【スノーボード】木俣椋真が銀メダルを獲得!FISスロープスタイル・ワールドカップ ラークス(スイス)

2024.02.02
1st.Liam BREARLEY 2nd.Ryoma KIMATA 3rd.Cameron SPALDING
記事提供:公益財団法人 全日本スキー連盟

スノーボードのワールドカップ【FISスロープスタイル・ワールドカップ ラークス】が開催され、現地時間1月20日にスロープスタイルの決勝が行われた。FISスロープスタイル・ワールドカップ初戦となったヨーロッパ最大のスノーボードコンテスト「LAAX OPEN」にて日本の木俣椋真が銀メダルを獲得した。

男子は決勝に國武 大晃(ブックオフ)、木俣椋真(YAMAZEN ROCK THE KIDS)、木村葵来(ムラサキスポーツ)の3名が出場。2本の試技から得点の高い方が採用されるベストラン方式で争われ、木俣椋真は2本目に自身の演技を成功させ1位を獲得。Liam Brearley(カナダ)に最後得点を抜かされ首位から転落し、そのまま2位でフィニッシュとなった。

木村葵来(ムラサキスポーツ)は1本目に自身の演技を成功させるも小さなミスが響き、62.96ポイントと得点が伸びず7位。國武 大晃(ブックオフ)は2本とも最後まで滑り切ることが出来ず12位で終えた。3位に入ったのは、Spalding Cameron(カナダ)。カナダ勢の活躍が目立つスロープスタイル初戦となった。

木俣椋真(YAMAZEN ROCK THE KIDS)の2本目の演技内容

1stセクション:CABオン270オフ (5.75)
2ndセクション:FSリップスライド630コークオフ(9.00) 
3rdセクション:FS1080(3回転)インディ(8.25) 
4thセクション:BS1620(4回転半)メラン(8.40)
5thセクション:SWB1620(4回転半)メラン(9.40)
6thセクション:BS540インディ-BSボードスライド(9.05)
セクションポイント:49.85ポイント(Max:60ポイント)
オーバーオールポイント:35.46ポイント(Max:40ポイント)
合計85.31ポイント


Liam Brearley(カナダ)が優勝を決めた2本目の演技内容

1stセクション:SWB270オンフォワードアウト (8.60)
2ndセクション:BSボードスライド630コークオフ(9.35) 
3rdセクション:BS1260(3回転半)ウェドル(8.95) 
4thセクション:CABロデオ1080(3回転)ティンディ(7.35)
5thセクション:SWB1260(3回転半)メラン(7.20)
6thセクション:FS540ステイル-BSボードスライドtoテールスライド270オフ(9.55)
セクションポイント:51.00ポイント(Max:60ポイント)
オーバーオールポイント:38.93ポイント(Max:40ポイント)
合計89.93ポイント

村瀬心椛のジャンプ

女子は村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が出場。1本目に自身の演技を成功させるも最終セクションの僅かなミスで点数が伸びず59.21ポイント。2本目にBS1440(4回転)ウェドルの大技を繰り出すも着地に嫌われ、1本目の59.21ポイントが採用。5位でフィニッシュとなった。優勝したのは北京五輪銀メダリストのJulia Marino(アメリカ)。1stセクションから6thセクションまで全てのセクションにおいて高い得点を繰り出して優勝を果たした。2位に入ったのはAnnika Morgan(ドイツ)、3位はAnna Gasser(オーストリア)となった。

村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が5位入賞した演技内容

1stセクション:FSブラント270オフ (6.75)
2ndセクション:BSノーズスライドプレッツェル270オフ(8.80)
3rdセクション:SWB180(半転)ウェドル(4.90)
4thセクション:FS1080(3回転)トラックドライバー(8.90)
5thセクション:BS1080(3回転)ウェドル(7.05)
6thセクション:BSエアー-BSボードスライドFSボードスライド(4.55)
セクションポイント:40.95ポイント(Max:60ポイント)
オーバーオール点:18.26ポイント(Max:40ポイント)
合計59.21ポイント

Julia Marino(アメリカ)の優勝を決めた演技内容

1stセクション:CABオン270オフ (7.35)
2ndセクション:50-50to360オフ(5.95)
3rdセクション:BS900(2回転半)メラン(8.70)
4thセクション:CABダブル900(2回転半)インディ(7.60)
5thセクション:FSダブル1080(3回転)メラン(9.35)
6thセクション:FSエアー-FSボードスライド(7.20)
セクションポイント:46.15ポイント(Max:60ポイント)
オーバーオールポイント:36.93ポイント(Max:40ポイント)
合計83.08ポイント

男子最終リザルト

2nd KIMATA Ryoma
7th KIMURA Kira
12th KUNITAKE Hiroaki
15th OTSUKA Takeru
18th OGIWARA Hiroto
54th MIYAMURA Yuto


女子最終リザルト

5th MURASE Kokomo
17th ONITSUKA Miyabi


スロープスタイルの得点方式について

スロープスタイルという競技は6つのセクション毎のセクションポイント(それぞれ10ポイントの合計60ポイント)と全体としての得点であるオーバーオールポイント(40ポイント)を足した得点で勝敗をつける競技。この競技では少しのミスが致命傷になる。今回女子優勝したJulia Marino(アメリカ)のセクションポイントは46.15。3位だったAnna Gasser(オーストリア)のセクションポイントは47.80。セクション毎のポイントでは、3位だったAnna Gasser(オーストリア)の方が難易度の高い技を繰り出したが、最終セクションで僅かなミスがありオーバーオールポイントが伸びず3位となった。

シーズン初戦。ビックエアでは表彰台ラッシュを成し遂げた日本スロープスタイル・ビックエアチーム。今後のスロープスタイルにも注目したい。

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