スケートボード ストリートの東京五輪予選大会「ARK LEAGUE」2020年4月に開催決定!

2019.11.21

2019年11月21日(木)、神奈川県庁でARK LEAGUE 実行委員会(実行委員長:加藤亮)による記者会見が行われ、「ARK LEAGUE 2020」の開催が決定した。今大会ではBMX FLAT LANDとBREAKINの大会は行わず、 SKATE BOARD STREET競技のみの大会として実施される。

ARK LEAGUEは、2019年8月に国際オリンピック組織委員会(IOC)よりスケートボード競技における国際運営組織として認可を受ける“WORLD SKATE”から、2020年東京オリンピック・スケートボード競技(ストリート種目)の予選大会である「5‐Star Events」に承認。国内唯一のスケートボード競技のオリンピック代表選考大会となった。

オリンピック出場を懸けた世界大会となったことで、より一層注目が集まる令和初のARK LEAGUE。日本勢はもちろん、世界各国の強豪スケーターたちが“一発逆転”を狙って熾烈な戦いを繰り広げることだろう。

ARK LEAGUE 2020 開催概要

◆実施内容/SKATE BOARD [STREET] GLOBAL OLYMPIC QUALIFYING EVENT(スケートボード ストリート オリンピック予選イベント)
◆日程/2020年4月22日(水)、23日(木)、24日(金)、25日(土)、26日(日)
◆場所/神奈川県寒川町(寒川総合体育館シンコースポーツ寒川アリーナ)
◆主催/一般社団法人 ARK LEAGUE(代表理事:加藤亮)
◆企画・運営/ARK LEAGUE 実行委員会(実行委員長:加藤亮)
◆大会オーガナイザー/内野洋平
◆運営主管/WORLD SKATE
◆SPECIAL PARTNER/寒川町
◆後援/神奈川県
◆参加人数 最大 150 名(男性と女性を合わせた合計人数)
◆スケジュール
4月22日・23日 練習日
4月24日 第一予選
4月25日 第二予選・準々決勝
4月26日 準決勝・決勝

※参加人数、スケジュールは変更になる可能性があります。

加藤亮 コメント

Photo by Yu

東京オリンピックイヤーである2020年に向けて、ARK LEAGUE創設当初から視野に入れていた「5‐Star Events」の開催が形になりました。我々は2017年の神戸での開催時に、ジャッジとして大会に参加していただいたWORLD SKATEのマーティン・カラス氏を通じて、WORLD SKATEに接触し、ARK LEAGUEのプレゼンテーションを行いました。その後も何度もやりとりを重ねた上で、5‐Star Eventsの承認を受けることができました。

ARK LEAGUEは、東京オリンピック本番までに開催される国内唯一の5‐Star Eventsとなります。2020年のARK LEAGUEは、BMXフラットランドやブレイキンは行わず、スケートボード ストリートのみを実施します。この大会の結果が、2020年7月末から開催される東京オリンピックへの出場に大きな影響を与えるため、世界中から各国の代表候補選手が出場されることと思います。引き続きARK LEAGUEをよろしくお願いいたします。

黒岩祐治 コメント

Photo by Yu

今年の4月に引き続き、来年の4月にもARK LEAGUEを開催することになりました。昨年の大会では、3日間で2万5,000人もの方にお越しいただいいて、大成功に終わりました。その流れを汲んで、また継続できることを大変嬉しく思っております。それだけではなく、来年の大会はスケートボード ストリートの東京オリンピック予選大会という位置付けになっており、さらに注目が集まるのではないでしょうか。

今年はラグビーW杯で大いに盛り上がりましたが、その流れを来年の東京オリンピック・パラリンピックに繋げていくのが、我々が掲げる最大のテーマにあります。その中で、県内で開かれる競技ではないものの、スケートボード ストリートの予選大会が寒川町で行われることは、非常にありがたいことだと思っています。この寒川町は「寒川神社」がある街という印象が非常に強く、そんな寒川で若者の新しいスポーツであるARK LEAGUEが行われるのは、ある種のミスマッチ感があって面白いと感じていましたが、まさに素晴らしいイベントとして花開いています。

寒川町には若い人が増えてきて、中には移住する人も出てきています。まさにARK LEAGUEは、寒川町が新しい街に生まれ変わるきっかけにもなるのではないでしょうか。今後もARK LEAGUEの聖地として育っていくように、県としても支援していきたいと思います。

木村俊雄 コメント

Photo by Yu

私は本日の発表を待ちに待っていました。今年4月に行ったARK LEAGUEが大成功に終わってまだ感動が残っている中で、スケートボード ストリートの国内唯一の東京オリンピック予選大会を開催できることは、驚きと喜びでいっぱいです。寒川町は「高座のこころ」をスローガンに、街のイメージ向上を目的にブランディングを進めており、ストリートスポーツの発展にも務めています。今年4月のARK LEAGUEでご活躍された内野洋平さんは、住まいを寒川町に移して子供たちにBMXを直接指導しています。

東京オリンピックの競技種目として新たに採用されたスケートボードも注目度が非常に高く、ストリートスポーツの発展を願う我々としても、国内唯一の予選大会は大変意義のあるものだと思っています。

内野洋平 コメント

Photo by Yu

2013年からARK LEAGUEが始まって、「ライダーによるライダーのための世界大会」をコンセプトに掲げていました。各国の強者たちが練習を重ねて、この大会に力を発揮しに来るので、選手が負担なく最高のパフォーマンスを出せるような場所にしたいと考えてやってきました。それがまさか、東京オリンピックの予選大会として開催されるようになるとは思ってもいなかったです。日本らしいしっかりとしたおもてなしや、ホスピタリティーをキープしたまま開催できるように力を入れていきたいと思っています。

今回はスケートボード ストリートのみの実施となりますが、まずは東京オリンピックの予選大会をしっかりと成功させて、もし今後にBMXフラットランドやブレイキンも予選大会ができるチャンスがあれば、この経験をしっかりと活かしてやっていきたいです。

ARK LEAGUEとは

「ARK LEAGUE」は、2017年に神戸で誕生したエクストリームスポーツ世界大会の名称。この大会の前身となった のは、2013年から4年間にわたって神戸で開催された BMX フラットランドの世界王者決定戦「FLAT ARK」です。そして、この大会をオーガナイズしたのが、神戸出身のBMXライダーであり、2012年から3年連続で世界チャンピオンに輝いた内野洋平。彼がこの大会をつくる上で打ち立てたコンセプトが「ライダーによるライダーのためのコンテスト」。つまり、大会に出場するライダーが最高のパフォーマンスを発揮できる環境づくりを最大目標とするものです。

そのため、「FLAT ARK」では、競技の舞台となるステージや音響・照明などの会場計画をはじめ、ルール・ジャッジなどの大会運営や進行、演出、さらには選手のホスピタリティにいたるまで、すべてにおいて“ライダー目線に立った大会づくり”が行われてきました。 開催5年目となった2017年、国内外で数々のタイトルを獲得してきた日本の若手トップスケーター・瀬尻稜を新たなオーガナイザーに迎え、スケートボードの世界大会「SKATE ARK」が参戦。「FLAT ARK」はBMXフラットランドとスケ ートボードの2競技によるエクストリームスポーツ世界大会「ARK LEAGUE」へと生まれ変わりました。

2019年4月には場所を神奈川県寒川町に移し、また新たな競技としてブレイクダンスの世界選手権「BREAK ARK」が参戦。大会オーガナイザーには、世界最高峰のソロダンスバトルイベント RED BULL BC ONE で日本人史上最高位の準優勝を2度獲得するなど、日本のストリートダンスシーンを牽引する1人であるTAISUKEが就任しました。BMX フラッ トランド、スケートボード、ブレイクダンスの三つ巴の世界大会として、日本のストリートスポーツを牽引する存在となりました。そして 2020年4月、ARK LEAGUEは東京オリンピック/スケートボード[ストリート]の国内唯一のグローバル予選大会として開催される事になりました。

去る2019年8月、ARK LEAGUEは国際オリンピック組織委員会(IOC)よりスケートボード競技における国際運営組織として認可を受ける“WORLD SKATE”から、2020年東京オリンピック・スケートボード競技(ストリート種目)の予選大会として承認されました。スケートボード競技のオリンピック代表選考大会としては、国内唯一のコンテストとなります。スケートボード・ストリート競技の選考プロセスは2019年1月より既に始まっており、大会ごとのレベルに応じた 「ポイント」が割り当てられています。そして、各大会の結果に基づいて、アスリートにポイントが付与され、2020年5月末時点での累積点数により各国のオリンピック代表選手(各国上位3名)が決定します。

こうした中で、ARK LEAGUE が認可を受けた「5‐Star Events」は、優勝すると40,000ポイントを獲得できるビッグコンテストです。世界各国の強豪スケーターたちが最後の一発逆転を賭けて高得点を狙いにくる、まさに熾烈を極めた大会となることが予想されます。そして当然、日本代表選手が決する可能性もあり、国内のみならず世界各国から多くのメディア取材が訪れることも期待されます。

国内で唯一のオリンピック予選となるARK LEAGUE。現在、開催に向けてWORLD SKATEとの連携を密に図りながら その準備を進めております。世界のオリンピック代表スケーターを決する大会の一つとして選ばれたことを誇りに感じつつ、日本から世界へ、進化し続けるエクストリームスポーツシーンのネクストレベルを発信していきます。

※ARK LEAGUE 2020はオリンピック予選となった都合上、BMX FLAT LANDとBREAKINの大会は行わず、 SKATE BOARD STREET 競技のみの大会となります。

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