イベントからフェス型へ!今年で7年目を迎える「SHIROFES.」にかける想いをオーガナイザーNOBUOが語る

2022.05.23
NOBUO / (c)harugraphics

新しいストリートダンスのジャンルや異なるカルチャーに出会うきっかけにして欲しい

今回のSHIROFES.のテーマや注目して欲しいポイントを教えて下さい

今年は星と森のロマントピアというエリアを貸し切ってフェス形式のイベントにステップアップします。オフラインでの開催を予定しているので、なかなかオンラインでは伝わりきらない熱量も現場で発信出来ると思っています。

また、SHIROFES.の醍醐味としてはストリートダンスだけではなく、様々なカルチャーや音楽にも触れることが出来るので、新しい発見にもつながると良いと考えています!

ジャンルを絞ったイベントではなくフェスにすることで、フリースタイルバスケットボールやダブルダッチ、弘前の文化など、クロスカルチャーを体験してもらいたいとも思っていて、弘前の土地で頑張っている人たちの熱量も伝えていきたいです。

SHIROFES.2017 / (c)オオサワヤストモ(GLEAMWORKS)

昨年からSHIROFES.から変わった点はどこでしょうか?

会場のレイアウトと誰でも参加できるという部分が大きな変更点です。

去年はステージが1つでしたが、今回は3つのステージが同時進行でダンスバトルやパフォーマンスが繰り広げられます。DJタイムもありますし、他にもフードブースや物販ブースが展開される予定です。1つのステージを見て終わりではなく、フェスが開催される2日間を通じて楽しんでもらえるような内容になっています。

また昨年「あのステージに出てみたかったです」という声がすごく多くて、今回は前日予選という形でオープンに予選を行います。日本を代表するジャッジやゲストダンサーと参加者として接点が持てる機会でもあります。

SHIROFES. 2016 / (c)オオサワヤストモ(GLEAMWORKS)

ストリートカルチャーで重要な「現場感」が失われないためにも試行錯誤しながらSHIROFES.を続けていた

SHIROFES. 2020

ここ数年はコロナ禍での開催となりますがどのような想いがありますか?

SHIROFES.やダンスイベントに限らず、大小いろんなイベントが制限されている状態が続いていました。東京や大阪などの大都市では模索しながらイベントを開催していましたが、地方では「そもそもイベントをやること自体が良くない…」という風潮があり、開催のハードルは高かったです。

辞めることに対して否定的なことを言う人も少なかったですし、イベントを開催しなければリスクも減らせるので、イベントを止めてしまうことは簡単だったのですが、コロナ期間に地方でのイベントが無くなってしまうことで世代に格差が生まれてしまうのではないか?と考えましたし、他の地域も含めて地方でのイベント自体がなくなる危機感というのもありました。

なので、足を止めず毎年少しずつでも新しいことにチャレンジして「コロナ禍だけど去年よりも楽しかったね!」と言ってもらえるような機会をつくっていきたいです。

SHIROFES. 2020

コロナ禍を経ての気付きはありますか?

去年は無観客でしたが、ダンサーやパフォーマーをリアルの現場に集めてイベントを開催することが出来ました。すごく良かったなと思ったのは「現場でみんなと共有できる時間」「みんなで現場を創っていく感覚」を改めて感じられたことです。一方でオンラインイベントが当たり前になってしまうことで今言ったような「現場感」が分からなくなってしまうのではないかという怖さも知りました。

映像で見てくださいってのはいくらでも言えるし、映像で見て凄かった物は凄いけど、でも全体的にみんなで同じ時間を共有して何かを作る感覚だったり現場を作る感覚だったり、その感覚の大事さっていうのはダンス経験の有無は関係なしに、誰にとっても貴重だと思います。

SHIROFES.2021 / (c)Jason Halayko

今年はどんなSHIROFES.にしたいですか?

正直今までで一番プレッシャーがかかっています(笑)。昨年に引き続き沖縄から北海道まで全国各地のダンサーやパフォーマーが集まりますし、今年は海外からの参加者がいるかも知れません。「コロナ禍でも思い出に残るフェスだった!」と言ってもらえるイベントを目指したいと思っています。

また、昨年は無観客での開催だったので現地での観戦が出来ませんでした。地元の人も含めて今年は現場を感じてもらいたいです。コロナ禍でオンラインでの視聴や映像なども当たり前になっているので、今年のSHIROFES.で「やっぱり現場で見ないと駄目だな」って思って終わらないと、オンラインや映像で見る当たり前が定着してしまうと思うんです。なので是非現地に来て現場を感じて欲しいです。

特に映像には残らない部分を見てほしいと思っています。例えばバトル前後の雰囲気とか、ステージに入る前や降りた後の部分って自分はすごく大事だと思っています。

ジャンル別のダンスバトルにこだわる理由

SHIROFES.2019 / (c)harugraphics

他に注目してほしい部分はありますか?

SHIROFES.ではダンサーをステージに呼び込むときに「From〇〇」という感じで、代表する地域を一緒に紹介します。海外でも国内でも自分の土地をレペゼンして戦ってもらいたいと思っています。

土地や地域を「背負って戦う感覚」をダンサーに持ってもらいたいですし、単純に「背負っている人ってかっこいいな」って思うので、現場でその雰囲気も含めて感じて欲しいです。

SHIROFES.2021 / (c)Jason Halayko

特に観て欲しいコンテンツがあれば教えてください

ストリートダンスのジャンルが一同に介して、ハイレベルなバトルが繰り広げられることですかね。各ダンスジャンルで日本を背負って世界と戦っているエキスパートや先駆者と一緒にイベントを創っています。もともと僕自身はPOPPERなので、POPのRed Bull BC Oneを創りたかったという思いがあって、GUCCHONさんとSAMURAIというバトルイベントをやってきました。気がついたら他のジャンルの方々とも協力が出来るようになっていて、今の規模に至ります。

こうやって各ジャンルでハイレベルなバトルを同時にやることで「日本はもっと出来る」というのを世界に見せていきたいです。また、ALL STYLEのバトルではなく、そのジャンルのかっこよさだったり、そのジャンルを背負って戦う人のかっこよさを知ってもらいたいという思いが強いです。

SHIROFES.2021 / (c)Jason Halayko

世界の第一線で活躍している人のダンスを見ることで、プロダンサーにならないとしても何か得られるものはあると思いますし、ましてやダンスをやっている人が観たら、その凄さを感覚で受け取ってもらえて、言葉で伝えることの何十倍も伝わるんじゃないかと思うんですよ。

あとは単純にジャンルやカルチャーがクロスして交流することで、他のジャンルに興味を持ったりするきっかけにもなって欲しいです。

ダンス以外に今年は福岡からOlive Oil(福岡を拠点に活動するDJ / 音楽プロデューサー)に来ていただたり、毎年パフォーマンスをしてくれているフリースタイルバスケットボールのBUG⁉が三味線奏者のTESとユニットを披露してくれます。

カルチャーがクロスオーバーすることの凄さを知ってもらいたい

NOBUO / (c)LITTLESHAO

ダンスのカルチャーと違うカルチャーのクロスオーバーというかたちが凄く面白いと思ったのですが、今後さらなる展望はありますか?

これは自分の中でできる事と、自分の軸では無いっていう所と2つあるんですけど自分の軸として目指すところで言えば「地元の奏者の方と他の土地の人とのコラボをSHIROFES.でやるっていう事」が一つの目標かなっていうところです。ダンスがそれを一番やれるのかなって思うのですが、ダンス以外のところでもコラボしていったら面白いなと思います。

例えば津軽の音楽と他の土地から来た演奏家の人とコラボしてSHIROFES.でクロスオーバーする事の凄さをダンサーに伝えていきたい、ていうところがまず1つあります。

SHIROFES. 2018 / (c)SHOTA ODAGIRI

2つ目は、それこそ弘前レペゼンでやられてる奏者の方だったり、そういうカルチャーに対して「良いな」って思った方々が地元の人たちを外に呼んでくれる流れを作れたらいいなって思います。SHIROFES.きっかけで「三味線を改めて聞いて良いなと思ったのでこの人を呼びたいです」とかそういうキッカケになればいいと思っていて。

SHIROFES. 2016 / (c)オオサワヤストモ(GLEAMWORKS)

改めてクロスオーバーする事でダンサーから見て「あの音色いいね」、とか「あの人いいね」とかそういう感覚を持ってもらえればもっと伝わっていくのかなって思っています。

自分も逆に色んなカルチャーがSHIROFES.に入ってきてもらえるような風通しのいい環境は常に作っていきたいなと思っています。

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