福井で10年ぶりに開催されたストリートカルチャーの祭典「ストリートパレット2021」イベントリポート

2021.10.07
text by 橋田 樹台

福井のストリートカルチャーシーンを盛り上げようと結成された「福井ストリートカルチャー協会(SCA)」が主催した 「ストリートパレット2021」が2021年9月19日(日)、JR福井駅西口近くのハピテラス&新栄テラスで10年ぶりに開催された。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、コロナ禍の開催となった当イベント。マスク着用・飲食禁止などの感染対策が徹底されたが、福井県のストリートシーンが一丸となり大いに盛り上がりを見せた。

STREET DANCE, BMX, PARKOUR, SKATE BOARD, STREET ART, LIVE&DJ, の6つのストリートカルチャーが集結し、クロスオーバーした 「ストリートパレット2021」 。

それぞれ畑は違えど「福井でストリートカルチャーを盛り上げていこう」という県民と行政の想いがひとつになった素敵なイベントであった。

様々な状況が取り巻く中、福井県でこのイベントを開催する意味とは。福井のシーンを支える方、運営に携わった方々の声も含めて、イベントの様子をお届けする。

DANCE

ダンスカテゴリーではハピテラスにてDance Studio CREWProps Dance StudioによるShowcase。更にはDance体験会としてのブースも設けられ、多くの子どもたちでにぎわった。また新栄テラスではビギナー、オープンの2部門でのソロバトル(無観客)が開催された。

暑い日差しが照り付ける中、新栄テラスでのソロバトルはオープン部門、ビギナー部門ともにPopper勢が上位を席巻した。オープン部門で優勝したSHINをはじめ、福井のPopperのレベルの高さを感じさせた。

◆ダンス 松川 秀仁

10年ぶりに復活したストパレ。初出演してくれたパフォーマーや初めて遊びに来てくれたお客さんも沢山いらっしゃったかと思いますが、10年前と変わらず、出演したパフォーマーや懐かしい顔ぶれが、このイベントにて再会出来たことが良かったです。ストパレに関係してくれた全ての皆様に感謝!ありがとうございました!まだまだワクワクする事やりましょう!

SKATE BOARD

ハピテラスではKON.skateboard team福井県スケートボード協会鯖江市スケートボード協会、を中心に福井のトップスケーター19名を集めた『GAME of S.K.A.T.E』が開催され、県内で活躍する若手からレジェンドまで、幅広い年齢層のスケーターが一堂に会した。オリンピックの追い風を受けたスケートボード人気を象徴するかのように駅前のメインスペース行われたGAME of S.K.A.T.Eには、多くのギャラリーが集まった。

GAME of S.K.A.T.EではBINHO  SAKAMOTOがトーナメントを制し、優勝を飾った。

また、初心者を対象としたスケートボードスクールも同時に開催された。スケートボードを体験するために多くの子どもたちが詰めかけ、にぎわいを見せた。

◆スケートボード 上杉

コロナ禍での開催となりましたが、街中でイベントを開催できた事に感謝します。関係者の皆様、参加者の皆様、ルールの徹底を守って頂き、ありがとうございました。今企画のスケートボードスクールもGame of S.K.A.T.Eも賑わいをみせ天気にも恵まれ、最高の1日となりました。改めてスケートボードの人気を再確認させて頂きました。STREET PALETTEでみんなが一つになれた事を嬉しく思います。またスケートしましょう!PEACE!!

BMX

BMXカテゴリーではFAST(福井BMX協会) を中心に、BMXフラットランドの体験会がメインで行われた。このブースにも多くの人が詰めかけ、 Hidecco(筒井英章) が中心となった指導で、子どもたちが楽しくBMXを体験した。子どもたちの多くの笑顔から充実ぶりが伺えた本ブースは、福井にBMXの認知度が高まるきっかけになったであろう。

◆BMX Hidecco(筒井英章)

天候にも恵まれ、無事ストリートパレット2021を開催することができました!心から、関わった全ての方に感謝します。当日、熱中症等で体調を崩す方もおらず大きな怪我を負う方も居なかったようでした。担当のBMXブース、出演、その他諸々すべて、予想以上に充実してました。信頼できる仲間たちのおかげで、無事に終わりました。10年前のストパレより関係者全員がレベルアップしていた為、今回の素晴らしい結果に繋がったと思います。福井でのBMXの認知度はまだまだ低いですが、今回のイベントで少し知ってもらえたと思います。さらにもっと知ってもらえるよう頑張っていきます!
今まで、このカルチャーを堪能してきた人々。今回初めてこのカルチャーに出会った人々。同じイベントで一つに繋がったこの日はまるで夢のようでした。本当にステキな1日をありがとうございました!!今回の風景が夢ではなく、当たり前になって、更に輝く景色を描いていけるように。メンバー全員、一丸となって頑張っていきたいです!!

PARKOUR

パルクールカテゴリーには、5人のトレーサーが福井パルクールとして出演し、ステージを利用したアクロバティックなパフォーマンスで会場を魅了した。注目トレーサーの上嶋涼太石山大翔をはじめ今回の参加メンバーで、ダイナミック且つ派手なShowcaseを披露した。

福井ではパルクールはあまり馴染みが無く、まだまだシーンとしての規模は小さいが、多くの一般の方の目に触れる機会となった。本イベントは、確実に今後の福井パルクールシーンの成長に向けて大きな足がかりになったであろう。

パルクール 上嶋 涼太

初めてストパレに参加させていただきました!コロナ禍で中止にならない事を祈っていたので、無事出来てよかったです!パルクールを知らない人たちも、今回のフェスで知ってもらえて、興味持ってくれた方もいましたので、本当に参加してよかったです!これからも福井パルクールとしてイベントに参加して行きたいです!

STREET ART

福井県を代表するペインター、 〈嶺北〉 Shinichiro Matsuyama / THIRTEEN[0013…] / Kacer Onez 、 〈嶺南〉 JZA / NS の5名が約25mの壁を使い、街の中でスプレーを使ったウォールアートを披露した。

セッションライブペイントにて出来上がった圧巻の作品は、福井駅前のメインスポットにて「ストリートアート」としての輝きを放った。ストリートな空間のシンボルとして、作品の前で多くの人がカメラを構えて写真撮影を行っている姿も伺えた。

ストリートアート THIRTEEN[0013…]

コロナ禍での開催を無事終えることができてよかったです。イベントを中止するより、はるかに大変なコロナ禍での開催は、当日まで度も世の中の状況に合わせて変更し、最終的に縮小しての開催でしたが、スタッフ、出演者、お客さん、関わった全ての方の協力で、みんなの記憶に残るイベントになったと思います!当日は台風の影響もあり、時折強風でスプレーで描くことが難しい状況でしたが、街の中でスプレーを使ったウォールアートを披露できた事は、福井のストリートカルチャーとして一歩前進できたと思います。福井では「スプレーで描く=落書き」というイメージを持つ人ががまだまだ多く、スプレーでライブペイントする事を反対する意見も出ましたが、今回のイベントを通して「スプレー=画材」として「ストリートアート」というジャンルが1つのアートとして存在できたと思います。また、今回出演した福井を代表するペインター5名でのセッションは初めてでしたが、約25mの迫力あるウォールアートを完成させ会場をストリートな空間に演出する事ができ、あらためてイベントでのストリートアート(ウォールアート)の重要さを再確認する事ができました。福井のストリートアートシーンはまだまだ小さいですが、これからも独自のスタイルで盛り上げていきたいと思います!

LIVE&DJ

LIVEカテゴリーでは、アジア圏初の”DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP”にて世界チャンピオンになったDJ AKAKABEをはじめ、同イベントのTEAM部門にて5連覇の経歴を持つDJ YASAや、ラッパーのHAS a.k.a. ELMC小法師など福井をレペゼンし、シーンを牽引するアーティスト、DJが集結した。

感染対策が徹底され観客が声を出せない中であったが、アーティストの生の声が響き渡った会場では、皆が手を上げて音に乗り、一体となって楽しんだ。

◆LIVE&DJ  HAS a.k.a.EL

コロナ禍の中の開催。当然、賛否両論あると思いますが、来場頂いたお客さんもしっかり安全対策、マナー、ルール守ってくれて無事成功できた事を感謝してます。ルールを、しっかり守ればイベントを、やる事自体決して悪い事じゃない。そう改めて確信しました。こんな時代ですが、福井県のストリートカルチャーシーンは、今後も福井県民と次世代にいいバトンを渡せれば幸いです。当日マスク越しではありますが、沢山の笑顔を見れて感無量です。こんな時代ですが、こんな時代だからこそ、 このストリートカルチャーに救われ、このカルチャーに恩返しをしたいとおもいます 。

CROSSOVER SHOW TIME

イベントの終盤では6つのジャンルがコラボレーションしたShowcaseが行われた。福井に根を張り、それぞれのカルチャーをレペゼンする面々がひとつになって作り上げた、見ごたえのあるShowcaseであった。

事務局 竹本 祐司 コメント

福井県内のイベントが殆ど中止になる中で、賛否両論はあるかと思いますが、安全にイベントを開催すれば問題無い事を証明したいという気持ちと、ストリートカルチャーのイメージを向上させたいと開催致しました。やらない道を選んだ方が楽だったと思いますが、開催という道を選びました。修正の繰り返しでギリギリまで工程が変わるような状況でしたが、メンバー、関係者が力を合わせ調整する事が出来ました。本当に感謝しております。イベントでは、多くの方が来られましたが入場を随時制限し、マスク着用、食事の禁止、ソーシャルディスタンスの徹底を行い、ルールを守って開催した関係者や参加者の方より高い評価を頂く事が出来ました。今後、様々な取り組みを行いストリートカルチャーの一助になれればと思っております。

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