「第7回全日本BMXフリースタイル選手権」フリースタイル・パーク種目が岡山県岡山市の岡山市役所前にて2023年9月16日(土)~17日(日)の2日間に渡り開催され、男子エリートでは中村輪夢選手が大会5連覇、女子エリートでは内藤寧々選手が自身2度目の全日本タイトルを獲得した。
今大会には今年の日本一を決める大会ということもあり、子どもから大人まで各カテゴリーのトップライダー合計115名が全国から集まった。出場選手たちは自分たちが日々の練習で磨いてきた、思い思いのベストトリックを入れ込んだライディングを大勢の観客の前で披露しながら、各カテゴリーの全日本タイトルの座を狙い熾烈な戦いを繰り広げた。
今回の大会会場となったのは岡山市役所前。岡山市役所の駐車場に設置された特設パークは大通りに面し十字路の角に位置していることから、一般のお客さんも気軽に立ち寄れ、観戦には好立地の会場での開催となった。実際に会場にはBMX関係者から一般の観客まで大勢の方がコース横へ集まり、大きな拍手と歓声を上げて観戦している様子が見られた。
なお今大会の模様は、昨年に引き続きNTT西日本グループの協賛・技術提供により「双方向ライブ配信」によりリアルタイムで視聴可能となった。本プラットフォーム上ではオンラインでコメントや歓声を送ることができ、その様子は会場の大型モニターとリンクされていて、会場に行けない方でもまるでその場にいるかのように応援ができる。
そしてこのライブ配信では実際に選手たちがジャンプ台で魅せる複雑な大技を連続写真のように映像化する技術が導入され、どのようにそのトリックを繰り出していたのかを一連のモーションで確認でき、逆にオンラインだから可能となる新しい観戦体験を提供した。
以下は、今大会最高峰カテゴリーである男女エリートクラス決勝の大会レポートだ。
圧倒的な大差を見せ付け優勝した絶対王者。男子エリートは中村輪夢が、女子エリートは内藤寧々がタイトルを獲得。
男子エリートクラス決勝
男子エリートクラス決勝は12名の中から予選を勝ち上がった8名で争われた。ここ最近は高い実力を持つ10代の若手選手が増えている日本のBMXフリースタイル・パークシーン。今回も若手選手が多く勝ち上がったが、一方でベテランや長年トップで活躍選手もいるなど選手たちの個性が分かれた見応えのある決勝となった。
今回、他の選手たちを圧倒し大差を広げて優勝したのは中村輪夢。中村はラン1本目から超大技「720・テールウィップ」や「フレア・テールウィップ」そして「720・バースピン」をメイクするパーフェクトランディングで早速91.30ptをマークし暫定1位へ。圧倒的なスコアだったからか、その後も中村の1本目のスコアが塗り替えられることはなく、2本目を迎える時点で優勝が確定。
ウィニングランとなった2本目では、プロ野球チームである阪神タイガースの歌「六甲おろし」をバックに更にハイレベルなライディングを魅せる。「バックフリップ・クアッドバースピン」を皮切りにスタートしたランでは、1本目でもメイクした「720・テールウィップ」や「720・バースピン」はもちろんのこと、「アリーウープ・フレアテールウィップ」そして「360・ダウンサイドテールウィップ to バースピン」など数々の超大技組み込んだランで94.60ptを叩き出し完全優勝。なお今回の優勝により中村は全日本選手権5連覇を収めた。
準優勝は今年のアジア選手権でチャンピオンの中村に続き2位入賞を果たした溝垣丈司。世界中からそのスタイルが高評価されている彼は、ラン1本目は「トリプルトラックドライバー」、ジャンプ台逆飛びの「360 to クロスアップ」など回転系のコンボトリックで構成し、かつその中で約5mのほどの距離を跳び切る「ビックトランスファー」を交えたランを魅せるも、最後にジャンプ台に飛び乗る形で見せた「バックフリップ・180」で失敗し、スコアを59.80ptとした。
その後1本目を上回るべく挑んだラン2本目では見事に修正。同じルーティンを更なる完成度でこなし、1本目で失敗した最後の「バックフリップ・180」をメイクし、そこに「キックフリップ」を加えて会場を沸かした。このランは80.14ptと評価され、見事順いもジャンプアップ。2位入賞という形で全日本選手権を終えた。
3位は今シーズンの世界選手権で並いる強豪選手抑えて、自身初の準決勝進出を果たし着実に実力つけている小澤楓。持ち前のコンビネーションの多さとスピード感のあるランで各セクションで細かく様々なトリックを連発。その中でも2本目で見せた「360・ダブルダウンサイドテールウィップ」や「360・テールウィップ to バースピン」の完成度の高さと、他選手より多くのトリックをメイクしているにも関わらず、終盤でも疲労を感じさせずに大技をメイクする姿には彼のフィジカルの強さを感じられた。
今回はトップスコアを80.00ptとして溝垣に僅差で2位の座を譲ることとなったが、小澤はエリートカテゴリー昇格後2年連続で全日本選手権の表彰台を獲得した。
女子エリートクラス決勝
女子エリートクラス決勝は5名で争われ、今回は日本代表選手である内藤寧々に加えて今年からエリートクラスに上がってきたスキルフルな若手ライダーにより今年の全日本タイトルの座が争われた。
そんな中、今年見事全日本タイトルを獲得したのは内藤寧々。内藤は今回特にハンマートリックは用意せず、綺麗にトリックをメイクすることとスピード感を意識したライディングで安定したランを魅せる。
ラン1本目では逆飛びで加速しながら、「360・クロスアップ」や「タックノーハンド to クロスアップ」そしてクオーターでの「テールウィップ」を綺麗にメイクし、自身の代名詞でもある「ワンフット・クロスアップ to キャンキャン」を入れ込むランで60.40ptというスコアを収める。ラン2本目では1本目ではメイクしていない「バックフリップ」も入れ込んだライディングをするも1本目ほどスコアは伸ばせず60.20ptをマーク。しかしベストスコアである60.40ptを守りきり、エリートカテゴリーにて自身2度目のタイトルを獲得した。
準優勝は今年からエリートカテゴリーに昇格した山本結花。彼女はラン1本目から攻めのライディングを魅せる。男女ともに新たな歴史が刻まれた一戦「第7回全日本BMXフリースタイル選手権」フラットランド種目クオーターでの「540」をはじめにメイクし、勢いをつけると「キャンキャン・タイヤグラブ」や逆飛びでの「トランスファークロスアップ」を決める。終盤では「360」をメイクするライディングで54.40ptというスコアで暫定2位に位置付けた。
更なるスコアアップをトライした2本目では、女子で未だ誰もトライしたことがない「540・バースピン」に挑戦するも失敗。その後はランのスコアは気にせず、制限時間いっぱいを「540・バースピン」のメイクに費やすもランディングに失敗。ベストスコアは1本目の54.40ptとなったが暫定2位を維持し2位入賞を果たした。
3位は山本同様に今年エリートクラスへ昇格し、「マイナビ Japan Cup 名古屋大会」では優勝を収めた杉尾咲空。他の選手に比べてストリート系のトリックも得意とする彼女は、完成度の高い「バースピン」を中心したライディングを魅せる。セクションを大きく使いスパインや様々なセクションでトリックを決めながら、中盤には「360」やストリート系のトリックである「スミスストール」をメイク。しかしスコアは思ったほど伸ばすことができず2本目の48.60ptをベストスコアとし、エリートクラス最初の年の全日本選手権を3位入賞で締め括った。
優勝者コメント
中村 輪夢 選手(男子エリートクラス)
「連覇を重ねることでプレッシャーが増し、本大会でも緊張感を持った中で迎えた決勝となりました。決勝1本目では理想とする走りができなかったので悔しさは残りますが、2 本目のランには満足しています。 先日の世界選手権や今大会を経て、まだ完成度に課題が残っているので、現在一番の目標としている来年のパリオリンピックに向けて練習を重ねていき、東京オリンピックのリベンジを果たしたいです。」
内藤 寧々 選手(女子エリートクラス)
「優勝できて嬉しい気持ちでいっぱいです。今回の練習走行では確認したい項目をまとめられず、少し焦りと不安が残る中での決勝だったのですが、決勝ではスピード感と大ディングの綺麗さを意識したことで自分の予想を上回る得点を出すことができました。 今後も国際大会でのさらなる経験を積み、海外の大きな大会でも表彰台を獲得したいです。」
大会結果
<男子エリート>
優勝: 中村 輪夢 (ナカムラ・リム) / 所属:ウイングアーク 1st 94.60pt
準優勝: 溝垣 丈司 (ミゾガキ・ジョージ) / 所属:湘南工科大学附属高等学校 80.19pt
第3位: 小澤 楓 (オザワ・カエデ) / 所属:岐阜第一高等学校 80.00pt
<女子エリート>
優勝: 内藤 寧々 (ナイトウ・ネネ) / 所属:第一学院高等学校 60.40pt
準優勝: 山本 結花 (ヤマモト・ユイカ) / 所属:第一学院高等学校 54.40pt
第3位: 杉尾 咲空 (スギオ・サクラ) / 所属:細田学園高等学校/AIRWALK 47.00pt
<キッズ4アンダー>
優勝: コジマ・ハル / 62.50pt
準優勝: フカマチ・コウト / 54.75pt
<キッズ5-6>
優勝: ナガゾノ・ジンロウ / 64.25pt
準優勝: ウチヤマ・シキ / 56.88pt
第3位: サカノ・エマ / 55.00pt
<ボーイズ7-8>
優勝: マスイ・チアキ / 80.25pt
準優勝: タカハシ・ヒサシ / 71.25pt
第3位: タナカ・ケンタロウ / 57.50pt
<ボーイズ9-10>
優勝: ニワ・コウキ / 76.75pt
準優勝: オゴケ・ユウト / 75.63pt
第3位: フダモト・ユウマ / 70.13pt
<ガールズ7-9>
優勝: ウメバヤシ・ユマ / 74.75pt
準優勝: ニワ・ココロ / 60.25pt
第3位: アダチ・コノハ / 44.75pt
<ガールズ10-12>
優勝: ホソカワ・イロハ / 76.50pt
準優勝: オクザキ・トモカ / 75.75pt
第3位: タナカ・アヤノ / 67.63pt
<ボーイズ11-12>
優勝: シミズ・ハル / 79.25pt
準優勝: アカツカ・ヒロキグスティ / 77.38pt
第3位: タニモト・リョウガ / 61.50pt
<男子13-15>
優勝: マツモト・ショア / 77.25pt
準優勝: ジンボ・トラノスケ / 69.00pt
第3位: マツウラ・アオウ / 60.00pt
<男子30オーバー>
優勝: コシヤマ・マサヒロ / 66.25pt
準優勝: イシイ・コウスケ / 61.50pt
第3位: シモノ・マサシ / 59.63pt
<女子13-15>
優勝: オザワ・ミハル / 87.75pt
準優勝: ヨシダ・ミオ / 54.75pt
第3位: スギモト・ミク / 38.75pt
大会概要
⼤会名称 :「第7回 全日本BMXフリースタイル選手権」
開催期間:2023年9月16日(土)~17日(日) – 2日間 –
※詳細は公式HPをご覧ください。
大会会場:パーク会場- 岡山市役所 構内駐車場 (岡山市北区大供1丁目 1-1)
主催:公益財団法人 日本自転車競技連盟 (JCF)
主管:一般社団法人 全日本フリースタイル BMX 連盟(JFBF)
後援:岡山市、岡山商工会議所、公益財団法人 JKA、 一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会、一般社団法人岡山県アーバンスポーツ協会
特別協賛:ライト電業株式会社
エントリー数:フリースタイル・パーク種目 115名
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cultureこの秋「X Games Chiba 2024」が開催決定!パリの熱狂そのままに世界のトップ選手たちが千葉へ集合。2024.05.15世界最高峰のアクションスポーツ国際競技会「X Games」が、今年も千葉市にやってくる。 今年は屋内会場である「幕張メッセ」に場所を変えて、9月20日(金)〜22日(日)の3日間に渡って開催。スケートボード、BMX、Moto X(*フリースタイルモトクロス競技)の人気競技で熱い戦いを繰り広げる。 「X Games」はスケートボードやBMX、フリースタイルモトクロスのアスリートにとって夢の舞台。本大会への出場は招待制(インビテーショナル)となっており、アスリートの持つテクニックだけではなく、ライフスタイルやファッションなど個性も重要視され、人種や国籍による出場枠の制限は設けられていない。 カッコイイ奴は誰だ!? 本当の意味でのナンバーワンを決める大会 小野寺吟雲のライディング ©Yoshida Yoshio / X Games 「X Games」はスケートボードやBMX、フリースタイルモトクロスを代表する、世界トップクラスのアスリートが一挙集結する世界最高峰の大会。 また本大会でメダルを掴むには、得点争いだけではなく、自分のトリックでいかに観客を沸かすことができたか、また自分だけのオリジナリティを披露できたかなど選手たちのスタイルがより重要となる。 この夏にパリで行われる世界最大のスポーツの祭典に向けて、スポーツ界全体が高い関心を集める中、昨年はスケートボード‧ストリートの世界選手権が日本で初めて開催されるなど、アクションスポーツ界もますます盛り上がりを見せている。 今回もスケートボードやBMXの世界トップアスリートが披露する息をのむようなトリック、モトクロスバイクが宙を舞うMoto Xの豪快なパフォーマンスに、会場は熱狂に包まれることは間違いない。 スポーツ観戦のほか、充実の飲食、グッズ、音楽など、 家族や友人と1日中楽しめるフェスティバルのような盛り上がり! 今年も競技観戦だけではなく、地元千葉の食材やさまざまな飲食店によるフードエリアや グッズショップ、音楽、アート、ファッションなど、スポーツとカルチャーの融合したフェスティバルとして楽しめるイベントづくりがなされている。 アクションスポーツの迫力と興奮、感動の瞬間を、ぜひ会場で体感して欲しい。観戦チケットや出場選手については近日中に発表されるとのことだ。 <前回イベントでの来場者の声> ・間近でジャンプしたり、回転しているのが観られるので迫力がすごい!・たくさん食べ物があって、競技以外にも家族で楽しめた!・BMXくるくるハンドルを回すの楽しそう!やってみたい!!・憧れの選手とグータッチしてもらえて感激! 2024年の千葉市開催に向けて市⻑メッセージ:神谷俊一 千葉市⻑ 右から神谷市長、中島市議、ブラッド・フローリアン ©Jason Halayko / X Games アクションスポーツと音楽‧ストリートカルチャーの国際競技会「X Games Chiba 2024」 の開催を皆様にお知らせできますこと、大変うれしく思います。 昨年は、男子スケートボードストリートで小野寺吟雲選手が大会史上最年少で優勝を果たしたほか、全選手の3割を超える選手がティーンエイジャーであるなど、若い世代の大きな可能性を肌で感じる印象的な大会でした。また、スケートボード界のレジェンドであるトニー‧ホーク選手が出場するなど、国内外に大きな話題を提供した大会となりました。 今年は、スケートボード、BMXが正式競技として行われるパリオリンピック直後の開催となることから、アクションスポーツに親しんでこられた方だけではなく、オリンピックを通して新たにアクションスポーツのファンとなった方など、これまで以上に多くの皆様が、この「 X Games Chiba 2024」に熱い視線を送り、千葉市を訪れていただけるのではないかと大い に期待しています。 さらに3回目の開催となる今年は、天候の影響を受けずに、より多くの皆様が世界のトップアスリートが繰り出す技を直接目にし、体感し、楽しんでいただけるよう、会場を幕張メッセに移しました。 千葉市は、国際的イベントや国内有数の音楽フェスを始めとしたエンタテインメントの発信地として、また「X Games Chiba 2024」のホストシティとして、一人でも多くの皆様にこの国際競技会を楽しんでいただけますよう最大限のサポートを行って参ります。 最後に、本大会の開催にご尽力いただきました皆様に心から感謝申し上げます。それではアクションスポーツの新たなレガシーとなる「幕張メッセ」でお会いしましょう!皆様のご来場を心よりお待ちしております。 X Gamesとは? 1995年に米国で始まった「X Games」は、これまでに世界192ヶ国‧5億世帯への映像配信、世界13カ国で累計来場者600万人以上を熱狂させてきた世界最大のアクションスポーツの国際競技会。 夏季はスケートボード、BMX、Moto X。冬季はスキーとスノーボードのトップアスリートたちが活躍し、25年以上もアクションスポーツのシーンで絶大なる影響を与え続けてきた。 本大会の出場は招待制(インビテーショナル)で、アスリートの持つ技術だけではなくライフスタイルまで含めて、選ばれし者だけが出場できる大会。 国内開催の「X Games Chiba」では2022年に3日間で約4万人、2023年には2日間(雨天により1日中止)で約3万人を動員している。 開催概要 名称(英語): X Games Chiba 2024名称(日本語): Xゲームズ千葉2024名称(読み方): エックスゲームズ チバ ニセンニジュウヨン日程: 2024年9月20日(金)、21日(土)、22日(日) ※金曜は予選日のため関係者‧招待客‧取材媒体のみ入場予定 ※一般入場は土曜と日曜の2日間を予定会場: 幕張メッセ(Makuhari Messe)住所: 千葉市美浜区中瀬2-1実施競技: スケートボード、BMX、Moto X ※実施競技は変更になる可能性があります。料金: 近日発表主催: X Games Japan組織委員会主管: 千葉市協力: X Games Japan 千葉後援会
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othersGoProのプロフェッショナルアスリートチームに 若い「明日のスター」8名が加入!カリフォルニア州サンマテオ、2024年4月23日 GoPro は、GoProのプロアスリートチームに8名の若いアスリートが加わったことを発表した。この8名の中には、日本の若いアスリートも含まれている。9歳から17歳までのアスリートは、GoProのGrom Quest Challengeという、次世代のトップ・アクション・スポーツ・アスリートを発掘する企画で、GoProで撮影した動画投稿をして選ばれた8名だ。 Grom Questの参加者は、それぞれのスポーツで最高のパフォーマンス映像を提出した。提出はGoProのQuikアプリを通じて行われ、GoProカメラで撮影されたものである。Grom Quest Challengeは現在進行中で、17歳以下の世界中のアスリートを対象としている。 新たに契約した8名のアスリートには、GoProから金銭と機材のスポンサーシップが提供され、プロとしてのキャリアアップに役立つほか、GoProのソーシャル・チャンネルで紹介され、個人ブランドの成長に貢献する。また、GoProの世界クラスの既存プロアスリートと会い、学ぶ機会も与えられる。 ■GoPro グローバルマーケティングおよびコミュニケーション担当副社長 Rick Loughery(リック・ロックリー)からのコメント「GoProは、今日の若いアクションスポーツのトップアスリートがプロになるという夢を実現するために、支援することを約束します。Grom Quest Challengeを通じて、我々は世界で最も印象的な若いアスリートを特定しました。我々は、彼らの目標達成を支援し、彼らの才能を世界に紹介することに興奮しています。」 今回GoProのエリートチームと新たに契約したメンバー8名は水中からコンクリート上まで、さまざまなフィールドで活躍している。 ▪️河上恵蒔:スケートボード | 9歳 | 日本河上恵蒔 (かわかみ えま) は、2023年の日本スケートボーディング協会バーチカルコンテスト兼WINGRAM CUP 2023バーチカルシリーズVol. 1で優勝したほか、「バックサイド540」という技を1分間に8回決めてギネス記録を樹立した。 河上恵蒔 ▪️ネッド・ハート:サーフィン | 17歳 |オーストラリアネッドは、2023年のヤングガンビッグウェーブアワードやTracks Magazineの「Wave of 2023」アワードの受賞実績を誇るサーファーで、2023年はオーストラリアンサーフィンアワードで何度もファイナリストに残った。 ネッド・ハート ▪️コナー・スティット:BMX | 13歳 | 米国コナーは、自転車でトリプルバックフリップを決め、世界最年少記録を記録した。 コナー・スティット ▪️デューク・ウッドマン:フリーライドスキー| 12歳 | 米国デュークは、Atomicの北米ジュニアフリーライドチームの最年少メンバーであり、初参戦の国際フリースキーヤー・スノーボーダー協会 (IFSA) フリーライドシーズンのレギュラーシーズンイベントでは負けなしの4戦全勝を果たした。 デューク・ウッドマン ▪️ゾーイ・キャロル:ウェイクボード | 12歳 | 米国ゾーイは、10~13歳女子の部で2022年世界ウェイク協会ナショナルチャンピオンに輝いており、現在はジュニアプロディビジョンに参戦している。 ゾーイ・キャロル ▪️アクセル・ドミンゲス:サーフィン | 16歳 | フランスアクセルは、ヨーロッパ選手権で4位に入ったほか、現在はISA世界ジュニアサーフィン選手権で17位になった。 アクセル・ドミンゲス ▪️フィンリー・デイヴィス:マウンテンバイク | 15歳 | 英国フィンリーは、2023年のバイクパークウェールズ + Red Bullヴァンタジャムで優勝した。 フィンリー・デイヴィス ▪️ジェイディン・スマート:モトクロス|10歳 | 米国ジェイディンは、ロレッタ・リンのアマチュアモトクロスでナショナルチャンピオンに3度輝いたエリートライダー。 ジェイディン・スマート
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othersいよいよ来週に迫る。パリオリンピックへの切符をかけた「オリンピック予選シリーズ 上海大会」の日本人出場選手と大会全日程を紹介2024.05.07近年大注目のアーバンスポーツである「スケートボード」、「スポーツクライミング」、「BMXフリースタイル」、「ブレイキン」の4競技において、パリオリンピック2024最終予選に位置付けられている「オリンピック予選シリーズ (OQS)」が中華人民共和国・上海にて2024年5月16日(木)~5月19日(日)の4日間にわたって開催される。 各競技においてこれまで約2年間の中でオリンピック予選が続いてきたが、最後の予選大会として開催される本シリーズは2大会で構成されており、今回の上海大会と来月6月に開催されるブダペスト大会の結果から、各競技それぞれの選考基準の下でパリオリンピック代表選手が決まる。 そのため出場枠の獲得を目指して予選大会を戦ってきた選手たちにとっては非常に重要な2戦となり、競技によってはこの2大会で今までの予選大会の結果を覆し、パリオリンピック代表に返り咲くチャンスもあることから、本当の意味でパリオリンピック出場をかけた大会になるであろう。 今回はそんな大注目の一戦にて世界の強豪たちを相手にパリオリンピック出場枠を奪取すべく、各競技から世界トップレベルの日本人選手たちが出場する。パリオリンピック本戦に劣らない世界最高峰の戦いが繰り広げられることは間違いない。最後のパリオリンピック予選大会であるこの戦いを見逃すな。 以下は今大会に出場する日本人選手たちと、今大会の全日程について紹介。 各競技日本人出場選手 スケートボード ・男子ストリート:白井空良、根附海龍、小野寺吟雲、堀米雄斗、佐々木音憧、青木勇貴斗 ・女子ストリート:西矢椛、織田夢海、赤間凛音、中山楓奈、吉沢恋、伊藤美優 ・男子パーク:永原悠路 ・女子パーク:開心那、草木ひなの、四十住さくら、長谷川瑞穂、菅原芽依、中村貴咲 スポーツクライミング ・女子ボルダー&リード:野中生萌、伊藤ふたば、久米乃ノ華、中川瑠・男子スピード:安川潤、大政涼・女子スピード:竹内亜衣、河上史佳、林かりん、林奈津美 BMXフリースタイル ・男子パーク:中村輪夢、溝垣丈司・女子パーク:内藤寧々 ブレイキン ・Bboy:Issin (菱川一心)、Hiro10 (大能寛飛)・Bgirl:Ayumi (福島あゆみ)、Ami (湯浅亜実)、Riko (津波古梨心) 大会スケジュール:現地時間 (日本時間は+1時間) スケートボード -5月16日(木) 10:00~ スケートボード女子パーク 予選12:30~ スケートボード男子ストリート 予選-5月17日(金) 10:00~ スケートボード男子パーク 予選12:30~ スケートボード女子ストリート 予選 -5月18日(土) 10:00~ スケートボード女子パーク 準決勝12:15~ スケートボード男子ストリート 準決勝16:40~ スケートボード男子パーク 準決勝18:00~ スケートボード女子ストリート 準決勝-5月19日(日) 10:00~ スケートボード女子パーク 決勝11:45~ スケートボード男子ストリート 決勝15:00~ スケートボード男子パーク 決勝16:30~ スケートボード女子ストリート 決勝 スポーツクライミング -5月16日(木) 10:30~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー予選10:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー予選 -5月17日(金) 10:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード予選10:00~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード予選16:50~ スポーツクライミング女子スピード 予選17:40~ スポーツクライミング男子スピード 予選 -5月18日(土) 9:30~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー準決勝9:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー準決勝13:30~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード準決勝13:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード準決勝17:00~ スポーツクライミング女子スピード 1回戦17:15~ スポーツクライミング男子スピード 1回戦17:30~ スポーツクライミング女子スピード 準々決勝17:40~ スポーツクライミング男子スピード 準々決勝17:50~ スポーツクライミング女子スピード 準決勝17:55~ スポーツクライミング男子スピード 準決勝18:00~ スポーツクライミング女子スピード 決勝18:05~ スポーツクライミング男子スピード 決勝 -5月19日(日) 10:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー決勝12:05~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード決勝15:25~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー決勝17:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード決勝 BMXフリースタイル -5月17日(金) 10:00~ BMXフリースタイル女子パーク 予選15:00~ BMXフリースタイル男子パーク 予選-5月18日(土) 10:00~ BMXフリースタイル女子パーク 決勝15:00~ BMXフリースタイル男子パーク 決勝 ブレイキン -5月18日(土) 15:15~ ブレイキンBboy 1次予選 (プレセレクション)15:15~ ブレイキンBgirl 1次予選 (プレセレクション)19:00~ ブレイキンBgirl 2次予選 (プレクオリファイヤー)20:15~ ブレイキンBboy 2次予選 (プレクオリファイヤー) -5月19日(日) 10:00~ ブレイキンBgirl ラウンドロビン (グループステージ)13:45~ ブレイキンBboy ラウンドロビン (グループステージ) 17:30~ ブレイキンBgirl 準々決勝18:00~ ブレイキンBboy 準々決勝18:30~ ブレイキンBgirl 準決勝18:45~ ブレイキンBboy 準決勝19:00~ ブレイキンBgirl 決勝19:15~ ブレイキンBboy 決勝 手に汗握る一戦はオリンピックチャンネルで視聴可能 オリンピック予選シリーズ (OQS) 上海大会の戦いの模様はOlympics.comのオリンピックチャンネルで配信が予定されている。また最新情報も同ウェブサイトからチェックできる。なおパリオリンピック公式アプリをダウンロードすると随時最新情報を気軽にチェックできるためオススメだ。