SPECIAL EDITION
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bmx人生もレースも一瞬。ドキュメンタリー映画「LIFE IS SNAP」プロBMXレーサー 中井飛馬×映画監督 廣瀬“MARCO”裕平 上映会前特別インタビュー2025.01.14
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dance金メダル獲得だけではない。BREAKING TEAM JAPANが残した功績。 〜 EP.1 ユニフォーム文化の脱却 〜2024.12.31
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culture「430を通じて世界中を旅してきた。これからも430と共に新しい世界を見たい。」ストリートアパレルブランド “430(フォーサーティー)”創立メンバー上原洋の今の思い。2024.12.28
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danceブレイキン日本代表が成都で躍進。ISSINが世界選手権で金メダル獲得! Shigekixは銀メダル! 男子決勝は日本人対決。2024.12.23
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dance来年、9年ぶりに日本へ帰ってくる!世界最高峰ブレイキン1on1頂上決戦「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」が2025年11月9日(日)東京・両国国技館にて開催決定!2024.12.13
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[PR] otherseスポーツから本物のモータースポーツへ 19歳ルーク・ベネットの挑戦2025.01.10ルーク・ベネットは、2024年に初開催されたEsports World Cupのシムレーシング部門で優勝を果たし、一躍注目を集めました。 この若き19歳のプレイヤーは、シミュレーション技術と卓越した集中力を武器に世界の頂点に立ちましたが、その目は既に次なる挑戦に向けられています。 eスポーツでの経験を活かし本物のモータースポーツの世界で成功を掴むという夢に向かうという、オンラインでの勝利を土台にした新たな物語を紡ごうとしています。 ルーク・ベネットの軌跡 KHARKOV, UKRAINE - NOVEMBER 12, 2020: Video game controller Gamesir g3s on table with Gran Turismo 7 game on big display ルーク・ベネットのシムレーシングの旅は、純粋な興味から始まりました。彼が最初に使用したのは100ポンドのステアリングホイール。卓越した反射神経と緻密な判断力で周囲を驚かせました。 両親の支援で本格的なシミュレーターを購入すると彼の技術は飛躍的に向上し、競技の舞台へと進むきっかけを掴みます。 その後、eスポーツ界で知られる「チーム・レッドライン」に加入。レッドブルF1チームとも関連が深いこのチームは、才能あるドライバーが集まる名門です。 過酷なトレーニングを経て彼は実力を証明し、2024年のEsports World Cupでシムレーシング部門の王者を獲得。ルークの背後には日々の努力と確かな支援があり、その成功は偶然ではないことを物語っています。 シムレーシングの可能性 KATOWICE, POLAND - JANUARY 19: Unidentified players (audience) at Intel Extreme Masters 2013 - Electronic Sports World Cup on January 19, 2013 in Katowice, Silesia, Poland. シムレーシングはeスポーツの一分野として急速に成長している競技であり、実際のモータースポーツと多くの共通点を持ちます。 高度なシミュレーターで路面の状態や車両の挙動をリアルに再現し、ドライバーに正確な判断力と瞬時の反応を要求します。シムレーシングは単なるゲームを超えた競技としての地位を確立しています。 ルークもこの分野で成功を収めた一人。彼は「シムレーシングは実際のレースと同じ感覚」と語り、その価値を強調します。近年では、ヤン・マーデンボローのようにシムレーシングを経てプロのレースドライバーになる例も実際にあり、ルーク自身もその可能性を探っています。 サウジアラビア大会の背景 2024年にサウジアラビアで開催されたEsports World Cupは、多くの注目を集めた一方で、その開催地選定について議論を呼びました。 同国は人権問題で批判を受けており、「スポーツウォッシング」としての意図を指摘する声も多くありました。それでも大会は成功を収め、世界中から選手やファンが集まりました。23の種目で競技が行われ、賞金総額は数百万ポンドにも達しました。 ルークにとっても、この大会は特別なもの。彼は「サウジアラビアは素晴らしい環境だった」と振り返り、大会がもたらした経験を高く評価しています。 現実世界への挑戦 ルーク・ベネットの次なる挑戦は、eスポーツの成功を活かし、実際のモータースポーツの世界で活躍すること。近年、シムレーシングをステップにプロのレースドライバーとなる例があります。 映画「グランツーリスモ」でも描かれたヤン・マーデンボローの物語はその象徴的な例で、ルークもその道を目指しています。さらに、2025年に開催予定のオリンピックeスポーツ大会にも意欲を示しています。若干19歳という年齢にもかかわらず彼の視野は広く、次なる挑戦への準備は万全。この挑戦が実現することで、eスポーツからモータースポーツへの新たな道が切り開かれることになるでしょう。 まとめ Silhouette of race car driver celebrating the win in a race against bright stadium lights. 100 FPS slow motion shot ルーク・ベネットは、eスポーツ界での成功を土台に新たな未来を切り開こうとしています。シムレーシングで培ったスキルと経験を活かし、現実のモータースポーツの世界で成功を目指す彼の挑戦は、eスポーツとモータースポーツの交差点を象徴するものといえるでしょう。 また、サウジアラビアでの大会やオリンピックeスポーツ大会の開催は、eスポーツが国際的な舞台で評価される時代を迎えていることを示しています。 ルークのような若き才能が新たな可能性を切り開くことでこれらの競技はさらに進化し、より多くの人々に感動を与えるでしょう。 彼の挑戦はまだ始まったばかりであり、その未来から目を離せません。
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dance渋谷から世界へ!ストリートダンス日本代表が決定!世界最高峰のダンスバトルの日本予選大会「Juste Debout Tokyo 2025」2025.01.072025年1月6日(月)に世界最高峰のストリートダンスバトル「Juste Debout」の日本予選大会「Juste Debout Tokyo 2025 special supported by atmos pink」が、渋谷区と一般社団法人渋谷未来デザインの後援を受け、渋谷ストリームホールで開催された。3月にパリ・アコーアリーナで行われる決勝大会「Juste Debout WORLD FINAL」への出場権をかけて、合計196組392名のハイレベルなダンサーが、日本全国そして海外から渋谷に集結した。 「ダンスの聖地」である東京・渋谷で行われた、ブレイキンを除くストリートダンス4大ジャンル(HIPHOP/HOUSE/ LOCKING/POPPING)の2on2バトル大会。日本だけでなく、アメリカ、フランス、スイス、台湾、韓国、中国、セネガル、アルゼンチンなど、様々な国籍のダンサーがこの大会のために渋谷に集った。 コロナ禍を経て5年ぶりの復活ということで、予選が始まる前から会場には大きな歓声が上がり、大会への特別な想いが溢れ出たような高い熱気に包まれていた。 これまでの「Juste Debout Tokyo」はキャリアの長いダンサーが数多くエントリーする傾向が強かったが、今回は若い世代のエントリーも増え、世代交代を印象付けた大会となった。もともと日本人ダンサーは技術力に定評があるが、さらにそこに個性も加わり、海外でも太刀打ちができるような若い世代のダンサーが活躍を見せた。 大会レポート 「LOCKING」部門には33組が出場。予選の段階からどのチームが優勝しても納得のハイレベルな戦いが繰り広げられ、最後まで結果が見えない状況だったが、hirokoboogieとYU-KIからなる「Ol’Loco」が優勝に輝いた。「Juste Debout」へのチームでの参戦歴も長く、様々な経験を積んで叶えた日本代表の座となった。 「HIPHOP」部門には65組が出場。キャリアがあるチームからフレッシュな存在まで、フィジカルの強いチームが多くジャッジ陣も舌を巻くほどだった。その中で優勝したのは「Losdiablo&sdelamnerte」。このデュオはフランス人とスイス人のダンサーで海外から日本予選に参戦したが、アウェイの環境でも様々な曲に対応して安定感のある形で見せ場を作り、圧倒的な実力を見せつけていた。 「HOUSE」部門には55組が出場。一番下は4歳から上は60代までバラエティに富んだラインナップだったが、トーナメントに残ったチームは10-20代が多く、若い世代ならではのパワーや軽やかさがジャッジに届いていた。優勝した「KAZANE&Miyu」は、復活したJuste Deboutに懸ける強い闘志が見え、完成度の高いパフォーマンスをずっとキープし続けていた点が大きな評価を得た。 そして、「POPPING」部門には43組が出場。個性的でキャリアのあるチームが多く、ハイレベルな戦いとなった。優勝した「BOO&SHOW-GO」も日本代表になろうという強い想いと、緊張感のある現場でも余裕すら感じさせる落ち着きが、彼らの確かな実力を証明していた。 今回の日本予選にて勝ち抜いたチームは、日本予選大会主催者により渡航宿泊の全面サポートを受け、2025年3月2日にパリ・アコーアリーナで開催される世界大会に出場する。さらに副賞として、特別協賛atmos pinkからNIKEスニーカー、協賛のアミノバイタル®︎からはパリに向けたコンディショニングのためのアミノバイタル製品が贈られた。そしてさらに東急株式会社の協力により、日本代表に選ばれた各ジャンル優勝ペアをフィーチャーした特別映像が、2月に渋谷駅周辺の大型ビジョンにて放映予定だ。 「渋谷から世界へ」。パリでの日本代表ダンサーたちの活躍にご期待いただきたい。 なおこの大会のベスト8以降のバトルは、1月11日12:00から1週間限定で配信予定。チケットの発売は1月7日18:00より開始される。詳しくは「Juste Debout Tokyo」公式Instagramへ。 各ジャンル優勝デュオ 「LOCKING」部門: 「Ol’Loco」 「HIPHOP」部門: 「Losdiablo&sdelamnerte」 「HOUSE」部門:「KAZANE&Miyu」 「POPPING」部門:「BOO&SHOW-GO」 開催概要 イベントタイトル:Juste Debout Tokyo 2025 special supported by atmos pink開催日時:2025年1月6日(月)OPEN 10:00/START 11:00/CLOSE 21:00 会場:渋谷ストリームホール(東京都渋谷区渋谷3-21-3)特別協賛:Foot Locker atmos Japan合同会社協賛:aminoVITAL®協力:東急株式会社主催・企画制作:株式会社RAISE UP / 株式会社ODORIBA後援:渋谷区 / 一般社団法人渋谷未来デザイン Juste Debout WORLD TOUR 2025 《予選大会》12/4 マイアミ(アメリカ)12/8 ワシントンD.C.(アメリカ)1/6 東京(日本)1/11 チュニジア(チュニジア)1/18 ブカレスト(ルーマニア)2/8 ミラノ(イタリア)2/12 武漢(中国)2/16 ロンドン(イギリス)3/1 パリ(フランス) 《決勝大会》3/2 パリ・アコーアリーナ(フランス)
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climb日本人クライマー本間大晴が、スペインのシウラナにある高難度ルート「ラ・ランブラ」を完登2025.01.06スポーツクライミング・リード種目の日本代表で、フリークライマーの本間大晴は、先日スペインのシウラナにある「ラ・ランブラ」5.15a(9a+)の完登を果たした。このルートは1994年にドイツ人クライマーのアレックス・フーバーによって35メートルの5.14cとして開拓されたが、その後ダニ・アンドラダが延長して現在の形となった。 本間の登攀の様子 ただし初登を果たしたのはアンドラダではなく、2003年のラモン・ジュリアン・プイグブランケであり、彼の初登以来「ラ・ランブラ」は世界で最も人気のある5.15aのルートの一つとして、クリス・シャーマ、アダム・オンドラ、アレックス・メゴス、マーゴ・ヘイズ、ステファノ・ギソルフィ、ヤコポ・ラルチェル、セバスチャン・ブイン、ソ・チェヒョン、ミカエラ・キルシュなど、世界中の多くのトップクライマーが挑戦してきた。特に2017年には、マーゴ・ヘイズがこの歴史的なルートを完登し、女性として初めて5.15aを達成したことで大きな注目を集めている。 本間の登攀の様子 「ラ・ランブラ」は、本間にとってもこれまでで最も難易度の高いスポートルートのレッドポイント。彼は2023年からこのルートのトライを開始し、今年改めて挑戦して成功を収めた。本間はクライミング競技での活躍でも知られており、2018年からリード競技のスペシャリストとしてワールドカップに参戦。これまでに金メダル1個、銀メダル5個、銅メダル1個を獲得し、世界中の大会で活躍を続けている。 本間大晴のコメント 世界各国にある9a+(難易度を表す表記)の中で最も有名と言ってもいいルートを登ることができました。 昨年の11月に3週間かけて初めてこのルートをトライしたのですが成功できず悔しい思いをしました。 リベンジをすべく今年も足を運び、昨年の失敗を成功に変えられたことがとても嬉しく、戻ってきた甲斐がありましたね。 正直なところ今のクライミングシーンでは、自然の岩場での成果は一般的に評価されにくいのが現状です。というのも今は大会での成果に重きを置かれているからです。 それでも自然の岩場でも成果を残すのが自分にとってはクライマーとして価値あるもの、また強さを証明する一部であると感じているため、大会のみならず自然の岩でも果敢に挑戦をしていきたいおもいがあります。 今回の成果はまだまだ序章に過ぎず、世界にはさらに高難度のルートが数えきれないほどあります。さらに成果をあげるべく来年も世界各地にある高難度ルートに挑戦していきたいです。
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snowカルチャーの匂い漂うアジアンフィットでクールなサングラス誕生。DANG SHADES ✕ アーティスト「BLOTTO」とのトリプルネームコラボ2024.12.26コラボサングラス誕生秘話 この度、スノーボード・ウェブメディア「BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE」として初となるコラボレートプロダクトを発表。それは米ユタ州ソルトレイクシティ発のアイウエアブランド「DANG SHADES(ダン シェイディーズ)」とのコラボだ。海外ブランドなのだが国内生産を行っているため、日本人に非常によくフィットするアイウエアを生み出している。その点がコラボの決め手となった。ボディはDANGの中でも人気No.1を誇る「LOCO」。偏光レンズを搭載した数量限定のコラボサングラスだ。 さらに、世界を股にかけて活躍している写真家であり芸術家、「BLOTTO」の愛称で知られるディーン“ブロット”グレーともコラボし、トリプルネームのサングラスが完成。ブロットとコラボした理由は、フリースタイルスノーボーディングの歴史を切り取ってきたフォトグラファーであり、プロダクトに新たな息吹を注ぎ込むアーティストでもあるからだ。手描きのBlotto&BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINEのロゴをレイアウトすることで、90年代に漂っていたスノーボードカルチャーの匂いを感じながら、クールにコントラストの高いはっきりとした視界を実現してほしい。そのような想いを込めて製作した。 ディーン“ブロット”グレー 長きに渡りBURTON(バートン)専属フォトグラファーとして活躍してきたブロットのライディング写真は、多くの日本人スノーボーダーたちの目に映ってきた。國母和宏を題材とした創刊号など、弊誌は彼が撮影した写真を多く掲載している。 そのブロットにとって、DANG SHADESはゆかりのブランドなのだ。 「DANG SHADESとの関係性は、ブランド創設者であるクリス・ベレスフォードとの友情から始まりました。私たちは長年の知り合いで、(ユタ州に位置する)WOODWARD PARK CITYで写真プロジェクトに取り組んできました。」 WOODWARD PARK CITYで行われた写真プロジェクトの一枚 BURTON FAMILY TREEコレクションや高機能ハンカチブランドのDECLAN(デクラン)への写真提供、TUBBS(タブス)のスノーシューやDRAGON(ドラゴン)のダニー・デイビスシグネチャーゴーグルへのアート提供を行うなど、ブロットとコラボレートしてきたブランドやプロダクトは多岐に渡っている。 (左上から時計回り)BURTON FAMILY TREE 2018、DECLAN COLLABORATION、BLOTTO × DRAGON、TUBBS × BLOTTO LIMITED-EDITION ARTIST COLLAB DANG SHADES ✕ BLOTTO ✕ BACKSIDE トリプルネーム限定サングラス 冒頭で綴っているようにDANG SHADESはソルトレイクシティ発の海外ブランドなのだが、日本の販売代理店との信頼関係が厚いため、国内で工場を選定してオリジナルの金型を製作、アジアンフィットモデルをリリースしている。2014年にその第1弾として発表された「LOCO」モデルを、今回のコラボサングラスに採用。一度かけてしまったら、そのフィット感の虜になること間違いない。 日本で独自開発した国内人気No.1のアジアンフィットモデル。ベースとなっているLOCO。▷フレームモデル: LOCO▷フレームカラー: ブラック・ソフト▷レンズカラー: ブラック(偏光レンズ)▷UVカット率: 99.9%▷可視光線透過率: 15%▷価格: 5,500円(オリジナルネオプレン製ケース付属)※DANG SHADESでは有償での修理対応を行っておりますが、今般のコラボサングラスは限定生産のため、スペアパーツがございません。通常モデルのフレームパーツでの交換対応は可能ですが、同フレームでの修理交換はできません ブロットとは アメリカ南西部で生まれ育ち、現在は東海岸在住。人とのつながりと創造性を融合させたライフスタイルとともに、ブロットの愛称で広く知られるようになりました。2003年からBURTONのフォトグラファーとして活動を始め、記録ではなく記憶に残るような写真を数多く残してきました。このようにブロットの根底にあったアート気質が功を奏し、現在は写真だけでなく、スクラップブックや抽象画、製品とアートのコラボレーションなどにも取り組んでいます。ブロットの表現方法は絶えず変化していますが、その中身は一貫して、リアルな人間生活における非常に感覚的な瞬間に焦点を当てているのです。 弊誌ISSUE 8「THE GRAB ──自分らしく、カッコよく──」に登場するギギ・ラフ(上)とダニー・デイビスの一瞬をアートに切り取った作品たち 特別付録 紙媒体の手触り感を忘れずにいてほしい。そして、若者には知ってほしい──このような想いを込めて、これまでとは逆転の発想を。コラボサングラスをご購入いただくと、弊誌が無料で付いてくる。 + BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE ISSUE 8「THE GRAB ──自分らしく、カッコよく──」 ブロットの写真がもっとも多く誌面を飾っている号になります。 ISSUE 8THE GRAB ──自分らしく、カッコよく──(1,500円→FREE! / A4サイズ / フルカラー / 日本語・英語 / 144 ページ)高回転スピンは非現実的かもしれない。しかし、スタイリッシュなメソッドやインディに憧れを抱き、スノーボードを始めたという人は少なくないだろう。スピンの回転数が増え続ける昨今ではあるものの、変わることのないフリースタイルスノーボーディングの本質。今号はその基本であり永遠のテーマ、“グラブ” を徹底的に掘り下げてお届けする。空中姿勢を安定させることも大事だが、“自分らしさ” を表現することがグラブの最重要テーマである。グラブ名の由来やその美しさを知り、世界が認めるスタイリッシュライダーたちのグラブ論に迫り、バックカントリーで繰り出されたグラブトリックをゲレンデで再現、斬新なハウツーも用意した。最近グラブ、してますか? + BACKSIDE SNOWBOARDING MAGAZINE ISSUE 11「JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──」 今シーズンの豪雪を記念してお届けします。 ISSUE 11JAPOW PRIDE ──ニッポンの雪と山と文化を知る──(1,800円→FREE! / A4サイズ / フルカラー / 日本語・英語 / 150ページ)北海道・ニセコや長野・白馬を中心に大挙して押し寄せている外国人は、なぜ日本の雪山にこだわり続けているのか。それは、ここまで多くの人々が日常生活しているエリアに雪が大量に降る国がないから。米アラスカの僻地やカナダBC州の山奥には、もちろん大量に極上パウダースノーが降り注ぐ。しかし、それとはワケが違う。街があり、その近くに多くのゲレンデが点在し、ハイクオリティなパウダースノーが堪能できる。しかも、食事も温泉も人も最高。さらに言えば、リフト券が格安だ。これらが日本が世界に誇るべき価値なのである。これを言い換えれば、僕たちは世界中の雪を愛する人々が羨む環境に住んでいるということ。だからこそ、ニッポンの雪と山と文化を改めて知ってほしく、この一冊を編むことにした。世界一の豪雪大国に住むスノーボーダーの胸に、“JAPOW PRIDE”を刻みこんでもらいたい。
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freestyle【GroovMix 2k24 Championship】フリースタイルバスケの全国大会にてYOHがチャンピオンに輝く!2024.12.18フリースタイルバスケットボール最強決定戦「GroovMix 2K24 Championship」が、2024年12月15日 (日) に東京タワーの麓にあるSTAR RISE TOWERにて開催された。「GroovMix」は今年で8年目を迎えるフリースタイルバスケットボールの最重要大会であり、今年は4都市6大会で地方予選を開催し、今年は名実ともに全国大会として開催された。 今年は4都市6大会で地方予選を勝ち抜いた優勝者・成績優秀者合わせて8名と、前回大会上位2名、そして海外招待枠1名と当日予選5名の合計16名のフルトーナメント形式で、今年の頂点の座が争われた。 トーナメントで待ち受けるシード枠11名photo by chonmagebeam 今年から開催されたチームショーケースコンテスト 1on1バトルのみだったGroovMixに今年から加わった新コンテンツ「チームショーケースコンテスト」。 今回はこれまで1年以上の活動形跡があるとされる4チームを選抜し、開催された。 審査員には、日本一の経験もある軟体ボーラーTAM、フリースタイルバスケで数々のショーを生み出し、現在は数々のアーティストのAmerica’s Got Talent, Britain’s Got Talentなどの演出も手掛けるmic、また国内外問わず活躍するpoppinダンサーJenesで行われた。 その中で優勝に輝いたのは、Buzz Light Baller。全員1on1バトルのシードとして出場するスキルの高さから成される多種多様なルーティンと、愛されるキャラクターで終始会場を沸かせた。 優勝したBLBメンバー(左から:しゃにお、きよまろ、じゅんペー)photo by chonmagebeam 今年度のチャンピオンに輝いたのはYOH! 今年は九州予選で優勝した歴20年近くのベテランTI-GUから、今年彗星のごとく現れ、大人たちを薙ぎ倒してシード枠を獲得した14歳のKOUTAとシード争いから大混戦の大会だった。 その中で、決勝に駒を進めたのは、昨年チャンピオンKengoを倒した若きバトルモンスターYOHとGroovMixでここ数年ベスト4常連となる爆弾スピナーISSEIだった。 スピンを決め切り沸かすISSEI どちらもビッグムーブを持ち合わせる決勝カード。ハイリスクハイリターンのスピンスタイルであるが、爆発力のある高難易度のボール2つのスピンキャッチを決め、会場を大いに沸かせたISSEI。しかし、そこにYOHがアクロバットやブレイキンの技を取り入れ、ほぼノーミスで技をメイク。最後にダメ押しの2段階クラッチで、文句なしの優勝に輝いた。 ブザービーターでダメ押しのクラッチ 日本の中で一番の激戦区北海道大会で優勝し、単身一人で東京に乗り込んだYOH。 「今日出てた人も出てなかった人も、今回は俺が一番だって思えるムーブで優勝すると決めていた」と話す。 コロナ禍が明けて、ようやく日本全国、そして海外との繋がりを取り戻しつつあるシーンの中で優勝を掴み取ったYOH。今後の活躍が楽しみだ。 ガッツポーズするYOH 配信アーカイブこちらから! GroovMix 2K24 Championship 概要 日時:12/15 (日) 16:00 TipOff ※本戦は17:00開始予定場所:STAR RISE TOWER -Studio Venus-(最寄 : 大江戸線 赤羽橋駅 / 赤羽橋口 徒歩5分)〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目4−7 東京タワーメディアセンタ 3F –SEEDED PLAYERしゃにお (EAST-1優勝)$HU (Rookie優勝)TI-GU (SOUTH優勝)YOH (NORTH優勝)Rickyyy (WEST優勝)じゅんペー (EAST-2優勝)KOUTA (EAST-2準優勝)きよまろ (SNS Audition1位)ISSEI (2K23 3位)Kengo (2K23 Champion)Ashun (海外招待枠) -JUDGElee. (フリースタイルバスケットボール)TAM (フリースタイルバスケットボール)KAZ (フリースタイルバスケットボール)Jenes (ストリートダンス) -DJMIKOKENTO -MCGyoza -Special ThanksSpecial BallsSTREET TO B 実行委員会
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bmx人生もレースも一瞬。ドキュメンタリー映画「LIFE IS SNAP」プロBMXレーサー 中井飛馬×映画監督 廣瀬“MARCO”裕平 上映会前特別インタビュー2025.01.14昨年2024年も世界的なスポーツの祭典である「オリンピック2024パリ大会」で世界から注目が集まった自転車競技「BMXレーシング」。どの競技に限らず世の中ではメダリストばかりにスポットライトが当たりがちだが、パリ大会にこのBMXレーシング種目にて並々ならぬ思いで挑んだのが同競技男子日本代表の中井飛馬(なかい・あすま)だ。実際結果だけ切り取れば、惜しくも彼のパリオリンピック出場は叶わなかったのだが、その裏側には「出場できなかった」の一言だけではまとめきれないほど多くのストーリーがあった。今回はそのオリンピック予選シーズン中に起きた出来事をまとめて映画化。それがドキュメンタリー映画「LIFE IS SNAP」である。なお本映画は2025年1月24日(金)に渋谷HUMAXシネマにてプレミア公開が行われる。今回は「LIFE IS SNAP」の上映まで残り1ヶ月を切った中、ドキュメンタリー映画制作のきっかけから制作後の現在に至るまで、また今後の展望を含め、本映画の主役であるプロBMXレーサー中井飛馬と二人三脚で制作を担当したストリートライダーでクリエイティブレーベル「MANNERS KNOWS.」のディレクターで本映画の監督を務めた廣瀬“MARCO”裕平へ特別に話を聞いた。 中井 飛馬(以下:中井)廣瀬"MARCO"裕平(以下:MARCO) 今回のドキュメンタリー映画制作に至る背景とは – 最初にお二人の出会いについてお聞かせください。 中井:遡ると結構前のことになるのですが、僕が17歳ぐらいの頃なので、7〜8年前に今回のプロジェクトのスポンサーで入ってくれているアパレルブランド「CHROME」の展示会かパーティーで「同じ新潟出身のお兄さんいるよ。」みたいな感じでMARCOくんを繋いでもらいました。 MARCO:確か展示会でしたね。僕がその時CHROMEのライダーだったこともあって、CHROMEの選手担当をやっていたマネージャーを通じて紹介してもらったのが飛馬との出会いでした。 中井:そこが最初の出会いで、それからはたまに僕がMARCOくんの展示会に行ったりとか元々働いていた自転車屋の「W-BASE」に顔を出したりとかでずっと繋がっていました。当時は共通点があるだけでそんなに深い付き合いではなかったです。 でもMARCOくんが「ALL GREEN island / alley」っていう飲食店をオープンしてから、僕もお店に行くようになって会う回数が増えていくうちに、「何かやりたいんすよね」みたいなことも会った時によく話していました。それからしばらく経ってドキュメンタリーを撮りたいと思ったので相談したら「それ俺撮るよ。」って言ってくれたのでお願いする形になりました。 MARCO:飛馬が自主制作で進める上で、実費で活動資金から各項目の概算を出してきたのですが、彼が求めていたドキュメンタリー映像のクオリティは普通の制作会社に頼むと、現実的に想定していた予算じゃ収まらないことが想像できて、また話している中で飛馬の理想の映像って尖っていて感覚が大事だなと感じたので、そうなると普通の企業だと実現するのは正直厳しいと思いました。 でも「俺だったら撮れるんじゃないか?」と思った中で、具体的に色々考えてみると、すごく大変な作業になるので腹括れるのかという部分もあったんですが、でも飛馬の人間性も踏まえた上で是非撮りたいと思ったのが一緒にこのプロジェクトを始めたきっかけでした。 – どうしてドキュメンタリーとして映像を残そうと思ったのでしょうか? 中井:理由は色々ありますが、僕が好きなスケーターやスノーボーダーは自分たちでイベントを企画したり、映像を作ってみんなに見てもらう形がある一方で、BMXレースの場合は開催される大会に出て結果を残すかどうかだけなので、自分たちでコントロールできる部分が少ないですし、僕が普段感じていることや表現していきたいことを見せていくのが今のBMXレースシーンの中では難しいと感じたんです。 その葛藤の中で、自分が好きなものをもっと詰め合わせて、僕が好きなBMXレースをもっと色々な人に広めるためにも映像を作りたいと思うようになりました。でもスケーターみたいにエディットとかビデオパートを作るのも何かが違うと感じていました。 MARCO:その話で相談された時も「自分のプロフィールになるようなものを作りたい。」ということを飛馬がよく言ってたのを覚えています。 中井:そこでBMXレースを通じて「これが自分!」みたいなものを出せる場所として思い付いたのが「ドキュメンタリー」だったんです。最初想定していたのは10分〜15分ぐらいの映像だったので、映画になるとは思っていなかったですけどね。 MARCO:現在最終調整段階なのですが、結果的には90分から100分の映画になる予定です。クオリティもすごい良いものになっているので観に来てくれる人たちも驚くと思います。多分みんなは期待値を少し下げていると思いますけど、謙遜した上でも「これ映画だな。」って思ってもらえるものになっています。 – 「LIFE IS SNAP」という題名にした理由は何でしょうか? MARCO:撮影の後半だったんですけど、この映画をどうやって世間へ発信していくかを考えないといけないタイミングで世界選手権の前だったのですが、ここからのストーリーを少しだけでもSNSを通してみんなに見せていくことで、このプロジェクトが本格的に始まっていく動きを上映会に向けて作っていこうと思いました。そしてそのためには映画の名前が必要ということに気づきました。 そこでレースにまつわる言葉やスラングっぽいワードも含めて色々な単語を出し合っていたら「SNAP」っていう言葉が引っかかったんです。 中井:そうなんです。「SNAP」というワードにいくつか意味はあるのですが、まずはBMXレースのスタートで“よーい、どん”の時にする「スナップ」。そして怪我で骨折する表現の「スナップ」。あとは人生は長く感じるけど、気づいたらもう一瞬で終わるっていう意味での「スナップ」ですね。それ以外にも僕自身、写真撮るのも好きだったりするのでそういう意味での「スナップ」みたいな形でこのワードが自分の状況に綺麗にハマったんです。ただ「SNAP」だけだとちょっと寂しいので人生を切り取るっていう意味もかけて「LIFE IS SNAP」にしました。 作品の中でこだわったのはアスリートの一面だけではない人間味溢れるリアルな姿 – 今回の作品の見どころをお聞かせください。 MARCO:見どころはやっぱり「あの怪我」ですね(笑)ネタばらしみたいになるのであまり話せないんですけど、大怪我の瞬間を偶然撮れてしまった時に、本当の意味でドキュメンタリーが始まったなって感じました。むしろその瞬間は今後の撮影も打ち切りでこのプロジェクト終わったなと思ったぐらいの出来事でした。 あとは自分が今まで色々なライダーを撮ってきて分かったことですが、どのジャンルでもトップに立つ選手たちって、オンとオフの切り替えで目が変わる瞬間があるんです。そういう瞬間は見ていると結構ゾクッとするんですけど、そのゾーンに入った時の表情の変わり様もこの映画で上手く描けていると思います。 これは自分自身、今回の制作の中でやりたかったことで、トップ選手だからこそ戦い抜いてこれた今までの経験から来るその感情の移り変わりが見られる映像になっているので、観ている側もジャンルは違えど何かしら感じられるものがあると思います。 – そういった部分を見せる上でも撮影でこだわった点はありますか? MARCO:こだわりはたくさんあるのですが、分かりやすく技法で言えばスタビライザーは使わないとかですかね。機材も20万円ぐらいでボディを買えるカメラやiPhone15 Proを使っていますが、このレベルの機材でこのクオリティの作品を感じさせることができたのは大きいと思います。何百万〜1千万みたいな機材じゃないと撮れない世界ではなくて、こういう風に超雑草で育ってきた自分たちでも作れたという実績を見せることで、今後次の世代から「俺でもできる!」って思える人たちが出てきたら面白いなと思っているのでそういう部分はこだわりですね。とはいえそれなりにお金は掛かっていますが。。 – またそんな撮影の中で大変だったところはありますか? MARCO:許可取りですね。特にワールドカップとかはUCI(国際自転車競技連盟)の規定があったりで、まずコースに撮影で入らせてもらえないですし、選手の控え室にも入らせてもらえないところからのスタートなので、どういう理由で入らせてもらうかを交渉する点はかなり骨が折れました。 中井:すごい頑張ってUCIのメディア担当の偉いおばさんと仲良くなって交渉しました。色々理由も聞かれたのでなんとか了承してもらえるように必死で説得しました(笑) MARCO:以前NHKでも飛馬のドキュメンタリー企画を放送したんですけど、それに今回の映画でも使っている素材を提供しているんです。そのため交渉の時にもNHKっていう言葉をすごい使わせてもらって、個人制作というよりは地上波のテレビ局に流れる映像を撮るという目的を兼ねたことで進めやすくなりました。 この方法にはNHKの方もすごい協力的でプロジェクトを応援したいからって色々手伝ってくれましたし、本当に色々な方々が力を貸してくれたので皆さんのおかげでこの映画が撮れています。だからこそ「絶対良いものにします!」っていう思いです。 中井:他には予算とかの資金繰りも大変で、お金もなんとか上手くセーブしながら進めてきました。 MARCO:本当に自分たちだけでやるようなプロジェクトのレベルではなかったんですけど、この映画のクオリティの高さは見てもらったら分かると思います。「この映像本当に1カメだけ?」みたいなところもあります。 – ちなみに中井選手、この作品を撮影しながら転戦したシーズンはいかがでしたか? 中井:実はこのプロジェクトのおかげで競技活動の面でもとても助かりました。これは誰にも言ったことがなかったのですが、MARCOくんはかなり先輩ですけど仲良いですし、今までの海外遠征ではレーサーとしか一緒に生活していなかったこともあって、MARCOくんと一緒に活動することですごい気分転換にもなりました。またあまりレースのことは知らないけど感覚が似ている人が「いけるいける!」と励ましてくれたことがすごい自分の力になっていて、普段のトレーニングや大会の時ともより一層パワーが出ましたね。だからとても楽しかったです。プレッシャーとかはもちろんありましたけど良い方向に働きました。 – この作品で注目して見てほしい部分があればお聞かせください。 MARCO:大体アスリートの日常が描かれる時って、超アスリートモードのカッコいいところだけピックアップされがちだと思うんですが、この映画では競技外でバカやってるシーンもリアルに描いているので「アスリートも俺らと一緒じゃん」って感じながら是非観て欲しいですし、何かに向かってコツコツ頑張ってやり続けることってアスリートに限らずみんな誰しもが一緒なんだなって撮影の中で感じました。 また作品全体としては、僕の知り合いや仲間の才能のあるアーティストが大勢協力してくれていて、フライヤーのデザイン1つから、映像内の楽曲やナレーション、また飛馬のヘルメットペイントやグッズだったり、何から何まで色々なアーティストの協力の下で出来上がっていることがこの作品の大きな魅力です。 当初からBMXレース特有の超ゴリゴリのザ・エクストリーム系で作るわけではなく、飛馬が大好きなこの街のカルチャーとBMXレースを組み合わせて作りたいと思っていました。この2つは全く対極にあるものだと思うんですけど、飛馬はレースの世界では超アスリートでありながら、中身は超ストリートでヒップホップなので、本当にその両方の要素を兼ね備えているレーサーが、この街のカルチャーと繋がることが面白いと思っています。実際に中井飛馬っていう人間もこの街でかなり認知され始めているので、自分たちのやりたかった形になっていると思います。 「LIFE IS SNAP」上映会を直前に控えた今の心境と思い – ドキュメンタリー映画の上映会間近というところで今の心境はいかがですか? 中井:この上映会が近づくにつれて、より具体的な動きが増えてきているので「ドキドキ50%、ワクワク50%」って感じです。「みんな見に来てくれるかな?」っていう不安な気持ちもありますが、これだけ大勢の方々にサポートしてもらって完成した映像なのでできるだけ大きいイベントにしたいと思っています。 僕自身はもうレースも終わって、映像に関してもMARCOくんに編集をバトンタッチしている状態なので、今は上映会に向けて自分ができることをずっとやってます。やっぱり初めての試みということもあって緊張もありますが、この映画を観てみんながどういう反応をするのか楽しみです。 – また今回の目標の一つだったパリオリンピック出場は惜しくも叶いませんでしたが、パリオリンピックからしばらく経った今どのような思いでしょうか。 中井:今はこのプロジェクトで目指しているものがあるので、まだパリオリンピックについてはあまり深く考えすぎないようにしていますが、もちろんオリンピックにはとても出たかったですし、現地で大会を観戦したことでなおさら強い悔しさを感じています。 でも個人的にはやれることは全部やりましたし、もう過ぎ去ったことを憂いても仕方ないので、アスリートとしてもこのプロジェクトにしても、今後どうすることが自分にとって一番良いのかを考えることがパリオリンピックの悔しさよりも、ちょっと高いモチベーションになっているので、このプロジェクトに自分自身救われているところが多いです。 それは競技からの現実逃避という意味ではなく、本当に普段練習やトレーニングをしている時は一人でいることが多いので、こうやって他の人と一緒にいられる時間にはすごい救われました。でもパリオリンピックに出られなかったことは今思い返しても、もう一度挑戦したいくらい悔しい思いです。 – 今回のドキュメンタリー映画を通して伝えたいことはありますか? 中井:MARCOくんも言ってたことではありますが、人間はみんな同じなんですよね。僕はアスリートという一面もあって初対面の人に「本当にすごいよね!」って言われることもよくあるんですけど、「そんなことはないんだけどな」ってずっと思っています。僕はたまたまBMXが得意なだけで、みんなと同じように苦労もしてますし、成功の喜びや失敗の悲しみも知っているので、アスリートも本質的にみんなと同じなんだというのを感じています。 MARCO:アスリートだけが特別な存在ではないということですよね。一般の人と違うところは、努力の先にそういう大舞台に立つチャンスがあってたまたま注目してもらうことができたからなんだということは飛馬とよく話しています。 中井:そうなんです。ちょっとだけ目立つ立場なだけです。この期間は怪我も多くて自分のキャリアの中で1番しんどい時期だったんですけど、そこから自分なりにうまいことポジティブに気持ちを持っていくことができました。でもそれも同じレーサー仲間のユウイチ(増田優一)とかBUGZY(島田遼)や周りのサポートしてくれた方のおかげでした。 そしてまた今回このように映像になったことで、一緒に生活してる時間で感じた仲間の大切さやサポートしてくれた方々の大切さを改めて確認させてもらえて、自分は周りにすごい救われていたんだなって強く思います。本当にアスリートうんぬんとかじゃなくて、人生の中で誰もが直面することがこの映画ではより濃く見られるのかなと思います。 – アスリートだけではなく色々な人が自分事としても捉えられるような内容になっているんですね。 中井:はい。あとは「LIFE IS SNAP」のタイトルにもあるように、「人生は一瞬だからやりたいことは本当にやった方が良い」というのを伝えたいです。自分は物事に対してあまり計画的なタイプじゃないですけど、今までやってきたことで後悔したことはないですし、このプロジェクトも「じゃあとりあえずMARCOくんの飛行機(フランス行きのチケット)取るっすね。」ってみたいな感じで、スポンサーも何も決まってない時に飛行機のチケットを取ったところから始まったんです。でもあの時に行動していなかったら今は無いので、本当にやりたいことは全力でやった方がいいと思っています。 – ちなみにどんな方にこの映画を観てもらいたいですか? MARCO:まだ何も知らない人に見てもらいたいです。このプロジェクトを通して中井飛馬やBMXレースに興味を持ってもらうことが目的なので、全く何も知らなかった人がこの映画を観ることによって少しでも興味を持ってくれて、「ちょっと大会も観に行きたいな」って思った人が1人でも多く増えてくれたら嬉しいです。 中井:僕もそう思います。逆に僕のことを知っていてもBMXレースについてよく知らない人は結構いますし、またBMXは知ってるけどBMXレースはあんまり知らないっていう人も多くいるので。そういう人たちに観てもらいたいのはもちろんですけど、目標があって今頑張っているけど、上手くいかなくて苦労してる人にも観てもらいたいです。映画の中では競技でのヘビーなシーンも多いんですけど、その分自分たちがバカやってるシーンとかを観たら、「今は辛くてもなんとかなるんじゃないかな」って思ってもらえると思うんです。ただ自分も結果的には目標達成したわけでもないので、まだまだ逆境真っ只中なのですが、同じような状況を突き進んでいる人たちに少しでも勇気が与えられたらいいなって思っています。 二人の今後の活動について – 今回のプロジェクトに続編はありますでしょうか? MARCO:まだ考えていないですけど、ドキュメンタリーって作品が決まったから撮るものではなく日々を記録していくことの積み重ねだと思っているので、撮れる時に撮りに行きますっていうスタンスでいます。 – 今後他に一緒に進めていこうと考えていることはありますか? MARCO:アパレルを作ったりとか既に色々一緒にやっていることもあります。僕は飛馬がすごい才能のある人間だと思っているので、その才能の活かし方をこのプロジェクトや一緒に取り組むことの中で学んでもらいたいなと思っています。だから今は結構色々お願いしてやってもらっていますが、既にその能力の高さを感じているので、彼となら何でもできると思っています。 オリジナルグッズはキャップからTシャツ等まで多岐に展開中 中井:とりあえずはこの映画をできるだけ色々なところで上映したいのですが、これって結構時間かかることだと思います。それでもできる時は映画祭に出展したり、上映会だったりを1つでも多くやりたいと思っています。実際周りの人たちも今回の上映会を1回だけやって終わりだと思ってる人が結構多いですし、ネット上のストリーミングで観られるようになるまではまだまだ時間もかかると思いますが、今はそこを一つの目標にしています。 ゆくゆくは全国だけじゃなくて世界各地でも上映会を開催したいですね。実はもうアメリカでは開催することが決まっているのですが、そういう動きがもっとたくさんできたら良いなと思っています。 – 中井選手はBMXレーサーとして新しいスタイルでこのストリートカルチャーに関わっていますが今後はどうしていきたいですか? 中井:僕はBMXレースで育ってきてBMXレースももちろん大好きですけど、自分がカッコいいと思う人はBMXレース以外の世界にもたくさんいて、それこそMARCOくんや今回関わって下さったアーティストの皆さんもリスペクトしているので、その姿を見てこういう風になりたいと思うことが多くあります。 今後は自分自身も同じようにBMXレース以外の世界で色々な活動ができるようになりたいですし、いちBMXレーサーとしても絶対そういう動きをしなければならない時期が来ると思っています。アスリートとしてBMXに一生乗り続けることは現実的にできないので、自分は他のこともしないといけなくなった時に、よりたくさんのことを知っていたり経験している人間でいたいんです。 そういう意味ではこのプロジェクトも自分の貴重な経験値になっていますし、今後仕事とかじゃなくても色々な人と会ったり話したり、色々なものを見て経験することが結果として自分が何かやりたいと思った時にとても役立つと思うので、今はとにかく自分が好きになったものをたくさん経験したいと思っています。 MARCO:実際に飛馬がその経験やスキルをゲットすることで、BMXレースシーンにも良い形で還元できるようになっていくんじゃないかなと僕も強く思っています。 中井:はい。BMXレースシーンへの還元の仕方については僕ももう考えていますし、そのためにこのプロジェクトを始めた部分もあります。周りからは「飛馬、BMXレースにもう興味なくなっちゃったんじゃないの?」って言われることもありますがそんなことは絶対ないです。ただBMXレースっていう小さい円の中でどれだけ大きいことをしようとしても限界があるので、その円から出て大きなことができるようになった上で、BMXレース以外の色々な円も一緒くたにしていきたいと思っています。 でもこの動きを始めてから今までBMXレースを知らなかった人もSNSを通してBMXレースを目にする回数って多分すごい増えていると思います。しかもこのカルチャーにいるカッコよくてイケてる人たちが見てくれていると思うので、これからこのBMXレースへの認知が何倍、何乗になっていって、今は目に見えた動きはないかもしれないですけど、長い目で見た時にこれがきっかけで色々できることが多くなると思います。 自分のスタイルを追求し続ける彼らが見据える未来 – 中井選手と一緒に成し遂げたいことはありますか? MARCO:これも先ほど話したことですけど、別に今回のプロジェクトで「はい完璧で最高でした!」で終わるのではなくて、今後の選手活動として資金も必要になる中で、飛馬がスポンサー獲得を進めやすくなったり、次のロスオリンピックに向けて万全な状態で挑めるような準備をするために「中井飛馬ってやばいでしょ!」を知ってもらう活動でもあります。それが実現できた時にこのプロジェクトが成功だと思うので、引き続きロスオリンピックに向けて撮りたいと思っています。 – 4年後にはロサンゼルスオリンピックもありますがアスリートとしてどのような将来像を描いていますか? 中井:オリンピックは絶対目指したいですし、その舞台でメダルを獲得するという夢は20年間、BMXを始めて早い段階からずっと目指していることなので成し遂げたいと強く思っています。でも個人的には自分がアスリートっていう感覚があまり無いんですよね。アスリートって何なんだろうって考えた時に、僕にその要素は当てはまらないと感じたので、アスリートというより自分自身のアイデンティティと夢の一つとしてBMXレースは今後もやっていきたいと思っています。 – 最終的に「中井飛馬」としてはどういう人間になりたいですか? 中井:本当に自分が「カッコいい」とか「やりたい」と思ったことをこれからも続けていきたいですし、自分がカッコいいと思うものは周りからもカッコいいと思われる自信もあるので、BMXに限らず自分が好きなものをどんどん取り入れながら、これからも尖り続けていきたいですね。 その動きの中で自分にとっての新しい何かが生まれる気がしますし、1つのことに固執しないで柔軟に興味のあるものを色々混ぜ合わせていくことで、さらに面白いと思えることにたどり着くと感じているので、今はそのプロセスも楽しんでいます。最終的にはBMXレースに自分が培ってきたものを繋げて還元してBMXレース自体もカッコいいものにしていけたらなと思っています。 でも何より自分がBMXレースをはじめ色々なことに挑戦できているのは、ライダー仲間や友人、家族そしてスポンサーと関係者の皆様のおかげなので本当に感謝しかないですし、心からありがとうございますと伝えたいです。その気持ちを改めて伝えるためにも、1月24日は会場でお会いできることを楽しみにしています。 中井飛馬 プロフィール Asuma Nakai / Pro BMX racer2000年、新潟県上越市生まれ。5歳の頃に地元上越でBMXレースと出会い、11歳の夏に世界選手権で初めて決勝進出を果たしてワールドゼッケンを獲得する。その後12歳で本場アメリカの強豪チームにスカウトされ、海外への転戦をスタート。2019年にはプロ1年目ながら全日本選手権で優勝。2021年には日本人として初めてUCIワールドカップシリーズのU23シリーズチャンピオンに輝く。2023年にはアジア大会杭州大会で金メダル獲得。 廣瀬“MARCO”裕平 プロフィール 廣瀬"MARCO"裕平10代よりFIXED GEARプロライダーとして国内外を飛び回る。同時に裏原で遊び働き街で過ごす生活を送り続ける中で見てきた自身の経験と感覚から生み出される世界観をフィルター無しで表現する場として2019年クリエイティブレーベル"MANNERS KNOWS"を設立。今この場所、この瞬間でしか切り取る事の出来ないRAWで鮮度の高い作品創りを信念に活動を続ける。 「LIFE IS SNAP」 について ”LIFE IS SNAP”カルマのように幾度となく襲い来る怪我から復帰する日本では敵無しのトップレーサー中井飛馬。オリンピックを目指しフランス、アメリカを中心に海外を拠点に生活を続ける日々。2022年10月、絶好調でパリオリンピックの選考大会初戦を終えるがその直後に悲劇が起こる。二度の大怪我を乗り越えた飛馬に残された時間はわずか7ヶ月。が、またしても悲劇が、、、裏原カルチャーに育てられた生粋のストリートライダーが初監督世界と戦う23歳の今を追ったノンフィクション青春ドキュメンタリー映画2025年1月24日(金)に 渋谷HUMAXシネマにてプレミア公開!主演: 中井飛馬監督/撮影/編集: 廣瀬”MARCO”裕平ナレーション: 高良健吾アートディレクション: GUCCIMAZE 主題歌: “Transition” Calli Stephus, BUGZY, bill marcos prod.by mee mee_ Colorist: 川崎清正Supervisor: 村上貴紀Script Supervisor: 濱田真和Flyer Design: witnessMusic: CYBERHACKSYSTEM, mee mee mee, WATTERCast: 島田遼, 増田優一, 他Production: MANNERS KNOWS Sponsor : Mongoose Bicycles, XLARGE, CHROME, Stance Socks, SHOEI
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skate1月18日(土) イオンモール幕張新都心にて開催!FLAKE CUP 2024-2025 CHAMPIONSHIP2025.01.11総エントリー数1200名以上、YouTube総視聴回数100,000回以上!キッズスケーターの登竜門!日本最大級のスケートボードコンテスト FLAKE CUP 2024 JAPAN TOUR 2024 年シーズン全国イオンモール6会場とJRおおいたシティ大分駅前広場上位入賞者及びワイルドカード招待選手によるチャンピオンシップが1月18日(土)イオンモール幕張新都心 グランドモール 1F グランドコートにて開催される。 キッズスケーター日本一を決める熱い闘いがYouTube FLAKEJPチャンネルで生LIVE配信される。 開催日:2025 年1月18日(土)場所:イオンモール幕張新都心 1F グランドコート時間:10:00~18:30エントリー資格:FLAKE CUP 2023 シーズン上位入賞者エントリー費:¥3,000 観覧:無料主催:株式会社FLAKE後援:一般社団法人日本スケートボード協会協力:イオンモール株式会社協賛:Seiko 5 Sports・大樹生命・LIFEGUARD・VANTAN・AIRWALK・GREENFUL・VISION STREET WEAR・ムラサキスポーツ・asics [コンテスト参加条件]チャンピオンシップ ( FLAKE CUP 20234 各大会 各クラス上位3 名・ワイルドカード予選上位6 名)ワイルドカード 予選 (FLAKE CUP 2024 各大会各クラス 4位~6位・大分スーパーキッズ規定以上・FLAKE ライダー・FLAKE CUP 公認B 戦 優勝選手)*招待選手のみの出場となります。 [タイムスケジュール]10:00 ワイルドカード 予選14:00 チャンピオンシップ17:30 競技終了 ※時間調整有り [競技進行方法]各クラス5人~6人のグループにヒートを分け、各クラスごとにエントリー確認後45 秒の公式練習を2回行います。練習後本番滑走45 秒を1トライの流れとなります。 大会の模様は YouTube FLAKEJPチャンネルにて LIVE 配信される。大会使用ランプの一般解放はなし。怪我防止のためストレッチは十分にお願いします。 [FLAKE CUP]「FLAKE CUP」はキッスアパレルブランド FLAKE が主催するキッズスケーターの登竜門的なコンテストとしてスケートボード業界にキッズブームが起こる10年以上前(2007年)から毎年開催されている「日本最大級のキッズ・スケートボードコンテスト」。 パリオリンピックでの活躍が記憶に新しい堀米雄斗、赤間凛音、開心那、四十住さくら、永原悠路、白井空良、小野寺吟雲、代表選手達も小学時代 FLAKE CUPにて活躍した選手達だ。 2024年もイオンモールとタッグを組み全国 6会場でのツアーを実施。大分大会含めた各大会の上位入賞者で、2025年1月18日(土) イオンモール幕張新都心にて全国キッズスケーターNO.1が決定するチャンピオンシップを開催。 また、昨年に引き続大会ジャッジとしてパリオリンピック女子スケートボードパークスタイル代表、四十住さくら選手が参加予定。 [FLAKE]アメリカ西海岸 SKATE / SURF / ROCK / ART などをリスペクトしたリアルなストリートカルチャーをキッズ達に提案するユースアパレル子供服ブランド。 スケートボード、ダンスシーンなど幅広く多くのキッズに支持されている。
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[PR] otherseスポーツから本物のモータースポーツへ 19歳ルーク・ベネットの挑戦2025.01.10ルーク・ベネットは、2024年に初開催されたEsports World Cupのシムレーシング部門で優勝を果たし、一躍注目を集めました。 この若き19歳のプレイヤーは、シミュレーション技術と卓越した集中力を武器に世界の頂点に立ちましたが、その目は既に次なる挑戦に向けられています。 eスポーツでの経験を活かし本物のモータースポーツの世界で成功を掴むという夢に向かうという、オンラインでの勝利を土台にした新たな物語を紡ごうとしています。 ルーク・ベネットの軌跡 KHARKOV, UKRAINE - NOVEMBER 12, 2020: Video game controller Gamesir g3s on table with Gran Turismo 7 game on big display ルーク・ベネットのシムレーシングの旅は、純粋な興味から始まりました。彼が最初に使用したのは100ポンドのステアリングホイール。卓越した反射神経と緻密な判断力で周囲を驚かせました。 両親の支援で本格的なシミュレーターを購入すると彼の技術は飛躍的に向上し、競技の舞台へと進むきっかけを掴みます。 その後、eスポーツ界で知られる「チーム・レッドライン」に加入。レッドブルF1チームとも関連が深いこのチームは、才能あるドライバーが集まる名門です。 過酷なトレーニングを経て彼は実力を証明し、2024年のEsports World Cupでシムレーシング部門の王者を獲得。ルークの背後には日々の努力と確かな支援があり、その成功は偶然ではないことを物語っています。 シムレーシングの可能性 KATOWICE, POLAND - JANUARY 19: Unidentified players (audience) at Intel Extreme Masters 2013 - Electronic Sports World Cup on January 19, 2013 in Katowice, Silesia, Poland. シムレーシングはeスポーツの一分野として急速に成長している競技であり、実際のモータースポーツと多くの共通点を持ちます。 高度なシミュレーターで路面の状態や車両の挙動をリアルに再現し、ドライバーに正確な判断力と瞬時の反応を要求します。シムレーシングは単なるゲームを超えた競技としての地位を確立しています。 ルークもこの分野で成功を収めた一人。彼は「シムレーシングは実際のレースと同じ感覚」と語り、その価値を強調します。近年では、ヤン・マーデンボローのようにシムレーシングを経てプロのレースドライバーになる例も実際にあり、ルーク自身もその可能性を探っています。 サウジアラビア大会の背景 2024年にサウジアラビアで開催されたEsports World Cupは、多くの注目を集めた一方で、その開催地選定について議論を呼びました。 同国は人権問題で批判を受けており、「スポーツウォッシング」としての意図を指摘する声も多くありました。それでも大会は成功を収め、世界中から選手やファンが集まりました。23の種目で競技が行われ、賞金総額は数百万ポンドにも達しました。 ルークにとっても、この大会は特別なもの。彼は「サウジアラビアは素晴らしい環境だった」と振り返り、大会がもたらした経験を高く評価しています。 現実世界への挑戦 ルーク・ベネットの次なる挑戦は、eスポーツの成功を活かし、実際のモータースポーツの世界で活躍すること。近年、シムレーシングをステップにプロのレースドライバーとなる例があります。 映画「グランツーリスモ」でも描かれたヤン・マーデンボローの物語はその象徴的な例で、ルークもその道を目指しています。さらに、2025年に開催予定のオリンピックeスポーツ大会にも意欲を示しています。若干19歳という年齢にもかかわらず彼の視野は広く、次なる挑戦への準備は万全。この挑戦が実現することで、eスポーツからモータースポーツへの新たな道が切り開かれることになるでしょう。 まとめ Silhouette of race car driver celebrating the win in a race against bright stadium lights. 100 FPS slow motion shot ルーク・ベネットは、eスポーツ界での成功を土台に新たな未来を切り開こうとしています。シムレーシングで培ったスキルと経験を活かし、現実のモータースポーツの世界で成功を目指す彼の挑戦は、eスポーツとモータースポーツの交差点を象徴するものといえるでしょう。 また、サウジアラビアでの大会やオリンピックeスポーツ大会の開催は、eスポーツが国際的な舞台で評価される時代を迎えていることを示しています。 ルークのような若き才能が新たな可能性を切り開くことでこれらの競技はさらに進化し、より多くの人々に感動を与えるでしょう。 彼の挑戦はまだ始まったばかりであり、その未来から目を離せません。
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dance渋谷から世界へ!ストリートダンス日本代表が決定!世界最高峰のダンスバトルの日本予選大会「Juste Debout Tokyo 2025」2025.01.072025年1月6日(月)に世界最高峰のストリートダンスバトル「Juste Debout」の日本予選大会「Juste Debout Tokyo 2025 special supported by atmos pink」が、渋谷区と一般社団法人渋谷未来デザインの後援を受け、渋谷ストリームホールで開催された。3月にパリ・アコーアリーナで行われる決勝大会「Juste Debout WORLD FINAL」への出場権をかけて、合計196組392名のハイレベルなダンサーが、日本全国そして海外から渋谷に集結した。 「ダンスの聖地」である東京・渋谷で行われた、ブレイキンを除くストリートダンス4大ジャンル(HIPHOP/HOUSE/ LOCKING/POPPING)の2on2バトル大会。日本だけでなく、アメリカ、フランス、スイス、台湾、韓国、中国、セネガル、アルゼンチンなど、様々な国籍のダンサーがこの大会のために渋谷に集った。 コロナ禍を経て5年ぶりの復活ということで、予選が始まる前から会場には大きな歓声が上がり、大会への特別な想いが溢れ出たような高い熱気に包まれていた。 これまでの「Juste Debout Tokyo」はキャリアの長いダンサーが数多くエントリーする傾向が強かったが、今回は若い世代のエントリーも増え、世代交代を印象付けた大会となった。もともと日本人ダンサーは技術力に定評があるが、さらにそこに個性も加わり、海外でも太刀打ちができるような若い世代のダンサーが活躍を見せた。 大会レポート 「LOCKING」部門には33組が出場。予選の段階からどのチームが優勝しても納得のハイレベルな戦いが繰り広げられ、最後まで結果が見えない状況だったが、hirokoboogieとYU-KIからなる「Ol’Loco」が優勝に輝いた。「Juste Debout」へのチームでの参戦歴も長く、様々な経験を積んで叶えた日本代表の座となった。 「HIPHOP」部門には65組が出場。キャリアがあるチームからフレッシュな存在まで、フィジカルの強いチームが多くジャッジ陣も舌を巻くほどだった。その中で優勝したのは「Losdiablo&sdelamnerte」。このデュオはフランス人とスイス人のダンサーで海外から日本予選に参戦したが、アウェイの環境でも様々な曲に対応して安定感のある形で見せ場を作り、圧倒的な実力を見せつけていた。 「HOUSE」部門には55組が出場。一番下は4歳から上は60代までバラエティに富んだラインナップだったが、トーナメントに残ったチームは10-20代が多く、若い世代ならではのパワーや軽やかさがジャッジに届いていた。優勝した「KAZANE&Miyu」は、復活したJuste Deboutに懸ける強い闘志が見え、完成度の高いパフォーマンスをずっとキープし続けていた点が大きな評価を得た。 そして、「POPPING」部門には43組が出場。個性的でキャリアのあるチームが多く、ハイレベルな戦いとなった。優勝した「BOO&SHOW-GO」も日本代表になろうという強い想いと、緊張感のある現場でも余裕すら感じさせる落ち着きが、彼らの確かな実力を証明していた。 今回の日本予選にて勝ち抜いたチームは、日本予選大会主催者により渡航宿泊の全面サポートを受け、2025年3月2日にパリ・アコーアリーナで開催される世界大会に出場する。さらに副賞として、特別協賛atmos pinkからNIKEスニーカー、協賛のアミノバイタル®︎からはパリに向けたコンディショニングのためのアミノバイタル製品が贈られた。そしてさらに東急株式会社の協力により、日本代表に選ばれた各ジャンル優勝ペアをフィーチャーした特別映像が、2月に渋谷駅周辺の大型ビジョンにて放映予定だ。 「渋谷から世界へ」。パリでの日本代表ダンサーたちの活躍にご期待いただきたい。 なおこの大会のベスト8以降のバトルは、1月11日12:00から1週間限定で配信予定。チケットの発売は1月7日18:00より開始される。詳しくは「Juste Debout Tokyo」公式Instagramへ。 各ジャンル優勝デュオ 「LOCKING」部門: 「Ol’Loco」 「HIPHOP」部門: 「Losdiablo&sdelamnerte」 「HOUSE」部門:「KAZANE&Miyu」 「POPPING」部門:「BOO&SHOW-GO」 開催概要 イベントタイトル:Juste Debout Tokyo 2025 special supported by atmos pink開催日時:2025年1月6日(月)OPEN 10:00/START 11:00/CLOSE 21:00 会場:渋谷ストリームホール(東京都渋谷区渋谷3-21-3)特別協賛:Foot Locker atmos Japan合同会社協賛:aminoVITAL®協力:東急株式会社主催・企画制作:株式会社RAISE UP / 株式会社ODORIBA後援:渋谷区 / 一般社団法人渋谷未来デザイン Juste Debout WORLD TOUR 2025 《予選大会》12/4 マイアミ(アメリカ)12/8 ワシントンD.C.(アメリカ)1/6 東京(日本)1/11 チュニジア(チュニジア)1/18 ブカレスト(ルーマニア)2/8 ミラノ(イタリア)2/12 武漢(中国)2/16 ロンドン(イギリス)3/1 パリ(フランス) 《決勝大会》3/2 パリ・アコーアリーナ(フランス)
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climb日本人クライマー本間大晴が、スペインのシウラナにある高難度ルート「ラ・ランブラ」を完登2025.01.06スポーツクライミング・リード種目の日本代表で、フリークライマーの本間大晴は、先日スペインのシウラナにある「ラ・ランブラ」5.15a(9a+)の完登を果たした。このルートは1994年にドイツ人クライマーのアレックス・フーバーによって35メートルの5.14cとして開拓されたが、その後ダニ・アンドラダが延長して現在の形となった。 本間の登攀の様子 ただし初登を果たしたのはアンドラダではなく、2003年のラモン・ジュリアン・プイグブランケであり、彼の初登以来「ラ・ランブラ」は世界で最も人気のある5.15aのルートの一つとして、クリス・シャーマ、アダム・オンドラ、アレックス・メゴス、マーゴ・ヘイズ、ステファノ・ギソルフィ、ヤコポ・ラルチェル、セバスチャン・ブイン、ソ・チェヒョン、ミカエラ・キルシュなど、世界中の多くのトップクライマーが挑戦してきた。特に2017年には、マーゴ・ヘイズがこの歴史的なルートを完登し、女性として初めて5.15aを達成したことで大きな注目を集めている。 本間の登攀の様子 「ラ・ランブラ」は、本間にとってもこれまでで最も難易度の高いスポートルートのレッドポイント。彼は2023年からこのルートのトライを開始し、今年改めて挑戦して成功を収めた。本間はクライミング競技での活躍でも知られており、2018年からリード競技のスペシャリストとしてワールドカップに参戦。これまでに金メダル1個、銀メダル5個、銅メダル1個を獲得し、世界中の大会で活躍を続けている。 本間大晴のコメント 世界各国にある9a+(難易度を表す表記)の中で最も有名と言ってもいいルートを登ることができました。 昨年の11月に3週間かけて初めてこのルートをトライしたのですが成功できず悔しい思いをしました。 リベンジをすべく今年も足を運び、昨年の失敗を成功に変えられたことがとても嬉しく、戻ってきた甲斐がありましたね。 正直なところ今のクライミングシーンでは、自然の岩場での成果は一般的に評価されにくいのが現状です。というのも今は大会での成果に重きを置かれているからです。 それでも自然の岩場でも成果を残すのが自分にとってはクライマーとして価値あるもの、また強さを証明する一部であると感じているため、大会のみならず自然の岩でも果敢に挑戦をしていきたいおもいがあります。 今回の成果はまだまだ序章に過ぎず、世界にはさらに高難度のルートが数えきれないほどあります。さらに成果をあげるべく来年も世界各地にある高難度ルートに挑戦していきたいです。
SPECIAL EDITION
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
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