先日、国内で開催された国際大会で日本人選手たちの大活躍がまだ記憶に新しい「UPRISING TOKYO Supported by Rakuten」。堀米雄斗や中山楓奈など東京オリンピックメダリストを始めとした国内トップスケーターたちの出場はもちろんのこと、世界各国から男女ともにトッププロスケーターたちが招待されたこの大会。そんな出場招待選手の中でスケートボードの枠を超えて活躍し、一際異彩を放っているメキシコ人プロスケーターがいる。
それがプロスケーター兼ペイントアーティストのオスカー・メサ(Oscar Meza)だ。日本ではそこまで聞き馴染みのないスケーターかもしれないが、現在2024年パリオリンピックメキシコ代表候補選手で世界トッププロスケーターの1人だ。またペイントアーティストとしての一面を持つ彼は、スケートボードシーンはもちろんのこと多方面で高い評価を受ける新進気鋭のアーティストでもある。
今回はCURRENT編集部として彼に独占インタビューを敢行。スケートボードを始めたきっかけから最近の活動状況について、そしてオスカーが声を大にして伝える「夢を絶対に諦めないこと」という言葉の背景にある彼が経験してきた過去に迫った。
オスカー・メサ (以下: O)
メキシコ出身のトップスケーターが感じる日本のスケートボードシーン
今回、日本に来るのは何回目ですか?
O:今回が初めてだったよ。ずっと前から日本には来たいと思っていたんだけど、怪我をしたり、スケジュールが合わなかったりでなかなか来れなかったんだ。でも今回に日本に来てみて感じたのは、日本の全てが綺麗でそれでいて日本人みんながとても礼儀正しいってことさ。初めての滞在だったけど終始とても良い時間を過ごさせてもらったよ。
日本のスケートボードシーンについてはどう思いますか?
O:日本のスケーターはみんなバケモノ級に上手くて、全体的にレベルが高いんだ。もちろん、日本のレベルの高さは前から動画等でチェックしていたから知っていたんだけど、実際にこの目で彼らの滑りを見て確信したよ。
その中でも特に印象的だった日本人スケーターは、今回の大会(UPRISING TOKYO)の決勝で「180 to スイッチ フィーブルグラインド」をメイクした佐々木音憧(ササキ・トア)だね。彼の滑りはとてもパワフルでスタイルがあるんだけど、実はパワフルに滑りながらスタイルを見せることって難しいんだ。彼はそれに加えて難しいトリックをいくつも決めていたから本当に素晴らしいスケーターだと思うよ。
スケートボードを本格的に始めるきっかけに。レジェンドスケーターたちとの出会い。
スケートボードを始めたきっかけを聞かせてください。
O:実の兄がきっかけだね。僕がメキシコに生まれ育った一方で、兄はロサンゼルスに育ったこともあって先にスケートボードを始めていたんだ。僕は8歳の時にロサンゼルスへ渡ったんだけど、その時に彼から「キッドロック」や「リンプビズキット」の音楽が流行った2000年初めのロサンゼルスの暮らしを教わってその中でスケートボードのことも教えてもらったよ。
ちなみにロサンゼルスへ来るまでの幼少期はメキシコの田舎に住んでいたんだけど、当時は山の中で馬に乗ったり、パチンコで石を飛ばしたりして遊んでいたよ(笑)
ロサンゼルスのスケートボードシーンについて教えてください。
O:最初の3年間はスケートボードを遊び感覚でやっていて、その時はスケートボード業界が存在することすら知らなかったんだ。本当に現地でよくいるただのスケートボード好きな子どもだったよ。
でもロサンゼルスはスケートボードの聖地で、当時からトッププロスケーターがたくさんいたこともあって運よく彼らと友達になれる機会があったんだ。その時にチャド・ムスカ*と出会って仲良くなって、まだ15歳の近所のそこらで滑ってるような若手スケーターだった僕に、彼が「スケートボードとは何か」そして「スケートボードシーン」について教えてくれたんだ。
それから彼の仲間であるパウロ・ディアス*を紹介してくれたりと、彼らのコミュニティの中に迎え入れてくれたよ。まだ15歳だった僕には彼らの滑りや色々な活動が衝撃的だったし、今でもすごいインスパイアされているよ。
ちなみにロサンゼルスと日本のスケートボードシーンの違いはありますか?
O:今回はあまり日本のストリートシーンに触れる機会がなかったからなんとも言えないな。でもスケートボードはどこでも同じスケートボードであって、それは世界中どこへ行っても一緒だと思うんだ。だから僕にとってスケートボードをしている人はみんなファミリーって感じだよ。
そういう意味では今回リアルなスケートボードをしている日本人スケーターにたくさん出会えたし、彼らのスタイルにインスピレーションをもらったよ。
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*チャド・ムスカ(Chad Muska) : 特に90年代のスケートボードシーンに絶大な影響を与えたプロスケーター兼アーティスト。彼のイケイケなスケートスタイルやファッションセンスで多くのスケーターのアイコンとなったレジェンド。アーティストとしての一面を持ちスケートボードシーンに留まらず幅広い分野で活躍している。
*パウロ・ディアス(Paulo Diaz) : 90年代のスケートボードシーンの中心人物でロサンゼルスでは最高のストリートスケーターのひとりと言われたレジェンド。ある日突然スケートボードから離れた彼はアートや音楽の道へ進んだ。スケートやその他の活動を通して自己表現を続けるアーティスト。
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アメリカをルーツに持つメキシコ人として感じた人種差別と反骨精神
アメリカで活躍するメキシコ人スケーターとして、プロキャリアの中で困難に直面したことがあれば教えてください。
O:僕がロサンゼルスでスケートボードを本格的に始めた当時は、まだスケートボード自体が白人金髪の子どもたちがベニスでやる遊びみたいなイメージもあったから、時には差別的な印象を受けたし、色々な困難に直面することもあったよ。
当時はスケートボード関連の企業も今みたいに多人種的なマーケティングが進んでいなかったし、僕みたいなヒスパニックの多いゲットーな地域出身のスケーターをあまり広告宣伝で使いたがらなかったんだ。だから当時は自分がどんなスタイルや才能を持っているのかというよりも、どんな見た目をしているかが彼らにとって大事な要素だったみたい。
でもそういう困難なことがたくさんあったからこそ、僕はもっと必死にスケートボードに取り組めるようになったんだと思う。僕を含めアメリカに住むメキシコ人が持つ印象は悪いかもしれないけど、僕のスケートボードのスキルやスタイルで認めさせて、スケーターとしてのオスカー・メサは否定させないように見返してやるという思いになったよ。
また、その困難の経験から学んだことや感じたことがあれば教えてください。
O:大前提として、スケートボードのコミュニティは一つの家族みたいなものだから人種による差別は関係無いよ。でも競技者として企業のスポンサーや広告宣伝を受けようと思ったときに、企業のイメージやブランディングの観点から人種や国籍に関連したハンディキャップが出てくることもあるんだ。今後も色々な国からアメリカンドリームを掴みにくる若手スケーターが現れてくると思うけど、みんなこのチャレンジは乗り越えなければならないことの一つになりうると思うね。
でも個人的にはその困難があるからこそ、それでもスポンサーを獲得するためにもっとスケートボードを頑張れるという反骨精神が湧くからポジティブに捉えているよ。まあ正直もちろん同じくらいの実力の他のスケーターが僕より簡単にスポンサーを獲得したりすることには不思議に思うこともよくあったけどね。
そして特に僕の中で変な感じがするのは、自分のルーツとしてロサンゼルスはもう僕の一部になっているけど僕がアメリカ人として受け入れられることはないし、一方でずっとロサンゼルスで育ったきたこともあってメキシコに戻っても、どこかメキシコ人として認められていない気もしているということさ。アメリカ人で無ければメキシコ人でも無いように感じる自分のアイデンティティをどう捉えるかは今でも難しいよ。
スケートボードと同じように自分を表現できるのがアート制作
ペイント等のアーティスト活動もされているみたいですが、いつから始めましたか?
O:子どもの頃は学校でいつも紙に絵を描くような子だったけど、今みたいに大きなペイントはしたことなかったね。あと実はアートの道に進んだのもチャドの影響なんだ。昔、彼がガレージで絵を描いていたときに掃除を頼まれたりと手伝うことが多くて、そこで彼の作品を触れていくうちに興味を持ち始めたよ。
そして本格的にアートを始めたのは2014年になってからさ。当時ニューヨークで友人たちと暮らしていたんだけど、チャドもよく来るハリフ・グズマン*のアートスタジオに行く機会が結構あったんだ。そこにはハリフの友人のダニー・ミニック*も来ていたんだけど、僕はみんなが絵を描いているところをただ座って見ていたんだ。
でも徐々に僕も自分のスタイルを探してみたくなってきちゃってアートを始めることにしたんだ。始めたばかりの頃は右も左も分からずキャンバスをどこで買うかをチャドに聞くくらいだったけど、スタジオを用意したりと徐々に活動を本格化して、自分のスタイルをペイントアートの中で探求していくようになったよ。
またそのアートでの作品を作り上げる工程が、まるでスケートボードでトリックを磨き上げていく行程と同じものを強く感じるんだ。この共通点があることが、スケートボードと同じくらいパッションや愛を持って僕がアートに取り組める理由さ。
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*ハリフ・グズマン(Harif Guzman) : スケートボードシーン出身の著名アーティストの一人。90年代にサンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークのスケートボードシーンを行き来しながらアートの技術を磨きいた後にアーティストとして活動。現在はスケートカルチャーをアートに落とし込み、デザイン、ビデオ、キュレーション、出版など様々な分野で活躍する世界的に有名な現代アーティストである。
*ダニー・ミニック(Danny Minnick) : アメリカの新表現主義の画家兼プロスケーター。プロスケーターというスキルを生かし俳優として数々の映画にも出演経験を持つ彼はスケートボードをうまくキャリアへ転換させた人物として尊敬されている。またアーティストとしての彼の画風はストリートアートであるがその作品は各方面から高い評価を受けている。
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具体的にアートとスケートボードの似ているところを聞かせてもらえますか?
O:僕が思うアートが持つスケートボードとの共通点は、取り組んでいる間はその作業だけに集中できて普段自分を取り巻く現実世界を忘れて無になれることだね。
もう一つスケートボードに似ているところはリスクを取って挑戦できること。作品の完成間近になると自分の描く1本1本が出来映えを左右するから、その感覚がスケートボードで最後の1本に挑戦する時の感じと似ているんだよ。そんなスリルに似た感覚を持てるからアートが好きなんだ。
メキシコ代表としてパリオリンピックを目指すことに秘められた背景
メキシコ代表としてパリオリンピックへの出場を目指すことは、オスカーにとってどのような意味を持っていますか?
O:僕にとってかけがえのないことだね。僕は今ロサンゼルスに住んでいるけど、祖父母や父など家族のほとんどが今もメキシコに住んでいる。そんな彼らに僕のことを誇りに思って欲しいからメキシコの国旗を背負う事にしたんだ。
実際ロサンゼルスで育ったからアメリカ代表として出るチャンスもあったかもしれないけど、アメリカ代表としてだったらオリンピックは目指さなかったと思う。だってメキシコにいる家族にテレビの前で自分が他の国旗を背負っている姿を見せたくないからね。それに今の自分があるのは幼少期に生まれ育って、多くの時間を過ごしていたメキシコの地元のストリートのおかげだから。
その決断のきっかけになった出来事があったそうですね?
O:またオリンピックを目指すきっかけとなったのは、ダニー・ウェイ*と僕の妻からのアドバイスだったんだ。2018年の1月だったと思うんだけど、ダニーの家に遊びに行ったときにまだ代表になろうと思ってもいなかった僕に、彼が「もし俺がお前の年齢で、その丈夫な膝を持ってスケートし続ける力があったら、メキシコに戻ってオリンピック代表選手になるよ。」って説得されたんだ。正直ダニーに言われちゃったら逆らえないよねって感じだったよ(笑)
あと実はダニーにアドバイスされる前の2016年から2017年の2年間は全くスケートしていなかったんだ。でもその話をきっかけにメキシコへ戻って、また本格的に滑り始めたんだけどその道のりは楽じゃなかったよ。やっぱり2年間のブランクは大きくて、周りのみんなは2014年の古いビデオの滑りを見て僕に話しかけてくるんだけど、そのレベルに戻るまでは時間がかかっちゃったね。でも今では新しいトリックにも挑戦しているし過去最高のレベルになっているよ。
正直、今も自分の身体がそのレベルについてこれていることに感謝しているし、今後も常に自分の出来るベストを尽くして、大会で勝つことよりも自分がどこまでレベルアップできるかを追求していくよ。自分ができることを突き詰めて限界を引き上げていくことが僕のミッションさ。
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*ダニー・ウェイ(Danny Way):プロスケートボーダー兼ラリークロスドライバー。1989年に世界スケートボード協会が主催したプロ・ヴァート・コンテストにて当時15歳で大会最年少優勝を達成。その後 X Gamesでもハイエアーとビックエアーで計5個の金メダルを獲得している。また「DC Shoes」や「Plan B Skateboard」などスケートボード業界の大手ブランドの設立にも携わり、プレイヤーだけではなく会社経営者としてもスケートボードシーンに多大な影響を及ぼしているレジェンドスケーター。
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世界中のスケーターたちと生まれ故郷であるメキシコの架け橋に
どうしてメキシコの地元にスケートパークを作ったんですか?
O:ロサンゼルスで生活する一方で自分がメキシコで過ごした幼少時代を振り返ることがよくあったんだ。当時の地元は全く舗装路が無かったり、まだみんな馬に乗って生活しているような状況だった。そこでもしメキシコの地元に戻ってスケートパークを作れたら、家族にも会えるし、何より地元の子どもたちへスケートボードに触れられる機会を与えられて最高じゃんといつも思っていたよ。
そう思い描いてから、かれこれ15年が経つけどなんとか自分の夢を叶えることができたんだ。今年の7月にオープンしたんだけど、現地の子どもたちは待ちきれなくてオープンする前にもう滑っていたよ(笑)
5月中旬にパークを完成させたんだけど、その時に現地の子どもにインタビューしたら「スケートボードのランプを生で見るのが人生で初めて!」って言ってすごい目を輝かせていたんだ。その姿を見て、これが僕の求めていたことでミッションの一つだなって確信したよ。
今後、メキシコのスケートボードシーンにどのように貢献しようと考えていますか?
O:最近メキシコシティは急成長していて、スケートボードシーンとしてもホットスポットになってきているよ。たくさんのトッププロたちが来ることも増えてきたからね。僕もここ5年間くらい特に力を入れていることなんだけど世界中のスケーターとメキシコの架け橋になれるように活動しているんだ。
残念ながらメキシコはまだ治安が悪いイメージが先行しがちだけど「オスカーがいるし、楽しいところだよな!」ってみんなが思えて、安心してメキシコに来てもらえるようにしたいと思っているよ。実際この前もダショーン・ジョーダンが「メキシコシティって安全?行っても大丈夫?」ってメールくれたから「全然大丈夫だから来いよ」って言ったんだ。
最終的にはメキシコに住む現地のスケーターたちが世界中のプロスケーターの技術を生で見られる環境を作ることで、彼らが世界のレベルについて行けるようにサポートしていきたいね。
今後の目標と自身の活動で伝えたいこと
今後の活動について聞かせてもらえますか?
O:アート活動の方は今後直近だと8月に展示会がテキサス州のダラスであるよ。Riskってグラフィティアーティスト含めた約15名が作品を展示するんだけど、そこに僕も参加しているんだ。
あとスケートボードの大会は今後も出場できるものがあればたくさん出ていくつもりだよ。今年はローマ、アムステルダム、ドバイ、中国と回るんだけど、あいにく年内では日本で出る大会はもうないんだ。でもアート関係で日本で行われる展示会に招待してもらえるなら喜んで参加したいと思っているよ。
自身のスケートボード活動を通じて人々に伝えたいメッセージはありますか?
O:とにかく諦めないということを伝えたいね。もしこれを読んでくれているみんなが本気でスケートボードをしたいと思っているのであれば、自分に正直になってプロになることに対しても心から自分を信じて諦めないで欲しい。
僕も子どもの頃は家族から反対されたけど、それでも自分の感覚と思いを信じて諦めなかったから今がある。だから本当に心から成し遂げたい思うことに対しては自分に忠実であってほしいし、夢は絶対諦めないで欲しい。
最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
O:またすぐ日本に戻りたいと思っているから、その時はみんなと会って一緒にスケートできることをとても楽しみにしているよ!またね!
最後に
今回のインタビューでオスカー自身がプロキャリアを歩む中で経験した葛藤、そしてその逆境をどう跳ね返してきたのかを赤裸々に語ってくれた。そんな彼の話の中で感じたのは、自分に関わってくれている人への感謝と、自分に正直になって夢を諦めず行動していくことの重要性。これらがきっとどんな環境下でも彼が自分の道を切り開いてこれた大事な要素なのだろう。我々CURRENT編集部は、今後も彼がミッションとして掲げている「自分ができることを突き詰めて限界を引き上げる」ことをスケートボードとアート活動を通して表現しながら、次世代に「夢を絶対に諦めないことの大切さ」を伝えていく姿を引き続き注目していきたい。
オスカー・メサ (Oscar Meza) プロフィール
1991年1月1日生まれ。メキシコのハリスコ・テコロトラン出身。ロサンゼルスのストリートで育ったプロスケーター。2024年パリオリンピックメキシコ代表候補選手。
オスカーはダニー・ミニック、チャド・ムスカ、ハリフ・グズマンといったスケーター兼アーティストのOBたちに影響を受けた。プロスケーターからアーティストになった彼らはオスカーがアートの世界に興味を持つきっかけとなった人物で、彼自身の芸術的な表現方法を見つけ出すことに大きく貢献した。オスカーは、今もなお進化し続ける自身の作品を「幾何学的で象徴的」と表現している。彼は国際的に高く評価されるプロスケーターのキャリアと同様に、自身のアートにも情熱と鍛錬を注ぎ尊敬される新進気鋭のアーティストとしての地位も確立している。
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。