでの現金取っ払いセッションが行われ、選手・運営・メディア・観客と老若男女関わらず参加。ルールは簡単。技をメイクするのは大前提、その中でクオリティーはもちろんだがオリジナル性を求められる。現金を持った審査員が独断でばら撒くシステムなだけに参加者全員が闘志むき出し、欲むき出しでセクションに挑んだ。 浦野 建隼 もう誰がどれだけ取ったかわからないほど、会場は熱気と歓声に包まれながら2024年シリーズのJSLが締めくくられた。 JSL発起人の3名左から立本和樹、ロス・バトソン、中澤弘純 根附海龍がJSLからSLSへと飛び立ち、現在もその活躍に勢いが止まらない。今後もJSLはネクスト根附を輩出するべく、世界へと繋がる登竜門大会の確立を目指し、現在もSLSとはミーティングを重ねている。2024年シリーズはここで終了するが、来年2025年シリーズも引き続き注目して頂きたい。 大会結果 左から原田、村上、池、田渕の順 優勝 : 池 慧野巨 (イケ ケヤキ) 326.30pt第2位 : 田渕 利來 (タブチ リク) 317.73pt第3位 : 村上 涼夏 (ムラカミ リョウガ) 237.47pt第4位: 八島 璃央 (ヤシマ リオ) 255.47pt第5位: 松本 浬璃 (マツモト カイリ) 159.60pt第6位: 渡邊 星那 (ワタナベ セナ) 157.53pt第7位: 山附 明夢 (ヤマヅキアイム) 148.54pt第8位: 齋藤 吟平 (サイトウギンペイ) 58.63pt特別賞: 原田 結衣 (ハラダユイ) 42.87pt Powered by LiveHeats <JAPAN STREET LEAGUE 2024 最終戦概要> 【タイトル】 BIG YEAR GIG【日程】 2024年9月29日(日) 【会場協力】 SKiP FACTORY skateboard park〒359-0016 埼玉県所沢市新郷220-1【招待選手】浦野 建隼/山附 明夢/浦野 晴/齋藤 丈太郎/齋藤 吟平/池 慧野巨/三星 怜生/田渕 利來/酒井 琥珀/柿谷 斗輝/澤田 莉旺/根間 瀬斗/八島 璃央/渡邊 星那/瀧永 遥句/甲斐 穂澄/高橋 陽太/大場 蓮/安部 来夢/松本 浬璃/和田 陽翔/石井 太陽/村上 涼夏/澤田 莉旺/北野 朝戸/原田 結衣 (順不同)【特別協賛】 FOD / SEIKO 5 SPORTS / Columbia / SKiPFACTORY / ステンレスアート共栄 / RedBullJapan / MARUHAN【協力】 4s sound / Liveheats / Tufleg / GREENFUL【MC】 上田豪 (メインMC) / 寺井裕次郎 (サブMC)【ジャッジ】 謝花明徳 / 橋本貴興 / 宮島大介【ライブ配信】 FODプレミアム(フジテレビオンデマンド)【主催】 JAPAN STREET LEAGUE実行委員会
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fmxX Gamesを盛り上げたコンテンツの数々。大会の雛形種目である「Moto X・ベストトリック」では東野貴行が銅メダル獲得【X Games Chiba 2024】Moto X & 豪華コンテンツまとめレポート2024.10.032024年9月20日(金)~22日(日)に幕張メッセ(千葉県千葉市幕張)で開催され、まだまだ大会の熱が冷めあらず、その余韻を残している国内最大のアクションスポーツの祭典「X Games Chiba 2024」。 大会最終日には最終競技として「Moto X(フリースタイルモトクロス)・ベストトリック」が行われ、ライダーたちの息をのむ豪快なライディングが「X Games Chiba 2024」の最終日を最高潮に盛り上げて大会を締め括った。なお日本人選手最高位は20大会連続でX Gamesに出場し続けているレジェンドライダー東野貴行選手の銅メダル獲得となった。 また今回は各競技による世界最高峰の戦いはもちろんのこと、イベントを盛り上げる様々な豪華ショーケースやフードフェスなども行われては来場者を楽しませ続け、大盛況の中で今年の「X Games Chiba 2024」は幕を閉じた。 本記事では今大会の雛形種目として会場を盛り上げたMoto Xのメダリストの活躍と、連日イベントを盛り上げた豪華コンテンツをまとめて紹介する。 X Games Chibaでは初開催となる「Moto X・ベストトリック」は天候がライダーたちを苦しめる中、見事メイクしたロブ・アデルバーグが金メダルを獲得。 メダルは惜しくも逃したが会場を盛り上げた渡辺元樹©︎Jason Halayko / X Games 本来は大会2日目に開催される予定だったが、唯一屋外での競技開催ということもあり前日の悪天候により大会最終日に延期し開催された「Moto X・ベストトリック」。大会当日も直前まで強風にさらされ、競技中も天候状況をうかがいながら万全を期した中で行われた。 今大会の競技フォーマットは2本のトライのうちのベストスコア採用方式で争われ、5名の招待選手が出場。そのスタートリストは東野貴行、渡辺元樹、ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)、ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)、ジャクソン・ストロング(オーストラリア)となり、どんな世界最高峰のトリックが飛び出してくるのかが楽しみな一戦となった。 以下は入賞者3名が魅せたベストトリックを紹介。 ロブ・アデルバーグのライディング©︎Jason Halayko / X Games まずは今回金メダルを獲得したX Games最多メダリストのロブ・アデルバーグ(オーストラリア)の「レイジーボーイ・フロントフリップ」を紹介。このトリックはバイクのハンドル部分に脚を通してシートに寝そべる「レイジーボーイ」というトリックを前方に1回転する「フロントフリップ」の中で行う超大技。前方に投げ出されるような遠心力に耐えながら両脚だけでバランスを取り1回転するこのトリックを軽々決め切るそのスキルの高さも評価され、94.66ptをマークすると自身4個目のX Games金メダルを獲得し通算18個目のメダルを記録した。 ジャクソン・ストロングのライディング©︎Jason Halayko / X Games そして本種目で銀メダルを獲得したのはジャクソン・ストロング(オーストラリア)。彼がメイクしたのは「フロントフリップ・ノーフットキャンキャン」という前方に1回転する「フロントフリップ」の中で両脚を離してサイドに蹴り出す「ノーフットキャンキャン」のコンボトリック。長年FMX業界を牽引するレジェンドライダーであるストロングのスタイルのあるトリックに会場は歓声と共に盛り上がっていた。 東野貴行のライディング©︎Jason Halayko / X Games 最後はX Games銅メダルを獲得した日本の東野貴行が1本目でメイクした「バックフリップ・スーパーマンシートグラブ to ナッシング」。空中で後方1回転しながら途中でバイクから手足を両方とも離すこのトリック。この環境下でその恐怖にも打ち勝ちメイクできるのは長年この競技で活躍できる彼だから為せることだろう。そんなX Gamesに20大会連続で出場している鉄人・東野はこのトリックで自身のネクストレベルを示し、ベストトリック種目では2013年の金メダル以降の約10年ぶりのメダル獲得となった。現在39歳の東野の今後の更なる活躍にも期待だ。 大会結果 左からストロング、アデルバーグ、東野の順©︎Jason Halayko / X Games 優勝 ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)/ 94.66pt準優勝 ジャクソン・ストロング(オーストラリア)/ 94.00pt3位 東野 貴行(日本)/ 86.00pt4位 渡辺 元樹(日本)/ 83.33pt5位 ジュリアン・ヴァンスティッペン(ベルギー)/ 73.66pt X Games Chiba 2024を彩った豪華サイドコンテンツの数々。 「X Games Chiba 2024」では数々の豪華なサイドコンテンツが会場をさらに盛り上げた。その中でも今回はショーケースから「ブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース」と「音楽ライブ」、そして連日来場者のお腹を満たし喉を潤した「Xフードフェス」の様子を紹介。 XII After Ours によるブレイキンエキシビジョンバトル&ショーケース XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games 最終日にはスペシャルショーケースにて、パリオリンピックで活躍したShigekixを筆頭に世界で活躍する同年代の若手トップブレイクダンサーで構成されたクルー「XII After Ours(Shigekix,AYANE,Ra1on,Tsukki,Y-HI,Ram,Nanoha)」によるショーケースが披露され、世界最高レベルの凄技や音楽にバッチリあったスタイル溢れるムーブの数々に会場は大盛り上がり。最近世界中で注目集めるブレイキンを牽引するメンバーによる貴重なショーケースが世界最大級のアクションスポーツの祭典を彩った。 XII After Oursのパフォーマンス©︎Jason Halayko / X Games Zeebra、HAN-KUN (from 湘南乃風)、MC TYSONによる豪華音楽ライブ MC TYSONのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games そしてそんなブレイキンショーケースの後に披露され、最終日を締め括ったのはヒップホップ界のレジェンドZeebra、日本のレゲエシーンを牽引する湘南乃風のHAN-KUN、そして来年1月に待望の日本武道館ライブを控えるMC TYSONという超豪華アーティストによる音楽ライブ。 Zeebraのライブパフォーマンス©︎Hikaru Funyu / X Games アクションスポーツとヒップホップやレゲエが共有するストリートカルチャーを愛するファンたちが一体となり、会場全体がひとつのエネルギーに包まれ、会場の熱気をさらに引き上げ最終日にふさわしい盛り上がりを見せた。 X Food Fes 2024 (Xフードフェス2024) ©︎Jason Halayko / X Games 世界の人気ストリートフードが集結した「Xフードフェス」では全国で3位に輝いた絶品ハンバーガーや自家製ソーセージのホットドッグ、新感覚フライドチキンなど、多彩なストリートフードが勢ぞろい。グルメグランプリ受賞店や人気店も参加し、美味しい料理が来場者のお腹を満たした。どの店舗も列が途切れず、中には売り切れのメニューが出る店舗も続出し来場御礼のフードフェスとなった。 ©︎Jason Halayko / X Games そして今回のフードフェスで何より来場者にとって良心的だったのはスポーツ観戦に最適な「ワンハンドメニュー」の数々だろう。フードフェスの真隣が「Moto X」の競技会場だったこともあり、多くの観客がフードやドリンクを片手に「Moto X」のライディングを楽しむ様子もよく見られた。 最後に ©︎Jason Halayko / X Games 今回も各競技にてたくさんの歴史の1ページが刻まれた「X Games Chiba 2024」。世界トップクラスのアスリートたちによる超絶的なパフォーマンスはさることながら、イベントを盛り上げる様々な豪華コンテンツにより終始大盛況のまま幕を閉じた。世界中をアクションスポーツの熱気に包み込みファンたちの心を離さない「X Games」。それがここ日本にも今浸透しつつある。今後のアクションスポーツの発展と「X Games Japan」の歩みにも目が離せない。 大会概要 ⼤会名称 : X Games Chiba 2024開催期間 : 2024年9月20日(金)~22日(日) – 3日間 (一般開場は21~22日の2日間)※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:幕張メッセ 国際展示場 展示ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1) 主催:X Games Japan 組織委員会 主管:千葉市 協賛:Monster Energy、ムラサキスポーツ、スポーツくじ後援:J-WAVE、BAYFM78協力:X Games Japan 千葉後援会