エルメスのアクセがスケボーに変身。卓上を駆け抜ける指スケで遊んでみた!

2022.03.27
フィンガースケートボード 12万6500円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)

エルメスって、ホント大人の遊び心がわかってる。

……と、思わず笑みがこぼれてしまったのは、こんな新商品を見つけたから。

このミニチュアのスケボーは、バッグやスマホケースなどに付けるアクセサリーとして発売されたものだが、その楽しみ方はひとつじゃない。

レザーストラップを外せば、本物の“指スケ(指で乗るスケートボード)”となって走り回る、超優雅なオモチャに変身するのだ。

ストラップはトラックと呼ばれる金属パーツにくるりと巻かれている。

“指スケ”はテーブルの上などちょっとしたスペースで遊べることもあり、ハマってしまう人が多いらしい。なんでも、世界中でプロ大会が開催されるほど人気なのだ。

デッキ裏面のレザーにスカーフ柄がプリントされている。

エルメスでは本物のスケートボードも作っているが、こちらのアクセサリーはデッキ部分に上質なカーフレザーがあしらわれ、他の革製品同様、仕上げや縫製までていねいに作り込まれているのがわかる。

ミニチュアサイズながら、ウィールやトラックも精巧にできていて、本物さながらに機能していることも確認できた。

そして、しばらく触っているうちに、なんだかワクワクが止まらなくなってしまった……。

そうとなれば、実践あるのみ!

足に見立て、人差し指と中指をデッキに乗せる。

まずは、おっかなびっくり指先をデッキに乗せ、平らなところで転がしてみる。スーッとウィールが回り、思いのほかスムーズな動きだ。

よし、今日は基本トリックであるオーリーをマスターしよう。

えーっとなになに、中指をボードの反り返ってるほうに置き、人差し指をボードの上に置いて……叩きつけるようにしてボードを浮かせて指を揃えたまま着地をする、か。

そーっと……

わっ、逃げられた〜(泣)。

そういえば、2022年のエルメスの年間テーマは「もっと軽やかに」だ。メンズ部門のアーティスティック・ディレクター、ヴェロニク・ニシャニアンも、航海やアウトドアのエッセンスをコレクションに取り入れ、自由で開放的な気持ちを表現していたっけ。

ひょっとしたら、都会でも自由なエスプリを取り入れる要素として、スケートボードにインスパイアされたのかもしれない。

うーん、やっぱりエルメスって大人の遊び心がわかってるよなあ。

[問い合わせ]
エルメスジャポン
03-3569-3300

倉持佑次=文

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(この記事はOCEANS : 「エルメスのアクセがスケボーに変身。卓上を駆け抜ける指スケで遊んでみた!」より転載)
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