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bmx長年追い求めてきた悲願の初優勝を成し遂げた磯谷匠「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・フラットランド種目2025.07.24BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、フラットランド種目では男子エリートで磯谷匠選手が、女子エリートは戸高千翠選手が優勝を果たした。 フリースタイル・パーク種目と同じく、神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会のフラットランド種目も今回で4回目。主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目若手選手が出場し、キッズ6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、終始な熾烈な戦いが繰り広げられた。 そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は観光名所や商業施設、駅なども近くにあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。会場には実際に大勢の一般の観客も訪れて、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しかった今年の横須賀大会で、フラットランド種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 BMXフラットランド種目にて、男子は磯谷匠が悲願の初優勝。女子はニューフェイス戸高千翠が優勝で鮮烈なエリートデビュー。 優勝した戸高と磯谷 ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリート 磯谷匠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリートクラスは、参加選手13名の中から予選通過を果たした8名で今大会の優勝者を決める形となった。今回は優勝候補の片桐悠と荘司ゆうなど国内外で活躍する選手を筆頭に国内最高峰のライダーたちによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。ただ決勝は風が強く各ライダーが苦戦を強いられる展開となった。 そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのはフロントトリックから放たれるハイスピードスピンを中心に構成されるバリエーションの多いトリックが注目のスピンマスターとして名高い磯谷匠。今回もその止まることのないスピンの中から、足を組み替えるヒッチハイカーやノーハンドを組み合わせたルーティンを1本目でメイク。次はタイヤグラブとシートグラブを起点に組み合わせたスピンコンボ。続いて難しい軸をズラしたスピンからのバイクの切り返しのルーティンと繋いでいく。最後はウィップラッシュからフロントタイヤを軸にバイクを跨ぎノーハンドのスピンに繋ぐルーティンを含めてフルメイクのパーフェクトラン。高速スピンをロングルーティンで構成するため難しいランをパーフェクトで終えたことも大きく評価され悲願の初優勝を収めた。 準優勝は2023年のUCI世界選手権では自身初の世界王者のタイトルを獲得し、FISE Montpelierでは3年連続優勝という快挙を持つ荘司ゆう。フロントトリックとリアトリックの両方組み合わせた「トランスファー」を元にした高難度トリックのコンボを今回も披露。中盤では何度か決めきれず足をつくミスもあったが、なんとかトランスファーを2つ入れ込んだコンボルーティンをメイクすると、残り10秒ではシグネチャーの「ダブルタップ」を盛り込んだルーティンを決め切り、中盤のミスを取り返すかのような攻めのライディングでランを終え、今回も前回大会に続く2位という結果を収めた。 3位は今大会は最年少ライダーとして頭角を表している表原次元。各ライダーとはまた一線を画す独特なフロントトリックのルーティンを得意とする彼は、難しく独創的なバックワーズからレギュラーに戻すスピンなど、グライドを挟んでスイッチさせるルーティンを見せる。その中でも会場を沸かせたのはグライドからのペダル軸でバックワーズに進みながらバイクを切り返してペグにトランスファーさせるトリック。フロントトリックの新たな可能性を見せるライディングで高得点を叩き出し、今回見事表彰台の座を手にした。 女子エリート 戸高千翠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 一方、女子エリートクラスは国内の主要大会で優勝している本村果鈴や、先日のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい、そして2024年度UCI世界チャンピオンの宮嶋歩菜など含む予選を勝ち上がった8名で熾烈な戦いが繰り広げられた。 今回、見事優勝を収めたのは今年がエリートカテゴリールーキーイヤーである戸高千翠。上手く膝を使い一際安定したフロントトリックを繰り出す彼女は1本目からツーフットのグライドからのヒッチハイカーや締めはハーフバースピン組み込む丁寧なロングルーティンをメイク。次はクロスの切り返しからバックワーズのスピン、さらにはペダル軸の独特なフロントスピンを入れ込み、そのあとも複数のフロントトリックのコンボで繋いだロングルーティンを再度見せた。その勢いのまま2つのルーティンをしっかり決め切る圧倒的なライディングで、他選手を大きく引き離して見事エリートカテゴリー初優勝を勝ち取った。 準優勝は昨年の全日本チャンピオンで今年日本代表強化選手である吉村想花。素早い動きの中にフロントトリックとリアトリックを使い分けるライディングが特徴的な彼女。前半はルーティンメイクに苦戦するも、上手く気持ちを切り替えてアップサイドのスピンからローリーポーリーというルーティンをメイクすると、続いてバックスピンの中にペダル軸とペグ軸を使い分けたルーティンを見せる。その後もクロスハンドのマックサークルからスイッチフットそしてクロスハンドでまとめるルーティンを見せ、最後はバックスピンを組み込んだルーティンで足をつくもそこまでに決めたルーティンの数々が高評価を受けて2位となった。 3位は今年のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい。ハイスピードのフロントトリックでのスピンやポジションをスイッチするレベルの高さに定評のある彼女は、前半は安定したルーティン構成でまとめていくが、中盤からは前回の広島大会でもトライしたバックスピンからツーフットのグライドへスイッチするルーティンに苦戦。メイクできない時間が続いたため残り50秒でルーティンを変更。ウィップラッシュからフロントスピン中にバイクを切り返すルーティンをメイク。スコアを先に稼いでからレベルの高いルーティン構成にトライしたランで前回大会に続く3位入賞を果たした。 大会結果 BMXフラットランド 左から荘司、磯谷、表原の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 磯谷 匠 (イソガイ・タクミ) / 87.90pt準優勝: 莊司 ゆう (ショウジ・ユウ) / 86.60pt第3位: 表原 次元 (オモテハラ・ジゲン) / 84.60pt 左から吉村、戸高、清宗の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 戸高 千翠 (トダカ・チアキ) / 85.60pt準優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 80.90pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 78.40pt <キッズ6アンダー>優勝: 小林 由乃 (コバヤシ・ユノ) / 45.75pt準優勝: 木村 鷹利 (キムラ・オウリ) / 40.50pt第3位: 戸村 羽玖 (トムラ・ハク) / 38.25pt <ガールズロー>優勝: 岡田 実音 (オカダ・ミオ) / 51.50pt準優勝: 諸井 心美 (モロイ・ココミ) / 50.56pt第3位: 岡田 晴瑠果(オカダ・ハルカ)/49.13pt <ボーイズ7-9>優勝: 原藤 成冶 (ハラフジ・ジョウジ) / 57.00pt準優勝: 玉木 壱弥 (タマキ・イチヤ) / 55.75pt第3位: 山本 聖輝 (ヤマモト・ショウキ) / 54.00pt <ボーイズ10-12>優勝: 村井 優斗 (ムライ・ユウト) / 62.25pt準優勝: 平野 栞大 (ヒラノ・カンタ) / 62.13pt第3位: 戸高 大翔 (トダカ・ヤマト) / 59.50pt <ガールズハイ>優勝: 前田 結 (マエダ・ユイ) / 70.50pt準優勝: 増淵 しずく (マスブチ・シズク) / 69.50pt第3位: 戸高 杏彩 (トダカ・アズサ) / 67.75pt <男子13-15>優勝: 菱川 高虎 (ヒシカワ・タカトラ) / 82.00pt準優勝: 平野 奨貴 (ヒラノ・ショウキ) / 74.75pt第3位: 森本 暁 (モリモト・アシタ) / 69.00pt <エキスパート>優勝: 赤司 恭弥 (アカシ・キョウヤ) / 70.00pt準優勝: 居川 心優 (オリカワ・シユウ) / 63.00pt第3位: 後藤 拓実 (ゴトウ・タクミ) / 62.75pt <30オーバー>優勝: 堀井 明 (ホリイ・アキラ) / 74.50pt準優勝: 濱田 敬 (ハマダ・タカシ) / 70.25pt第3位: 安田 群 (ヤスダ・ムル) / 70.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) – 4日間 –7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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bmx横須賀の夏空の下で、絶対王者の名に磨きをかけた「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・パーク種目2025.07.22BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、パーク種目にて男子エリートは中村輪夢選手が、女子エリートは小澤美晴選手が優勝し、昨年大会に続き大会2連覇を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で4回目。今回も主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また本大会は一昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリーに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手はもちろんのこと、東京オリンピック出場経験を持つイレク・リザエフや、韓国人ライダーも多く出場し昨年大会に増してさらにレベルが上がった国際大会となった。 パフォーマンスを観る観客 ©JFBF そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は近くに観光名所や商業施設もあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。実際に会場には大勢の観客が詰め寄り、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しい今年の横須賀で、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 ここ最近の大会では負けなしの2人が強さを見せ付けた。男子は中村輪夢が、女子は小澤美晴が優勝。 中村輪夢のライディング ©JFBF 男子エリート 男子エリートクラスは、参加選手21名の中から予選を勝ち上がった12名が決勝に駒を進め優勝の座を争った。今回は優勝候補の中村輪夢や小澤楓といった国内外で活躍する選手たちと国内で力を付けている10代の若手日本人選手に加え、東京オリンピック6位の成績を持つトップライダーであるイレク・リザエフ(ロシア)といったトップクラスの選手たちによるハイレベルな戦いが繰り広げた。なお決勝はラン2本のうちのベストランが最終スコアとして採用されるフォーマットとなった。 中村輪夢のライディング ©JFBF そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのは中村輪夢。現在全日本選手権では6連覇、パリオリンピックでは5位入賞、そして先日の「X Games Osaka 2025」では悲願の初金メダルを獲得し、ここ最近の大会では負けなしの日本のみならず世界を舞台に大活躍を見せる彼が今大会でも魅せた。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン・タックノーハンド to バースピン」や「バックフリップ・バースピンバーバック to バースピン」、「720キャンキャントランスファー」など高難度トリックの数々を危なげない余裕の走りでメイクすると88.80ptをマーク。そのままスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では「バックフリップ・クアッドバースピン」や、スパインでの「トリプルテールウィップ」、「フレア・ダウンサイドテールウィップ」などをメイク。残り15秒でランを終え得点よりも観客に最高のショーケースを見せるようなライディングでまとめて昨年大会に引き続き大会3連覇を果たした。 イレク・リザエフのライディング ©JFBF 準優勝は今回大注目の海外選手となったイレク・リザエフ(ロシア)。東京オリンピック2020では6位入賞という成績もあり、どんなライディングを見せるかに注目が集まる中、彼はラン1本目にてクオーターの上から「フットジャム to 270」でドロップインするユニークな形でランを始めると、「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、そして「360・ダウンサイドテールウィップ 」などあまり日本人ライダーがチョイスしない高難度トリックを次々にメイクし、82.40ptをマークして暫定2位に。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「360・トリプルテールウィップ」や「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、クオーターでの「3ダブルテールウィップトランスファー」などをメイクしたが、ラストの「トリプルテールウィップトランスファー」でスリップダウンし、フルメイクとはならず2位入賞という結果となった。 松本翔海のライディング ©JFBF 3位は現在15歳でエリートカテゴリー最年少ライダーでありながら、国内ではこのクラスで表彰台獲得数を伸ばしている松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・トリプルテールウィップ 」や「トランスファー720」、「バースピンフレア」をはじめとした数々の高難度トリックをフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの完成度をさらに引き上げるライディングで75.60ptを叩き出し暫定3位に。そのまま3位のスコアを守り切ると昨年大会と同様に今回も3位表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜や、ワールドカップでの表彰台獲得など国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む7名が出場。決勝は予選を勝ち上がった4名で争われた。 小澤美晴のライディング ©JFBF 今回、優勝を収めたのはここ最近の国際大会では表彰台を多く獲得しており、現全日本チャンピオンの小澤美晴。女子の中では世界最高レベルのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「バックフリップ・バースピン」や「360・テールウィップ」、クオーターでの「ダブルバースピン」やボックスジャンプでの「バックフリップ」を見せた。惜しくもラストトリックのクオーターでの「テールウィップ」は回りすぎて転倒したが、それでも64.00ptをマークした。そしてスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では、さらなるレベルアップを見せるべくボックスジャンプで「720」にトライするも惜しくも転倒。このトリックも決めれば女子では日本では初、世界でも数名のトリックメイクライダーとなる。彼女の今後のさらなる飛躍にも期待したい。 山本結花のライディング ©JFBF 準優勝は豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れ込むライディングが特徴的な山本結花。彼女はラン1本目でスパインでの「360」やクオーターでの「540」、そして逆跳びのバックワーズとトランスファーを上手く使い「ダブル X-Up」を綺麗にメイクし56.80ptをマークした。ラン2本目では1本目をアップデートし、クオーターでの「540・バースピン」やボックスジャンプでのスタイリッシュな「キャンキャン・タイヤグラブ」を披露。中盤ではクオーターでの「テールウィップ」に失敗し転倒するも、その後もランを続けたが1本目のランを上回ることができず昨年大会同様に2位となった。しかし今回メイクした「540・バースピン」は女子では世界でも数名しかできないビックトリックなので今後の活躍を期待したいライダーの1人だ。 大池水杜のライディング ©JFBF 3位は東京オリンピック2020に日本代表として出場し過去には国際大会と全日本選手権の数々で優勝し、日本の女子フリースタイルパークシーンを支え続けている大池水杜。ラン1本目ではトランスファーでの「ユーロテーブルトップ to キャンキキャン」というスタイル溢れたトリックを皮切りに、ボックスジャンプでの「タックノーハンド」や「ターンダウン」など全体的に綺麗でスタイリッシュなフローでまとめフルメイクでランを終えた。ラン2本目では笑顔で会場を盛り上げていくライディングを魅せた。ボックスジャンプでの「バックフリップ」やクオーターでの「アリーウープ・ターンダウン」、ボックスジャンプでの「テールタップ」とスタイル溢れるランでまとめ、52.40ptとスコアを少し伸ばして3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク 左からリザエフ、中村、松本の順 ©JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 88.80pt準優勝: イレク・リザエフ (ロシア) / 82.40pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.60pt 左から山本、小澤、大池の順 ©JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 64.00pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト・ユイカ) / 56.80pt第3位: 大池 水杜 (オオイケ・ミナト) / 52.60pt <キッズ4アンダー>優勝: 田村 梛 (タムラ・ナギ) / 49.00pt準優勝: 西 紡未 (ニシ・ホウミ) / 39.67pt <キッズ5-6>優勝: 平塚 史恩 (ヒラツカ・シオン) / 65.33pt準優勝: 服部 蒼生 (ハットリ・アオイ) / 57.00pt第3位: 深町 煌人 (フカマチ・コウト) / 54.00pt <ガールズ7-9>優勝: 橋本 ことは (ハシモト・コトハ) / 73.33pt準優勝: 丹羽 こころ (ニワ・ココロ) / 55.67pt第3位: 深町 心菜 (フカマチ・ココナ) / 50.67pt <ボーイズ7-8>優勝: 中嶋 輝星 (ナカジマ・キセキ) / 63.67pt準優勝: 西原 碧惟 (ニシハラ・アオイ) / 59.67pt第3位: 内山 蒔幾 (ウチヤマ・シキ) / 55.00pt <ガールズ10-12>優勝: 細川 彩葉 (ホソカワ・イロハ ) / 76.00pt準優勝: 濱田 琉瑠 (ハマダ・ルル) / 65.33pt第3位: 橋本 いろは (ハシモト・イロハ) / 60.00pt <ボーイズ9-10>優勝: 増井 智秋 (マスイ・チアキ) / 81.00pt準優勝: 高橋 寿 (タカハシ・ヒサシ) / 74.67pt第3位: 榊原 岳留 (サカキバラ・タケル) / 63.67pt <ボーイズ11-12>優勝: 丹羽 煌貴 (ニワ・コウキ) / 81.33pt準優勝: 齋木 佑 (サイキ・タスク) / 75.33pt第3位: 尾後家 優斗 (オゴケ・ユウト) / 64.00pt <女子13-15>優勝: 白井 玲恵奈 (シライ・レエナ) / 75.33pt準優勝: 井上 葵 (イノウエ・アオイ) / 58.67pt第3位: 野々上 怜那 (ノノウエ・レナ) / 50.33pt <男子13-15>優勝: 清水 悠琉 (シミズ・ハル) / 77.67pt準優勝: 谷本 怜雅 (タニモト・リョウガ) / 59.00pt第3位: 赤塚 ヒロキグスティ (アカツカ・ヒロキグスティ) / 54.33pt <エキスパート>優勝: 間瀬 虎太郎 (マセ・コタロウ) / 67.00pt準優勝: 北見 栄富 (キタミ・エイト) / 61.67pt第3位: 岡本 琉樹 (オカモト・リュウキ) / 34.00pt <30オーバー>優勝: 腰山 雅大 (コシヤマ・マサヒロ) / 68.33pt準優勝: 下野 雅司 (シモノ・マサシ) / 66.67pt第3位: 石井 孝佑 (イシイ・コウスケ) / 64.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) - 4日間 -7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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othersアーバンスポーツの熱気、京都を包む! 『KYOTO URBAN SPORTS DAY』イベントレポート2025.07.09京都の春が、アーバンスポーツの熱気に包まれた。2023年に始動した複合型アーバンスポーツイベント『KYOTO URBAN SPORTS DAY(以下KUSD)』が、今年も4月から6月にかけて全4回開催され、総来場者数はのべ1万人を突破。ブレイキン、ダブルダッチ、3x3バスケ、スケートボードといった競技が、京都の街と見事に融合し、多彩なステージで熱狂を巻き起こした。 以下、各会場での模様をダイジェストで振り返る。 【第1回】 4月19日(土) @宝が池アーバンスポーツパーク 大型スケートパークの誕生を記念し、KUSDがオープニングイベントとして登場。スケートボードフェスタと連動し、ダブルダッチのNEWTRAD、ブレイキンのMORTAL COMBAT、3x3バスケのプロチームKYOTO BB、ZIGExN UPDATERS.EXEらが華やかなパフォーマンスと試合で会場を沸かせた。 会場では、体験会も大盛況。左京区で初開催となるKUSDは、多くの子どもたちにアーバンスポーツとの出会いをもたらした。最後はスケートパークのバーチカルで、出演者たちによる圧巻のコラボパフォーマンスがフィナーレを飾った。 【第2回】4月26日〜27日(土・日) @京都髙島屋S.C.屋上 初の連日開催となった今回は、「KYOTO TSUNAGU DAYS」と題し、『循環フェス』とコラボレーション開催。古着の循環をテーマにしたZ世代向けのイベントとアーバンスポーツイベントがクロスオーバーし、新たなカルチャーの可能性を提示した。 天候にも恵まれ、2日間を通じて体験会・パフォーマンスともに大盛況。体験後にはキッズチームによるパフォーマンスも行われ、初めて体験した子どもたちの眼差しがキッズパフォーマンスにも注がれた。 【第3回】5月3日(土) @京都駅ビル 昨年に続き開催された京都駅ビル会場では、アーバンスポーツと京都の伝統工芸とのコラボレーションを実現。NEWTRADは京藍染の松崎陸氏の藍染体験に参加し自ら染めたTシャツを衣装に、1on1バスケ選手は京都宇治にお店を構える昇苑くみひもの靴紐をシューズに装着、BMX界のレジェンド内野洋平は堤淺吉漆店により製作された漆塗りBMXを展示。 NEWTRADとFLY DIGGERZによる華やかなオープニングに始まり、体験会、白熱のダブルダッチバトル(DOUBLE DUTCH ONE’S)や1on1バスケのエキシビジョンマッチ、京都駅でカルチャーが交錯する唯一無二の空間が展開された。エンディングでは各ジャンルのトップパフォーマーが集結し、観客の熱気も最高潮に。 【第4回】6月8日(日) @京都リサーチパーク KUSD発祥の地でもある京都リサーチパークが、今年も熱狂の渦に。屋外では、初参戦となるスケートボードが加わり、3x3バスケとともに駐車場が巨大なプレイグラウンドに変貌。スケートボードパフォーマンスが屋外会場の熱を一層高め、3x3バスケのプロチーム同士による総当たり戦はスピード感溢れる展開で観客を魅了した。 屋内ではダブルダッチとブレイキンの体験会、そしてDOUBLE DUTCH ONE’S(ダブルダッチソロバトル)、BATTLE MIXTURE(ブレイキンバトル)といった注目コンテンツが展開され、全国から集まった精鋭たちによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。ジャンルの垣根を越えた観客のリアクションが生まれるのも、KUSDならでは。 最後はNEWTRADとBODY CARNIVALのコラボレーションパフォーマンスで会場が一体となり、最高の締めくくりとなった。 最後に スタートから3年目を迎えた『KYOTO URBAN SPORTS DAY』は、年々スケールと熱量を増している。世界中から観光客が訪れるこの歴史都市・京都が、今やアーバンスポーツの聖地としても進化を続けているのだ。古都とストリートの融合。そのコントラストの中で生まれるエネルギーが、KUSDを唯一無二のイベントへと押し上げている。次回の開催にも、ますます注目が集まることは間違いない。 イベント概要 イベント名:KYOTO URBAN SPORTS DAY 2025会場:宝が池アーバンスポーツパーク、京都髙島屋S.C.屋上、京都駅ビル、京都リサーチパーク日程:2025/4/19、4/26-27、5/3、6/8主催:KYOTO URBAN SPORTS DAY 実行委員会協賛:京都リサーチパーク株式会社、京都駅ビル開発株式会社、株式会社COFFEE BASE、コミュニティ・バンク京信、QUESTION、株式会社フラットエージェンシー、hotel kanra kyoto、株式会社アグティ、医療法人 颯香会おおつか内科クリニック、株式会社スポーツ館ミツハシ協力:京都髙島屋S.C.後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都府スポーツ協会、京都市スポーツ協会、KBS京都、京都新聞、α-STATION FM京都
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dance16歳の期待の新星、勇太が歓声を味方に世界決勝への切符を獲得!「Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final」2025.07.06最新〜歴代の誰もが知っている名曲で踊り、観客を盛り上げたダンサーが勝者となる「Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final」が7月5日(土)札幌で開催された。 最も多くの歓声を集めたダンサーが勝利を手にする、シンプルながらエキサイティングなルールで、 予測不可能なDJの選曲に対し、ダンサーたちはその場で観客の心を掴み、票を勝ち取ることが求められた。 今年の日本大会は札幌で初開催となり、ヒップホップ、ハウス、ロッキングなど、さまざまなジャンルの日本トップクラスのストリートダンサーたちが集結。トレンドを席巻した、こっちのけんとの「はいよろこんで」、サカナクションの最新楽曲「怪獣」、大人から子どもまで幅広い世代に愛される 「おジャ魔女カーニバル!!」など、J-POPや洋楽のヒット曲に合わせてダンサーたちが熱いパフォーマ ンスを披露。 photograph by Suguru Saito / Red Bull Content Pool 会場には約1,600名の観客が集まり、音楽に合わせて体を揺らしながら、ダンサーのパフォーマンスに大きな歓声が上がるなど、終始熱気あふれる盛り上がりを見せた。 決勝に進んだのは、大阪府出身の実力派ストリートダンサーMAiKAと、16歳という若手でありながら、国内の数々の大会で結果を残す高校生ダンサー勇太。音楽とシンクロする緩急自在のムーブと、 観客の心を巻き込むパフォーマンスで熱狂を生み出した勇太が、初出場にして今年の日本チャンピオンに輝いた。 photograph by Suguru Saito / Red Bull Content Pool イベント後、勇太は「死ぬほど鬼のように練習して日本、そして若手の力を見せつけたいです!」と 世界大会への意気込みを見せた。 今大会の勝者である勇太は、プレファイナルに参戦し、勝ち抜くと米国ロサンゼルスで行われるワールドファイナルに駒を進めます。さらに、日本からはワイルドカード枠でhirokoboogieがワールドファイナルに出場します。日本代表たちの世界での挑戦に注目あれ。 2025年10月11日の米国ロサンゼルスでの熱い戦いは、まもなく幕を開ける。 優勝者コメント: 勇太 勇太 photograph by Suguru Saito / Red Bull Content Pool 「お声がけいただいたときから絶対優勝すると決めていたので、とても嬉しいですね。決勝では第1、 2ラウンドは色々と考えて踊っていたのですが、最終ラウンドは正直何も考えてませんでした。お客さんの歓声や盛り上がりもすごくて、あればなければ絶対勝ててないし、こんな良い踊りは出来ていな いし、お客さんの歓声が全てでしたね。 僕のダンススタイルは、人を楽しませたり、曲への愛だったり、ミュージカリティを見せることで、見てて楽しいダンススタイルだと思っているので、今日の大会でもそのスタイルが活きたと思います。アニソンバトルやJ-POPバトルなど、今回のようなフリースタイルのダンスバトルによく出場していますが、常にオンビートにとらわれないことを重視しています。ビートやリズムばかり意識すると音楽についていけなくなるので、曲を細かく聴くことも大事ですが、一歩引いた視点で聴いてみることも大切 だと思います。 次は世界大会が待ち受けてますが、日本大会は知っている曲が多かったものの、世界大会となると全く知らない曲や難しい曲もたくさんあると思うので、そこをどのように踊りこなしていくかがチャレ ンジになると思います。死ぬほど鬼のように練習して日本そして若手の力を見せつけたいです!」 開催概要 名 称:Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final日 時:2025年7月5日(土)13:30開場∕14:00開演∕16:00終演会 場:さっぽろストリートスポーツフェスティバル会場内(南1条通パルコ三越間) 住 所:北海道札幌市中央区南1条⻄3丁目料 金:観覧無料出場ダンサー:MAiKA、勇太、Beni、NENE、Chris Ackey、$(ドル)、RINKA、i’llbilly dude 、CanDoo、SEINA、Füka、BLVST、CHAA、ゆずもん、ta!sei?¿、DiamondkaedeMC: MACCHANDJ: DJ Moka 協賛: UNDER ARMOUR、G-SHOCK、Maui Jim、Jeep、Hammer ルール DJの音楽にあわせて即興で踊る1 on 1 All-styleダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムー ブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観 衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズです。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけです。 2022年には、日本人ダンサーTHE D SoraKiが、世界中の観客や会場を魅了し、30カ国以上のダンサーの中から世界チャンピオンの座を獲得しました。彼がダイアナ‧ロスの「I’m Coming Out」で踊った映像は、累計再生数1億回を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなど、伝説的なパフォーマンスとして語り継がれています。
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bmx熱狂のバトル!CHIMERA GAMES Vol.10 BMX STREET BATTLE2025.06.14『全人類アソビだおれ!』とワクワクするようなテーマで10周年を迎える、CHIMERA GAMES Vol.10が開催された。 2025年5月17日&18日、開催場所はもちろん、東京・お台場。音楽ライブやお笑いライブ、FMXショーやドリフト体験、挙げだしたらキリがないほどの「遊び」や「エンターテイメント」が詰め込まれた、年に一度の特大フェスティバル。雨にも負けず、風にも負けず、2日間を通して大勢の人たちに最高の楽しみを提供した。 入場したらまずはフードコートやカラオケブース、大人も子供も気になって仕方がないベイブレードブースを横目に通り過ぎ、奥の開けたスペースにあるのがBMX FREESTYLE & STREETエリア。 CHIMERA GAMES Vol.8で幻獣キメラの尾をモチーフに制作されたKinky Tailをメインセクションとして、お馴染みのSUBROSA STREET RAILも共に配置し、今年もユニークな動きが期待できるコースが展開されている。 こちらのエリアでは去年から「BMX STREET BATTLE」が行われており、実はこのバトル形式、BMX STREETのジャンルで開催したのはCHIMERA GAMESが世界初だということ。去年も熱い戦いが繰り広げられていたが、今年は今年で予想外の展開に会場は大盛り上がり! それもそのはず、今回シード枠としてトーナメントから参加した昨年の優勝者Yuma Oshimoと、SIMPLE SESSIONで銀メダルを獲得して世界を騒がせたJoji Mizogakiがなんと中学生達に敗れたのである。それは会場も沸くはずだ。2人には申し訳ないが、いち観客としては激熱な展開である。 そして絶対に見逃せないのが、前回の大会で足を骨折してしまったKota Watanabeのリベンジライドだ。期待度MAX、気合いもMAX。間違いなく本大会のハイライトだ!Big Up Kota!!! 大興奮のバトルを映像で今すぐチェック! 結果は以下の通り。オープンクラスの決勝はまさかの、中学生ライバル対決!表彰台は全員未成年!?日本のBMX STREETは完全に、新時代へと突入しているのであった。 Beginner Class1位:Sena Saito2位:Ichi Ono3位:Hibiki Amemiya Open Class 1位:Yu Yoshida 2位:Sosuke Hayata 3位:Joji Mizogaki そしてバトルの後には、恒例のSTREET RAIL JAMも開催された。制限時間内でSUBROSA STREET RAILを使ったトリックを決めまくるのだ。 大人数が一斉にレールを攻める様子はまさに「カオス」。しかしジャッジはひとつひとつのトリックを見逃さない。 結果は以下の通り。 STREET RAIL JAM1位:Jayden Johnson2位:Yu Yoshida3位:Ichito Ouki BMXエリアはライダーじゃなくても参加できるミニゲームも毎年の恒例だ。 そして、単純明快なルールと短い競技時間でワッと会場を熱くさせたのが、「BMX相撲」。 勝つ方法はひとつ、徐々に迫ってくる四角く張られたロープの中でひたすらBMXに乗り続け、最後の一人になることだ。 誰もが参加できるゲームとして大人気ではあるが、ここで有利になってくるのは、BMXに乗り慣れたライダーの熟練の体幹だ。まさに結果がそれを示したようで、勝者はBMXエリアでMCをしていたYuma Minamiだ。 最後に、今回BMXエリアの”裏”メインイベントと謳われていた、「パン食い競争」ならぬ「BMXドーナツ食い競争」が、間違いなくあの瞬間、世界で1番平和な空間を作り上げていただろう。当イベントの協賛社であるSkid.andが提供するドーナツを口でくわえてBMXでゴールを目指すのだ。 最近自転車に乗れるようになった子供からプロライダーまで、そしてキッズライダーの親御さん達も子供のBMXを借りて参加するなど、まさにCHIMERA GAMESが目指す、ボーダーレスな「多様性」の最終到達点。 一番にゴールへと辿り着く人間はいるが、参加者が得られる喜びはみんな同じ。ドーナツという甘い幸せだ。 間違いなく、CHIMERA GAMES 10周年にふさわしい盛り上がりになったであろうBMXエリアだが、当然ほかのエリアの盛り上がりも半端じゃなかった。日曜日の夜、帰宅したみんなはまさに『アソビだおれ』たことだろう。 Photo : Hikaru FunyuText : Masakazu YanakaSupported by GATSBY430CHROME JAPANJUSTIN DAVISJykK JapanMOTO-BUNKA Motocross InternationalRODI STORE - TOKYOSkiD.andZEN distribution
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skate待望の6年ぶりの開催。湘南の夏をさらに暑くした2日間「MURASAKI SHONAN OPEN 2025」イベントレポート2025.07.27日本のストリートカルチャーの中心として知られる神奈川県は湘南の地で、6年ぶりの復活となる「MURASAKI SHONAN OPEN 2025」が2025年7月20日(日)~21日(月・祝)に開催された。本イベントは2012年にスタートし、2019年を最後に一時休止していたが、記念すべき10回目を迎える今回、2024年6月にリニューアルオープンした「鵠沼海浜公園HUG-RIDE PARK」で過去最大級のスケールとなり復活開催となった。 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 イベント当日は2日間とも天気に恵まれ、太陽の日差しが降り注ぐまさに夏といった天候の中、計23,410人の観客が訪れては湘南で6年ぶりに復活したこのイベントの開催を祝い、様々な競技観戦や飲食そして音楽LIVEコンテンツを終日楽しんだ。その中でメインコンテンツとなった各競技コンテンツは通常のコンテストとは一風変わっており、各シーンの最前線を走るトップライダーたちがプロデュースするオリジナルルールの下で執り行われた。その中で、国内から招待されたトップライダーたちによる普段のコンテストでは見られないようなリアルなセッションが繰り広げられ会場を大いに沸かせた。 下記はそんな競技コンテンツを含め、本イベントを彩った各コンテンツのハイライトである。 サーフィン・ショートボードコンテスト「Top of Top」 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 湘南出身のプロサーファーであり、YouTubeチャンネル『KumeBro's』でも人気を集める粂浩平がプロデュースする、完全招待制のスペシャルサーフバトル「TOP of TOP」。TOP of TOPという名の通り、“最高の中の最高”を決める戦いとして定められた今大会オリジナルコンテンツ。 18名の招待選手たち ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 その名に相応しい、それぞれの舞台で輝くトップサーファーたちが出場。東京オリンピック日本代表の大原洋人や村上舜や、地元湘南をレペゼンし世界でも活動している大橋海人、佐藤魁、中村拓久未、小林直海などといった、国内で各サーフシーンで大活躍する18名が選抜され招待選手として登場し、会場は多くの観客でごった返すほど熱い戦いが繰り広げられた。 村上舜のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 大会当日は波のコンディションもベストではない中でそれぞれが持つ最高峰の技術、スタイル、精神力、すべてをかけて挑んだ。各ヒートで熾烈な戦いが行われた中、決勝に進出したのは東京オリンピック日本代表経験を持つ村上舜と地元湘南のトップサーファー平原颯馬。ただ今回軍配が上がったのは平原を相手にエクセレントスコア2本をまとめた村上。東京オリンピック後から自身のチーム「MOBB」の活動としてウェーブハントを中心に行いコンテストから離れていた彼だったが、そんな彼が圧倒的な強さを見せて優勝したことに会場は大盛り上がりだった。 サーフィン・ロングボードコンテスト「LONGBOARD STYLE JAM」 今年もMURASAKI SHONAN OPENのスペシャルコンテンツとして開催されたロングボードの招待制コンテスト。今回プロデュースを務めたのは、湘南を代表する元日本チャンピオン宮内謙至と千葉を代表するスタイリッシュサーファー尾頭信弘。日本のロングボードシーンを牽引してきた二人が手がける、スタイル重視の「シングルフィン限定コンテスト」がここに実現した。 出場するのは、国内トップクラスのロングボードライダーたちに加え、独自のスタイルで支持を集める個性派ライダーたち。そのすべてが「選ばれた者のみ」で構成される完全招待制の“魅せるサーフィン”に特化した特別なコンテストとなった。 なお今大会では本戦とレジェンドクラスの2カテゴリーが用意され、それぞれで優勝者が決められた。まずレジェンドクラスである「SPECIAL HEAT」で決勝へ勝ち上がったのは瀬筒雄太と中村清太郎の2名。お互いのライディングを称え合うように進んでいった決勝はまるで2人のセッション。エクセレントスコアを2本残した瀬筒が優勝した。 一方でSTYLE JAM本戦で並いる強豪を抑えて決勝に進出したのは、ISAやWLTで日本代表選手として世界と戦い、日本では5回のグランドチャンプを獲得した地元湘南のプロロングボーダー浜瀬海と、スタイリッシュなライディングが目を奪う小熊海ノ介。熾烈な戦いが繰り広げられたが、世界で戦うスキルとスタイルが光った浜瀬が見事なノーズライドやボードコントロールを見せて見事優勝した。 スケートボード・パークコンテスト「ONE SHOT KING supported by 第一生命」 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 東京五輪スケートボード女子パーク金メダリストの四十住さくら(第一生命所属)がプロデュースする「ONE SHOT KING supported by 第一生命」は、文字通りONE SHOT、つまり1トリックで得点を争う完全オリジナルのコンテストだ。X GamesやSLSのストリート種目で採用されるベストトリック方式をパーク種目に取り入れ、決められたエリアで各選手3回ずつのトライを3カ所で繰り返し、各エリアのベストスコアの合計で順位を競う。 四十住の所属先である第一生命が冠スポンサーとなり、日本を代表するトップアスリートと企業のコラボレーションが体現された本コンテスト。プロデューサーの四十住から「今までパーク種目になかった形をずっと実現したいと思っていた」とコンテストへの想いが語られ、オーディエンスからの盛大な拍手とともに決勝が始まった。 WOMEN’s 佐竹晃のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 予選を勝ち抜き決勝に駒を進めたのは、岡本碧優・菅原琉衣・佐竹晃・能勢想の4名だ。それぞれがインパクトあるトリックを狙う中、スピード感と安定感のあるライディングでコーピングトリック・エアートリックをメイクしてきた佐竹は、弧を描くコーピングでの「バックサイドブラントスライド180アウト」を簡単にメイクすると、プールボウル最大のディープエンドで「バックサイドボディーバリアル540」をメイクし、本人も思わずガッツポーズを見せた。ラストトリックではウォールでの「バックサイドノーズブラント180アウト」を少しよろつきながらもメイクし、ONE SHOT KING WOMEN’sの初代王者に輝いた。 余談にはなるが、佐竹とコンテスト主催の四十住は小さい頃から共に練習してきた師弟関係にある。それも相まってか表彰台ではお互いが満面の笑みで肩を組む姿が印象的であった。 佐竹晃と四十住さくら ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 MEN’s ONE SHOT KING MEN’sでは、永原悠路・溝手唱太・櫻井壱世・天野太陽が決勝に進出し、この4名でチャンプの座を争うこととなった。エアートリック・アールトリックどれをとってもフリップやグラブが入るハイレベルで迫力のある滑りが繰り広げられる中、スタイリッシュかつメイク率の高いライディングで会場を沸かせたのは天野だ。 天野太陽のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 決勝のファーストランを担った天野は、弧を描くRで「キックフリップフロントサイドボードスライドロックンロール」をメイクし、いきなり繰り出された大技にオーディエンスからの歓声が飛び交った。次にプール最大のクォーターで高さのある「バックサイド540テールグラブ」を当たり前のように決め、最後にはウォールへトランスファーしながらの「アーリーウープボディーバリアルインディグラブ」をメイクし、ONE SHOT KING MEN’sの初代王者は天野が勝ち取った。 スケートボード・ストリートコンテスト「CHATTY CHATTY REAL ONE」 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 完全招待制のコンテストとは打って変わり、会場に足を運んだスケーターなら誰でも当日参加可能なオープンコンテスト「CHATTY CHATTY REAL ONE」。ただし、参加者に与えられるチャンスはたったの1回きりであり、次はない。ファーストトライでメイクできる技術と勝負強さが求められる、一発勝負のリアルバトルである。 午後2時という最も暑い時間での開催となり気温は30度に達するコンディションだったが、50名を超えるスケーターがプラットフォームに集結した。キッズからベテランまで幅広い面々の中には、日本を代表するスケーターの1人である白井空良や池田大暉も参加しており、年齢やレベルという垣根を超えたコンテストとなり、普段のコンテストとはまた違った独特の緊張感が漂っていた。 優勝した小林空 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 各ライダーたちが各々の得意トリックを順番にトライしていくが、プレッシャーからかなかなかメイクが出ない時間が続く。そんな流れを一蹴したのは、山梨からエントリーの小林空だ。少し距離のあるステアでの「スイッチフロントサイドビッグスピンヒールフリップ」という高難易度の技をメイクし、暫定1位の座に腰を掛けた。その後も、名だたるプロライダーたちがトライするが一向にメイクが出ず、いよいよ最後1人となる白井がダウンレッジで「フェイキーハードフリップテールスライド」を試みるもミス。その瞬間に「CHATTY CHATTY REAL ONE」の勝者が小林に決定した。 スケートボード・ストリートコンテスト「Rock Away」 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 「Rock Away」は湘南を代表するスケートクルー「CHATTY CHATTY」がフルプロデュースを手がける完全招待制のコンテストであり、予選決勝ともに10分間のジャムセッション形式で行われる。緊張感のあるコンペティションというよりも、自由な発想や唯一無二なスタイルでオーディエンスを沸かせ審査員の心を掴んだライダーが勝利を手にする、リアルなストリートスケートに限りなく近いコンテストと言えるだろう。審査員はCHATTY CHATTYのクルーから、WOMEN'sでは戸枝義明・JUNYAFIRE・北詰隆平、Men’sではRYUJIN・三枝博貴・ZIZOWが務めた。 WOMEN’s 8年前にはなかったWOMEN’sヒートができたことは、ウィメンズスケートシーンが大きく成長した何よりもの証拠だ。招待選手にはパリ五輪金メダリストの吉沢恋、世界選手権2023金メダリスト織田夢海など、世界レベルのスケーターらが名を連ね、ハイレベルなジャムセッションが繰り広げられた。 松本雪聖のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 そんな中で力の抜けたクールな構えからハイレベルなトリックを連発した弱冠13歳の松本雪聖は、ダウンレッジでスピード感のある「バックサイドクルックドグラインド」を軽々とメイクすると、得意とするキックフリップを入れてレッジやレールにアプローチを試みるが、簡単にはメイクできない。時間が僅かとなりMCからラストトリックと告げられると、松本はレールで「キックフリップバックサイドリップスライド」を見事にメイク。力強いガッツポーズと同時に会場は割れんばかりの歓声に包まれ、栄えあるRock Away WOMEN’s の初代王者に輝いた。 MEN’s SHONAN OPENの目玉と言っても過言ではないRock Away Men’s決勝に進出したのは、服部響輝・保坂太透・坂本倭京・本橋瞭・池田大暉・安部来夢・白井空良・米坂淳之介・戸枝義明の9名となり、見る人が見ればわかる世界で活躍するライダーから地元湘南のヤングガン、レジェンドまで、豪華な顔ぶれでのジャムセッションが開幕した。各選手それぞれのスタイルを存分に発揮し、ステア・レール・レッジで巧みなトリックを魅せるなか、ひと際会場を沸かせたのは池田だ。スピードのあるアプローチからレッジでの「バックサイドノーズブラントスライド」をメイクし会場の注目を集め、止まることを知らない池田はその勢いで審査員席真下のバンクから「ノーリーバックサイドキックフリップイン」を一発メイク。さらにラストトリックでは再びレッジでの「ハーフキャブノーズスライドtoバックテールスライド」を決め切り、審査員の心をがっちり掴んだ池田が今年のRock Away Men’s を制することとなった。 BMXストリートコンテスト「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」 中村輪夢のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 6年ぶりにSHONAN OPENの舞台に帰ってきた「Make on the Spot powered by ARK LEAGUE」。スケートボードやBMXのイベントを数多くプロデュースしてきた「ARK LEAGUE」が手がける本コンテンツは、今年ストリート競技として完全招待制で実施。選ばれし精鋭たちだけの出場を許された特別な舞台で、観客の目の前でハイレベルなトリックの数々を披露した。なお今回の選手のキャスティング等にはX Games Osaka 2025 BMXパーク種目の金メダリストである中村輪夢も携わり世界最高峰のライダーも認める実力とスタイルともに世界の舞台での活躍が期待されるトップライダーたちが招待された。なおそのメンバーには中村輪夢を筆頭に溝垣丈司、比嘉勝太、宮地凌汰、寺林昌輝、上田崇人などハイレベルなコンペティターが揃った。 溝垣丈司のライディング ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 今回のバトルフォーマットはランとベストトリックを掛け合わせたベストスコア制。そんな中で見事優勝を勝ち取ったのは溝垣丈司。トランスファーでの「ダブルバースピン」やアップレールでの「テールウィップ」、クオーターでの「540」などを組み込んだランと、ベストトリックではハバレッジからの「540」アウトなどを決め切り会場を沸かせた。国内ではあまりメジャーではストリートの大会だが、今回このようなSHONAN OPENという様々なシーンの人々が集まるイベントで開催できたことはストリートシーンの発展に寄与することだろう。 JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION 2025 前身である『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS』は2014年から2019年まで開催され、五十嵐カノア、平野歩夢、西村碧莉ら世界的スターが受賞してきた。その後、東京2020や北京2022での日本人選手の活躍を受け、アクションスポーツのさらなる発展と、次世代スターの存在を広く伝えることを目的に、2022年より『JAPAN ACTION SPORTS AWARDS NEXT GENERATION』として新たにスタート。 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 サーフィン、スケートボード、スノーボードなど、アクションスポーツ界の未来を担う若手選手にスポットライトを当てるアワードで、今回も近年国内外を舞台に大活躍する選手たちが各ジャンルから計6名が表彰された。サーフィンから岡野漣と佐藤李、スケートボードから濱村大征と上村葵、そしてスノーボードからは宮村結斗と清水さらが選ばれた。 フードトラックと協賛ブース ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 そして会場内では競技観戦やライブ鑑賞はもちろんこと、観客が五感で楽しめる様々なコンテンツが充実。協賛ブースエリアではBMXやスケートボードの体験コーナーやフリースローエリア、また人気アイテムが当たるプレゼントキャンペーンや湘南オープン特別価格での提供などアクションスポーツでは人気の有名ブランドや大手ブランドが多く出店し、大勢の観客が足を運んだ。 ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 また暑い夏の日のイベントで必須なのは冷たいドリンクと美味しいフード。会場真横に設けられたフードエリアには多くのフードトラックが出店。本イベントに来た観客はもちろんのこと海水浴に来た一般のお客さんも訪れ、美味しい湘南グルメを思う存分楽しんだ。 MUSIC LIVE & ACTION SPORTS SHOWCASE ブレイキンショーケース ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 初日に開催されたショーケースと最終日に行われた豪華ミュージックライブも会場を大いに盛り上げた。1日目には国内外でも輝かしい実績を誇る日本を代表するブレイキンクルー「FOUND NATION」と2024年の世界選手権を制した若き日本代表「BBOY ISSIN」スペシャルコラボブレイキンショーケース。 BMXフラットランドショーケース ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 そして2008年の世界タイトル獲得から通算12度の王者、BMX FLATLAND界のレジェンド内野洋平と、ドイツ発の名門ブランドWE THE PEOPLEに所属し圧倒的スキルで注目の田圓尚人の2人によるフラットランドショー。世界最高峰のショーケースの数々に観客が目を奪われた。 平井大の音楽ライブ ©︎MURASAKI SHONAN OPEN 2025 最終日に本イベントを締め括ったのは平井大による豪華音楽ライブ。彼の印象的な耳に残る優しい歌声と歌詞、キャッチーなメロディーラインが聴く人の気持ちを癒し、湘南の夏を彩った。なおこのライブは無料で行われたことから会場中は大勢の観客が詰め寄り、まさにアクションスポーツと音楽がひとつになる真夏のスペシャルステージとなり2日間を締め括った。 MURASAKI SHONAN OPEN 2025 開催概要 開催日程:2025年7月20日(日)~7月21日(月・祝/海の日)開催場所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸及び藤沢市立鵠沼海浜公園 HUG-RIDE PARK ※最寄り駅 小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」徒歩10分主催:湘南オープン実行委員会後援:藤沢市/株式会社湘南なぎさパーク/株式会社小田急SCディベロップメント特別協賛:株式会社ムラサキスポーツ協賛:BRISA MARINA、アクエリアス、BILLABONG、第一生命保険株式会社、一般財団法人 uni 三菱鉛筆 表現革新振興財団、日産神奈川販売株式会社日産車体株式会社、株式会社 明治、VANS JAPAN、BEYBLADE X、Carhartt WIP、株式会社ディー・エヌ・エー、カシオ計算機株式会社、株式会社ハーレージャパン、Insta360、ニューエラジャパン合同会社、OBEY、California General Store、CARIUMA、クロックス・ジャパン合同会社、DC、アウトドアスパイス ほりにし、Hydro Flask、LEUS、ocean pacific、プーマ、QUIKSILVER、レッドブル・ジャパン株式会社、Rivvia PROJECTS、ROXY、RVCA、VOLCOM、日本たばこ産業株式会社後援:藤沢市、株式会社小田急SCディベロップメント特別協力:株式会社湘南なぎさパーク協力:公益財団法人日本サーフィン連盟 湘南藤沢支部、NSA湘南大会実行委員会、一般社団法人日本アクションスポーツ連盟、藤沢市スケートボード協会、一般社団法人ARK LEAGUE
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doubledutch川崎が世界への扉に。初の日本開催への思い──「ジャンプロープ世界選手権大会」大会直前セレモニー2025.07.25来たる7月27日(日)から8月3日(日)にかけての8日間、神奈川県・川崎市のカルッツかわさきを舞台に開催される『ジャンプロープ世界選手権大会』。それに先駆けて25日、川崎市役所本庁舎にて記者会見が行われた。アクションスポーツを専門に取り上げるFINEPLAY編集部だからこその視点を交えながら、この一日の様子をお伝えしていく。 会見には川崎にゆかりのある日本代表選手が参列した。(左から)稲葉選手・李選手・「FORTH」市川選手・柴田選手・白井選手・杉本選手・工藤選手 ジャンプロープ世界選手権とは 『ジャンプロープ世界選手権』(英名:WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 2025)7月27日(日)から8月3日(日)までにかけて行われる、ジャンプロープの世界選手権大会。ダブルダッチやシングルロープ(単縄)を含めた、いわゆる“なわとび”の世界大会だ。今回は32の国と地域から、のべ2600名の選手が参加する。なかでも、編集部独自の注目ポイントを2つご紹介しよう。 昨年の7月には同会場でアジア選手権大会が行われた。当時の開会式のようす ■ 独自視点①:初となる日本開催世界大会へはこれまでも、記録上1996年から国内組織が派遣を行い続けてきた。その歴史の中で、日本で世界選手権大会が開催されるのは初のことだという。 ■ 独自視点②:新種目の導入そしてこの世界選手権から、パフォーマンス・スピード(駆け足跳び)の大会『DOUBLE DUTCH CONTEST』が、世界選手権の正式種目に追加され新たなスタートを切る。つまり、前年度までは独立した大会だった“DDC”がこの世界選手権と一体化。これによって、ジャンプロープ業界のさらなる発展にブーストをかけていく狙いだ。 見どころは? 世界選手権の運営組織である国際組織「International Jump Rope Union」(以下、IJRU)に、日本人から理事の一人として名を連ねている原竹 純氏。国内組織「日本ジャンプロープ連合」でも事務局長を務めている同氏は、この選手権大会の見どころについてこう総括する。 ■ 日本勢の躍進に期待日本勢はジャンプロープ業界では強豪国の一角を担っている。フリースタイル・スピード種目、ともに優秀な成績を収めている選手が多い。つまり、それぞれの年齢・性別のカテゴリで、日本トップチームはメダル獲得の可能性が非常に高いということである。初の自国開催となった選手たちの活躍に期待が集まる。 デモストレーションで技を披露する李選手。グリップ(持ち手)が外れてしまうアクシデントにも、即座に対応する技術の高さを見せつけた ■ 初となるDOUBLE DUTCH CONTESTの種目化元々アメリカにルーツがあるダブルダッチは、日本に取り入れられて独自の進化を遂げた。特に音楽と動きが一体化するパフォーマンスの分野においては、日本はあらゆる大会で成果を挙げ続けているため、こちらもメダル獲得の可能性は極めて高い。今年から新たなスタートを切るDDCの“初陣”、そしてこちらも日本勢の活躍に注目だ。 ■ 32の国と地域から参戦今大会には多くの選手が、世界各国から集結する。その中でも香港・中国・韓国のアジア圏や、アメリカ・ベルギー・ドイツ・オーストラリアを強豪国として挙げた原竹氏。初となる日本開催でジャンプロープが活気付くことに喜びを示す一方、強豪たちを相手する日本勢の躍進を願い「日本なら大丈夫だと思っています」と赤裸々な思いも覗かせた。 また、ここからは会見に同席していた選手たちの声から、見どころをいくつかご紹介していこう。稲葉海哉選手は、シングルロープのスピード種目について記者から尋ねられた際、このように答えた。 ■ 最高峰の選手たちのプレーシングルロープ・ダブルダッチ、共に出場する稲葉海哉選手。シングルロープの30秒スピードについて記者から質問された際、トップクラスになると110回〜115回ほど跳ぶという。競技ルールとして右足の着地回数のみカウントされるため、これを両足で換算すると220〜230回。1秒あたり7〜8回の計算になるという。世界最高峰の選手たちの“神業”からも目が離せない。 デモンストレーションで技を披露する稲葉選手 ■ ロープが生む心理的な繋がり稲葉選手と同じチームで出場する李 大希選手は、チームとの時間を「家族よりも長い時間を過ごし、負の面から良い面まで、1年間たくさん見てきた」と振り返った。またダブルダッチ種目で出場する市川 快選手は、「(ジャンプロープは)ただの一競技ではなく、ロープで物体的にも心理的にも人が繋がる、心が通っていくスポーツ」と語る。人との関わりが希薄になっているとされる現代に、このジャンプロープという競技が、原始的なコミュニケーションや絆の大切さを再認識する機会となるだろう。是非とも選手たちの人間模様にも向けていただきたい。 デモンストレーションを披露する選手たち 独自視点! 初の国内開催、そこが“カワサキ”である意味 初となる国内開催に喜びを表す選手たち。その中でも、開催地である川崎市に重要な文脈を感じ取っていた。川崎市は、ブレイキンやダブルダッチをはじめとする“ストリートカルチャーのメッカ”とされる場所。ダブルダッチから端を発し、現在ではこのジャンプロープ世界選手権の日本国内予選や、大学生・高校生の全国大会も川崎市で開催されている。 柴田恵理選手は「3年間川崎市でレッスンを担当したり、練習も幾度となく行ってきた、ホームのような場所」と語ったほか、白井冬馬選手は「ジャンプロープの大会=川崎、というイメージが元々あった。そんな場所で行われる選手権に、日本代表として舞台に立てることが嬉しい」と喜びを滲ませる。 また工藤美怜選手は出場チーム『FORTH』の名前の由来を振り返り、「誰かのために、という部分を大切にしてきた。自分のためだけでなく、お世話になった方々や大会運営に尽力されている方々のために全力で臨みたい」と語った。 会見に登壇した選手たちが発したのは、先の市川選手の言葉を象徴するように、この大会にかける意気込みにとどまらず、周囲への感謝と愛情であったように思う。 デモンストレーションを行う「FORTH」 ついに開幕! 最後に原竹氏は、国内での世界選手権の開催について「一つの夢でもあった。大会はまだ始まっていないが、既に準備が始まっている。そこにいるボランティアの方を含めたスタッフの皆さんの姿を見て、もう泣きそうになっている。この規模の大会を日本で開催されることが光栄です」と語ってくれた。 大会が始まり、いよいよ日本・川崎市が世界への扉となる。たった1回、たった1点がものを言う厳しい舞台だ。しかし、そこには数字で表すことのできない、測り知れないほど多くの人々の思いがある。そのすべてを原動力にした選手たちのロープが、日本を舞台に回り始める。 開催概要 「WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 2025」開催期間:2025年 7月27日(日)〜8月3日(日)会 場:カルッツかわさき(神奈川県川崎市)主 催:国際ジャンプロープ連合 (International Jump Rope Union:IJRU)共 催:川崎市事業主管:一般財団法人 日本ジャンプロープ連合(Japan Jump Rope Union:JJRU)参加国 :オーストラリア/オーストリア/ベルギー/バミューダ/カナダ/中国/チェコ/デンマーク/フランス/ドイツ/グアテマラ/香港(中国)/ハンガリー/インド/イスラエル/日本/ケニア/大韓民国(韓国)/マカオ(中国)/マレーシア/ニュージーランド/パキスタン/ポルトガル/プエルトリコ/シンガポール/南アフリカ/スウェーデン/スイス/チャイニーズタイペイ(台湾)/タイ/オランダ/アメリカ合衆国 ■ スケジュール・各日内容 7月27日(日)IOT(※1)スピード&フリースタイル7月28日(月)IOT スピード&スリースタイル開会式7月29日(火)WC(※2)チームスピードWCチームフリースタイル7月30日(水)WCチームフリースタイルWCスピード&フリースタイル7月31日(木)WCスピードJWC(※3)スピード&フリースタイル8月1日(金)JWCチームスピード&チームフリースタイルチームショー8月2日(土)JWC・DDC(※4)WC・DDC決勝戦&DDC8月3日(日)決勝戦&DDC ※1「IOT」インターナショナル オープン トーナメント:本大会の出場権を持たない選手が試技を披露する※2「WC」シニア部門※3「JWC」ジュニア部門※4「DDC」ダブルダッチコンテスト:音楽に合わせ跳びながらダンスや技を披露する
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bmx長年追い求めてきた悲願の初優勝を成し遂げた磯谷匠「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・フラットランド種目2025.07.24BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、フラットランド種目では男子エリートで磯谷匠選手が、女子エリートは戸高千翠選手が優勝を果たした。 フリースタイル・パーク種目と同じく、神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会のフラットランド種目も今回で4回目。主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目若手選手が出場し、キッズ6アンダーから男女エリートまで計10カテゴリーの選手たちによって、終始な熾烈な戦いが繰り広げられた。 そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は観光名所や商業施設、駅なども近くにあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。会場には実際に大勢の一般の観客も訪れて、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しかった今年の横須賀大会で、フラットランド種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 BMXフラットランド種目にて、男子は磯谷匠が悲願の初優勝。女子はニューフェイス戸高千翠が優勝で鮮烈なエリートデビュー。 優勝した戸高と磯谷 ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリート 磯谷匠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 男子エリートクラスは、参加選手13名の中から予選通過を果たした8名で今大会の優勝者を決める形となった。今回は優勝候補の片桐悠と荘司ゆうなど国内外で活躍する選手を筆頭に国内最高峰のライダーたちによるハイレベルな戦いが繰り広げられた。ただ決勝は風が強く各ライダーが苦戦を強いられる展開となった。 そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのはフロントトリックから放たれるハイスピードスピンを中心に構成されるバリエーションの多いトリックが注目のスピンマスターとして名高い磯谷匠。今回もその止まることのないスピンの中から、足を組み替えるヒッチハイカーやノーハンドを組み合わせたルーティンを1本目でメイク。次はタイヤグラブとシートグラブを起点に組み合わせたスピンコンボ。続いて難しい軸をズラしたスピンからのバイクの切り返しのルーティンと繋いでいく。最後はウィップラッシュからフロントタイヤを軸にバイクを跨ぎノーハンドのスピンに繋ぐルーティンを含めてフルメイクのパーフェクトラン。高速スピンをロングルーティンで構成するため難しいランをパーフェクトで終えたことも大きく評価され悲願の初優勝を収めた。 準優勝は2023年のUCI世界選手権では自身初の世界王者のタイトルを獲得し、FISE Montpelierでは3年連続優勝という快挙を持つ荘司ゆう。フロントトリックとリアトリックの両方組み合わせた「トランスファー」を元にした高難度トリックのコンボを今回も披露。中盤では何度か決めきれず足をつくミスもあったが、なんとかトランスファーを2つ入れ込んだコンボルーティンをメイクすると、残り10秒ではシグネチャーの「ダブルタップ」を盛り込んだルーティンを決め切り、中盤のミスを取り返すかのような攻めのライディングでランを終え、今回も前回大会に続く2位という結果を収めた。 3位は今大会は最年少ライダーとして頭角を表している表原次元。各ライダーとはまた一線を画す独特なフロントトリックのルーティンを得意とする彼は、難しく独創的なバックワーズからレギュラーに戻すスピンなど、グライドを挟んでスイッチさせるルーティンを見せる。その中でも会場を沸かせたのはグライドからのペダル軸でバックワーズに進みながらバイクを切り返してペグにトランスファーさせるトリック。フロントトリックの新たな可能性を見せるライディングで高得点を叩き出し、今回見事表彰台の座を手にした。 女子エリート 戸高千翠のライディング ©︎Satoshi Saijo / JFBF 一方、女子エリートクラスは国内の主要大会で優勝している本村果鈴や、先日のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい、そして2024年度UCI世界チャンピオンの宮嶋歩菜など含む予選を勝ち上がった8名で熾烈な戦いが繰り広げられた。 今回、見事優勝を収めたのは今年がエリートカテゴリールーキーイヤーである戸高千翠。上手く膝を使い一際安定したフロントトリックを繰り出す彼女は1本目からツーフットのグライドからのヒッチハイカーや締めはハーフバースピン組み込む丁寧なロングルーティンをメイク。次はクロスの切り返しからバックワーズのスピン、さらにはペダル軸の独特なフロントスピンを入れ込み、そのあとも複数のフロントトリックのコンボで繋いだロングルーティンを再度見せた。その勢いのまま2つのルーティンをしっかり決め切る圧倒的なライディングで、他選手を大きく引き離して見事エリートカテゴリー初優勝を勝ち取った。 準優勝は昨年の全日本チャンピオンで今年日本代表強化選手である吉村想花。素早い動きの中にフロントトリックとリアトリックを使い分けるライディングが特徴的な彼女。前半はルーティンメイクに苦戦するも、上手く気持ちを切り替えてアップサイドのスピンからローリーポーリーというルーティンをメイクすると、続いてバックスピンの中にペダル軸とペグ軸を使い分けたルーティンを見せる。その後もクロスハンドのマックサークルからスイッチフットそしてクロスハンドでまとめるルーティンを見せ、最後はバックスピンを組み込んだルーティンで足をつくもそこまでに決めたルーティンの数々が高評価を受けて2位となった。 3位は今年のFISE Montpelierで優勝した清宗ゆい。ハイスピードのフロントトリックでのスピンやポジションをスイッチするレベルの高さに定評のある彼女は、前半は安定したルーティン構成でまとめていくが、中盤からは前回の広島大会でもトライしたバックスピンからツーフットのグライドへスイッチするルーティンに苦戦。メイクできない時間が続いたため残り50秒でルーティンを変更。ウィップラッシュからフロントスピン中にバイクを切り返すルーティンをメイク。スコアを先に稼いでからレベルの高いルーティン構成にトライしたランで前回大会に続く3位入賞を果たした。 大会結果 BMXフラットランド 左から荘司、磯谷、表原の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <男子エリート>優勝: 磯谷 匠 (イソガイ・タクミ) / 87.90pt準優勝: 莊司 ゆう (ショウジ・ユウ) / 86.60pt第3位: 表原 次元 (オモテハラ・ジゲン) / 84.60pt 左から吉村、戸高、清宗の順©︎Satoshi Saijo / JFBF <女子エリート>優勝: 戸高 千翠 (トダカ・チアキ) / 85.60pt準優勝: 吉村 想花 (ヨシムラ・ソナ) / 80.90pt第3位: 清宗 ゆい (キヨムネ・ユイ) / 78.40pt <キッズ6アンダー>優勝: 小林 由乃 (コバヤシ・ユノ) / 45.75pt準優勝: 木村 鷹利 (キムラ・オウリ) / 40.50pt第3位: 戸村 羽玖 (トムラ・ハク) / 38.25pt <ガールズロー>優勝: 岡田 実音 (オカダ・ミオ) / 51.50pt準優勝: 諸井 心美 (モロイ・ココミ) / 50.56pt第3位: 岡田 晴瑠果(オカダ・ハルカ)/49.13pt <ボーイズ7-9>優勝: 原藤 成冶 (ハラフジ・ジョウジ) / 57.00pt準優勝: 玉木 壱弥 (タマキ・イチヤ) / 55.75pt第3位: 山本 聖輝 (ヤマモト・ショウキ) / 54.00pt <ボーイズ10-12>優勝: 村井 優斗 (ムライ・ユウト) / 62.25pt準優勝: 平野 栞大 (ヒラノ・カンタ) / 62.13pt第3位: 戸高 大翔 (トダカ・ヤマト) / 59.50pt <ガールズハイ>優勝: 前田 結 (マエダ・ユイ) / 70.50pt準優勝: 増淵 しずく (マスブチ・シズク) / 69.50pt第3位: 戸高 杏彩 (トダカ・アズサ) / 67.75pt <男子13-15>優勝: 菱川 高虎 (ヒシカワ・タカトラ) / 82.00pt準優勝: 平野 奨貴 (ヒラノ・ショウキ) / 74.75pt第3位: 森本 暁 (モリモト・アシタ) / 69.00pt <エキスパート>優勝: 赤司 恭弥 (アカシ・キョウヤ) / 70.00pt準優勝: 居川 心優 (オリカワ・シユウ) / 63.00pt第3位: 後藤 拓実 (ゴトウ・タクミ) / 62.75pt <30オーバー>優勝: 堀井 明 (ホリイ・アキラ) / 74.50pt準優勝: 濱田 敬 (ハマダ・タカシ) / 70.25pt第3位: 安田 群 (ヤスダ・ムル) / 70.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) – 4日間 –7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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freestyle学生世代がフリースタイルシーンを盛り上げる!「HYPE MOMENT Vol.3」が7月27日に開催!2025.07.237月27日(土)六本木CUBEにて、フリースタイルフットボール&バスケットボールサークルPelusaが主催するクラブイベント「HYPE MOMENT Vol.3」が開催! 毎年学生世代が中心となって作り上げる本イベント。若手ならではのフレッシュなショーケースや、OB、ゲストを迎えたエキシビションバトルなど様々なコンテンツが用意されている。今年の”HYPE MOMENT”を是非現場で体感していただきたい。 イベント概要 【イベント名】 HYPE MOMENT Vol.3【日時】2025年7月27日(日)16:45~21:30 【会場】六本木CUBE (〒106-0041東京都港区麻布台3-4-11中央飯倉ビルB1)【Fee】2000円+2drink コンテンツ Showcase フリースタイルフットボーラー・バスケットボーラーが音楽に合わせて、各々のテクニックと息の合ったルーティンを披露。ボールを用いたスキルだけではない、表現としてのフリースタイルに注目だ。 vol.3となる今年は、ダブルダッチも加わり3つのカルチャーがミックスしたコンテンツに。注目チームはF.B.D。各カルチャーを代表した精鋭たちによる圧巻のショーケースに期待。 F.B.D Battle フリースタイル界で毎年盛り上がり続けているコンテンツであるバトル。普段はシリアスになりがちなコンテンツだが、本イベントではあえて勝敗をつけないエキシビョン形式で開催。結果にとらわれることのない、まさにフリースタイルなムーブがぶつかり合うバトルとなっている。 今年の注目バトルは、「Yu-ri & Yu-to vs Ko-suke & Hiro-k」。その他にもHYPE MOMENTでしか実現できないドリームバトルに期待。 Yu-ri & Yu-to Ko-suke & Hiro-k The Best Hype Trick 会場にいる誰もが参加可能であり、最もオーディエンスを沸かせたプレイヤーにはプライズが与えられる、シンプルなルールの下行われるコンテンツ。15秒以内であれば技の制限はなく、ジャンルの制限もなし。時間制限のある中で決めきれる技術と度胸が試される。 HYPE MOMENTを生み出すのは誰だ。 ORGANIZERコメント(Towa、Tan) フリースタイルフットボール・バスケットボールサークルPelusaです。Pelusaは週一回の練習会やイベントでのパフォーマンス等の活動をしています。 今年でvol.3の開催となるHYPE MOMENTでは、昨年のイベントのコンセプトにあった、「お祭りのようなイメージ」を引き継ぐことに加え、今回は、色々なカルチャーの人たちが関わりを増やし、他カルチャー同士を繋ぐことも一つの目的としています。今回のイベントを通して、お互いのカルチャーイベントに足を運ぶきっかけになったら嬉しいです。 このイベントは、フリースタイルを知っている人も知らない人も楽しめるイベントになっているので、ぜひ気軽に遊びに来てください!
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bmx横須賀の夏空の下で、絶対王者の名に磨きをかけた「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」BMXフリースタイル・パーク種目2025.07.22BMXフリースタイル「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」が横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場 (神奈川県横須賀市)にて、2025年7月18日(金)〜21日(月・祝)の4日間に渡り開催され、パーク種目にて男子エリートは中村輪夢選手が、女子エリートは小澤美晴選手が優勝し、昨年大会に続き大会2連覇を果たした。 神奈川県横須賀市の全面バックアップの下、2022年から開催されている本大会は今回で4回目。今回も主に世界を舞台に活躍する実力派日本人選手や次世代の注目選手が出場し、フリースタイル・パークではキッズ4アンダーから男女エリートまで計13カテゴリーの選手たちによって、ハイレベルな競技が繰り広げられた。 また本大会は一昨年から国際自転車競技連合(UCI)のClass1(通称C1)カテゴリーに当たる「国際大会」として開催されており、今回も大会結果が世界大会出場に直結するため、国内の有力選手はもちろんのこと、東京オリンピック出場経験を持つイレク・リザエフや、韓国人ライダーも多く出場し昨年大会に増してさらにレベルが上がった国際大会となった。 パフォーマンスを観る観客 ©JFBF そして会場となったのは、前回大会まで3年間大会が行われた「うみかぜ公園」から場所を移した「ヴェルニー公園 いこいの広場」。うみかぜ公園より横須賀市の中心地に近いこの場所は近くに観光名所や商業施設もあり、人目に付きやすくアクセスしやすいスポット。実際に会場には大勢の観客が詰め寄り、国内最高峰のパフォーマンスを目の前で観て声を上げたり拍手を送る人々も多く見られた。 以下は、暑さが厳しい今年の横須賀で、今大会注目のパーク種目エリートカテゴリー入賞者が魅せたライディングを紹介。 ここ最近の大会では負けなしの2人が強さを見せ付けた。男子は中村輪夢が、女子は小澤美晴が優勝。 中村輪夢のライディング ©JFBF 男子エリート 男子エリートクラスは、参加選手21名の中から予選を勝ち上がった12名が決勝に駒を進め優勝の座を争った。今回は優勝候補の中村輪夢や小澤楓といった国内外で活躍する選手たちと国内で力を付けている10代の若手日本人選手に加え、東京オリンピック6位の成績を持つトップライダーであるイレク・リザエフ(ロシア)といったトップクラスの選手たちによるハイレベルな戦いが繰り広げた。なお決勝はラン2本のうちのベストランが最終スコアとして採用されるフォーマットとなった。 中村輪夢のライディング ©JFBF そんな戦いの中、見事優勝を果たしたのは中村輪夢。現在全日本選手権では6連覇、パリオリンピックでは5位入賞、そして先日の「X Games Osaka 2025」では悲願の初金メダルを獲得し、ここ最近の大会では負けなしの日本のみならず世界を舞台に大活躍を見せる彼が今大会でも魅せた。 ラン1本目は「バックフリップ・バースピン・タックノーハンド to バースピン」や「バックフリップ・バースピンバーバック to バースピン」、「720キャンキャントランスファー」など高難度トリックの数々を危なげない余裕の走りでメイクすると88.80ptをマーク。そのままスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では「バックフリップ・クアッドバースピン」や、スパインでの「トリプルテールウィップ」、「フレア・ダウンサイドテールウィップ」などをメイク。残り15秒でランを終え得点よりも観客に最高のショーケースを見せるようなライディングでまとめて昨年大会に引き続き大会3連覇を果たした。 イレク・リザエフのライディング ©JFBF 準優勝は今回大注目の海外選手となったイレク・リザエフ(ロシア)。東京オリンピック2020では6位入賞という成績もあり、どんなライディングを見せるかに注目が集まる中、彼はラン1本目にてクオーターの上から「フットジャム to 270」でドロップインするユニークな形でランを始めると、「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、そして「360・ダウンサイドテールウィップ 」などあまり日本人ライダーがチョイスしない高難度トリックを次々にメイクし、82.40ptをマークして暫定2位に。ラン2本目では1本目のアップデートを目指し「360・トリプルテールウィップ」や「バックフリップテールウィップ to タックノーハンド」、クオーターでの「3ダブルテールウィップトランスファー」などをメイクしたが、ラストの「トリプルテールウィップトランスファー」でスリップダウンし、フルメイクとはならず2位入賞という結果となった。 松本翔海のライディング ©JFBF 3位は現在15歳でエリートカテゴリー最年少ライダーでありながら、国内ではこのクラスで表彰台獲得数を伸ばしている松本翔海。ラン1本目では「バックフリップ・トリプルテールウィップ 」や「トランスファー720」、「バースピンフレア」をはじめとした数々の高難度トリックをフルメイクで終えると、2本目では1本目のルーティンの完成度をさらに引き上げるライディングで75.60ptを叩き出し暫定3位に。そのまま3位のスコアを守り切ると昨年大会と同様に今回も3位表彰台の座を手にした。 女子エリート 一方、女子エリートクラスは東京オリンピック日本代表の大池水杜や、ワールドカップでの表彰台獲得など国際大会で優勝を含む見事な好成績を残し鮮烈なエリートデビューを果たした小澤美晴を含む7名が出場。決勝は予選を勝ち上がった4名で争われた。 小澤美晴のライディング ©JFBF 今回、優勝を収めたのはここ最近の国際大会では表彰台を多く獲得しており、現全日本チャンピオンの小澤美晴。女子の中では世界最高レベルのトリックセレクションを有する彼女は1本目からボックスジャンプでの「バックフリップ・バースピン」や「360・テールウィップ」、クオーターでの「ダブルバースピン」やボックスジャンプでの「バックフリップ」を見せた。惜しくもラストトリックのクオーターでの「テールウィップ」は回りすぎて転倒したが、それでも64.00ptをマークした。そしてスコアを守り切りウィニングランとして迎えた2本目では、さらなるレベルアップを見せるべくボックスジャンプで「720」にトライするも惜しくも転倒。このトリックも決めれば女子では日本では初、世界でも数名のトリックメイクライダーとなる。彼女の今後のさらなる飛躍にも期待したい。 山本結花のライディング ©JFBF 準優勝は豪快なエアーの中にスタイル溢れるトリックを入れ込むライディングが特徴的な山本結花。彼女はラン1本目でスパインでの「360」やクオーターでの「540」、そして逆跳びのバックワーズとトランスファーを上手く使い「ダブル X-Up」を綺麗にメイクし56.80ptをマークした。ラン2本目では1本目をアップデートし、クオーターでの「540・バースピン」やボックスジャンプでのスタイリッシュな「キャンキャン・タイヤグラブ」を披露。中盤ではクオーターでの「テールウィップ」に失敗し転倒するも、その後もランを続けたが1本目のランを上回ることができず昨年大会同様に2位となった。しかし今回メイクした「540・バースピン」は女子では世界でも数名しかできないビックトリックなので今後の活躍を期待したいライダーの1人だ。 大池水杜のライディング ©JFBF 3位は東京オリンピック2020に日本代表として出場し過去には国際大会と全日本選手権の数々で優勝し、日本の女子フリースタイルパークシーンを支え続けている大池水杜。ラン1本目ではトランスファーでの「ユーロテーブルトップ to キャンキキャン」というスタイル溢れたトリックを皮切りに、ボックスジャンプでの「タックノーハンド」や「ターンダウン」など全体的に綺麗でスタイリッシュなフローでまとめフルメイクでランを終えた。ラン2本目では笑顔で会場を盛り上げていくライディングを魅せた。ボックスジャンプでの「バックフリップ」やクオーターでの「アリーウープ・ターンダウン」、ボックスジャンプでの「テールタップ」とスタイル溢れるランでまとめ、52.40ptとスコアを少し伸ばして3位で大会を終えた。 大会結果 BMXフリースタイル・パーク 左からリザエフ、中村、松本の順 ©JFBF <男子エリート>優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 88.80pt準優勝: イレク・リザエフ (ロシア) / 82.40pt第3位: 松本 翔海 (マツモト・ショア) / 75.60pt 左から山本、小澤、大池の順 ©JFBF <女子エリート>優勝: 小澤 美晴 (オザワ・ミハル) / 64.00pt準優勝: 山本 結花 (ヤマモト・ユイカ) / 56.80pt第3位: 大池 水杜 (オオイケ・ミナト) / 52.60pt <キッズ4アンダー>優勝: 田村 梛 (タムラ・ナギ) / 49.00pt準優勝: 西 紡未 (ニシ・ホウミ) / 39.67pt <キッズ5-6>優勝: 平塚 史恩 (ヒラツカ・シオン) / 65.33pt準優勝: 服部 蒼生 (ハットリ・アオイ) / 57.00pt第3位: 深町 煌人 (フカマチ・コウト) / 54.00pt <ガールズ7-9>優勝: 橋本 ことは (ハシモト・コトハ) / 73.33pt準優勝: 丹羽 こころ (ニワ・ココロ) / 55.67pt第3位: 深町 心菜 (フカマチ・ココナ) / 50.67pt <ボーイズ7-8>優勝: 中嶋 輝星 (ナカジマ・キセキ) / 63.67pt準優勝: 西原 碧惟 (ニシハラ・アオイ) / 59.67pt第3位: 内山 蒔幾 (ウチヤマ・シキ) / 55.00pt <ガールズ10-12>優勝: 細川 彩葉 (ホソカワ・イロハ ) / 76.00pt準優勝: 濱田 琉瑠 (ハマダ・ルル) / 65.33pt第3位: 橋本 いろは (ハシモト・イロハ) / 60.00pt <ボーイズ9-10>優勝: 増井 智秋 (マスイ・チアキ) / 81.00pt準優勝: 高橋 寿 (タカハシ・ヒサシ) / 74.67pt第3位: 榊原 岳留 (サカキバラ・タケル) / 63.67pt <ボーイズ11-12>優勝: 丹羽 煌貴 (ニワ・コウキ) / 81.33pt準優勝: 齋木 佑 (サイキ・タスク) / 75.33pt第3位: 尾後家 優斗 (オゴケ・ユウト) / 64.00pt <女子13-15>優勝: 白井 玲恵奈 (シライ・レエナ) / 75.33pt準優勝: 井上 葵 (イノウエ・アオイ) / 58.67pt第3位: 野々上 怜那 (ノノウエ・レナ) / 50.33pt <男子13-15>優勝: 清水 悠琉 (シミズ・ハル) / 77.67pt準優勝: 谷本 怜雅 (タニモト・リョウガ) / 59.00pt第3位: 赤塚 ヒロキグスティ (アカツカ・ヒロキグスティ) / 54.33pt <エキスパート>優勝: 間瀬 虎太郎 (マセ・コタロウ) / 67.00pt準優勝: 北見 栄富 (キタミ・エイト) / 61.67pt第3位: 岡本 琉樹 (オカモト・リュウキ) / 34.00pt <30オーバー>優勝: 腰山 雅大 (コシヤマ・マサヒロ) / 68.33pt準優勝: 下野 雅司 (シモノ・マサシ) / 66.67pt第3位: 石井 孝佑 (イシイ・コウスケ) / 64.00pt 大会概要 ⼤会名称 : 「マイナビ Japan Cup Yokosuka 2025」開催期間 : 2025年7月18日(金)-21日(月) - 4日間 -7月18日(金) パーク 男女エリートオフィシャルプラクティス 他 7月19日(土) パーク 男女エリート予選/フラットランド オフィシャルプラクティス 他7月20日(日) パーク 男女エリート決勝/フラットランド 男女エリート予選 他 7月21日(月・祝) パーク チャレンジクラスオフィシャルプラクティス/決勝・ベストトリック フラットランド 男女エリート決勝 チャレンジクラス決勝 ※詳細は公式HPをご覧ください。大会会場:横須賀市ヴェルニー公園 いこいの広場(神奈川県横須賀市汐入町1丁目1)主催: 一般社団法人 全日本フリースタイルBMX連盟(JFBF)共催:横須賀市後援:神奈川県特別協賛:株式会社 マイナビ協賛:鎌ケ谷巧業株式会社、一般財団法人シティサポートよこすか、横須賀ビール 協力 :いちご よこすかポートマーケット、京浜急行電鉄株式会社、有限会社 TSUNAMI、株式会社トライアングル、法塔ベーカリー、株式会社ヤチヨ、よこすかseaside パートナーズ、YOKOSUKA SHELL、一般社団法人横須賀市観光協会、横須賀商工会議所青年部、横須賀BMX協会
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