KIMI×REG☆STYLE スペシャル座談会!「ITADAKI」の見どころに迫る!!

2022.07.12
text by 山本 大方

昨年から開幕した「ITADAKI ダブルダッチ甲子園」。高校生をメインとしたダブルダッチシーン史上初の大会は、大盛況のうちに幕を閉じた。そして今年、開催を夏季に改め2022シーズンが始動する。

今回も大会アンバサダーに、日本のダンス・ストリートシーンをけん引する「DA PUMP」からKIMIと、ダブルダッチシーンの最前線を走るプロチーム「REG☆STYLE」が登場。“高校生ダブルダッチャーの祭典”を盛り上げる6名のスペシャル座談会が実現した。

 

左から KEITA / YUI / KIMI / KO-YA / KENGO / KAI

 

昨年を振り返って

KO-YA:
KIMIさんには昨年たくさん盛り上げて頂きましたよね。KIMIさんとYUIの“2MC”のコンビネーションっぷり、流石でした。

YUI:
我々はワンチーム、「KIMI STYLE」ですからね。

KEITA:
そして“KIMI STYLE ナンバーワン”ですから(笑)。

(※) KIMI STYLE
DA PUMPがホストを務める番組『OH! 舞DA PUMP!!』で2度共演。2組のコラボ「KIMI STYLE」で華麗なダブルダッチパフォーマンスを披露した。

KIMI:
普段グループで活動しているから、違ったかたちのMCはどうなんだろう? と思っていましたが、やってみたら上手くいきました。YUIちゃんがエスコートしてくれるように一緒にMCをやってくれましたね。
でも何より、高校生のダブルダッチがめちゃくちゃ良かった。

YUI:
去年の「おむすび」というチームのパフォーマンス、入賞こそならなかったけど、メンバーの個性が見ていて楽しいチームで強く印象に残っています。
各チームと私たちとの掛け合いがあったのですが、そこで好きなおむすびの好きな具材を聞いて場を盛り上げたKIMIさん、流石だなって(笑)。

KIMI:
確か「紅じゃけ」だったよね(笑)。

KO-YA:
あの盛り上げを引き出すKIMIさんも、阿吽の呼吸でMCを担ってくれたYUIさんも流石でした。
出てくれた高校生たちも何かしら“光るもの”を持っていて、面白かったですね。

個性豊かな「おむすび」のパフォーマンス / 提供: ITADAKI 実行委員会

KENGO:
高校生の熱量は本当に凄かったです。「ここに賭けるんだ」という思いが炸裂していて。今年は夏開催で、野球の“甲子園”同様にめちゃくちゃ盛り上がるんだろうなと思います。

YUI:
KENGOは野球部だったもんね。

KENGO:
そうです、元高校球児だったから、必死に甲子園を目指していた高校時代の思いと、ITADAKIを目指す高校生の姿を重ね合わせて見てしまいますね。

KIMI:
あれだけ間近でダブルダッチの大会に参加したのはもちろん初めてだったけど、「SPEED RELAY」は衝撃だった。

“凄技”が数多く飛び出た「SPEED RELAY」/ 提供: ITADAKI 実行委員会

(※) SPEED RELAY / スピードリレー
制限時間内に何回跳ぶことが出来るか競う「スピード」種目。ITADAKIでは団体ごとにチームを結成し、リレー形式で3人の選手の合計回数を計測する。

KAI:
あれは熱くなりましたよね!「SPEED RELAY」という種目はITADAKIオリジナルで、個人の技量と団体の意地とチームワーク、どちらも試される面白い種目です。
世界大会レベルの選手も出場していただけあって、手に汗握るドキドキハラハラ感…。白熱しましたね。

KEITA:
どうやら今回は昨年よりも多くのチームがエントリーしてくれているみたいだね。

KO-YA:
そうなんだよ。前回は延期の末に11月開催で、受験シーズンと重なって断念してしまった子も多かったのですが、今年は7月開催ということで、最高学年の3年生がITADAKIに参戦してくれます。
あとは、遠方からの参加も増えました。長野県や関西地方など、関東以外からもITADAKIのステージに集まってきます。

 

アンバサダーたちの“高校時代”

話題はアンバサダーたちの“高校時代”に。それぞれ異なる出自を持つ彼らの、高校生時代のエピソードや「今に繋がっていること」について――。

KIMI:
部活動には入っていなかったのですが、ダンスをやっていました。
きっかけは高校の文化祭で見たことだったのですが、その当時はダンサーのSAM(サム)さんがやっていた 『RAVE 2001』というダンス番組が流行っていて、番組に出演していた『TETSUO』というグループのダンスを見て練習していました。

KIMI:
その時は今のようにダンスを仕事にするとか、芸能活動を… などということは考えていませんでしたが、「遊び心」のマインドは今に繋がっていますね。
高校時代の、何も考えずに熱中し、ひたすら踊っていた“遊び”の時間があったから、今の活動があるんだと思います。

KEITA:
6月上旬に「DOUBLE DUTCH ONE’S」という個人戦の最大規模の大会があったのですが、昨年のONE’Sでは技を繰り出すことに必死になってしまって、ムーブの中に“遊び”が無かったなと感じたんです。
それで今年は技の中に“どう遊びを詰め込むか”を考えた結果、納得いくムーブができました。「遊び心」って本当に大事ですね。

KAI:
僕は高校時代からダブルダッチを始めました。都立目黒高校という所なのですが、DA PUMPのU-YEAHさんの後輩なんです(笑)。
しかも当時ダブルダッチ部と親交の深かったダンス部の創設者がU-YEAHさんだったようで、不思議なご縁を感じています。

KO-YA:
そうなんだ! それは知らなかった。

KAI:
その当時はダブルダッチ部がある高校も2つくらいしか無かったし、そもそも大会やイベントも今ほど多くなくて、高校生にフィーチャーするようなイベントなんて存在しなかった。
それが中高の部活やスクールを合わせたら今や45団体(※)にまで増えたということが、本当に嬉しいですね。それと同時に、今ITADAKIという舞台がある高校生が本当に羨ましいです。

(※) 一般財団法人 日本ジャンプロープ連合(JJRU)の中・高校生団体の登録数。2021年6月時点。

KO-YA:
KAIくんからしたら羨ましいことか。

KAI:
とっても羨ましい(笑)。でも、プロとして活動するようになったり、高校生の大会をアンバサダーとして携わることになろうとは。
当時の僕がガムシャラに部活動に明け暮れた日々が、こうして今に繋がっていることは本当に感慨深いです。

YUI:
私はダンスとバスケットボールでした。KO-YAとKEITAはサッカー部で、KENGOはさっきも言ってくれた通り野球部と。

KENGO:
種目は違いますけど、違うことのはずなのに「これってアレと一緒だ」という“大事なことの共通点”を見つける機会が多くて。一つのものに打ち込んだ経験というのが、間違いなく今に繋がっていますね。
「自分の好きなことに対する向き合い方」を部活動でしっかり学んだからこそ、ダブルダッチも上手くいった。

KO-YA:
いやー、本当にそうだね。
ただ、それで言うと僕は正直、監督に“やらされて”サッカーをやっていた感覚があったんですよ。練習メニューやスケジュールも全て決められていて、今思うと自発的ではなかったなと思うんです。

ところが大学生になってダブルダッチを始めると、それぞれチームに分かれて、練習メニューから予定まで決めなければいけない。
KENGOの話とは逆になるけど、高校時代の経験があったからこそ、貴重な気付きを得られたなと振り返って思いました。

KENGO:
違う種目の経験でも繋がったり、気付きを得られたからこそ思いますが、逆に高校でダブルダッチに向き合った高校生たちの経験も、将来どんなことにも繋がると断言できます。

KO-YA:
間違いない。そして去年、ITADAKIで感じた高校生ダブルダッチャー達の強さや熱量の根源って、こうした“自発性”なんだろうなと思います。

 

今年の見どころ

2022年のITADAKIはどんな大会になるのか? ダブルダッチシーンに精通するREG☆STYLEだからこそ知る、“今年の見どころ”を話してくれた。

KO-YA:
まずは先ほどもお話しましたが、夏季の開催ということで、3年生がITADAKIに登場し、昨年以上に様々な高校やスクールから参加してくれます。
最高学年の実力や色々な団体の“独自色”など、昨年以上にバリエーション豊かに、見ごたえがある大会になることでしょう。

 

KO-YA:
そしてもう1つ。開催地である川崎市と、その川崎で毎年開催される「INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI」通称“ISF”が共催として加わったことで、この大会の認知度や露出が拡大します。
行政からのバックアップを得られたことで、川崎市全体で「ITADAKIを盛り上げよう!」と様々な取り組みを企画して頂いています。

ISFの様子。ダブルダッチだけでなく様々なジャンルのストリートスポーツの催しが開催

KO-YA:
更に今回も、豪華エンターテイメントジャッジやゲストが大会に華を添えてくれます。こちらは今後の情報公開を楽しみにして頂きたいですね!

KIMI:
楽しみだね。キャスト陣も相当豪華なメンバーみたいだし、あとは高校生たちのパフォーマンスも。どんな個性が炸裂するのか、今年もワクワクして臨みたいと思います。

KO-YA:
もちろん変わった点だけではなく、昨年から続いていく“良さ”もたっぷりありますよ。

KENGO:
個人戦の種目である「1 on 1 BATTLE」は、Instagram上のにムーブを載せるオンライン予選が既に実施されていて、既に白熱していましたね。
参加した子たちの「勝ちたい!」というメラメラとした思いに、僕も燃えました。またITADAKIが帰ってくると思うとワクワクしますね。

KO-YA:
そして会場は同じく「川崎ルフロン」です。かつて著名なダンスコンテストが行われたストリートの“聖地”で、今年もITADAKIを開催します。あの解放感ある場所で、たくさんの方々に高校生のダブルダッチをご覧頂きます。
そのステージを昨年から引き続き、KIMIさんとYUIさんにMCとして盛り上げて頂きます。

YUI:
参加してくれる子たちとまたワイワイ掛け合いが出来るのが楽しみですね。

川崎ルフロン / 提供: ITADAKI 実行委員会

ますます熱を帯びるITADAKI。和気あいあいと進んでいく座談会の最後に、アンバサダーの皆さんに今年の意気込みを伺った。

KAI:
まだまだコロナの感染拡大が収束せず、大会もオンラインに切り替わって実施されるなど、関わる人たちに色々な思いが溜まっていたように感じます。昨年のITADAKIは、様々な人たちのその思いが“発散”された場所だったと感じました。それがシーンとして良かったことだと思いますし、また自分のルーツである高校生シーンの熱さを目の当たりに出来たことが嬉しかったです。

まだまだしがらみも多い状況ではありますが、今年もKIMIさんと一緒に、この熱量を高めて、押し上げていきたいと思います。

KENGO:
高校生の熱気が大好きなので、技術うんぬんだけじゃない、“みんなにしか出せないもの”を今年も見たいですね。アツさを蓄えてきて欲しいです。僕らも蓄えておきます!

KEITA:
俺もKENGOと一緒です。アツさが見たいし、本気が見たい。それが見たくてお客さんもあの場に集っていると思うので、胸を張ってITADAKIに臨んで欲しいです。そうしたらダブルダッチの魅力はもっと伝わると思います。
みんなのダブルダッチが「こんな面白いんだぜ!」と色んな人に届けられるよう、頑張りたいと思います。

YUI:
「ITADAKIに出るみんなにしか出来ないこと」って、たくさんあるなと思うんです。それは私たちREG☆STYLEにも、KIMIさんにも出来ないこと。
出場するみんなが、熱を持ってやってくれることに期待しています。そして、それを楽しんで欲しいですね。

KO-YA:
先日、とある中学校でダブルダッチの指導をしていた先生の体験談をもとにした『K中ダブルダッチ部』という本を読んで、とても感動したんですよね。受験や家庭環境など、色んなことと向き合いながらダブルダッチに取り組む学生たちの思いを垣間見て、カッコいいな、凄いなと思いました。

この本を通して更にもうひと段階、学生たちに対するリスペクトを身に染みて感じています。だからこそ、心から仲間とのダブルダッチを楽しんで欲しいです。僕らもKIMIさんをはじめ、様々な仲間とITADAKIを楽しみたいと思います。

KIMI:
大会ですから、勝ち負けの世界ではありますよね。でも一番は「出て良かったな」と思って欲しいんですよ。
REG☆STYLEのみんなが話してくれたように、熱を持ってステージに立ってください。一歩進むことで明るい未来が見えると思うから。
そして僕は当日、出てくれる高校生たちを奮い立たせるようなMCをします。

YUI:
それは楽しみです! KIMIさん、今年もよろしくお願いします!!

アンバサダーはもちろん、選手や関係者一同、熱を帯びた一日となるであろう「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022」。

果たして今年“ITADAKI”に立ち、真紅の優勝旗を手にするのはどのチームになるのか。どんな高校生たちの個性が炸裂し、どんな青春のドラマの1ページが刻まれるのか――。
物語の主人公たちの足音が、もうすぐそこまで聴こえてくる。

開催概要

「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022」
日時 : 2022年 7月24日(日)
時間 : 開演 13:30 / 終演 19:00 予定
会場 : 川崎ルフロン
主催 : ITADAKI 実行委員会
共催 : 川崎市 / INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI 実行委員会
主管 : 有限会社OVER THUMPZ
協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社
協力 : スキルハック / JSDDL (日本学生ダブルダッチ連盟)
後援 : 一般財団法人 日本ジャンプロープ連合 (JJRU)
協力メディア : FINEPLAY

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