この物語を、この結果を、果たして誰が予想しただろうか――。大袈裟でも比喩でもなく、ダブルダッチの歴史の“転換点”だった。
2023年 7月30日(日)、横浜赤レンガ倉庫で開催された「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’23」。
その中で開催されたダブルダッチの“個人戦”である「DOUBLE DUTCH ONE’S FINAL 2023」にて、イワネスインセイン(MEN’S SECTION)とElina Mizuno(WOMEN’S SECTION)が初優勝を果たした。
“ONE’S”とは
3人以上のプレイヤーを要する「ダブルダッチ」だが、縄を回す2名のプレイヤーを固定し、ジャンプするプレイヤー1名の技量のみを比較し競い合うのが、この“ONE’S”(ワンズ)スタイル。
男女別にセクションが分けられ、それぞれチャンピオンを決する。
今回は、
・国内の各回予選に出場し好成績を収めた選手:16名
・“TOP STUDENT”(学生最上位):2名
・“WILD CARD”(招待枠):1名 ※MEN’Sのみ
・当日予選 勝者:2名
・海外予選 勝者:3名
以上のラインナップでFINALIST(FINAL出場者)が構成。
特に国内予選は最終回まで誰がFINALISTに選出されるか分からない、ギリギリの戦い。予選の時点から熾烈なデッドヒートが繰り広げられていた。
WOMEN’S SECTION ——Elina Mizuno vs. 奏
絶対王者と目されたASUKIや、プロチーム「FLY DIGGERZ」の一員として優勝が期待されていたAYUKAがまさかの敗退。
その両者を下したのが、Elina Mizunoと奏。“優勝候補”をなぎ倒した両者が、決勝の舞台で相対することになった。
ダンスシーンからダブルダッチに本格的に挑戦し、FINALの舞台にまでのし上がってきたElinaと、センスと凄まじい努力で現役高校生ながらFINALISTとなった奏。
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彼女たちへ送られる声援のボリュームに、両者が経た知られざるバックグラウンドの大きさを感じさせる。背負うものがある2人から放たれていたその気迫は、どちらが“Queen”になってもおかしくなかった。
1人で戦うDOUBLE DUTCH ONE’Sのステージ、そこは決して独りの戦いではないことを象徴していた。
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運命の結果発表。WOMEN’Sシーンの歴史に残る大接戦を制したのは、Elina Mizuno!
優勝直後、涙ながらにダブルダッチへの真っ直ぐな思いと仲間への感謝を口にしたElina。「ダンサー」としてキャリアを積み重ねた彼女は、積み重ねた日々と努力で、「ダブルダッチャー」としての姿でステージに立っていた。
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MEN’S SECTION ——イワネスインセイン vs. クボユウト
こちらも大波乱の展開となった。昨年優勝となったKO-YAをはじめ、優勝が囁かれていたプレイヤーが予想外の敗戦。
決勝まで勝ち進んできたのは、共に切磋琢磨し、シーンを切り開いてきた“華の94年組” 同期のイワネスインセインとクボユウト。
盟友である両者の一戦、このドラマティックな展開を、果たして誰が予想できたことだろうか。
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共に長年ONE’Sに挑み続け、優勝に対する執念を強く抱いていた2人。このバトルは、そんな思いの強さをお互いに熟知しているからこそ生まれたものだった。
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ハウスをベースとし、“表現”にこだわりを持ったイワネスインセインと、コミカルにブレイキン要素を取り入れたクボユウト。
オリジナルを確立させた両者のスタイルウォーズ、5時間弱にわたるFINALのステージで、どちらも文字通り体力と魂の尽きるまで戦い抜いた。
最後まで執念と誇りを捨てない彼らの姿に、思わずMCも嘆息してしまうほどであった。
激戦の結果…。軍配が上がったのは、イワネスインセイン。
優勝直後、10年にわたって挑み続けた日々を振り返り、清々しい表情で彼はこう語った。
「ONE’Sに出始めて10年、FINALには過去に7回出場していましたが、ほぼ毎回1回戦で負けていました。負けたこと以上にやりきれなかった自分がすごく嫌で、でもお前、やればできるじゃんって過去の自分に言ってやりたいっすね」
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勝敗の分水嶺はどこなのか――。
FINALISTに選出される時点で、その実力は確かなものなはずだ。しかしその僅かな差が分かれ目なのか、音との相性なのか、心の持ちようなのか、はたまたその時々のコンディションなのか…
推論で語ることはできようとも、その全て、確かなことはおそらく誰にも分からない。
しかし、確かに言えることもあった。すべからく優勝するプレイヤーには、何か懸ける思いがあったということ。それは誰かと比べてという相対的な意味ではなく、絶対的なものとして。
そしてその思いは言語や論理を超越して、結果を手繰り寄せ、人に感動を与えるものなのだと。
あの場にいた全ての人たち、そして配信を通して国境をまたぎ、応援を送っていた全ての人たちが、それぞれのFINALISTの思いに共鳴し背中を押していた。
彼らと勝利を共に喜び、敗北の悔しさを共に分かち合ったことだろう。
こうして、歴史に残る一日は幕を下ろした。しかし、FINALISTたちの戦いはこれからも続いていく。そこに「思い」があり続ける限り。
Interview:Elina Mizuno
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――まずは優勝、おめでとうございます! 今の率直なお気持ちを。
めっちゃくちゃ嬉しいです!
ですが、正直毎ムーブ3:2(※JUDGE 5名の審査のこと)の戦いで、JUDGEの誰か一人でも相手方に旗をあげていたら負けていた。まだまだ自分に足りないことがあるのも感じました。
――初のFINALのステージに挑んで、いかがでしたか。
私は今まで20年以上、プロダンサーとしてキャリアを積み、その中で俳優やアーティストとしての活動もさせていただいてきたのですが、その過去の経験の全てを活かして臨みました。
ただめちゃくちゃ緊張しました(笑)。心拍数もかなり上がっていたし、今朝も手の震えが止まらず。
ですが、過去の予選のときもそれで失敗してしまっていたので、そこは乗り越えていかなければならないと腹を括って挑みました。結果、ピースがかちっとハマった感じがあって、バトルが進むにつれ手応えを感じられるようになりました。
人生で数少ない“ゾーン”に入った感覚がありましたね。
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――Elinaさんはダンスシーンでも活躍されているわけですが、そもそもどのような経緯でダブルダッチを始められたのでしょうか。
ダンサーや俳優などで活動しているなかで、ダブルダッチシーンの友達が増えたことがきっかけです。最初は「やってみればいいじゃん」という軽い誘いから入ったんですが、それがめちゃくちゃ楽しかったんです(笑)。
ロープの外側でやる「ダンス」であれば簡単にできることが、「ダブルダッチ」だとギリギリだったり、全くできなかったり。
でもそれを見たダブルダッチの先輩方が「すげえじゃん!」って褒めてくれて、居心地の良さも感じたんですよね。それが4年ほど前でしょうか。
それから時が経って、1年前くらいですかね。
練習に誘ってもらい「行きたい!」と向かうのですが、とにかく失敗の連続で落ち込んで帰る日々が続いていました。それでも諦めず練習を続けると、ある日の境に「楽しい」と感じられるようになりました。
――なるほど。そこからONE’Sに出ようと思ったキッカケはなんだったのでしょうか。
あるとき周りから「何のために練習してるの?」って聞かれたんです。確かに、と思って。
楽しいと感じたことがキッカケでのめり込んだけど、特にゴールは考えていなかったなと。
そういえば2年ほど前、ONE’Sの予選の回を観に行ったのですが、そこで会った先輩たちに「見るなら出なよ」って言われて、勢いで70人近くいるサイファー予選にチャレンジしたことがあったんです。
そしたら予選を通過して、自分でも驚いたけど嬉しくて。
それで、続くトーナメントに挑んだらボロ負けして(笑)。
楽しいけど悔しくて、いつか絶対勝ちたいなと思ったことをふと思い出して、じゃあONE’Sにチャレンジしてみようと。
――Elinaさんが思う「ダブルダッチの魅力」とは何でしょうか。
「究極のリズムキープの中で踊ること」でしょうか。
ダンサーは床に付いていられるので当然いろんなリズムを出せるのですが、ダブルダッチはジャンプによってそれが制限されてしまいます。
でも、その制限が逆に面白い。ロープの中でリズムキープができると、ダンスを習っていなくてもカッコよく動けるんですよね。
ダンス出身の人間にとってはそれが新鮮で興味深くて、その秘訣を知りたいと思いました。
あとはダブルダッチを経験することで、他のことに対してのモチベーションやスキルも上がりました。
例えば、ロープの外でカッコよくアイソレーションを出来なければ、制限のあるロープの中では出来るわけがないように、ダンスやその他の活動にも活きているなと感じています。
…まあでも、結局カッコイイことを言わないでまとめると、単純に楽しかったからですね(笑)。
――優勝直後のコメントでも「まだまだ満足はしていない」と語っていましたが、そんなElinaさんの次なるゴールは何でしょうか。
そうですね、そこでもお話しましたし、このインタビューの冒頭でも言いましたが、出来ていないスキルがたくさんあるので、早く練習したいです(笑)。
3:2だった理由も自覚していて、反省点も多いです。
ONE’Sに直接関係はありませんが、ターニング(ロープを回すこと)もそのうちの1つです。
練習の時などでもロープを持つのですが、回すのって本当に難しい。
まだ始めて数年というレベルで上手くなることはないと重々承知の上ですが、それでも先輩方から「ロープを上手く回せるとジャンプも上手くなるよ」と言われたことがあるので、努力したいですね。
今日もターナーのお二人が素晴らしくて、気持ちよく跳ばせていただきましたし。
ジャンプの面だと、女性でハリー(高速のステップ)を跳ぶプレイヤーが少ないので興味がありますね。あとは、より“ダブルダッチ”らしいジャンプも追求したい。
正直、私が過去に負けて悔しいと思ってきたのだから、敗れてしまったメンバーも悔しいはずです。
準決勝で戦ったASUKIはこれまで3戦2敗。やっと手にした今回の1勝の後に「Elinaさん、絶対勝ってください」って言われて、FINALISTたちがそれぞれ持っている思いの強さを感じました。
次シーズン、みんなより強くなってステージに戻ってくると思うので、私も成長します。
器用な人間ではない私のとりえは努力なので、これからも努力し続けます!
――ますます進化するであろう、これからのElinaさんがとても楽しみです。今日は本当におめでとうございました!
Interview:イワネスインセイン
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――まずは優勝、おめでとうございます! 今の率直なお気持ちを教えてください。
もう、めっっっちゃくちゃ嬉しいです。トロフィーを抱きしめて寝たいくらい本当に嬉しいです(笑)。
――イワネスさんも長いことダブルダッチをやられていると思いますが、これまでONE’Sにどれくらい挑んできたのでしょうか。
大学1年生の時に初めてONE’Sの予選に出場したのですが、それが確か2013年10月くらいですから、10年くらいが経つことになります。
FINALは2015年からほぼ毎度出場しているのですが、それでも7年経ちます。
――優勝直後のコメントでも「過去に1回戦負けが続いていた」と言及されていました。不安な思いもあったことと思いますが、今回のFINALにあたって、どのような思いで準備をされてきたのでしょうか。
なるべく不安な要素を無くしました。
実はこの前日、ダンスの大会に、自分の「Dye you in my hue」というダブルダッチのチームで出場してきたんです。
その時は勝ち負けや練習をひたすらしてっていうものでもなく、ただ気心の知れた仲間とショーをやって、同じ時間を共有して、その日の晩は泊まれるメンツだけで旅館に泊まったりとか。
振り返ると昨年、優勝したKO-YAさんや準優勝のKEITAさんは、応援しに来る人が多かったなと思った印象があったんです。
だから今回は自分のことを応援してくれる仲間をより大切にして、FINALにもたくさん来てもらって。
僕は彼らのためにやれば自ずと結果が付いてくるなと思ったんですよね。
あと、名古屋にあるDDFAMというスクールの子どもが、僕のことをすごく応援してくれていたんです。
そういうのが本当に嬉しくて、他にもいろんな人から声をかけてもらって、「自分だけじゃないぞ」と言い聞かせて臨んでいましたね。
――個人戦だけど、イワネスさんの話を伺うと“チーム戦”でもあったわけですね。そこからFINALのバトルに臨んで、途中で「いけるかも」という手応えなどはありましたか?
全然なかったです(笑)。
というか、まずなるべく先のことは考えないようにしていました。過去の経験上「これを勝ったら●●さんと戦える」とか「これを勝ったら決勝だ」みたいなことを思うと、足元を掬われそうになってしまうんです。
だから基本、目の前の一戦のことしか考えなかった。
戦ったKohtaもSTRさんも、TMYさんもクボユウトもめちゃくちゃ上手くて、少しでも油断をしたら僕が負ける可能性は全然ありましたし、振り返るとどのバトルも危なかった。だから、技も出し惜しせず出しました。
2回戦のSTRさんの時点で必殺技は全部出しきってしまって(笑)。もうやるしかねえって気持ちで今を生きていましたね。
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――それは意外でした。逆に、早々に必殺技を出し切ったなかでも勝てた理由は何だと思われますか。
なんでしょうか…。まあ、練習は結構真面目にしていました。
“技リスト”みたいなものも、人生でほぼ初めて作りました。
決勝の相手のクボは僕の同期で、これまで一緒に練習もして切磋琢磨してきた間柄です。
あいつが僕以上に練習していることも知っていましたし、リストを作ったりしてたことも知っていて、感化されて自分もやったりしていましたね。
あとは、以前からクボが勝ちたがっていることは知っていて、でもあいつが優勝するのは癪(しゃく)だなって気持ちもあって(笑)。それはやっぱり悔しいじゃないですか。
クボのおかげで、自分の火がついたことも大きかったです。
――そうなのですね。「10年かかった」という話がありましたが、逆に言えば10年かけてやっと見出せたことが、今回の優勝という結果を手繰り寄せたのかもしれませんね。それでは最後に、イワネスさんのこれからの目標を教えてください。
実は、コンペティションはもうあまり出たくなくて(笑)。やっぱり自分も消耗しちゃうから。
今の率直な考えをお話しすると、僕は自分の世界を、作りたいものを自由に作りたいです。
次のシーズン、ONE’Sに出るかどうかとかも今はあまり考えられていないですね。とにかく今回、それだけ“今”に集中していました。
あと、これはちゃんと初めてチームメイト以外に話すんですが… 僕のチームで公演みたいなことをやりたいんです。ずっと密かに思っていて。
LAST ONE CYPHER(当日予選)でDJをやっていた廉太郎もチームメイトの1人で、彼にそれを話したとき、
「集客が大変そうですよね… だからそのためにも、絶対優勝してくださいよ! ネームバリユーあったらいけるじゃないですか!」
「まあまあ…」
みたいな会話をしていたんです(笑)。
まだ具体的に何かが決まっているわけでもないですが、これを良いきっかけとして挑戦してみたいなと思います。
この会話が丸ごと現実になったら嬉しいですね。
――ありがとうございます。長年の夢を叶えたイワネスさんなので、きっとその公演もいつか形になることを信じています。本当におめでとうございました!
なお、この日の激闘はライブ配信のアーカイブで確認することができる。YouTubeチャンネル「DOUBLE DUTCH TV」にて、ぜひ全バトルを観戦してほしい。
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。