【北京五輪スノーボード】平野歩夢が「怒り」のトリプルコークで金メダル ハーフパイプ男子決勝(インタビュー掲載)

2022.02.11
text by 佐藤 稜馬 Photo by Al Bello/Getty Images

2022北京オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプ決勝が11日行われ、日本の平野歩夢が3本目の滑走で96・00点をスコアし、金メダルを獲得した。

平野歩夢は2本目の滑走で、超高難易度の「トリプルコーク1440(縦3回転・横4回転)」を入れ込んだルーティンを披露し、2位のポジションに。さらに3本目で技の回転と高さを上げたことで大きく得点を伸ばした。

平野海祝は持ち味であるエアの高さを生かし、2本目の75・50点で9位。五輪初出場とは思えない堂々とした滑りを見せた。戸塚優斗は2本目の69・75点で10位。平野流佳は13・00点で12位となった。

銀メダルは92・50点のスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)、銅メダルはヤン・シェーラー(スイス)。

選手は高さ7.2m、長さ220mのコースで滑走し、技の難易度・完成度・高さ・全体構成で評価される。最高得点は100点。決勝は3回の滑走のうち、ベストスコアで競った。

平野歩夢インタビュー

——金メダルおめでとうございます。今どんなお気持ちですか。

平野:ありがとうございます。まだ実感があまりないんですけど、ようやく小さい頃の夢がひとつ叶ったなっていう。ここをとらずには終われないなってところ。今日はずっとやってきたことが全てここで出し切れました。

あと兄弟で一緒に出場できて、その場で自分が勝てたっていうのはお互いにとってすごくよかったと思うし。自分自身の気持ちとしてもここでやりたかった子ことを最後の最後に出し切れて。まぁちょっと2本目の点数とかは納得いってなかったんですけど、そういう怒りを自分の気持ちの中でうまく表現できたというか。

——そうすると3本目は何がなんでもという気持ちだったんですか。

平野:緊張とかではなくて、いつもとはまた違う気持ちというか。思い切って全て出し切る気持ちが集中していて入っていたと思うので、それが最後にうまくクリーンに、完璧に決められたっていうのが本当によかったですね。

——間違いなく史上最高峰の戦い、そしてショーン・ホワイトとの最後のオリンピックでした。今大会、どんなオリンピックでしたか。

平野:ショーンも相変わらずチャレンジを続けていて、出ている(選手の)中でも最年長。僕にはまだ経験できないことをいつも見せてくれている(ショーンの)姿がすごく刺激になりましたし、彼にとってもかなり大きいチャレンジだったんじゃないかなと。

みんながそろっていた決勝だったので、そこでみんなにプッシュされながら一番上に立てて刺激になりました。

——日本中が歓喜にわいています。日本の皆さんにぜひメッセージをお願いします。

平野:ここまで来られたのも家族だったり、身近にいる人たち、そして応援してくれている人たちあっての自分だと思います。自分の納得いく滑りっていうのを皆さんに届けられたんじゃないかなと。それが何か刺激になればそれ以上はないかなと思います。

平野歩夢
平野歩夢 選手

2020東京五輪・スケートボード競技への出場を終え、今度はスノーボーダーとしてメダルを期待されてきた“二刀流”の平野歩夢。しかし一方で、大会期間中、彼はメダルについて言及せず、競い合うというより、どこか自分自身と戦っているようなライディングを見せていた。自分自身の「納得」を貫くその姿は、日本の多くの若手スノーボーダー、ひいては世界中の人に勇気を与えたはずだ。

 

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