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doubledutch記念すべき20周年の節目の大会を制したのは!?「Double Dutch Delight Japan 2025」Report2025.10.232025年10月18日(土)、ダブルダッチの学生日本一決定戦『Double Dutch Delight Japan 2025』が、神奈川県川崎市・カルッツかわさきで開催された。 Double Dutch Delight (ダブルダッチデライト) は毎年開催される、パフォーマンス種目世代別No.1 を決める全国大会。上位チームは、12月14日(現地時間)アメリカはニューヨーク・タウンホールシアターにて開催される国際大会『National Double Dutch League Holiday Classic』(以下、NDDL)に進出する権利を含めたダブルダッチ本場体験ツアーが与えられる。 なお大会は今年で20周年を迎えたこともあり、オープニングセレモニーには特別ゲストとしてIJRU会長であるショーン・ハミルトン氏が登壇。今大会の開催の激励と今年の夏に同じく川崎で行われた世界選手権の開催の感謝を述べ、大会は幕を開けた。 IJRU会長ショーン・ハミルトン氏(左)とJJRU事務局長原竹純氏(右) 今大会は大学生のOPEN部門、小学生から中学1年生までのNOVICE部門、中学2年生から高校生までのADVANCED部門、年齢不問の一般部門の4つに分かれる。なお今大会へはEAST、WEST、NORTH、SOUTHの地区から上位入賞したチームのみが参加できる本当の意味で今年の日本一を決める戦いとなった。 毎年大盛況となるOPEN部門は、今大会の最注目部門。Japan大会は前年度 OPEN部門の優勝チームの出場地区で開催されることが慣例となっており、ここ2年はEAST地区のチームから優勝が続いている。この記念すべき20周年の節目の大会でトロフィーを掲げるのはどのチームか、またこのJapan大会が来年はどの地区で開催されるのかなど、今年は各チームが特別な気持ちで出場する中、終始熾烈な戦いが繰り広げられた。 一般部門 『Junk Swing』のパフォーマンス 一般部門ではWEST地区代表として挑んだ『Junk Swing』が、洗練された構成と確かな実力で見事優勝を掴み取った。音楽と一体化したリズム感あふれる演技に、ロープトリックやアクロバットの迫力を融合させ、華やかさと力強さを兼ね備えたステージを披露。次々と繰り出される技の連続に、一瞬たりとも目を離せないパフォーマンスで観客の心を惹きつけた。 NOVICE部門 『A.C.Z 』のパフォーマンス NOVICE部門では、EAST地区代表として挑んだ3人チーム『A.C.Z 』が見事優勝を掴み取った。全員がフロア・アクロバットを取り入れた迫力のステージは、観客の目を釘付けにし、その場の空気を一気に引き込んだ。ラスト曲に差し掛かるにつれボルテージは最高潮に達し、ダイナミックな動きと息の合ったパフォーマンスで、会場全体を熱気で包み込んだ。 ADVANCED部門 『BASKU RATCH』のパフォーマンス ADVANCED部門では、接戦を競り勝ち優勝に輝いたのはWEST地区代表として挑んだ『BASKU RATCH』。ステージの最初から耳に残る特徴的な音や動きで観客を自分たちの世界に引き込み、ジャンプスキルやロープスキルの両方を随所に盛り込んだダイナミックかつ緻密な演技を披露。ラストまでその世界観を貫き、観客を最後まで惹きつけた。 OPEN部門 そして、OPEN部門。大会最注目のこの部門では20周年の節目に相応しい大接戦が繰り広げられ、終始固唾を呑んで結果を待つようなジャッジも頭を悩ますハイレベルな甲乙付け難い展開となった。 3位はEAST地区、日本体育大学・乱縄所属の『珠華』 が入賞した。同日午前に行われた敗者復活戦を勝ち上がった勢いそのまま、OPEN部門一発目から会場を沸かせるパフォーマンスを披露。チャイナテイストの美しさと迫力を兼ね備えた演技で、観客を魅了した。 『珠華』のパフォーマンス なお、敗者復活戦から入賞するのは、2021年『Roar』、2023年『黄金パンダ艦隊』、2024年『SHOWMEN TOPPER’s』に続き、現行選出ルールに移行してからこれで4度目。さらに3年連続の敗者復活戦からの入賞となり、挑戦するチームの熱意と意気込みが際立つ結果となった。 2位にはEAST代表として挑んだ『第一天空部隊』(R2所属) が輝いた。所属サークル R2 にとって史上初のJAPAN出場となった舞台で、見事2位入賞を果たした。曲が流れた瞬間からラストまで、演者一人ひとりの表情の豊かさが印象的で、観客の視線を釘付けにした。終盤には選手宣誓のような一場面もあり、所属サークルの名を背負って挑む意気込みと熱量が舞台全体に伝わった。パフォーマンス後のMCでは MC YUI/REG☆STYLEも思わず涙を見せるほど、観客の心に刺さるステージとなった。 『第一天空部隊』のパフォーマンス そして栄えある優勝に輝き、トロフィーを掲げたのはEAST地区「東京大学 D-act」より『Fuzzy Bud Hub』!! 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス ステージ冒頭から華麗なロープワークとジャンプで観客を夢中にさせ、個々の高いスキルと表現力を惜しみなく披露。随所に見せる緻密な技で、圧巻のパフォーマンスに。抜群の安定感と全員が持つ華、そしてチーム仲の良さが融合した完成度の高い演技で、優勝を果たした。さらに、この結果からダブルダッチサークル「東京大学 D-act」としてJAPAN OPEN部門3連覇を達成。またFuzzy Bud Hubはメンバー全員が2年生という若いチームということもあり、来年以降の活躍にも大きな期待がかかる。 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス なお、今回も優勝者インタビューとして大会直後のFuzzy Bud Hubの選手たちのコメントが本記事の末尾に掲載されている。今大会に挑むまでのアクシデントやそれを乗り越えたチームワークを感じられる等身大の彼らの言葉の数々を是非ともご一読いただきたい。 トロフィー授与の様子 ゲストショーケース 「XII After Ours」のパフォーマンス 各部門の熾烈な戦いが終わり、選手たちが固唾を飲んで結果を見守る中、特別ゲストである日本が世界に誇る若手ブレイキンクルー「XII After Ours」とダブルダッチプロチームである「REG☆STYLE」「NEWTRAD」「FLY DIGGERZ」「Millennium Collection」によるゲストパフォーマンスが披露された。特に20周年を記念したこの4つのプロダブルダッチチームからなる合同ショーケースには会場は大盛り上がり。豪華なオールスターたちがこの20周年を祝った。 「NEWTRAD」のパフォーマンス 「FLY DIGGERZ」のパフォーマンス 「Millennium Collection」のパフォーマンス 「REG☆STYLE」のパフォーマンス 4チームによる合同パフォーマンス 編集後記 千野秀行氏 2025年という年は、日本で初の世界選手権大会が開催されるなど、ジャンプロープ史においては“転換点”といえるような年となった。そこに重なるように、ストリートの聖地・川崎で開催された20周年のDelight Japan。 「歴史」といえば、それは容易い。しかしその「歴史」の正体は、先人たち──これまでの選手やスタッフ、キャストや観客たち…多くの人々が流した汗や涙のことである。そして我々はそれらによって築き上げられたものの上にいることを、ここで感謝と畏敬の念と共に、改めて申し添えておきたい。 この大会を始めたころ、そこにいた人々はこの景色を想像できたであろうか。煌々と輝くステージを背に、原竹氏・千野氏や、MCを務めるKENSAKU氏が語った言葉の一つひとつには、私たちの想像を超えたヒストリーがあった。 Delightという言葉に込められた〈歓び〉という意味。この場所でそれを感じられるチームはごく僅かなのかもしれない。しかし、この舞台に挑戦する過程で得たものが、きっと人生において輝き、歓びとなるに違いない。 ダブルダッチデライトは、これからも多くのダブルダッチャーの夢をのせ走り続けることだろう。そしてこの日流れた汗や涙は、やがて「歓び」となり、いつかの「歴史」となって、次なる世代のダッチャーたちへ光を与えていく。 各カテゴリー優勝者勝ち名乗りの様子 OPEN部門優勝『Fuzzy Bud Hub』へインタビュー! Fuzzy Bud Hub左から ユート・エリカ・カナタ・チサ・ヒナ ──まずは優勝おめでとうございます。今のみんなのお気持ちを聞かせてください。 ヒナ私たちは2年生で、このチームでDelightに出場すること自体が初めてだったんです。そして本当は6人チームなのですが、怪我でシュンが出場できなくなって5人になってしまうなど、いろんなハプニングもありました。本当に私たちはメンタルが強くなくて、そのたびに打ちのめされていたのですが… 今はなんかもう夢みたいで、もはや何が起こっているか分からないです(笑)。 ──じゃあみんなあまり実感が湧いていないと。発表の際、名前を呼ばれて涙していたシーンもあったと思うんですが、それは実感とはまた違う感情だった? エリカそうですね、衝撃で涙が流れちゃった感覚です。少し時間が経って、今は私も「なんでここにいるんだ…?」みたいな気持ちになっていますね(笑)。 ──さきほどみんなハプニングを経たことや、あとは「メンタルが強くない」と話してくれましたが、そういったハンデもあった中でも優勝できたことは、単なる偶然ではないと思っています。そもそもメンタルが強くても1位になれるわけではないし。そこで自分たちでこの夏を振り返ってみて、どういったところに勝因があったと思いますか? チサそれでいうと、まずメンタルが弱いということを自覚しているので、大会中は他のチームのパフォーマンスは見ずに集中していました。自分たちにあった対策や、出来うる最善のことはできたのかなと。 あとはJSDDLのサマーキャンプに行ったり、いろんなイベントに出場したり、スタッフをやったりと、コツコツ自分たちのことを広めていって、色んな人に応援してもらえるようになったなとは思っています。 カナタ僕は仲の良さかなと思っています。フュージーはよくコミュニケーションを取っているんですよね。舞台袖の待機中もパフォーマンス中もよく喋りました。あと会場の近くで練習をしているときも、いつも通り話していて。緊張もしたんですけど、みんながいるしいけるでしょと思えたことが勝利に繋がったなと感じました。 ──ちなみにどんな会話を? エリカしょうもない会話とか、あとはカナタがするモノマネで笑ったりしていました(笑)。 ──なるほど(笑)。でも素敵ですね。コミュニケーションというところで1つ聞きたいんだけど、当然チームとして大会に出る以上、チームとして向き合わなければならない瞬間もあったと思います。そういうとき、みんなはどのようにコミュニケーションを取っていたのかなと。 ヒナ実はJapan大会の1週間くらい前に、私が本当にメンタルブレイクしてしまったんです。周りのチームも圧倒的に強いことを知っていたし、私たちもダブルダッチ歴は長いけれど、Japan大会に出た経験はなかった。チームの方針として、各技を易しくしてリスクを低め、ミスのない演技をすることを重視していたのですが、それでは勝てないのではないかと思ってしまったんです。不安で気持ちが落ちて落ちて、落ちまくって。でもそのとき、チームメイトが「みんなで通せば勝てるでしょ!」って言ってくれたことが大きかったです。それを信じてやってこれました。 ──みんなはヒナに声をかけたときって自信はあった? 一同ないです(笑)。 エリカその点に関しては、コーチのYoshihiroさんの存在も大きかったです。この大会からコーチになっていただいたのですが、Yoshihiroさんがずっと「ノーミスこそが正義」って言ってくださっていて。最初は私たちも半信半疑だったんですが(笑)、それをずっと聞いていて、かつ練習を進めていくうちに信じられるようになったんです。 ──最近の傾向として、自分の実力に自信がないから攻める選択をするチームも多いと思うんですが、その中でフュージーのみんなは逆の選択をしたと。実際、守りに入ったなって感覚はありましたか? 一同めっちゃありました(笑)。 ──(笑) チサでもそれ以上に、みんなで「身の丈にあったパフォーマンスをしよう」という共通認識でしたね。 コーチのYoshihiro(中央)と / 本人提供 ──ただ、守りに入ったにしては技術力の高さも感じるパフォーマンスだとは思ったんですが、どのような練習をしていたのか教えてもらってもいいですか? ヒナ今回だと3分弱のパフォーマンスで、それを4分割して、2〜3回通るまで次のパートにはいけない、というような練習をしていました。最初はやっぱり全然次に進まないんですよ。最初のほうでつまづいたりして1時間とか経ってしまったりもして。けれど、だんだん慣れてくるにつれて一発で終えられることも増えてきて。これを私たちは「鬼練」と呼んでいます(笑)。 ちなみにカナタが考案してくれたのは、普段は2回、雨の日だと「気分が下がるから」という理由で3回になっています。理由はよく分かりません(笑)。 チサこの3回という設定も、例えば「1回目:ただ跳ぶだけ → 2回目:50〜60%くらいの体感 → 3回目:100%」と設定して、次ミスしたら一からだからというプレッシャーを与えていたんですが、それが本番のようなプレッシャーの環境下で練習できていたのかなと感じます。 ■ アクシデントを乗り越えて ──少し時系列が前後しますが、先ほどフュージーは怪我でチームメイトが1名欠けてしまった状態で大会に臨むことになったと話してくれたと思います。気持ち的にも技術面でも大変だったと思いますが、どのようにしてそのアクシデントを乗り越えてきたのでしょう? ヒナみんなで落ち込みました。泣きました。終わった…って思ったけど、少しずつ時間と共に落ち切ったからこそ、ここから上がるしかないなとも思えるようになりました。そしてシュン自信も相当落ち込んだと思うのですが、「やっぱコイツがいないと勝てないなって言われるまでリハビリ頑張る」とメッセージをくれて、私たちはもうやるしかない、思いを背負って勝つしかないなと感じさせてくれました。 ──さまざまな紆余曲折を乗り越えて、憧れだったJapanのステージに立つことになりましたが、パフォーマンス中や直後はいかがでしたか? ヒナ私は緊張しすぎてあんまり記憶がないですね。気がついたらステージから捌けていました(笑)。 エリカもう、超楽しかったです(笑)。ただ実は少しだけミスもあって、私の中では見せきれなかったことが悔しさもありますね。(周囲からはミスに)気付かないと言われたりもしましたが、そこはちゃんと“ノーミスの顔”をできたことも良かったのではないかなと。 ──ダブルダッチは特性上、ミスが分かりやすくパフォーマンスの流れに大きく影響を与えてしまうと思うのですが、そのとき心の中ではきっと「あっ…」となってしまうと思います。そういう無意識下のことまでちゃんと修正するのって、やっぱり計り知れない積み重ねがあったということですよね。 エリカ私は表情に出やすいタイプで、小学生のときからずーっとそうなんです。コーチのYoshihiroさんや指導してくださった方にも指摘を受けたり、チームメイトからは半ば怒られたりもして(笑)。とにかく色んな人に指摘されて直せたと思うので、マジで感謝しています。 ──ちゃんとそういう指摘もしあえていることがよいですね。 チサ例えば誰かの気持ちが落ちちゃって、というときは、一緒に沈んでしまうこともありますけど、じゃあ他のみんなでどうでもいい話で盛り上げようとか、ピリピリしているときは和らげようというような、状況を見てバランスを取ることも大事だと思いました。 ヒナそれでも全員が沈んでしまったときは、一旦練習を切り上げて解散しちゃうこともあって。意外と次の日はケロっとしてることもあります。 カナタ変に遠慮する関係でもないですし、思ったことは伝えた方が結果にもつながると思うので、言い方さえ気をつければ伝えるべきだとは思っています。 ユウト今のようにエリカの表情のこともそうですが、みんなそれぞれが、それぞれの弱点を理解して補い合えることが強さだと思っています。例えば僕であれば、技のシルエットが良くないから、みんなで一緒に考えていこうとか。お互いの弱点を伝え合い理解しあって、質の良いものにできたことが結果につながったと思っています。 ──皆さんの話を聞いていても実感しますが、フュージーのパフォーマンスは全員が意見をしっかり擦り合わせて、表情や意識的なところも統一されているなと感じました。 ヒナ例えば表情が1つ潰れてしまっただけでも、観る側の受け取り方が全く変わってしまうよね、というようなことまで、色々と話していた気がします。 チサそうですね。私はこうがいいと思う、いや自分は… という意見の差って絶対にあるんですが、しっかりと意見を言い合って納得する形に落とし込むことが一貫性に繋がっていると思います。ただ言語化しているとはいえ、「ここはニヤッって感じで」とか(笑)。全てを事細かに言葉にしてるわけではないけど、その「ニヤッ」もどういう感じなのかということも話したりはします。 ■ シュンがいたら絶対いけるっしょ ──さて、みんなはまだ2年生ということもあり、いわば“追いかける側”で走ってきたけど、ここからは名実ともに“追われる側”となります。来年のDelightが皆さんのラストとなるわけですが、ここから先に対する思いや目標だったり、考えていることがあれば教えてください。 チサ本番前の緊張も、今回は「ラストイヤーじゃないから…」と自分たちに言い聞かせてリラックスさせてきたんですが、それがもうできないのでどうしよう、とは思っています。 カナタでもシュンがいたら絶対にいけるっしょ、とも思っていますね。来年は6人で優勝したいと思っています。 ヒナ私たちのサークルであるD-actは、私たち以外にも同期がめちゃくちゃ強いんです。5チームいて、今回は惜しくもJapanのステージには立てなかったけれど、順位や点数も高いほうで。だから5チーム全員、同期みんなでJapanのステージに立てたら良いなと思っています。 エリカ私はカナタに勝つことですね(笑)。 カナタえっ(笑)。 エリカお互いキッズの頃からダブルダッチを始めていて、お互いのことを初めて知ったのが高校時代。当時からずっとカッコいいプレイヤーだなと思っていました。高3の最後に一緒のチームを組んだんですが、自分のパートよりもお客さんを沸かせていて、めっちゃ悔しかったんですよね、それが(笑)。なので「フュージーで一番カッコいいのはエリカ!」って言われるようになりたいと思っています。 そして、さっき“追われる側になる”という話があったと思うんですが、自分が追いかけてきた人ってみんな自信がある人たちなんですよ。だから私、これからはなよなよした自分からは卒業します。そして自信を持って自分を魅せ切って、カナタを超えます。 ──全然なよなよしているようには思えないくらい力強いコメントだったけど(笑)。ありがとうございます。他の皆さんはいかがでしょう? ユウト僕は2つあって、まず1つは「JOKER」* の存在を広めたいと思っているんです。 *JOKER:松本深志高校 ダブルダッチ部の名称。大会での入賞歴もある強豪校で、多くの有名プレイヤーを輩出している。 ユウト正直最近JOKERはあまり強くはなくて、ただ名前が知られているような感覚なんですが、その自分のルーツであるJOKERのことが広がって、後輩たちに夢を与えられたらいいなと思っています。あともう1つは、世代間で最強の“3倍ヤー”(3倍を跳ぶプレイヤー)になりたいですね。近い世代にすごい上手い方々もいるんですが、「3倍ヤーといえば?」と聞かれたとき、自分の名前が挙がるようなプレイヤーになりたいです。 チサチームメイトがみんなすごく上手で、私はもっと自信をもってフュージーにいれるように努力しないといけないと思っています。みんなにおんぶに抱っこは悔しいので。正直、貢献できたかは分からないですが、もっと自信を持ってそう言えるように頑張りたいですね。 ──側からみると決してそんなことはないと思うんだけどね。ただ、自分で自信を持てる感覚というのはまた違いますからね。では最後、リーダーのカナタくんはいかがでしょう? カナタD-actの最盛期はここだぞ、ってことですかね。 エリカうわー、ちょっとそれ答えじゃん(笑)。 カナタD-actとしてはDelight Japanで3連覇していて、2023年のBølge、2024年のNoA-NoAと好調なんですが、いやここだぞ、俺らの代が一番ヤバいんだぞ、って思わせたいです。僕ら22期が最盛期を築き、そしてその筆頭格がFuzzy Bud Hubであればいいな、と思っています。 大会概要 『Double Dutch Delight Japan 2025』日時:2025年10月18日(土)会場:神奈川県川崎市・カルッツかわさき主催:一般財団法人日本ジャンプロープ連合(JJRU)共催:川崎市協賛:コムテック株式会社 / カシオ計算機株式会社 / 株式会社JTB / JBLオフィシャルサプライヤー:NEW ERA / STANCE主管:日本学生ダブルダッチ連盟(JSDDL) / OVER THUMPZ
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surf世界自然遺産・徳之島を舞台に繰り広げられた熱戦──栄冠を手にしたのは小林桂と川瀬心那2025.10.212025年10月17日から19日までの3日間、WSL Tokunoshima Town Pro QS2000が鹿児島県大島郡徳之島・花徳浜(けどくばま)で開催された。徳之島でWSLイベントが行われるのは、2023年10月に開催された「TOKUNOSHIMA TOWN PRO JUNIOR」以来、2年ぶり。開催地が南西諸島に位置することから、奄美大島や地元・徳之島出身の選手も多く出場。日本で5番目に世界自然遺産に登録された豊かな自然に囲まれたこの地で、白熱した戦いが繰り広げられた。9月から国内でQS(Qualifying Series)の開催が続いてきたが、日本で行われる今大会が今シーズン現時点では最後の一戦となる。今後はフィリピン、台湾へと舞台を移すが、日本で獲得したポイントが今季の最終ランキングに大きく影響を与える可能性もある。コンディションは3日間を通して胸前後。日中は気温上昇に伴いオンショアが吹き、海面がやや乱れる時間帯もあったが、コンスタントにうねりが届き、試合を進行するには十分な波が続いた。 ©︎WSL / CHARFILM ©︎WSL / CHARFILM ©︎WSL / CHARFILM ファイナルデー進出者は実力者4名 小林桂 ©︎WSL / CHARFILM 迎えたファイナルデー。ラインナップには、個性豊かな4名のサーファーがそろった。試合巧者の小林桂、逆転劇で勝ち上がってきた大音凛太、腰の不調を抱えながらも波を読み切った山中海輝、そして御前崎から好調を維持する岡村晃友。この好調な4名の中から、ファイナルへと駒を進めたのは小林桂と、QS初のファイナル進出を果たした岡村晃友となった。 ©︎山中海輝 WSL / CHARFILM ©︎大音凛太 WSL / CHARFILM ©︎岡村晃友 WSL / CHARFILM 岡村晃友との接戦を制し、小林桂が頂点へ ©︎WSL / CHARFILM 小林桂はどの試合でも必ずスタートから動き出す試合運びも今大会でも披露し、開始10分たたず5.83スコアをする。 しかし、岡村晃友も10分過ぎる直前でフロントサイドでスプレーをあげた縦へのアプローに4.67をスコア。 中盤戦、小林桂が7本目に5.47スコアしバックアップスコアを伸ばし、岡村晃友が優勝するための必要なスコアを6.53と伸ばす。 しかし、岡村晃友が7本目に6.10とヒートハイエストをスコアし優勝するためのスコアを5.20と縮める。 小林桂は引き続き動き続け10本目に6.67スコアしヒートハイエストを塗り替え、岡村晃友が必要なスコア6.41に引き離す。 そのまま岡村晃友はスコアを伸ばす波を見つけることができず試合終了。 見事、MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000、Mera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000に続き優勝を果たした。 岡村晃友 ©︎WSL / CHARFILM 小林桂 ©︎WSL / CHARFILM 川瀬心那が宮崎に続き、徳之島でも頂点に立つ ©︎WSL / CHARFILM ウィメンズは、今季好調な川瀬心那をはじめ、吉田花瑚、徳之島・母間出身の青山コト、そして奄美大島から出場した山田佳那の4名がファイナルデーに名を連ねた。 山田佳那 ©︎WSL / CHARFILM 青山コト ©︎WSL / CHARFILM ファイナルに進出したのは、川瀬心那と吉田花瑚。お昼前、波の変化が見られるタイミングでヒートがスタートした。川瀬心那がスタートダッシュを見せ、1本目で5.50をスコア。続く2本目でも3.83をマークし、序盤からリードを広げる。しかし、その後はバックアップを伸ばすのにやや苦戦する展開となった。対する吉田花瑚は、3本目で3.67、5本目に4.17をスコアし、トップスコアを塗り替えながら必要スコアを5.17まで縮める。しかし中盤以降、波数が減少。川瀬心那はプライオリティを活かして吉田花瑚をマークし、吉田花瑚はそれを避けるようにライト方向(右側)へポジションを移す。両者がポジションを変えながらチャンスをうかがうも、最後まで決定的な波は訪れずタイムアップ。見事、川瀬心那がMera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000、そしてKitaizumi Surf Festivalに続く優勝を飾った。 吉田花瑚 ©︎WSL / CHARFILM 川瀬心那 ©︎WSL / CHARFILM 徳之島での戦いを終え、舞台はフィリピン・台湾へ ©︎WSL / CHARFILM 世界自然遺産に登録された、自然豊かな徳之島を舞台に繰り広げられた今大会。 日本で続いたQSシリーズはこの大会で一区切りとなるが、舞台はこのあとフィリピン、そして台湾へと移る。ツアーはフィリピン、台湾へと続き、選手たちは来季の出場権を懸けた重要な戦いが続いていく。 Women’s 結果 ©︎WSL / CHARFILM 優勝:川瀬心那2位:吉田花瑚3位:青山コト・山田佳那 Men's 結果 ©︎WSL / CHARFILM 優勝:小林桂2位:岡村晃友3位:山中海輝・大音凛太
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danceジュニア世代日本一決定戦が渋谷にて開催!「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2025」2025.10.072025年10月4日(土)に東京都渋谷区の代々木公園BE STAGEにてジュニア世代に向けたブレイキンの大会「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2025」が開催された。本イベントはパリ2024オリンピックの影響もあり、近年盛り上がりを見せるブレイキンシーンにおいて、ジュニア世代が中心となる大規模な大会が国内外問わず開催されていない背景から、ブレイキン大国である「日本」から、世界に発信できる世界最大のジュニア大会となることを目指して今回2回目の開催となった。 ©FEworks / Haru Graphics 各都道府県をレペゼンするU-15のメンバーで構成されたクルーでエントリーするのが本大会の特徴。雨天の中開催されるも、子ども達の気迫のこもった熱いバトルが繰り広げられ、会場は大きな盛り上がりを見せていた。 アンバサダーにはShigekix、ゲストショーケースにⅫ After Ours、ジャッジにも日本を代表するトップB-Boy、B-Girlが集結。ジュニア世代日本一を決める大会に相応しいメンバーが名を連ねた。 Ⅻ After Ours / ©FEworks / Haru Graphics JUDGES / ©FEworks / Haru Graphics Shigekixによる「勝ち飯」トークセッション 本戦トーナメントの開幕を前に、会場ではShigekixによるトークセッションが行われた。テーマは「食事」。パリ五輪に挑んだ際のリアルな食生活から、日々のコンディショニング、そして本番で最高のパフォーマンスを発揮するための“勝ち飯”メソッドまで。成長期を迎えるジュニア世代とその保護者に向けて、食とパフォーマンスの関係をわかりやすく語った。 ©FEworks / Haru Graphics Shigekixが伝えたのは、「本番でエネルギーを切らさないこと」の重要性だ。大会当日や練習の合間にもこまめに食事をとるよう意識していると語り、その実践例として紹介されたのが、一口サイズのおにぎり「PowerBall(パワーボール)」。この日、会場では実際にShigekixが普段口にしているPowerBallが配布され、参加者も試食を通じてその効果を体感した。子どもたちからは「おいしい!」「食べやすい!」といった声が上がり、保護者からも「これならうちの子も食べてくれそう」と好評を集めた。 ©FEworks / Haru Graphics さらに会場内には「勝ち飯ブース」が設けられ、「アミノバイタル スーパースポーツゼリー」や「だし湯」などのアイテムが提供された。バトルの合間にゼリーを“ちびちび飲む”選手の姿や、「しみる〜」「おいしい」とだし湯をおかわりする親子の光景が見られ、Shigekixのトーク後には多くの人がブースに足を運んだ。 Shigekixは「極端に食べないとか、ダイエットは避けてほしい。しっかり食べて、食べるものに興味を持ってほしい」と語り、食を通じて自分の体と向き合う姿勢の大切さを伝えていた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics HIRO10 vs Shigekix!サプライズでエキシビジョンバトルが実現! 本戦開始前のメインオープニングにてHIRO10が登場。雨天のため自身が企画した「Powermove Contest」が中止となってしまったため、急遽Shigekixとのエキシビションバトルを提案。日本が世界に誇る2人の夢の対決が実現した。 HIRO10十八番のパワームーブや、Shigekixの音に合わせたフリーズで観客を魅了。計3ムーブを踊り切り、会場を大いに盛り上げた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 次世代のニュースターたちによる意地とプライドをかけた戦い 厳しい予選を勝ち抜いた8チームによるトーナメントは、どのバトルもどちらが勝つか分からない接戦となった。本イベントのルールは5ターン制となっており、必ずルーティンをしなければならないターンが含まれているのもBREAKIN’ SUMMITならでは。 特にトーナメントを勝ち進んでいくにつれ重要なポイントとなったのがルーティンの完成度だ。ルーティンのターンでいかに勢いを途切れさせず最後まで踊り切れるかが勝負の分かれ道となった。 ©FEworks / Haru Graphics 準決勝初戦のカードはStates of Styles(東京) vs YamaNasty(山梨)。こだわりの詰まった特徴的なスタイルが魅力のYamaNasty。生き生きとした踊りで会場の空気を掴む。 対するStates of Stylesは各々の洗練されたソロや多彩なバリエーションを見せ、説得力のある踊りを披露。難しい判断となったがStates of Styleに軍配が上がった。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics もう一方の準決勝のカードはKCS NEXT GENERATION(熊本) vs FRESH FRONTIER(長野)。大人顔負けのパワームーブや体の柔軟性を活かしたムーブなど個性あふれるメンバーで構成されたFRESH FRONTIER。 KCS NEXT GENERATIONはバトルの姿勢を崩さず、相手を意識したムーブが印象的だった。毎ターンスキル、アイデアともに申し分ないパフォーマンスを披露したが、クルーとして一体感を見せたFRESH FRONTIERが流れを掴み決勝へ駒を進めた。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 決勝はStates of Style vs FRESH FRONTIER。お互いの持ち味を生かしたルーティンと爆発力のあるソロで会場をロック。見ごたえある一戦となった。この日一番の盛り上がりを見せたバトルは、僅差でStates of Styleの勝利。 ©FEworks / Haru Graphics States of Style / ©FEworks / Haru Graphics 随所で垣間見えたブレイキンの魅力 悪天候によるタイムスケジュールの変更など、選手達はコンディション調整が難しい中でタフな戦いを強いられた。そんな中でも仲間同士で鼓舞しあう姿など、クルーバトルらしい場面も多々見受けられた。 子供たちが本気で切磋琢磨し自分を表現できる、ブレイキンの可能性を改めて実感させられる一日となった。様々な特色を持つイベントが開催されるなか、BREAKIN’ SUMMITは子供たちが目指す新たな「大舞台」にふさわしい大会となるだろう。 ©FEworks / Haru Graphics ©FEworks / Haru Graphics 大会概要 大会名:東急不動産ホールディングスBREAKIN’ SUMMIT 2025会場:代々木公園BE STAGE日時:2025年10月4日 MC:MACCHANDJ:TEE / YOSHIKIJUDGE:ABERE / AYU / ISSEI / KAZUHIRO / Lil'En / MiMz / RA1ON / RYOGA / SHOSEI / TSUKKI / Yuika / Yurie GUEST SHOWCASE:XII AFTER OURS、Valuence INFINITIES Youth
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surfMera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000 木崎浜で熱戦!小林桂・川瀬心那が栄冠に輝く2025.10.062025年9月26日から28日の3日間にわたり、WSL Mera Group Corporation The Open Miyazaki Pro QS2000 が宮崎県宮崎市・木崎浜で開催された。大会は、直前に宮崎県日向市お倉ヶ浜で行われた WSL Mera Group Corporation The Hyuga Pro Junior に続き、頭オーバーから、潮の時間帯によってはダブル近いサイズまで達するパワフルなコンディションの中で行われた。 太田 拓杜 Photo by Kenji Sahara 渡邉壱孔 Photo by Kenji Sahara 松田詩野 Photo by Kenji Sahara 白熱のファイナルは川瀬心那と松野杏莉の対決に 松野杏莉 Photo by Kenji Sahara ファイナルデイはクォーターファイナルからスタート。サイズはやや落ち着いたものの、それでも頭オーバーのセットが押し寄せるコンディションとなった。クウォーターファイナルからマンオンマン形式で進行し、安定して素晴らしい演技を見せ、どのラウンドでも確実にスコアを重ねてきた松野杏莉と川瀬心那によるファイナル。1本目は両者ともに開始早々に波へアプローチ。その後のパドルバトルを制してファーストプライオリティを得た川瀬心那が、その権利を活かして波を掴み、7.00ポイントをスコア。さらに後半には2つのマニューバーで7.67ポイントを叩き出し、2本の高得点をまとめあげた。松野杏莉も追い上げを見せ、際どいセクションでのワンターンで7.27ポイントをマーク。さらにラスト10秒を切った場面で再びチャージし、鋭いワンターンを決めて6.47ポイントを獲得するも、逆転にはわずかに届かず。見事、川瀬心那が2023年12月の日向プロ以来となるQS2勝目を飾った。 Photo by Kenji Sahara 小林桂、今季QS2勝目 アジアランキング首位に浮上 Photo by Kenji Sahara メンズのファイナルは、セミファイナルで渡邉壱孔との接戦を制した小林桂と、今大会を通して安定感を見せていた須田喬士郎の対戦となった。1本目から積極的に仕掛けたのは小林桂。鋭いライディングで5.67ポイントをマーク。以降も必ず乗った波をインサイドまで乗り繋ぎ、着実にバックアップスコアを伸ばし、5.13ポイントを加えてトータルスコアを伸ばしていく。一方の須田喬士郎は、2本目で最初のセクションにエアーリバースを組み込むチャレンジングなライディングを見せ、4.50ポイントをスコア。さらに後半には4.87ポイントを獲得したものの、逆転には一歩届かず。小林桂が9月に静岡県御前崎で開催された MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000 に続くQS2勝目を挙げ、QSアジアランキング1位に浮上した。 須田喬士郎 Photo by Kenji Sahara 小林桂 Photo by Kenji Sahara 宮崎の激戦を経て、注目は徳之島へ移る 増田来希 Photo by Kenji Sahara この後は、10月17日から19日に鹿児島県・徳之島で Tokunoshima Town Pro QS2000 が開催予定だ。 南国ならではの力強いブレイクを舞台に、さらに熱を帯びるQSアジアランキング争いが繰り広げられる。 宮崎での激戦を制した勢いをそのまま次戦へとつなげられるのか、あるいは新たなヒーローが誕生するのか――注目の一戦となる。 Women's 結果 Photo by Kenji Sahara 優勝:川瀬心那 2位:松野杏莉3位:松田詩野、松山黎音 Men's 結果 Photo by Kenji Sahara 優勝:小林桂2位:須田喬士郎3位:野呂海利、渡邉壱孔
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others静岡県島田市にアーバンスポーツイベントが上陸!家族連れが様々なスポーツを楽しんだ1日「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA Vol.1」イベントレポート2025.10.022025年9月28日(日)に静岡県島田市の島田市駅前駐車場にて「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA Vol.1」が開催された。島田駅の目の前に位置する大型駐車場にて様々なアーバンスポーツコンテンツが集合。残暑が続く今年の夏の暑さをも吹き飛ばすアーバンスポーツの熱気で一日中盛り上がった。 「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA Vol.1」は、Vol.1とある通り今月9月開催と11月開催の2度に分けての実施が予定されている。次回のVol.2には島田市出身の日本が世界に誇るトップスケートボーダーの根附海龍選手がゲスト選手として来場予定であり、今年はアーバンスポーツイベントで島田市が熱い。それを象徴するように今回も会場には大勢の家族連れが来場しアーバンスポーツを楽しんだ。 会場の様子 天気予報で一時は雨天の予報もあったが当日は見事晴天に恵まれ、まだまだ夏を感じさせる暑さの中でプログラムは進行された。イベント開催の挨拶には染谷絹代島田市長が登壇し本イベントの開催を激励した。その後市長は実際に各コンテンツを観覧され子どもたちがアーバンスポーツを楽しむ姿をにこやかに見守られていた。 染谷絹代島田市長の登壇の様子 以下は終始参加者が途絶えることがなかった「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA Vol.1」当日の各コンテンツの様子だ。 スケートボード 静岡を拠点とする、確かな知識と実績を持つスケートボードコーチ中坂優太が完全監修した初めての方でも安心して学べる体験会が開催された。当日は正しいプロテクターの付け方から、スケートボードの基礎となる「プッシュ」(前に進む動作)の足の置き方、練習ステップ、補助の方法まで丁寧にレクチャー。なお当日は子どもだけではなく、親御さんが一緒に子どもへのレクチャー方法を学ぶ親子教室の場も設けられ、初歩的な部分はインストラクターのサポートがなくても子どもたちがスケートボードを始められるように必要な知識と方法を講師陣が手取り足取り指導した。 スケートボード体験の様子 スケートボード体験の様子 当日は才能あふれる若手スケートボーダーで島田市出身の曽根紘太郎と高橋泰雅の2名も参加。アメリカアマチュア最高峰大会タンパアマにも挑戦する彼らがデモンストレーションとしてトリックを披露。イベント終盤には隣で開催されていたBMXフラットランドとのコラボセッションも即興でとり行われ、トリック中のBMXの上を飛び越えるパフォーマンスも見せてイベントをさらに会場を盛り上げた。 スケートボードとBMXフラットランドのコラボデモンストレーション BMXフラットランド MC ISSYが盛り上げる中披露した吉田幸生のBMXパフォーマンスの様子 国内を代表するBMXブランド「MOTELWORKS」(モーテルワークス) のチームライダーである田中光太郎と吉田幸生によるパフォーマンスを皮切りに始まったBMXフラットランドコンテンツ!世界を舞台に輝かしい戦歴を残し長きにわたりトップ選手として活躍したあとBMXの普及のため全国各地でのワークショップやイベントの実施、国際審査員などその活動は多岐にわたるMOTELWORKSブランドの創始者である田中光太郎と、これまで数多くのコンテストやイベントに出演し多くの人々にBMXの魅力を伝えるMOTELWORKSライダーの吉田幸生は、ハイレベルのトリックをステージで繰り出し来場者の目を釘付けに。また子どもたちと一緒にBMXに乗る機会を設けてBMXの楽しさを肌で伝えた。 田中光太郎のBMXパフォーマンスの様子 子どもたちと一緒にBMXパフォーマンスも また2回に分けて開催された体験会にも多くの来場者が訪れるとBMXの乗り方を分かりやすくレクチャー。まずBMXという自転車に慣れることはもちろんのこと、コーンを使ったバランスを取る練習や簡単なトリックにもトライ。参加者全員が楽しくBMXに挑戦していた。 BMXフラットランド体験会の様子 パルオニ パルオニの様子 島田市に上陸した『鬼ごっこ』x『パルクール』を組み合わせた究極の鬼ごっこスポーツであるパルクール鬼ごっこ(パルオニ)は、子供たちから大人気のコンテンツとして大きな盛り上がりを見せた。 障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられ、その組み合わせは親子や兄弟、小学生の友達同士など様々で、開催中は終始順番待ちで長蛇の列ができるほどの人気を博し、多くの参加者を集めていた。 パルオニの様子 どちらが早く捕まえられるかを競うため、自分が早く捕まえられてしまうと、もっと早く捕まえないといけない展開になるハラハラドキドキの手に汗握る戦いに。目新しい環境での鬼ごっこが単に楽しいだけでなく、その20秒という短い時間ながら障害物を利用した工夫が見られるなど、パルオニが子どもたち自身の積極的な姿勢を引き出すのが見て取られ、それを見守り一緒に楽しむ親御さんの姿も印象的だった。 地元島田を拠点に活動するダンサーたちによるショーケースとダンスバトル ダンスショーケースの様子 本イベントと同時開催となった「縁joinフェス」では島田市や周辺の市町村を拠点とするダンススタジオやダンスチームが参加したダンスバトルとショーケースが開催された。ブレイキンをはじめハウスやヒップホップなど幅広いジャンルのダンスを通して会場を盛り上げた。 ワークショップとキッチンカー ワークショップの様子 会場横では同時開催の「縁joinフェス」にて、島田市の地元の魅力が詰まったマルシェに加えて、ご当地グルメが楽しめるキッチンカーや、子どもたちに人気なワークショップが勢揃い。縁日ブースの横で開催されたワークショップでは木材を使った工作に子どもたちが殺到していた。 キッチンカーの様子 イベント開始後からお昼時をピークに常に大勢のお客さんで賑わっていたのが出店されたキッチンカーの数々。当日は天気も良く日差しも強く暑い天気だったこともあり、体験会を終えてお腹を空かせた子どもたちが、地元で人気な美味しいフードを食べながら、キンキンに冷えたドリンクやかき氷で水分補給をしていた。 最後に 今回、島田市で初開催の「URBAN SPORTS CAMP」だったが終始多くの来場者が訪れ大盛況の中で幕を閉じた。参加者はイベント内の各競技の体験会とパフォーマンスを楽しみながらスタンプラリー等にも参加。一日通していろいろな形でアーバンスポーツとイベントを楽しんでいた。 なお今回の取り組みの背景には、島田市にアーバンスポーツ施設の設置を検討していることがある。地方都市を「アーバンスポーツ」の力で活性化を図ることの可能性を、本イベントを支える地域の温かさと来場者の熱から強く感じる1日となった。11月の「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA Vol.2」ではアーバンスポーツが島田市をさらに熱くし盛り上げることは間違いない。次回開催も楽しみに待ちたいと思う。
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doubledutch記念すべき20周年の節目の大会を制したのは!?「Double Dutch Delight Japan 2025」Report2025.10.232025年10月18日(土)、ダブルダッチの学生日本一決定戦『Double Dutch Delight Japan 2025』が、神奈川県川崎市・カルッツかわさきで開催された。 Double Dutch Delight (ダブルダッチデライト) は毎年開催される、パフォーマンス種目世代別No.1 を決める全国大会。上位チームは、12月14日(現地時間)アメリカはニューヨーク・タウンホールシアターにて開催される国際大会『National Double Dutch League Holiday Classic』(以下、NDDL)に進出する権利を含めたダブルダッチ本場体験ツアーが与えられる。 なお大会は今年で20周年を迎えたこともあり、オープニングセレモニーには特別ゲストとしてIJRU会長であるショーン・ハミルトン氏が登壇。今大会の開催の激励と今年の夏に同じく川崎で行われた世界選手権の開催の感謝を述べ、大会は幕を開けた。 IJRU会長ショーン・ハミルトン氏(左)とJJRU事務局長原竹純氏(右) 今大会は大学生のOPEN部門、小学生から中学1年生までのNOVICE部門、中学2年生から高校生までのADVANCED部門、年齢不問の一般部門の4つに分かれる。なお今大会へはEAST、WEST、NORTH、SOUTHの地区から上位入賞したチームのみが参加できる本当の意味で今年の日本一を決める戦いとなった。 毎年大盛況となるOPEN部門は、今大会の最注目部門。Japan大会は前年度 OPEN部門の優勝チームの出場地区で開催されることが慣例となっており、ここ2年はEAST地区のチームから優勝が続いている。この記念すべき20周年の節目の大会でトロフィーを掲げるのはどのチームか、またこのJapan大会が来年はどの地区で開催されるのかなど、今年は各チームが特別な気持ちで出場する中、終始熾烈な戦いが繰り広げられた。 一般部門 『Junk Swing』のパフォーマンス 一般部門ではWEST地区代表として挑んだ『Junk Swing』が、洗練された構成と確かな実力で見事優勝を掴み取った。音楽と一体化したリズム感あふれる演技に、ロープトリックやアクロバットの迫力を融合させ、華やかさと力強さを兼ね備えたステージを披露。次々と繰り出される技の連続に、一瞬たりとも目を離せないパフォーマンスで観客の心を惹きつけた。 NOVICE部門 『A.C.Z 』のパフォーマンス NOVICE部門では、EAST地区代表として挑んだ3人チーム『A.C.Z 』が見事優勝を掴み取った。全員がフロア・アクロバットを取り入れた迫力のステージは、観客の目を釘付けにし、その場の空気を一気に引き込んだ。ラスト曲に差し掛かるにつれボルテージは最高潮に達し、ダイナミックな動きと息の合ったパフォーマンスで、会場全体を熱気で包み込んだ。 ADVANCED部門 『BASKU RATCH』のパフォーマンス ADVANCED部門では、接戦を競り勝ち優勝に輝いたのはWEST地区代表として挑んだ『BASKU RATCH』。ステージの最初から耳に残る特徴的な音や動きで観客を自分たちの世界に引き込み、ジャンプスキルやロープスキルの両方を随所に盛り込んだダイナミックかつ緻密な演技を披露。ラストまでその世界観を貫き、観客を最後まで惹きつけた。 OPEN部門 そして、OPEN部門。大会最注目のこの部門では20周年の節目に相応しい大接戦が繰り広げられ、終始固唾を呑んで結果を待つようなジャッジも頭を悩ますハイレベルな甲乙付け難い展開となった。 3位はEAST地区、日本体育大学・乱縄所属の『珠華』 が入賞した。同日午前に行われた敗者復活戦を勝ち上がった勢いそのまま、OPEN部門一発目から会場を沸かせるパフォーマンスを披露。チャイナテイストの美しさと迫力を兼ね備えた演技で、観客を魅了した。 『珠華』のパフォーマンス なお、敗者復活戦から入賞するのは、2021年『Roar』、2023年『黄金パンダ艦隊』、2024年『SHOWMEN TOPPER’s』に続き、現行選出ルールに移行してからこれで4度目。さらに3年連続の敗者復活戦からの入賞となり、挑戦するチームの熱意と意気込みが際立つ結果となった。 2位にはEAST代表として挑んだ『第一天空部隊』(R2所属) が輝いた。所属サークル R2 にとって史上初のJAPAN出場となった舞台で、見事2位入賞を果たした。曲が流れた瞬間からラストまで、演者一人ひとりの表情の豊かさが印象的で、観客の視線を釘付けにした。終盤には選手宣誓のような一場面もあり、所属サークルの名を背負って挑む意気込みと熱量が舞台全体に伝わった。パフォーマンス後のMCでは MC YUI/REG☆STYLEも思わず涙を見せるほど、観客の心に刺さるステージとなった。 『第一天空部隊』のパフォーマンス そして栄えある優勝に輝き、トロフィーを掲げたのはEAST地区「東京大学 D-act」より『Fuzzy Bud Hub』!! 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス ステージ冒頭から華麗なロープワークとジャンプで観客を夢中にさせ、個々の高いスキルと表現力を惜しみなく披露。随所に見せる緻密な技で、圧巻のパフォーマンスに。抜群の安定感と全員が持つ華、そしてチーム仲の良さが融合した完成度の高い演技で、優勝を果たした。さらに、この結果からダブルダッチサークル「東京大学 D-act」としてJAPAN OPEN部門3連覇を達成。またFuzzy Bud Hubはメンバー全員が2年生という若いチームということもあり、来年以降の活躍にも大きな期待がかかる。 『Fuzzy Bud Hub』のパフォーマンス なお、今回も優勝者インタビューとして大会直後のFuzzy Bud Hubの選手たちのコメントが本記事の末尾に掲載されている。今大会に挑むまでのアクシデントやそれを乗り越えたチームワークを感じられる等身大の彼らの言葉の数々を是非ともご一読いただきたい。 トロフィー授与の様子 ゲストショーケース 「XII After Ours」のパフォーマンス 各部門の熾烈な戦いが終わり、選手たちが固唾を飲んで結果を見守る中、特別ゲストである日本が世界に誇る若手ブレイキンクルー「XII After Ours」とダブルダッチプロチームである「REG☆STYLE」「NEWTRAD」「FLY DIGGERZ」「Millennium Collection」によるゲストパフォーマンスが披露された。特に20周年を記念したこの4つのプロダブルダッチチームからなる合同ショーケースには会場は大盛り上がり。豪華なオールスターたちがこの20周年を祝った。 「NEWTRAD」のパフォーマンス 「FLY DIGGERZ」のパフォーマンス 「Millennium Collection」のパフォーマンス 「REG☆STYLE」のパフォーマンス 4チームによる合同パフォーマンス 編集後記 千野秀行氏 2025年という年は、日本で初の世界選手権大会が開催されるなど、ジャンプロープ史においては“転換点”といえるような年となった。そこに重なるように、ストリートの聖地・川崎で開催された20周年のDelight Japan。 「歴史」といえば、それは容易い。しかしその「歴史」の正体は、先人たち──これまでの選手やスタッフ、キャストや観客たち…多くの人々が流した汗や涙のことである。そして我々はそれらによって築き上げられたものの上にいることを、ここで感謝と畏敬の念と共に、改めて申し添えておきたい。 この大会を始めたころ、そこにいた人々はこの景色を想像できたであろうか。煌々と輝くステージを背に、原竹氏・千野氏や、MCを務めるKENSAKU氏が語った言葉の一つひとつには、私たちの想像を超えたヒストリーがあった。 Delightという言葉に込められた〈歓び〉という意味。この場所でそれを感じられるチームはごく僅かなのかもしれない。しかし、この舞台に挑戦する過程で得たものが、きっと人生において輝き、歓びとなるに違いない。 ダブルダッチデライトは、これからも多くのダブルダッチャーの夢をのせ走り続けることだろう。そしてこの日流れた汗や涙は、やがて「歓び」となり、いつかの「歴史」となって、次なる世代のダッチャーたちへ光を与えていく。 各カテゴリー優勝者勝ち名乗りの様子 OPEN部門優勝『Fuzzy Bud Hub』へインタビュー! Fuzzy Bud Hub左から ユート・エリカ・カナタ・チサ・ヒナ ──まずは優勝おめでとうございます。今のみんなのお気持ちを聞かせてください。 ヒナ私たちは2年生で、このチームでDelightに出場すること自体が初めてだったんです。そして本当は6人チームなのですが、怪我でシュンが出場できなくなって5人になってしまうなど、いろんなハプニングもありました。本当に私たちはメンタルが強くなくて、そのたびに打ちのめされていたのですが… 今はなんかもう夢みたいで、もはや何が起こっているか分からないです(笑)。 ──じゃあみんなあまり実感が湧いていないと。発表の際、名前を呼ばれて涙していたシーンもあったと思うんですが、それは実感とはまた違う感情だった? エリカそうですね、衝撃で涙が流れちゃった感覚です。少し時間が経って、今は私も「なんでここにいるんだ…?」みたいな気持ちになっていますね(笑)。 ──さきほどみんなハプニングを経たことや、あとは「メンタルが強くない」と話してくれましたが、そういったハンデもあった中でも優勝できたことは、単なる偶然ではないと思っています。そもそもメンタルが強くても1位になれるわけではないし。そこで自分たちでこの夏を振り返ってみて、どういったところに勝因があったと思いますか? チサそれでいうと、まずメンタルが弱いということを自覚しているので、大会中は他のチームのパフォーマンスは見ずに集中していました。自分たちにあった対策や、出来うる最善のことはできたのかなと。 あとはJSDDLのサマーキャンプに行ったり、いろんなイベントに出場したり、スタッフをやったりと、コツコツ自分たちのことを広めていって、色んな人に応援してもらえるようになったなとは思っています。 カナタ僕は仲の良さかなと思っています。フュージーはよくコミュニケーションを取っているんですよね。舞台袖の待機中もパフォーマンス中もよく喋りました。あと会場の近くで練習をしているときも、いつも通り話していて。緊張もしたんですけど、みんながいるしいけるでしょと思えたことが勝利に繋がったなと感じました。 ──ちなみにどんな会話を? エリカしょうもない会話とか、あとはカナタがするモノマネで笑ったりしていました(笑)。 ──なるほど(笑)。でも素敵ですね。コミュニケーションというところで1つ聞きたいんだけど、当然チームとして大会に出る以上、チームとして向き合わなければならない瞬間もあったと思います。そういうとき、みんなはどのようにコミュニケーションを取っていたのかなと。 ヒナ実はJapan大会の1週間くらい前に、私が本当にメンタルブレイクしてしまったんです。周りのチームも圧倒的に強いことを知っていたし、私たちもダブルダッチ歴は長いけれど、Japan大会に出た経験はなかった。チームの方針として、各技を易しくしてリスクを低め、ミスのない演技をすることを重視していたのですが、それでは勝てないのではないかと思ってしまったんです。不安で気持ちが落ちて落ちて、落ちまくって。でもそのとき、チームメイトが「みんなで通せば勝てるでしょ!」って言ってくれたことが大きかったです。それを信じてやってこれました。 ──みんなはヒナに声をかけたときって自信はあった? 一同ないです(笑)。 エリカその点に関しては、コーチのYoshihiroさんの存在も大きかったです。この大会からコーチになっていただいたのですが、Yoshihiroさんがずっと「ノーミスこそが正義」って言ってくださっていて。最初は私たちも半信半疑だったんですが(笑)、それをずっと聞いていて、かつ練習を進めていくうちに信じられるようになったんです。 ──最近の傾向として、自分の実力に自信がないから攻める選択をするチームも多いと思うんですが、その中でフュージーのみんなは逆の選択をしたと。実際、守りに入ったなって感覚はありましたか? 一同めっちゃありました(笑)。 ──(笑) チサでもそれ以上に、みんなで「身の丈にあったパフォーマンスをしよう」という共通認識でしたね。 コーチのYoshihiro(中央)と / 本人提供 ──ただ、守りに入ったにしては技術力の高さも感じるパフォーマンスだとは思ったんですが、どのような練習をしていたのか教えてもらってもいいですか? ヒナ今回だと3分弱のパフォーマンスで、それを4分割して、2〜3回通るまで次のパートにはいけない、というような練習をしていました。最初はやっぱり全然次に進まないんですよ。最初のほうでつまづいたりして1時間とか経ってしまったりもして。けれど、だんだん慣れてくるにつれて一発で終えられることも増えてきて。これを私たちは「鬼練」と呼んでいます(笑)。 ちなみにカナタが考案してくれたのは、普段は2回、雨の日だと「気分が下がるから」という理由で3回になっています。理由はよく分かりません(笑)。 チサこの3回という設定も、例えば「1回目:ただ跳ぶだけ → 2回目:50〜60%くらいの体感 → 3回目:100%」と設定して、次ミスしたら一からだからというプレッシャーを与えていたんですが、それが本番のようなプレッシャーの環境下で練習できていたのかなと感じます。 ■ アクシデントを乗り越えて ──少し時系列が前後しますが、先ほどフュージーは怪我でチームメイトが1名欠けてしまった状態で大会に臨むことになったと話してくれたと思います。気持ち的にも技術面でも大変だったと思いますが、どのようにしてそのアクシデントを乗り越えてきたのでしょう? ヒナみんなで落ち込みました。泣きました。終わった…って思ったけど、少しずつ時間と共に落ち切ったからこそ、ここから上がるしかないなとも思えるようになりました。そしてシュン自信も相当落ち込んだと思うのですが、「やっぱコイツがいないと勝てないなって言われるまでリハビリ頑張る」とメッセージをくれて、私たちはもうやるしかない、思いを背負って勝つしかないなと感じさせてくれました。 ──さまざまな紆余曲折を乗り越えて、憧れだったJapanのステージに立つことになりましたが、パフォーマンス中や直後はいかがでしたか? ヒナ私は緊張しすぎてあんまり記憶がないですね。気がついたらステージから捌けていました(笑)。 エリカもう、超楽しかったです(笑)。ただ実は少しだけミスもあって、私の中では見せきれなかったことが悔しさもありますね。(周囲からはミスに)気付かないと言われたりもしましたが、そこはちゃんと“ノーミスの顔”をできたことも良かったのではないかなと。 ──ダブルダッチは特性上、ミスが分かりやすくパフォーマンスの流れに大きく影響を与えてしまうと思うのですが、そのとき心の中ではきっと「あっ…」となってしまうと思います。そういう無意識下のことまでちゃんと修正するのって、やっぱり計り知れない積み重ねがあったということですよね。 エリカ私は表情に出やすいタイプで、小学生のときからずーっとそうなんです。コーチのYoshihiroさんや指導してくださった方にも指摘を受けたり、チームメイトからは半ば怒られたりもして(笑)。とにかく色んな人に指摘されて直せたと思うので、マジで感謝しています。 ──ちゃんとそういう指摘もしあえていることがよいですね。 チサ例えば誰かの気持ちが落ちちゃって、というときは、一緒に沈んでしまうこともありますけど、じゃあ他のみんなでどうでもいい話で盛り上げようとか、ピリピリしているときは和らげようというような、状況を見てバランスを取ることも大事だと思いました。 ヒナそれでも全員が沈んでしまったときは、一旦練習を切り上げて解散しちゃうこともあって。意外と次の日はケロっとしてることもあります。 カナタ変に遠慮する関係でもないですし、思ったことは伝えた方が結果にもつながると思うので、言い方さえ気をつければ伝えるべきだとは思っています。 ユウト今のようにエリカの表情のこともそうですが、みんなそれぞれが、それぞれの弱点を理解して補い合えることが強さだと思っています。例えば僕であれば、技のシルエットが良くないから、みんなで一緒に考えていこうとか。お互いの弱点を伝え合い理解しあって、質の良いものにできたことが結果につながったと思っています。 ──皆さんの話を聞いていても実感しますが、フュージーのパフォーマンスは全員が意見をしっかり擦り合わせて、表情や意識的なところも統一されているなと感じました。 ヒナ例えば表情が1つ潰れてしまっただけでも、観る側の受け取り方が全く変わってしまうよね、というようなことまで、色々と話していた気がします。 チサそうですね。私はこうがいいと思う、いや自分は… という意見の差って絶対にあるんですが、しっかりと意見を言い合って納得する形に落とし込むことが一貫性に繋がっていると思います。ただ言語化しているとはいえ、「ここはニヤッって感じで」とか(笑)。全てを事細かに言葉にしてるわけではないけど、その「ニヤッ」もどういう感じなのかということも話したりはします。 ■ シュンがいたら絶対いけるっしょ ──さて、みんなはまだ2年生ということもあり、いわば“追いかける側”で走ってきたけど、ここからは名実ともに“追われる側”となります。来年のDelightが皆さんのラストとなるわけですが、ここから先に対する思いや目標だったり、考えていることがあれば教えてください。 チサ本番前の緊張も、今回は「ラストイヤーじゃないから…」と自分たちに言い聞かせてリラックスさせてきたんですが、それがもうできないのでどうしよう、とは思っています。 カナタでもシュンがいたら絶対にいけるっしょ、とも思っていますね。来年は6人で優勝したいと思っています。 ヒナ私たちのサークルであるD-actは、私たち以外にも同期がめちゃくちゃ強いんです。5チームいて、今回は惜しくもJapanのステージには立てなかったけれど、順位や点数も高いほうで。だから5チーム全員、同期みんなでJapanのステージに立てたら良いなと思っています。 エリカ私はカナタに勝つことですね(笑)。 カナタえっ(笑)。 エリカお互いキッズの頃からダブルダッチを始めていて、お互いのことを初めて知ったのが高校時代。当時からずっとカッコいいプレイヤーだなと思っていました。高3の最後に一緒のチームを組んだんですが、自分のパートよりもお客さんを沸かせていて、めっちゃ悔しかったんですよね、それが(笑)。なので「フュージーで一番カッコいいのはエリカ!」って言われるようになりたいと思っています。 そして、さっき“追われる側になる”という話があったと思うんですが、自分が追いかけてきた人ってみんな自信がある人たちなんですよ。だから私、これからはなよなよした自分からは卒業します。そして自信を持って自分を魅せ切って、カナタを超えます。 ──全然なよなよしているようには思えないくらい力強いコメントだったけど(笑)。ありがとうございます。他の皆さんはいかがでしょう? ユウト僕は2つあって、まず1つは「JOKER」* の存在を広めたいと思っているんです。 *JOKER:松本深志高校 ダブルダッチ部の名称。大会での入賞歴もある強豪校で、多くの有名プレイヤーを輩出している。 ユウト正直最近JOKERはあまり強くはなくて、ただ名前が知られているような感覚なんですが、その自分のルーツであるJOKERのことが広がって、後輩たちに夢を与えられたらいいなと思っています。あともう1つは、世代間で最強の“3倍ヤー”(3倍を跳ぶプレイヤー)になりたいですね。近い世代にすごい上手い方々もいるんですが、「3倍ヤーといえば?」と聞かれたとき、自分の名前が挙がるようなプレイヤーになりたいです。 チサチームメイトがみんなすごく上手で、私はもっと自信をもってフュージーにいれるように努力しないといけないと思っています。みんなにおんぶに抱っこは悔しいので。正直、貢献できたかは分からないですが、もっと自信を持ってそう言えるように頑張りたいですね。 ──側からみると決してそんなことはないと思うんだけどね。ただ、自分で自信を持てる感覚というのはまた違いますからね。では最後、リーダーのカナタくんはいかがでしょう? カナタD-actの最盛期はここだぞ、ってことですかね。 エリカうわー、ちょっとそれ答えじゃん(笑)。 カナタD-actとしてはDelight Japanで3連覇していて、2023年のBølge、2024年のNoA-NoAと好調なんですが、いやここだぞ、俺らの代が一番ヤバいんだぞ、って思わせたいです。僕ら22期が最盛期を築き、そしてその筆頭格がFuzzy Bud Hubであればいいな、と思っています。 大会概要 『Double Dutch Delight Japan 2025』日時:2025年10月18日(土)会場:神奈川県川崎市・カルッツかわさき主催:一般財団法人日本ジャンプロープ連合(JJRU)共催:川崎市協賛:コムテック株式会社 / カシオ計算機株式会社 / 株式会社JTB / JBLオフィシャルサプライヤー:NEW ERA / STANCE主管:日本学生ダブルダッチ連盟(JSDDL) / OVER THUMPZ
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surf座学を初開催!「FUN THE MENTAL アカデミー」開催2025.10.23世界で活躍してきた大野修聖が、C+F 研究所とコラボレーションし、人生を豊かにするヒントを伝授 FUN THE MENTAL実行委員会は、2025年10月25日に静岡県下田市にて「FUN THE MENTAL アカデミー」を開催する。講師には吉福伸逸の遺志を受け継ぐC+F研究所のティム・マクリーン氏、高岡よし子氏を迎え、人生をより健やかに過ごすためのヒント「自分に出会う、自分を知る、自分を超える」をテーマにワークショップを実施。第二部には、「下田の自然 海と自分と繋がる」をテーマに大野修聖のサーフセッションを行う。※参加費は35,000円(初回特別価格)、事前にお申込みをお願いします。 「自己探求の旅」FUN THE MENTAL アカデミーを初開催! FUN THE MENTAL は「自分自身を知るともっと面白い世界が広がってくる」をコンセプトに、全5回のイベントを開催してきた。大人にはピュアだった頃の童心に戻って、楽しく心がはずむ体験をする場所であって欲しい。子どもには様々なジャンルのヒーローに会って、いつか自分もと夢を抱ける、将来を描くヒントを得て欲しい。そして何より、海の素晴らしさをサーフィンを通じて伝え、皆がより健やかに幸な気持ちで、気づきの多い日々であるよう願いが込められたイベントだ。 今回は、下田市及びC+F 研究所の協力を得て、そのコンセプトを更に深める座学「トランスパーソナルワークショップ」を交えたアカデミーを開催。大野修聖が世界を舞台に戦ったからこそ見えてきた「自分を知ること」の大切さ。毎日の生活でもスポーツシーンでもビジネスシーンでも「Make or Break」のシチュエーションは必ずやってくる。 そんな時でも自分を知り、向き合い、超えることで、より軽やかに人生を謳歌できるのではないか。人生を健やかに過ごすためのヒント「自己探求の旅」に一緒に出掛けよう。大野修聖とC+F 研究所の関係、自分を知ることの大切さを語った動画をSNS で公開中! 「FUN THE MENTAL アカデミー」について 開催概要イベント名:FUN THE MENTAL アカデミー日時:10月25日(土) 9:30~19:00(予定)対象:高校生(16歳)以上~場所:第一部 道の駅 開国下田みなと 会議室3(静岡県下田市外ヶ岡1-1)第二部 多々戸浜海水浴場第三部 懇親会(下田市内) 参加費:35,000円(初回限定) ※当日、現金でお支払い定員 :10名程度主催 :FUN THE MENTAL 実行委員会、C+F 研究所共催:下田市 ※第一部のみ共催となります。その他 :第二部はサーフィン未経験者も歓迎、レンタルサーフボード、レンタルウエットスーツ貸出しあり プログラム9:30~15:00 第一部 C+F 研究所と大野修聖によるトランスパーソナルワークショップ「自分に出会う、自分を知る、自分を超える」15:30~17:00 第二部 大野修聖とのサーフセッション「下田の自然 海と自分と繋がる」 18:00~19:00 第三部 懇親会 大野修聖と一緒に1日の振り返りを行う。※プログラムの内容は予告なく変更となる可能性がございます。 登壇者 ティム・マクリーン 有限会社シープラスエフ研究所 代表取締役 略歴アメリカ生まれ。カリフォルニア州立大学卒業。テンプル大学大学院教育学修士課程修了。ホスピス・カウンセラーを務めた後、得度し、1981年に禅を学びに来日。桜美林大学等の講師を務める。1989年より、(有)シープラスエフ研究所代表取締役。エニアグラムの研究と実践で世界をリードするエニアグラム研究所[日本]代表。同研究所公認講師。国際エニアグラム学会(IEA)認定講師。バイロン・ケイティ・ワーク公認ファシリテーター。 世界最大の経営者ネットワークであるYPO(Young Presidents Organization---50歳以下の経営者の国際ネットワーク)公認ファシリテーター。日本トランスパーソナル学会顧問。フジテレビ「ごきげんよう」オープニング・レギュラー(14年4月〜7月)一般や企業、経営者・ビジネス団体、地方自治体、教育・医療機関などに対し、研修やワークショップ、講演などを多数実施。 前身となる(株)シーアンドエフコミュニケーションズおよび(有)シープラスエフ研究所を設立した吉福伸逸氏に師事した他、トランスパーソナル心理学研究所にて集中講座、プロセス指向心理学(集中トレーニング)、ホロトロピック呼吸法(公認資格取得)、エニアグラム(エニアグラム研究所の公認講師)、バイロン・ケイティ・ワーク(公認ファシリテーター)、コーチングなどを習得。また、ネイティヴ・アメリカンや沖縄の先住民の智恵について学ぶ。他に四国巡礼の道を先達として、すべて歩きで3周したことがある。 高岡よし子 有限会社シープラスエフ研究所取締役 略歴国際基督教大学卒(カリフォルニア州立大学に交換留学)。国際協力事業団にて途上国援助プロジェクトを担当。1989年より、(有)シープラスエフ研究所取締役。ワークショップ・研修・講演などの他、著作・翻訳活動を行なう。日本トランスパーソナル学会顧問。かいクリニック顧問。 吉福伸逸氏に師事。海外の著名な思想家やセラピストの通訳兼サポートをする一方、トランスパーソナル心理学研究所の集中講座やエニアグラム(エニアグラム研究所の認定ファシリテーター)、バイロン・ケイティのスクール、コーチングなどを学ぶ。一般や企業、経営者・ビジネス団体、地方自治体、教育・医療機関などに対し、研修やワークショップ、講演などを多数実施。 大野修聖 FUN THE MENTAL 実行委員長 略歴若くして世界を転戦し、史上初となる数々の日本人記録を打ち立てる。2013年国内にカムバックすると8戦中7戦連続優勝し、前人未到の記録を樹立。3度目のJPSA(日本国内最高峰プロサーフィン)グランドチャンピオンに輝くなど多くの戦績を残してきた。 2018年のISA WORLD SURFING EVENT ではサーフィン日本代表「波乗りジャパン」のキャプテンを務め、日本を初の金メダルに導く。その後、アメリカ、ハンティントンにて行われたISA WORLD SURFING EVENT では日本代表チーム「波乗りJapan」コーチを務め男子を2 度目の金メダルへと導いたTokyo2020オリンピックプレゼンテーションでは世界唯一のプロサーファーとしてプレゼンテーターを務め、サーフィンオリンピック種目入りに大きく貢献。 2020 東京オリンピックでは日本代表コーチを勤め、男子銀メダル、女子銅メダル獲得へと導いた。2024 パリオリンピックではヘッドコーチを務める。現在は日本最高峰プロサーフィンリーグ、Sリーグのチェアマンを務める傍らプロサーファーとしても活動を勢力的に行っている。また、次世代にサーフィンの文化を伝える画期的なイベントなどを開催するなど、マルチに日本サーフィンを牽引し続ける。 FUN THE MENTALとは FUN THE MENTAL は、サーフィン(波乗り道)サーフィン道、Life Work として捉えている。サーフィンを通じ、波動に乗り、自然から学び、人、地球とつながる。遊び方、乗り方、学び方は10人10色。自分と出会い、自分を知る、自己探求の旅に出よう。知れば知るほど面白い。
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othersURBAN SPORTS CAMP in SHIMADA vol.2開催!2025.10.222025年11月8日(土)静岡県島田市、本通三丁目・四丁目にて「URBAN SPORTS CAMP in SHIMADA vol.2」が開催され、スケートボード、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、フリースタイルバスケットボールのパフォーマンスや体験会が実施される。 時間:2025年11月8日(土)10時~15時会場:本通三丁目・四丁目(島田産業まつり会場内)※当日は駐車場のご用意がございませんので、ご来場の際は公共交通機関のご利用をお願いいたします。 公道や許可されていない場所でのスケートボード等のご利用は大変危険ですので、お控えください。 体験・デモンストレーション種目 SKATEBOARD 誰でも楽しめるスケートボード体験会。確かな知識と実績を持つ中坂優太監修の教材で、初めてでも安心。正しい装着方法から基礎動作まで丁寧に学べ、親子や子ども一人でも楽しくステップアップできる。※体験会に必要なスケートボードデッキ・プロテクターは無料でお貸しいたします。対象年齢は3歳~中学生。体験会は当日お配りする整理券なくなり次第終了となります。 FREESTYLE FOOTBALL サッカーから派生したアーバンスポーツ。サッカーボールひとつで誰でも始めることができるため、幅広い年齢層の方に親しまれている。サッカーの基本技であるリフティングをはじめとしたボールさばきの技術を高め、さまざまなトリックを繋げていくことで、その演技の難易度や芸術性、完成度を競う。※体験会に必要なボールは無料でお貸しいたします。体験会は当日参加申し込みをすれば誰でも参加可能で全年齢対象となります。 FREESTYLE BASKETBALL バスケットボールを使ってリズムや音楽に合わせながら技やトリックを披露する新しい表現型スポーツ。ドリブルやスピン、ジャグリングのような動きを組み合わせ、自由な発想で魅せるパフォーマンスが特徴。競技性だけでなくショー的な要素も強く、観客との一体感を楽しめる点が魅力。世界各地で大会やイベントが開かれ、ストリートカルチャーの一つとして注目を集めている。※体験会に必要なボールは無料でお貸し出しいたします。体験会は当日参加申し込みをすれば誰でも参加可能で全年齢対象となります。 DOUBLE DUTCH 2本の長縄を逆方向に回し、その中で跳びながら技を繰り広げるスポーツ。ニューヨークで生まれた遊びが発展し、現在では世界大会も行われる競技として広がっています。アクロバットやダンスを組み合わせた多彩な表現が魅力で、リズム感やチームワークが重要な要素。見る人を惹きつける華やかさと、ストリートカルチャーならではの自由なスタイルが特徴。 ※体験会に参加する際に準備するものはございません。体験会は当日参加申し込みをすれば誰でも参加可能でジャンプできれば何歳でも可能です。 Guest Information SKATEBOARD:根附海龍(島田市出身)2023年12月には日本初開催された「スケートボードストリート世界選手権2023東京」にて、世界トップ選手を抑え準優勝、2024年3月のWSTドバイでは、優勝の快挙、世界ランク5位まで登りつめ、世界トップクラスのスケーターとなる。X Games Osaka 2025優勝 DOUBLE DUTCH:FLY DIGGERZ(フライディガーズ)2020年結成。チーム名には「FLY=高く跳ぶ」「DIGGER=探求する」という想いが込められている。2021・2022年とダブルダッチの世界大会にて2連覇。圧倒的な表現力でTV・CM・イベントなど幅広く活躍。結成初年からヨーロッパ各地のサーカスに5年連続出演し、縄跳びをアートとして発信。SNSではTikTok21万人、YouTube9万人(2025年8月時点)を突破。モットーは「JUMP INTO THE FUTURE」“一歩先のジブンに跳びこめ!”。毎月の単独公演で新たな可能性を探求している。 FREESTYLE FOOTBALL:Yu-ri幼少期からサッカーに没頭し、埼玉、長野、徳島と移り住みながらプレーしていたYu-ri。彼がフリースタイルフットボールと出会ったのは中学2年生。ある日、街角でボールを自由自在に操るパフォーマーを見たことでその世界に引き込まれた。高校ではサッカー部を離れ、フリースタイルフットボール一本に専念。2017年の全日本高校生選手権で優勝したことを機に、この競技を職業として生きる決意を固める。 当初は好きだったリフティングの延長として競技を始めたが、世界のトップ選手たちのスタイルに魅了され、独自の技を追求するようになる。特に「Kamalio」という海外のフリースタイラーはYu-riにとってのアイドルで、単に技を磨くだけでなく競技の枠を超えた「スタイル」に強くこだわるようになったのは彼の影響が大きい。そしてそのKamalioに競り勝ち、Red Bull Street Style World Final 2012を制した「Tokura」もまたリスペクトの対象かつ超えるべき壁として、世界王者への意欲も強く示している。 FREESTYLE FOOTBALL:Yu-to静岡県御前崎市出身。5歳からサッカーを始め、中学2年生でフリースタイルフットボールに出会う。高校2・3年時には全国大会で史上初の2連覇を達成。今年8月、ロンドンで開催された世界大会 Super Ball の跨ぎ技部門にて、日本人初となる3位入賞を果たした。 SNS総フォロワー数は60万人を超え、InstagramやTikTokを中心に動画を発信。東京をはじめ全国各地でレッスンや体験会を開催し、競技の普及活動にも力を注いでいる。さらに、Jリーグのハーフタイムショーや東京ガールズコレクションへ3度出演するなど、全国各地でパフォーマンスを展開中! FREESTYLE BASKETBALL:RIKU2000年生まれ東京都出身。中学時代にバスケを始め高校時にフリースタイルバスケとダンスを始める。ダンス部時代の経験を活かしアクロバットや倒立などダイナミックな動きを取り入れたスタイルを武器としている全てを賭けて挑んだ大学生日本一決定戦2023では、昨年のチャンピオンを破り優勝している。 講師としてもJordan Brandのイベントでのワークショップや、高校の授業でのワークショップなど様々な場所でフリースタイルを普及するための活動を行っている。他にはフリースタイルバスケの活動だけにとどまらずモデルやMVなどにも出演している。 FREESTYLE BASKETBALL:NESS宮崎出身、福岡にて10代より数年活動後、現在は東京、大阪にてstreetperformanceをやりながらイベント等出演中自身のテーマである「ボール1つで世界へ」を追求しつつfreestyle basketballで見ている人を魅了し、何かしらのキッカケを与えられるはような存在になりたいと思って活動しています。
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others約10,000人が山口県宇部市でアーバンスポーツを楽しんだ1日「UBE URBAN SPORTS FES 2025」イベントレポート2025.10.22スポーツの日として国に定められた、2025年10月13日(月・祝)に山口県宇部市の恩田スポーツパークにて「UBE URBAN SPORTS FES 2025」が開催された。当日はまるで夏を思わせるような秋晴れの中で暑いくらいの天気の中、多種多様なアーバンスポーツコンテンツが行われ、参加者や来場者の熱も相まって今年もアーバンスポーツで宇部市を熱くした1日となった。 今回から「UBE URBAN SPORTS FES」は、前年度までの会場となっていた国道190号から場所を移し、今年の春にリニューアルオープンした宇部市のスポーツ発信の中心地である恩田スポーツパークにて開催。また毎年スポーツの日に開催されている宇部市のスポーツイベント「スポーツコミッションフェスタ」と共同開催により、昨年よりもコンテンツの規模をさらに拡大して帰ってきた。 会場の様子 photograph by Jason Halayko 本イベントは東京オリンピックを皮切りに大人気となったアーバンスポーツの魅力を身近に感じて楽しんでもらうことで、スポーツを通して地域を元気にするという目的があり、市民や来場者にとって新しい休日の楽しみ方や交流の機会を提供し都市の魅力を高めることを目的としたイベントとなっている。 今回は過去一のコンテンツ数となり、トップアスリートたちによるデモンストレーションや体験会だけではなく、コンテンツによっては大会を開かれるなど、実際の競技者と体験者が共存し和気藹々とする中で各プログラムは進行され、来場者が観戦や体験を通して全身でアーバンスポーツを楽しめる1日となった。 以下は大盛況により幕を閉じた「UBE URBAN SPORTS FES 2025」当日の様子だ。 オープニングセレモニー 篠﨑圭二宇部市長の挨拶photograph by Jason Halayko 本イベントの開催に先立ちMCのHaruさんの呼び込みの元、宇部市の篠﨑圭二市長の挨拶、そしてイベントをデモンストレーションや体験会で盛り上げるゲスト選手たちやイベント運営を支える来賓の方々が紹介されてメインステージへ登壇すると、山口県の恒例行事である餅まきが行われ、老若男女問わず参加し会場は大盛り上がりの中でイベントがスタートした。 スケートボード 「SKATEBOARD UBE ONDA JAM 2025」の様子photograph by Jason Halayko オリンピックでの日本人選手たちの大活躍も相まって、全国で大きな盛り上がりを見せ続けているスケートボード。今回は今年の春、当施設にオープンしたスケートボードパーク内に特設のセクションが設けられ、体験会だけでなく「SKATEBOARD UBE ONDA JAM 2025」という大会も同時に開催され昨年より規模を拡大して行われた。 決勝MCを務めた瀬尻稜 photograph by Jason Halayko 今回はゲスト選手としてプロスケートボーダーの瀬尻稜が会場を訪れ、大会ジャッジとMCを行いイベントを盛り上げた。会場にはフリー走行で見せた瀬尻の滑りを観に来た来場者や、サインや写真を求めるライダーや親御さんの姿も見られ彼の存在はイベントに華を添えていた。 優勝した橋本亮二のライディングphotograph by Jason Halayko 大会では男女問わず子どもから大人まで幅広い年齢層のライダーたちが集まり、予選→準決勝→決勝と凌ぎを削る戦いを見せた。そんな今大会を見事制したのは橋本亮二。彼のハンマートリックであるハードフリップのメイクに苦戦するも、しっかり時間内にまとめ切る見事なライディングで優勝を勝ち取った。 スケートボード体験会の様子photograph by Jason Halayko また体験会にも子どもたちを中心に多くの参加者が集まった。初めてのスケートボードにおそるおそるライディングに挑戦する参加者も見られたが、講師陣が手取り足取り一からサポートして指導したことで安全にかつ楽しくスケートボードにトライした。 ブレイキン 「UBE BREAKIN BATTLE Vol.3 」U-15予選の様子photograph by Jason Halayko 今回スケートボードと同じく、体験会と「UBE BREAKIN BATTLE Vol.3 」という大会も同時開催にてプログラムが進行されたのがブレイキン。大会ではU-15とCREWバトルの2カテゴリーが行われ山口県を中心に多くのダンサーが参加した。U-15ではなんと108名のエントリーがあり、予選ではいくつかのサークルが組まれ同時にサイファーが行われた。その中でジャッジ陣が各サークルを見回り、良いと思ったダンサーにチケットを渡す形でベスト8への絞り込まれるのだが、大勢が一度に会してムーブを披露する画は圧巻だった。 「UBE BREAKIN BATTLE Vol.3 」CREWバトル予選の様子photograph by Jason Halayko CREWバトルに関しては2つのサークルに分けて、同時にバトルが展開するスタイルでクルー同士の1on1で勝敗が決まりベスト8が選出された。ベスト8以降はトーナメント形式のバトルで勝ち上がり優勝者を決める形となった。なお決勝に関してはオープニングセレモニーのあったステージで行われ、多くの観客が目の前で優勝者が決まる瞬間を見守った。 B-Boy Lil Issinのムーブ(左)photograph by Jason Halayko そんな熾烈な戦いを制したのはU-15でB-Boy Lil Issin、CREWバトルではdiamante。U-15で優勝したLil Issinは豪快でハイレベルなパワームーブを武器に相手を圧倒。ムーブのバリエーションと会場を引きつける展開作りで見事優勝を収めた。一方CREWバトルではdiamanteが、幻(MABOROSHI)との接戦をパワフルなムーブとルーティンで構成したパフォーマンスで制し優勝を獲得した。 diamanteのムーブphotograph by Jason Halayko また2回に分けて開催された体験会にも、大会を観て感化された多くの来場者が訪れると講師陣は簡単なフットワークやフリーズなどをレクチャー。身振り手振りを分かりやすく教え、初めてブレイキンにトライする参加者でも楽しく学ぶことができる体験会は、最後には少し学んだことをおさらいしながらワンムーブにトライするなどブレイキンを全身で楽しんだ時間となった。 ブレイキン体験会の様子photograph by Jason Halayko ダブルダッチ Fat Man Crewのパフォーマンスphotograph by Jason Halayko 本イベント開催直後のプログラムとしてさらに会場を盛り上げたのはダブルダッチチーム「Fat Man Crew」によるパフォーマンス。ダブルダッチだけではなくジャンプロープの技も披露しアクロバットなムーブで観客の目を奪った。 ダブルダッチ体験会の様子photograph by Jason Halayko また計2回開催された体験会では多くの子どもたちが列をなすほど集まった。順番にダブルダッチにチャレンジする中でロープの回転に合わせたジャンプにトライ。慣れてくると各々がオリジナルなムーブも見せるなどダブルダッチの楽しさを肌で感じる機会となった。 パルクール パルクール体験会の様子photograph by Jason Halayko パルクールでは「走る」「跳ねる」「乗り越える」「掴まる」「バランスを取る」という5大基礎能力を伸ばし、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを目指すアクティビティであることから、まだ柔軟性と俊敏性の高い子どもたちに人気な体験会のひとつとなった。今回用意されたセクションは細い一本橋やオブスタクルと言われる障害物。それらをバランスを取りながら渡ったり、飛び越えたりする中で初歩的なパルクールの技術やコツを教えると、意外とすんなり覚えてしまう子どもたちの習得能力の高さに講師陣が驚かされる場面も見受けられた。 パルクール体験会の様子photograph by Jason Halayko 各セッションの初めには講師のトレーサーJUNによるオブスタクルを使った豪快なパフォーマンスも披露され、普段見られない動きに子どもたち中にはハイレベルな動きで障害物を超える子どもたちもおり、まさにバランス感覚や身体能力を目覚めさせる体験会になったことだろう。 パルオニ パルオニ体験会の様子photograph by Jason Halayko 『鬼ごっこ』×『パルクール』の究極の鬼ごっこスポーツであるこのコンテンツは今回も大人気。パルクール体験会でも使用した障害物が置かれた指定エリアの中で1対1の「20秒間鬼ごっこ」が繰り広げられた。何度も列に並ぶ子どもたちやその親御さんも含めて、その組み合わせは親子や兄弟、小学生の友達同士など様々で多くの参加者が複数回トライしていた。 パルオニ体験会の様子photograph by Jason Halayko どちらが早く捕まえられるかを競う遊びであるため、自分が早く捕まえることに意識が行きがちだが、時間内ギリギリまで逃げ切ることも大事な要素。それに気付いた子どもたちがフェイントをかけたりオブスタクルを上手く使って逃げる様子も見られた。鬼ごっこという既に知っている遊びを使って楽しみながらパルクールを体験できるこのパルオニは今回も終始大盛況だった。 オブスタクルスポーツ オブスタクルスポーツ体験会の様子photograph by Jason Halayko 近代5種競技に馬術に替わり新しく加わったオブスタクルスポーツ。まるで「SASUKE」のような様々なタイプのセクションをクリアしてゴールを目指す障害物レース。今回特設で造成されたオリジナルコースは小さい子どももチャレンジできるため、多くの子どもたちが訪れた。また2レーンに分けて設置されたことで親子で競ったり、タイムトライアルで記録を測ったりとそれぞれが普段ではなかなか体験できないコースを全身で楽しんだ。 3×3 バスケットボール 3x3クリニックの様子photograph by Jason Halayko 今年は昨年とは異なり小中学生向けにクリニックを開催。スケートボードと同様に今年の春、当施設にオープンした3x3のバスケットボールコートで、プロバスケットボーラーにより様々な技術を学べるこのクリニックは大盛況で一人ひとつボールを持ってプロと一緒に練習に取り組める貴重な機会となった。 3x3エキシビジョンマッチの様子photograph by Jason Halayko 昼の時間に開催されたエキシビジョンマッチではプロチーム「スリストム広島」「じげんアップデーターズ」そして「レオブラック佐賀」の3つのプロチーム同士によるハイレベルな総当たりのマッチアップも行われ、見事なボール回しとツーポイントシュートで会場を湧かした。コートに近いギリギリで観戦できたことから子どもから、大人までプロの迫力あるプレイを通して3×3バスケットボールの面白さを体感できる贅沢な時間となった。 ピックルボール ピックルボール体験会の様子 ここ近年、アメリカを中心に多くの国々でプレイヤーが増えており人気のあるスポーツとして注目されているピックルボール。このスポーツの発祥となるアメリカでは300万人近くの人々にプレーされており、日本国内でも全国で体験会が行われており、昨年の本イベントでも多くの参加者から好評だったこのコンテンツが今回も登場。 ピックルボール体験会の様子 今回の体験会では3つのコートが設けられ、子どもから大人まで友達や家族連れなど年齢を問わず参加者同士で楽しむ様子が見受けられた。板状のパドルで打つ穴あきボールが風の抵抗を受け、強く打ってもボールの速度が弱まるため、テニスやバトミントンなどの他のラケットスポーツよりも身体的な技量の要素が必要としないこのスポーツは、年齢性別を問わないインクルージブなスポーツとして注目されており本イベントでもとりわけシニアの方も多く体験している様子がうかがえた。 ボルダリング ボルダリング体験会の様子 ボルダリングは、オリンピック種目にもなっている高さ数メートル程度の壁に設けられたホールドと呼ばれる突起を使って、ロープなどの安全装置を使わずに登るスポーツ。特に設定されたルートをクリアするために、筋力だけでなく体の使い方やルートの読み解きといった思考力も求められるところが幅広い年代から楽しまれている理由だ。今回の体験会ではホールドの数が異なる2種類の壁が用意されたが、多くの子どもたちがホールド数が多い壁にトライ。色々なルートから壁を攻略し、ゴール地点に設置された鈴を鳴らした。親子や大人同士で参加する人も見られ、こちらも老若男女でスポーツを楽しむ様子が印象的だった。 卓球 卓球体験会の様子 本イベントにはみんなにお馴染みの卓球も登場。ピックルボールの横に体験場所が設置されていたこともあって、ピックルボールを体験していた参加者含め多くの子どもから大人までの参加者が慣れ親しんだスポーツで楽しむ様子が見られた。 地元のダンスグループによるダンスパフォーマンス ダンスパフォーマンスの様子photograph by Jason Halayko お昼の時間帯には宇部市を拠点に活動する「AIRY77ダンススクール」と「クランクダンススタジオ」の2団体から各団体を代表するキッズから大人まで数多くのダンサーたちがこの日のために用意してきたパフォーマンスを披露。ヒップホップやブレイキンをはじめ幅広いジャンルのダンスを通して会場を盛り上げた。 キッチンカー 出店したキッチンカーの数々photograph by Jason Halayko 今回のイベント中、アーバンスポーツコンテンツ同様に終始大勢のお客さんで賑わっていたのがイベント出店されたキッチンカーの数々。当日は天気も良く暑かったことから、体験会を終えた子どもたちや大会後の選手たち、また公園に遊びに来ている家族まで多くの来場者が美味しいフードとキンキンに冷えたドリンクを楽しんだ。 また17の飲食店が出店し、山口県のご当地グルメをはじめ、韓国料理やイタリアン、様々なスイーツなど幅広いジャンルの食事が楽しめ、誰もが満足できるフードブースになっていた。さらに本イベントは運動公園で行われたことから、広い敷地を利用して家族連れがレジャーマットを強いてフードを楽しむ姿も見られ、スポーツの日という祝日をふんだんと活かして思い思いの時間を過ごしていた。 エンディングセレモニー エンディングセレモニーで行われた餅まきの様子photograph by Jason Halayko 過去最高数のコンテンツが詰め込まれた本イベントはアーバンスポーツの熱に包まれたままエンディングを迎えた。イベントの締め括りはオープニングと同様にMCのHaruさんの呼び込みの元、来賓の方やゲスト選手たちが紹介されてメインステージへ再度登壇。再度餅まきを行い、会場は最後まで大盛り上がりの中で本イベントは幕を閉じた。 最後に エンディングセレモニーで行われた餅まきの様子photograph by Jason Halayko 今回が3度目の開催となった「UBE URBAN SPORTS FES 2025」は過去最高の熱狂を生み出し、なんと記録した来場者数は約10,000名。今回は各競技の体験会とパフォーマンスだけでなく、大会も開催されたことでさらに規模を拡大し宇部市をアーバンスポーツの街として浸透させる動きが加速しているのを感じさせた。 photograph by Jason Halayko また本イベントには子ども連れの家族や学生たちも多く見られたことで本来の目的であるアーバンスポーツを通じた「中心市街の活性化」「若者世代の獲得」に向けた動きを拡大を実現するだけではなく、大会に出場した選手たちが他ジャンルのアーバンスポーツに触れることができるこのスポーツのクロスオーバーした環境がさらに宇部市をアーバンスポーツの街として今後知られていく礎になると感じた。 様々な課題を抱える地方都市が「アーバンスポーツ」の力で活性化を図る。当初掲げたその目標に向けて確実に大きく歩みを進めている宇部市の今後の更なる発展にも期待しながら、その活動の中心となるこの「UBE URBAN SPORTS FES」の来年の開催を楽しみにしたい。 イベント概要 イベント名:UBE URBAN SPORTS FES 2025開催期間:2025年10月13日(月・祝日)「スポーツの日」10:00-16:00会場:恩田スポーツパーク入場料:無料主催:宇部市企画・運営:株式会社GATHER メディアパートナー:FINEPLAY 協賛:ユーピーアール株式会社、株式会社宮商、西京銀行、太陽工業株式会社、有限会社テクノ精密、HYBRIDGE、スポーツくじ問い合わせ先:宇部市観光スポーツ文化部スポーツ振興課
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others世界初!World Skate & Hurricaneが共同開催「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」2025.10.21ローラーフリースタイル・スクータリング・BMX・ブレイキンの世界最高峰国際競技イベント! 茨城県境町および「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」実行委員会(委員⻑:野口 富太郎)は、2025年11月21日(金)から11月30日(日)に「境町アーバンスポーツパーク」等、茨城県境町内の競技施設で開催するローラーフリースタイル・スクータリング・BMX・ブレイキンそれぞれの世界最高峰国際競技イベント「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」の開催を発表した。 本イベントは、アーバンスポーツの国際的な統括団体であるWorld Skateおよび FISE(エクストリームスポーツ国際フェスティバル)を主催するHurricaneという2団体が初めて共同で開催する国際競技大会である。イベント開催地には、境町が進める「スポーツを核としたまちづくり」の一環で、東京2020大会後のレガシーとして、また、アーバンスポーツの国際大会招致を目的に2021年3月に完成した「境町アーバンスポーツパーク」と、東京2020大会でBMXフリースタイル・パークの競技会場となった施設を移設。 そして、オリンピックレガシーを継承しつつ、雨の日でも使用できるようパーク全体に屋根と照明を整備した、世界最高レベルの全天候型アーバンスポーツパーク「境町アーバンスポーツパーク2nd」(2024年3月完成)等を活用する。本大会は、World Skateが競技運営するローラーフリースタイル(パーク、ストリート)、スクータリング(パーク、ストリート)の2種別4種目の世界選手権大会と、世界中で「FISE(エクストリームスポーツ国際フェスティバル)」を主催しているHurricaneが競技運営するBMXフリースタイル(パーク、フラットランド)、ブレイキンの2競技3種目を同会場にて同時期に行うイベントとなる。 なお BMXフリースタイル(パーク、フラットランド)はUCI(国際自転車競技連盟)ワールドカップの 2025 年最終戦であり、本大会での優勝のみならず2025年のワールドカップ総合優勝を競う大会にも位置付けられていることから、世界各国よりトップ選手が来日する予定だ。境町は、2021 年に「境町アーバンスポーツパーク」を整備した際に、FISEを当町で開催してくれるようにHurricaneへ要望したことをきっかけに、橋本町⻑が「FISE World Series モンペリエ 2022」に招待され視察を行うなど、数年にわたって準備を進めてきた。 また2024年には、境町在住の選手も複数出場したローラースポーツの世界大会「WORLD SKATE GAMES ITALIA 2024」に招待され視察を行うなど準備を進め、2025年2月にWorld Skate世界大会開催に関しての覚書を締結し、5月にHurricaneとFISE開催についての協定書を締結したことで、今回のイベント開催決定に至った。茨城県境町および「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」実行委員会は、今後も「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」開催に向けて様々な取り組みを実施していく。 「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」イベント概要 イベント名: 「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」 主催:「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」実行委員会 後援:茨城県境町 日程:2025 年 11 月 21 日(金)〜30 日(日) 会場:境町アーバンスポーツパーク(茨城県猿島郡境町上小橋 560-3) 境町アーバンスポーツパーク2nd(茨城県猿島郡境町上小橋 560-3) SAKAI Tennis court 2020(茨城県猿島郡境町上小橋 560-1)実施競技種目:・World Skate 世界選手権大会ローラーフリースタイル パーク/ストリート スクータリング パーク/ストリート ・FISE UCI BMX フリースタイルワールドカップ - パーク/フラットランド FISE SAKAI ブレイキンコンテスト 大会カテゴリー: 男子部門、女子部門、ジュニア部門
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