HOW TO
ハウツー
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bmx【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】HOW TO FLAIR by Joji Mizogaki2020.01.15【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】5月12日(土)、13日(日)は開催が迫ってきた「CHIMERA GAMES VOL.5」。CHIMERA GAMES VOL.5をより楽しんでもらうため、トリックの解説や見所を語ってもらった。第四弾はBMXフリースタイル・パーク界期待の新星、溝垣丈司(みぞがき じょうじ)の「HOW TO FLAIR(フレア)」。 https://www.youtube.com/watch?v=mBHARwgEtWo HOW TO FLAIR(フレア) HOW TO FLAIR(フレア)の難しいところはバランス。回転ありすぎでもこけちゃうし、回転を弱めると滑ってこけちゃうのでバランスが大切。 photo:masahiro mizuguchi photo:masahiro mizuguchi 開催概要 タイトル:CHIMERA GAMES VOL.5主催:CHIMERAプロジェクト実行委員会/フジテレビジョン共催:一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会協賛:OPENちゃん、SKiP FACTORY後援:港区、東京都港湾局 (予定)、一般社団法人江東区観光協会、駐日コロンビア共和国大使館、キューバ共和国大使館、ボリビア多民族国大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、トルコ共和国 Yunus Emre Enstitüsü トルコ文化センター東京、タジキスタン共和国大使館、アイルランド大使館、ガーナ共和国大使館 、ウガンダ共和国大使館、パナマ共和国大使館、スペイン大使館 Embajada de España、ザンビア共和国大使館、レソト王国大使館、駐日アフガニスタン大使館会場:CHIMERA GAMES お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場NOP区画)日時:2018年5月12日(土)、13日(日) 11:00~(開場10:00)※雨天決行・荒天中止 ■CHIMERA 公式アプリ内経由での予約決済 ・5月12日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・5月13日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・通し券大人:前売¥4,500(前売のみ)高校生:前売¥1,500(前売のみ) ■一般プレイガイド ・1日券大人:前売¥4,000・当日¥5,000 ・高校生前売¥2,000・当日¥3,000 ・通し券大人:前売¥7,000(前売のみ)高校生:前売¥3,500(前売のみ)※中学生、高校生の方は、入場口にて写真付身分証明書の提示必要(アプリ・プレイガイド共通) 実施メニュー:アーティストライブ、FMX、BMX、スケートボード、インラインスケート、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、デュエルサッカー(ストリートサッカー)、フリースタイルバスケットボール、ストリートバスケットボール、スポーツトライアル(とび箱)、パンプトラック、ランバイク、ポゴスティック(ホッピング)、スラックライン、けん玉、ヨーヨー、ドリフトトライク、電動モト、パワライザー、asobi基地、パーク(ビギナーエリア、レンタルギア)、ドリフト、バブルアタック、ダンス、ヨガ、ドッグラン、サーフィン体験、EV3、フードエリア、物販ブース <地図> <プレイガイド情報> <アクセス> ゆりかもめ線 船の科学館駅(徒歩約3分)りんかい線 東京テレポート駅(徒歩約7分)※駐車場の用意がありませんので、来場の際は公共の交通機関をご利用いただきますようお願いいたします。
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freestyle【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】HOW TO AROUND THE WORLD by Yosuke Yokota2020.01.15【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】5月12日(土)、13日(日)は開催が迫ってきた「CHIMERA GAMES VOL.5」。CHIMERA GAMES VOL.5をより楽しんでもらうため、トリックの解説や見所を語ってもらった。第三弾は世界フリースタイルフットボールシーンにおけるパイオニアの一人であるBall Beat Crew リーダー横田陽介の「HOW TO AROUND THE WORLD(アラウンド・ザ・ワールド)」。 https://www.youtube.com/watch?v=EcvlDa_8eaA AROUND THE WORLD(アラウンド・ザ・ワールド) AROUND THE WORLD(アラウンド・ザ・ワールド)は一番最初にフリースタイラーが目指すトリック。基本的なトリックだが、トップクラスになると連続で100回近くできる。 開催概要 タイトル:CHIMERA GAMES VOL.5主催:CHIMERAプロジェクト実行委員会/フジテレビジョン共催:一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会協賛:OPENちゃん、SKiP FACTORY後援:港区、東京都港湾局 (予定)、一般社団法人江東区観光協会、駐日コロンビア共和国大使館、キューバ共和国大使館、ボリビア多民族国大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、トルコ共和国 Yunus Emre Enstitüsü トルコ文化センター東京、タジキスタン共和国大使館、アイルランド大使館、ガーナ共和国大使館 、ウガンダ共和国大使館、パナマ共和国大使館、スペイン大使館 Embajada de España、ザンビア共和国大使館、レソト王国大使館、駐日アフガニスタン大使館会場:CHIMERA GAMES お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場NOP区画)日時:2018年5月12日(土)、13日(日) 11:00~(開場10:00)※雨天決行・荒天中止 ■CHIMERA 公式アプリ内経由での予約決済 ・5月12日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・5月13日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・通し券大人:前売¥4,500(前売のみ)高校生:前売¥1,500(前売のみ) ■一般プレイガイド ・1日券大人:前売¥4,000・当日¥5,000 ・高校生前売¥2,000・当日¥3,000 ・通し券大人:前売¥7,000(前売のみ)高校生:前売¥3,500(前売のみ)※中学生、高校生の方は、入場口にて写真付身分証明書の提示必要(アプリ・プレイガイド共通) 実施メニュー:アーティストライブ、FMX、BMX、スケートボード、インラインスケート、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、デュエルサッカー(ストリートサッカー)、フリースタイルバスケットボール、ストリートバスケットボール、スポーツトライアル(とび箱)、パンプトラック、ランバイク、ポゴスティック(ホッピング)、スラックライン、けん玉、ヨーヨー、ドリフトトライク、電動モト、パワライザー、asobi基地、パーク(ビギナーエリア、レンタルギア)、ドリフト、バブルアタック、ダンス、ヨガ、ドッグラン、サーフィン体験、EV3、フードエリア、物販ブース <地図> <プレイガイド情報> <アクセス> ゆりかもめ線 船の科学館駅(徒歩約3分)りんかい線 東京テレポート駅(徒歩約7分)※駐車場の用意がありませんので、来場の際は公共の交通機関をご利用いただきますようお願いいたします。
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inline【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】HOW TO WALL RIDE(ウォールライド) by Chiaki Ito2020.01.15【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】5月12日(土)、13日(日)は開催が迫ってきた「CHIMERA GAMES VOL.5」。CHIMERA GAMES VOL.5をより楽しんでもらうため、トリックの解説や見所を語ってもらった。第二弾は日本を代表するプロインラインスケーター伊藤千秋の「HOW TO WALL RIDE(ウォールライド)」。 https://www.youtube.com/watch?v=a5gU6wIUCno WALL RIDE(ウォールライド) WALL RIDE(ウォールライド)は急な斜面や床と垂直な壁のような障害物を滑るトリック。 開催概要 タイトル:CHIMERA GAMES VOL.5主催:CHIMERAプロジェクト実行委員会/フジテレビジョン共催:一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会協賛:OPENちゃん、SKiP FACTORY後援:港区、東京都港湾局 (予定)、一般社団法人江東区観光協会、駐日コロンビア共和国大使館、キューバ共和国大使館、ボリビア多民族国大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、トルコ共和国 Yunus Emre Enstitüsü トルコ文化センター東京、タジキスタン共和国大使館、アイルランド大使館、ガーナ共和国大使館 、ウガンダ共和国大使館、パナマ共和国大使館、スペイン大使館 Embajada de España、ザンビア共和国大使館、レソト王国大使館、駐日アフガニスタン大使館会場:CHIMERA GAMES お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場NOP区画)日時:2018年5月12日(土)、13日(日) 11:00~(開場10:00)※雨天決行・荒天中止 ■CHIMERA 公式アプリ内経由での予約決済 ・5月12日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・5月13日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・通し券大人:前売¥4,500(前売のみ)高校生:前売¥1,500(前売のみ) ■一般プレイガイド ・1日券大人:前売¥4,000・当日¥5,000 ・高校生前売¥2,000・当日¥3,000 ・通し券大人:前売¥7,000(前売のみ)高校生:前売¥3,500(前売のみ)※中学生、高校生の方は、入場口にて写真付身分証明書の提示必要(アプリ・プレイガイド共通) 実施メニュー:アーティストライブ、FMX、BMX、スケートボード、インラインスケート、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、デュエルサッカー(ストリートサッカー)、フリースタイルバスケットボール、ストリートバスケットボール、スポーツトライアル(とび箱)、パンプトラック、ランバイク、ポゴスティック(ホッピング)、スラックライン、けん玉、ヨーヨー、ドリフトトライク、電動モト、パワライザー、asobi基地、パーク(ビギナーエリア、レンタルギア)、ドリフト、バブルアタック、ダンス、ヨガ、ドッグラン、サーフィン体験、EV3、フードエリア、物販ブース <地図> <プレイガイド情報> <アクセス> ゆりかもめ線 船の科学館駅(徒歩約3分)りんかい線 東京テレポート駅(徒歩約7分)※駐車場の用意がありませんので、来場の際は公共の交通機関をご利用いただきますようお願いいたします。
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bmx【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】HOW TO DECADE by Kotaro Tanaka2020.01.15【CHIMERA×FINEPLAY特別企画】5月12日(土)、13日(日)は開催が迫ってきた「CHIMERA GAMES VOL.5」。CHIMERA GAMES VOL.5をより楽しんでもらうため、トリックの解説や見所を語ってもらった。第一弾は日本を代表するカリスマBMXライダー田中光太郎の「HOW TO DECADE(ディケイド)」。 https://www.youtube.com/watch?v=HfUfcKaYzwo DECADE(ディケイド) DECADE(ディケイド)は前輪をあげて、その上をくるっと体を一回転させるトリック。見た目が派手で迫力のあるメジャーなトリックで、ルーティンの最後の締めなどにメイクするとかっこよく決まる。 開催概要 タイトル:CHIMERA GAMES VOL.5主催:CHIMERAプロジェクト実行委員会/フジテレビジョン共催:一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会協賛:OPENちゃん、SKiP FACTORY後援:港区、東京都港湾局 (予定)、一般社団法人江東区観光協会、駐日コロンビア共和国大使館、キューバ共和国大使館、ボリビア多民族国大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、トルコ共和国 Yunus Emre Enstitüsü トルコ文化センター東京、タジキスタン共和国大使館、アイルランド大使館、ガーナ共和国大使館 、ウガンダ共和国大使館、パナマ共和国大使館、スペイン大使館 Embajada de España、ザンビア共和国大使館、レソト王国大使館、駐日アフガニスタン大使館会場:CHIMERA GAMES お台場特設会場(江東区青海臨時駐車場NOP区画)日時:2018年5月12日(土)、13日(日) 11:00~(開場10:00)※雨天決行・荒天中止 ■CHIMERA 公式アプリ内経由での予約決済 ・5月12日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・5月13日1日券:大人 前売¥2,500・当日¥3,500高校生:前売¥1,000・当日¥2,000 ・通し券大人:前売¥4,500(前売のみ)高校生:前売¥1,500(前売のみ) ■一般プレイガイド ・1日券大人:前売¥4,000・当日¥5,000 ・高校生前売¥2,000・当日¥3,000 ・通し券大人:前売¥7,000(前売のみ)高校生:前売¥3,500(前売のみ)※中学生、高校生の方は、入場口にて写真付身分証明書の提示必要(アプリ・プレイガイド共通) 実施メニュー:アーティストライブ、FMX、BMX、スケートボード、インラインスケート、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、デュエルサッカー(ストリートサッカー)、フリースタイルバスケットボール、ストリートバスケットボール、スポーツトライアル(とび箱)、パンプトラック、ランバイク、ポゴスティック(ホッピング)、スラックライン、けん玉、ヨーヨー、ドリフトトライク、電動モト、パワライザー、asobi基地、パーク(ビギナーエリア、レンタルギア)、ドリフト、バブルアタック、ダンス、ヨガ、ドッグラン、サーフィン体験、EV3、フードエリア、物販ブース <地図> <プレイガイド情報> <アクセス> ゆりかもめ線 船の科学館駅(徒歩約3分)りんかい線 東京テレポート駅(徒歩約7分)※駐車場の用意がありませんので、来場の際は公共の交通機関をご利用いただきますようお願いいたします。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD #11 『連続ターン』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 こんにちは!!スノーボードインストラクターのマミです。いよいよ最後の回になりました!!今回で、基本的な連続ターンが完成します。 長かったですね~・・・スノーボードを始める前の道具選びから、連続ターンが出来るまでのレッスン動画。 スノーボードに興味がない人もある人も、すべての人に、私の経験でしかないですがお話ししていきたいなぁと思ったのが最初のきっかけ。もともとスノーボードを初めて1年目の私は、痛い・・・寒い・・・出来ない・・・と、いやいやになり、2~3回目でスノーボードをあきらめてやめてしまった。(笑)生徒さんに聞かれてお話しした時も「それは嘘でしょ~」と言われますが、本当の話。(笑) それから1年間はスノーボードに興味もなく、冬はクリスマスにお正月と、イベントを楽しんでいました。でも、あることがきっかけでもう一度スノーボードを始めることになったのです。 もう一回するなら 「上手くなってやる!!」と、メラメラやる気モードに入ってしまい、まともに滑れないのにいきなり山生活をスタートしちゃいました。この時誘ってくれなかったら完全にやめてたな・・・(笑) 一緒に山で生活していた友達が、スノーボードを教えてくれ、まともに滑れない私に付き合ってくれて毎日滑っていました。スノーボードは個人スポーツのイメージがあるけど、仲間と滑るから楽しい。出来ない事が出来るようになった時になんとも言えない楽しかった事をこの時に経験しました。 そして、次のシーズンもまた違う山に行ってみたいと思い、違う場所で山生活。その時一緒に仕事をしていた友達に勧められたのがバッジテストなんです。話せば長くなるので、このへんでやめておこう(笑) とにかく、色んなきっかけ、出会いでスノーボードを今も続けています。ターンが出来るようになると、スノーボードの楽しさが広がる事は間違いなし!!でも、ターン出来るまでが難しかったり、痛かったり、疲れたり・・・(笑) わからないまま、見よう見マネでも出来ますが、知らないままチャレンジする事と、知ってからチャレンジするのでは大きく違ってきます。色んな経験や、実際に感じた事があったので、このHOW TOを作ることを決めました。 そして、第11回の内容『連続ターン』とは・・・第9回と第10回の内容を組み合わせていくことです。スムーズに、安定して連続してターンで滑る事をはじめの目標にしていきましょう~ もし、スピードが速くなっても頑張ってたり・・・体がフラフラするままターンを続けてたり・・・怖い!!っと思いながらターンしていたり・・・ スノーボードを楽しむ為にも、安全第一!!連続ターンしている時に、少しでも不安があったら頑張らずに一度止まってリセットしましょう~それも、上達への近道になりますよっ。 みなさん、第5回の内容覚えていますか?そうです!!基本姿勢です。連続でターンをしていく時、膝に注目していきましょう~ ◆膝の使い方◆良い例)両膝が均等に曲がっています。スノーボードもスポーツですよ!!しっかりと膝をまげましょう~ 悪い例)こんな風に前足の膝が伸びてしまうと、後ろに体が傾いてしまいます。これだと、バランスが悪くなり、滑りにくくなってしまいます。 スノーボードはバランスのスポーツ。バランスを保つために大事な《膝》。両足均等に曲げることで体が真っすぐに板の上に乗る事が出来ます。基本となる姿勢を作る為にも両膝をしっかりと曲げる事がポイントです。 そして、怖くない斜面を使ってターンにチャレンジしてください。人それぞれ感じる事が違います。怖い、楽しい、不安・・・ 1ターンずつ、丁寧に!!を最初は心がけて下さいねっターンに慣れてくれば、いよいよ連続してターンにチャレンジ!!ここまでくればもう大丈夫です☆ミ それでは最後の第11回『連続ターン』をみんなで見てみましょう~ START UP SNOWBOARD 『11.連続ターン』 https://www.youtube.com/watch?v=fCxXAgqx5KU ◆さいごに◆みなさん、全11回のSTARTUP SNOWBOARDを見ていただきありがとうございました。少しでも興味をもっていただければ嬉しいです。スノーボードは楽しいスポーツ。でも・・・やり方を知らなかったり、道具が自分に合ってないだけで、楽しくなくなってしまいます。そんなもったいないことはない!! ターンが出来ればこれから楽しいことが沢山あります。カービングやパウダー、グラトリ、パーク・・・などなど。楽しむのは自分次第!!ターンが出来たからここで終わりではないですよっ さて、残りのシーズン楽しんでいきましょう~ PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2007年創刊の雑誌「SNOW ANGEL」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD #10 『トゥサイドからの1ターン』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 こんにちは!!スノーボードインストラクターのマミです。今年は雪も多いので、みなさん色んなゲレンデに行ってるんじゃないでしょうか?1人で滑るのもよし!!友達や家族と滑るのもよし!!雪山を楽しんでいきましょう〜そして今回の第10回でいよいよターンが完成します。 で、前回のおさらいです。まずは、『ヒールサイドからの1ターン』です。ヒールサイド(かかと側)から始まるターンは足元を中心に体を動かします。前足→後足の順番ですよ。覚えていますか? そして、今回の第10回『トウサイドからの1ターン』は、どうするのかと言うと・・・。上半身を中心に体を動かしていきます。つま先側のエッジで立ってからターンをはじめます。そして、上半身!?となった人。ここから詳しく説明していきますね。 まず、上半身とは・・・腰から上の部分だと思って下さい。この上半身を使って体をねじる!!というイメージの方が分かりやすいかな!?体のねじれを使ってターンを始めていきます。ターンが始まるということは、ノーズを動かすことです。ターンをする為には、ノーズをまずは動かしていきます。 第9回のヒールサイドからの1ターンと違うところは・・・●ヒールサイドから始まるターン→足元●トウサイドから始まるターン→上半身これが基本の体の動かし方になってきます。体の動かし方が違うのはわかりましたか?これがスノーボードの左右非対称ってことになるんです!! ここがポイント!!しかし、ターンのお話になるとなんだか難しく聞こえちゃいますね(笑)出来ない時にわからないとなると、嫌になっちゃいますよね・・・でもここは頑張っていきましょう〜 とにかくターンとは・・・体の動かし方を理解するのが一番!!そして板のどこを動かせばターンが出来るのかが分かれば大丈夫!! 分かりやすいようにまとめてみましょう〜◆体の動かし方◆良い例)上半身を動かす。おへそを中心として上半身をねじります。 これが出来ればノーズが自然に動き出します。それでもノーズが、板が動かない人!!腰は動いていますか?体(上半身)がのびていないですか?? 悪い例 こんな感じで、上半身が伸びて、体のひねりを使う時に前の手が上がってないですか?こうすると腰が動かないので体のねじれが使えません・・・ ◆板の動き◆トウ側のエッジで立つ。↓ノーズが動き出す。↓ヒール側のエッジに乗りかえる。はい。これだけです(笑) 私のレッスンでは、生徒さんに必ず伝える事があります。ターンをする為には何をしたらいいと思いますか?この答えは色々ありますが、伝えたいことはただ一つ。板が動く為の体の動かし方を覚えましょう〜 そして、初めて挑戦する時には必ず怖くない場所を選びます。お手伝いもします。1人でチャレンジする前も、必ず生徒さんに聞きますよ。「体をどうやって動かすかわかりましたか!?」 ここまでわかれば大丈夫!!1人でチャレンジしていきましょう〜こんな感じで、一緒に成長出来たらなぁぁぁと思っています。 私一人が理解していてもダメだし、どうすれば日々伝わるかを試行錯誤・・・どうしても文章だとかたーく感じてしまいます・・・私自身も(笑)今後もどうすればいいのか考えていきますので、どうぞ皆さまよろしくお願い致します(笑) 最後にもう一度・・・トウサイドからの1ターンは、体の上半身を最初に動かします。体の動かし方を覚えると、自然に板も動きます。 ではでは、長くなりましたが、第10回『トウサイドからの1ターン』を皆で見ていきましょう〜 START UP SNOWBOARD 『10.トウサイドからの1ターン』 https://www.youtube.com/watch?v=KMnmli-cJIQ ◆おまけ◆ここまで出来れば連続ターンまであと少し!!そして、ここではターンの基本をお伝えしていますが、ここからさらに体の使い方が変化していきます。それも楽しみのひとつにして下さいねっ PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2007年創刊の雑誌「SNOW ANGEL」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD #9 『ヒールサイドからの1ターン』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 こんにちは!!スノーボードインストラクターのマミです。STARTUP SNOWBOARDも、12月からスタートして残すところあと3回になりました。道具の選び方からターンが出来るまでの全11回。ついに、第9回からはいよいよターンについての内容です。 その前に、ちょっとおさらい。ヒールサイド(かかと側)トウサイド(つま先側)フラット(面全体)この3つを覚えていますか??ターンに必要な3つの操作です。この3つを組み合わせるだけなんですが、ややこしくなるとダメなので、1つずつお話ししていこうかと思います。 まずは、◆ターンの作り方◆ ※ヒールサイド(かかと側)からの1ターンの場合①ヒールサイドエッジ(かかと側)で立つ↓②ノーズを進行方向に動か↓③板が進行方向に真っすぐ向く。(フラット)↓④トウサイドのエッジ(つま先側)で止まる 文章にするとなんだか難しそうに、ややこしそうに見えますね・・・ここは頑張って聞いてくださいね(笑)ターンする為には体を動かす事が大事なんですが、使い方を知らないままだと上達まであと一歩のところから遠ざかってしまいます。 そしてもう1つ。。。スノーボードは左右非対称のスポーツです。なので、ターンする時の体の動かし方が、かかと側(ヒール)とつま先側(トウ)では違います。って言われても、ピンと来ないですよね私もなかなか理解できませんでした・・・(笑) みなさんいいですか??そのことを頭に置いて聞いてくださいね。まず、結論から言うと、かかと側から始まるターンは、足元を最初に動かします。その足元と言うのが、前足です。 そして、使い方の順番があります。まず初めに前足から使います。(動かします) ◆前足の使い方◆前足の、つま先もしくは膝を使います。こんな風に前足に力を加えます。 前足に力を加えると、ノーズが動き出します。ここがポイントです!!もう1枚写真を見てみましょう~ 前足を使っても板が動かない・・・お尻の位置はどうですか?こんな風に前足の上にありますか?前足を使うと、自然にお尻の位置が前足の上にくるんですが、そうじゃない人も多くいてます。そんな時は、この写真みたいに自分からお尻を前足の上に持ってきてください。それが出来れば大丈夫!! ここまで出来れば1つ目のポイントはクリア!!あと少しですよ~文章長いんで、疲れてきてないですか(笑)もう少しだけお付き合いください。 そして2つ目のポイントは板の動きです。簡単に書きます。 ヒールエッジ↓フラット↓トウエッジ はい。これです。板がどんな風に動くとターンが出来るのかを知っておくことが大事なんです。私がレッスンする中でもここをまずは理解してもらいます。 詳しく簡単にさっきの順番を説明すると・・・ヒールエッジで安定して立つ(ターンを始める準備をする)。↓ノーズが動き出す為に前足を使う。↓板が動き出してフラットになる。↓フラットが出来たからトウエッジが使える。と、なります。 さてさて最後のまとめです。とにかく、ターンをするためには順番が大事なんです。そして、順番に正しい体の使い方をすることがターンへの近道になりますよ。 これを読んで、第9回の内容『ヒールサイドからの1ターン』を見てみましょう~それではどうぞ!! START UP SNOWBOARD 『9.ヒールサイドからの1ターン』 https://www.youtube.com/watch?v=62_szAV4d-U ◆まとめ◆1つのターンが出来てきました。この第9回の内容は基本中の基本。今後ターンがスムーズに出来るようになると、少し体の使い方が変化していきます。スノーボードは上手くなればなるほど体の使い方がどんどん変化していきます。それも楽しさの1つです。 PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2007年創刊の雑誌「SNOW ANGEL」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD #8 『トゥサイドの角付け』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 こんにちは!!スノーボードインストラクターのマミです。1月に入り、シーズンインしてる人も多くいるんじゃないですか?私も毎日スノーボード!!レッスン!!楽しんでいますっ最近は初めてクラスの大人レッスンも多くしています。第7回の内容『ヒールサイド』から練習して、『トウサイド』の順番で練習していくんですが、この『トウサイド』が難しいんです・・・ 後ろ向きに滑らなくちゃいけないし・・・不安だし・・・怖いし・・・って、色んな気持ちが出てくるんです。いや、実際怖いと思います。もう慣れたらまったく恐怖心はないですが、いまだに不安はあります・・・(笑) が、しか〜し!!滑り方、とゆうか、やり方・練習方法さえ間違わなければ大丈夫です!!と、その前に、トウサイド(つま先側)の安全なこけ方も覚えていきましょう〜 ◆安全な転び方◆ヒールサイド(かかと側)の時と同じで、低い姿勢になってからこけましょう〜トウサイド(つま先側)の時は、膝をついて止まります。この時、手首からこけないように気を付けて下さいねっ。これ、重要!!立って止まる事が難しい時は無理せずに、膝をついて止まってください。 ◆危ない転び方◆手首を雪について止まろうとしないでくださいねっ負担がかかってしまい、怪我に繋がります。 こんな風に、安全に楽しくレベルアップする為には、怪我を自分自身で防止することが大事です。 で、ここからがトウサイド(つま先側)のポイント①板の上にお尻と頭があるように真っすぐ立ちます。 ◆良い例◆ ◆悪い例◆体が板の上からはみ出している状態・・・これではバランスよく滑る事は出来ません・・・。 ②トウサイド、足元の部分の作り方◆良い例◆トウサイドのエッジに力を入れる為に、足の指の付け根を雪に付けるようにしてみて下さい。※足の指先に力が入って、つま先立ちになると、グラグラ不安定になります。 ※つま先側に力を入れる時に、ブーツのたんの部分とすねをくっつけるイメージです。そうすると、自然に膝も曲がります。この状態で、すでにトウサイドのエッジに力が入っています。 ◆悪い例◆足先(つま先)に力を入れようとして、つま先で立ってしまうと、バランスが悪くなり、力も入りません・・・ 体の使い方ひとつで、大きく変わってくるのがトウサイドのバランスなんです。ちょっと細かいですが、ここは慎重にはじめていきましょう〜このバランスや、体の使い方が分かればターンまであと少し!!ではでは、第8回を見てみましょう〜 START UP SNOWBOARD『8.トウサイドの角付け』 https://www.youtube.com/watch?v=SP6MrHrZFoI ◆おまけ◆トウサイドの練習でお尻からこけてしまうと、ものすごく痛いんです・・・なので、2人で練習する場合は気持ちの不安がなくなるまでは必ず補助をしましょう〜不安があると、姿勢が悪くなってしまうんです。1人で練習する場合は、緩やかな斜面ではじめましょう〜そして、安定してくるまではゆっくり止まりながら。コツが分かるまではゆっくり、丁寧に滑ってくださいねっ PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2007年創刊の雑誌「SNOW ANGEL」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD #7 『ヒールサイドの角付け』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 こんにちは!!スノーボードインストラクターのマミです。みなさん、準備はいいですか?いよいよゲレンデをすべりますよっ!!そして、第7回からは、今までと大きく違うところがあります。第6回までは、1人で滑れる内容のHOWTOでしたが、ここからは1人だけではなく、2人で上達していける内容もたくさん入っています。もちろん、1人で滑る方へのレッスン内容もたくさんあります。 第7回の内容のヒールサイドとは・・・の、おさらいからしていきましょう~ヒールサイドとは、かかと側のエッジの事を言います。ヒールサイドのエッジを使って雪山を滑る事から覚えていきましょう~ここからが、ターンに向けての始まりです!!ここで、ターンについて少しお話ししていこうかと思います。ターンが出来るようになるには第4回でも説明しているヒールエッジ(かかと)フラット(足裏全部)トウエッジ(つま先)この3つが出来るようになればターンは完成します。 どれか1つでも欠けると出来ないんです。それから、『こけ方』にも注目したいと思います。誰でも、最初は転んでしまいます。ちなみに私もこけまくりでした(笑)そして、今でもこけます・・・こけて上手くなるんです!!でも、その転ぶ時にも痛かったり、怪我をしちゃうと何にも楽しくありません。むしろスノーボードが怖くなってしまうかもしれません・・・なので、滑る前の知識として、痛くない、安全なこけ方を少し頭に置いておきましょう~ ◆安全な転び方◆安全に止まる方法とも言います。最初は立ったままなかなか止まる事が難しいです。なので、スピードが出てきたり止まりたい時は、お尻で雪の上に座りましょう。無理に立って止まろうとしなくて大丈夫です。そして、これだけは覚えていてください。必ず、低い姿勢になってからお尻をついてくださいね。イメージは体操座りですっ ◆危ない転び方◆手を使って、止まろうとしないでくださいね。止まる為に、転びそうな時に手を使うと、手首に負担がかかってしまいます。手首では体を安全に支えることは出来ません・・・たとえ止まったとしても、手首を怪我してしまう可能性が出てきます・・・ こんな風に、体のどこを使って安全に止まる・転ぶか覚えていてくださいねっちなみに細かいことをゆうと、これはヒールサイド(かかと側)を使って滑る時の安全な転び方です。トウサイド(つま先側)になると違うのでみなさん間違えないようにしてくださいね。使うエッジによって、少し違うのです・・・ で、ここからです。滑る前に必ずしないといけない事と言えば・・・板を付けたまま、立ち上がる事。これが出来ないと1人で滑る事は出来ないですよね?なかなか立てなくて、頑張りすぎる人。いませんか??頑張らなくていいんです(笑)立てなくて頑張りすぎて、疲れてしまう・・・嫌になる・・・まさしく、負の連鎖(笑)しかも、最初から1人で立てる人はすっごく稀です。立てなくていいんです!!1人で立てたらすごいんです!!!なのでここからは、誰かにお手伝いしてもらいましょう~ スノーボードは両足で滑る事が慣れてくると、自然に立つことが出来るようになってきます。初めから焦らなくても大丈夫!!私のレッスンでも、初めから生徒さん1人の力で「立ってください。」とは言いません。むしろ補助をして、立つ感覚を覚えてもらいます。ヒールエッジ(かかと側)で滑る時も必ず最初は補助をします。スノーボードはバランスのスポーツ。まずは、恐怖心なく体感してもらうことが大事だと、私は思います。少しでも恐怖心や不安があると、体が思った通りに動いてくれません・・・それなら補助をして、まずは慣れることを体感してもらうことが最優先だ!!って思うんです。 簡単な補助のやり方をこのHOW TOの中で紹介しています。もちろん、1人でのレッスン方法も盛りだくさんです!!1人でも、2人でも、何人でも、雪山に来てからの時間。楽しくないより、楽しんだもの勝ち!!そこをどうするか、1つの提案がこのSTARTUP SNOWBOARDなんです。この第7回以降は2つのパターンでレッスンしていきますので、みなさんぜひ見てくださいねっ START UP SNOWBOARD『7.ヒールサイドの角付け』 https://www.youtube.com/watch?v=bcrRYIVI8II ◆おまけ◆ヒールサイドで滑る時は、かかと側のエッジを雪につけて、つま先側のエッジを雪に付けないようにキープします。このキープはのちのちのターンにも役立ってきます。 PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2 0 0 7 年創刊の雑誌「S N OW A N G E L 」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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snow<SNOW ANGEL連載>START UP SNOWBOARD#6『リフトの乗り降り』2020.01.15女子向けのスノーボードマガジン『SNOW ANGEL』連載企画 あけましておめでとうございます☆スノーボードインストラクターのマミです。今年も皆さんが楽しい1年になりますように・・・そして、まだまだ続きます。START UP SNOWBOARD。年明け最初のHOW TOの内容は『リフトの乗り降り』です。と、言うことは、リフトに乗りますよっ!!準備はいいですか?? リフトの乗り降りの練習なんですが、実際のリフトで練習するのは難しいですよね?第4回の内容を思い出してみましょう。ワンフットの操作、覚えていますか?特に、『スケーティング』片足をつけて歩きます。ここが1つのポイント。そして、片足をつけての直滑降。ゆるーい斜面を真っすぐ滑ります。 ここがスムーズに出来るようになるとリフトチャレンジも可能になってきます。その為のポイントは、ずばり前足の膝です!!前足。覚えていますか?おさらいしていきましょう~前足とは、レギュラーなら左足。グーフィーなら右足。になります。前足を付けたままでワンフット(片足操作)をするんですがここであることをしないとうまくはいきません・・・ずばり!!前足の膝を曲げる!!これだけです。 多くの人はビンディングのついていない後ろ足に力が入ってしまうんです。これは私も一緒でした・・・(笑)でもよく考えると、板を操作する為には、ビンディングをつけてる足(前足)に力を入れないといけない。でしょ?その前足に力を入れる為に必要となる、膝を曲げないとダメなんです・・・。スケーティング(片足をつけて歩く)も、真っすぐ滑るのも前足の膝がポイントです。 ◆前足にのる(体重をかける)◆おおげさにするとこんな感じです。 こんな感じで、前足の膝を曲げましょう~わかりにくい人は、こんな風に片足だけで立ってみるとわかりやすいですよ!! ◆スケーティング(片足で歩く)◆良い例:前足が中心の時※前足の膝が曲がっていると、こんな風に姿勢が真っすぐになります。 悪い例:後足が中心の時 ※前足の膝が伸びると、後ろ足に体重がかかります。これでは、バランスが悪いので歩きにくくなります。こんな風に、前足の膝の曲げ方1つで大きく変わってくるんです。スノーボードは板を足に付けて滑る、と、考えると板に一番近い体の部分は足!!この足に力をかけないと、何をするにもうまくいかなくなります・・・なので、ワンフット(片足)の操作をする時のポイントは前足の膝なんです。みなさん、ここまで理解できましたか!?で、これをふまえて、リフトから降りる時は片足で滑って降りますよね。 ◆リフトから降りる姿勢◆後足は板の真ん中にはみ出さずに乗せます。そして、板の上に真っすぐ立つ。片足だけの時も、基本姿勢が大事になってきます。 リフトから降りる時は、少し滑って降りるのでこの時に前足が伸びないように曲げることが出来れば、片足でもリフトを降りることが出来ます。そういえば、私も滑れるようになるまで、リフトが一番の恐怖でした(笑)少し滑れるようになってからも、久しぶりのリフトは結構怖かった・・・でも、ターンが出来るようになっていつのまにか出来るようになってました。大事なのは、板に慣れる事。それが、ワンフットからです。焦らず、ゆっくり繰り返し練習してからリフトチャレンジしてくださいねっそれでは第6回『リフトの乗り降り』を見てみましょう~ START UP SNOWBOARD『6.リフトの乗り降り』 https://www.youtube.com/watch?v=-1g5pxezf5s ◆おまけ◆ゲレンデによっては、板を外しても乗車可能なリフトもあります。乗る前に確認してみるのもひとつですよ!!もしくは、初心者用のムービングベルトを使って滑れる場所もあるので、滑る事を慣れていきましょう!! PROFILE 大西 麻美(オオニシ マミ)1981年12月13日生まれ。大阪府出身。資格:JSBA公認 A級インストラクター・C級検定員・幼稚園教諭2種免許スキージャム勝山のJAPAN SNOWBOARD ACADEMYで13年間キッズなどの初心者を中心に1シーズンで200以上のレッスンを行っているスノーボードインストラクター。専門の指導者として、質の高いレッスンを提供するのはもちろんの事、スノーボードの楽しさ・魅力を伝える事を理念として活動している。また、オフシーズンは大阪KINGS(スノーボード・スキーのオフトレ施設)で働き、年間を通してスノーボードの普及活動に取り組んでいる。 情報提供:SNOW ANGEL MAG スノーボード好きも、これから好きになる子も全てのアクティブガールがチェックするWEBメディア「SNOW ANGEL MAG」。2 0 0 7 年創刊の雑誌「S N OW A N G E L 」アクティブな女のコがもっとアクティブにもっと楽しくスノーボード、ライフスタイルを送れるコツを発信していきます。トレンド、イベント、ギア、ファッションなど、スノーボード好きの女のコ達が発信し、ガールズスノーボード・WEB媒体として、女のコに有益な情報をお届けしています。
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surf満点ライドから涙の初優勝までドラマが生まれたS.LEAGUE最終戦2025.04.242025年4月16日から19日の4日間、さわかみS.LEAGUE24-25 最終戦GRAND FINALSが東京五輪の会場にもなった千葉県長生郡一宮町釣ヶ崎海岸(通称:志田下ポイント)で開催された。今大会は、ショートボード、ロングボード、マスターズに加え、ボディーボードの特別戦も実施され、多彩なカテゴリーが繰り広げられる豪華な舞台となった。 ショートボード女子は、今大会を待たずして中塩佳那が初代S.LEAGUE チャンピオンに決定。ロングボードは浜瀬海と田岡なつみがすでにS.LEAGUEチャンピオンに確定しており、GRAND FINALSではショートボード男子とマスターズクラスのS.LESGUE初代チャンピオンが確定する。さらに、来季からS.LEAGUEは、「S1(1部)」と「S2(2部)」の2部制に移行。今シーズンのランキングで翌シーズンの所属リーグを左右する重要な1戦になる。 波の方は大会初日は肩から頭サイズの波が押し寄せていたが、日が進むにつれて徐々に落ち着き、波数の少ないコンディションへ。選手たちはその変化に対応すべく、小波用のサーフボードに切り替えるなど細やかな調整を重ねながら熱戦を繰り広げた。 悲願の優勝を勝ち取った塚本勇太 塚本勇太 ©︎S.LEAGUE ショートメンズのファイナルは塚本勇太と古川海夕の対決に。塚本勇太はこれまでのヒート、点数が狙える良い波をじっくり待つスタイルで試合に挑み、残り時間がわずかという場面で見事な演技を披露し、逆転で決勝まで勝ち上がってきた。ファイナルでも、古川海夕が積極的に波に乗ってスコアを重ねるのに対し、塚本勇太は波を厳選する戦法を貫く。後半に入ったところで、塚本勇太がエクセレントスコアとなる8.00ポイントをマークし逆転。古川海夕は優勝に必要な9.00ポイントを追い求める展開に。そのまま試合は終了し、塚本勇太が悲願の初優勝。試合終了後には感極まって男泣きを見せた。 稲葉玲王と喜びを分かち合う塚本勇太 ©︎S.LEAGUE 古川海夕 ©︎S.LEAGUE 安定した試合運びで野中美波が優勝 野中美波 ©︎S.LEAGUE ショートウィメンズのファイナルは野中美波と川合美乃里の戦いに。川合美乃里は1本目に6.00ポイントをマークし、バックアップを4.60ポイントと揃える。一方の、野中美波は徐々にスコアを伸ばす試合運びで、5本目に6.75ポイントをスコア。さらに終盤には7.25ポイントを叩き出し、自らのハイスコアを塗り替え、見事優勝を飾った。 野中美波 ©︎S.LEAGUE 川合美乃里 ©︎S.LEAGUE マスターズ優勝とS.LEAGUEチャンピオンを手に入れた牛越峰統 牛越峰統 ©︎S.LEAGUE マスターズ決勝は牛越峰統、今村厚、佐藤千尋、山田桂司の4名によるヒートとなった。この決勝で2位以上に入ればS.LEAGUEチャンピオンが確定する今村厚は序盤から積極的にスコアを重ねリードを広げる。しかし、牛越峰統が8.50ポイントをスコアし一気にトップへ浮上。そのままリードを守り切り、見事GRAND FINALS優勝とS.LEAGUE初代チャンピオンの座を手に入れた。 牛越峰統 ©︎S.LEAGUE 森大騎が圧巻の“満点”パフォーマンス! 森大騎 ©︎S.LEAGUE ロングボードメンズファイナルは森大騎と初ファイナル進出を果たした西崎公彦の戦いとなった。ファイナル序盤、西崎公彦が積極的に波にアプローチをしていく。 一方の森大騎は波をじっくり見極めながらチャンスを待つ展開に。そして迎えた2本目、完璧なラインディングでパーフェクトスコアの10.00ポイントを叩き出す。勢いに乗った森大騎は、3本目に掴んだ波でも再びパーフェクト10.00ポイントをスコアし、なんと満点の20ポイントをスコアする。西崎公彦も、9.00ポイントをスコアし健闘を見せるが、試合は終了。見事、森大騎が最高の形で優勝を飾った。 西崎公彦 ©︎S.LEAGUE 森大騎 ©︎S.LEAGUE 吉川広夏が涙の優勝 吉川広夏 ©︎S.LEAGUE ロングボードウィメンズのファイナルは吉川広夏と田岡なつみのマッチアップとなった。吉川広夏が序盤にエクセレントスコアとなる8.25ポイントをマーク。一方、田岡なつみは小波ながら形の良い波をキャッチし6.75ポイントをスコア。さらに後半には9.00ポイントを叩き出し、逆転を狙う。しかし吉川広夏も終盤に8.15ポイントを出し、バックアップを塗り替え、田岡なつみが逆転するために必要なスコアが7.4ポイントに差を広げる。田岡なつみは残りわずかのところで波をキャッチしたが、6.65ポイントとわずかに届かず。吉川広夏が見事、S.LEAGUE最終戦で優勝を果たした。 田岡なつみ ©︎S.LEAGUE 吉川広夏 ©︎S.LEAGUE ボディーボード特別戦も白熱した戦いに 粂総一郎 ©︎S.LEAGUE ボディーボードの特別戦はJPBAランキング上位7名とアマチュア1名で行われた。メンズは2024年度のグランドチャンピオンに輝いた、粂総一郎が最後の1本で逆転し優勝に輝いた。一方、ウィメンズは我孫子咲良がプロ初優勝を飾った。 我孫子咲良 ©︎S.LEAGUE 粂総一郎 ©︎S.LEAGUE ショートボード男子初代S.LEAGUEチャンピオンは稲葉玲王 稲葉玲王 ©︎S.LEAGUE S.LEAGUEチャンピオン争いをしていた小林桂がR2で敗退し、残るは稲葉玲王と西優司に。稲葉玲王はR3で敗退し、西優司が優勝すればS.LEAGUEチャンピオンの可能性が残る状況。しかし、西優司はQFで塚本勇太に敗れ、稲葉玲王が見事初代S.LEAGUEチャンピオンを獲得した。 来シーズンは6月からスタート! ©︎S.LEAGUE S.LEAGUE25-26ツアーは2部リーグ制に分かれて開催。S2 TOURは6月19日から21日にS.LEAGUE 井戸野浜海岸でスタート。マスターズのトライアルも同時開催で行われる予定。S1 TOURの開幕戦は7月10日から13日に北海道勇払郡厚真町の浜厚真ポイントで開催。来シーズンのS.LEAGUEにも注目! GRAND FINALS結果 《ショートボード男子》優勝:塚本勇太2位:古川海夕3位:和氣匠太朗、大原洋人 《ショートボード女子》優勝:野中美波2位:川合美乃里3位:中塩佳那、川瀬心那《ショートボードマスターズ》優勝:牛越峰統2位:今村厚3位:山田桂司4位:佐藤千尋《ロングボード男子》優勝:森大騎2位:西崎公彦3位:堀井哲、中山祐樹 《ロングボード女子》優勝:吉川広夏2位:田岡なつみ3位:菅谷裕美、小林恵理子《ボディーボード男子》優勝:粂総一郎2位:加藤優来3位:近藤義忠4位:蛭間拓斗 《ボディーボード女子》優勝:我孫子咲良2位:山下海果3位:相田桃4位:大木咲桜
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skateイレギュラーな厳しい条件下で優勝を勝ち取ったのは池田大暉「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」ストリート男子決勝2025.04.142025年4月12日(土)に「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」ストリート種目 が松阪市総合運動公園スケートパークにて開催された。3年後に開催されるロサンゼルスオリンピックを見据えた新たなシーズンのスタートとなる、2025年シーズン最初の公式開幕戦。今大会は国際大会派遣選手の選出や2025年強化指定選手の選考に関わる重要な大会ということもあり新世代も含めた実力者が全国からエントリー。大会当日は翌日の13日に予定されていた決勝のスケジュールが雨天予想されたことから、本来予定されていた準決勝を取り止め、予選の結果から上位8名が決勝に進出、予選同日の12日中に決勝も実施する展開に。そんな本決勝は全46名の出場者の中、予選を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストは宮本浬央、竹下煌輝、八島璃央、酒井太陽、渡辺星那、安倍来夢、池慧野巨、池田大暉。 ラン1本目 強風や明るさが変化し、見え方が変わっていく変則的な環境の中非常に苦戦することが予想される決勝。最初のフルメイク者となったのが、世界レベルのライダーを輩出し続ける静岡の新世代期待の竹下。スピードに乗ってメインのハンドレールに入っていくと「キックフリップフロントサイドボードスライド」でスタートしていくと、バンクトゥオーバーのダウンレールで「バックサイドテールスライド」、ギャップ状のバンクトゥバンクでの「フロントサイド360」からバンク飛び出しで「ノーリーインワードヒールフリップ」、ラストはメインのハンドレールで「フロントサイドテールスライド」と非常に正確なデッキコントロールを見せフルメイクし最後はジャッジに小さく手を合わせてお辞儀するなどその丁寧さが人柄にも表れており、69.65とまずまずの滑り出しだ。 @WSJ 続いてスコアメイクを見せたのが。昨年の日本選手権3位で福島の雄、八島だ。メインのハンドレールで「キックフリップフロントサイドリップスライド」という高難易度トリックからスタートしていくとギャップ状のバンクトゥバンクでは「ノーリーヒールフリップ」、スロープレールアップを「バックサイドビッグスピンフロントサイドボードスライド」と繋ぎ、ダウンレールで「スイッチフロントサイド270フロントサイドリップスライド」を決め、ラストのダウンレッジでの「バックサイドクルックドグラインドノーリーフリップアウト」をミスするも72.03をマーク。フルメイクとはならなかったがポテンシャルでハイスコアを叩き出したのが優勝候補の池田。バンクトゥのフラットレールで「キャバレリアルインバックサイドテールスライド」でスタートしていくと、返しのダウンレールでは「バックサイド270リップスライド」から「バックサイド270アウト」を完璧に繋いでいき、着地後すぐにボディバリアルし体勢を整えると会場は少しざわつかせ、そのままメインのハンドレールで「フロントサイドノーズブラントスライド」、ギャップ状バンクトゥバンクでは高さのある「360フリップ」、カーブで「バックサイドクルックドグラインド」から掛け替えを狙ったが少し浅かったか、ラストはダウンレッジで「バックサイドノーズスライドノーリーフリップアウト」を決め、そのままボルケーノでスピンするスコアとは関係ないがサービス精神も忘れない池田の真骨頂を見せ、会場を盛り上げ77.69と暫定首位に立った。 @WSJ ラン2本目 中々スコアを伸ばせない中、1本目から修正してきたのが渡辺。メインのハンドレールを「ヒールフリップフロントサイドボードスライド」でスタートすると、アールでは「アーリーウープのバックサイドリップスライド」、バンクトゥのカーブでは「ヒールフリップノーズグラインド」、バンクトゥのフラットレールで「バックサイドビッグスピンフロントサイドブラントスライド」を1本目から見事リカバリー、ラストはステアからフラット面まで全越えの「バックサイドヒールフリップ」を決め74.07と暫定2位に浮上。1本目と同じく1ミスながらスコアを伸ばしてきたのが池だ。ギャップ状のバンクトゥバンクを「スイッチフロントサイド180キックフリップ」で越えていくと、バンクを使った「ノーリーハーフキャブヒールフリップ」、メインのハンドレールで「フロントサイドフィーブルグラインドフロントサイド180アウト」、バンクを使ってステアを「インポッシブル」で登ると真ん中のバンクトゥバンクについたレールで「フロントサイド270リップスライド」から返しのダウンレールで「キャバレリアルバックサイドテールスライド」をミス。このセクションは練習中から各ライダーが「照明の関係で見えづらい」と言っていたがその影響が出たか。フルメイクではないが繰り出していたトリック難易度もあり72.10と暫定3位でトリックセクションに望みを繋いだ。 @WSJ トリック1本目 1本目でまずハイスコアを出したのが優勝候補の一人、八島。メインのハンドレールで正確なデッキコントロールを見せ、「キックフリップフロントサイドスミスグラインド」を1発で仕留め、87.43。これに続いたのが福岡の新鋭、酒井だ。スイッチスタンスでメインのハンドレールへ向かうと、「スイッチフロントサイドスイッチオーバークルックドグラインド」を決め、会場をどよめかせた。スコアも85.31とハイスコアを叩き出した。トリックセクションを得意とする池がこの流れを凌駕する。フェイキースタンスでメインのハンドレールに向かうと「フェイキーキャバレリアルバックサイドテールスライド」を決め、ここまでの最高スコア89.13をマークした。 @WSJ ランを終え暫定首位の池田は1本目を決めきれず、池を追いかける形になった。 トリック2本目 1本目の成功者もここでスコアを揃え勢いに乗りたいところだが誰も決められない流れが続いた。2本目もスコアメイクに各ライダーが苦戦する中、唯一のスコアメイク者となったのが勢いに乗る池のみだった。得意のスイッチスタンスでメインのハンドレールに向かうと、「スイッチフロントサイドフィーブルグラインドスイッチフロントサイド180アウト」をこれまた一発で仕留め、今大会初の90点台となる92.68。 @WSJ 優勝争いにはここで離されたくない「池田も1本目同様、メインのハンドレールでシュガーケーングラインド」を狙うもこれもミスし流れは完全に池に向いているか。 トリック3本目 予選1ヒート目のトップバッターから決勝に残った大阪の新星、宮本がここでようやくスコアをマーク。メインのハンドレールで「バックサイドフィーブルグラインドキックフリップアウト」を決め87.54とハイスコア。ランセクションで好位置につけた渡辺もようやくスコアメイクする。ロールインから勢いよくスタートするとバンクトゥオーバーのダウンレールで「ヒールフリップバックサイドリップスライド」を着地で少し態勢を崩したがなんとか成功させ、80.82と優勝争いに望みを繋いだ。愛知のテクニカルライダー、安倍もこの流れに続いた。1本目からトライしているメインのハンドレールで「フロントサイド180スイッチバックサイドフィーブルグラインドスイッチフロントサイド180」、通称グレープフルーツグラインドからのリバースアウトという超高難易度を決めここまで3番目のハイスコア88.75とこちらも優勝争いに踏みとどまった。ここまでスコアメイクに苦戦していた池田は何か閃いたようにメインのステアからかなり幅のあるトランスファーでのダウンレッジでフロントサイド50-50にトライするも惜しくもミスとなったが本人は何か手応えを掴んだ様子にも見えた。 トリック4本目 何かを感じ取った不気味な池田を突き放しておきたい池はメインのハンドレールで「バックサイドフィーブルグラインドフロントサイドビッグスピンアウト」を狙うも決まらず。 ここで3本目に何かを感じ取った池田がついに目を覚ましたか。3本目同様メインのステアからかなり幅のあるトランスファーでのダウンレッジで「フロントサイド50-50グラインド」を見事2回目の挑戦で成功、これは練習でも一切やっていなかったという圧巻の発想力とスキルで90.64と暫定首位の池を射程距離に捉えた。 @WSJ 暫定首位は唯一スコアをフルマークしている池、2位に池田、3位安倍となり、最終トライまで混戦模様となった。 トリック5本目 全ライダーに表彰台のチャンス残った最終トライ。宮本はメインのハンドレールで「バックサイドテールスライドビッグスピンフリップアウト」を狙ったが惜しくもアウトが合わず、6位で終えた。竹下はバンクトゥオーバーの「ダウンレールでキックフリップバックサイドリップスライド」を見事に決め81.77とスコアを揃えることに成功し暫定3位に浮上した。 @WSJ 優勝候補の八島もメインのハンドレールで「キックフリップフロントサイドノーズグラインド」を狙うも決めきれずに5位。酒井もメインのハンドレールで「スイッチオーバークルックドグラインドからビッグスピンショービットアウト」を狙ったが決まらず8位。渡辺はメインのハンドレールで「ヒールフリップフロントサイドブラントスライド」に挑んだがうまくハマらず、7位。逆転表彰台を狙った安倍はバンクトゥバンクで全越えの「バックサイド360」を狙ったが惜しくも決まらず4位で今大会を終えた。猛追を見せる池田を引き離したい池もメインの「バックサイドフィーブルグラインドフロントサイドビッグスピンアウト」に再度挑むも回転が合わず池田の結果を待つ形に。 @WSJ こうなると流れは完全に池田に傾いたか、メインのステアからかなり幅のあるトランスファーでのダウンレッジで今度は「フロントサイド5-0グラインド」を一発で決め、92.26をマークし逆転優勝となった。 @WSJ 大会結果 優勝 : 池田大暉 260.59pt2位 : 池慧野巨 253.91pt3位 : 竹下煌輝 220.73pt4位 : 安倍来夢 160.29pt5位 : 八島璃央 159.46pt6位 : 宮本浬央 156.55pt7位 : 渡辺星那 154.89pt8位 : 酒井太陽 148.54pt 最後に 天候によるスケジュール変更や、男子の予選の時間に強風や照度の変化など非常に難しい環境の中開催された今大会。優勝した池田大暉は世界レベルのスキルを保持していることは周知の事実だが、それ以上に自分のペースに引き込む上手さは天性のものだと今回改めて確信した。2年前に笠間で開催された第2回大会の同大会でもスコアメイクできるセクションと見るや否や、徹底的にそこを攻め2位になった過去と今大会が非常に重なって感じた。世界で戦う上で、高難易度を実行できるトリックスキルは当然必要だがその場でこういったポイントにアンテナを張り、いち早くキャッチすることも非常に重要な要素だ。池田のもう一つの魅力は、本人が狙ってかどうかはわからないが会場を自分の空気に変えてしまうパーソナリティだ。ただ底抜けに明るい人間性だけでなく、裏付けされた実力と相まってその場のオーディエンスを完全に引き込んでいる。筆者が昔から魅了されてきたスケートボーダーの要素だと感じた。その上でコンテストも勝ち切るあたりスター性としか言いようがない。型にハマらないそのスケートボードスタイルは今後も世界各地を引っ掻きまわすことが楽しみだ。今大会、苦手のランセクションでも強さを見せた池慧野巨。苦手克服と元々の強みであるスイッチスタンスでの高難易度トリックに独特のトリックチョイスとその脱力スタイルから繰り出される確かな技術と内に秘めた力強いライディングスタイルは世界でも評価が高いことをコンテストでも証明しつつある。今後世界トップのコンペディターにどんな戦い方で応戦し、またそれらを優っていく姿を想像するだけで非常にワクワクした気持ちが止まらない。これは初めてSLSに日本人として出場し世界を切り拓いてきたパイオニア、瀬尻稜を初めて見た時の感情に非常に類似している。 これまで日本のトップ争い常連となった八島璃央、安倍来夢、渡辺星那らも今後まだまだ伸びしろしかなく、このまま終わるような実力者たちではない。一方、歴代日本王者である佐々木来夢、海外経験も豊富な松本浬璃、日本のトップ争い常連の甲斐穂積、繁延亜周らが予選で敗退する波乱も起こった。注目はこの常連組に変わって決勝に入った新世代の台頭だ。決勝に残った宮本浬央、酒井太陽、そして見事3位で表彰台に登った竹下煌輝の13歳トリオをはじめとして世代だ。このメンツを見てもストリート日本男子の層の厚さがより一層増したことを意味している。日本が世界に誇る筆頭格、堀米雄斗、白井空良、小野寺吟雲、根附海龍、青木勇貴斗らが頭一つ抜けていることは現時点では変わりはないが間違いなくその距離が少しずつ縮まってきてはいると感じる。女子同様、ワールドスケートの「年齢制限」の規定は非常に気になるが、ロサンゼルスオリンピック2028の戦いは開幕したので今後の代表争いに一戦一戦目が離せなくなりそうだ。最後に、今大会も日本強化指定選手選考会という位置付けの大会であることから、みんな同じ条件とはいえ天候やコースコンディション、明るさなどに左右されない本当にスキル勝負のできる環境での開催を心から望む。実際予選では1ヒート目と5ヒート目ではコースの照度や風の強さ気温などが全く異なる環境となっていたように感じる。さらにはライダーから「このセクション暗くて見えづらい」などの意見も多数聞こえてきた。これでは自然環境に依存することのない競技スケートボードとは違い、ストリートシューティングのような環境に思えてしまう。これだけスケートボードパークが建設され、屋内全天候型のパークも多数出来ているのに、スケジュールを圧縮してまでやらなければならない状況は勿体無いと感じている。やはりスキルを競い合うフォーマットであれば筆者は純粋にスキルや発想で勝負できる環境での戦いを見たいと強く願う。
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skate思い出の地、松阪で悲願の初優勝というドラマが!「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」ストリート女子決勝2025.04.132025年4月12日(土)に「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」ストリート種目が松阪市総合運動公園スケートパークにて開催された。3年後に開催されるロサンゼルスオリンピックを見据えた新たなシーズンのスタートとなる、2025年シーズン最初の公式開幕戦。 今大会は国際大会派遣選手の選出や2025年強化指定選手の選考に関わる重要な大会ということもあり新世代も含めた実力者が全国からエントリー。大会当日は翌日の13日に予定されていた決勝のスケジュールが雨天予想されたことから、本来予定されていた準決勝を取り止め、予選の結果から上位8名が決勝に進出、予選同日の12日中に決勝も実施する展開に。そんな本決勝は全22名の出場者の中、予選を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストは綿引愛留、中山楓奈、榎並琴音、福田碧、尾関萌衣、大西七海、伊藤美優、松本雪聖の順となった。 ラン1本目 まずは緊張感のあるトップバッターでスタートした綿引愛留がいきなり先制する。メインのハンドレールを「フロントサイド50-50グラインド」でスタートしていくとギャップ状のバンクトゥバンクで「キックフリップ」、再びハンドレールで「バックサイドフィーブルグラインド」、ダウンレールで「バックサイドスミスグラインド」とテンポよく繋いでいくと、ラストはバンクからのフラットレールで「キックフリップフロントサイドボードスライド」までフルメイクし62.59といきなり60点台をマーク。13歳とは思えないメンタルの強さを見せ、期待感を持たせると同時に後続へのプレッシャーをかけた。1本目で頭ひとつ抜けたのが、同じく13歳の松本雪聖だ。メインのハンドレールを「バックサイドスミスグラインド」を素晴らしいスピード感でスタートしていくと「キックフリップフロントサイド50-50グラインド」、バンクトゥフラットレールでは「キックフリップバックサイドリップスライド」、ギャップ状のバンクトゥバンクではフラットまで届く飛距離の完璧な「キックフリップ」、再びメインのハンドレールでは「フロントサイドフィーブルグラインド」と回しトリックを複数入れ込んだランをフルメイクし67.08となった。暫定2位の綿引と約4ポイントしか差がつかなかったのは、トリック難易度を考えると疑問に残るが1本目を暫定トップで折り返した。 松本雪聖のライディング@WSJ ラン2本目 ランセクションが1つマスト採用となるルールなので1本目でフルメイクできなかったライダーは巻き返しを図りたいところ。2本目でしっかり修正してきたのは尾関と大西だ。尾関はメインのハンドレールを「バックサイドリップスライド」でスタート、ダウンレールをバンクオーバーで「バックサイドフィーブルグラインド」、ステアを「ヒールフリップ」、1本目でミスしたギャップ状になっている幅の広い方のもしっかりカバーし64.59をマーク。 尾関萌衣のライディング@WSJ 大西もメインのハンドレールを「フロントサイドオーバークルックドグラインド」で飛び出すとダウンレールで「フロントサイドブラントスライド」、メインのハンドレールで「バックサイド50-50グラインド」、ギャップ状の広い方のバンクトゥバンクで「キックフリップ」、ラストはスロープレールで「バックサイド50-50キックフリップアウト」までフルメイクし65.65と暫定2位につけた。 大西七海のライディング@WSJ 世界大会経験豊富な中山と伊藤だが、中山はフルメイクできず、伊藤もランの構成は非常に高得点に期待できたが要所で精細を欠いてしまい、暫定4位でトリックセクションで巻き返しを狙う。 トリック1本目 綿引、榎並らがメインのハンドレールでしっかりスコアをマークする中、1本目でハイスコアを叩き出したのは尾関と松本だ。首位争いでプレッシャーをかけたい大西はメインのハンドレールで「バックサイド5-0グラインド」を成功させ65.73とランに続きハイスコアをマークした尾関は得意のバンクから飛び出しトゥ超えでのダウンレールで「バックサイド5-0グラインド」をハイスピードで成功させ今大会初めての70点台となる70.10のハイスコア。 尾関萌衣のライディング@WSJ トリックセクションで逆転を狙う伊藤はメインレールで「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」を狙うがミス。これらのプレッシャーをものともしなかったのが松本だ。メインのハンドレールで「キックフリップフロントボードスライド」を寸分のブレもなく完璧に成功させ今大会のハイエストスコアを更新する77.88をマークし暫定首位をキープした。 松本雪聖のライディング@WSJ トリック2本目 パークスタイルとの2刀流に挑戦している福田がバンクトゥレールをフラット部分からダウン部分まで全流しの「バックサイドクルックドグラインド」で57.38をマーク。表彰台争いで優位に立っておきたい尾関はメインのハンドレールで「バックサイドフィーブルグラインドフロントサイド180」を狙うもミス。この隙を逃さなかったのがここまで抜群の安定感を見せている大西だ。メインのハンドレールで「フロントサイドブラントスライド」を決めると小さくガッツポーズを見せ、スコアも67.31と揃え暫定2位につけた。 大西七海のライディング@WSJ さらに後続を突き離したい松本は、バンクから飛び出した「キックフリップバックサイドリップスライド」をフラット部分からダウン部分にまで全流しを決め75.76と独走体制に入った。 松本雪聖のライディング@WSJ トリック3本目 3本目を決めたのはここ最近で成長著しい姿を見せる北陸の新鋭、榎並と表彰台圏内につける尾関だ。榎並はメインのハンドレールで「フロントサイドブラントスライド」を成功させ66.21をマークしスコアを揃えた。尾関は2本目でミスしたメインのハンドレールで「バックサイドフィーブルグラインドフロントサイド180アウト」を見事リカバリーし63.42と暫定3位につけた。 尾関萌衣のライディング@WSJ 4本目は全員決められずスコアを出したライダーなしで最終トライへ。ここまで暫定首位は松本、2位に大西、3位尾関と続いた。 トリック5本目 綿引は2トライ目から果敢にトライしていたバンクトゥのフラットレールで「キックフリップフロントサイドブラントスライド」を最後まで決めきれず6位で今大会を終えた。福田と榎並も最後までスコアアップを狙うも惜しくも決めきれなかったがスコアは揃えられ福田が5位、榎並が4位となった。世界王者の経験もある優勝候補の伊藤は1本目からトライしていたメインのハンドレールでの「フロントサイドブラントスライドショービットアウト」を最後まで決めきれず7位。オリンピックメダリストで主要国際大会経験豊富な中山も終始トリックが定まらずトリックセクションでのスコアメイクはなしとなり8位で今大会を終えた。注目の表彰台のプレイス争い。暫定3位につける尾関はバンクトゥオーバーのダウンレールで「バックサイドリップスライド」を決め65.34と大西を上回り暫定2位につけた。 尾関萌衣のライディング@WSJ 大西も逆転優勝を狙い、バンクトゥのフラットレールで「フロントサイドブラントスライドキックフリップフェイキーアウト」を狙うも決めきれず3位となった。ウイニングランとなった松本は3トライ目から挑戦していた「キックフリップフロントサイドノーズグラインド」に挑戦するも決めきれなかったが、ワールドスケートジャパンの大会では初優勝となった。 大会結果 @WSJ 優勝 : 松本雪聖 220.72pt2位 : 尾関萌衣 200.03pt3位 : 大西七海 198.69pt4位 : 榎並琴音 176.18pt5位 : 福田碧 165.76pt6位 : 綿引愛留 121.17pt7位 : 伊藤美優 61.98pt8位 : 中山楓奈 48.47pt 最後に 今大会、終始強さが光った松本雪聖。初めてワールドスケートジャパンの大会に参戦したのが今回の開催地となった松阪総合運動公園スケートパークで、その地で初優勝というなんともドラマチックな展開となった。天候によるスケジュールの変更、強風による砂塵と花粉によって気管支炎を発症し、ここ数日は満足に睡眠が取れなかったという決して盤石ではなかった状態でのこの結果は今後も非常に期待感を抱かずにはいられない。世界王者やオリンピックメダリストのトリックセットと比較しても勝るとも劣らない難易度で、特に回しトリックからのセクショントリックでの安定感は以前にも増して完成度と安定感を感じられた。さらには予選で2回しかトライできない中、1本目をミスし追い込まれた状況にも関わらず、2本目でしっかりリカバリーし首位通過するあたり、メンタル面の成長も見受けられた。今後、世界のトップ争いをする上でどのようなスキルアップ、トリックチョイスをしていくのか非常に楽しみだ。新世代の台頭も目を引いた今大会、3位となった大西七海は安定感という面では今大会の出場全ライダーの中でナンバー1だと感じた。あとは一発の爆発力を磨けば今後世界のトップ争いに十分に加わることが予想される。日本の女子ライダーでは唯一と言っても良いハイスピード、ぶっ飛びスタイルで会場を沸かせた尾関萌衣も今後非常に注目だ。海外ではブラジルのパメラ・ロ-ザ、アメリカのポエ・ピンソンらを彷彿とさせるそのライディングスタイルは世界でも評価されていくことは間違い無いだろう。あとはトリック精度と、難易度をどこまで上げられるかが世界トップレベルで戦う上で重要になってくるのではと考える。新世代の活躍とは対照的に精細を欠いた世界トップ常連勢の伊藤美優と中山楓奈。フィールドやコンディションがフィットしなかったのか、戦略的にも上手く立ち回れていなかったように感じた。とはいえ、実力は誰もが知る世界トップレベルということもありすぐに修正してくると予想する。さらに今回新世代の台頭を象徴したのが、こちらも世界大会経験豊富な上村葵が予選で敗退したことだ。こちらも目まぐるしく変更されるスケジュールやコンディションに泣いた結果となったがこのままで終わる実力ではないので今後の巻き返しに期待したいところ。ここに今大会には出場していないが、歴代オリンピック金メダリストの吉沢恋、西矢椛、世界最高スコアを保持する織田夢海らがいる日本のロサンゼルスオリンピック出場争いはこれまでにない戦国時代を迎える幕開けとなった。ついに始まったRoad to ロサンゼルスオリンピック2028、1大会も目が離せなくなりそうだ。ここでワールドスケートから気になる情報が発表された。「パリオリンピックが終わり、包括的な競技の結果、2028年以降、ワールドスケートボードツアーに参加する選手の最低年齢を14歳とする」旨の内容だ。これにより「2014年1月1日から2014年12月31日の間に生まれた選手は2025年1月1日から12月31日の間に開催されるすべてのイベントで11歳とみなされ、この年齢が2028年ロサンゼルスオリンピックの選考大会に関する最低年齢となり、それ以降に生まれた選手は対象外となります」選考会を実施した後にこの決定発表は非常に混乱、困惑を招きかねる事案と筆者は感じた。こちらの情報は今後も引き続き注視する必要があると同時に、これらを目指して日々努力しているライダーが落胆することのない結果となることを心より願います。
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skate歴代全日本チャンピオンを下した志治群青が初優勝!「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」パーク男子決勝2025.04.112025年4月5日(土)〜4月6日(日)に「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」 が鵠沼海浜公園スケートパークにて開催された。女子同様に昨年パリオリンピックを含む世界的に大きな注目を集めたシーズンが終わり、次は3年後に開催されるロサンゼルスオリンピックを見据える中、新たなスタートが切られた2025年シーズンの公式開幕戦が今大会。 今大会には国際大会派遣選手の選出や2025年強化指定選手の選考に関わる重要な大会ということもあり全国から実力者たちが集まったが、大会当日は雨天が見込まれていたため、本来予定されていた準決勝を取り止め、予選の結果から上位8名が決勝に出場する展開に。その中で迎えた決勝日は女子決勝後に雨天に見舞われ大会は中断。雨雲が去りパーク内の状況が元に戻るまでに4時間を要し、選手たちはコンディションを整えるのに苦戦を強いられたが決勝では見事なライディングを見せていた。 そんな本決勝は全38名の出場者の中、予選を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストは溝手唱太、永原悠路、岡田光瑠、西川有生、徳田凱、櫻井壱世、志治群青、猪又湊哉の順となった。 大会レポート 【ラン1本目】 櫻井壱世のライディング©︎WSJ 女子カテゴリーと同様に今大会の決勝は、45秒のラン3本目のうち1本のベストスコアが採用され、一度ボードからを落ちた時点でランを続行できなくなるフォーマット。一発目から攻めのライディングで後続にプレッシャーをかけるか、後半で攻めのトリックにトライするかなど戦略が分かれる中で、いずれも1本目は走り切ってフルメイクすることでしっかりスコアを残しておきたい。 永原悠路のライディング©︎WSJ まず決勝1本目から好調なライディングを見せたのはパリオリンピック日本代表の永原悠路。過去に日本OPENでは2大会で優勝している永原はハイエアーと回転技そしてグラインドトリックを入れ込んだハイレベルなランを見せる。トランスファーでの長い「フロントサイドノーズスライド」や「キックフリップインディグラブ」、ディープエンドでの「バックサイド540」、そして最後はエクステンションでの「キャバレリアルディザスター」をタイムギリギリで決め切りフルメイクすると68.55ptをマークし幸先の良いランを見せる。 櫻井壱世のライディング©︎WSJ その永原を超える攻めのライディングを見せたのは世界大会のSimple Sessionで2年連続準優勝に輝いた櫻井壱世。櫻井は多くのトリックバリエーションを豪快なライディング落とし込んだランを見せる。ディープエンドでの「バックサイド540」や、トランスファーでの「バックサイドテールスライド」。コーピングでの長い「フロントサイドフィーブルグラインド」やエクステンションでの「キャバレリアル540」を決め切りフルメイクすると70.02ptをマークし暫定1位に躍り出た。 そして今回は上位には食い込めなかったものの今後の活躍に注目が集まっているのは今大会最年少ファイナリストとなった西川有生。バーチカル仕込みの見事なグラインドトリックとエアーが特徴的な彼は、ディープエンドでの豪快な「キャバレリアル720」をはじめ、トランスファーでの「キックフリップインディグラブ」、エクステンションでの「バックサイド540」、そして最後には「キックフリップ540」をトライするも惜しくも転倒。そんな彼のスコアは転倒したにも関わらず51.47ptをマーク。決めきっていれば上位に食い込むライディングだっただろう。その後は残念ながらスコアアップができなかったが今後が注目のライダーだ。 【ラン2本目】 永原悠路のライディング©︎WSJ 2本目では、櫻井や永原が残したスコアがプレッシャーとなってか、大半のライダーたちがスコアアップに苦戦する展開となり、ラスト1本で確実に高得点を残さないと表彰台争いは難しい状況となった。 そんな中でしっかり1本のミスを修正して、スコアを伸ばしてきたのは溝手唱太。ラン1本目では63.99ptと順調な滑り出しを見せた溝手は、2本目でトランスファーでの「バリアルフリップインディグラブ」、コーナーでの丁寧な「フロントサイドフィーブルグラインド」、そしてトランスファーではギャビン・ボドガーさながらの「アラウンドザワールド」などをメイクし、1本目をアップデートしたライディングでスコアを67.46ptまで引き上げた。 永原悠路のライディング©︎WSJ そしてその溝手の後にライディングし更なるスコアアップを目指したのが永原。1本目をアップデートし、トンネル上のコーナーで飛び切り「キックフリップインディグラブ」や、エクステンションでのハイエアーの「アリーウープ」、そしてディープエンドでは1本目と同様のクリーンな「バックサイド540」、最後は「キックフリップ」からのワントリックにトライするも惜しくも失敗し転倒。それでも65.38ptをマークしラストランに望みを繋いだ。 そしてここで触れておきたいのが徳田凱。独自のスタイルで観客を魅了する彼はコーナーでの「フロントサイドノーズグラインド」、そしてディープエンドでの「バックサイドノーズスライド」などで今回も会場を沸かせた。惜しくも2本目で転倒があり3本目はDNSとなったが、怪我から復帰した若きスタイラー大会再参戦は感慨深いものがあった。今大会は良い結果で終われなかった彼だが今後の活躍に期待したい。なお2本目を終えた時点では暫定1位が櫻井、2位が永原、3位が溝手の順となったが、予選を1位で通過している猪又湊哉と同じく2位通過の志治群青がラスト1本でどのようなライディングを見せてくるかで大きく順位が変わることが想定されたため最後まで分からない試合展開となった。 【ラン3本目】 志治群青のライディング©︎WSJ 最終ランとなった3本目は多くのライダーがミスをしてスコアアップができない状態になる中、表彰台争いには大きな変化が見られた。まずは3本目のランでベストスコアを残したのは岡田光瑠。1本目や2本目でなかなかスコアが伸び悩む中、最終ランではスムーズで完成度高いライディングで繋ぐ。トランスファーでの「ステイルフィッシュグラブ」やディープエンドでは「バックサイド540」「バックサイドテールスライド」、そして永原同様にトンネル上のコーナーで飛び切り「キックフリップインディグラブ」などを綺麗に決めるもラストトリックで失敗。52.36ptとスコアを伸ばしたが惜しくも6位で大会を終えた。 そして3本目で一番で気になるのは猪又と志治がどう表彰台争いに食い込んでくるのかだ。惜しくも暫定トップ3の櫻井、永原、溝手がスコアアップできない中で、順番が回ってきたのは志治群青。 志治群青のライディング©︎WSJ 志治はまずエクステンションの「バリアルフリップディザスター」でライディングを始めると、コーナーで「フロントサイド540」、トランスファーでの「フロントサイド360」と「バックサイドスミスグラインド」。そして彼の特徴的なトリックでもある豪快な「ジュードーエアー」。さらにはギャップ越えの 「バックサイド360」を決め切りフルメイクでランを終えた。自身のパーフェクトランには志治本人も両手を挙げて喜んだ。そんな彼の見事なランには76.26ptがスコアされ、一気に暫定1位に躍り出た。 そして最後に逆転が必要とされたプレッシャーのかかる状況でのランを迎えたのは猪又湊哉。予選では唯一の90点台を叩き出した彼だが、決勝では1本目の66.20ptをトップスコアとして最終ランに挑んだ。自分の持つトリックを出し切ることができれば優勝の可能性もあったが、ランの前半にディープエンドでの「バリアルフリップバックサイド540」に失敗。この瞬間に志治群青の優勝が決まった。昨年の全日本選手権では3位となった彼だが、今大会での優勝は初めて。永原や猪又など歴代全日本チャンピオンがいる中で見事表彰台の頂点の座を獲得した。 大会結果 左から櫻井、志治、永原の順©︎WSJ 1位 志治 群青 / 76.26pt2位 櫻井 壱世 / 70.02pt3位 永原 悠路 / 68.55pt4位 溝手 唱太 / 67.46pt5位 猪又 湊哉 / 66.20pt6位 岡田 光瑠 / 52.36pt7位 西川 有生 / 51.27pt8位 徳田 凱 / 14.55pt 最後に ©︎WSJ 今大会を通して感じられたのは男子パーク種目の急激な成長だ。パリオリンピックには永原悠路だけの出場となったが次回のロサンゼルスオリンピックでは3人出場している未来が想像できるくらい各ライダーのレベルアップが感じられる大会であった。 一方で、今後これらのライダーたちを差別化するのは高難度のトリック習得はもちろんのこと、いかに高い精度で常に披露できるのかなのだと、今までも言及してきたことが再認識させられた大会でもあった。今後彼らが切磋琢磨し合い、自分たちが持つベストトリックを世界最高峰の場で決め切ることで、海外のトップライダーたちの牙城を崩す未来も期待したい。 2025年も早速勢力図に新たな変化も見られたスケートボードの大会シーズン。ここからロサンゼルスオリンピックに向けて歩む3年が、日本の男子パーク種目シーンの新たな進化を生むことを期待しながら今シーズンも彼らの活躍を追っていきたい。
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skate怪我を乗り越えて強さを見せた草木ひなのが優勝!「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」パーク女子決勝2025.04.092025年4月5日(土)〜4月6日(日)に「第3回マイナビスケートボード日本OPEN supported by Murasaki Sports」 が鵠沼海浜公園スケートパークにて開催された。昨年パリオリンピックを含む世界的に大きな注目を集めたシーズンが終わり、次は3年後に開催されるロサンゼルスオリンピックを見据える中、新たなスタートが切られた2025年シーズンの公式開幕戦が今大会。 今大会にはオリンピックメダリストである四十住さくらや開心那が欠場した一方で、国際大会派遣選手の選出や2025年強化指定選手の選考に関わる重要な大会ということもあり全国から実力者たちが集まった。大会当日は決勝日に雨天が予想されたことから、本来予定されていた準決勝を取り止め、予選の結果から上位8名が決勝に出場する展開に。 そんな本決勝は全17名の出場者の中、予選を勝ち上がった合計8名で競われ、スタートリストは福田碧、加藤渚都夏、小川希花、貝原あさひ、鷹野芙由佳、藤井雪凛、能勢想、草木ひなのの順となった。 大会レポート 【ラン1本目】 貝原あさひのライディング ©︎WSJ オリンピックや国際大会と同様に今大会の決勝は45秒のラン3本目のうち1本のベストスコアが採用されるフォーマットで行われた。このフォーマットは一度ボードからを落ちた時点でランを続行できなくなるため、後半で攻めのトリックにトライするためにも1本目は走り切ってフルメイクすることでまずベースとなるスコアを残しておきたいところ。 決勝1本目最初の滑走者となったのは福田碧。福田は様々なグラインドトリックをベースに取り入れた全体的に流れるようなライディングを見せる。エクステンションでの「ブラントtoフェイキー」やコーピングでの「フロントサイドリップスライド」を決め切りフルメイクすると62.85ptをマークし幸先の良いランを見せた。 そんな福田の後に滑走しフルメイクしたのは加藤渚都夏。彼女はトランスファーでの「アリウープ」をメイクすると、エクステンションでの「リーンエアーtoテール」やコーピングでの「バックサイドボードスライド」などスタイルのあるライディングで59.19ptをマークした。 貝原あさひのライディング ©︎WSJ 他のライダーたちがなかなかスコアを伸ばせずにいる中で、彼女たちを上回るスコアをマークしてきたのは貝原あさひ。まずはディープエンドでの豪快な「マドンナ」をはじめ、エクステンションでの「ノーリーバックサイドディザスター」、そして最後には「フェイキーオーリーtoバリアルフリップ」をメイクして66.47ptをマークし次のランへ繋いだ。 草木ひなののライディング ©︎WSJ 今大会予選1位通過で決勝に挑む草木ひなのは、1本目から暫定1位のスコアをマークするライディングを見せる。全体的に余裕を感じさせるスタイルで一つ一つ丁寧にトリックをこなしていく彼女はトランスファーでの「アリーウープサランラップ」や、コーピングでの「バックサイドスミスグラインド」、そして最後はディープエンドで「フロントサイドロックンロールスライド」をメイクしてランを終えると67.88ptをマーク。2本目以降でのライディングでのアップデートを予感させるライディングで1本目を終えた。 【ラン2本目】 藤井雪凛のライディング ©︎WSJ 2本目では、1本目でのスコアが伸び悩んだライダーたちが大きく順位を上げる展開に。やはり1本目では少し体が温まっておらず思ったようなライディングをできていないような様子も見受けられたが、この2本目のランではラスト1本の前に高得点を叩き出したいという強い気持ちも感じられた。 まずは1本のミスを修正して、スコアを伸ばしてきたのは小川希花。ラン1本目では終始見事なライディングを見せるもタイムアウトギリギリの最後で転倒し、57.27ptと惜しくもスコアを伸ばしきれなかった。2本目ではミスを修正し、ディープエンドの「バックサイドスミスグラインド」、コーピングでの「フロントサイドスミスグラインド」や「バックサイドフィーブルグラインド」そして「バックサイドブラントスライド」など1本目で見せたハイレベルなトリックをクリーンに決めて最後までフルメイクし、スコアを63.87ptまで引き上げた。 そして小川と同様に1本目のランをアップデートしてきたのは鷹野芙由佳。1本目では惜しくも途中で転倒してしまいスコアを伸ばせなかった彼女だが、2本目ではトランスファーの「フロントサイドリップスライド」を皮切りにディープエンドでの「バックサイドスミスグラインド」、そして「フロントサイドボーンレス」など最後までトリックを決め切りフルメイクで終えるとスコアを64.61ptまで引き上げた。 藤井雪凛のライディング ©︎WSJ さらにその鷹野よりも大きくスコアをアップデートして見せたのが、ここ鵠沼スケートパークをローカルとしている藤井雪凛。1本目では中盤にトランスファーでの「アリーウープノーズグラブ」で転倒してしまったものの2本目では見事に修正。トランスファーでの「キックフリップインディグラブ」をはじめ、「アリーウープノーズグラブ」、そして決勝では彼女だけが見せた中央のスパインからサイドのボウル面へのトランスファーをメイク。トリックだけではなく終始高いエアーとスムーズなライディングでランをまとめて66.93ptまでジャンプアップした。2本目を終えてラスト1本を前に暫定では1位が草木、2位が藤井、3位が貝原の順となり、この時点では上位3名が4点以内でひしめき合っていたことから、ラスト1本でどのようななトリックを見せるかに注目が集まった。 【ラン3本目】 草木ひなののライディング ©︎WSJ 最終ランとなった3本目はほとんどのライダーがベストランにトライするもミスが続きスコアアップができない状態に。そんな3本目のランでベストスコアを残したのは能勢想。予選では70.52ptをマークし草木に続き2位で決勝へ駒を進めた彼女。1本目でのミスから1本ずつスコアアップして見せた中、最終ランでは様々なセクションを見事に使いライディング。特にディープエンドでは「バックサイドテールスライド」「フェイキーキャバレリアル」そして「バックサイドバリアルフリップ」などを綺麗に決めて64.06ptとスコアを伸ばしたが惜しくも5位で大会を終えた。 そして気になるのは貝原、藤井、そして草木によるトップ3争い。まず貝原がさらにスコアを伸ばすべく終盤で「フェイキーバリアルフリップインディグラブ」にトライするも転倒し惜しくもスコアアップならず。続いて藤井は前半で「キックフリップインディグラブ」に失敗し残念ながら草木に迫ることはできなかったが、その後藤井は時間外で本来メイクしたかったディープエンドでの「マックツイスト」をギャラリーに向けてメイクし会場を盛り上げた。 草木ひなののライディング ©︎WSJ そして暫定1位の座を死守しウィニングランとなった草木ひなの。1本目と2本目ではメイクしていなかったディープエンドでの「バックサイド540」をセカンドトリックで綺麗に決め切ると、その後はコーピングでの「バックサイドスミスグラインド」や、ディープエンドの長い「フロントサイドロックンロールスライド」などをメイクしフルメイクでランを終えた。そのスコアはなんと80.11ptと後続を大きく引き離し、見事完全優勝を成し遂げた。 草木はその後自身の決勝ランを振り返り、「(藤井)雪凛ちゃんがマックツイストを決めていたからバックサイド540を決めたいと思った。」と話していたが、草木は現在肩を痛めており今大会には痛み止めを飲みながら挑むほど状態だったという。この背景から改めてライバルたちの存在の大きさや、お互いに高め合うことができるスケートボードの持つカルチャーの素晴らしさを再認識させられた大会だった。 大会結果 左から藤井、草木、貝原の順 ©︎WSJ 1位 草木 ひなの / 80.11pt2位 藤井 雪凛 / 66.93pt3位 貝原 あさひ / 66.47pt4位 鷹野 芙由佳 / 64.51pt5位 能勢 想 / 64.06pt6位 小川 希花 / 63.83pt7位 福田 碧 / 62.85pt8位 加藤 渚都夏 / 59.19pt 最後に ©︎WSJ 今大会を通して感じたのは国内女子カテゴリー全体の競技力の底上げだった。それはトリックレベルのことに限って差しているのではなく、ルーティンの構成からライディング中でのトリック遂行力など包括的に見てライダーたち全体のレベルが上がっていると感じとれた。 その背景を考察すると、このスケートボード・パーク種目が持つお互いを称え合い高め合う点がこの競技レベルの底上げに影響していると筆者は考える。オリンピアンを含め多くのライダーが日本を飛び出し、世界で活躍することで年々レベルアップしていくこの日本のスケートボードシーンだが、そういった世界で活躍するライダーが日本国内で練習したり、大会に出場したりと国内のライダーとの接点が増え、お互いに切磋琢磨していることが日本全体のレベル向上に繋がっているのではないだろうか。 さあ今年も始まったスケートボードの大会シーズン。3年後に控えるロサンゼルスオリンピックに向けてはもちろんのこと、競技レベルが上がっているこの日本でオリンピアンを含めたシーンを牽引するライダーに対して国内のライダーたちがどのように台頭してくるのかにも注目していきたい。
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