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surf大原洋人が3位に輝く!熱気あふれたLexus US Open of Surfing2025.08.077月26日から8月3日まで、アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチにて、World Surf Leagueのチャレンジャーシリーズおよびロングボードツアーの「Lexus US Open of Surfing」が開催された。 今大会は、7月26日~28日がロングボード、29日以降はショートボードと、競技種目ごとに期間を分けて実施された。開幕を迎えた会場では、直前までコンスタントにあった波が嘘のように消え、「US Open史上最も波が小さいのでは」と言われるほどのコンディションでスタートした。29日は、朝のファーストコール後に再三の再コールが入り、最終的にデイオフ(試合中止)に。翌30日は朝からヒートが開始され、前日よりわずかにサイズアップしたものの、潮の満ち引きの影響で波が途切れ、ヒート中に波がほとんど来ない場面も度々見られたが日を追うごとに波のサイズは上がり、ファイナルデーはハンティントンらしい波が押し寄せた。日本人選手は、男子ではカノア五十嵐、大原洋人、西慶司郎、伊東李安琉、加藤翔平、安室丈、岩見天獅、田中大貴の8名が出場。女子では、都筑有夢路、都築虹帆、松岡亜音、中塩佳那、池田美来の5名が出場した。 Men’s Round of 80に挑んだ日本勢 岩見天獅 ©️WSL / Kenny-Morris 日本人選手のトップバッターは、Round of 80 Heat 4に登場した安室丈。試合終盤には追いかける展開となり、逆転を狙って波に乗るも、うまく乗りこなすことができず惜しくも敗退となった。続くHeat 6には、日本人の加藤翔平と田中大貴が出場。対戦相手はブラジルのIgor Moraesと、ニュージーランドのBilly Stairmandという顔ぶれで、4名によるヒートとなった。加藤翔平は、3本目に6.50ポイント、6本目には5.53ポイントをマークし、見事1位でラウンドアップを果たす。一方、田中大貴は1本目で4.00ポイントをスコアするも、2本目を揃えることができず、惜しくもここで敗退となった。Heat 8では、岩見天獅が出場。波数の少ない厳しいコンディションの中、序盤に競り合いながらも見事に1本目の波をキャッチし、6.33ポイントを獲得。さらに2本目でも4.23ポイントをスコアし、幸先の良いスタートを切った。この6.33ポイントはヒートのハイエストスコアとなり、岩見天獅はそのまま1位でラウンドアップを決めた。 安室丈 ©️WSL 日本勢が次々登場 Round of 64 西慶司郎 ©️WSL / Emma-Sharon 続くRound of 64は、トップシード選手が登場するラウンド。Heat 4では、日本人の五十嵐カノアと西慶司郎が同じヒートに出場。対戦相手は、ハワイのIan Gentil、ブラジルのPeterson Crisantoという顔ぶれで、4名による戦いとなった。序盤に良い波をキャッチし、しっかりと技を決めた西慶司郎は、エクセレントスコアの8.00ポイントをスコア。さらに6.77ポイントも加え、2本をまとめる見事な試合運びを見せた。カノアもスロースタートながら、8.50ポイントと7.77ポイントをスコアして一気にトップに浮上。終盤にはIan Gentilも8.17ポイントで追い上げたが、タイムアップ。日本人の五十嵐カノアと西慶司郎の2人が揃ってラウンドアップを果たした。Heat 10では大原洋人が登場。1本目に6.50ポイント、2本目に5.63ポイントを揃え、落ち着いた試合運びで2位通過を決めた。Heat 11には、前ラウンドを勝ち上がった加藤翔平が出場。対戦相手は、アメリカのKade Matson、Jett Schilling、ハワイのJackson Bunchというメンバー。開始10分を目前にリスタートとなるかと思われたその瞬間、入ってきた1本の波を加藤翔平が掴み、5.50ポイントをマーク。その後も波は止まり、厳しい展開が続いたが、3.67ポイントでバックアップを伸ばし、見事1位でラウンドアップを決めた。Heat 12には伊東李安琉が出場。 対戦相手は、ブラジルのIgor Moraes、オーストラリアのRyan Callinan、そしてチャレンジャーシリーズ第2戦 Ballito Proで優勝した南アフリカ出身のLuke Thompsonという強豪揃いのヒートとなった。伊東李安琉は良い波を掴むも、エンドセクションでミスが出てしまう。後半には6.90ポイントをスコアするも、あと1本を揃えることができず、ここで惜しくも敗退となった。日本人最後の登場は、Heat 15にクレジットされた岩見天獅。対戦相手は、ブラジルのEdgard Groggia、アルゼンチンのFranco Radziunas、そしてオーストラリアのCallum Robson。岩見天獅はアクティブに動きながら波を探すも、リズムが噛み合わず、狙っていた波を掴むことができないまま試合終了。惜しくもここで敗退となった。 伊東李安琉 ©️WSL / Pat Nolan いよいよRound of 32へ 加藤翔平 ©️WSL / Pat Nolan Round of 32に進出した日本人選手は、大原洋人、西慶司郎、五十嵐カノア、加藤翔平の4名。トップバッターとしてHeat 3に登場したのは西慶司郎。序盤は波とのリズムが合わずミスも見られたが、中盤には修正しスコアを重ね、追い上げを見せた。逆転に必要なスコアは6.81ポイントだったが、その波が来ることなく、無念のまま試合終了となった。続くHeat 4には、五十嵐カノアが登場。1本目に8.00ポイント、5本目には7.73ポイントと2本のスコアをしっかりまとめ、1位でラウンドアップを果たした。Heat 6では、日本人の大原洋人と加藤翔平が同じヒートに出場。対戦相手は、南アフリカのLuke Thompson、メキシコのAlam Clelandの4名での戦いとなった。大原洋人は、1本目に6.67ポイント、5本目には7.27ポイントをスコアし、1位の座をキープ。一方の加藤翔平は、序盤から追いかける展開となり、必要なスコアは8.43ポイント。ラストには、高さのある波でエアリアル、エアアーウープーを試みたが、惜しくもインコンプリートとなり敗退となった。このヒートでは大原洋人が1位でラウンドアップを決め、日本勢として勝ち残った。 4人での戦いとなったRound of 16 カノア五十嵐 ©️WSL / Kenny-Morris Round of 16は、本来であれば1対1のマンオンマン形式で行われるが、29日がコンディション不良によるデイオフとなった影響で、今大会では引き続き4人ヒートでの実施となった。このラウンドに日本人で残ったのは、五十嵐カノアと大原洋人の2名。Heat 2に登場した五十嵐カノアは、安定感のあるライディングで着実にスコアを重ね、1位でラウンドアップ。Heat 3に出場した大原洋人も、6.00ポイント台を3本揃える安定したパフォーマンスで1位通過を果たした。 残しところ日本人2人となったクウォーターファイナル 大原洋人 ©️WSL / Pat Nolan いよいよクォーターファイナル。五十嵐カノアは、ブラジルのMichael Rodriguesと対戦。後半までリードを保っていた五十嵐カノアに対し、Michael Rodriguesはサーフボードとの相性が合わず、試合中にボードを変更する場面も。誰もが五十嵐カノアの勝利を確信したその時、Michael Rodriguesが終盤に6.93ポイントをスコアし逆転に成功。五十嵐カノアはここで敗退となった。なお、五十嵐カノアは8月7日〜16日にタヒチで開催されるチャンピオンシップツアー「Lexus Tahiti Pro」にも出場予定。今後の活躍にも注目が集まる。Heat 3には大原洋人が出場。対戦相手は、日本にもルーツを持つアメリカのタロウ・ワタナベ。風の影響による流れが入り、試合中に状況が目まぐるしく変わる難しいコンディションの中、両者ともにスローな展開に。その中でも大原洋人は、6.33ポイントと5.87ポイントをスコアし、見事セミファイナル進出を決めた。 残すところ決勝まで後一つ 大原洋人 ©️WSL / Pat Nolan 日本勢で唯一残ったのは、2015年にUSオープンで日本人初優勝を成し遂げた大原洋人。セミファイナルの対戦相手は、エアリアルを得意とするアメリカのLevi Slawson。先に動いたのは大原洋人。1本目に5.43ポイント、続いて2本目には6.50ポイントをスコアし、試合をリードする展開に。しかし、Levi Slawsonがレフト方向の良い波をキャッチし7.33ポイントをマーク。さらに6.10ポイントもスコアし、2本を揃えて逆転。大原洋人が必要とするスコアは6.94ポイント。プライオリティを保持しながら波を待つも、後半は波が止まり、そのままタイムアップ。惜しくもここで敗退となった。あと一歩届かずも今回の大会で3位という好成績を収めた大原洋人は、チャレンジャーシリーズのランキングを17位上げて11位に浮上。 今後の更なる活躍が期待される。 Women's Round of 48 都筑有夢路 ©️WSL / Pat Nolan Women's Round of 48では都筑有夢路、都築虹帆、松岡亜音、中塩佳那、池田美来の5名が出場した。Heat 4には、日本人選手の都筑有夢路、松岡亜音、中塩佳那の3名と、南アフリカ出身のLouise Leprontの4名が出場。最初に波をキャッチしたのは中塩佳那とLouise Lepront。左右に分かれてライディングを行い、中塩佳那はこの波で5.17ポイントをスコア。松岡亜音も1本目に4.67ポイント、都筑有夢路も4.17ポイントと、それぞれスコアを重ねていく。都筑有夢路は2本目にバックサイドで5.67ポイント、さらに3本目ではワンマニューバーで6.5ポイントをマークし、トータル12.17ポイントでリードを広げた。2位争いが激しくなる中、松岡亜音が後半にハイスコアを4.97ポイントに更新してポジションをキープ。中塩佳那は必要スコア4.47ポイントを待ち続けたが、最後まで波に乗ることができず試合終了。都筑有夢路と松岡亜音がラウンドアップを果たした。Heat 6には都築虹帆が出場。対戦相手はハワイのKeala Tomoda-Bannert、Vaihitimahana Inso、オーストラリアのOceanna Rogers。潮が止まり始めた時間帯と重なり、前半にKealaTomoda-BannertとVaihitimahana Insoが波に乗った後、15分以上波が止まる厳しいコンディションに。都築虹帆はチャンスを待ち続けたが、最後まで波は現れず、無念の試合終了となった。今シーズンからチャレンジャーシリーズ初参戦の池田美来がHeat 7に出場。前ヒートから波の乏しい状況が続く中、序盤から「スコアできる波がない」と判断し、途中でピア近くの岸寄りポジションへと移動。その動きに他の選手も追随し、ようやく各選手が波に乗り始める。池田美来は7本目に4.27ポイント、10本目に4.73ポイントをスコアし、見事1位でラウンドアップを果たした。 トップシード選手が出場するRound of 32 池田美来 ©️WSL / Pat Nolan Women’s Round of 32からはトップシード選手が登場。スケジュールの都合で、Heat 1~4は7月31日の夕方に開催され、Heat 5以降は8月1日の朝に行われた。Heat 3に登場したのは松岡亜音。対戦相手は、アメリカのKirra Pinkerton、フランスのVahine Fierro、ハワイのEweleiula Wong。Kirra PinkertonとVahineFierroが序盤から高得点を揃える中、松岡亜音も6.33ポイントをスコアし、追い上げを図る。ラストライドでは7.23ポイントをスコアするも、惜しくも逆転には至らず、ここで敗退となった。続くHeat 4には都筑有夢路が登場。アメリカのSawyer Lindblad、オーストラリアのSophie McCulloch、ペルーのArena Rodriguezとの対戦。Heat序盤、Sawyer Lindbladが乗った1本を最後に10分以上波が来ない状態に。 ようやくピア付近のライトブレイクを掴んだ都筑有夢路は、5.40ポイントをスコア。 だが、その後は再び波が止まり、逆転のチャンスは訪れず敗退となった。Heat 7に出場した池田美来のヒートは、8月1日の朝に行われた。この日はサイズも上がり、前日よりも波数の多いコンディションとなった。対戦相手は、アメリカのAlyssa Spencer、Talia Swindal、Bella Kenworthyの3名。Alyssa Spencerが1本目でエクセレントスコアの8.17ポイントを出し試合をリード。Talia Swindalも1ターンながらソリッドな演技で得点を重ねる。池田美来は5.03ポイントをスコアし、さらにラストライドでは6.60ポイントと健闘。しかしTalia Swindalがその直前にスコアを伸ばしたことで、わずかに及ばず敗退となった。 松岡亜音 ©️WSL / Emma-Sharon Women’s Finalは実力派と新星の激突 Sawyer Lindblad ©️WSL / Kenny-Morris ファイナルはアメリカのSawyer Lindbladとフランスの若干14歳のTya Zebrowskiの対戦。両者ともに2本目で6点台のスコアをマークし、2本目以降にどれだけスコアを重ねられるかが勝負の鍵となった。Sawyer Lindbladは5本目に6.67ポイントをスコア。Tya Zebrowskiに求められる逆転のためのスコアは6.51ポイントだったが、チャンスとなる波をつかむことができず、試合終了。Sawyer Lindbladが、2023年以来2度目となるUSオープン優勝を果たした。 Sawyer Lindblad ©️WSL / Pat Nolan Men’s Final はLevi Slawsonが接戦を制す Levi Slawson ©️WSL / Pat Nolan ファイナルはブラジルのMateus HerdyとアメリカのLevi Slawsonの対戦に。Levi Slawsonは1本目に7.33ポイント、2本目に6.17ポイントをマークし、序盤からリードを広げる。Mateus Herdyは逆転を狙い、得意のエアーで果敢に攻めるも苦戦。しかし、試合終了間際にビッグエアーをメイクし、スコアの発表を待つ展開に。逆転に必要なスコアは7.93ポイント。最終ライディングは7.70ポイントとコールされ、惜しくも逆転には届かず。Levi Slawsonが見事、優勝を果たした。 Levi Slawson ©️WSL / Pat Nolan Mateus Herdy ©️WSL / Pat Nolan 「Lexus US Open of Surfing」で見せた団結と熱気 大原洋人 ©️WSL / Kenny-Morris 白熱した戦いとなった「Lexus US Open of Surfing」。 今回は日本人選手だけでなく、コーチやサポートスタッフの姿、そしてファンも多く見られ、ビーチでは日の丸を掲げて応援する姿がWSLのライブ中継でも大きく取り上げられた。 次戦のチャレンジャーシリーズは、9月29日から10月5日までポルトガル・エリセイラで開催される「Ericeira Pro」。 ランキング争いはさらに激しさを増しており、選手にとっては一戦一戦が正念場となる。 海外の舞台で挑戦を続ける日本人選手たちの姿から、今後も目が離せない。
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surfS.LEAGUE 25-26初戦「さわかみ北海道プロ」開幕!2025.07.282025年7月10日(木)から13日(日)の4日間、さわかみS.LEAGUE 25-26シーズンの開幕戦「さわかみ 北海道プロ」が、北海道・厚真町の浜厚真海岸で開催された。北海道でのショートボードのプロ大会開催は1990年以来、ロングボードにおいては史上初となった。 試合期間中は風の影響を受ける日が多く、波のコンディションは不安定。実際に波に乗ってみないと分からないと話す選手も多く見られた。また気温も、肌寒い朝晩から真夏日となる日中まで寒暖差があり、体調管理の難しさも浮き彫りとなった。 初ファイナルの松原渚生を抑え、西慶司郎がS.LEAGUE開幕戦優勝 西慶司郎 ©︎S.LEAGUE ショートボードメンズのファイナルは、西慶司郎と今回が初のファイナル進出となった松原渚生の対決となった。松原渚生は、セミファイナルと同様の戦略で、右側に入ってくる波を狙う戦略を選択。一方の、西慶司郎は会場の正面に来る波で着実にスコアを重ね、リードを広げていく。終盤、松原渚生も西慶司郎と同じポジションに移動して反撃を試みたが、時間内に逆転にはならず、試合終了。安定した試合運びで、西慶司郎がS.LEAGUE開幕戦を見事に制した。 松原渚生 ©︎S.LEAGUE 川合美乃里、開幕戦を制覇 川合美乃里 ©︎S.LEAGUE ショートボードウィメンズのファイナルは中塩佳那と川合美乃里による一戦となった。ロングボードの試合終了後、一時試合が中断され、潮が満ち込むタイミングを待って再開。それでも波数が少ない難しいコンディションが続く中、川合美乃里は入ってきた波を確実に捉え、着実にスコアを重ねてリードを広げた。 一方の中塩は、逆転に必要な波を待ち続けたが、最後までチャンスは訪れずタイムアップ。 川合美乃里が見事な試合運びで優勝を果たした。 川合美乃里 ©︎S.LEAGUE 9.90の逆転スコア!田岡なつみ、ロングボード決勝で圧巻の逆転優勝 田岡なつみ ©︎S.LEAGUE ロングボードウィメンズの決勝は吉川広夏と田岡なつみによる一戦。開始直後、吉川広夏が1本目で8.83ポイントというエクセレントスコアを叩き出し、幸先の良いスタートを切る。続けてバックアップのスコアを揃え、田岡なつみが逆転するには9.40ポイント以上が必要な状況に。このまま逃げ切るかと思われた残り1分、田岡なつみが勝負をかけて波に乗る。ハングファイブ、ハングテン、ロールインと、その波でできる技をすべて出し切り、9.90ポイントをマーク。劇的な逆転で、田岡なつみが優勝を飾った。 吉川広夏 ©︎S.LEAGUE 田岡なつみ ©︎S.LEAGUE 浜瀬海が圧巻のスコア連発 ロングボードメンズ決勝を制覇 浜瀬海 ©︎S.LEAGUE ロングボードメンズの決勝は浜瀬海と中山祐樹の対戦。浜瀬海はバリエーション豊かなライディングで、9.99ポイントと、8.10ポイントというハイスコアをマーク。一方、ノーズライディングに定評のある中山も果敢に攻めたが、追いつくには至らず。浜瀬海がそのまま逃げ切り、見事優勝を果たした。 中山祐樹 ©︎S.LEAGUE 浜瀬海 ©︎S.LEAGUE 河野正和、後半の逆転スコアでショートボードマスターズ優勝 河野正和 ©︎S.LEAGUE ショートボードマスターズのファイナルは、牛越峰統、河野正和、山田桂司、米田桂祐の4名による戦いとなった。今大会通して、積極的に波に乗る牛越峰統が、決勝でも果敢に攻め続ける。山田桂司、米田桂祐もテンポよく波に乗っていくが、牛越峰統が引き続きリードを保つ展開に。一方、河野正和は1本目に6.03ポイントをスコアしたものの、その後は波を待つ時間が続く。しかし、後半に7.17ポイントをスコアし河野正和が逆転に成功。最後に、牛越峰統がアップするがわずかに届かず、河野正和が優勝を飾った。 河野正和 ©︎S.LEAGUE 男女平等な賞金を目指して 「さわかみブースト賞」が開いた新たな扉 ©︎S.LEAGUE 「さわかみブースト賞」とは、ショートボード男子の賞金額(優勝・準優勝・3位)を基準に、その差額分を「ショートボード女子」および「ロングボード男子/女子」の選手に支給する仕組み。 これにより、WSL(世界プロサーフィン連盟)のように男女の賞金額が同額となる構造が、国内プロ大会で初めて実現した。なお、男子ショートボード選手に対しては、賞金額据え置きへの配慮として「さわかみ特別賞」が別途支給され、全体のバランスにも配慮がなされている。 「さわかみブースト賞」が導入される大会は、今シーズン「さわかみ S.ONEシリーズ」の3戦に限定されている。「さわかみ ブースト賞」対象大会ショートボード (全3戦)2025年7月10日~14日:さわかみ 北海道プロ2025年8月20日~22日:さわかみ 静波サーフスタジアム PerfectSwell® PRO2026年4月21日~25日:さわかみ S.LEAGUE GRAND FINALS 25-26 一宮ロングボード (全3戦)2025年7月10日~14日:さわかみ 北海道プロ2025年7月24日~25日:さわかみ 鉾田プロ2026年4月21日~25日:さわかみ S.LEAGUE GRAND FINALS 25-26 一宮 次戦は静波パーフェクトウェーブで開催!S.LEAGUEショートボード第2戦に期待高まる S.LEAGUE ショートボード第2戦は、8月20日から22日に静波パーフェクトウェーブで開催される。今回の白熱した開幕戦を経て、各選手の意気込みも一層高まっていることだろう。新たな舞台となる静波の波で、どのようなドラマが生まれるのか、ファンの期待はますます膨らむ。次戦も見逃せない熱戦に注目したい。 さわかみ北海道プロ結果 《ショートボード男子》優勝:西慶司郎2位:松原渚生3位:金沢呂偉、増田来希 《ショートボード女子》優勝:川合美乃里2位:中塩佳那3位:松野杏莉、野中美波《ショートボードマスターズ》優勝:河野正和2位:牛越峰統3位:米川佳祐4位:山田桂司《ロングボード男子》優勝:浜瀬海2位:中山祐樹3位:堀井哲、増山翔太《ロングボード女子》優勝:田岡なつみ2位:吉川広海3位:市川梨花、菅谷裕美
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bmx長年追い求めてきた悲願の初優勝を成し遂げた磯谷匠「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・フラットランド種目2025.07.24BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、フラットランド種目では男子エリートで磯谷匠選手が、女子エリートは戸高千翠選手が優勝を果たした。 フリースタイル・パーク種目と同じく、神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会のフラットランド種目も今回で4回目。主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目若手選手が出場し、キッズ6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、終始な熾烈な戦いが繰り広げられた。 そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は観光名所や商業施設、駅なども近くにあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。会場には実際に大勢の一般の観客も訪れて、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しかった今年の横須賀大会で、フラットランド種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 BMXフラットランド種目にて、男子は磯谷匠が悲願の初優勝。女子はニューフェイス戸高千翠が優勝で鮮烈なエリートデビュー。 優勝した戸高と磯谷 ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリート 磯谷匠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリートクラスは、参加選手13名の中から予選通過を果たした8名で今大会の優勝者を決める形となった。今回は優勝候補の片桐悠と荘司ゆうなど国内外で活躍する選手を筆頭に国内最高峰のライダーたちによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。ただ決勝は風が強く各ライダーが苦戦を強いられる展開となった。 そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのはフロントトリックから放たれるハイスピードスピンを中心に構成されるバリエーションの多いトリックが注目のスピンマスターとして名高い磯谷匠。今回もその止まることのないスピンの中から、足を組み替えるヒッチハイカーやノーハンドを組み合わせたルーティンを1本目でメイク。次はタイヤグラブとシートグラブを起点に組み合わせたスピンコンボ。続いて難しい軸をズラしたスピンからのバイクの切り返しのルーティンと繋いでいく。最後はウィップラッシュからフロントタイヤを軸にバイクを跨ぎノーハンドのスピンに繋ぐルーティンを含めてフルメイクのパーフェクトラン。高速スピンをロングルーティンで構成するため難しいランをパーフェクトで終えたことも大きく評価され悲願の初優勝を収めた。 準優勝は2023年のUCI世界選手権では自身初の世界王者のタイトルを獲得し、FISE Montpelierでは3年連続優勝という快挙を持つ荘司ゆう。フロントトリックとリアトリックの両方組み合わせた「トランスファー」を元にした高難度トリックのコンボを今回も披露。中盤では何度か決めきれず足をつくミスもあったが、なんとかトランスファーを2つ入れ込んだコンボルーティンをメイクすると、残り10秒ではシグネチャーの「ダブルタップ」を盛り込んだルーティンを決め切り、中盤のミスを取り返すかのような攻めのライディングでランを終え、今回も前回大会に続く2位という結果を収めた。 3位は今大会は最年少ライダーとして頭角を表している表原次元。各ライダーとはまた一線を画す独特なフロントトリックのルーティンを得意とする彼は、難しく独創的なバックワーズからレギュラーに戻すスピンなど、グライドを挟んでスイッチさせるルーティンを見せる。その中でも会場を沸かせたのはグライドからのペダル軸でバックワーズに進みながらバイクを切り返してペグにトランスファーさせるトリック。フロントトリックの新たな可能性を見せるライディングで高得点を叩き出し、今回見事表彰台の座を手にした。 女子エリート 戸高千翠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 一方、女子エリートクラスは国内の主要大会で優勝している本村果鈴や、先日のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい、そして2024年度UCI世界チャンピオンの宮嶋歩菜など含む予選を勝ち上がった8名で熾烈な戦いが繰り広げられた。 今回、見事優勝を収めたのは今年がエリートカテゴリールーキーイヤーである戸高千翠。上手く膝を使い一際安定したフロントトリックを繰り出す彼女は1本目からツーフットのグライドからのヒッチハイカーや締めはハーフバースピン組み込む丁寧なロングルーティンをメイク。次はクロスの切り返しからバックワーズのスピン、さらにはペダル軸の独特なフロントスピンを入れ込み、そのあとも複数のフロントトリックのコンボで繋いだロングルーティンを再度見せた。その勢いのまま2つのルーティンをしっかり決め切る圧倒的なライディングで、他選手を大きく引き離して見事エリートカテゴリー初優勝を勝ち取った。 準優勝は昨年の全日本チャンピオンで今年日本代表強化選手である吉村想花。素早い動きの中にフロントトリックとリアトリックを使い分けるライディングが特徴的な彼女。前半はルーティンメイクに苦戦するも、上手く気持ちを切り替えてアップサイドのスピンからローリーポーリーというルーティンをメイクすると、続いてバックスピンの中にペダル軸とペグ軸を使い分けたルーティンを見せる。その後もクロスハンドのマックサークルからスイッチフットそしてクロスハンドでまとめるルーティンを見せ、最後はバックスピンを組み込んだルーティンで足をつくもそこまでに決めたルーティンの数々が高評価を受けて2位となった。 3位は今年のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい。ハイスピードのフロントトリックでのスピンやポジションをスイッチするレベルの高さに定評のある彼女は、前半は安定したルーティン構成でまとめていくが、中盤からは前回の広島大会でもトライしたバックスピンからツーフットのグライドへスイッチするルーティンに苦戦。メイクできない時間が続いたため残り50秒でルーティンを変更。ウィップラッシュからフロントスピン中にバイクを切り返すルーティンをメイク。スコアを先に稼いでからレベルの高いルーティン構成にトライしたランで前回大会に続く3位入賞を果たした。 大会結果 BMXフラットランド 左から荘司、磯谷、表原の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 磯谷 匠 (イソガイ・タクミ) / 87.90pt準優勝: 莊司 ゆう (ショウジ・ユウ) / 86.60pt第3位: 表原 次元 (オモテハラ・ジゲン) / 84.60pt 左から吉村、戸高、清宗の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 戸高 千翠 (トダカ・チアキ) / 85.60pt準優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 80.90pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 78.40pt <キッズ6アンダー>優勝: 小林 由乃 (コバヤシ・ユノ) / 45.75pt準優勝: 木村 鷹利 (キムラ・オウリ) / 40.50pt第3位: 戸村 羽玖 (トムラ・ハク) / 38.25pt <ガールズロー>優勝: 岡田 実音 (オカダ・ミオ) / 51.50pt準優勝: 諸井 心美 (モロイ・ココミ) / 50.56pt第3位: 岡田 晴瑠果(オカダ・ハルカ)/49.13pt <ボーイズ7-9>優勝: 原藤 成冶 (ハラフジ・ジョウジ) / 57.00pt準優勝: 玉木 壱弥 (タマキ・イチヤ) / 55.75pt第3位: 山本 聖輝 (ヤマモト・ショウキ) / 54.00pt <ボーイズ10-12>優勝: 村井 優斗 (ムライ・ユウト) / 62.25pt準優勝: 平野 栞大 (ヒラノ・カンタ) / 62.13pt第3位: 戸高 大翔 (トダカ・ヤマト) / 59.50pt <ガールズハイ>優勝: 前田 結 (マエダ・ユイ) / 70.50pt準優勝: 増淵 しずく (マスブチ・シズク) / 69.50pt第3位: 戸高 杏彩 (トダカ・アズサ) / 67.75pt <男子13-15>優勝: 菱川 高虎 (ヒシカワ・タカトラ) / 82.00pt準優勝: 平野 奨貴 (ヒラノ・ショウキ) / 74.75pt第3位: 森本 暁 (モリモト・アシタ) / 69.00pt <エキスパート>優勝: 赤司 恭弥 (アカシ・キョウヤ) / 70.00pt準優勝: 居川 心優 (オリカワ・シユウ) / 63.00pt第3位: 後藤 拓実 (ゴトウ・タクミ) / 62.75pt <30オーバー>優勝: 堀井 明 (ホリイ・アキラ) / 74.50pt準優勝: 濱田 敬 (ハマダ・タカシ) / 70.25pt第3位: 安田 群 (ヤスダ・ムル) / 70.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) – 4日間 –7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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bmx横須賀の夏空の下で、絶対王者の名に磨きをかけた「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・パーク種目2025.07.22BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、パーク種目にて男子エリートは中村輪夢選手が、女子エリートは小澤美晴選手が優勝し、昨年大会に続き大会2連覇を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で4回目。今回も主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また本大会は一昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリーに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手はもちろんのこと、東京オリンピック出場経験を持つイレク・リザエフや、韓国人ライダーも多く出場し昨年大会に増してさらにレベルが上がった国際大会となった。 パフォーマンスを観る観客 ©JFBF そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は近くに観光名所や商業施設もあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。実際に会場には大勢の観客が詰め寄り、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しい今年の横須賀で、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 ここ最近の大会では負けなしの2人が強さを見せ付けた。男子は中村輪夢が、女子は小澤美晴が優勝。 中村輪夢のライディング ©JFBF 男子エリート 男子エリートクラスは、参加選手21名の中から予選を勝ち上がった12名が決勝に駒を進め優勝の座を争った。今回は優勝候補の中村輪夢や小澤楓といった国内外で活躍する選手たちと国内で力を付けている10代の若手日本人選手に加え、東京オリンピック6位の成績を持つトップライダーであるイレク・リザエフ(ロシア)といったトップクラスの選手たちによるハイレベルな戦いが繰り広げた。なお決勝はラン2本のうちのベストランが最終スコアとして採用されるフォーマットとなった。 中村輪夢のライディング ©JFBF そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのは中村輪夢。現在全日本選手権では6連覇、パリオリンピックでは5位入賞、そして先日の「X Games Osaka 2025」では悲願の初金メダルを獲得し、ここ最近の大会では負けなしの日本のみならず世界を舞台に大活躍を見せる彼が今大会でも魅せた。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン・タックノーハンド to バースピン」や「バックフリップ・バースピンバーバック to バースピン」、「720キャンキャントランスファー」など高難度トリックの数々を危なげない余裕の走りでメイクすると88.80ptをマーク。そのままスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では「バックフリップ・クアッドバースピン」や、スパインでの「トリプルテールウィップ」、「フレア・ダウンサイドテールウィップ」などをメイク。残り15秒でランを終え得点よりも観客に最高のショーケースを見せるようなライディングでまとめて昨年大会に引き続き大会3連覇を果たした。 イレク・リザエフのライディング ©JFBF 準優勝は今回大注目の海外選手となったイレク・リザエフ(ロシア)。東京オリンピック2020では6位入賞という成績もあり、どんなライディングを見せるかに注目が集まる中、彼はラン1本目にてクオーターの上から「フットジャム to 270」でドロップインするユニークな形でランを始めると、「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、そして「360・ダウンサイドテールウィップ 」などあまり日本人ライダーがチョイスしない高難度トリックを次々にメイクし、82.40ptをマークして暫定2位に。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「360・トリプルテールウィップ」や「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、クオーターでの「3ダブルテールウィップトランスファー」などをメイクしたが、ラストの「トリプルテールウィップトランスファー」でスリップダウンし、フルメイクとはならず2位入賞という結果となった。 松本翔海のライディング ©JFBF 3位は現在15歳でエリートカテゴリー最年少ライダーでありながら、国内ではこのクラスで表彰台獲得数を伸ばしている松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・トリプルテールウィップ 」や「トランスファー720」、「バースピンフレア」をはじめとした数々の高難度トリックをフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの完成度をさらに引き上げるライディングで75.60ptを叩き出し暫定3位に。そのまま3位のスコアを守り切ると昨年大会と同様に今回も3位表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜や、ワールドカップでの表彰台獲得など国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む7名が出場。決勝は予選を勝ち上がった4名で争われた。 小澤美晴のライディング ©JFBF 今回、優勝を収めたのはここ最近の国際大会では表彰台を多く獲得しており、現全日本チャンピオンの小澤美晴。女子の中では世界最高レベルのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「バックフリップ・バースピン」や「360・テールウィップ」、クオーターでの「ダブルバースピン」やボックスジャンプでの「バックフリップ」を見せた。惜しくもラストトリックのクオーターでの「テールウィップ」は回りすぎて転倒したが、それでも64.00ptをマークした。そしてスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では、さらなるレベルアップを見せるべくボックスジャンプで「720」にトライするも惜しくも転倒。このトリックも決めれば女子では日本では初、世界でも数名のトリックメイクライダーとなる。彼女の今後のさらなる飛躍にも期待したい。 山本結花のライディング ©JFBF 準優勝は豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れ込むライディングが特徴的な山本結花。彼女はラン1本目でスパインでの「360」やクオーターでの「540」、そして逆跳びのバックワーズとトランスファーを上手く使い「ダブル X-Up」を綺麗にメイクし56.80ptをマークした。ラン2本目では1本目をアップデートし、クオーターでの「540・バースピン」やボックスジャンプでのスタイリッシュな「キャンキャン・タイヤグラブ」を披露。中盤ではクオーターでの「テールウィップ」に失敗し転倒するも、その後もランを続けたが1本目のランを上回ることができず昨年大会同様に2位となった。しかし今回メイクした「540・バースピン」は女子では世界でも数名しかできないビックトリックなので今後の活躍を期待したいライダーの1人だ。 大池水杜のライディング ©JFBF 3位は東京オリンピック2020に日本代表として出場し過去には国際大会と全日本選手権の数々で優勝し、日本の女子フリースタイルパークシーンを支え続けている大池水杜。ラン1本目ではトランスファーでの「ユーロテーブルトップ to キャンキキャン」というスタイル溢れたトリックを皮切りに、ボックスジャンプでの「タックノーハンド」や「ターンダウン」など全体的に綺麗でスタイリッシュなフローでまとめフルメイクでランを終えた。ラン2本目では笑顔で会場を盛り上げていくライディングを魅せた。ボックスジャンプでの「バックフリップ」やクオーターでの「アリーウープ・ターンダウン」、ボックスジャンプでの「テールタップ」とスタイル溢れるランでまとめ、52.40ptとスコアを少し伸ばして3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク 左からリザエフ、中村、松本の順 ©JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 88.80pt準優勝: イレク・リザエフ (ロシア) / 82.40pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.60pt 左から山本、小澤、大池の順 ©JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 64.00pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト・ユイカ) / 56.80pt第3位: 大池 水杜 (オオイケ・ミナト) / 52.60pt <キッズ4アンダー>優勝: 田村 梛 (タムラ・ナギ) / 49.00pt準優勝: 西 紡未 (ニシ・ホウミ) / 39.67pt <キッズ5-6>優勝: 平塚 史恩 (ヒラツカ・シオン) / 65.33pt準優勝: 服部 蒼生 (ハットリ・アオイ) / 57.00pt第3位: 深町 煌人 (フカマチ・コウト) / 54.00pt <ガールズ7-9>優勝: 橋本 ことは (ハシモト・コトハ) / 73.33pt準優勝: 丹羽 こころ (ニワ・ココロ) / 55.67pt第3位: 深町 心菜 (フカマチ・ココナ) / 50.67pt <ボーイズ7-8>優勝: 中嶋 輝星 (ナカジマ・キセキ) / 63.67pt準優勝: 西原 碧惟 (ニシハラ・アオイ) / 59.67pt第3位: 内山 蒔幾 (ウチヤマ・シキ) / 55.00pt <ガールズ10-12>優勝: 細川 彩葉 (ホソカワ・イロハ ) / 76.00pt準優勝: 濱田 琉瑠 (ハマダ・ルル) / 65.33pt第3位: 橋本 いろは (ハシモト・イロハ) / 60.00pt <ボーイズ9-10>優勝: 増井 智秋 (マスイ・チアキ) / 81.00pt準優勝: 高橋 寿 (タカハシ・ヒサシ) / 74.67pt第3位: 榊原 岳留 (サカキバラ・タケル) / 63.67pt <ボーイズ11-12>優勝: 丹羽 煌貴 (ニワ・コウキ) / 81.33pt準優勝: 齋木 佑 (サイキ・タスク) / 75.33pt第3位: 尾後家 優斗 (オゴケ・ユウト) / 64.00pt <女子13-15>優勝: 白井 玲恵奈 (シライ・レエナ) / 75.33pt準優勝: 井上 葵 (イノウエ・アオイ) / 58.67pt第3位: 野々上 怜那 (ノノウエ・レナ) / 50.33pt <男子13-15>優勝: 清水 悠琉 (シミズ・ハル) / 77.67pt準優勝: 谷本 怜雅 (タニモト・リョウガ) / 59.00pt第3位: 赤塚 ヒロキグスティ (アカツカ・ヒロキグスティ) / 54.33pt <エキスパート>優勝: 間瀬 虎太郎 (マセ・コタロウ) / 67.00pt準優勝: 北見 栄富 (キタミ・エイト) / 61.67pt第3位: 岡本 琉樹 (オカモト・リュウキ) / 34.00pt <30オーバー>優勝: 腰山 雅大 (コシヤマ・マサヒロ) / 68.33pt準優勝: 下野 雅司 (シモノ・マサシ) / 66.67pt第3位: 石井 孝佑 (イシイ・コウスケ) / 64.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) - 4日間 -7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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othersアーバンスポーツの熱気、京都を包む! 『KYOTO URBAN SPORTS DAY』イベントレポート2025.07.09京都の春が、アーバンスポーツの熱気に包まれた。2023年に始動した複合型アーバンスポーツイベント『KYOTO URBAN SPORTS DAY(以下KUSD)』が、今年も4月から6月にかけて全4回開催され、総来場者数はのべ1万人を突破。ブレイキン、ダブルダッチ、3x3バスケ、スケートボードといった競技が、京都の街と見事に融合し、多彩なステージで熱狂を巻き起こした。 以下、各会場での模様をダイジェストで振り返る。 【第1回】 4月19日(土) @宝が池アーバンスポーツパーク 大型スケートパークの誕生を記念し、KUSDがオープニングイベントとして登場。スケートボードフェスタと連動し、ダブルダッチのNEWTRAD、ブレイキンのMORTAL COMBAT、3x3バスケのプロチームKYOTO BB、ZIGExN UPDATERS.EXEらが華やかなパフォーマンスと試合で会場を沸かせた。 会場では、体験会も大盛況。左京区で初開催となるKUSDは、多くの子どもたちにアーバンスポーツとの出会いをもたらした。最後はスケートパークのバーチカルで、出演者たちによる圧巻のコラボパフォーマンスがフィナーレを飾った。 【第2回】4月26日〜27日(土・日) @京都髙島屋S.C.屋上 初の連日開催となった今回は、「KYOTO TSUNAGU DAYS」と題し、『循環フェス』とコラボレーション開催。古着の循環をテーマにしたZ世代向けのイベントとアーバンスポーツイベントがクロスオーバーし、新たなカルチャーの可能性を提示した。 天候にも恵まれ、2日間を通じて体験会・パフォーマンスともに大盛況。体験後にはキッズチームによるパフォーマンスも行われ、初めて体験した子どもたちの眼差しがキッズパフォーマンスにも注がれた。 【第3回】5月3日(土) @京都駅ビル 昨年に続き開催された京都駅ビル会場では、アーバンスポーツと京都の伝統工芸とのコラボレーションを実現。NEWTRADは京藍染の松崎陸氏の藍染体験に参加し自ら染めたTシャツを衣装に、1on1バスケ選手は京都宇治にお店を構える昇苑くみひもの靴紐をシューズに装着、BMX界のレジェンド内野洋平は堤淺吉漆店により製作された漆塗りBMXを展示。 NEWTRADとFLY DIGGERZによる華やかなオープニングに始まり、体験会、白熱のダブルダッチバトル(DOUBLE DUTCH ONE’S)や1on1バスケのエキシビジョンマッチ、京都駅でカルチャーが交錯する唯一無二の空間が展開された。エンディングでは各ジャンルのトップパフォーマーが集結し、観客の熱気も最高潮に。 【第4回】6月8日(日) @京都リサーチパーク KUSD発祥の地でもある京都リサーチパークが、今年も熱狂の渦に。屋外では、初参戦となるスケートボードが加わり、3x3バスケとともに駐車場が巨大なプレイグラウンドに変貌。スケートボードパフォーマンスが屋外会場の熱を一層高め、3x3バスケのプロチーム同士による総当たり戦はスピード感溢れる展開で観客を魅了した。 屋内ではダブルダッチとブレイキンの体験会、そしてDOUBLE DUTCH ONE’S(ダブルダッチソロバトル)、BATTLE MIXTURE(ブレイキンバトル)といった注目コンテンツが展開され、全国から集まった精鋭たちによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。ジャンルの垣根を越えた観客のリアクションが生まれるのも、KUSDならでは。 最後はNEWTRADとBODY CARNIVALのコラボレーションパフォーマンスで会場が一体となり、最高の締めくくりとなった。 最後に スタートから3年目を迎えた『KYOTO URBAN SPORTS DAY』は、年々スケールと熱量を増している。世界中から観光客が訪れるこの歴史都市・京都が、今やアーバンスポーツの聖地としても進化を続けているのだ。古都とストリートの融合。そのコントラストの中で生まれるエネルギーが、KUSDを唯一無二のイベントへと押し上げている。次回の開催にも、ますます注目が集まることは間違いない。 イベント概要 イベント名:KYOTO URBAN SPORTS DAY 2025会場:宝が池アーバンスポーツパーク、京都髙島屋S.C.屋上、京都駅ビル、京都リサーチパーク日程:2025/4/19、4/26-27、5/3、6/8主催:KYOTO URBAN SPORTS DAY 実行委員会協賛:京都リサーチパーク株式会社、京都駅ビル開発株式会社、株式会社COFFEE BASE、コミュニティ・バンク京信、QUESTION、株式会社フラットエージェンシー、hotel kanra kyoto、株式会社アグティ、医療法人 颯香会おおつか内科クリニック、株式会社スポーツ館ミツハシ協力:京都髙島屋S.C.後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府スポーツ協会、京都市スポーツ協会、KBS京都、京都新聞、α-STATION FM京都
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surf大原洋人が3位に輝く!熱気あふれたLexus US Open of Surfing2025.08.077月26日から8月3日まで、アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチにて、World Surf Leagueのチャレンジャーシリーズおよびロングボードツアーの「Lexus US Open of Surfing」が開催された。 今大会は、7月26日~28日がロングボード、29日以降はショートボードと、競技種目ごとに期間を分けて実施された。開幕を迎えた会場では、直前までコンスタントにあった波が嘘のように消え、「US Open史上最も波が小さいのでは」と言われるほどのコンディションでスタートした。29日は、朝のファーストコール後に再三の再コールが入り、最終的にデイオフ(試合中止)に。翌30日は朝からヒートが開始され、前日よりわずかにサイズアップしたものの、潮の満ち引きの影響で波が途切れ、ヒート中に波がほとんど来ない場面も度々見られたが日を追うごとに波のサイズは上がり、ファイナルデーはハンティントンらしい波が押し寄せた。日本人選手は、男子ではカノア五十嵐、大原洋人、西慶司郎、伊東李安琉、加藤翔平、安室丈、岩見天獅、田中大貴の8名が出場。女子では、都筑有夢路、都築虹帆、松岡亜音、中塩佳那、池田美来の5名が出場した。 Men’s Round of 80に挑んだ日本勢 岩見天獅 ©️WSL / Kenny-Morris 日本人選手のトップバッターは、Round of 80 Heat 4に登場した安室丈。試合終盤には追いかける展開となり、逆転を狙って波に乗るも、うまく乗りこなすことができず惜しくも敗退となった。続くHeat 6には、日本人の加藤翔平と田中大貴が出場。対戦相手はブラジルのIgor Moraesと、ニュージーランドのBilly Stairmandという顔ぶれで、4名によるヒートとなった。加藤翔平は、3本目に6.50ポイント、6本目には5.53ポイントをマークし、見事1位でラウンドアップを果たす。一方、田中大貴は1本目で4.00ポイントをスコアするも、2本目を揃えることができず、惜しくもここで敗退となった。Heat 8では、岩見天獅が出場。波数の少ない厳しいコンディションの中、序盤に競り合いながらも見事に1本目の波をキャッチし、6.33ポイントを獲得。さらに2本目でも4.23ポイントをスコアし、幸先の良いスタートを切った。この6.33ポイントはヒートのハイエストスコアとなり、岩見天獅はそのまま1位でラウンドアップを決めた。 安室丈 ©️WSL 日本勢が次々登場 Round of 64 西慶司郎 ©️WSL / Emma-Sharon 続くRound of 64は、トップシード選手が登場するラウンド。Heat 4では、日本人の五十嵐カノアと西慶司郎が同じヒートに出場。対戦相手は、ハワイのIan Gentil、ブラジルのPeterson Crisantoという顔ぶれで、4名による戦いとなった。序盤に良い波をキャッチし、しっかりと技を決めた西慶司郎は、エクセレントスコアの8.00ポイントをスコア。さらに6.77ポイントも加え、2本をまとめる見事な試合運びを見せた。カノアもスロースタートながら、8.50ポイントと7.77ポイントをスコアして一気にトップに浮上。終盤にはIan Gentilも8.17ポイントで追い上げたが、タイムアップ。日本人の五十嵐カノアと西慶司郎の2人が揃ってラウンドアップを果たした。Heat 10では大原洋人が登場。1本目に6.50ポイント、2本目に5.63ポイントを揃え、落ち着いた試合運びで2位通過を決めた。Heat 11には、前ラウンドを勝ち上がった加藤翔平が出場。対戦相手は、アメリカのKade Matson、Jett Schilling、ハワイのJackson Bunchというメンバー。開始10分を目前にリスタートとなるかと思われたその瞬間、入ってきた1本の波を加藤翔平が掴み、5.50ポイントをマーク。その後も波は止まり、厳しい展開が続いたが、3.67ポイントでバックアップを伸ばし、見事1位でラウンドアップを決めた。Heat 12には伊東李安琉が出場。 対戦相手は、ブラジルのIgor Moraes、オーストラリアのRyan Callinan、そしてチャレンジャーシリーズ第2戦 Ballito Proで優勝した南アフリカ出身のLuke Thompsonという強豪揃いのヒートとなった。伊東李安琉は良い波を掴むも、エンドセクションでミスが出てしまう。後半には6.90ポイントをスコアするも、あと1本を揃えることができず、ここで惜しくも敗退となった。日本人最後の登場は、Heat 15にクレジットされた岩見天獅。対戦相手は、ブラジルのEdgard Groggia、アルゼンチンのFranco Radziunas、そしてオーストラリアのCallum Robson。岩見天獅はアクティブに動きながら波を探すも、リズムが噛み合わず、狙っていた波を掴むことができないまま試合終了。惜しくもここで敗退となった。 伊東李安琉 ©️WSL / Pat Nolan いよいよRound of 32へ 加藤翔平 ©️WSL / Pat Nolan Round of 32に進出した日本人選手は、大原洋人、西慶司郎、五十嵐カノア、加藤翔平の4名。トップバッターとしてHeat 3に登場したのは西慶司郎。序盤は波とのリズムが合わずミスも見られたが、中盤には修正しスコアを重ね、追い上げを見せた。逆転に必要なスコアは6.81ポイントだったが、その波が来ることなく、無念のまま試合終了となった。続くHeat 4には、五十嵐カノアが登場。1本目に8.00ポイント、5本目には7.73ポイントと2本のスコアをしっかりまとめ、1位でラウンドアップを果たした。Heat 6では、日本人の大原洋人と加藤翔平が同じヒートに出場。対戦相手は、南アフリカのLuke Thompson、メキシコのAlam Clelandの4名での戦いとなった。大原洋人は、1本目に6.67ポイント、5本目には7.27ポイントをスコアし、1位の座をキープ。一方の加藤翔平は、序盤から追いかける展開となり、必要なスコアは8.43ポイント。ラストには、高さのある波でエアリアル、エアアーウープーを試みたが、惜しくもインコンプリートとなり敗退となった。このヒートでは大原洋人が1位でラウンドアップを決め、日本勢として勝ち残った。 4人での戦いとなったRound of 16 カノア五十嵐 ©️WSL / Kenny-Morris Round of 16は、本来であれば1対1のマンオンマン形式で行われるが、29日がコンディション不良によるデイオフとなった影響で、今大会では引き続き4人ヒートでの実施となった。このラウンドに日本人で残ったのは、五十嵐カノアと大原洋人の2名。Heat 2に登場した五十嵐カノアは、安定感のあるライディングで着実にスコアを重ね、1位でラウンドアップ。Heat 3に出場した大原洋人も、6.00ポイント台を3本揃える安定したパフォーマンスで1位通過を果たした。 残しところ日本人2人となったクウォーターファイナル 大原洋人 ©️WSL / Pat Nolan いよいよクォーターファイナル。五十嵐カノアは、ブラジルのMichael Rodriguesと対戦。後半までリードを保っていた五十嵐カノアに対し、Michael Rodriguesはサーフボードとの相性が合わず、試合中にボードを変更する場面も。誰もが五十嵐カノアの勝利を確信したその時、Michael Rodriguesが終盤に6.93ポイントをスコアし逆転に成功。五十嵐カノアはここで敗退となった。なお、五十嵐カノアは8月7日〜16日にタヒチで開催されるチャンピオンシップツアー「Lexus Tahiti Pro」にも出場予定。今後の活躍にも注目が集まる。Heat 3には大原洋人が出場。対戦相手は、日本にもルーツを持つアメリカのタロウ・ワタナベ。風の影響による流れが入り、試合中に状況が目まぐるしく変わる難しいコンディションの中、両者ともにスローな展開に。その中でも大原洋人は、6.33ポイントと5.87ポイントをスコアし、見事セミファイナル進出を決めた。 残すところ決勝まで後一つ 大原洋人 ©️WSL / Pat Nolan 日本勢で唯一残ったのは、2015年にUSオープンで日本人初優勝を成し遂げた大原洋人。セミファイナルの対戦相手は、エアリアルを得意とするアメリカのLevi Slawson。先に動いたのは大原洋人。1本目に5.43ポイント、続いて2本目には6.50ポイントをスコアし、試合をリードする展開に。しかし、Levi Slawsonがレフト方向の良い波をキャッチし7.33ポイントをマーク。さらに6.10ポイントもスコアし、2本を揃えて逆転。大原洋人が必要とするスコアは6.94ポイント。プライオリティを保持しながら波を待つも、後半は波が止まり、そのままタイムアップ。惜しくもここで敗退となった。あと一歩届かずも今回の大会で3位という好成績を収めた大原洋人は、チャレンジャーシリーズのランキングを17位上げて11位に浮上。 今後の更なる活躍が期待される。 Women's Round of 48 都筑有夢路 ©️WSL / Pat Nolan Women's Round of 48では都筑有夢路、都築虹帆、松岡亜音、中塩佳那、池田美来の5名が出場した。Heat 4には、日本人選手の都筑有夢路、松岡亜音、中塩佳那の3名と、南アフリカ出身のLouise Leprontの4名が出場。最初に波をキャッチしたのは中塩佳那とLouise Lepront。左右に分かれてライディングを行い、中塩佳那はこの波で5.17ポイントをスコア。松岡亜音も1本目に4.67ポイント、都筑有夢路も4.17ポイントと、それぞれスコアを重ねていく。都筑有夢路は2本目にバックサイドで5.67ポイント、さらに3本目ではワンマニューバーで6.5ポイントをマークし、トータル12.17ポイントでリードを広げた。2位争いが激しくなる中、松岡亜音が後半にハイスコアを4.97ポイントに更新してポジションをキープ。中塩佳那は必要スコア4.47ポイントを待ち続けたが、最後まで波に乗ることができず試合終了。都筑有夢路と松岡亜音がラウンドアップを果たした。Heat 6には都築虹帆が出場。対戦相手はハワイのKeala Tomoda-Bannert、Vaihitimahana Inso、オーストラリアのOceanna Rogers。潮が止まり始めた時間帯と重なり、前半にKealaTomoda-BannertとVaihitimahana Insoが波に乗った後、15分以上波が止まる厳しいコンディションに。都築虹帆はチャンスを待ち続けたが、最後まで波は現れず、無念の試合終了となった。今シーズンからチャレンジャーシリーズ初参戦の池田美来がHeat 7に出場。前ヒートから波の乏しい状況が続く中、序盤から「スコアできる波がない」と判断し、途中でピア近くの岸寄りポジションへと移動。その動きに他の選手も追随し、ようやく各選手が波に乗り始める。池田美来は7本目に4.27ポイント、10本目に4.73ポイントをスコアし、見事1位でラウンドアップを果たした。 トップシード選手が出場するRound of 32 池田美来 ©️WSL / Pat Nolan Women’s Round of 32からはトップシード選手が登場。スケジュールの都合で、Heat 1~4は7月31日の夕方に開催され、Heat 5以降は8月1日の朝に行われた。Heat 3に登場したのは松岡亜音。対戦相手は、アメリカのKirra Pinkerton、フランスのVahine Fierro、ハワイのEweleiula Wong。Kirra PinkertonとVahineFierroが序盤から高得点を揃える中、松岡亜音も6.33ポイントをスコアし、追い上げを図る。ラストライドでは7.23ポイントをスコアするも、惜しくも逆転には至らず、ここで敗退となった。続くHeat 4には都筑有夢路が登場。アメリカのSawyer Lindblad、オーストラリアのSophie McCulloch、ペルーのArena Rodriguezとの対戦。Heat序盤、Sawyer Lindbladが乗った1本を最後に10分以上波が来ない状態に。 ようやくピア付近のライトブレイクを掴んだ都筑有夢路は、5.40ポイントをスコア。 だが、その後は再び波が止まり、逆転のチャンスは訪れず敗退となった。Heat 7に出場した池田美来のヒートは、8月1日の朝に行われた。この日はサイズも上がり、前日よりも波数の多いコンディションとなった。対戦相手は、アメリカのAlyssa Spencer、Talia Swindal、Bella Kenworthyの3名。Alyssa Spencerが1本目でエクセレントスコアの8.17ポイントを出し試合をリード。Talia Swindalも1ターンながらソリッドな演技で得点を重ねる。池田美来は5.03ポイントをスコアし、さらにラストライドでは6.60ポイントと健闘。しかしTalia Swindalがその直前にスコアを伸ばしたことで、わずかに及ばず敗退となった。 松岡亜音 ©️WSL / Emma-Sharon Women’s Finalは実力派と新星の激突 Sawyer Lindblad ©️WSL / Kenny-Morris ファイナルはアメリカのSawyer Lindbladとフランスの若干14歳のTya Zebrowskiの対戦。両者ともに2本目で6点台のスコアをマークし、2本目以降にどれだけスコアを重ねられるかが勝負の鍵となった。Sawyer Lindbladは5本目に6.67ポイントをスコア。Tya Zebrowskiに求められる逆転のためのスコアは6.51ポイントだったが、チャンスとなる波をつかむことができず、試合終了。Sawyer Lindbladが、2023年以来2度目となるUSオープン優勝を果たした。 Sawyer Lindblad ©️WSL / Pat Nolan Men’s Final はLevi Slawsonが接戦を制す Levi Slawson ©️WSL / Pat Nolan ファイナルはブラジルのMateus HerdyとアメリカのLevi Slawsonの対戦に。Levi Slawsonは1本目に7.33ポイント、2本目に6.17ポイントをマークし、序盤からリードを広げる。Mateus Herdyは逆転を狙い、得意のエアーで果敢に攻めるも苦戦。しかし、試合終了間際にビッグエアーをメイクし、スコアの発表を待つ展開に。逆転に必要なスコアは7.93ポイント。最終ライディングは7.70ポイントとコールされ、惜しくも逆転には届かず。Levi Slawsonが見事、優勝を果たした。 Levi Slawson ©️WSL / Pat Nolan Mateus Herdy ©️WSL / Pat Nolan 「Lexus US Open of Surfing」で見せた団結と熱気 大原洋人 ©️WSL / Kenny-Morris 白熱した戦いとなった「Lexus US Open of Surfing」。 今回は日本人選手だけでなく、コーチやサポートスタッフの姿、そしてファンも多く見られ、ビーチでは日の丸を掲げて応援する姿がWSLのライブ中継でも大きく取り上げられた。 次戦のチャレンジャーシリーズは、9月29日から10月5日までポルトガル・エリセイラで開催される「Ericeira Pro」。 ランキング争いはさらに激しさを増しており、選手にとっては一戦一戦が正念場となる。 海外の舞台で挑戦を続ける日本人選手たちの姿から、今後も目が離せない。
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dance世界トップレベルのダンサーと海の幸が融合する唯一無二のダンスバトルイベント!「Nemuro Beat the Floor 2025」今年も開催決定!2025.08.07北海道・根室発の国際的ダンスイベント「Nemuro Beat the Floor」が、2025年9月13日(土)、根室市青少年センターにて開催される。今年で4回目を迎える本大会は、世界・国内から一流のダンサーたちが集結する注目のストリートダンスバトルイベントだ。今年は既に、以下の豪華なJUDGE陣が発表されている。 • VERO(JINJO CREW/韓国) • Katsu One(READY TO ROCK) • NORI(Take Notice) • Kentaraw(Take Notice) • YASS(READY TO ROCK) • Yoshiki(DYM MESSENGERS) • Momopeachi(LIFULL ALT-RHYTHM) さらに、世界各国で活躍する人気DJ、Teeの参戦も決定。今後もさらなるゲストアナウンスが予定されており、例年以上に熱いバトルが繰り広げられる見込みだ。競技ジャンルは全5カテゴリーにおよび、昨年に引き続き、参加者全員に根室の海の幸を楽しめる「豪華海鮮BBQセット」が付属。 屋外の炭火焼きスペースで、自ら焼いて食べられるスタイルは、世界中探しても本イベントだけ。まさに“根室でしか味わえない“唯一無二の体験が提供される。秋の味覚と熱いダンスバトルが融合した「Nemuro Beat the Floor」。ダンスファンはもちろん、グルメや観光を楽しみたい方にもぜひお越しいただきたいイベントだ。 イベント概要 イベント名:Nemuro Beat the Floor 2025開催日:2025年9月13日(土) OPEN 9:00 / START 10:00 / CLOSE 19:00会場:根室市青少年センター(北海道根室市)主催:Nemuro Beat the Floor 実行委員会エントリー費:3,500円(根室特製海鮮セット付き)観戦:無料(※観戦者用の海鮮セットも別途申し込み可能)
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skate“アーバンスポーツの聖地”福岡県北九州市で、世界最高峰のスケートボードの大会「ワールドスケートボードストリート2025 北九州」がこの秋開催!2025.08.05今年、2025年11月23日(日)〜11月30日(日)の7日間にわたり、福岡県北九州市にて開催される世界最高峰のスケートボード・ストリート種目の大会「ワールドスケートボードストリート2025 北九州」の開催発表会見が、2025年8月5日(火)に北九州市・小倉で開かれ、北九州市長の武内和久氏、大会事務局長の河野眞二氏、そして今大会出場予定選手である2023年度世界チャンピオンの白井空良選手とパリオリンピック金メダリストの吉沢恋選手の4名が登壇した。 今大会が含まれる「ワールドスケートボードツアー」はオリンピック選考大会として認められている唯一のワールドツアー。そのため今大会で良い成績を残しランキング上位にランクインしてシード権を獲得していくことが、3年後のロサンゼルスオリンピックに向けた今後の選考大会に関しても重要となってくる。このことから世界中のトップコンペティターたちが今年重要視しているのがこの北九州大会なのだ。そのような大会ということもあり、世界中45の国と地域から計約200名が出場予定である。 そして今大会の舞台となる福岡県北九州市は過去にブレイキンやパルクールの世界大会を開催しており"アーバンスポーツの聖地"として近年認知を広げている街。大会を各方面から街ぐるみで盛り上げ、アーバンスポーツを「街の日常」として浸透させて、スポーツやカルチャーと融合し「街で未来を作る」ことを目標としている。この秋、そんな"アーバンスポーツの聖地"でロサンゼルスオリンピック選考へ向けたキックオフとなる大会が開催される。是非スケートボードファンの皆さんは会場でその熱い戦いの様子を現地で観戦して欲しい。なおチケット情報に関しては 8月下旬に詳細発表予定だ。 下記は今回の記者会見で語られた各登壇者のコメントをまとめたものである。 北九州市が世界最高峰のスケートボード大会を誘致し目指すのは、アーバンスポーツが日常にある環境 今大会開催における思いを話す武内市長 ©︎WST Japan 北九州市長 武内和久氏のコメント スケートボードをはじめとするアーバンスポーツは、競技の枠を超え、自己表現や創造性、挑戦する心、そして仲間とのつながりを大切にするカルチャーです。これらの価値観はまさにこれからの都市が大切にすべきものであると考えています。 北九州市ではこれまで「日本一、若者を応援する街」を掲げ、ブレイキンの国際大会やパルクールの世界選手権の開催など、若者に人気のあるアーバンスポーツの推進を通じて、まちの魅力と活力を高める取り組みを続けてきました。さらに私たちはアーバンスポーツを限られた施設内だけでなく街の日常に根付かせていくための挑戦も行っています。 そのコンセプトが「パークからストリートへ」で、北九州市が今まさに目指している方向性です。アーバンスポーツを専用施設だけでなく、街中でも楽しめるような環境を整えることで、多くのアーバンスポーツが街中に自然とあふれ、動きのある風景が日常の一部となる。そんな若者や幅広い世代にとっても魅力ある街をつくっていきたいと考えています。 この度、北九州市で開催されるこの大会は、単なる国際大会ではありません。世界最高峰の大会であると同時に、「都市」と「スポーツ」や「カルチャー」とが融合し「まち」で未来を創る。そうした“都市型スポーツイベント”の新たなモデルとなる大会にしたいと考えています。 選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、会場や環境の整備には市をあげて取り組んでいきます。そして、観客の皆さまにもこれまでにない体験を提供し、心を込めた「おもてなし」でお迎えいたします。 スケートボードは都市の風景とカルチャーが混ざり合う中で発展してきたスポーツです。そのスケートボードと個性ある北九州市の街並みを融合させて、世界に一つだけの大会観戦体験を創出いたします。 白井空良・吉沢恋の両名が語る、世界最高峰の戦いが日本で開催される意味と今大会への意気込み 開催発表会見に参加した白井(左)と吉沢(右)©︎WST Japan 白井空良選手のコメント 白井空良のライディングワールドスケートボードストリート世界選手権2023東京©︎WST Japan ワールドスケートの大会は本当に自分たちが一番大事にしている大会というか、やっぱりオリンピックはみんなの夢で、でもオリンピックに出るためには、この「ワールドスケート」が開催している大会で勝つしか方法がないんです。だからこそ自分たちにとってすごく大事にしている大会です。 そしてその大会が、日本の北九州で開催されるというのは本当に嬉しいことで、「どこで優勝するか」と言われたら、自分はやっぱりここで優勝したいって思っています。 また東京オリンピック・パリオリンピックを経て、スケートボードの存在を知ってくれた人は増えましたが、一方で「どう始めればいいかわからない」とか、「実際の競技を見たことがない」という人もまだ多いと思うので、この大会でスケートボードを始めるきっかけになったり、競技に興味を持ってもらえる機会になってくれたら嬉しいです。 吉沢恋選手のコメント 吉沢恋のライディングワールドスケートボードストリート世界選手権2023東京©︎WST Japan 私にとってもこのワールドスケートの大会は、オリンピック2連覇を目指す上ですごく大事な大会だと思います。それがこの秋に北九州で開催されるというのはとても特別なことですし、それに加えて海外の大会と比べても、日本国内でスケートボードをまだあまり知らない方々にとっても注目してもらえる大会になると思います。そういった意味でも、自分の名前をもっと多くの人に知ってもらう良い機会になると思っています。 一方でたくさんの方が観てくれる大会だと思うので、少し緊張している部分もありますが、何よりも楽しんでオリンピック出場に向けて良い結果が出せるように、自分の持てる力をすべて出し切って頑張りたいと思います。 またスケートボードの良さとして、一人一人がライバルでありながらも、みんなすごい仲が良くて、本番の滑走中でも笑い合ったり、お互いに励まし合ったりするところはスケートボードならでは良いところだと思います。今大会ではそういうところも含めて、スケートボードの良さを知ってもらえたら嬉しいなと思っています。 大会情報 【大会名称】 英 語:World Skateboarding Tour Street 2025 KITAKYUSHU 日本語:ワールドスケートボードストリート 2025 北九州 【開催概要】開催期間:2025 年 11 月 23 日(日)~11 月 30 日(日)観戦可能日程は、28日(金)準々決勝、29日(土)準決勝、30日(日)決勝の3日間を予定会場:西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野 3-8-1) 【競技概要】 出場国 : 45の国と地域 参加数 : 約200名 競技フォーマット ・予選 45秒のランを2本実施し、ベストラン(最高得点)のみを採用。 ・準々決勝(シード選手含む40名) 45秒のランを2本実施し、ベストラン(最高得点)のみを採用。 ・準決勝(16名) 45秒のランを2本とベストトリックを3本実施。 ベストラン1本とベストトリック1本の合計スコアで競います。 ・決勝(8名) 45秒のランを3本とベストトリックを3本実施。 ベストラン1本とベストトリック1本の合計スコアで競います。 【チケット販売】 8月下旬に詳細発表。
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culture【REALIZEYOUⓇ】アメリカ・LA発のファッションブランドが、満を持して日本初上陸2025.08.052025年8月30日(土)より、DIRECTBUY SCH.オンラインストアでの販売を皮切りに日本展開を開始 2015年アメリカ・ロサンゼルスで誕生した気鋭のファッションブランド「REALIZEYOUⓇ」が、合同会社SChinatown.の審美眼とハンドリングにより、日本初のブランド展開を開始する。 更に、日本初上陸を記念し、合同会社SChinatown.が監修・撮影したルックもリリース予定。日本の都市風景やダンススタジオとブレンドし、ブランドのスローガン"ToREALIZEYOU is your LUXURY"(自己発見こそが真の贅沢である)に忠実な雰囲気を表現。 ブランドの特徴 ・メッセージ性自己肯定感の向上や、一歩踏み出す勇気を後押ししてくれる言葉遊びが特徴。 ・様々なオケージョンでの汎用性世界中を駆け回るパフォーミングアーティストが支持するほど、様々な状況にも自然体で洒落た雰囲気を出せるアイテム。 ・ノンバイナリーなデザインどんな方にも愛されるシルエットやカラーリング。 REALIZEYOUⓇ リアイラズユー @realizeyou は、"Infinite Recreation Of Self"(無限の自己再創造)がコンセプトのLA発のファッションブランド。ジャスティンビーバーの世界ツアーにトリッカーとして帯同し、LA拠点のストリートダンスクルーQUEST CREWの一員として活躍、著名なミュージシャンの音楽プロデューサーを務めるなど、マルチな経験を持つアーティストRu AREYOU @ru_areyou が2015年に設立。 ジェンダーレスなシルエットとメッセージデザインに特徴があり、また不定期にアーティザナルなプロダクトも発表。パフォーミングアーツをルーツに持つ音楽アーティストから強い支持を集める、挑戦心をくすぐる前向きな姿勢が反映されたブランドである。 ※ブランド説明文作成元: Akitomo Ri (SChinatown. LLC)
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culture9月27日(土)開催のジャンルレスサイファーイベント「沸騰PARKING」ゲストパフォーマー、梅田サイファーメンバーのコメントを公開!2025.08.04ソニーマーケティング株式会社は、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズと協同で、「もっと、音楽で遊ぼう。」をテーマに新たな音楽の楽しみ方を提案するプロジェクト『PLAY the MUSIC』の第3弾となる、ジャンルレスサイファーイベント「沸騰PARKING」を9月27日(土)に開催する。 また、ゲストパフォーマーのダンサーJenes、SHOSEI、フリースタイルバスケットボーラーのKengo Maeda、ZiNEZのコメントも公開! ゲストパフォーマーコメント Jenes型でも勝ち負けでもなく、ただ音と向き合える。沸騰PARKINGのような即興の現場だからこそ、本物の空気を共有できると思っています。ジャンルを超えたコラボレーション、楽しみにしています! SHOSEI誰かと競う必要も、型にはまる必要もない。ただ音を感じるだけでいい。即興で生まれる空気感こそが、「沸騰PARKING」の魅力だと思っています。ジャンルを超えて交わる瞬間を、すごく楽しみにしています。 Kengo Maedaただ音に向き合い、沸き合う。そんなストリートの原点のようなシチュエーションでフリースタイルバスケをできること楽しみにしております! ZiNEZ音楽とボールでセッションする事が最高の楽しみなので沸騰PARKINGに参加できて嬉しいです!思い出に残るセッションを目指して!楽しみです!! 梅田サイファーが「沸騰PARKING」に出演! 今回、出演が決定した梅田サイファーのメンバー12名からコメントが到着した。pekoは「ラッパー、ダンサー、ビートボクサー、DJ、みんな同じカルチャーに属しながらも、どこか距離があると10代のころから感じていて、その橋渡しとなるイベントにお声がけいただけて大変光栄に思います。当日のセッション楽しみにしてます。」と意気込みを見せている。 イベント後半には、梅田サイファーのスペシャルライブパフォーマンスも実施予定。KZは「当日、その瞬間に何が起こるか、何が生まれるか。耳と目、さらには身体を全て使い、体験しに来てください!ビートの上で会いましょう、待ってますー!!」とコメントした。 パフォーマー&オーディエンスの応募受付中! 一般公募は来月8月31日(日)まで受付中。エントリー対象は、ダンス・ラップ・フリースタイルバスケなど、音とともにストリートカルチャーを楽しむ全てのパフォーマー。まずは特設サイトにてテーマトラック(梅田サイファー「GOLDEN –Instrumental (Short)」)に合わせてパフォーマンスをした動画に「#沸騰PARKING」と「#PLAYtheMUSIC」をつけてSNSにアップ。応募フォームに必要事項を記入して応募完了だ。 また、イベントを共に盛り上げるオーディエンスも同時に募集。詳細情報は特設サイトにて順次発表となるので、続報を楽しみにお待ちいただきたい。 出演が決定した梅田サイファーのメンバーコメント全文紹介 ■KOPERU毎日街中でストリートカルチャーが息をしている中地下駐車場で夜に催しとして披露する場があるのはすごく大事な事なのでそういった企画に参加できる事に感激です。よろしくお願いします。 ■KennyDoes俺たちの夜。それは歩道橋の夜。それはサイファーの夜。遠くのビルの煌めきも、行き交うほろ酔いの人々も、その輪をスルーした。だけど俺たちは、未だにサイファーの形で、ラップし続けてるんだ。 ■KZ「何が起こるか分からない」「そこに居合わせた全員が共犯者」それがサイファーの最高に面白いところです。これに出会ってもう十数年経ちますが、いまだに夢中で、いつも新しい発見と喜びに満ちてて、驚きます。 当日、その瞬間に何が起こるか、何が生まれるか。耳と目、さらには身体を全て使い、体験しに来てください!ビートの上で会いましょう、待ってますー!! ■pekoラッパー、ダンサー、ビートボクサー、DJ、みんな同じカルチャーに属しながらもどこか距離があると10代のころから感じていて、その橋渡しとなるイベントにお声がけいただけて大変光栄に思います。当日のセッション楽しみにしてます。 ■KBD10年以上、阪神梅田の歩道橋で培ったスキルと情熱、そして何より楽しむマインドが今も自分達の根底にあります。この瞬間、どこよりも濃密で幸せな空間と思えるようなアクトをお届けできるよう、全力を尽くします。 ■ILL SWAG GAGA俺の名前はILL SWAG GAGA。ラップ、ビートボックス、ダンス、BMX、など様々なスタイル、ジャンルが音楽を通じて一同に介する一日です。俺は俺の武器とスタイルを駆使してオーディエンスを沸かせます!お楽しみに!! ■YugaSoda梅田サイファーのYugaSodaです。HIP-HOPという文化に身を置きながら、なかなかストリートカルチャーに関わる機会が減っているのが実情なので、このイベントを通じて再認識できればと思います。 ■テークエム神の瞬間はいつも即興に宿る!ぼくらはその歴史を生で見てきました。今回もどんな化学反応がおこるか見ものです。 ■teppei「夜」、「地下駐車場」この2つのワードで楽しくない訳がない!!非日常の空間で楽しむ音楽!ストリートカルチャーを体感して下さい!! ■Cosaqu夜の地下駐車場という、僕たち梅田サイファーも経験したことのないロケーションでのライブ。それだけでもワクワクしますが、そこに様々なカルチャーが融合することによってどんな化学反応が起きるか今から楽しみです!僕たちのライブでは文字通り”沸騰”するような熱いパフォーマンスで盛り上げたいと思いますので、よろしくお願いします! ■DJ SPI-KDJ SPI-Kです。今回このようなイベントに参加できとても光栄です!多くのストリートカルチャーがコラボすると言うことでとても楽しみです。テーマの通り私も"音楽で遊ぼう"と思います! ■HATCH「PLAY the MUSIC」第三弾、沸騰PARKINGにお呼びいただき光栄でございます。SONYの新たな試みを演者・お客さんと共に楽しみ、新しい何かが生まれれば良きです!1人でも多くストリートカルチャーを知るキッカケの1つになればいいなと思ってます!全力で楽しみたいと思ってますᕦ(ò_óˇ)ᕤ 渋谷区の某地下駐車場でストリートカルチャーが混ざり合う 眠っていた空間がストリートカルチャーの舞台に変わる、「沸騰PARKING」が開催。 【沸騰POINT①】 夜の地下駐車場がジャンルレスなサイファーの舞台に!イベント当日は一般公募のパフォーマーと招待枠のゲストパフォーマーがサイファー形式で即興パフォーマンスを披露し合いう。ダンス・ラップ・フリースタイルバスケなど、あらゆるジャンルが混ざり合うサイファーで夜の地下駐車場が熱く盛り上がりる。また、オーディエンスも募集する。 【沸騰POINT②】 テーマトラックは梅田サイファーの新曲「GOLDEN - Instrumental(Short)」!ソニー・ミュージックレーベルズ所属で、サイファーの参加メンバーから派生して誕生したHIP HOP集団、梅田サイファーの新曲が、テーマトラックに決定!テーマトラック「GOLDEN - Instrumental(Short)」は、特設サイトより試聴いただける。 【沸騰POINT③】 梅田サイファーによるライブパフォーマンスも!当日には、スペシャルゲストによるライブパフォーマンスも実施予定。詳細情報は特設サイトにて順次発表となりますので、続報を楽しみにお待ちいただきたい。 【沸騰POINT④】 ソニーの映像・音響製品がイベントを完全バックアップ!当日はソニーの映像機材を使い、映像制作のプロフェッショナルによる臨場感あふれる動画撮影を実施。映像は後日YouTubeにて公開される。臨場感あふれる映像に乞うご期待!なお会場には、ソニーの大迫力の重低音と高音質が両立されたワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 9」を設置予定で、会場を音と映像の両面から盛り上げる。 イベント概要 ■参加エントリー期間:2025年7月11日(金)~2025年8月31日(日)■開催日:2025年9月27日(土)■会場:東京都渋谷区某所の地下駐車場■参加条件:一般公募から抽選選考によって選ばれたパフォーマー・オーディエンス■選考結果発表: 2025年9月24日(水)まで※詳細は、特設サイト内のイベント概要をご確認ください。 パフォーマーエントリーステップ①7月11日(金)よりパフォーマーエントリー募集開始。楽曲のトラックは、特設サイトより試聴いただけます。②テーマトラックに合わせたオリジナルダンスやラップなどのパフォーマンス動画を撮影。※TikTok/Instagram/YouTubeからは使用楽曲として音源選択ができます。Xなどアプリ内で楽曲再生できない場合は、トラック音源を再生しながら撮影してください。③「#沸騰PARKING」と「#PLAYtheMUSIC」を付けてSNS(X/Instagram/TikTok/YouTube)に投稿。その後、特設サイト内のパフォーマー応募フォームに必要事項を記入することで応募完了となります。※SNS投稿に抵抗がある場合、Google Driveなどのオンラインストレージを利用して、データダウンロードURLを応募フォームに入力ください。(ダウンロードパスワードの設定は不可)④選考結果は、9月24日(水)までにご連絡差し上げます。 オーディエンスエントリーステップ①7月11日(金)よりオーディエンスエントリー募集開始。②Sony|Sound Connectアプリをダウンロード。③My Sonyを登録し、「お知らせ」画面の応募フォームからご応募ください。④選考結果は、9月24日(水)までにご連絡差し上げます。 ソニーが「沸騰PARKING」に寄せる想い ストリートカルチャーが抱える「パフォーマーの集まる場所の制限」に対してソニーが架け橋となり、普段パフォーマーが発揮しきれていないストリートの熱量を解放できるイベント「沸騰PARKING」を創出した。 -ソニーマーケティング株式会社 チーフクリエイティブディレクター コメント-表現したい想いは自由。そしてそんな情熱は新しい文化を生み出すと信じています。ストリートカルチャーはまさにそういった情熱の発信源。ただ、一方でパフォーマンスをできる場に制約を抱えている事実もあります。クリエイティビティーを大切にしてきたソニーがなにかできることはないかと考えたのがこの企画、沸騰パーキングです。 私たちが提供できるのは、「音響」「映像」「場所」そして「好きなことに没入できる時間」。この活動で、少しでも多くの人が、心動かすきっかけになればと願っています。パフォーマンスで参加される人もオーディエンスで参加される人も、未来につながる大きな歓声と感性を感じてほしいと思います。 梅田サイファー プロフィール 大阪梅田駅の歩道橋で行われていたサイファー(輪になり即興でラップをするセッション)の参加者から派生した集合体。多くのメンバーがラップバトルで輝かしい成績を残し、R-指定を代表に全国区のラッパーを輩出してきた。上下関係はなく、リーダーの存在はおろか結成の話があったわけでもない。あくまで個人の集まりでありグループでないことが特徴。 ”ラッパー同士の繋がりから生まれた自由な関係性”そのものが梅田サイファーと言える。映像作家、デザイナー、トラックメイカーなどの顔を持つメンバーもおり、その活動は多岐に渡る。 もっと、音楽で遊ぼう。『PLAY the MUSIC』概要 -『PLAY the MUSIC』とは-音楽は、もう聴くだけのものじゃない。音楽の楽しみ方も多様性の時代。ゼロから自分でつくるのも、誰かの歌で踊るのも、ぜんぶ、ぜんぶ、音楽愛だ。『PLAY the MUSIC』は「もっと、音楽で遊ぼう。」をテーマに新たな音楽の楽しみ方を提案していくソニーマーケティング株式会社と株式会社ソニー・ミュージックレーベルズとの協同プロジェクト。
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