「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」開催。優勝の大原洋人・前田マヒナが世界大会出場権を獲得、東京オリンピックへ一歩前進

2020.11.04
FINEPLAY編集部
優勝した大原洋人(左)と前田マヒナ ©JAPAN OPEN OF SURFING

エルサルバドル世界大会出場者を選出する「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」が2020年10月31日(土)から3日(火・祝)までの4日間にわたり、千葉県一宮町・釣ヶ崎海岸で無観客試合として開催された。

エルサルバドル行きを決めたのは

第2回ジャパンオープンオブサーフィン」は3日、男子クラス 大原洋人、女子クラス 前田マヒナが優勝を果たし、幕を閉じた。両者は2021年5月開催予定「2021 ISAワールドサーフィンゲームス・エルサルバドル大会」(以下、WSG)の出場権を獲得した。WSGは東京オリンピック出場を決める足掛かりとなる世界大会。出場権の最後の1枠(男女各1名)を争うだけに、各ヒートは苛烈を極めた。
大会最終日、釣ヶ崎海岸の天気は早朝から小雨、午後にかけて徐々に曇りとなった。風は北西4m/sの弱オンショアで、アベレージ腹〜胸サイズの波が速めにブレイクするコンディション。時折バックウォッシュが入る、よれた波が目立った。

大原洋人 ©JAPAN OPEN OF SURFING

男子クラス決勝は大原洋人、稲葉玲王、西優司、松原渚生の4人がクレジット。後半戦、残り時間11分を切ったところで西が滞空時間のあるエアーリバースを成功させ、6.10をスコア。そのまま西が逃げ切るかと思われたが、残り時間7分で大原がライト方向の波にテイクオフ。深いボトムターンから3連続のオフザリップを当て込み、8.33の今大会ハイエストスコアをマーク。続いて稲葉もバックサイドで大きなスプレーを上げるリップを披露し、7.17を出す大混戦となった。

大原洋人 ©JAPAN OPEN OF SURFING

逆転の末に合計ポイント13.30を組み立て、優勝を飾った大原洋人は、試合後のインタビューで「地元の海(釣ヶ崎海岸)で優勝できて素直に嬉しい。オリンピック出場のために、この大会だけは優勝したいと思い、どんな波のコンディションでもパフォーマンスできるように納得いくまで練習を重ねていた。なので、決勝戦は良いコンディションではなかったが、あまりプレッシャーは感じなかった。試合中は波に多く乗ることよりも、確実に優勝を狙える波を探していた。後半のライディングに高得点を付けてもらえて満足。昨年の宮崎の試合(ISA)で負けてオリンピック代表内定を逃したので、来年の試合(エルサルバドル)に向けて練習やトレーニングを続けて調整していきたい」とコメントした。

大原洋人 ©JAPAN OPEN OF SURFING
前田マヒナ ©JAPAN OPEN OF SURFING

女子クラス決勝メンバーは前田マヒナ、野中美波、川合美乃里、松田詩野。松田がエルサルバドル世界大会の出場権を獲得済みのため、実質3人の出場権争いとなった。試合冒頭、ライト方向の波をバックハンドで攻めた前田が5.67をスコア。続いて川合もオフザリップのワンマニューバーで4.27をスコアするも、それ以上の点を伸ばせず、前田が逃げ切る流れとなった。

前田マヒナ ©JAPAN OPEN OF SURFING

合計ポイント9.47で決勝を制した前田マヒナ。ハワイ出身の前田は10月の来日後、茅ヶ崎市の知人宅で2週間、外出自粛をしていたという。「部屋では、海外のコーチから教わった呼吸法やメンタルトレーニング、柔術トレーニングをして過ごしていた」と振り返り、「勝てて嬉しい。応援してくれたみんなにありがとうと言いたい。オリンピック目指して頑張ります」と笑顔で締めくくった。

前田マヒナ ©JAPAN OPEN OF SURFING

2021 ISAワールドサーフィンゲームス出場選手/サーフィン日本代表選手「波乗りジャパン」

©JAPAN OPEN OF SURFING

<男子>
五十嵐 カノア/カリフォルニア出身/1997年10月1日生 
大原 洋人/千葉県出身/1996年11月14日生
村上 舜/神奈川県出身/1997年3月3日生 

<女子>
都筑 有夢路/埼玉県出身/2001年4月5日生 
前田 マヒナ/ハワイ出身/1998年2月15日生
松田 詩野/神奈川県出身/2002年8月13日生
※敬称略・五十音順

大会結果

<男⼦>

優 勝:⼤原 洋⼈(おおはら・ひろと)/千葉県出⾝/1996 年11 ⽉14 ⽇⽣
準優勝:稲葉 玲王(いなば・れお)/千葉県出⾝/1997 年3 ⽉24 ⽇⽣
第3 位:⻄ 優司(にし・ゆうじ)/⼤阪府出⾝/2000 年6 ⽉13 ⽇⽣
第4 位:松原 渚⽣(まつばら・しょう)/千葉県出⾝/2003 年3 ⽉23 ⽇⽣

<⼥⼦>

優 勝:前⽥ マヒナ(まえだ・まひな)/ハワイ出⾝/1998 年2 ⽉15 ⽇⽣
準優勝:野中 美波(のなか・みなみ)/埼⽟県出⾝/2001 年8 ⽉22 ⽇⽣
第3 位:川合 美乃⾥(かわい・みのり)/徳島県出⾝/2000 年12 ⽉14 ⽇⽣
第4 位:松⽥ 詩野(まつだ・しの)/神奈川県出⾝/2002 年8 ⽉13 ⽇⽣

大会ギャラリー

西優司 ©JAPAN OPEN OF SURFING
稲葉玲王 ©JAPAN OPEN OF SURFING
松原 渚生 ©JAPAN OPEN OF SURFING
川合美乃里 ©JAPAN OPEN OF SURFING
松田詩野 ©JAPAN OPEN OF SURFING
野中美波 ©JAPAN OPEN OF SURFING

⼤会概要

⼤会名称︓第2 回ジャパンオープンオブサーフィン(英名︓THE 2nd JAPAN OPEN OF SURFING)
開催期間︓2020 年10 ⽉31 ⽇(⼟)〜3 ⽇(⽕・祝) =4 ⽇間=
※予備⽇︓4 ⽇(⽔)
※10 ⽉31 ⽇と11 ⽉1 ⽇午前中にて、トライアル強化合宿を実施。
※詳細は公式HP をご覧ください。
⼤会会場︓千葉県⼀宮町 釣ヶ崎海岸
主 催︓⼀般社団法⼈⽇本サーフィン連盟(NSA)
共 催︓⼀般社団法⼈⽇本プロサーフィン連盟(JPSA)
主 管︓ジャパンオープンオブサーフィン実⾏委員会
協 賛︓アース製薬株式会社、株式会社マツモトキヨシ、エイベックス株式会社、株式会社乃村⼯藝社、ベイエフエム、デサントジャパン株式会社、朝⽇新聞社、デイリースポーツ
後 援︓千葉県、⼀宮町、⼀宮町教育委員会、⼀宮町観光協会、海上保安庁
協 ⼒︓株式会社ハンディ、株式会社エイ出版社
出場選⼿︓男⼦24 名・⼥⼦23 名

text by 佐藤 稜馬

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