【X Games Leagueって何?】X Games発のプロリーグについて、2026年3月13日に行われるドラフト情報と共にご紹介!

2026.03.06

世界最高峰のアクションスポーツの祭典として長い歴史を持ち、夏季ではBMXやスケートボード、そして冬季ではスノーボードやスキーなどといったアクションスポーツの若手ライダーにとっての夢の舞台でもあるのが「X Games」。

そんな「X Games」が昨年発表し、ついに今年の2026シーズンから始動するのがX Games発のプロリーグである「X Games League」だ。元来、個人競技であるこれらのスポーツはその形を今後も変えることはないのだが、このプロリーグでは各アスリートが個人としてだけではなく、所属するチームの一員として年間を通じてチーム優勝を目指して各大会を戦うため、X Gamesの新たな観戦体験が提供される。

本記事ではプロリーグである「X Games League」の概要と、日本時間2026年3月13日に開催され、今シーズンこのリーグで戦うアスリートたちが選ばれる「X Games League Summer Draft」について紹介する。

X Games League/Xゲームズリーグ(XGL)とは

X Games League(XGL)」はドラフトを通して選出されたアスリートたちが各チームに所属して戦うプロリーグ。このリーグでは従来から開催されているX Gamesの各大会にてアスリートたちが各々のメダルを目指して戦う傍ら、所属チームとしてもポイントを稼ぎチームでの年間優勝を目指す。

なお当リーグはアクションスポーツ界で初となる年間制、チーム制、男女混合のリーグであり、夏季と冬季それぞれ4クラブずつ、計8つのXゲームズクラブが参加することが決定している。またクラブに所属したアスリートには金銭面でのサポートも受けられるなど、アスリート側としても大きなメリットのある体制が敷かれている。

ただ、必ずしも全てのアスリートがこららのクラブチームに所属できるわけではなく、XGLへの参加表明したアスリートの中から各クラブのゼネラルマネージャーによって選出された4クラブ合計40名だけが2026夏季シーズンのプロリーグを戦うことができ、それ以外のアスリートは今までと同様に個人として大会へ参加することとなる。

X Games League Summer Draft について

そしてXGLの幕開けとして、第1回となる2026年MoonPay X ゲームズリーグ (XGL) サマードラフトが、ついに日本時間2026年3月13日にカリフォルニア州ハリウッドパークのCosm Los Angelesで開催される。

今回のドラフトでは、夏季シーズンを争う4つのX ゲームズクラブXC ニューヨーク、XCサンパウロ、XCロサンゼルス、XC東京)から、各クラブのゼネラルマネージャー(GM)が、XGLへ参加表明した150名以上のスケートボードおよびBMXのアスリートの中から国籍問わず男女各5名づつ計10名を指名し、4クラブで合計40名のアスリートを選出する。

今回のドラフト方法としては各クラブのバランスを確保するためスネークスタイル形式が採用。事前抽選で決まった順番でGMたちが各ラウンドで男女1名づつ計2人のアスリートを指名ラウンド毎に4つのクラブで合計8人のアスリートをドラフトし、これを合計5ラウンド行う

その中でも注意すべきは、スネークスタイル形式によりラウンドの途中でドラフト順が逆転する点。ラウンド内で各クラブが1人目を選び終えたタイミングで昇順と降順で入れ替わり、1人目を最後に選んだクラブが2人目を最初に選ぶことになる。下記にスネークスタイル形式について説明している映像を掲載しているので、こちらも合わせて是非チェックしてほしい。

上記の形式を踏まえた上で、各クラブが今シーズンを通してクラブを代表する所属アスリートたちを選ぶ形となり、合計5ラウンドのドラフトが完了次第、各クラブのアスリートリストが決定する。
なお各クラブは2026年6月26日〜28日にカリフォルニア州サクラメントで開催される今シーズン初戦に臨む形となる。

本ドラフトでは抽選で決めた順番での先着順とスネークスタイル形式を見越した上で、各クラブのゼネラルマネージャーが自分たちのチーム構成の思惑を踏まえてどのようにアスリートを選出するのかも注目ポイントになるだろう。

ドラフトを控え、XC東京のゼネラルマネージャーの鈴木はるみは、「東京という名がつくクラブなので、日本を代表するアスリートはもちろんのこと、東京らしい多様性にあふれた国際的なメンバーを選びたいと考えています。ドラフトなので希望通りにいくとは限りませんが、幾つものシナリオを用意して万全に備えて臨みます」と意気込みを述べている。

なおドラフトの模様は、国内では日本時間3月13日11時30分~13時30分X Games 公式YouTubeでリアルタイム視聴が可能だ。アクションスポーツ界の新たな歴史が生まれる瞬間を見逃すな!

X Games League Summer Draft 開催概要

日時※日本時間:2026年3月13日(金)
・レッドカーペット:9時45分~10時45分
・ドラフト:11時30分~
会場: Cosm Los Angeles(ハリウッドパーク)

ドラフト会場への出席予定アスリート一覧(順不同)

男子スケートボード

トム・シャー ©Yoshio Yoshida/X Games

トム・シャー(アメリカ)
12歳からX Gamesに出場。ビッグエア、ビッグエアダブルス、バート、パーク、メガパークの5種目で計16個のメダルを獲得。スケートボード界屈指のオールラウンダーであり、“大きければ大きいほど良い”を体現するビッグエアと、落ち着いたカジュアルなスタイルで知られる。

ジャガー・イートン(アメリカ)
パークとストリートの両方で活躍する真の二刀流。X Games Chiba 2022およびX Games California 2023でパーク金メダルを獲得。さらにX Games Minneapolis 2019でパーク銀メダルを獲得。それ以前にも、2018年のノルウェー大会およびミネアポリス大会でストリート銀メダルを獲得している。

ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)
スケートボードストリート史上最高の競技者。ストリート種目で金11個、銀4個、銅2個、そして通算金メダル15個を誇る。X Games Ventura 2024でストリートおよびストリート・ベストトリックのダブル金メダルを獲得し、ショーン・ホワイトおよびギャレット・レイノルズの持つX Games最多金メダル記録(15個)に並んだ(※その後ギャレットは16個に更新)。また、ボブ・バーンクイストのスケートボード最多金メダル記録(14個)も更新している。

ダショーン・ジョーダン(アメリカ)
X Games 2021 スケートボード・ストリート金メダリスト、同年ストリート・ベストトリック銀メダリスト。さらにX Games Shanghai 2019でストリート銀メダル(ナイジャ・ヒューストンに次ぐ)、X Games 2022でストリート・ベストトリック銅メダルを獲得。

女子スケートボード

クロエ・コベル ©Jason Halayko/X Games

クロエ・コべル(オーストラリア)
12歳2か月で初出場のX Games Chiba 2022で鮮烈なデビューを果たしたクロエは、女子ストリートで銅メダルを獲得。その後、X Games 2022では銀メダルへと順位を上げた。X Games California 2023では初のスケートボード・ストリート金メダルを獲得(ストリート・ベストトリックでは銅)。さらにその後のX Games Chiba 2024およびX Games Osaka 2025でもストリート金メダルを獲得している。

アリサ・トルー(オーストラリア)
オーストラリア出身のティーンエイジャー、アリサ・トリューは、2023年に女子として初めてスケートボードで720(2回転)を成功させ、歴史を塗り替えた。彼女はX Games女子スケートボードにおいて最多の金メダル(7個)を保持しており、さらにインラインスケーターのファビオラ・ダ・シルバと並び、子サマー大会最多メダル数を誇る。

赤間凛音(日本)
日本を代表するスケートボードストリートのトップアスリートの赤間凛音は、X Games Chiba 2022で銀メダル、X Games California 2023では金メダル、さらにX Games Ventura 2024では銅メダルを獲得するなど、国際大会で表彰台に登り続けている。

男子BMX

ライアン・ウィリアムス ©Jason Halayko/X Games

ケビン・ペラザ(アメリカ)
BMX史上最も多才で実績のあるライダーの1人とされるケビン・ペラザは、これまでにX Gamesで11個のメダル(うち金メダル7個)を獲得しており、ダート、パーク、ストリートの3種目すべてで金メダルを獲得した唯一の選手。また、X Games California 2023およびX Games Ventura 2024で、2大会連続で3つのメダルを獲得した初のBMXライダーでもある。

ローガン・マーティン(オーストラリア)
ローガン・マーティンは、X Games金メダル6個、通算14個のメダルを誇る、BMX界屈指の実績を持つライダー。これまで9回出場したX Gamesパーク種目すべてで表彰台に立ち、そのうち5回は金メダルを獲得。2019年には、同日にパークとダートの両種目で優勝。この偉業を達成したのは、彼を含めてわずか3人のみ。

ライアン・ウィリアムズ(オーストラリア)
X Games金メダル11個、通算13個のメダルを獲得。ダート、ダート・ベストトリック、メガパーク、ビッグエア、パーク・ベストトリックなど、多岐にわたる種目で活躍するライアンは、創造性と大胆さを兼ね備え、数多くの“世界初”トリックを成功させてきた、努力を惜しまない実力派ライダーとして知られる。

女子BMX

小澤美晴 ©︎Japan Cycling Federation / Naoki Gaman

ハンナ・ロバーツ(アメリカ)
フリースタイルBMX世界選手権で6度の優勝を誇り、さらに2020年東京オリンピック銀メダリストでもあるハンナ・ロバーツは、X Games BMXパークで2つの金メダルを獲得しており、X Games Ventura 2024およびX Games Salt Lake City 2025でも金メダルを獲得している。

ペリス・ベネガス(アメリカ)
女子BMXパークのパイオニアの一人。2020年東京オリンピックでは惜しくも表彰台を逃し、4位でフィニッシュするも、その後、X Games Ventura 2024で銀メダル、X Games Salt Lake City 2025で銅メダルを獲得している。

シャーロット・ワージントン(イギリス)
2020年東京オリンピックのBMXフリースタイル・パーク決勝で金メダルを獲得したシャーロット・ワージントンは、同大会で、女子史上初となる360度バックフリップを競技中に成功させ、歴史を塗り替えた。

小沢美晴(日本)
2025年のワールドカップ初勝利を遂げ、年間総合ランキングも初の1位に輝くなど、成長著しい若手ライダーの筆頭。

X Games League(XGL)について

今年からスタートするXゲームズリーグ(XGL)は、アクションスポーツ界で初となる年間制、チーム制、男女混合を用いた新リーグとして、象徴的なXゲームズブランドに革新的なアップデートをもたらしていく。

このリーグには冬季と夏季それぞれ4クラブずつ、計8つのXゲームズクラブが参加。地理的アイデンティティと世界最高峰のアスリートたちが融合し、チーム同士が競い合う。

クラブに所属するのはアクションスポーツ界のトップアスリートたち。彼らはチームとして、この業界で最も権威ある優勝の座を目指して戦う。

これによりシーズンを通じたストーリー展開が可能となり、テレビ放送、ストリーミング、ライブイベント、デジタルプラットフォームを通じて、より深くアスリートとファンがつながる体験が実現するのだ。

この新たなリーグモデルは、アクションスポーツ界における大きな転換点であり、アスリート、チーム、ファン、スポンサー間のグローバルな存在感と地域的な結びつきの強化を目指している。

また、XGLの誕生により、アスリートたちにとっては賞金だけに頼らない報酬を獲得できる機会となり、チームの一員としてさらなる収入のチャンスが広がることとなる。

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