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surf笑顔溢れるパラサーフィンの祭典『静波パラサーフィンフェスタ2025』 イベントリポート2025.06.082025年5月30日(金)から31日(土)の2日間にかけて「第4回 静波パラサーフィンJAPAN OPEN」が行われ、翌6月1日(日)には身体に障がいを持つ子どもたちや地元小学生を中心とした初心者向けサーフィン体験会も行われた。大会開催期間中は会場である静波サーフスタジアムの駐車場を大きく使いマルシェも同時開催され、飲食店舗に加えキッチンカーやハンドメイド作家による雑貨店と多くのお店が並び、来場者やアスリート達が交流を深めていた。 ここ数年は日本人パラアスリートの活躍がめざましく、世界選手権での国別順位を年々上げている。この静波パラサーフィンフェスタは日本のトップ選手たちに加えて世界各国からもトップアスリートが集い、この大会を通じて選手たちのコミュニケーションの場にもなっているのはもちろんだが、各選手の技術向上の促進する場とも位置付けられている国内唯一の国際大会である。 「静波パラサーフィン JAPAN OPEN」とは? 2022年にスタートし今年で4回目の開催となる、静波パラサーフィン JAPAN OPEN。ISA World Para Surfing Championship(以下:WPSC)や先日ハワイで開催されていたAssociation of Adaptive Surfing Professionals(以下:AASP)のツアーには紐付けされていないもののパラサーフィン日本代表選手を含む世界5か国から多くのアスリートがエントリーされている国際的大会である。今年は日本・アメリカ(ハワイ含む)・オーストラリア・フランス・アルゼンチンの5ヵ国から43名の世界トップパラアスリートがここ静波に集結。昨年から女性アスリートもエントリー可能となり男女混合でアツい熱戦を繰り広げた。 牧之原市出身の加藤あすみのライディング クラス分け区分と今大会レギュレーション ハワイ出身 ジョシュ・ボーグルのライディング 生まれつきや事故などによって、身体に障がいを持っている方が行うパラサーフィンは、さまざまな身体的個性を持ったサーファーが計9種類のクラスに分かれ、オリジナルのスタイルでサーフィンを演技し得点を競い合う。そしてJAPAN OPENオリジナルクラスである2種類のオープンIDとオープンクラスが加わり全11クラスとなっている。 今大会のレギュレーションはエントリー数が最多のKneelクラスは予選・セミ・ファイナルと3セッション。予選はライト4本、レフト4本。セミファイナルは予選のベスト2ウェーブからトップ8がセミファイナルへ進出。セミファイナルも同様にライト・レフト計8本からベスト2ウェーブで競い、上位4名がファイナル進出となる。決勝も同様でレフト・ライト計8本からベスト2ウェーブで勝敗を決める。 S1・S2クラスは予選と決勝の2ラウンド。予選はライト・レフト各6本の計12本からベスト2ウェーブで上位4名がファイナル進出へ。ファイナルも同様で争い勝者を決める。 その他S3・P1・P2・SIT・VI2・OpenID・Openの各クラスはエントリー選手が4名以下のため、DAY1、DAY2と2日間にかけてライト8本、レフト8本の計16本からベスト2ウェーブの合計で順位を決定する。(波に乗り遅れた場合は1本とカウントし、ポイントは0点とする。)採点基準はISAが定めた国際ルールに加えスピード・パワー・フローに加え各選手のスタイルも加点のポイントとなる。JAPAN OPENオリジナルの2クラスも同様の採点基準となっているが、オーディエンスからの歓声など会場の盛り上がりも加点評価となっていた。 参照図 提供 : 一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会 *オープン ID ・クラスはパラリンピック競技の基準に合わせます。本年はダウン症候群もエントリー可能・IQスコアが75以下である・ コミュニケーション能力や生活自立能力、社会的・対人的スキルなどの適応行動に制限がある・障害が18歳までにあらわれている 第4回を迎えたJapanOpenの各カテゴリーを制したのは? 大会1日目の5月30日(金)は朝から薄日が差すものの曇り空が先行した。翌5月31日(土)大会2日目では終始雨のあいにくの空模様で時より強く降る時間もあったが、閉会式には雨は止み素晴らしいフィナーレを迎えた。またパラサーフィンフェスタ最終日の6月1日(日)は天気は回復し絶好のコンディション。最終日のサーフィン体験会は子供から大人まで今まで触れた事のない波を存分に感じていた。 Stand 1 スタンド1・加藤真吾のライディング スタンド1は上肢切断、先天性もしくはそれに相当する障がいを持つサーファーのクラス。決勝ヒートは加藤真吾・近藤健太郎・島川幹生・奈良優の4名が勝ち上がってきた。昨年ISAパラサーフィンチャンピオンシップにて金メダルを獲得した加藤が、やはりスピード・パワーが他を圧倒するライディング。ボトムからトップへとアクセスするスピードが素晴らしく、スピードを保ったままのトップアクションは秀逸。惜しみなく世界レベルを披露してくれた。近藤、島川も怯む事なく果敢に攻めるも惜しくも加藤には届かず、加藤がこれで3連覇を達成した。また加藤は今回別スケジュールでエントリーできなかった池上凪が中心となるNPO法人『NOMARK-adapt』に賛同し、自身の選手活動とともに次世代へ繋げる活動もしている。 Stand 2 スタンド2・伊藤健史郎のライディング 決勝は伊藤健史郎・小磯孝章・山本晴一・CaterParry(USA)の4名が出揃い争われた。優勝は伊藤健史郎。日本代表でもある伊藤はつい先日の5月15日から5月19日まで行われていたAASPツアー第2戦にBKSクラス(膝下切断クラス)で出場し準優勝。彼自身その悔しさをこのJapan Openにブツけ見事連覇を達成した。彼は軸足欠損のためフロントよりもバックハンドでのライディングが身体が回しやすいのだろう。バランスを崩しそうになってもリカバリー能力が非常に高く、ライディングはボトムからトップへの伸びが素晴らしくバックハンドでのビックターンから出る大きなスプレーが印象的。際どいトップでのターンでポイントを伸ばし2位以下を大きく引き離した。 Stand 3 スタンド 3 ・勝倉直道のライディング 今回のスタンド3クラスはアダプティブサーファーの中でもレジェンド的存在の勝倉直道。今回のS3クラス唯一の選手。先週ハワイで行われていたAASPツアー第2戦目では2年連続で準優勝と素晴らしい結果で帰国し、その勢いのまま今回のJAPAN OPENへ参戦。今回は優勝は決まっているので、ここはもう自分との戦い。自分を高めてどこまでポイントを伸ばせられるか?どんなパフォーマンスを魅せてくれるのか?とギャラリーは期待を高めた。そんなたくさんのギャラリーが注目する中、期待通り技をメイクし沸かしてくれた。レフトスタートの決勝日は勝倉にとってはバックサイド。波を掴み膝立ちからバランスをとりつつテイクオフ。少しレイト気味からボトムにしっかり降りてスピードをつけトップへのアクセス。うまく板を返しアクションを決めギャラリーを沸かす。波の方向が変わりライト方向。先ほどとは変わって、フロントサイドとなり、テイクオフさえしてしまえばあとは勝倉タイム。縦横無尽に波を切り刻みエクセレントポイントを叩き出した。 Kneel Kneel ・ Mrak” MONO” Stewart のライディング Kneelクラスはパラサーフィン種目の中でも花形的種目と言えるだろう。スピードも速くアクションも大きいので、見応えのあるクラス。エントリー数も11名と多く予選、準決勝、決勝と行われた。そして決勝へ進んだのはMrak”MONO”Stewart(AUS)・小林正佳・小林”masa”征郁・井上英彦。やはり今年もパラサーフィン界Kneelクラスの世界的アイコンである、マーク”MONO”スチュワートが3連覇を達成。各クラスのファイナルの造波種は選手間の話し合いで決め、Kneelクラスはバレル波でチャレンジされることが決まった。MONO以外バレルの経験が浅いためかストールし波に包まれるものの、波のパワーにレールを入れることができず撒かれ波に消えていたった。他選手が苦戦する中、MONOは難なくバレルをメイクする。残り2本の時点で彼はまだ10ptをマークできずにいた。ジャッジの採点も厳しくなっているのだろう。ラインどりにバレルインの深さをしっかりとジャッジしている。ギャラリーはMONOの10ptを期待しプールサイドに集まる。皆が期待する中。ラストのライディングはジャッジが待ち侘びた通り文句なしのパーフェクトライド。スタジアムのバレルはテイクオフからそこ掘れし途中一旦無くなり、再度バレルが現れる。1本の波で2回のバレル。その2回のバレルを深くしっかりとメイクしたことにより今大会最高得点のパーフェクト10の評価を受け、3連覇を達成した。最後に『全てのスポンサー・企業・牧之原市行政それから実行委員の皆さんにボランティアスタッフの皆さん、そしていつも支えてくれる家族・友人みんな本当にありがとうございました。そして今回の来日するにあたりスペシャルなサポートをしてくれたマサ、ケンジロウ本当にありがとう!是非また来年静波に帰って来たいと思います。』と感謝と喜びを話してくれた。 SIT SIT・辰巳博実のライディング シットは板の上に座った状態でカヌーのようにパドルを持ってライディングするクラス。辰巳博実・石原望・ChrisAstill(AUS)の3名で競わさせた。ディフェンディングチャンピオンの辰巳はやはりスタジアム経験があるだけに1本目から波の上下を上手に大きく使い乗り、辰巳の持ち味である深いボトムから波を削る姿は圧巻である。やはりシットは長めでボリュームある板で手にはパドルも持つことでライディング全体が大きくなり見応えがある。 Prone 1 プローン1・Parker Olenick(USA)のライディング プローン1の決勝はParker Olenick(USA)・Nicolas Gallegos (ARGENTINA)・市川友美の3名。市川はパラローイングのオリンピアンであり昨年このパラサーフィンフェスタでサーフィン体験をしその後全日本パラサーフィン選手権では2位。そのままの勢いでISAパラサーフィン世界選手権大会日本代表として出場し、トントン拍子に世界へといった市川の活躍に期待されたが、やはり経験の差は埋められず惜しくも今大会は3位となった。そんなプローン1を制したのはJAPAN OPEN常連のパーカー・オレニックだ。先週の5月21日木曜日から家族で来日し、ちょうどスタジアムで開催されていたstabも観戦しながら静岡を満喫しつつ調整してきたパーカー一家。おしゃれに髭を整え男前になったパーカーは終始リラックスムードでこのJAPAN OPENにも望み、安定したスピードとスキルからなる圧巻のライディングで見事優勝した。 Prone 2 プローン2・藤原智貴のライディング プローン2では藤原智貴が優勝。プローン2は藤原智貴・加藤あすみ・生方亮馬の3名。藤原はテイクオフからの身体の使い方、体幹の使い方が非常に素晴らしい。腹ばいなので、レールtoレールはしやすいと思うが、テイクオフ後にそのままボトムに降りるのではなく、レールを入れややフェイスを走りスピードをつけてからのトップカービングは彼の持ち味だろう。またプローン2では介添者とのコミュニケーションも演技の一部と言える。また技のバリエーションも多く藤原のボトムtoトップで大きくアクションするライディングは迫力がある。やはり日本を代表し国内外を転戦し培った経験からのライディングは他を圧倒する強さがあった。 VI 2 今大会はVI1のクラスのエントリー者はおらずVI2クラスのみ。VI1に比べ軽度といえども普段我々が目隠ししながらサーフィンする感覚。この研ぎ澄まされた感覚の中でのライディングはいつ観ても驚かせられる。VI2は阿部寛之・西久保涼子・EmilyPurry(USA)の3名で争われた。DAY1にライト8本、DAY2で8本という中での演技となった。勝利した西久保は視野が狭くなる病。海でのサーフィンは視界が狭いためか、他のサーファーの前乗りをしてしまう事も多くなり、海から遠ざかっていたという。最近はあまり海に入る事ができていない中での今回は思いっ切った挑戦とも言える。十分練習出来ていないと言っていた彼女であったが、DAY1のライトウェーブの3本目が勝負を決めた。テイクオフからしっかりとウネリからテイクオフし、波のパワーゾーンをしっかりキープしてスピードをつける。最後まで波に乗り切れ高ポイントを獲得し優勝を決めた。このVIクラスは引率者はいるものの、選手の板をテイクオフゾーンへ誘導やテイクオフを補助したりと板を触っての補助は全て失格となる。その為補助者の声を頼りに方向やテイクオフのタイミングを選手自身が行う。このパラサーフィンの中で最も高難易度なカテゴリーと言えるだろう。 Open ID オープンIDクラスは菊地翔万と佐々木央太。昨年ミラクルライドを披露し、同じ知的障がい者のサーファーを増やすべく地道な活動をしてきた菊地のこれまでの功績により今回のクラスが生まれた。今年は親友でもある佐々木と共に参戦した。昨年はプッシュからライディングだったが今年は自力パドリングでのテイクオフとなったので、両者ともになかなか波を掴むことができなかった。そんな中で佐々木がレギュラー方向へスピードにのりライディングできたので、そこがポイントとなり佐々木が勝利した。彼ら菊地と佐々木はこの大会のムードメーカー的に会場にいる誰もを笑顔にしてくれる。来年も彼らの成長した姿に会えるのが楽しみだ。 Open オープン・吉見総之助のライディング オープンクラスは上級の波で勝負。決勝ヒートは堀川裕之・安田京弘・吉見総之助の3名。優勝したのは吉見総之助。彼は見た目には私たち健常者と変わらないサーフィンをする。彼の病は肩から手のひらにかけて骨が回らないとのこと。実際にパドルからテイクオフにかけて骨の各所が稼働してテイクオフからライディングに持っていくのだが、腕の骨が動かないということはかなりのスキルがなければメイクすることは不可能だろう。そこを何も感じさせずに波に乗る姿には並々ならぬ努力が感じられる。彼のサーフィンの印象はとにかくスムーズ。テイクオフからボトム・トップアクションが全てスムーズで流れるようなサーフィンを魅せてくれた。 パラサーフィンフェスタ最終日はサーフィン体験会 午前中の体験会では身体や心にハンディを持つ子ども達。今まで波に触れた事のない子供達が参加。午後には学校に馴染めずうまく通えない子供達が集まり思いを共有し、校外学習の一環で波乗りを含めた自然学習や食育を学ぶ一般社団法人波なり学校の子供達が参加してくれた。午前、午後2部制の間にはエキシビジョンが行われた。昨日まで開催されていたJAPAN OPENに出場した選手に加え、地元のプロサーファー三輪紘也もエキシビジョンに参加してくれ会場を沸かせてくれた。 三輪紘也のライディング 今回も昨年パラサーフィンフェスタのサーフィン体験会からサーフィンに興味を持ち、今年は選手としてエントリーしてくれた方々のように今後も新しい選手が生まれてきてくれて、このパラサーフィンフェスタに帰ってきてくれる事を楽しみにしている。 エキシビジョン 菊地翔万のライディング エキシビジョン会場を MC で盛り上げる右から nico ・伊藤健史郎・小林征郁 選手のキャッチャーとして選手の安全を第一に守ってくれているナミニケーションの皆さ ん パラサーフィンフェスタの実況・解説をしてくれている nico さんと水野亜彩子さん このあと6月最終週に三重県志摩市国府の浜海岸でNSAが主催する『全日本パラサーフィン選手権』が行われる。この大会は『ISA パラサーフィン世界選手権大会』の日本代表を選考する上での重要な大会となる。 大会結果 スタンド11位 Shingo Kato (JAPAN) 15.03pt2位 Mikio Shimakawa (JAPAN) 12.76pt3位 Kentaro Kondo (JAPAN) 11.43pt4位 Suguru Nara (JAPAN) 7.86pt スタンド21位 Kenjiro Ito (JAPAN) 13.10pt2位 Carter Parry (USA) 5.60pt3位 Takaaki Koiso (JAPAN) 3.76pt4位 Seiichi Yamamoto (JAPAN) --.--pt スタンド31位 Naomichi Katsukura (JAPAN) 11.00pt ニール1位 Mark MONO Stewart (AUS) 18.83pt2位 Masayoshi Kobayashi (JAPAN) 9.30pt3位 Hidehiko Inoue (JAPAN) 6.30pt4位 Masafumi MASA Kobayashi (JAPAN) 5.24pt シット1位 Hiromi Tatsumi (JAPAN) 15.66pt2位 Chris Astill (AUS) 11.07pt3位 Mikio Shimakawa (JAPAN) 10.27pt プローン11位 Parker Olenick(USA) 13.66pt2位 Nicolas Gallegos (ARGENTINA) 11.83pt3位 Tomomi Ichikawa (JAPAN) 2.33pt プローン21位 Tomoki Fujiwara (JAPAN) 13.67pt2位 Ryoma Ubukata (JAPAN) 10.23pt3位 Asumi Kato (JAPAN) 4.77pt VI21位 Ryoko Nishikubo (JAPAN) 3.67pt2位 Emily Purry (USA) 3.54pt3位 Hiroyuki Abe (JAPAN) --.--pt オープンID1位 Eita Sasaki (JAPAN) 7.73pt2位 Shoma Kikuchi (JAPAN) 6.84pt オープン1位 Sonosuke Yoshimi (JAPAN) 15.93pt2位 Kyohiro Yasuda (JAPAN) 8.33pt3位 Hiroyuki Horikawa (JAPAN) 3.30pt Powered by LiveHeats 大会概要 【 イベント名称 】第4回 パラサーフィンフェスタ2025【 開催日時 】 5月30日(金)〜6月1日(日)【 スケジュール 】5月30日 (金) JAPAN OPEN 4th予選5月31日(土)JAPAN OPEN 4th 決勝6月 1日 (日) サーフィン体験会【 会場 】 静波サーフスタジアムPerfect SwellⓇ(〒421-0422 静岡県牧之原市静波2220)【 主催 】 一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会【 共催 】一般社団法人日本アダプティブサーフィン協会(JASA)・Nami-nications・サーフスタジアムジャパン(株)【 参加団体 】一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会・NSA (Nippon Surfing Association)【 後援 】 静岡県牧之原市・ふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアム・(公社)星いきいき社会福祉財団
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surf逆転劇と初優勝、ドラマが生まれた──WSL Sumatran Surfariis Hamamatsu Open2025.05.292025年5月21日(水)から25日(日)までの5日間、静岡県浜松市・中田島海岸で「WSL Sumatran Surfariis Hamamatsu Open Nami Matsuri powered by YAMAMOTO co., ltd.」が開催された。本大会は、WSL公認のロングボードLQS1000およびショートボードQS2000イベントが同時開催となり、LQSの日本開催は約8年ぶり。フィリピン、インドネシア、中国、タイなどアジア各国からの選手も出場した。QSは今季の初戦とし、CS出場を決めている加藤翔平、安室丈、池田美来、中塩佳那、さらに2024年パリ五輪5位入賞・S.League初代チャンピオンの稲葉玲王らが参戦した。また、地元・浜松出身の竹内克斗、刑部樹真たちの活躍もあり、会場は大いに盛り上がりを見せた。大会期間中はコンディションが目まぐるしく変化し、潮のタイミングによりポジショニングや対応力が試される展開に。最終日は頭半〜ダブルサイズの波が押し寄せ、ファイナルはハードコンディションでの熱戦となった。 刑部樹真 photo:yutokanai 竹内克斗 photo:yutokanai 井上鷹、土壇場の逆転劇で優勝! 井上鷹 photo:yutokanai アウトに出るのもハードコンディションの中、ロングボードメンズファイナルが行われた。ファイナリストは、井上鷹、塚本将也、秋本祥坪、Jomarie Ebueza(PHL)、の4名。序盤からJomarie Ebuezaが6.00と6.33を立て続けにスコアしヒートをリードする。井上鷹は2本目に5.00をスコア、塚本将也も攻めのライディングで6.76をスコアするが、もう1本の波をなかなか見つけられず、苦戦する時間が続く。試合終了間際、井上鷹がノーズライディングからエンドセクションの難所でロールインを決め、エクセレントの8.33をスコア。劇的な逆転劇で優勝を果たした。 最後まで戦い続けた田岡なつみが劇的な逆転勝利 田岡なつみ photo:yutokanai ロングボードウィメンズのファイナルは田岡なつみ、吉川広夏、井上楓、井上桜の4名が出場。セミファイナルではエクセレントスコアの9.33を出した田岡なつみは1本目に4.33をスコア。しかしその後は、沖から続々と押し寄せる波とインサイドの強い流れに苦しみ、沖へ出るタイミングを辛抱強く待つ展開に。その間に吉川広夏は5.50と、5.00を揃えてヒートをリードする。井上桜もアウトで3.33をスコアした後、波を待つ時間が続き、井上楓もインサイドで沖へ出るタイミングを待つ時間が続く。残り時間が少なくなった終盤、田岡なつみがついに沖に出て波をキャッチ。ハングファイブからマニューバーを決め、見事6.50をスコアし逆転に成功。ロングボードメンズに続き、ロングボードウィメンズもラストライドでの劇的な優勝となった。 田岡なつみ photo:yutokanai 渡邊壱孔がWSL初優勝 渡邊壱孔 photo:yutokanai ショートボードメンズファイナルは、渡邊壱孔と西優司による一騎打ち。先に仕掛けたのは西優司。1本目に7.17、続く3本目にも5.73をスコアし、安定な試合運びを見せる。追いかける形となった渡邊壱孔は5本目に7.67をマーク。さらにラストライドでは、際どいセクションで1発技を決め、7.60ポイントをスコア。今シーズンに向けて5kgの増量と、それに伴うサーフボードの調整を行い、今大会でも攻めの姿勢を貫いた渡邊壱孔が、嬉しいWSL初優勝を飾った。 渡邊壱孔 photo:yutokanai 渡邊壱孔 photo:yutokanai 冷静な試合運びで中塩佳那が優勝! 中塩佳那 photo:yutokanai ショートボードウィメンズのファイナルは中塩佳那と野中美波の2名による戦い。試合は野中美波は沖に出るタイミングを逃し、沖へ向かう状況のままスタート。中塩佳那が1本目にサイズのあるフロントサイドの波にアプローチし、6.67をスコア。その後は慎重に波を待つ時間が続く。一方の野中美波は中盤に4.33をスコアするも、もう1本揃えるのに苦戦する。中塩佳那は終盤に3.73をスコアし2本揃え、ハードコンディションの中、シチュエーションが聞こえにくい状況でも冷静な試合運びを貫き、見事優勝を果たした。 Super Kids Challengeも開催 photo:yutokanai WSLと同じシステムを採用した「Super Kids Challenge」も同時開催され、今大会のジャッジによる審査のもと、将来を担うキッズたちにとって貴重な経験の場となった。 photo:yutokanai 特設ステージではライブイベントも行われた photo:yutokanai 大会4日目、5日目となる週末には特設ステージで音楽ライブイベントも開催された。サーフィンと音楽が融合した、海辺の魅力を五感で体験できる特別なフェスティバルとなり、会場も大いに盛り上がりを見せていた。 photo:yutokanai 今後のスケジュール 今回の大会を皮切りに、ロングボード・ショートボードともにいよいよ本格的にシーズンがスタートします。【ロングボード】LQS1000:7月18日〜20日「Siheung Korea Open LQS1000」(韓国・Wave Park)LT 第1戦:7月26日〜30日「Huntington Beach Longboard Classic」(アメリカ・ハンティントンビーチ)【ショートボード】QS6000:6月11日〜17日「Krui Pro」(インドネシア・クルイ)QS6000:6月21日〜26日「Nias Pro」(インドネシア・ニアス)QS6000:7月18日〜20日「Siheung Korea Open QS6000」(韓国・Wave Park)さらに、いよいよ始まるCS(チャレンジャーシリーズ)は、トップ選手たちがしのぎを削る世界への登竜門。CS 6/2-8「Burton Automotive Newcastle Surfest」オーストラリアCS 6/30-7/6「Ballito Pro」南アフリカ海外での試合が続く中でも、日本人選手たちが世界の舞台でどんどん存在感を高めています!これからの活躍にぜひ注目して、一緒に応援していきましょう! SumatranSurfariis Hamamatsu Open QS 2000 結果 photo:yutokanai 《男子》優勝:渡邉壱孔 2位:西優司 3位:加藤翔平、足立海世《女子》優勝:中塩佳那 2位:野中美波3位:脇田紗良、松野杏莉 SumatranSurfariis Hamamatsu Open LQS 1000 結果 photo:yutokanai 《男子》優勝:井上鷹 2位:Jomarie Ebueza(PHL) 3位:塚本将也4位:秋本祥坪 photo:yutokanai 《女子》優勝:田岡なつみ2位:吉川広夏 3位:井上桜 4位:井上楓 Sumatran Surfariis賞 photo:yutokanai 秋本祥坪 / 田岡なつみ竹内克斗 / 中塩佳那 Super Kids Challenge(U-12) photo:yutokanai 《BOYS》優勝:窪田海琉2位:原田海真3位:長谷川漣4位:西川玲以 photo:yutokanai 《GIRLS》優勝:宗政優実2位:川瀬煌渚3位:石川芽衣4位:中嶋凜《ベストライディング賞》窪田海琉
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danceCyberAgent Legitが史上初の3年連続シーズン優勝!【第一生命 D.LEAGUE 24-25 REGULAR SEASON ROUND.14レポート】2025.05.282025年5月22日(木)、日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 24-25 REGULAR SEASON ROUND.14」が東京ガーデンシアターにて開催され、CyberAgent Legitが3年連続のシーズン王者に輝いた。また、審査員の評価やオーディエンス投票を含め、様々な項目から選出されるMVDには同じくCyberAgent Legitからenaが受賞した。 なお、今シーズンからはJUDGE項目に変更があり、ダンサー1名だけが踊るソロパートである「エースパフォーマンス」と、8名全員で動きを完全に揃える「シンクロパフォーマンス」が新設された。 各チームのショーの評価点をよりわかりやすくするため、勝敗の決定ポイントが「オーディエンス」「テクニック」 「コレオグラフィー」「ステージング」「シンクロパフォーマンス」「エースパフォーマンス」の6つの審査項目へと変更となった。 審査員は「オーディエンス」以外の項目ごとに優れていたと感じたチームに投票し、各項目で得票数が多かったチームが1ポイントを獲得。合計6ポイント中、多くのポイントを獲得したチームが勝利となる。 6月19日(木)に開催の「第一生命 D.LEAGUE 24-25 CHAMPIONSHIP」に出場できる6チーム内に入るべく争われた今回の最終ラウンドを振り返る。 1st MATCH【FULLCAST RAISERZ VS avex ROYALBRATS】 1st Match 先攻 FULLCAST RAISERZ©D.LEAGUE 24-25 1st Match先攻に登場したのは、斬新なパフォーマンスを強みとしKRUMPをレペゼンするFULLCAST RAISERZ。KILLA TWIGGZをエースダンサーとし、KTR、INFINITY TWIGGZ、KID TWIGGZ、WILD TWIGGZ、ILL TWIGGZ、LANDALL、Luiのメンバーで参戦。今回のテーマは「Switch」。シルバーを基調とした衣装で揃え照明の演出も緻密に考えられた構成で、さまざまに変化していく展開のあるルーティンで今シーズンのラストパフォーマンスを締め括った。 1st Match 後攻 avex ROYALBRATS©D.LEAGUE 24-25 1st Match後攻に登場したのは2021年D.LEAGUEの初代チャンピオンに輝いたavex ROYALBRATS。エースダンサーのDaikiをはじめ、JUMPEI、Kohsuke Hattori、Shungo、Kanta、MATSURI、 Haruhi、yuki tamaruが参戦。「Inside」をテーマに掲げ、白と黒を基調としハットを被ったシックな衣装で登場。これまで数々の遊び心あるショーケースを披露してきた彼らだが、最終ラウンドではオーソドックスな内容で勝負に出る。テーブルを用いたアクロバティックなパフォーマンスも印象的だった。 1st Matchはavex ROYALBRATSが4-2で勝利を飾り、今シーズン最後のパフォーマンスを締め括った。 2nd MATCH【Medical Concierge I’moon VS DYM MESSENGERS】 2nd Match 先攻 Medical Concierge I'moon©D.LEAGUE 24-25 2nd Match先攻に登場したのは今シーズン躍進を果たし、 CHAMPIONSHIPの出場の希望を残したまま今回のラウンドに挑んだMedical Concierge I'moon。エースダンサーに初期メンバーのKarenが登場。メンバーは他にCHIKA、Maari、Aina、Serina、Moa、Yuna、MaRinで挑んだ。全員が赤のヘアーにヒールを履いた特徴的な衣装で登場。SWEEP勝利が CHAMPIONSHIPへの条件となる状況で最後の可能性に懸けて出場。 2nd Match 後攻 DYM MESSENGERS©D.LEAGUE 24-25 2nd Match後攻に登場したのは23–24シーズンで、チーム設立初年度からCHAMPIONSHIPに出場し、3位タイを収めたDYM MESSENGERS。ディレクターを務め今回エースダンサーのTakuyaをはじめとし、Yasmin、AITO、FOOL、Quraio、Yu-mah、HANA、 TAKUTOが参戦。DYM MESSENGERSならではの独特のフレーバーやコンセプトを醸し出しながら個々のスキルも魅せ、ここまで今シーズンのエースパフォーマンスでは92パーセントと脅威の勝率を誇っている。 DYM MESSENGERSは今回もエースパフォーマンスでポイントを獲得したが、全体では3-3のDRAWとなり、Medical Concierge I'moonと共に今シーズンラストパフォーマンスとなった。 3rd Match【List::X VS dip BATTLES】 3rd Match 先攻 List::X©D.LEAGUE 24-25 3rd Match先攻に登場したのは今シーズンから新しく参戦した横浜初のチームList::X。MOCCHINをSPダンサーに迎え入れ、エースダンサーのTenjuに加え、RISA、SHO-HEY、SAKU、Runa Miura、恋春Donguri、RINKAAAが参戦。「イニシエノタミ」を今ラウンドのテーマとし太古の儀式のようなイメージの中にヒップホップのテーマも感じさせるダンスを表現した。 3rd Match 後攻 dip BATTLES©D.LEAGUE 24-25 3rd Match後攻に登場したのは今期大きく飛躍をみせたdip BATTLES。「強さ」と「情熱」をテーマに、ジャンルにとらわれないテクニックとパフォーマンスで魅せる。エースダンサーのHIBIKIをはじめ、KENSEI、Asahi、NAKI、REI、UMI、LIL'BEAN、Jillie Jayが参戦。「結」をテーマとし、POPPINGとHOUSEを軸に後半にかけてボルテージが上がっていくダンスに観客は大きな歓声をあげた。 3rd Matchは5-1でdip BATTLESが勝利し、CHAMPIONSHIPに向けて弾みをつけた。 4th MATCH【LIFULL ALT-RHYTHM VS SEPTENI RAPTURES】 4th Match 先攻 LIFULL ALT-RHYTHM©D.LEAGUE 24-25 4th Match先攻に登場したのは、表現力や技術に優れた多彩なメンバーで構成されるLIFULL ALT-RHYTHM。エースダンサーのCHIHIROに加え、calin、Su-yang、Karim、GO、浜田 純平、雪乃、 hirokoboogieが参戦。「Energy Never Dies」のテーマのもと、終始エネルギー全開のダンスを披露。個々の実力と個性を存分に表現する構成で勝負をした。 4th Match 後攻 SEPTENI RAPTURES©D.LEAGUE 24-25 4th Match後攻に登場したのはコンテストやバトル、アーティスト活動、舞台など様々なフィールドで活躍するダンサーたちで構成されるSEPTENI RAPTURES。エースダンサーのHarutoをはじめ、eigh10、YUYA、TORA、AMI、AYUMI、NENE、TANUKIが参戦。「宣誓」をテーマとし、小道具を使った立体的な構成のダンスが次々と展開され、最後まで瞬きもできないほどの密度のあるダンスを披露。 4-2でSEPTENI RAPTURESが勝利し、出場を確定させていたCHAMPIONSHIPへ向け拍車をかけた。 5th MATCH【KADOKAWA DREAMS VS Valuence INFINITIES】 5th Match 先攻 KADOKAWA DREAMS©D.LEAGUE 24-25 5th Match先攻に登場したのは22-23シーズン、23-24シーズンとCHAMPIONSHIPで2連覇を達成したKADOKAWA DREAMS。エースダンサーのKELOに加え、Ryo、Daichi、颯希(SATSUKI)、syuichi、HINATA.M、ASUHA、 TSYが参戦。 「序曲 OVERTURE-天詠みの唄」をテーマとし、CHAMPIONSHIPを含めた3部作で完結する、その1作品目を今回のラウンドで披露。KELO、颯希(SATSUKI)の2人が対になるような構成となっており、ダイナミックなアクロバットの技も流れの起点となり観客に大きなインパクトを与えた。 5th Match 後攻 Valuence INFINITIES©D.LEAGUE 24-25 5th Match後攻に登場したのはブレイキン、ヒップホップ、ハウスなど、ストリートダンスの主要ジャンルを融合し、唯一無二のスタイルを確立しているValuence INFINITIES。エースダンサーのMAKOをはじめ、SEIYA、STICH、NAOKI、RYOGA、MASSA、TOMOYA、LÓNが参戦。「インフィニティ」をテーマにし、囚人と看守による終わりのない逃走劇をValuence INFINITIESらしいストリート感を感じさせるダンススタイルで表現した。 両チームすでにCHAMPIONSHIPへの出場が決まっていたチーム同士の5th Matchは5-1でKADOKAWA DREAMSが勝利を収めた。 6th Match【KOSÉ 8ROCKS VS SEGA SAMMY LUX】 6th Match 先攻 KOSÉ 8ROCKS©D.LEAGUE 24-25 6th Match先攻に登場したのは、ラウンド13時点で6位とCHAMPIONSHIPへのボーダーに立っており、ブレイキンの精鋭で構成されたKOSÉ 8ROCKS。エースダンサーのYOUTEEに加え、Shigekix、Taich、TETSU、YU-KI、Ryo-spin、REIMI、RENが参戦。「techUnique」をテーマとし、照明を巧みに用いた時間差で技を決めていったり、パフォーマンス中にも関わらず全員がステージから捌けるユニークな演出に会場は興奮に包まれた。 6th Match 後攻 SEGA SAMMY LUX©D.LEAGUE 24-25 6th Match後攻に登場したのは、初代ディレクターであるBOBBY氏が生んだ「J.S.B basic」のヒップホップスタイルを軸としたパフォーマンスが特徴のSEGA SAMMY LUX。エースダンサーとして登場したCanDooをはじめ、KANAU、HINATA、Køødy、KENTARO、MAAAO、TAS、JOが参戦。アクロバティックな技も交えつつ、ステップワークを用いたヒップホップで観客を魅了。 CanDooが務めたエースパフォーマンスはSEGA SAMMY LUXが1ポイントを獲得したが、それ以外のポイントを全て勝ち取ったKOSÉ 8ROCKSが5-1で勝利し、KOSÉ 8ROCKSがCHAMPIONSHIPへの最後の1枠を手にした。 7th Match【Benefit one MONOLIZ VS CyberAgent Legit】 7th Match 先攻 Benefit one MONOLIZ©D.LEAGUE 24-25 7th Match先攻に登場したのは、バックアップダンサー、コレオグラファー、モデル、女優など多岐にわたる才能を持つメンバーが揃うBenefit one MONOLIZ。元リーダーのKenがSP dancerとしてカムバックし、エースダンサーのHikari Oricciに加えShiom!、HONAMI、YOICHIRO、Cheri、 RiNnA、Yukicheruで挑んだ。「I AM ME」をテーマとし、チームが得意とするVOGUEにKenのスタイルを取り入れ、音にアプローチした個性との競演がで会場を魅了した。 7th Match 後攻 CyberAgent Legit©D.LEAGUE 24-25 7th Match後攻に登場したのはストリートダンスの多様なジャンルを得意とし、ラウンド13時点でシーズンランク1位のCyberAgent Legit。エースダンサーのenaに加え、TAKUMI、KAI→、1ch、ATO、KANATO、Chris Ackey、CHAAが参戦。序盤から息の揃ったシンクロパフォーマンスを披露し、後半では全員でハットを投げるシーンで会場のボルテージは最高潮に。その演出をきっかけに終盤にかけて歓声が止むことなくシーズン最後のラウンドを終えた。 結果は6-0のSWEEPでCyberAgent Legitが勝利。CyberAgent Legitは史上初となる3年連続のシーズン王者に輝いた。また、今回ディレクションを務めたenaがMVDとして表彰された。 MVDを獲得したCyberAgent Legitのena©D.LEAGUE 24-25 enaコメント「メンバーのみんな、本当にありがとう。最後の最後にディレクションを頼まれて、すごくプレッシャーが大きかったんですが、みんなに支えられて最高のショーができたと思います。レジットはCHAMPIONSHIPで昨年、一昨年と負けてしまっていて同じ景色を見たくはないのでレジットが絶対に獲ります。みなさんそれまでサポートよろしくお願いいたします。今日もありがとうございました!」と、涙ながらもCHAMPIONSHIPに向けた熱い意気込みと感謝を伝えた。 レギュラーシーズン結果©D.LEAGUE 24-25 6月19日(木)に開催の「第一生命 D.LEAGUE 24-25 CHAMPIONSHIP」に出場するチームが出揃った。その全6チームは、CyberAgent Legit、KADOKAWA DREAMS、SEPTENI RAPTURES、Valuence INFINITIES、dip BATTLES、KOSÉ 8ROCKS。CHAMPIONSHIPでは史上初の2連覇中のKADOKAWA DREAMSが王者を死守するのか、それとも新たな時代の幕開けとなるのか引き続き24-25シーズンのDリーグの結末に注目したい。
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dance【EP.3】金メダル獲得だけではない。BREAKING TEAM JAPANが残した功績。 〜 競技システムを0から構築する組織の裏側 〜2025.05.122025年も初夏に入り、あのパリ五輪での感動が遠い記憶に移り変わろうとしている中、JDSF(公益社団法人日本ダンススポーツ連盟)がブレイキンを競技化にする活動は止まるどころかこれから益々活性化していく。今回は、その競技システムを作り上げている立役者の一人であるJDSFコーチのノンマンこと、石垣元庸氏に課題となる“コーチ育成”について話を訊いた。 指導者育成プログラムとは JDSFが推進するブレイキンの指導者育成プログラムについて教えてください。 2028年の長野国民スポーツ大会(以下:国スポ)で、ブレイキンが公開競技として採用されることが決まりました。これを受けて、各都道府県で適切な指導者を育成し配置する必要性が高まっています。JDSFとしては2028年の国スポまでに、各都道府県に公認のブレイキンコーチを少なくとも1名配置することを目指しています。私たちとしては、オリンピックを経て次なるステージにブレイキンがチャレンジしていく上で指導者の資格や一定の水準を設けることがマスト要項になりました。 第1回目の指導者講習を実施した感想を教えてください。 まず、最初の感想としては、指導者講習会を実施してとても手応えを感じました。準備期間に約2年を費やし、その間オリンピックなど大きなイベントも控えている中で構築してきましたから、色々と大変でしたが本当に実施することができて良かったです。様々な観点で手応えを感じましたね。それは、同時に課題も顕になりました。 日本においてJSPO(日本スポーツ協会)が、全国のコーチ資格などを管理している団体になるのですが、まず最初に彼らに対しアクションをしたのは我々側でした。大きな枠組みでのサポートをもらいつつ、ブレイキンは独自の文化やルールがあるので、我々が主導となり指導者育成プログラムを作っていくことになります。 JDSFでは強化と普及の両面から、ジュニアユースからトップレベルの選手まで一貫した育成を目指しています。その根幹には「人間力」を土台とし、その上に「心・体・技」を育むというピラミッド型の指導理念があります。これまでは、トップチームの選手を中心に展開をしてきたのですが、今回の指導者講習で外部の指導者の方々にもその内容に触れていただいた際、反響が非常に大きかったです。「僕たちが、ブレイキンを通じてやってきたことは間違っていなかった」という強い実感を得ることができました。 Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 その指導理念の中心にある「人間力」とは、ブレイキンにおいて具体的にどのような重要性を持つと考えますか? ブレイキンの選手(プレイヤー)においては、テクニックだけでなく“人間としての経験値”が非常に重要だと考えています。オリンピックの審査項目にも含まれる「オリジナリティ」や「ボキャブラリー」は、表面的な技術だけでは深めることができません。多様な経験を通じて自己と向き合い、自分らしさを磨くことこそが、ブレイキンの本質であり、競技力向上にも繋がると考えています。他のスポーツとの違いをあえていうならば、ここに尽きます。これまでは、ブレイキンシーンにおいてそう感じるだけで仮説でしかなかったのですが、それがこうしてオープンに扱われるようになり、仮説が事実になった気がしました。JDSFの指導理念は、まさにこのようなブレイキンならではの価値観を反映したものと言えると思います。 ブレイキンカルチャーとスポーツの共存 ブレイキンのスポーツ化が進む中で、カルチャーとして育まれてきた側面との共存について、どのように感じていますか? ブレイキンがスポーツとしてオリンピック競技になったことは、先人たちが築き上げてきた価値が時代に認められた証だと感じています。一方で、ダンスの価値がスポーツの枠組みで相対化されてしまう可能性についても懸念があり、ブレイキン独自の魅力をどのように伝えていくかが今後の課題だと認識しています。 パリ五輪でブレイキンのスポーツ競技化のフォーマットは完成されたと思いますが、今後の展開について教えてください。 今後もスポーツ競技化は続いていきます。むしろ、パリ五輪が基盤となり、より進化していくような気がしています。まず、長野国スポに採用されたことが大きいですね。私たち自身はずっとフラットにいるので、「スポーツ化したい!」と思って働きかけていることではないんですよね。世の中の流れがブレイキンに注目をし、ある意味競技のひとつとしてフックアップいただいたのだと思っています。その中で「シーンにいる僕たちがどのように参加できるのか」「フォーマットやルール化ができるのか」という課題をクリアしてきたという感覚でいます。 ブレイキンはあくまでもHIPHOPの4要素におけるひとつの要素に過ぎず、そして他の3つの要素は社会的に評価され成功しています。例えばDJは職業としても世界的認知度があり億プレイヤーも数多くいます。MCもいわゆるラッパーとしてグラミー賞を受賞したアーティストがいますし、ラップという文化も世界中に浸透してきていると思います。また、グラフィティの面においても、バンクシーをはじめ、キース・ヘリングや、ジャン=ミシェル・バスキアなども世界的なアーティストとして作品も高額で売買され非常に著名です。 それらに比べるとブレイキンだけ、まだまだニッチというか世界的に成功したと言えるスーパースターがいないと思いますし、人々の生活にも浸透していないと感じます。 パリ五輪で金メダルを獲得し風穴を開けたBgirl Ami Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 一方で、社会的にインパクトを与えることが正解とも思っていないです。今のカルチャーでも充分意味のあることをしているし、知っている人が楽しめたらそれで良いという価値観もあります。ただ、客観的に見た時に、4つの要素の中でブレイキンだけ社会的インパクトが足りないなと思ったんです。その最後の4つ目の末っ子の立場だったブレイキンがオリンピック競技に採用されて、それを現地で目の当たりにした時「あぁ、やっぱりHIPHOPは凄いんだな」と実感しました。シーンにいた僕たちとしては、何も変わっていないのですが、先人たちが築き上げてきたものが時代にマッチして、突然フックアップされたというエナジーをパリ五輪で感じました。 ただしこれが、業界全体にとって良いことなのか。正直まだわからないんですよね。パリ五輪を通じて、より多くの方々に知ってもらったことで「ブレイキンはわかりにくい。」「めちゃめちゃ感動したよ。」など、本当に様々なご意見をいただきました。賛否両論当然ありました。その中でやろうと思えば、わかりやすく務めることはできるのですが、わかりにくい美徳もあるじゃないですか。ジャッジとは違う価値観を持てるのも、ある意味新しいスポーツだなと捉えることもできると思うんですよね。勝敗がはっきりしていることが正とされているスポーツ競技において、新しい価値観が生まれることも気づきとしては良い傾向だと言えると思うんです。一方で、ダンスの他ジャンルだとスポーツに昇華することは難しいとも感じます。一定水準の審査基準を設けるとどうしても相対化してしまうんですよね。 ブレイキンは世の中に対するカウンターカルチャーがルーツにあると思いますが、それがスポーツ化されたことで選手たちとの向き合い方や指導者講習を実施するにあたり苦労された点はありますか? まず、指導者講習については、そのカリキュラム作りなどに約3年を費やしました。強いて言えばその軌跡そのものが苦労でしたね(笑)。苦労というか、大変な作業でした。「僕らがこれまで積み上げてきたものって、何だっけ?」というところから考え始めました。良くも悪くも、ダンスには言語が無い。踊って繋がって、共感してっていう表現方法ですよね。これまではその感覚で成立していたものを、一つひとつ言語化していく作業が大変でした。 カリキュラムの作成についてはJDSFの関係者が必要な項目を炙り出し、お互いの得意分野に振り分けていき、それ自体はスムーズに決まりました。ブレイキン界隈だけでは完結させず、柔道の金メダリストの選手に講義をお願いしたり、僕は弁護士という肩書きもあるので、人間力を高めるという大枠の中にコンプライアンスやハラスメントについての講義も取り入れるなど一般教養と広く捉えるスポーツ視点も取り入れました。また、女性アスリートに対しての講義も専門家をお呼びして積極的に取り組みました。 Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 ブレイキンの経験がない方でも受講可能とのことですが、どのような方がコーチ資格を取得することができるのでしょうか? JDSFが認めるコーチ資格を取得するために、指導者育成プログラムを立ち上げ指導者講習を実施したのですが、対象者はブレイキンの未経験者でも受講可能です。実際、他のダンス経験を持つ指導者も参加してくれました。普段は、体育指導を行っている学校の先生もいらっしゃいました。我々としても、ブレイキン経験の有無だけでなく指導の熱意や子供たちの育成に貢献したいという意欲のある人材に、広く門戸を開きたいと考えています。コーチ研修を受け一定水準をクリアすると、JSPO公認のコーチ免許を取得することができます。最終的にはサッカーのようにコーチ免許のフォーマットを作っていくことを目指しています。また、講義は上層組織のJSPOの管理下で受けていただくカリキュラムとJDSFの管理下で受けていただくカリキュラムの2種あります。 指導者講習を受けることのメリット この資格を取得することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか? 指導者講習を受けていただくと「ブレイキンコーチ1指導者資格」を取得することができます。これは、各都道府県の代表コーチとして国スポに関わる道が開かれるだけでなく、JDSF公認の指導者として地域での普及活動など、多岐にわたる活動が可能になります。その資格が必須な公式大会のチームを率いる、コーチとして参加資格を得られるということです。JDSFは、この資格がブレイキンの文化を尊重しながらスポーツとしての魅力を広め、次世代の育成に貢献するための重要な一歩となることを期待しています。 Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 指導者講習の今後の展開について教えてください。また、指導者資格は男女共通とのことですが女性指導者の育成についてはどのようにお考えでしょうか? 年1回以上の開催を目指しており、将来的には半年に1回など、より頻繁な開催も視野に入れています。 ブレイキンコーチ1指導者資格は男女共通の資格として実施されます。しかしながら、全国的に見ると女子のブレイキン指導者は少ないのが現状です。そのため、女性アスリート特有の体のケアやメンタルのサポートといった観点を取り入れた指導ができる指導者の育成も、今後の重要な課題とされています。本音を言うと、現役では無いBBOY・BGIRLの皆さんにも是非コーチとしてまたシーンに参加していただきたいと思っています。 ブレイキンから離れた経験のある方、例えば、ママパパになって子育てに落ち着いてからでも大歓迎です。サラリーマンになったけど、コーチとしてシーンに関わりたいという方も大歓迎です。今後、全国の都道府県に必ず1名は必須になってくるわけですから、ご自身のスキルやキャリアを問わずに是非チャレンジしていただきたいですね。世の中にそういう方々が多くいるのではと感じているので、僕たちにはそういった“ブレイキン以外”の様々な経験をされてきた人間力のある方にもぜひ参加していただきたきたいなと考えています。 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。 ブレイキンを愛しその発展に貢献したいという熱意のある方々に、ぜひ指導者講習を受講していただきたいと心から願っています。ブレイキンが過去に好きだった方々でシーンからは離れてしまったけれどという方にもぜひライセンスを取得いただきたいと思っています。 プレイヤーでなくなると、関わり合い方がわからないBBOY・BGIRLも多いのではないかなと感じます。このライセンス取得がシーンに戻ってくるきっかけに繋がればとても嬉しいですね。経験の有無に関わらず、オープンマインドでブレイキンの未来を共に創っていく仲間を求めています。「学ぶことをやめたら、教えることもやめなければいけない」という言葉があるように、私たち自身も学び続け、皆さんと共にブレイキンの未来を育んでいきたいと思っています。 Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 インタビューを通して感じたこと ブレイキンシーンは今後どこへ向かうのか。日本においてこの数年、キッズを含めた若手の実力あるBBOY・GGIRLたちが台頭してきているのはJDSFの存在が大きい。国内だけでも全国大会やその予選大会、キッズクルーのみが参加できる全国大会などを年間通じて数多く開催し、テレビやWEBでの中継など露出も多いことでプレイヤー個人やブレイキンというカルチャーそのものの価値向上を測っている。パリ五輪で熱狂を生み、次のロサンゼルス五輪に繋げるところが不採用となった。目指すべきロードマップが途切れたように感じた人も多くいたはずだ。そんな中、JDSFは次なる山を目指し歩みを止めてはいなかった。次世代のプレイヤーたちのために、そして先人たちが残してくれたシーン全体のために、それらをアップデートする活動は次のステージへ向けて勢いを増して続いていきそうだ。 Ⓒ公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟 プロフィール石垣 元庸 / Motonobu Ishigaki弁護士、起業家、ブレイクダンサー(“B-BOY NONman”)。1978年生まれ、愛知県名古屋市出身。 大学在学中にブレイクダンスに出会い、日本が世界に誇るブレイクダンスチーム「一撃(ICHIGEKI)」で活躍。 2005年には世界大会「Battle of The Year」に日本代表として出場し、Best Showを受賞。現在は自身の弁護士事務所で弁護士として働きつつJDSFのコーチとして活躍。 今後の動向についてはJDSF公式WEBサイトやSNSをチェック!
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surf次世代サーファーたちが集結!2025年ISA World Junior Championship日本代表選手が決定2025.05.042025年4月24日から27日までの4日間、神奈川県藤沢市・鵠沼海岸で「NSA第33回ジュニアオープン選手権」が開催された。カテゴリーは年齢別に分かれ、男子はSMキッズ、SMボーイズ、SMジュニア、SMジュニアメン、女子はSWキッズ、SWガールズ、SWジュニア、SWジュニアウィメンの8クラスで競われた。さらに今回は特別開催として、プッシュクラスも実施された。 Photo by yoge 今回、SMボーイズ、SMジュニア、SWガールズ、SWジュニアの各クラスは、2025 ISA World Junior Championship日本代表選考を兼ねて行われ、リパチャージが設けられる特別なシステムで実施された。また、18歳以下の選手についてはプロ選手の出場も認められた。そして、試合終了後には、2025 ISA World Junior Championshipの日本代表選手も発表された。 試合はAポイントとBポイントに分かれて進行した。 大会初日は胸〜肩サイズの波が押し寄せていたが、日を追うごとにサイズが徐々にダウン。大会3日目には厳しいコンディションとなった。Aポイントでは、潮の干潮時に一時試合を中断し、波のコンディションが上向くのを待つ場面もあったが、試合期間を通じて、波のコンディションにかかわらず選手たちの素晴らしいライディングが繰り広げられた。 SWキッズ優勝は石田 海夏 石田 海夏 Photo by Satoshi Kawano 決勝は、石田 海夏、山本 璃々、宗政 優実、大江 こなみの4名による戦いとなった。山本 璃々が試合開始直後に6.00ポイントをマークし、好スタートを切ったが、石田 海夏が徐々にリズムを上げ、5本目にバックアップとなる5.50ポイント、さらに6本目にはハイスコアとなる6.00ポイントを記録。難しいコンディションの中でも、2本を揃え、見事優勝を果たした。 Photo by Satoshi Kawano SWジュニアウィメンズは菅谷 帆那が逆転優勝 菅谷 帆那 Photo by Satoshi Kawano SWジュニアウィメンの決勝は、菅谷 帆那、原田 葵、原田 紫、成瀬 まあれ、能 恋菜の5名によるヒートで行われた。潮が引き、難しいコンディションの中、各選手が攻めあぐねる時間帯が続いた。試合終盤、5位のポジションだった菅谷 帆那が6.00ポイントをスコアし、見事な大逆転に成功。そのまま逃げ切り、菅谷 帆那が優勝を果たした。 SMキッズ優勝は飯田 夕惺 飯田 夕惺 Photo by Satoshi Kawano SMキッズクラスの決勝は、飯田 夕惺、浦山 裡央、林 虎ノ助、中村 勇晴によるファイナルヒートとなった。各選手は、積極的に波に乗ってリズムを作る戦略で決勝に臨み、7本以上のライディングを重ねた。その中で林 虎ノ助が、5.00ポイント台を2本揃えてリード。しかし、飯田 夕惺が5本目にこのヒートのハイエストとなる5.75ポイントをスコアして逆転。そのまま試合は終了し、飯田 夕惺が見事優勝を飾った。 攻め続けた大住 唯斗がSMジュニアメン優勝 大住 唯斗 Photo by Satoshi Kawano SMジュニアメンの決勝は、大住 唯斗、西野 龍成、薮内 大河、都築 然の4名によって争われた。この頃から風が強まり、海面は乱れた状態に。しかし、海面にできたコブをうまく利用して演技を見せる選手も増えてきた。ファイナルでは各選手が波に乗ってリズムを作る戦略を選び、積極的にライディング。その中でも、最も波に乗り、マキシマムの10本を試合終了間際に乗り終えた大住 唯斗が、見事優勝を果たした。 SWガールズは草深 心虹が優勝 Photo by Satoshi Kawano SWガールズの決勝は、草深 心虹、森 舞果、行廣 唯波、荻上 美蘭の4名による戦いとなった。1本目から3.25ポイントをスコアしてリズムをつかんだ草深 心虹は、4本目に4.00ポイントをマークしてハイスコアを更新。行廣 唯波も5.25ポイントと、このヒートのハイエストスコアを出してトップに立ち、森 舞果も4.00ポイントをスコアして追い上げた。しかし後半、草深 心虹が5.00ポイントをマークし、2本を揃えて見事そのまま逃げ切り、優勝を決めた。 草深心虹 Photo by Satoshi Kawano SWジュニアは池田 美来が怪我復帰戦で見事優勝 池田 美来 Photo by Satoshi Kawano SWジュニアの決勝は、池田 美来、登坂 祐妃、平井 こいまり、松山 黎音の4名による戦いとなった。各選手が積極的に波に乗る戦法でヒートが進む中、松山 黎音がじっくりと波を待ち、2本目で6.00ポイントをスコア。一方、池田 美来、登坂 祐妃、平井 こいまりはリズムを作りながら果敢に波を攻めた。終盤に平井 こいまりが5.65ポイントをスコアし、4位から2位に浮上する。その後、池田 美来はライト方向の波をつかみ、8.00ポイントをスコア。これが決定打となり、肩の手術からの復帰後初となる試合で圧倒的な強さを見せつけ、見事優勝を飾った。 Photo by Satoshi Kawano SMボーイズは髙井 汰朗が優勝 高井 汰朗 Photo by Satoshi Kawano SMボーイズの決勝は、髙井 汰朗、和氣 堆人、佐藤 頼斗、都築 成海の4名によって争われた。オープニングウェーブで佐藤 頼斗がインターフェアという痛恨のミス。しかし、その後すぐに6.10ポイント、さらに6.40ポイントとハイスコアを重ねた。髙井 汰朗は開始5分で5.90ポイントをスコア。和氣 堆人もエアリバースを成功させ、5.25ポイントをスコア。終盤、高井 汰朗が7.50ポイントをマークし、このヒートのハイエストスコアを塗り替えてトップに躍り出る。そのまま試合は終了し、見事、高井 汰朗が優勝に輝いた。 佐藤 頼斗 Photo by Satoshi Kawano 高井 汰朗 Photo by Satoshi Kawano SMジュニアは足立 海世がリパチャージから勝ち上がり優勝 足立 海世 Photo by Satoshi Kawano SMジュニアの決勝は、足立 海世、岡野 漣、山本 來夢、久保池 大和の4名によって行われた。エンドセクションでエアリバースを組み込んだライディングを見せた足立 海世が7.75ポイントをスコア。その後、岡野 漣がすかさず6.25ポイントを出して対抗した。一方、山本 來夢と久保池 大和は、コンビネーションを含む波を見つけるのに苦戦する場面が見られた。後半、足立 海世は5.05ポイントをスコアし、バックアップを伸ばしてリードを固める。そのまま試合は終了し、リパチャージから見事優勝を果たした。 足立 海世 Photo by Satoshi Kawano 岡野 漣 Photo by Satoshi Kawano 2025年ISA World Junior Championship日本代表決定 Photo by Satoshi Kawano 今大会は、2025年ISA World Junior Championship日本代表の2枠目を決める重要な1戦となった。日本代表として出場できる人数は、U18 Boys、U16 Girls、U16 Boys、U16 Girls各3名。1枠目は、ISA World Junior Championshipの対象となる各年代のクラスにおいて、2024年NSAランキング1位の選手が選ばれる。U18 Boysは小野 里弦、U18 Girlsは高橋 結奈、U16 Girlsは馬場 心が既に決まっている。 U16 Boysのみ、昨年のNSAボーイズクラスランキング1位は足立 海世だったが、今年からU18に進むため、1枠目はまだ決まっていない。2枠目は今大会の第33回ジュニアオープン選手権の結果と、3月に行われた鴨川選考合宿の総合成績で選ばれる。昨年までは、ジュニアオープン選手権大会で優勝すればISA World Junior Championship日本代表の出場権が得られたが、今年から選考基準が変更された。残りの3枠目は推薦枠となり、ISA国際大会、アジア選手権、その他国際・国内大会の成績から決定される。大会終了後、2025年ISA World Junior Championship日本代表選手が全員発表された。開催国はまだ発表がないが、日本の若手選手たちが世界舞台で活躍する姿に、期待が高まる。 2025年ISA World Junior Championship日本代表選手 《U18 Boys》小野 里弦 (2024年SM ジュニアランキング1位)足立 海世(2025年ジュニアオープンSM ジュニアの成績と鴨川強化合宿の総合)岡野 漣(推薦枠)山本 來夢(補欠) 《U18 Girls》高橋 結奈 (2024年SW ジュニアランキング1位)池田 美来 (2025年ジュニアオープンSWジュニアの成績と鴨川強化合宿との総合)松野 杏莉 (推薦枠)松山 黎音 (補欠) 《U16 Boys》髙井 汰朗 (2025年ジュニアオープンSM ボーイズの成績と鴨川強化合宿との総合)佐藤 頼斗 (推薦枠)松野 太郎 (推薦枠)和氣 堆人 (補欠) 《U16 Girls》馬場 心 (2024年のNSAランキング1位)草深 心虹 (2025年ジュニアオープンSWガールズの成績と鴨川強化合宿との総合)石井 有紗 (推薦枠)高橋 花音 (補欠) NSA第33回ジュニアオープン選手権大会結果 Photo by Satoshi Kawano 《SMキッズ》優勝:飯田 夕惺2位:林 虎ノ助3位:浦山 裡央4位:中村 勇晴 Photo by Satoshi Kawano 《SMボーイズ》優勝:髙井 汰朗2位:和氣 堆人3位:佐藤 頼斗4位:都築 成海 Photo by Satoshi Kawano 《SMジュニア》優勝:足立 海世2位:岡野 漣3位: 山本 來夢4位:久保池 大和 Photo by Satoshi Kawano 《SMジュニアメン》優勝:大住 唯斗2位:西野 龍成3位:都築 然4位:薮内 大河 Photo by Satoshi Kawano 《SWキッズ》優勝:石田 海夏2位:山本 璃々3位:宗政 優実4位:大江 こなみ Photo by Satoshi Kawano 《SWガールズ》優勝:草深 心虹2位:行廣 唯波 3位:森 舞果 4位:荻上 美蘭 Photo by Satoshi Kawano 《SWジュニア》優勝:池田 美来2位:松山 黎音3位:平井 こいまり4位:登坂 祐妃 Photo by Satoshi Kawano 《SWジュニアウィメン》優勝:菅谷 帆那2位:原田 葵3位:原田 紫4位:成瀬 まあれ5位:能 恋菜 Photo by Satoshi Kawano 《プッシュクラスU8》優勝:石塚 夏偉 2位:飯作 旺介 3位:古川 虎太郎 4位:関谷 新 Photo by Satoshi Kawano 《プッシュクラスU10》優勝:田中 瑠璃2位:相馬 英玲愛 3位:齋藤 梢真 池田 美来 Photo by Satoshi Kawano ベストライディング賞:池田 美来 山本 璃々 Photo by Satoshi Kawano 敢闘賞:山本 璃々 競技種目詳細 ジュニアオープンクラス<ショートボード>男子・SMキッズクラス (2025年度NSA登録がSMキッズクラスの方)・SMボーイズクラス (2025年度NSA登録がSMボーイズクラスの方)・SMジュニアクラス (2025年度NSA登録がSMジュニアクラスの方)・SMジュニアメンクラス (2025年度NSA登録がSMジュニアメンクラスの方)女子・SWキッズクラス (2025年度NSA登録がSWキッズクラスの方)・SWガールズクラス (2025年度NSA登録がSWガールズクラスの方)・SWジュニアクラス (2025年度NSA登録がSWジュニアクラスの方)・SWジュニアウィメンクラス (2025年度NSA登録がSWジュニアウィメンクラスの方) <特別開催クラス>男女混合・プッシュクラス・・・波に乗るのに、補助が必要なレベル(基本的には学校等の休みの土日開催予定)・未就学児クラス 20名・小学校1・2年生クラス 20名・小学校3・4年生クラス 20名・小学校5・6年生クラス 20名・中学生クラス 20名
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surf笑顔溢れるパラサーフィンの祭典『静波パラサーフィンフェスタ2025』 イベントリポート2025.06.082025年5月30日(金)から31日(土)の2日間にかけて「第4回 静波パラサーフィンJAPAN OPEN」が行われ、翌6月1日(日)には身体に障がいを持つ子どもたちや地元小学生を中心とした初心者向けサーフィン体験会も行われた。大会開催期間中は会場である静波サーフスタジアムの駐車場を大きく使いマルシェも同時開催され、飲食店舗に加えキッチンカーやハンドメイド作家による雑貨店と多くのお店が並び、来場者やアスリート達が交流を深めていた。 ここ数年は日本人パラアスリートの活躍がめざましく、世界選手権での国別順位を年々上げている。この静波パラサーフィンフェスタは日本のトップ選手たちに加えて世界各国からもトップアスリートが集い、この大会を通じて選手たちのコミュニケーションの場にもなっているのはもちろんだが、各選手の技術向上の促進する場とも位置付けられている国内唯一の国際大会である。 「静波パラサーフィン JAPAN OPEN」とは? 2022年にスタートし今年で4回目の開催となる、静波パラサーフィン JAPAN OPEN。ISA World Para Surfing Championship(以下:WPSC)や先日ハワイで開催されていたAssociation of Adaptive Surfing Professionals(以下:AASP)のツアーには紐付けされていないもののパラサーフィン日本代表選手を含む世界5か国から多くのアスリートがエントリーされている国際的大会である。今年は日本・アメリカ(ハワイ含む)・オーストラリア・フランス・アルゼンチンの5ヵ国から43名の世界トップパラアスリートがここ静波に集結。昨年から女性アスリートもエントリー可能となり男女混合でアツい熱戦を繰り広げた。 牧之原市出身の加藤あすみのライディング クラス分け区分と今大会レギュレーション ハワイ出身 ジョシュ・ボーグルのライディング 生まれつきや事故などによって、身体に障がいを持っている方が行うパラサーフィンは、さまざまな身体的個性を持ったサーファーが計9種類のクラスに分かれ、オリジナルのスタイルでサーフィンを演技し得点を競い合う。そしてJAPAN OPENオリジナルクラスである2種類のオープンIDとオープンクラスが加わり全11クラスとなっている。 今大会のレギュレーションはエントリー数が最多のKneelクラスは予選・セミ・ファイナルと3セッション。予選はライト4本、レフト4本。セミファイナルは予選のベスト2ウェーブからトップ8がセミファイナルへ進出。セミファイナルも同様にライト・レフト計8本からベスト2ウェーブで競い、上位4名がファイナル進出となる。決勝も同様でレフト・ライト計8本からベスト2ウェーブで勝敗を決める。 S1・S2クラスは予選と決勝の2ラウンド。予選はライト・レフト各6本の計12本からベスト2ウェーブで上位4名がファイナル進出へ。ファイナルも同様で争い勝者を決める。 その他S3・P1・P2・SIT・VI2・OpenID・Openの各クラスはエントリー選手が4名以下のため、DAY1、DAY2と2日間にかけてライト8本、レフト8本の計16本からベスト2ウェーブの合計で順位を決定する。(波に乗り遅れた場合は1本とカウントし、ポイントは0点とする。)採点基準はISAが定めた国際ルールに加えスピード・パワー・フローに加え各選手のスタイルも加点のポイントとなる。JAPAN OPENオリジナルの2クラスも同様の採点基準となっているが、オーディエンスからの歓声など会場の盛り上がりも加点評価となっていた。 参照図 提供 : 一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会 *オープン ID ・クラスはパラリンピック競技の基準に合わせます。本年はダウン症候群もエントリー可能・IQスコアが75以下である・ コミュニケーション能力や生活自立能力、社会的・対人的スキルなどの適応行動に制限がある・障害が18歳までにあらわれている 第4回を迎えたJapanOpenの各カテゴリーを制したのは? 大会1日目の5月30日(金)は朝から薄日が差すものの曇り空が先行した。翌5月31日(土)大会2日目では終始雨のあいにくの空模様で時より強く降る時間もあったが、閉会式には雨は止み素晴らしいフィナーレを迎えた。またパラサーフィンフェスタ最終日の6月1日(日)は天気は回復し絶好のコンディション。最終日のサーフィン体験会は子供から大人まで今まで触れた事のない波を存分に感じていた。 Stand 1 スタンド1・加藤真吾のライディング スタンド1は上肢切断、先天性もしくはそれに相当する障がいを持つサーファーのクラス。決勝ヒートは加藤真吾・近藤健太郎・島川幹生・奈良優の4名が勝ち上がってきた。昨年ISAパラサーフィンチャンピオンシップにて金メダルを獲得した加藤が、やはりスピード・パワーが他を圧倒するライディング。ボトムからトップへとアクセスするスピードが素晴らしく、スピードを保ったままのトップアクションは秀逸。惜しみなく世界レベルを披露してくれた。近藤、島川も怯む事なく果敢に攻めるも惜しくも加藤には届かず、加藤がこれで3連覇を達成した。また加藤は今回別スケジュールでエントリーできなかった池上凪が中心となるNPO法人『NOMARK-adapt』に賛同し、自身の選手活動とともに次世代へ繋げる活動もしている。 Stand 2 スタンド2・伊藤健史郎のライディング 決勝は伊藤健史郎・小磯孝章・山本晴一・CaterParry(USA)の4名が出揃い争われた。優勝は伊藤健史郎。日本代表でもある伊藤はつい先日の5月15日から5月19日まで行われていたAASPツアー第2戦にBKSクラス(膝下切断クラス)で出場し準優勝。彼自身その悔しさをこのJapan Openにブツけ見事連覇を達成した。彼は軸足欠損のためフロントよりもバックハンドでのライディングが身体が回しやすいのだろう。バランスを崩しそうになってもリカバリー能力が非常に高く、ライディングはボトムからトップへの伸びが素晴らしくバックハンドでのビックターンから出る大きなスプレーが印象的。際どいトップでのターンでポイントを伸ばし2位以下を大きく引き離した。 Stand 3 スタンド 3 ・勝倉直道のライディング 今回のスタンド3クラスはアダプティブサーファーの中でもレジェンド的存在の勝倉直道。今回のS3クラス唯一の選手。先週ハワイで行われていたAASPツアー第2戦目では2年連続で準優勝と素晴らしい結果で帰国し、その勢いのまま今回のJAPAN OPENへ参戦。今回は優勝は決まっているので、ここはもう自分との戦い。自分を高めてどこまでポイントを伸ばせられるか?どんなパフォーマンスを魅せてくれるのか?とギャラリーは期待を高めた。そんなたくさんのギャラリーが注目する中、期待通り技をメイクし沸かしてくれた。レフトスタートの決勝日は勝倉にとってはバックサイド。波を掴み膝立ちからバランスをとりつつテイクオフ。少しレイト気味からボトムにしっかり降りてスピードをつけトップへのアクセス。うまく板を返しアクションを決めギャラリーを沸かす。波の方向が変わりライト方向。先ほどとは変わって、フロントサイドとなり、テイクオフさえしてしまえばあとは勝倉タイム。縦横無尽に波を切り刻みエクセレントポイントを叩き出した。 Kneel Kneel ・ Mrak” MONO” Stewart のライディング Kneelクラスはパラサーフィン種目の中でも花形的種目と言えるだろう。スピードも速くアクションも大きいので、見応えのあるクラス。エントリー数も11名と多く予選、準決勝、決勝と行われた。そして決勝へ進んだのはMrak”MONO”Stewart(AUS)・小林正佳・小林”masa”征郁・井上英彦。やはり今年もパラサーフィン界Kneelクラスの世界的アイコンである、マーク”MONO”スチュワートが3連覇を達成。各クラスのファイナルの造波種は選手間の話し合いで決め、Kneelクラスはバレル波でチャレンジされることが決まった。MONO以外バレルの経験が浅いためかストールし波に包まれるものの、波のパワーにレールを入れることができず撒かれ波に消えていたった。他選手が苦戦する中、MONOは難なくバレルをメイクする。残り2本の時点で彼はまだ10ptをマークできずにいた。ジャッジの採点も厳しくなっているのだろう。ラインどりにバレルインの深さをしっかりとジャッジしている。ギャラリーはMONOの10ptを期待しプールサイドに集まる。皆が期待する中。ラストのライディングはジャッジが待ち侘びた通り文句なしのパーフェクトライド。スタジアムのバレルはテイクオフからそこ掘れし途中一旦無くなり、再度バレルが現れる。1本の波で2回のバレル。その2回のバレルを深くしっかりとメイクしたことにより今大会最高得点のパーフェクト10の評価を受け、3連覇を達成した。最後に『全てのスポンサー・企業・牧之原市行政それから実行委員の皆さんにボランティアスタッフの皆さん、そしていつも支えてくれる家族・友人みんな本当にありがとうございました。そして今回の来日するにあたりスペシャルなサポートをしてくれたマサ、ケンジロウ本当にありがとう!是非また来年静波に帰って来たいと思います。』と感謝と喜びを話してくれた。 SIT SIT・辰巳博実のライディング シットは板の上に座った状態でカヌーのようにパドルを持ってライディングするクラス。辰巳博実・石原望・ChrisAstill(AUS)の3名で競わさせた。ディフェンディングチャンピオンの辰巳はやはりスタジアム経験があるだけに1本目から波の上下を上手に大きく使い乗り、辰巳の持ち味である深いボトムから波を削る姿は圧巻である。やはりシットは長めでボリュームある板で手にはパドルも持つことでライディング全体が大きくなり見応えがある。 Prone 1 プローン1・Parker Olenick(USA)のライディング プローン1の決勝はParker Olenick(USA)・Nicolas Gallegos (ARGENTINA)・市川友美の3名。市川はパラローイングのオリンピアンであり昨年このパラサーフィンフェスタでサーフィン体験をしその後全日本パラサーフィン選手権では2位。そのままの勢いでISAパラサーフィン世界選手権大会日本代表として出場し、トントン拍子に世界へといった市川の活躍に期待されたが、やはり経験の差は埋められず惜しくも今大会は3位となった。そんなプローン1を制したのはJAPAN OPEN常連のパーカー・オレニックだ。先週の5月21日木曜日から家族で来日し、ちょうどスタジアムで開催されていたstabも観戦しながら静岡を満喫しつつ調整してきたパーカー一家。おしゃれに髭を整え男前になったパーカーは終始リラックスムードでこのJAPAN OPENにも望み、安定したスピードとスキルからなる圧巻のライディングで見事優勝した。 Prone 2 プローン2・藤原智貴のライディング プローン2では藤原智貴が優勝。プローン2は藤原智貴・加藤あすみ・生方亮馬の3名。藤原はテイクオフからの身体の使い方、体幹の使い方が非常に素晴らしい。腹ばいなので、レールtoレールはしやすいと思うが、テイクオフ後にそのままボトムに降りるのではなく、レールを入れややフェイスを走りスピードをつけてからのトップカービングは彼の持ち味だろう。またプローン2では介添者とのコミュニケーションも演技の一部と言える。また技のバリエーションも多く藤原のボトムtoトップで大きくアクションするライディングは迫力がある。やはり日本を代表し国内外を転戦し培った経験からのライディングは他を圧倒する強さがあった。 VI 2 今大会はVI1のクラスのエントリー者はおらずVI2クラスのみ。VI1に比べ軽度といえども普段我々が目隠ししながらサーフィンする感覚。この研ぎ澄まされた感覚の中でのライディングはいつ観ても驚かせられる。VI2は阿部寛之・西久保涼子・EmilyPurry(USA)の3名で争われた。DAY1にライト8本、DAY2で8本という中での演技となった。勝利した西久保は視野が狭くなる病。海でのサーフィンは視界が狭いためか、他のサーファーの前乗りをしてしまう事も多くなり、海から遠ざかっていたという。最近はあまり海に入る事ができていない中での今回は思いっ切った挑戦とも言える。十分練習出来ていないと言っていた彼女であったが、DAY1のライトウェーブの3本目が勝負を決めた。テイクオフからしっかりとウネリからテイクオフし、波のパワーゾーンをしっかりキープしてスピードをつける。最後まで波に乗り切れ高ポイントを獲得し優勝を決めた。このVIクラスは引率者はいるものの、選手の板をテイクオフゾーンへ誘導やテイクオフを補助したりと板を触っての補助は全て失格となる。その為補助者の声を頼りに方向やテイクオフのタイミングを選手自身が行う。このパラサーフィンの中で最も高難易度なカテゴリーと言えるだろう。 Open ID オープンIDクラスは菊地翔万と佐々木央太。昨年ミラクルライドを披露し、同じ知的障がい者のサーファーを増やすべく地道な活動をしてきた菊地のこれまでの功績により今回のクラスが生まれた。今年は親友でもある佐々木と共に参戦した。昨年はプッシュからライディングだったが今年は自力パドリングでのテイクオフとなったので、両者ともになかなか波を掴むことができなかった。そんな中で佐々木がレギュラー方向へスピードにのりライディングできたので、そこがポイントとなり佐々木が勝利した。彼ら菊地と佐々木はこの大会のムードメーカー的に会場にいる誰もを笑顔にしてくれる。来年も彼らの成長した姿に会えるのが楽しみだ。 Open オープン・吉見総之助のライディング オープンクラスは上級の波で勝負。決勝ヒートは堀川裕之・安田京弘・吉見総之助の3名。優勝したのは吉見総之助。彼は見た目には私たち健常者と変わらないサーフィンをする。彼の病は肩から手のひらにかけて骨が回らないとのこと。実際にパドルからテイクオフにかけて骨の各所が稼働してテイクオフからライディングに持っていくのだが、腕の骨が動かないということはかなりのスキルがなければメイクすることは不可能だろう。そこを何も感じさせずに波に乗る姿には並々ならぬ努力が感じられる。彼のサーフィンの印象はとにかくスムーズ。テイクオフからボトム・トップアクションが全てスムーズで流れるようなサーフィンを魅せてくれた。 パラサーフィンフェスタ最終日はサーフィン体験会 午前中の体験会では身体や心にハンディを持つ子ども達。今まで波に触れた事のない子供達が参加。午後には学校に馴染めずうまく通えない子供達が集まり思いを共有し、校外学習の一環で波乗りを含めた自然学習や食育を学ぶ一般社団法人波なり学校の子供達が参加してくれた。午前、午後2部制の間にはエキシビジョンが行われた。昨日まで開催されていたJAPAN OPENに出場した選手に加え、地元のプロサーファー三輪紘也もエキシビジョンに参加してくれ会場を沸かせてくれた。 三輪紘也のライディング 今回も昨年パラサーフィンフェスタのサーフィン体験会からサーフィンに興味を持ち、今年は選手としてエントリーしてくれた方々のように今後も新しい選手が生まれてきてくれて、このパラサーフィンフェスタに帰ってきてくれる事を楽しみにしている。 エキシビジョン 菊地翔万のライディング エキシビジョン会場を MC で盛り上げる右から nico ・伊藤健史郎・小林征郁 選手のキャッチャーとして選手の安全を第一に守ってくれているナミニケーションの皆さ ん パラサーフィンフェスタの実況・解説をしてくれている nico さんと水野亜彩子さん このあと6月最終週に三重県志摩市国府の浜海岸でNSAが主催する『全日本パラサーフィン選手権』が行われる。この大会は『ISA パラサーフィン世界選手権大会』の日本代表を選考する上での重要な大会となる。 大会結果 スタンド11位 Shingo Kato (JAPAN) 15.03pt2位 Mikio Shimakawa (JAPAN) 12.76pt3位 Kentaro Kondo (JAPAN) 11.43pt4位 Suguru Nara (JAPAN) 7.86pt スタンド21位 Kenjiro Ito (JAPAN) 13.10pt2位 Carter Parry (USA) 5.60pt3位 Takaaki Koiso (JAPAN) 3.76pt4位 Seiichi Yamamoto (JAPAN) --.--pt スタンド31位 Naomichi Katsukura (JAPAN) 11.00pt ニール1位 Mark MONO Stewart (AUS) 18.83pt2位 Masayoshi Kobayashi (JAPAN) 9.30pt3位 Hidehiko Inoue (JAPAN) 6.30pt4位 Masafumi MASA Kobayashi (JAPAN) 5.24pt シット1位 Hiromi Tatsumi (JAPAN) 15.66pt2位 Chris Astill (AUS) 11.07pt3位 Mikio Shimakawa (JAPAN) 10.27pt プローン11位 Parker Olenick(USA) 13.66pt2位 Nicolas Gallegos (ARGENTINA) 11.83pt3位 Tomomi Ichikawa (JAPAN) 2.33pt プローン21位 Tomoki Fujiwara (JAPAN) 13.67pt2位 Ryoma Ubukata (JAPAN) 10.23pt3位 Asumi Kato (JAPAN) 4.77pt VI21位 Ryoko Nishikubo (JAPAN) 3.67pt2位 Emily Purry (USA) 3.54pt3位 Hiroyuki Abe (JAPAN) --.--pt オープンID1位 Eita Sasaki (JAPAN) 7.73pt2位 Shoma Kikuchi (JAPAN) 6.84pt オープン1位 Sonosuke Yoshimi (JAPAN) 15.93pt2位 Kyohiro Yasuda (JAPAN) 8.33pt3位 Hiroyuki Horikawa (JAPAN) 3.30pt Powered by LiveHeats 大会概要 【 イベント名称 】第4回 パラサーフィンフェスタ2025【 開催日時 】 5月30日(金)〜6月1日(日)【 スケジュール 】5月30日 (金) JAPAN OPEN 4th予選5月31日(土)JAPAN OPEN 4th 決勝6月 1日 (日) サーフィン体験会【 会場 】 静波サーフスタジアムPerfect SwellⓇ(〒421-0422 静岡県牧之原市静波2220)【 主催 】 一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会【 共催 】一般社団法人日本アダプティブサーフィン協会(JASA)・Nami-nications・サーフスタジアムジャパン(株)【 参加団体 】一般社団法人静波パラサーフィンフェスタ実行委員会・NSA (Nippon Surfing Association)【 後援 】 静岡県牧之原市・ふじのくにパラスポーツ推進コンソーシアム・(公社)星いきいき社会福祉財団
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dance10周年を迎えて過去最大規模に!青森・弘前発!日本最大級のダンス+カルチャーイベント「SHIROFES.2025」の全コンテンツを紹介!2025.06.04「SHIROFES.」は青森県・弘前市で2016年から毎年開催されているダンスバトルをメインとした弘前市を代表するダンスとカルチャーの複合イベント。毎年全国から著名なダンサーや大勢の観客が集っては大いに賑わい、地元観光の一手を担っている弘前市に必要不可欠なイベントだ。そして今年10周年を迎える「SHIROFES.2025」はコンテンツの数もイベントサイズも過去最大規模にスケールアップし、2025年6月27日(金)〜29日(日)の3日間にわたり、昨年同様に青森県弘前市にある弘前公園内にて開催される。弘前公園は、弘前城がシンボルの東京ドーム10個分以上の広さがある公園。歴史と文化を学べる貴重な文化財として公園全体を通して様々な見どころがあり、年中様々なイベントが開催されるなど、1日を通して老若男女が楽しめるスポットとして例年全国から観光客が訪れることで知られている。今年もこの歴史的な建造物を含む、見どころ満載の自然溢れる公園内に「SHIROFES.」がコンテンツとステージ数を増やして開催し、10周年の記念すべき3日間を参加者全員で祝う。ダンス好きやフェス好きにはたまらない本イベントの豪華すぎるコンテンツをまとめて紹介! 「SHIROFES.2025」のコンテンツはこちら!全7項目をチェック! ①豪華ダンサーが集う11種のダンスバトル SHIROFES.と言ったらやっぱりダンスバトル!今回も様々なバトルが開催され、それぞれのジャンルにてナンバーワンを決定する。さらに今大会ではイベント初のALL STYLE CREW BATTLE「G-COAT」が追加され全11バトルに。SHIROFES.ならではの普段見ることができない混合チームのバトルが観られるチャンス!終日繰り広げられる様々なバトルに目が離せない!なお今回はPOPPIN’ 1ON1 「SAMURAI」のトーナメントを除く、ほとんどのバトルが全天候型の屋内で行われるため、観覧にはチケットが必要になるのでダンスファンの皆さまは是非プレイガイドサイトからチェックして欲しい! 下記は豪華バトルMC陣を筆頭にそれぞれ年齢別やカテゴリー別に行われる各バトルの詳細だ。 バトル全体MC:CRUDE、GUCCHON、KENTARAW、MC SUV、TK、プラチナポーク ・POPPIN’ 1ON1 「SAMURAI」カテゴリー:POPPIN’(OPEN・FEMALE・Global Edition)(男女国籍問わず参加可能)ジャッジ:Poppin’J、Boogie Frantick、KEI、KITE、YUKIDJ:Satoci Enomotion ・BREAKIN’ 1ON1 <U15>「THE JAM」カテゴリー:BREAKIN’ 1on1 (男女国籍問わず15歳以下が参加可能)ジャッジ:NORI、TAISUKE、WUTA、MiMz、KATSU ONE DJ:GABAWASH ・BREAKIN’ 1ON1 「ON THE BEAT」カテゴリー:BREAKIN’ 1on1(男女国籍問わず参加可能)ジャッジ:NORI、TAISUKE、WUTA、MiMz、KATSU ONEDJ: GABAWASH ・HIP HOP 1ON1「DO OR DIE」カテゴリー:HIP HOP 1on1 (性別年齢国籍不問)ジャッジ:Yusei、TATSUKI、KATO、Atsuki、HONGOUDJ:DJ OBA ・LOCKIN’ 1ON1「EVERYBODY’S UP!!」カテゴリー:LOCKIN’ 1on1 (性別年齢国籍不問)ジャッジ:POG、TONY GOGO、福助、HANA、SORIDJ:3104st ・HOUSE 1ON1「OPEN YOUR EYES」カテゴリー:HOUSE 1on1 (性別年齢国籍不問)ジャッジ:PInO、HIRO、TAKESABURO、TAIKI、HARUDJ:OHISHI ・WAACKIN' 1ON1「MIYABI」カテゴリー:WAACKIN’ 1on1 (性別年齢国籍不問)ジャッジ:Si4、Mizuki Flamingo、RYO-TA、ryj.、MIKIDJ:DJ MAR SKI ・ALL STYLE 2ON2「DEADLY DUO」カテゴリー:ALL STYLE 2on2 (性別年齢国籍不問)ジャッジ:KOOJI、ATZO、TheRetro、Yasmin、KEIN、KYOGO、LOCO YOKODJ:辰 ・KIDS ALL STYLE 1ON1 BATTLE 「NINJA」カテゴリー:KIDS ALL STYLE 1on1– Under 10 division (男女国籍問わず大会当日に10歳以下が参加可能)– Under 15 division (男女国籍問わず大会当日に15歳以下が参加可能)*Wエントリー可です。ジャッジ:GEN ROC、Yu-mah、RINKA、THE D Soraki、Aoi、SHOW-GO、MEI、BUMMEIDJ:辰 ・OVER18 COLLEGE ALL STYLE 1ON1 BATTLE「ROOKIE」カテゴリー:OVER18 COLLEGE ALL STYLE 1on1(男女国籍問わず、18歳以上の学生が参加可能)*高校生は不可ジャッジ:BOXER、Boo、KAZANE、YUUSHIN、METH、Takuya、SEAN、バファリンDJ:3104st ・ALL STYLE CREW BATTLE 「G-COAT」カテゴリー:ALL STYLE CREW BATTLE (性別年齢国籍不問、3名以上15名未満で出場可)ジャッジ:Teddy Dan、KAZU、LEO、MITSU、YASS、MOCCHIN、P-STAR、RYUZYDJ:WANI、DJ BLAZE新たな注目ポイント:今回初開催のALL STYLE CREW BATTLE「G-COAT」。初代王者に輝くCREWはどこになるのか? ②トップパフォーマーによるパフォーマンス 全国から国内外で活躍するプロダンサーやダンスクルーをはじめ、フリースタイルボーラーなど様々なトップパフォーマーが大集結。10周年を記念して過去最多のショーケースが用意され、世界水準のパフォーマンスを通して観客を沸かせる。 シーンを長年牽引してきたトップパフォーマーたちから、最近飛ぶ鳥を落とす勢いでSNS上や各イベントで話題のダンサーたちなどダンスカルチャー好きなら誰もが知っている豪華な面々が勢揃い。是非この貴重な機会を見逃すな。 出演者:Boo&SHOW-GO、BUG!? 、Co-thkoo、D'oam(Dance Of Artistic Movers)、D&F、ebony(YOSHIE+LEE+MEDUSA)、FULLCAST RAISERZ(KTR aka Jr Twiggz+KILLA TWIGGZ)、GRYSOURCE、IB6side(バファリン+Aoi)、KOOJI&FUKUSUKE、Let’s Boogie、METH&HONGOU、MiMz&Yasmin、MONOLITH、Novel Nextus、Reray、S.kitchen、Teddy Dan&KATO、WATER BOYz(Gucchon+PInO+Boo+Yacheemi)、WAVE FAM JAPAN(ATZO+KEI+P-STAR)、YOSHIE&THE D Soraki、Yu-mah&Yacheemi、Yusei&TATSUKI、BOXER(ソロショー)、HARIBOW ③プロダンサーによるワークショップ SHIROFES.といえば、やっぱり出演ダンサーによるダンスワークショップは外せない!昨年ありがたいことに参加者から大好評だったこともあり、今年はなんと開催するクラス数が2倍にパワーアップ! しかも、講師を務めるのは各ジャンルで国内外を飛び回っている実力派ダンサーたちばかり。そんな豪華メンバーと一緒に、ダンス未経験者からプロを目指す人まで、50人以上が集まってワイワイ楽しめるのがこのワークショップの魅力。 「興味はあるけど、普段のレッスンはちょっと敷居が高くて…」という人こそ、気軽に参加できるこの機会をお見逃しなく!会場内の開放的な空間でどんな人でも気軽に参加できるので、家族や友達と一緒に楽しむコンテンツとしても◎ ダンスに興味がある人なら誰でもOK。みんなウェルカムな空気感でご参加お待ちしています!*ワークショップ参加にはチケットが必要になります。詳しくは記事最下部のプレイガイドを参照ください。 ダンスワークショップ講師名:【6/24(火)開催】KYOKA @FUNKY STADIUM CStudio【6/27(金)開催】YOSHIE & THE D SoraKi、Yusei / Atsuki / HONGOU、IB6side (バファリン+Aoi)、HANA&Yasmin、Novel Nextus、WAVE FAM JAPAN (ATZO+KEI+P-STAR)【6/28(土)開催】KATSU ONE / WUTA / NORI【6/29(日)開催】FULLCAST RAISERZ : KTR aka Jr Twiggz / KILLA TWIGGZ、黒須洋嗣、JUNNA、Boogie Frantick ④アーティストによる音楽ライブ ダンスパフォーマンスもさることながら、それ以外にもご当地ならではのアーティストたちが多数出演するこの音楽ライブ。青森県を代表する人気アイドルから伝統楽器奏者など幅広いアーティストたちが織りなす青森の魅力が詰まった生演奏のグルーヴに身をまかせよう。 出演アーティスト名(6月4日現在):りんご娘、ジョナゴールド、ライスボール、アルプスおとめ、クローバー(from リーフ)、creeps、KAZZ、渋谷和生 and more. 毎年SHIROFES.の風物詩として親しまれている「DJ TIME」が、今年も3日間にわたり終日開催。ジャンルや世代を超えて、出演者も観客も垣根なく、音楽とともに語らい、踊り、笑い合う。そんな心地よいひとときが広がる時間。お気に入りのドリンクを片手に、リズムに身をゆだねながら、SHIROFES.ならではの非日常の空気を全身で感じて欲しい。GUEST LIVE(6月4日現在):Olive OilライブDJ(6月4日現在):QUROVER、MAR SKI、D.I.K.、3104st、KAZMA、BLYS、OZORA、STO、MOTOYAMA、shinta、magistery、randyranzy、Coohey、SUI、Lachi、BLAZE ⑤今年も帰ってくる人気コンテンツ「エアー遊具」 そして今年も昨年好評だったSHIROFES.とコラボした巨大なエアー遊具も登場!SHIROFES.と「ふわふわ遊具」を通して遊び場を提供しているASOVIVAがコラボして、今年は更にパワーアップしたふわふわ遊具エリアを開設!踊って、観て、遊んで、全身で楽しんでほしい。 ⑥全21店舗が軒を連ねるフードエリア 青空の下、緑に囲まれた会場内には、約21店舗の多彩なフード&ドリンクブースがずらりと並ぶ。地元・弘前の名物グルメに舌鼓を打つもよし、冷たいドリンクを片手に芝生の上で一息つくもよし。陽の光を浴びながら、フェスの熱気とともに、お気に入りのメニューを見つける楽しみもこの場所ならでは。 ⑦お土産にオフィシャルグッズはいかが?ここでしか買えないアイテムが揃う「物販・グッズエリア」 今年もSHIROFES.オフィシャルグッズの販売コーナーが登場。ファンはもちろん、ダンサーや来場者の心をくすぐるラインナップをご用意。注目は、10周年を記念した限定デザインのTシャツとトートバッグ。手がけたのは、日本のブレイキンシーンを牽引するBBOYであり、デザイナー/クリエイターとしても高い評価を集めるTENPACHI。彼ならではのセンスが光るアイテムは、まさにこの瞬間だけの特別なデザインだ。SHIROFES.で過ごした熱い夏の記憶を、形にして持ち帰ろう。 SHIROFES.2025 ティザー動画 最後に 今回10周年を迎えるSHIROFES.2025は、これまで以上のスケールで過去最大規模の開催!地元・青森の方々はもちろん、全国から弘前観光とあわせて訪れる価値のある一大イベントとなっている。さらに今年は新たにステージが一つ追加されたことで屋外のフォレストステージでは昨年の約2倍の出演者によるパフォーマンスが実現し、ダンスバトルだけでなく、見応えたっぷりのショーケースやライブパフォーマンスも充実。ぜひご家族や仲間と一緒に、SHIROFES.ならではの“非日常”を体感しに来て欲しい。自然と音楽、そして人が織りなす、この夏だけの特別な体験を五感で味わおう。 なお、本日6月4日(水)よりSHIROFES.オリジナルグッズなどが抽選で15名に当たるSNSプレゼントキャンペーンを開催中!FINEPLAYもしくはSHIROFES.2025のInstagramアカウントをチェック!
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skateFLAKE CUP 2025 JAPAN TOUR@イオンモール豊川開催!2025.06.03総エントリー数1200名以上、YouTube総視聴回100,000回以上!キッズスケーターの登竜門、日本最大級のスケートボードコンテストFLAKE CUP 2025 JAPAN TOUR中部大会が2025年6月7日(土)イオンモール豊川1Fサウスコートで開催! 開催概要 開催日:2025 年6月7日(土) 場所:イオンモール豊川1Fサウスコート 時間:10:00~18:00 エントリー費:¥4,000(大会記念品付) 観覧:無料主催:株式会社 FLAKE 後援:一般社団法人日本スケートボード協会 協力:イオンモール株式会社協賛:Seiko 5 Sports・大樹生命 ・LIFEGUARD・VANTAN・AIRWALK・GREENFUL・ VISION STREET WEAR・ムラサキスポーツ・asics・マイナビ [コンテスト参加条件] キッズクラス(小学校3年以下) ジュニアクラス(小学校4~6年生) [タイムスケジュール]10:20 キッズクラス14:20 ジュニアクラス18:00 競技終了 ※時間調整有り [競技進行方法]各クラス5人のグループにヒートを分け、各クラスごとにエントリー確認後45秒の公式練習を2回行う。練習後本番滑走45秒を1トライの流れとなる。イオンモール会場では本番のトライをYouTube FLAKEJPチャンネルにてLIVE配信しジャッジの得点、順位もLIVEHEATSにてリアルタイムに表示する。 ※怪我防止のためストレッチは十分にお願いします。 FLAKE CUP 「FLAKE CUP」はスケートボード業界にキッズブームが起こる10年以上前(2007年)から毎年開催し、2024年は全国9箇所、 総エントリー数は1,200名を集める日本最大級のスケートボードコンテスト、キッズスケーターの登竜門と言われている。 パリオリンピックでの活躍が記憶に新しい堀米雄斗、赤間凛音、 開心那、四十住さくら、永原悠路、白井空良、小野寺吟雲といった代表選手達も小学時代 FLAKE CUPにて活躍した選手達だ。 FLAKE CUP 2024-2025 CHAMPIONSHIPでは四十住さくら選手がスペシャルゲストとしてジャッジを務めた。 2025年もイオンモールとタッグを組み全国6会場でのツアーを実施。広島大会含めた各大会の上位入賞者で、2026年1月17日(土) イオンモール幕張新都心にて全国キッズスケーターNO.1が決定するチャンピオンシップを開催。 FLAKE アメリカ西海岸 SKATE / SURF / ROCK / ART などをリスペクトしたリアルなストリートカルチャーをキッズ達に提案するユースアパレル子供服ブランド。スケートボード、ダンスシーンなど幅広く多くのキッズに支持されている。 FLAKE CUP 2025 スケジュール 【FLAKE CUP 2025 KAIMAKU @URBAN FUTURES HIROSHIMA】・4月18日(金) 19(土) 20日(日) ひろしまゲートパーク 【FLAKE CUP 2025 STREET & PARK STYLE】 松阪市総合運動公園スケートパーク・5月17日(土) Park・18日(日) Street 【FLAKE CUP 2025 JAPAN TOUR】・ 6月7日(土)イオンモール豊川 中部大会・ 6月28日(土)イオンモール熊本 九州・中国・四国大会・ 7月12日(土)イオンモール新利府 東北・北海道大会・ 8月16日(土)イオンモール春日部 関東キッズクラス・ 8月30日(土)イオンモール水戸内原 関東ジュニアクラス ・ 9月20日(土)イオンモール堺北花田 近畿(中国・四国)大会 ※他会場とのWエントリーはできません。 【FLAKE CUP 2025-2026 CHAMPIONSHIP】 ・ 1月17日(土)イオンモール幕張新都心
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surf今週末TAITO BEACH CLUB『 Log pro Invitational 』開催!「第21回サーフタウンフェスタ」2025.06.03本年も地域のサーファー達に愛される恒例イベント「第21回サーフタウンフェスタ」が開催。2025年6月7日(土)、8(日)に千葉県いすみ市、太東海岸にてTAITO BEACH CLUB『 Log pro Invitational 』が開催される。 本フェスタはサーフィンをはじめとするマリンスポーツの魅力を広く発信するとともに、地域の賑わい創出と観光振興を目的として開催する。昨年は多くのご来場者と共に大変な盛り上がりを見せた。イベント当日は同会場にて南相馬市サーフタウンPR事業も開催予定だ。 最新情報はページ下部のイベントホームページよりご確認ください。 開催概要 日時:6/7(土),8(日)時間:6:00〜18:00 場所:太東海岸イベント名:TAITO BEACH CLUB『 Log pro Invitational 』
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skateキッズスケーターの登竜門!「FLAKE CUP 2025 JAPAN TOUR」が6月7日より開始!2025.06.02「FLAKE CUP」は、スケートボード業界にキッズブームが起こる10年以上前の2007年から毎年開催されている日本最大級のスケートボードコンテスト。2024年は全国9箇所で開催され、総エントリー数は1,200名を超えるなど、キッズスケーターの登竜門として知られている。 パリオリンピックでの活躍が記憶に新しい堀米雄斗選手、赤間凛音選手、開心那選手、四十住さくら選手、永原悠路選手、白井空良選手、小野寺吟雲選手といった代表選手たちも小学生時代にFLAKE CUPで活躍。 FLAKE CUP 2024-2025 CHAMPIONSHIPでは、四十住さくら選手がスペシャルゲストとしてジャッジを務め、大会を盛り上げた。2025年も、イオンモール全国6会場でのツアーを実施。各大会の上位入賞者たちは、2026年1月17日(土)にイオンモール幕張新都心で開催されるチャンピオンシップへの出場権を獲得し、全国のキッズスケーター No.1 の座をかけて競い合う。 FLAKE アメリカ西海岸 SKATE / SURF / ROCK / ART などをリスペクトしたリアルなストリートカルチャーをキッズ達に提案するユースアパレル子供服ブランド。スケートボード、ダンスシーンなど幅広く多くのキッズに支持されている。 FLAKE CUP 2025 JAPAN TOUR @イオンモール 中部大会2025年6月7日(土)会場:イオンモール豊川(愛知県) 九州・中国・四国大会2025年6月28日(土)会場:イオンモール熊本(熊本県) 東北・北海道大会2025年7月12日(土)会場:イオンモール新利府(宮城県) 関東キッズクラス2025年8月16日(土)会場:イオンモール春日部(埼玉県) 関東ジュニアクラス2025年8月30日(土)会場:イオンモール水戸内原(茨城県) 近畿(中国・四国)大会2025年9月20日(土)会場:イオンモール堺北花田(大阪府) ※今大会は、イオンモール各会場、地域限定でのエントリーとさせていただきます。(四国・中国地区からのエントリーは、熊本・堺北花田開催、*三重県からのエントリーは豊川・堺北花田開催のどちらかを選んでください。) 他会場とのWエントリーはできません。 ※エントリーに関しましては、各大会の1ヶ月前より WEB エントリーを予定しております。 FLAKE CUP 2025-2026 CHAMPIONSHIP チャンピオンシップ2026年1月17日(土)会場:イオンモール幕張新都心(千葉県) 2025年開催のイオンモール6会場と広島の上位入賞者を招待したチャンピオンシップを、イオンモール幕張新都心にて開催。2025-2026シーズンの小学生スケートボーダーのチャンピオンが決定する。 観覧:無料主催:株式会社FLAKE後援:一般社団法人日本スケートボード協会協力:イオンモール株式会社MC:上田 豪セクション協力:FIVE CROSS・GREENFUL動画配信:Orangeエントリー費:4,000円 (大会記念品付)※2025年シーズンより FLAKE CUP エントリー費を、AJSAアマ戦エントリー費と同額に変更させていただきます。FLAKE CUP がより良い大会となるよう、ご理解ご協力をお願いいたします。 競技進行方法 ・キッズクラス (小学3年生以下)・ジュニアクラス (小学4年生〜6年生) の2クラスに分け開催。・各クラス 5人〜6人のグループにヒートを分け、45秒の公式練習を2回行います。・練習後、本番滑走45秒を1トライの流れとなります。
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