3年ぶりの快挙!! ダブルダッチ国際大会で日本チームが優勝を果たす!

2019.01.16

2018 年 12 月 2 日(日) ニューヨークのアポロシアターでダブルダッチの国際大会 National Double Dutch League(通称 NDDL)が行われ、日本代表チームが 3 年ぶりに王者奪還を果たした!

今回はこの NDDL 出場して来た日本代表チームのレポートをご紹介。

ダブルダッチとは 2 本の縄を使用して行うなわとび競技だが、音楽に合わせアクロバットやダンスを行うフュージョン部門と限られた時間でどれだけ早く跳べるかのスピード部門に分けられる。

NDDL 大会はフュージョン部門が主となる国際大会であるが、日本で行われる大会 DOUBLE DUTCH DELIGHT で全国から選抜された 5 チームが日本代表として本番アメリカへ乗り込んだ。日本大会とは会場の雰囲気や審査項目も異なるため、NDDL に合わせて使用する音楽を変えるチームや、パフォーマンスを改良し現地の観客に評価されやすい構成に変えるチームもあった。

photo by Aki

大会前にセントラルパークでパフォーマンスを披露した際、日本代表チーム GREIF(グライフ)の安吉は「日本との違いを感じることができた。難しい技を披露するより盛り上げるような仕草、動きをする ことが大切ということを確認できて良かった。」とパフォーマンスを変えたことの手応えを感じていた。

大会当日、会場にはアメリカのチームが多くアウェイではあったもののフュージョン部門で 1 番最初の出番であった日本代表チーム吼凰華(クウガ)が完成度の高いパフォーマンスで会場を盛り上げ、日本チームの強さを見せつけた。

吼凰華の清水は「1 発目ということもあり会場を盛り上げることを意識した。 観客の何人かがスタンディングオベーションしてくれてとても気持ちいステージだった」と語る。

photo by Aki

その後各国のチームも流行りの曲や観客を巻き込むパフォーマンスで会場を盛り上げたが、特に目立ったのがアメリカチームの Bouncing Bulldogs Black(バウンシングブルドックスブラック)

日本チームとは違い表現力に長けアクロバットは少ないものの今流行りの曲やダンスを取り入れ会場を盛り上げた。

日本代表チーム孔雀(クジャク)の相原も「メンバーのバイブスがとても伝わってきた、音を体全体で全力で表現しているのが伝わった」と語る。

しかし1番手の吼凰華が勢いづけた日本代表チームはミスも少なく圧巻のパフォーマンスを披露し、ADVANCED FUSION 部門では日本代表チーム GREIF が優勝!同じく日本代表の孔雀が準優勝に輝いた。

GREIF

孔雀

また、NOVICE FUSION 部門では日本代表チームパキラが準優勝を果たした。

これにより GREIF は日本予選の関東大会 DOUBLE DUTCH DELIGHT EAST、全国大会 DOUBLE DUTCH DELIGHT JAPAN、国際大会 NDDL の 3 大会を制覇した。

日本代表チーム

優勝者コメント

GREIF キャプテン安吉裕一(やすよしゆういち)

「ダブルダッチを始めた頃からアポロシアターでパフォーマンスをして優勝するということがチームの目標だったのでそれを叶えることができてとても嬉しいです。このデライトシーズンの 3 大会を制覇することができて今までの自分たちには考えられない結果だったので今でもまだ興奮しています。周りから祝福の言葉をいただいたけることがなによりも 1 番嬉しいです。自分が所属している団体の後輩たちにも僕たちの背中を見て来シーズンも続けて優勝して欲しいです。」

日本代表チーム

日本代表者コメント

孔雀 相原理男

「関東大会、日本大会も 2 位で今回も 2 位でここまできたら悔しさというよりむしろ清々しいです。 自分たちが思っているよりも孔雀を好きでいてくれる人が沢山いるのがチームの誇りです。 今まで自分の怪我などで迷惑かけたのですが他のチームメイトがその分練習を重ね、チームを引っ張ってくれたのでここまで来れたのだと思います。そんなチームメイトに感謝の気持ちでいっぱい です。このような仲間に出会えたのもダブルダッチのおかげなので改めてこのスポーツの大切さ、 魅力を感じました。

吼凰華 清水蒼太

正直悔しい気持ちが 1 番強いです。優勝したかったのももちろんですし私たち日本体育大学の団体から 3 チーム日本代表になれたので 1 位から 3 位までとりたかったという気持ちもありました。しかし何よりアポロシアターのステージでチームメイト全員が気持ちよくパフォーマンスができ、 他のどのチームより楽しめた自信があります。1 番初めのパフォーマンスというのもあるかもしれ ませんが観客も 1 番沸いてくれていて、人生においてとても貴重な体験ができました。勝つことに こだわり続けた自分たちですが今回の大会で勝利とは別のものを学べたと思うのでこの経験を活かし今後もさらに充実したダブルダッチ人生を歩んでいきたいと思います。

大会結果

ADVANCED FUSION

1st GREIF(Tokyo/Japan)

2nd 孔雀 (Tokyo/Japan)

3rd Bouncing Bulldogs Black (NC/USA)

NOVICE FUSION

1st Bouncing Bulldogs Orange (NC/USA)

2nd パキラ(Aichi/Japan)

3rd Ninja (NJ/USA)

National Double Dutch League 大会概要

開催日:2018 年 12 月 2 日土曜日

開催場所:Apollo Theatre 253 W 125th St, New York, NY 10027, アメリカ合衆国

text by 清水蒼太

執筆者について
FINEPLAY編集部
FINEPLAY は世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、フリースタイル、クライミングなどストリート・アクションスポーツに関する情報を発信するスポーツメディアです。
ピックアップフォト
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
イベントスケジュール
10月 2024
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 9月   11月 »

●今日 ○イベント開催日

ピックアップフォト
編集部おすすめ記事
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

配信先メディア一覧