「スノーボーダーとして自分たちが恩恵を受けている自然に少しでも恩返しがしたい」この言葉がとても印象的だった。
自然をフィールドに活動しているスノーボーダーが自然の恩恵を受けると共に肌で感じたのは気候変動や自然環境の変化。そのような自然を自らの手で守りたいという思いから環境保全のため「自伐型林業」で持続可能な森づくりに取り組み、「表現者×自伐型林業」というライフスタイルで山を利活用し、自然と共生した多様な生き方を体現しているスノーボーダーや様々なジャンルの表現者により構成された団体がある。
今回は現役スノーボーダーでありながら林業をメインに活動しているDIVERSE LINES CLUBにて代表を務める天野紗智(あまの・さち)さんと同団体でフォレストマネジャーを務める高橋龍正(たかはし・りゅうせい)さんのお二人にインタビューを敢行。自身のスノーボーダーとしての活動、林業を始めたきっかけ、そして今後のDIVERSE LINES CLUBの展望などを聞いた。
スノーボードが見せ続けてくれる新しい世界
初めにお二方のスノーボードとの出会いを聞かせてください。
高橋龍正さん(以下:T):僕が生まれてすぐに父親がスノーボードを始めたため、家族の影響で3歳からスノーボードを始めました。本当に小さい頃から始めたので物心がつく頃には既に滑れていました。毎週のように家族みんなでスノーボードをするようになり、うまくなっていくうちに僕自身本格的に競技として取り組むようになりました。
天野紗智さん(以下:A):私は元々バスケットボールをしていてインターハイやインカレに出場していたアスリートでした。スノーボードは19歳の頃に始めたのですが、ずっとチームスポーツをやってきた私はスノーボードの勝ち負けだけではない、自分のスタイルを「表現する」楽しさを知ってどんどんのめり込んでいきました。
アスリートとしてはどんな経歴をお持ちでしょうか?
T:僕は幼少期から競技をしていたので大会にもたくさん参戦してきました。中学生の頃にプロ資格を取得して何度か全日本選手権優勝も経験しました。18歳の頃には日本代表としてワールドカップも転戦しましたが一年くらい大会を周ってみて、人と競うことはあまり自分には向いてないと感じたので、ビデオ撮影などの作品作りに転向し被写体のライダーとして活動するようになりました。
転向後もいくつかの大会には出場し、2016年に中国の北京であったBeijing summer rail jamが3位、2015年に東京の六本木であったBurton rail daysで日本人最高位の6位になりました。現在はメーカーの広告塔として撮影したり、自分の滑りを表現するために、色々なビデオクルーのメンバーと精力的に作品作りを行っています。
A:スノーボードの「表現」する部分に惹かれて始めたこともあり、うまくなればなるほど、大会で勝ちたいというよりも自分の滑りを映像で表現してみたいと思うようになっていきました。そこからライダーがたくさん出るような大会でリザルトを残したり、色々な人に滑りを見てもらえるようになって、ライダーになるチャンスが巡ってきたことで映像で表現できる機会が増えていきました。
大会での優勝経験が何度かあるくらいで目立った経歴というものは特にありませんが、ライダーとして自分のかっこいいと思うスタイルを表現し、スノーボードの魅力を発信し続けています。
アスリートとして活動してきたからこそ経験できたことはありますか?
T:小学生から20歳くらいまで大会転戦のため冬はほとんど海外にいるような生活をしていたので、世界中色々な国に行って現地でたくさんの友達ができた経験は自分の世界を広げてくれたのでスノーボードを通して得られた貴重な経験です。
また競技を辞めてからもスノーボードを続けていく中で、撮影ライダーとして自分にできることの幅が広がり、スキー場のような決められた場所だけではなく、自分が滑りたかったポテンシャルのある山にも行けるようになりました。競技をしていた頃には見られなかった新しい世界を体験できるようになったので、スノーボードを通じてそういった世界を渡り歩けていることはすごい経験で財産だと感じています。
A:私もスノーボードをしていたおかげで、スノーボードをするためにカナダにワーホリに行くという目的ができて、長期間海外に住むという経験ができました。スノーボードが私を突き動かして新しい世界を見せてくれたことで視野が広がったので、スノーボードをやって本当に良かったです。
また、海外で1年通して充実した生活を送ることができたことで、日本に帰ってきてから冬しかできないスノーボードと仕事をどう組み合わせて向き合っていくかなど、自分の将来について考えるきっかけにもなりました。
昨今のスノーボード業界では、ライダーたちは冬にスノーボードをするため夏場はがっつり働く形が主流なのでしょうか?
A:日本代表やトップクラスの選手は別ですが、ほとんどのライダーは夏場に活動費用を稼いで冬に一所懸命スノーボードをするというサイクルで毎年活動しています。もちろんそのサイクルが一年間通して自分の満足できるライフスタイルとして送れている方は問題ないと思います。でも私に関してはやりたい仕事ができていた訳ではなかったので「どうしたら山の近くでスノーボードも遊びも仕事も境界線無く生活できるのかな?」とずっと考えていました。
スノーボードも仕事も両立できる生活がしたい
スノーボーダーとして活動しながら林業に関わろうと思ったきっかけを聞かせてください。
A:まず山に近い生活がしたいと思い立って、長野県に引っ越して雪山と東京の二拠点生活を始めました。長野県を選んだ理由も東京からそこまで遠くないことから、都内で仕事があっても行き来しやすいだろうという軽い気持ちからでした。
こっちで暮らし始めてからしばらく経った時に知り合いの方から「林業だったらスノーボードをする自由な時間を作りながら暮らせるんじゃない?」というアドバイスをもらったので、まず林業の研修を受けたことが林業に興味を持ち始めたきっかけです。
T:(天野さんと)一緒に会社を立ち上げたので林業に興味を持ち始めたきっかけはほぼ同じですが、僕自身は東京から長野に22-23歳の頃に引っ越してきました。それからここ長野で歳を重ねていくうちにスノーボードを続けながら他のこともやりたいと思うようになりました。現実的にスノーボードだけで食べていくこともずっとできるわけではないと分かっていたので、じゃあ何をしようと考えた時に林業が選択肢にありました。
林業が良いと思った理由は、僕の勝手な想像ではあったのですが、季節に左右されない自由が利く業種なんじゃないかと思っていたからです。そのような自由な部分がスノーボードとマッチしていて、冬はスノーボードしながら時間がある時に林業できるのではと思って始めることにしました。実際に林業をやってみるとすべてが思い通りになるわけではありませんが、自分の時間を自分で作ることができるので、冬はスノーボードに向き合うことができています。根本的に山が好きなので自分に向いている仕事だと思っています。
注目したのは自伐型林業。スノーボードとの共通点は「表現」すること
DIVERSE LINES CLUBを立ち上げて、最初はどのように林業に携わり始めたのでしょうか?
A:2018年に団体を立ち上げたのですが、自分たちで山を持っているわけでは無いのでどうやって始めるかは凄く悩みました。立ち上げ当初は地元の農家さんを手伝ったり、色々なバイトを掛け持ちしたりしながら活動していました。その中で「これから林業で地域の森を守る活動をやっていきたい」という思いを色んな人に話していたら、地域の農家の方が「うちで持っている山があるからそこでやってみないか?」と言ってもらい林業をスタートすることができました。
林業のやりがいを聞かせてください。
A:森を管理していく中で森をどう活用したら面白いのか、また伐採した木を地域の方やおもしろいアイデアを持つ方にどういう風に使ってもらえるかを考えていくとすごく夢が広がります。木をただ売るだけではなく「表現」するために活用できる。そういったことを自分たちで発信できることが楽しいです。
また、何より自然が大好きなので一年を通して森や自然に囲まれて活動することで、仕事と暮らしと遊びの境界線が少ない環境で生活できていることが心地良いです。
T:僕は基本的に現場に出て活動する立場なので、四季を通して寒い日も気持ちいい日も肌で感じながら山の成長を見られることが楽しいです。林業の専門的な話になりますが、林業にも施業方法がいくつかあって一般的に知られている林業は50年くらいのスパンで木を全部切って新しい木を植え直す「皆伐林業」というスタイルになります。
でも僕たちがやっているのは「自伐型林業」という山の中の不必要な木を「間伐」という方法で取り除き、良い木だけを山に残してあげる作業を定期的に繰り返していくスタイルです。一つの山を長い年月ましてや一生かけて面倒見ていくような林業なので、少しずつ山をより良くしていくことにとてもやりがいを感じます。
A:私たちはスノーボードというスポーツで山や自然の恩恵を常に受けているので、自分たちの仕事を通して少しでも自然に恩返ししたいという思いもあります。そういう意味では自分たちが管理する山の状態が長い年月をかけて良くなっていく様子を見られることはとてもこの仕事のやりがいを感じる瞬間です。
やりがいが多い仕事である一方で林業業界の現実的な課題はありますか?
T:実は日本は戦前にしっかり山に木が植えられたこともあって、今では木が大きくてすごく良い山がたくさんあります。でも産業が発展していく中で林業が衰退した様々な歴史的背景もあり、日本の山はたくさんポテンシャルがあるのに活かしきれていないのが現状です。
A:私たちは山主さんの代わりに管理が行き届いていない山の手入れをする活動をしていますが、そのような山が増えている一方で林業者はどんどん減っている現状がある中、山の手入れをすることの大切さをみんなが認知しているわけではないので、なかなか管理を任せてもらえないという課題はあります。私たちとしてはもっとたくさんの山を手入れして良い森を増やしていきたいですが、この思いをみんなに知ってもらうことが難しくてもどかしい部分です。
T:僕たちがやっている自伐型林業に関しても、まだ認知が広がっておらず必要性を感じられている方が少ないので、団体として林業者を増やすための研修会を開いたり、地域の方に自伐型林業のことや山の管理の大切さを知ってもらうために、地域のイベントで「木こり体験」としてノコギリで丸太を切って創作するワークショップも開催しています。このような活動を通してもっとたくさんの人に森を管理する大切さを知ってもらいたいと思っています。
A:また林業者を増やす活動をしている理由は、今地域に私たちのような活動をしている人がほとんどいない現状に加えて、移住者や移住希望者、アスリートでありながら自由に活動したい人たちから「自然と共に暮らしながら仕事をしたい」という声が上がっているからです。
ただ彼らが私たちのように林業を始めるきっかけがほとんど無いので、自ら研修会を開催して仲間を増やしていければ、持続可能な森が増え、自治体や地域の方にも声が届きやすくなるのではと思って精力的に普及活動をしています。
アスリートとしての経験が林業という新たなチャレンジを支えた
今までスノーボーダーとして活動してきた中で「林業」という新たなキャリアへ踏み出すことへのチャレンジはありましたか?
A:林業であれば自由な時間が作れてスノーボードと両立できるのではないかと思って始めましたが、本当に林業で生活していけるのかや事業資金面での不安がすごくありました。でも実際にやってみたら地域の人の理解や応援してくれる人たちの存在があったり、国の助成事業に採択してもらえたりと大きなチャレンジでしたがやってみることで道が拓けていきました。
T:林業はやはり最初の設備投資が個人レベルでできるものではないので、ゼロから始めた僕たちには参入障壁が高く難しかったのですが、管理する山が一つ決まってからはなんとか事業計画や予算をまとめて実際に形にすることができて僕にとってもすごいチャレンジングな経験でした。
また林業は毎日同じ作業のようで全く違うので、日々トライアンドエラーを繰り返しながら前進しています。自然相手の仕事なので怪我などの危険と常に隣り合わせですが、最悪な状況にならないようにセーブしながら作業することもチャレンジングです。現状幸い無事故で活動できているので今後も気を付けてやっていきたいと思います。
スノーボーダーとしての経験が林業に活かされている点もありますか?
A:はい。スノーボーダーとしての活動の中で自分を表現してアピールすることはずっとやってきたことなので、林業でも同じようにやっているだけです。例えば、私は「こんな滑りで魅せます」というのと同じで、林業でも「こんないい森にします」ということをアピールして、活動を広げていくことはスノーボードも林業も一緒だと思います。
また、ただ林業をするというわけでは無く、「アスリートのセカンドキャリア問題の解決を目指す」という活動にも共感して応援してもらったり、スポンサーのような形でサポートしてもらえています。
「林業はかっこいい」を伝えたい
お二方の林業への思いを聞かせてください。
T:自伐型林業の間伐する木を見極めて選木し、良い山を作り上げていくことには美学が詰まっていて、そういったこだわりはスノーボードと通じるものがあると感じています。そのような点からも林業はかっこいいものだと僕は思っているのですが、業界は高齢化が進み、まだアナログな体制でやっているところがほとんどなのでその魅力が伝わっていないんです。
そこで表現者として活動している自分たちが「林業はかっこいい」ということを発信していくことで色々な人が林業に興味を持ち、自分たちのようなライフスタイルをしてみたいと思ってもらえるようにしたいです。
A:スノーボードを含めストリートのスポーツって大体最初はかっこいいからという理由で始めると思うんです。それと一緒で自分たちの活動を通して林業がかっこいいと思ってもらえて、憧れの仕事やライフスタイルになれば嬉しいです。ディバースラインではスノーボードと林業の活動、そしてライフスタイルを合わせた映像も発信しているので、今後も続けていきたいと思っています。
今後どのような活動を考えられているのか聞かせてください。
T:ディバースラインはまだこれからの団体なのでまずは林業の活動の幅を広げ、たくさんの山を管理していきたいと思っています。でも自分たちだけでは限界があるのでもっと周りを巻き込んで仲間も増やしていきたいです。近くの地域に僕たちのような団体が増えていくことで自治体や行政にも声が届きやすくなると思うので、そのためにも今後も積極的に講習会や研修会は開催していきます。
あと僕はやっぱりスノーボーダーなので、個人的には雪山に山小屋を作って泊まれるようにして、次の日の山を滑る生活もしてみたいですね。現実的な山の利活用案としてはマウンテンバイクコースやトレイルランコース、キャンプ場を作るようなことは今後やっていきたいと考えています。
A:私もそのような山の利活用をしたいと思ったのはスノーボードがきっかけでした。特に私がワーホリで訪れたカナダのウィスラーで経験したスノーボードをしながら仕事をして暮らすというライフスタイルは、私の好奇心や探求心を満たしてくれて、日本に帰っても同じような環境作りがしたいという思いにさせてくれました。どこまでできるかは分かりませんがスノーボードと仕事と遊びに境界線がない生活ができたら最高です。
そして林業を通して貢献したいことは、環境保全やセカンドキャリア・デュアルキャリア構築、地域活性化などたくさんありますが、林業と山の利活用をしながら、原点である自然と共に生活したり仕事したりすることの楽しさや豊かさを伝えるということをし続けていきたいです。
セカンドキャリアを考えるアスリートたちに伝えたいこと
自身の経験から現役のアスリートたちへのアドバイスや伝えたいことはありますか?
A:スノーボードでライダーを目指し始めたときから、自分なりに精一杯頑張ったことで、撮影の機会を作ることができたり、海外で滑りたいという次の目標が見えてきました。いつも目の前のことに一生懸命チャレンジしてきたからレベルアップができて今があると思っています。
そのような経験から私が言えることは、目の前の目標に対して全力でチャレンジしてほしいということです。そして目の前のことをやり切った先にある次のステージでも全力でチャレンジする。このようなチャレンジを繰り返していくことで自分が本当にしたいことや目指したいところが見えてくると思います。
T:素直に自分と向き合ってシンプルに好きだと思った環境に飛び込めば良いのかなと思います。仕事にしてもスポーツにしても自分に合うものをやることが一番良いと思っているので、自分としっかり向き合って自分の好きなものを見つけてあげると自ずと自分の行きたい道へ段階を踏んで導いてくれると思います。
セカンドキャリアないしデュアルキャリアを歩む先輩として今後どんなアスリートたちが増えて欲しいですか?
T:最近思うことですが、今の時代一つのことだけに固執する必要はないのではと感じています。もちろん一つのことを続けて極めていくことにも大きな価値があると思っています。でも別にそれ一つだけではなくもう一つやもう二つ付随するものを生活に取り入れることは自分の選択肢を広げてくれると思っているので僕はオススメしたいです。
A:私は自分のやっていることにこだわりを持って欲しいと思っています。どうしてもアスリートは勝ち負けで判断されてしまいますが、自分にしかないスタイルにこだわりを持ち続けていれば、そのかっこよさを認めてもらえたり、そこから別の何かが生まれてくる可能性もあり次のステージでも活かせると思います。自分の信じた道を進み、たくさん新しい世界を見て欲しいです。
一般社団法人ディバースライン(DIVERSE LINES CLUB)について
2018年12月設立。DIVERSE LINES CLUBは表現フィールドである自然を自らの手で守りたいという思いから環境保全に繋がる具体的な方法として「自伐型林業」による長伐期多間伐施業で持続可能な森づくりに取り組んでいる。「表現者×自伐型林業」というライフスタイルで自然を守りながら多様な生き方を体現している。
スローガンは「OUR LINES CREATE A CULTURE」。自分たちが描くラインが新たなカルチャーを作り上げていくことを願ってDIVERSE LINES CLUBと名付けられた。
天野紗智プロフィール
秋田県出身のスノーボーダー。3歳からスキーを始め、19歳でスノーボードに転向。スノーボードを始めて間もなくカナダ・ウィスラーを訪れ壮大なビッグマウンテンで繰り広げられる世界レベルのスノーボードに心動かされ、自分自身も人の心を動かすライダーを目指すようになる。法人立ち上げ翌年の2019年にはスノーボード、自然に対する考え方、森林の活用などをさらに深く知るために再度カナダへ渡る。そして、2020年帰国後ディバースラインの代表として本格的に始動。活動フィールドである自然を守る取り組みとアスリート活動を並行し「環境・人・社会」を豊かにするライフスタイルを目指している。
高橋龍正プロフィール
新潟県出身のスノーボーダー。親の影響で3歳からスノーボードを始める。中学・高校と世界を目指しスロープスタイル日本代表としてワールドカップを転戦。その後Burton rail days 6位、Beijing summer rail jam 3位など国内外の大会で活躍。近年はBurtonライダーとしてビデオ撮影を精力的に行い、ストリートからバックカントリーまで独自性の強いライディングでオールラウンドにこなし国内外のビデオクルーと共に数々の作品に出演している。そしてディバースラインでは取り組みの1つである自伐型林業のリーダーを担い、持続可能な森林を作ることで自分たちの活動フィールドを守り「環境・人・社会」を豊かにするライフスタイルの構築を目指している。
また現在はVECFOOTというスノーボードクルーと映像プロジェクトに取り組んでいる。
VECFOOTとは
浅間の麓で「スノーボード」「クライミング」「マウンテンニアリング」「アート」など、 様々なカルチャーに小さい頃から触れてきた僕らは、気づけば大人になっても深みを探求していた。 自然の中で培った経験と技術と知識を持ち寄り、探求し、記録し、表現していく。
Starring:
Ikumi Imai, Ryusei Takahashi, Kurumi Imai, Isagi Funayama
Film:
Yasuaki Yamagata, Kosuke Kobayashi
Edit:
Kosuke Kobayashi
Design:
Arata Funayama
Support:
BURTON, QUIKSILVER, DRAGON, NIDECKER, FW, ANON, YONEX, HERENESS
SPECIAL EDITION
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
●今日 ○イベント開催日
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danceDJの流すヒットソングに合わせて、即興で自分だけの踊りを見せつけろ!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10/5(土)に名古屋で開催!2024.09.05名古屋のランドマーク、テレビ塔の真下で「Red Bull Dance Your Style」がフリーイベントとして開催決定! 歴代のヒットソングで踊り、会場を盛り上げたダンサーが勝つというシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の2024年度の日本最終予選大会となる「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」が10月5日(土)に名古屋の中心地「久屋大通公園」で観覧無料のフリーイベントとして開催される。 今大会には全国からヒップホップ、ハウス、ロッキングなど、さまざまなジャンルのストリートダンサーたちが集結。最新ヒットソングから往年のポップス&ダンスクラシックまで、DJが何をプレイするか予測不能な状況で、国内屈指のダンサーたちは観客を盛り上げ、歓声を勝ち取ることができるのか。 レディー‧ガガ、ブルーノ‧マーズ、ビリー‧アイリッシュ、ケンドリック‧ラマーなど大人気トップアーティストの楽曲はもちろんのこと、アース‧ウインド&ファイアーやバックストリート‧ボーイズなど色褪せない往年の人気アーティストの人気曲、さらに最新のJポップまで誰もが知るヒットソングに合わせて、日本トップクラスのダンサーたちが踊る様子は大いに盛り上がること間違いない。 ©Red Bull Content Pool 2022年にはこの大会で優勝してワールドファイナルに勝ち進んだTHE D SoraKiが観客や会場、さらには音楽までも味方につけ、破竹の勢いで決勝に進出すると、世界30カ国以上のストリートダンサーの中から見事にワールドチャンピオンの称号を勝ち取る快挙を日本に持ち帰った。 またワールドファイナルで彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 ©Red Bull Content Pool このシンプルでありながら、人生を変える転機にもなり得るダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本チャンピオンは、2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会への切符が手に入れることができる。 本大会の出場は基本的に招待制。今年は東京と大阪の予選を通過した2名と、招待されたダンサーたち計16名が、10月5日(土)に名古屋で開催される「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final 」に集結する。 また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。観客は自分が最も好きなパフォーマンスをしたダンサーに投票するだけ。誰よりも観客を盛り上げ、会場の空気を支配したダンサーが勝者となるシンプルなルールなのだ。 是非あなたの1票で次の世界王者を誕生させて欲しい! 出場選手名一覧 IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi料金:観覧無料※13時に観覧エリアへの入場が可能となります。※事前の場所取りはご遠慮ください。 ※一般道線の確保や周辺店舗への配慮のため、開場時間前の待機はご遠慮頂く場合があります。 ※観覧においては当日のスタッフや警備員の指示に従っていただきます。 ※今後イベント注意事項を追加する場合がありますので、ホームページにてご確認ください。
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othersパリ五輪で活躍したShigekixと中山楓奈も来場!山口・宇部でアーバンスポーツを楽しもう「UBE URBAN SPORTS FES 2024」2024.09.032024年9月29日(日)に山口県宇部市の常盤通り(国道190号)特設会場にて「UBE URBAN SPORTS FES 2024」が開催される。「UBE URBAN SPORTS FES」は都市の風景を舞台に、自分の身体や技術を自由に表現するアーバンスポーツの魅力を身近に感じて楽しむことができるイベントであり、宇部市の中心市街地のウォーカブル化に合わせて開催することで、市民や観戦者に新しい楽しみ方や交流の機会を提供し、都市の魅力を高めることを目的としたイベントだ。 昨年も開催され、大盛況で幕を閉じた本イベントが今回も宇部に帰ってくる。なお今回は、この夏パリ五輪にて大活躍を見せたShigekix(ブレイキン男子日本代表)・中山楓奈(スケートボード・ストリート女子日本代表)の2選手を特別ゲストに迎えるスペシャルトークショーをはじめ、トップアスリートによるデモンストレーションと体験会といったさらにパワーアップしたアーバンスポーツイベントが宇部市の中心市街地である常盤通り(国道190号)で特設会場を設置して開催される。 以下では本イベントで楽しめる注目のスポーツコンテンツを紹介。 アーバンスポーツコンテンツ紹介 SPECIAL TALK SHOW Shigekix(シゲキックス)/ 半井重幸(ナカライ・シゲユキ)プロフィール 7歳でBreakingを始める。2018年ブエノスアイレスユース五輪にて銅メダルを獲得。2020年「RedBull BC One World Final」にて世界最年少で優勝。2020年、2022年、2023年とJDSF全日本ブレイキン選手権を3連覇。2023年アジア競技会にて金メダルを獲得し、パリ五輪出場を内定。これまでに47回の国際大会での優勝経験を誇り名実共に日本代表するブレイクダンサーである。 Shigekix ©︎株式会社IAM 中山楓奈(ナカヤマ・フウナ)プロフィール パリ五輪スケートボード日本代表/東京五輪スケートボード銅メダリスト9歳の誕生日にコンプリートデッキを買ってもらい、本格的にスケートボードを始める。16歳で臨んだ東京2020オリンピックでは、予選を全体1位で通過し、銅メダルを獲得。2022年7月に行われたパリ五輪代表選考大会「Street Skateboarding Rome 2022」では国際大会で初優勝を果たした。パリ五輪に向けて熾烈な日本人代表争いを経て、6月に行われたオリンピック予選シリーズ・ブタペスト大会で同日最高得点となる「ヒールフリップバックサイドリップスライド」を決め、3位入賞し大逆転で内定を決めた。また大会だけでなく、2022年11月にはアジア人女性として初めて「THRASHER MAGAZINE」の表紙となるなどストリートでの撮影にも注力。「自分の見せたい技を決める」ことを信念に、日々進化を遂げている。 中山楓奈 ©︎ムラサキスポーツ スケートボード (デモンストレーション・体験会) パリオリンピックでも盛り上がったスケートボード。普段ではなかなか見れないプロスケートボーダーの中山楓奈によるデモンストレーションや、実際にボードに乗って体験してもらえる「体験会」も無料開催。是非この機会に生で世界レベルのスケートボードを体感してほしい。 中山楓奈のハーフキャブヒールフリップ <デモンストレーション>東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈によるトリック披露 <体験会>対象:小学生以上1回目 10:30~(60分) 2回目 11:45~(60分)3回目 13:00~(60分)4回目 14:30~(60分) スケートボード体験会申し込みはこちらから! ブレイキン (ショーケース・体験会) ブレイクダンスとも呼ばれ、音楽に乗せて体のあらゆるところを使ったアクロバティックな動きを繰り広げるスポーツ。2024年のパリオリンピックでは公式競技として大いに世界を賑わせた!体験会ではトップダンスチーム「九州男児新鮮組」による簡単なフットワークやフリーズなど初めてブレイキンを体験する方でも参加しやすい内容をレクチャー予定! 九州男児新鮮組 <ショーケース>パフォーマー:九州男児新鮮組スタジオMJダンススクール所属。2000年結成の福岡県久留米市出身のダンサー総勢20名以上で構成された日本を代表する若きエンターテイメントチーム。人間とは思えない動きで見る人すべてを魅了する「ブレイクダンス」を武器に日本全国さらには海外のテレビ出演やゲストライブなど「久留米から世界へ!」を掲げ活躍中。 ブレイキン体験会の様子 <体験会>対象:小学生以上1回目 10:30~(45分間)2回目 14:00~(45分間) ブレイキン体験会申し込みはこちらから! ダブルダッチ (ショーケース・体験会) 2本のロープを使って跳ぶなわとびで、ロープの中でジャンプをしながらダンスやアクロバットをするスポーツ。誰でも簡単に体験できるのもダブルダッチの魅力!ダブルダッチはジャンプさえできれば誰でもできる!体験会に参加して様々な跳び方にチャレンジしてみよう! NEWTRAD <ショーケース>パフォーマー:NEWTRAD世界チャンピオンやシルク・ドゥ・ソレイユ出演者、Z世代のカリスマメンバーも在籍する⻄日本唯一のプロチームであり、2024年7月に開催された世界大会への出場も果たしたプロダブルダッチチーム。 ダブルダッチ体験会の様子 <体験会>対象:小学生以上(小学生以下でもジャンプできればOK)1回目 11:45~(45分間)2回目 15:00~(45分間) ダブルダッチ体験会申し込みはこちらから! パルクール (体験会) パルクールとはフランス軍発祥のトレーニングカルチャー。「走る」「跳ねる」「乗り越える」「掴まる」「バランスを取る」動作の基本である5大基礎能力を伸ばすことによって、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを行うアクティビティ。今ではヨーロッパを中心に世界中でパルクールが実践され、スポーツとしても世界大会が開催されている。あなたのバランス感覚や身体能力を目覚めさせる様々なミッションにチャレンジしよう! パルクール体験会の様子 <体験会>対象: 3歳以上1回目 10:30~(45分間)2回目 12:00~(45分間)3回目 14:00~(45分間) パルクール体験会申し込みはこちらから! JUN 講師:JUN中学1年生の時にパルクールに出会い、学生時代は全てパルクールに注ぎ現在まで15年以上のパルクール実践歴を持つ。 地元山口県(宇部市)にて幅広く活動を通し、2016年から福岡県へ進出して九州一のパルクールチーム「Fukuoka Parkour Connection」に所属。 現在はチームで運営するパルクールジムで講師として携わり、パルクール講師として体験会や様々なイベントを通してパルクールの普及活動を行っている。 パルオニ (体験会) 『鬼ごっこ』×『パルクール』の究極の鬼ごっこスポーツが宇部市に上陸!競技の専門性によらない、誰でも行う『あそび』を競技化。安全面が配慮され、運動機能を自然と向上させるキッズ用の障害物が置かれた指定エリアの中で、1対1の「20秒間鬼ごっこ」をする究極の鬼ごっこスポーツ!「追う側」「追われる側」に分かれ、どちらが早くつかまえることができるかを競う。子ども同士、親子で遊べるパルオニをみんなで楽しもう! パルオニの様子 <体験会>対象: 3歳以上1回目 11:15~2回目 12:45~3回目 14:45~ パルオニ体験会申し込みはこちらから! 3×3 (クリニック・ミニ大会) 昨年に引き続き、キッズ向けの3×3バスケットボールトーナメントを開催。未来のスター選手たちが熱戦を繰り広げる。プロチーム「スリストム広島」も特別参加し、バスケットボールクリニックに加え、プロチーム同士によるハイレベルなエキシビションマッチも実施。プロの迫力あるプレイを間近で観戦しながら、3×3バスケットボールの奥深さを体感できる贅沢なこの機会に子どもから大人まで3×3の魅力を存分に楽しんで欲しい。 クリニック 11:30~(45分間)ミニ大会 12:45~ 3x3体験会申し込みはこちらから! イベント概要 イベント名:UBE URBAN SPORTS FES 2024 開催期間:2024年9月29日(日)会場:山口県宇部市常盤通り(国道190号)特設会場入場料:無料主催:宇部市企画・運営:株式会社GATHER メディアパートナー:FINEPLAY 問い合わせ先:宇部市観光スポーツ文化部スポーツ振興課Email:info@ubeusfes.jp
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danceジュニア世代が活躍する世界最大級のブレイキン大会!「東急不動産ホールディングス BREAKINʼ SUMMIT 2024」2024.09.022024年9月7日(土)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第二体育館にて「東急不動産ホールディングス BREAKIN’ SUMMIT 2024」が公益社団法人日本ダンススポーツ連盟主催の下で開催される。本イベントはパリ2024オリンピックの影響もあり、近年盛り上がりを見せるブレイキンシーンにおいて、ジュニア世代が中心となる大規模な大会が国内外問わず開催されていない背景を鑑みて、ブレイキン大国である「日本」から、世界に発信できる世界最大のジュニア大会となることを目論み今回初開催する。その想いに共感し、イベントのアンバサダーにShigekix(半井 重幸)が就任。本イベント当日はダンスショーや表彰プレゼンターを担当するなど、イベントの演出やホスピタリティにアンバサダーとして積極的に参画。以下はそんなShigekixからのコメントだ。 イベントアンバサダーShigekix(半井重幸)のコメント 自分が小さい頃の経験を振り返ると、同じ世代の仲間と共に練習したり、大会に向けて準備をしたり、がんばったり、そういう環境が自分を成長させてきたと思っています。その時間は、少年だった自分にとって青春だったし貴重なものでした。これから活躍するBboysやBgirlsにとって、このイベントがそういうものになればいいなと思っています。アンバサダーとして運営のみなさんと一緒に価値のあるイベントを創れるようにがんばって取り組んでいきます。ご期待ください。 大会ルール 今大会には同じ都道府県に在住しているメンバー5名から8名で構成されたチームが出場可能。予選では3チームによるリーグ戦を4サークルで行い、各サークル3名の審査員でリーグ戦の勝敗をつけていく。第1から第4までのリーグを進め、各リーグ1位のチームがTOP16トーナメントへ進出。リーグ内で同率があった場合は代表者1名による延長戦を行い、また3チームとも同率の場合は三つ巴の延長戦となる。 予選 AサークルBサークルCサークルDサークル第1リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第2リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第3リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム第4リーグ3チーム3チーム3チーム3チーム TOP16トーナメントは同じく4サークルのまま進行し、勝ち上がった上位8チームがメインステージへ進出となる。メインステージからは1サークルとなり、特別審査員を加えた13名でジャッジしてトーナメントの優勝チームを決定する。 バトルルール 全てのバトルが最大12分間、以下の内容の1チーム5ラウンド形式となる。 1チームラウンド1ラウンド2ラウンド3ラウンド4ラウンド5形式ソロソロルーティンソロルーティン制限時間1分以内1分以内1分30秒以内1分以内1分30秒以内 ソロ:必ず1名で踊る。(コマンドーなどは禁止)ルーティン:必ず1名以上で踊る。(制限時間内であればソロに繋げるのは可) キャスト 大会概要 大会名:東急不動産ホールディングスBREAKIN’ SUMMIT会場:国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)スポンサー:東急不動産ホールディングス株式会社 / ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 / 株式会社みずほフィナンシャルグループ / 株式会社コーセー / 第一生命保険株式会社 / AlphaTheta株式会社 / バリュエンスジャパン株式会社 / 味の素株式会社日時:2024年9月7日(土)09:00(予定)… OPEN - エントリー受付開始10:30(予定)… START - 予選リーグ開始17:00(予定)… MAIN OPENING - TOP8開始19:30(予定)… CLOSE - イベント終了観戦チケット情報:LivePocket-Ticket-にて前売り券好評発売中。※詳細は関連リンクのチケット販売サイトにてご確認ください。
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surf5日間にわたる激戦となったS.LEAGUE開幕戦『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』を制したのは2024.08.30茨城県大洗町磯場ポイントでS.LEAGUE開幕戦となる「第28回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯」が2024年8月21日〜8月25日の5日間に渡って開催された。今回の開幕戦はショートボード、ロングボード、マスターズが同時開催となり、波の状況に合わせてショートボードとロングボードの試合が行われるのも新たな試みとなった。ロングボードは磯場ポイントでの試合は初めてということもあり、今回初めて会場に訪れた選手も多かった模様。 会場となる磯場ポイントはインサイドに岩があり、波の変化が激しいポイントの1つ。潮の満ち引きで波数が少なくインサイドの岩を考慮して演技をしなくてはならない時間帯や、風の影響で海面が乱れることもあったが5日間を通して腹〜胸サイズの波が押し寄せていた。また、波が来ない状況の時はインターバルを取り、選手が自身のパフォーマンスを発揮しやすいように運営側も配慮して行っていた。 ショートボード男子の優勝は兄弟対決を制した西優司が優勝 優勝した西優司 ©︎S.LEAGUE 決勝はパリ2024オリンピックに出場し日本人サーフィン最高位の5位入賞を果たした稲葉玲王を準決勝で破り、昨年のJPSAグランドチャンピオンに輝いている西慶司郎。対する相手は西慶司郎の実弟、西優司と兄弟対決となった。決勝戦、先に動き出したのは兄の慶司郎。インタビューでも「一対一の戦いでは相手より先に動きたい」と語っていた言葉の通り仕掛けてきた。リズム良く点数を重ね、相手にプレッシャーをかける。対する弟の優司はじっくりと良い波を待つ兄、慶司郎とは対照的な試合運びで戦い、グッドスコアを2本揃えた弟、優司が優勝。海から上がってくると長男の西修司、ファイナルを戦った次男、西慶司郎に担がれ嬉しい開幕戦優勝となった。インタビューでは涙で言葉を詰まらせながら、サポートしてくれている方への感謝の思いを語った。 ショートボード女子は中塩佳那が優勝 優勝した中塩佳那 ©︎S.LEAGUE ショートボード女子の決勝戦は中塩佳那と川瀬心那の戦い。序盤から動きながら波に乗り、点数を重ねる川瀬。対する中塩は準決勝の戦い方と同様に自分の狙っている波をじっくり待つ戦略で決勝戦も戦う。中塩の試合運びが功を奏し、エクセレントスコアを2本揃え優勝。技術力の高さに合わせて限られた試合時間の中で良い波を見つけ、その良い波の1番良いポジショニングから波に乗る”波を見極める力”を兼ね備えている中塩が今シーズンも開幕戦から強さを見せた。 ロングボード男子の優勝は浜瀬海 優勝した浜瀬海 ©︎S.LEAGUE ロングボード男子の決勝は浜瀬海、田岡遼平、森大騎、堀井哲の4名での戦いとなった。今シーズンからWSLの「Longboard Tour Championship Series」に参戦している浜瀬が10点満点中の9.5ポイントとバックアップに8.25ポイントの2本を揃え全員をコンビネーションに追い込む圧倒的な強さを見せ優勝。2位となった田岡は今回が初ファイナル。若手のプロロングボーダーの1人。今後の活躍に期待したい。 ロングボード女子の優勝は田岡なつみ 優勝した田岡なつみ ©︎S.LEAGUE ロングボード女子の決勝は田岡なつみ、吉川広夏、榊原頼子、大橋寛子の4名での戦い。田岡が4本目に9.25ポイントをスコアし、榊原と大橋はコンビネーションに追い込まれる。吉川はトップスコアを8ポイント、バックアップを7.65ポイントとし優勝するために必要なスコアが8.46ポイント。吉川は果敢に攻めるも逆転に必要なスコアを出すことができず田岡が優勝。田岡は現在WSL Longboard Tour Championship Seriesで3位という素晴らしい成績を残している中、S.LEAGUE開幕戦の優勝を飾った。 大逆転でマスターズ初優勝を飾った河野正和 優勝した河野正和 ©︎S.LEAGUE マスターズ決勝は、牛越峰統、原田正規、河野正和、今村厚の4名。セットの波を掴んだ原田が7ポイントをスコアし試合を終始リード。河野が中盤で掴んだ波で8.75ポイントをスコア。優勝する為に必要なスコアが4.25ポイント。試合終了間近に入ったセットを掴み、7ポイントを出し見事逆転優勝。河野は茨城サーフィンクラシックのショートボード男子の初代優勝者でもあり、嬉しいマスターズ初優勝となった。 新たなスタートを切ったS.LEAGUE サイン会の様子 ©︎S.LEAGUE JPSAから新たにS.LEAGUEとなり初めての試合となったが、会場には大型スクリーンが併設され、フードトラックも並んでいたりと試合観戦がより充実した時間を過ごせるようになっていた。また、選手の入場の際には紹介のアナウンスに加え豪華な演出が加わり選手の個性を垣間見ることが出来るのも見どころの1つとなっていた。試合終了後には出場していたプロサーファーのサイン会が行われ選手のモチベーションにもなるはずだ。 今シーズンは今大会の第28回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯から始まり、来年の4月まで行われる。次戦はショートボードとマスターズは2024年10月17日〜10月20日(予備日:10月21日)静岡県下田市・多々戸海水浴場にて、またロングボードは2024年9月15日〜9月16日(予備日:9月17日)神奈川県茅ヶ崎市・茅ヶ崎パークにて第2戦が開催される。新たにスタートしたS.LEAGUEの動向が見逃せない。 『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果 《ショートボード男子》1位 西優司2位 西慶司郎3位 稲葉玲王、田中大貴 《ショートボード女子》1位 中塩佳那2位 川瀬心那3位 宮坂麻衣子、川合美乃里 《ロングボード男子》1位 浜瀬海2位 田岡遼平3位 森大騎4位 堀井晢 《ロングボード女子》1位 田岡なつみ2位 吉川広夏3位 榊原頼子4位 大橋寛子 《マスターズ》1位 河野正和2位 原田正規3位 今村厚4位 牛越峰統
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surfパリ五輪で活躍した松田詩野と稲葉玲王も出場!WSL QSの日本ラウンド開幕戦「whitebuffalo OMAEZAKI PRO 2024」の見どころと楽しみ方2024.08.28国内最高グレードのサーフィンの大会であるQS3000にカテゴライズされた「whitebuffalo OMAEZAKI PRO 2024」が静岡県御前崎市「御前崎ロングビーチ」 にて、2024年9月4日(水)~9月8日(日)の5日間にわたって開催される。 本大会はサーファーたちの憧れの舞台「WSLチャンピオンシップツアー(以下:CT)」への参戦に向けて、避けては通れない2025年の「WSLチャレンジャーシリーズ(以下:CS)」の出場権がかかるQS3000大会、ひいては早くも2028年ロサンゼルスオリンピックに向けた日本代表選考にも関わる大会となる。 そんな日本のトップサーファーにとって重要な本大会を、過去にワールドサーフリーグ(以下、WSL)のツアーを日本に6度誘致して来た実績を誇るwhitebuffaloがここ静岡県御前崎市では2度目として開催。 そして今回は、8月上旬にパリオリンピック終えたばかりの、松田詩野(TOKIOインカラミ所属)・稲葉玲王の2選手が出場する凱旋大会としても注目を集めており、彼らをはじめとした日本のトップサーファーたちがしのぎを削る戦いに期待が高まっている。 以下は今大会注目のトップサーファーたちだ。 今大会注目選手 稲葉玲王 ©︎ISA / Beatriz Ryder 男子:稲葉 玲王 (イナバ・レオ):パリ2024オリンピック日本代表 男子5位入賞、2023年第4回ジャパンオープンオブサーフィン 優勝大原 洋人 (オオハラ・ヒロト):東京2020オリンピック日本代表 男子5位入賞、CSランキング現在15位、2024年WSL「Baler International Pro」優勝伊東 李安琉 (イトウ・リアル):2024年WSL QS5,000「Nias Pro」3位、OMAEZAKI PRO2023優勝西 慶司郎 (ニシ・ケイジロウ):2021年、2023年JPSAグランドチャンピオン 松田詩野 ©︎ISA / Pablo Jimenez 女子:松田 詩野 (マツダ・シノ):パリ2024オリンピック日本代表、2024年WSL QS5000「Krui Pro」3位、2024年WSL、2024年WSL QS3000 「 Tamil Nadu International Surf Open 」 準優勝都筑 有夢路 (ツヅキ・アムロ): 東京2020オリンピック日本代表女子銅メダリスト、2023年WSL QS3000「Siheung Korea Open」 優勝、2023年第4回ジャパンオープンオブサーフィン 優勝松岡 亜音 (マツオカ・アノン):2023年ISAワールドジュニアチャンピオン、2023年WSL QS5,000「Krui Pro」優勝池田 美来 (イケダ・ミライ):2024年WSL QS5,000「Krui Pro」優勝、2024年WSL「Krui Pro Junior」優勝 大会告知映像解禁!NFTアーティスト集団「NEO TOKYO PUNKS」の NIKO24氏がサーフィン大会とコラボレーション! 大会告知映像が完成!!今大会のポスターや映像は、イラスト及びモーショングラフックは NFTアーティスト集団「NEO TOKYO PUNKS」のNIKO24氏が担当。楽曲「Surfer‘s high」はAI技術をとり入れて今回の為に制作され、声優の金 香里(キムヒャンリ)が歌手として参画している。 今回クリエイティブディレクターとして、メインスポンサーを務めるwhitebuffaloを展開する株式会社ケイズプロジェクト代表の小辻富明は、「サーフィンのイメージというか世界観は意外とステレオタイプでワンパターンなんです。だからそこに少し異質なカルチャーをプラスして遊んでみたくなったんです。アニメーションは日本が世界を席巻するカルチャーです。だから楽曲もアニメの主題歌風なものをつくってみました。 そうすることで今までサーフィンにまったく関心のなかった層が少しでも関心を持ってくれたらそれでいいかなと」と語った。 https://youtu.be/R4vtVo3IdnY 来場者必見!更に御前崎の地を盛り上げる豪華サイドコンテンツに参加しよう! 昨年のUrban Sports Camp in Omaezakiの様子 そして今回は本戦の観戦のみならず、子どもから大人までたくさんの来場者がこの御前崎の地での時間を身体を動かしながら楽しめるように、老若男女が参加できる様々な体験型サイドコンテンツが用意されている。是非大会観戦の合間時間で、今回は様々なアーバンスポーツを通して夏の御前崎をご家族やお友達と一緒に心から楽しんでいただきたい。 Urban Sports Camp in Omaezaki 昨年のUrban Sports Camp in Omaezakiの様子 「Urban Sports Camp」は、東京オリンピックそしてパリオリンピックでも国境や超越した感動を世界に届け、注目を浴びた新しい可能性を秘めるアーバンスポーツを通じて日本全国に笑顔を届けることを目的に立ち上げられたアーバンスポーツツーリズムプロジェクト。今回は昨年も開催されたこの御前崎の地で「フリースタイルフットボール」と「スケートボード」の2種目のショーケースと体験会を開催!一流アスリートによるパフォーマンスはもちろんのこと、アーバンスポーツにチャレンジできる体験会も設けている。「Urban Sports Camp in Omaezaki」で最高の思い出を作ろう! イベント名:Urban Sports Camp in Omaezaki日時:2024年9月7日(土)場所:市営 薄原駐車場 【フリースタイルフットボール】ショーケース&体験会スケジュール ・1回目 12:30~13:15・2回目 14:00~14:45・3回目 15:30~16:30来場講師:Yu-to Yu-to Yu-to / フリースタイルフットボーラー:静岡県御前崎市出身。5歳からサッカーを始め、中学2年生の時にフリースタイルフットボールに出会う。高校生の日本一を決める「High school No.1」では大会史上初の2連覇を果たす。SNSでは合計60万フォロワーを獲得し、現在は東京を拠点に全国各地で活動中。 【スケートボード】スケートデモ&体験会スケジュール ・1回目 12:00~12:45・2回目 13:30~14:15・3回目 15:30~15:45来場講師:中坂優太、原悠真、菊池泰世 中坂優太 中坂優太 (ナカサカ・ユウタ) / プロスケーター:静岡のスケートシーンを牽引してきたプロスケーター。現在は指導者として活動。世界ランキング上位の小野寺吟雲、青木勇貴斗、根附海龍を幼少期に指導。2024パリオリンピックでは、ツイ・チェンシー(中国)をストリート女子4位と同国史上最高位に押し上げた。 原 悠真 原悠真 (ハラ・ユウマ) / スケーター:回し系を得意とするテクニカルスケーター。静岡のスケートシーンを長く牽引する人物。 菊池泰世 菊池泰世 (キクチ・タイセイ) / スケーター:Instagramフォロワー12万人越え。幼少期からミニランプを得意とする世界で注目されるスケーター。2024上海XGAMESに出場予定。 当日申込み可!体験会参加者には「Urban Sports Camp」バッチをプレゼント! ティラノサウルスレース in 御前崎 御前崎に新たな伝説が誕生!地元高校生が企画した「ティラノサウルスレース」で、まさに史上最強の恐竜になりきって走り抜けよう!子どもから大人まで誰でも参加できるこのイベントは、スリル満点のかけっこや、友達同士で楽しめる動画撮影、さらに他にもワクワクするアクティビティが盛りだくさん! 家族や友達と一緒に、笑いと興奮が止まらない一日を過ごしませんか?ユニークな写真や動画をSNSでシェアして、みんなに自慢しちゃいましょう!参加者には素敵な記念品も用意しています。是非ご参加ください。 日時:2024年9月7日(土) 受付開始 11:00 イベント開始 12:00~14:00場所:静岡県御前崎市 御前崎ロングビーチ参加費:1,000円体験可能コンテンツ:ティラノサウルスレース、スポーツスタッキング、スラックレール参加アーティスト:岡井一貴主催:榛原高校グローカル部・WSL御前崎プロ実行委員サポート:株式会社ハジキお申込みは下記リンク内フォームより 大会概要 大会名:whitebuffalo OMAEZAKI PRO2024 開催期間:2024年9月4日(水)~9月8日(日)会場:静岡県御前崎市「御前崎ロングビーチ」カテゴリー:Men's Qualifying Series 3000 / Short Board 88 名 Women's Qualifying Series 3000 / Short Board 40 名 主催:WSL 御前崎プロ実行委員会特別協賛:white buffalo ※株式会社ケイズプロジェクト 公認:WSL/ASIA(APAC) 後援:静岡県/御前崎市/御前崎市商工会/御前崎市観光協会 協力:日本サーフィン連盟静岡2区支部/御前崎ローカルサーフコミュニティ 御前崎スマイルプロジェクト/NPO 法人サーフアンドシー 放送配信:WSL 公式 YouTube