松嶺貴幸と中田海斗が盛岡での5日間の共同生活において、お互いの「表現」を「シェア」することでつくりあげた作品「SHARING EXPRESSIONS」が展示されているグループ展「Homo Futuris」が、12月6日から10日にかけて東京都渋谷神宮前・Gallery COMMONで開催された。
11月28日に公開されたドキュメンタリームービー「SHARING EXPRESSIONS」において映し出された二人の共同作品と、そのグループ展の様子をFINEPLAYがレポート!オープニングパーティには中田海斗も登場。当日の会場の様子や出展作品を紹介しよう。

松嶺 × 中田 「表現」を「シェア」することで産まれた作品「SHARING EXPRESSION」
「Homo Futuris」は松嶺貴幸とFreyja Deanによるグループ展。夕方、オープニングパーティが始まる頃、会場であるGallery COMMONの内外には多くの人が集まり、振る舞われたホットワインを片手に談笑していた。ギャラリーに入ると左手には松嶺の作品が、そして右手にはFreyja Deanの作品が配置されている。入口から入ってすぐ、まず目に入ってくる作品が今回松嶺と中田がともに作り上げた作品「SHARING EXPRESSIONS」だ。

高さ162cm、幅97センチの大きな木製キャンバスが鎮座し、その小脇にはスケートボードが置かれている。このキャンバスとスケートボードを合わせて、一つの作品となる。彩られたキャンバスには所々穴が空いており、スケートボードのタイヤの跡らしきものも見える。これは彩色した作品の上を中田がスケートボードで滑走し、ついた跡だという。



作品全体はアクリル絵の具を爆竹を用いて飛散させることで制作されており、まるで”彩色の爆発”とでもいうような新鮮な驚きを与えてくれる。まず何よりもその鮮やかさに圧倒されるこの作品は、隣に並べられている同じ技法で制作された松嶺の作品「Super Nova1」、「Super Nova2」と比べて、色彩の面で対照的な印象を与える作品に仕上がっている。その色彩こそが松嶺の「表現」と中田の「表現」を「シェア」することで産まれた二人の新しい「表現」だといえるかもしれない。


「明るい色が好きで、普段着ている服の色も明るい色が多いから、この色味になったのかも。意識はしていなかったのですが、出来上がったものを見たら思っていた以上に明るい色になりました」と中田。
これについて松嶺も「この彩色は海斗らしさ。海斗と生活しながらこの作品を作り上げる中で、フリースタイルスキーをやっていて海斗のようだった、昔の自分を思い出しました。とても刺激を受けましたし、もっとアグレッシブにいきたいと改めて思いましたね」と語る。

「SHARING EXPRESSIONS」の他にも松嶺の作品が多数展示。展示作品の中にはすでに売約済みのものも見受けられた。今回の出展作品やその他の作品についても松嶺のオフィシャルサイトで購入可能とのことだ。興味を持った方は松嶺のオフィシャルサイトもぜひチェックしていただきたい。
出展作品はどれも素晴らしい作品ばかりだが、特に目を引いたのは「Neuron in Universe」という作品。この作品の一部であるボードには「WHAT’S ART FOR YOU?」の文字が。そこには「生きる KAITO」という文字がマジックで書き込まれていた。


オープニングパーティには仕事帰りの来場者も多く駆けつけ、ギャラリー内の人口密度も次第に高くなっていった。人だかりの中心には松嶺と中田の姿が常にあった。

中田は「盛岡から帰ってきて、家族やいろんな友達にTAKA(松嶺)くんのことを話して回ったんです。すごい人がいるって。めちゃくちゃインスパイアされて、自分自身もこれからもっと頑張ろうと思いましたし、もっといろんな人にTAKAくんのことを知って欲しい。グループ展にもたくさんの人にきて欲しいですね」といい、実際に中田の地元・湘南の友人たちも松嶺のグループ展を見にやってきていた。

オープニングパーティも満員御礼、多くの来場者が足を運んだ1日目が終了した。

松嶺は「海斗と過ごした日々で多くのインスピレーションを受け、とても刺激になりましたね。今日はたくさんの方に見に来ていただけたので、自分にとっての自信にもなりました。明日からも多くの人にきていただきたいです。」と中田との制作、そして今回のグループ展初日を振り返る。

盛岡での5日間の共同生活、制作を経てお互いの「表現」を「シェア」し、インスピレーションを与えあった二人。刺激を受けた二人の今後の活動がどのようになって行くのか、これからも目が離せない。

Group Exhibition “Homo Futuris “
人間らしさとは。
テクノロジーの進化とともに、今までとは違う存在価値が期待される人間の未来。どうやらハブの一つに収まるのではなく、ハブをまとめられる存在になるための人間個々の機能を強化する必要がありそうだ。医療や科学のシーンで人間の機能の一部と交換が可能になるであろう近い未来に、僕らのアイデンティティは今までより一層問われることになるだろう。
本展示会では、「自然、生物、人間コミュニティ」をテーマに制作する Freyja Dean と「テック、医療、人体」をテーマに制作するTakayuki Matsumineの2人のアーティストが、テクノロジーの発展とそれに伴う可能性をコンセプトにした作品群を展示する。
来たる未来に、どんな答えが待ち受けるのか。
イギリスと日本という異なる地で生まれた文化に育まれた新進気鋭な2人の感性がクロスオーバーする。グループ展「Homo Futuris」をぜひこの機会にご覧ください。
開催概要
タイトル:Homo Futuris
会期:2019年12月6日(金)~12月10日(火)
開廊時間:11:00~19:00
会場:Gallery COMMON
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目12−9 1F
アクセス:明治神宮駅から徒歩5分、原宿駅から徒歩10分
※駐車場はございません。
オープニングパーティ:2019年12月6日(金)18:00~21:00
「SHARING EXPRESSIONS」とは
現代において乗り物や住居、家具や服などの個人資産をインターネットを通じて貸し借りを行う「シェアリングエコノミー」が流行している。今後は個人資産などの有形物にかかわらず、スキルなどの無形物も様々な分野で「シェア」されていくことが予測されている。
同時に現代は、「表現」の重要性が増していく時代でもあるという。AI研究の発展によってAIと人間の差がより曖昧なものとなっていく中で、”人間らしさ”や”個性”を「表現」することが必要とされてくる。しかし今はまだ、「表現」する方法について理解している人はほとんどいないのが現状だ。
だからこそ、「表現」を「シェア」することで新しいモノやコトを生み出していく。これからの時代は「表現」を「シェア」する時代へと変化している。
そんな状況の中、全く異なる分野で活躍しながらも、互いの「表現」を「シェア」することで、二人でひとつの新しい作品をつくりあげた松嶺貴幸と中田海斗の制作ドキュメンタリー「SHARING EXPRESSIONS」が本日ついに公開。
フリースタイルスキーでの事故による脊髄損傷をきっかけに自身の生命と向き合い、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスでのインダストリアルアートとの出会いをきっかけにアートの世界に飛び込んだ松嶺。
そして1997年生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身、アメリカでプロスケーターとして活躍することを目標に活動しており、TVドラマ「テラスハウス」にも出演し話題となった中田。
ビデオグラファーは国内外のアーティスト、クリエイター、ミュージシャンのドキュメンタリーを数多く手掛けるNaoto Sakamotoが担当。二人の才気と人となりを余すところなく堪能できるドキュメンタリーフィルムとなっている。
松嶺貴幸
1985年12月9日生まれ、岩手県雫石町出身。
日本は東北、四季を強烈に織りなす岩手県雫石町に生まれる。
野生の動植物が喜遊に生息する生命豊かな環境に囲まれて育ちながら、郷土民芸品の継承を担っていた祖父母の影響で幼少期から「ものづくりに」の機会に恵まれた。
2001年フリースタイルスキーの転倒事故により頸椎を骨折、脊髄を損傷。2年8ヶ月病院で治療から、自身の生命と向き合う機会を賜った。生きる欲求と苦悩が強烈に混ざり合い、本能の根底から生の価値観が湧き上がった。
2013年、単身でアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに渡り、サンタモニカカレッジで1年間学ぶ。
そこで、カリフォルニアのアートやエンターテイメント文化の価値に触発され、アートの世界に飛び込んだ。
現在は、燃えたぎるものを外部に排出し、残像した脳の内部で起こるニューロン・スパークや神経蘇生への欲求、強烈に飛び出し続ける脳波など宇宙論を形成する量子を自身の作品に落とし込み、造形、インスタレーション、テクノロジー&サイエンティフィック・フュージョンをはじめとする作品に、一刻一刻発火し、更新される考察を吐き出している。
中田海斗
1997年9月12日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身。
数々の大会で、優勝・入賞経験を持つこれからの活躍が楽しみなスケーター。
また、その端正なマスクにより幼少時代にはドラマやテレビ番組の出演経験あり。
テラスハウスに出演しスケーター・タレントとしての認知度が高まる中、本場アメリカでプロスケーターとして活躍することを目標に現在奮闘中。
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climb有観客・声出し応援解禁で熱気を帯びた「ボルダージャパンカップ 2023」大会リポート2023.02.062023年2月5日(日)に、駒沢オリンピック公園 総合運動場屋内球技場にてスポーツクライミング・ボルダージャパンカップ 2023(BJC 2023)男女準決勝・決勝が有観客(マスク着用での声出し応援有り)にて開催された。また今年はパリ2024のプレシーズンとなり、今大会は第6期JMSCAパリオリンピック強化選手の選考も兼ねている。 結果は、女子:伊藤ふたば、男子:楢崎明智が優勝し日本一に輝いた。 伊藤ふたばが全課題を一撃で3年ぶり優勝 photo by Kazuki Murata 準決勝を4位で通過した伊藤ふたばは、第1課題から絶好調のパフォーマンスを見せつける。多くの選手が苦しんだスラブの第2課題も勢いはそのまま、一撃で登り切り他の選手を大きく突き放す。第3課題もなかなか完登者が出ないなか一撃で仕留める。最後の第4課題においても圧巻の登りを見せて一撃。満面の笑顔と共に3年ぶり3度目の優勝をつかみ取った。 2位には東京オリンピック2020 銀メダリストの野中 生萌。惜しくも第2課題は完登できなかったが、持ち前のパワフルかつ正確なクライミングで3完登(第3・第4課題は一撃)を記録した。そして弱冠15歳の中学生、関川 愛音(めろでぃ)が、ポテンシャルを感じさせる力強い登りで3位に入賞した。 伊藤ふたばは決勝後のコメントで、「決勝では全課題を一撃して優勝することが出来たので率直に嬉しいです。オブザベーションの段階で自分が得意な課題だと思っていて、集中してトライするようにしました。」と自身を振り返った。 楢崎明智が初優勝で兄・智亜と表彰台へ photo by Kazuki Murata 男子優勝に輝いたのは3完登を記録した楢崎 明智。大会前には 「国内の選考大会があまり得意ではなく、プレッシャーであまりいい動きが出来たことがない。今年は楽しんで自分の存在感やスタイルを見せられたらいいなと思います。」と語っていたが、第1課題から持ち前の身長、手足の長さを活かして完登でスタート。 続く第2課題、第3課題もダイナミックな登りで完登を続けて首位をキープした。優勝が大きく近づいた第4課題では、疲れも見え始め完登とはならなかったが、ゾーンを獲得し自身初の優勝を決めた。 尚、2位には2完登の佐野 大輝。3位には楢崎 明智の兄である楢崎 智亜が食い込み、兄弟で表彰台を飾った。 楢崎明智は決勝後に、「オブザベーションした段階で僕にとって得意な課題なのが見て分かったし、智くん(兄・智亜)とも『これはいけそう!』と話していました。まさか本当に優勝するとは思ってなかったですけど(笑)」と驚きを半分に優勝コメントを残した。 開催概要 photo by Kazuki Murata 名称:ボルダージャパンカップ2023(BJC2023) 主催:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)後援:スポーツ庁、公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人日本オリンピック委員会、世田谷区主管:公益社団法人東京都山岳連盟(TMF) 企画・運営:BJC2023実行委員会 協賛:KDDI株式会社、三井不動産株式会社、住友商事株式会社、オリエンタルバイオ株式会社、牛乳石鹼共進社株式会社、日新火災海上保険株式会社、東商アソシエート株式会社、西尾レントオール株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社オフィシャルマーケティングパートナー:株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 会場:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
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skate「X Games Chiba 2023」注目のスケートボード・BMX・Moto Xの競技日程を発表!!2023.02.03大会限定スケートボードデッキ/T シャツ付き、観戦チケットなど発売開始!大会アートワークを現代アーティスト山口歴が描き下ろし! 2023年5月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間にわたって「X Games Chiba 2023」が開催される。スケートボード、BMX、Moto Xの人気アクションスポーツ競技が「ZOZO マリンスタジアム」で繰り広げられる! 「X Games Chiba 2023」には、年齢や国籍も異なる世界のトップアスリートが約100名出場予定。スケートボード、BMX、Moto Xのアスリートたちがダイナミックな技の数々を披露する各日の実施競技が決定した。 また、大会限定スケートボードデッキ、大会限定オリジナル T シャツなどがもらえる特典付き指定席、グループやご家族でテーブルを囲みながら楽しめるボックス席(2~5 名席)、ゆとりのあるシートにテーブル付きの指定席、スタジアム全体を見渡せてさまざまな場所から自由に観戦できる 1F 自由席が、2月4日(土)正午からオフィシャルプレイガイドのイープラスにて最速先行抽選販売される。 各チケット(自由席以外)は競技ステージ近くで観戦できる【グラウンド入場可】となっているため、自身の指定席でゆっくり観戦したり、グラウンドにおりてコースステージの間近でアスリートの迫力を観戦するなど、さまざまに楽しむことが出来る。そのほか観戦席は3月初旬にイープラスをはじめ、各プレイガイドにて発売予定だ。 なお今大会は 5月12日(金)は予選日となっており、チケット販売は無く、メディア及び関係者のみの入場となる。予選の模様はライブ配信等(予定)が行われ、5月13日(土)と14日(日)の各競技決勝が行われる2日間の観戦チケットが一般向けに販売される。 詳しくは、ページ下部の関連リンクからオフィシャルWEBサイトおよび、オフィシャルプレイガイドにてご確認下さい。 堀米 雄斗 / Jason Halayko / ESPN Images 競技日程 5月12日(金)実施競技(予定) ・Women’s Skateboard Street(女子スケートボードストリート)予選 ・Women’s Skateboard Park(女子スケートボードパーク)予選 ・BMX Park(BMX パーク)予選 ・Men’s Skateboard Park(男子スケートボードパーク)予選 5月13日(土)実施競技(予定) ・BMX Street(BMX ストリート)決勝 ・Men’s Skateboard Vert(男子スケートボード バート)決勝 ・Women’s Skateboard Street(女子スケートボードストリート)決勝 ・BMX Park(BMX パーク)決勝 ・Men’s Skateboard Street(男子スケートボードストリート)予選 ・Women’s Skateboard Park(女子スケートボードパーク)決勝 ・Moto X Best Trick(モトエックス ベストトリック) 5月14日(日)実施競技(予定) ・Men’s Skateboard Park(男子スケートボードパーク)決勝 ・BMX Flatland(BMX フラットランド) ・BMX Best Trick(BMX ベストトリック) ・Men’s Skateboard Street(男子スケートボードストリート)決勝 ※実施競技のスケジュールは予告なく変更になる可能性がございます 山口歴が大会アートワークを描き下ろし! 2022 年大会に続き、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している現代アーティスト山口歴が今大会のアートワークを描き下ろし。 「新緑をイメージして緑ベースのキービジュアルを作ろうと思いました。実はこれまで、作品に緑を取り入れる事に対しては個人的に苦手意識を感じていたのですが、昨年の X Games でアスリート達の限界に挑む姿勢にとても刺激を受け、今年は自分も苦手な色に挑戦してみようと思い、敢えて緑を軸に据える事にしました。X Games に2年連続で参加させて頂き、心から光栄に思っております。気持ちの良い新緑の季節に、日本でまた作品を描けることを今から楽しみにしております」と作品に込めた想いを寄せた。 山口歴の大会アートワークを施したスケートボードデッキや T シャツなど、本大会でしか手に入らないマーチャンダイズのラインナップは近日公開! 山口歴(Meguru Yamaguchi) プロフィール1984年生まれ。東京都渋谷区出身。2007年に渡米し、現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動している現代アーティスト。代表的作品群"OUT OF BOUNDS"では「固定概念・ルール・国境・境界線の越境、絵画の拡張」というコンセプトのもと、筆致範囲を制限してしまうキャンバスの使用を止め、筆致の形状自体をそのまま実体化する独自の手法によって、ダイナミックで立体的な作品を制作し続けている。90年代から2000年代初頭の東京ストリートカルチャーの変遷を経験して育ち、渡米後は、ALIFE、BILLIONAIRE BOYS CLUB、FTC、NIKE等アメリカのストリートカルチャーを代表するブランドの他、ISSEY MIYAKE MIYAKE MEN、LEVI'S、OAKLEY、UNIQLOといった企業とのコラボレーションも行なっている。©︎ 2021 MEGURU YAMAGUCHI©︎ 2021 GOLD WOOD ART WORKS
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