ストリートスポーツからインスパイアされた名作眼鏡「Double Dutch」

2020.06.15

ストリートスポーツと縁のあるアイテムとしてTシャツやリュックなどはあるだろうが、「眼鏡」という発想はあるだろうか?ダブルダッチからインスパイアを受けた眼鏡が、アイウエアBRAND「YUICHI TOYAMA.」から「Double Dutch」という名前で世界的な人気シリーズとなっている。ダブルダッチプレイヤーにこれは知らせなければならない…。デザイナーの外山さんにお話を伺った。

デザイナーの外山雄一さん

アイウエア専門で20年以上活躍する外山雄一さんは、国内外でコレクションを発表する人気アイウエアデザイナー。ブランドポリシーは「伝統的な技術と革新的なデザイン」。 外山さんが自身に課した 5 つのルーティン(見る、考える、描く、作る、壊す)を根幹にデザインをしたフレームは、 独創的でありながら、ユーザーの日常に寄り添うプロダクトとして国内外にて高い評価を得ているという。

「Double Dutch」は、 2016年に発表したシリーズ。常日頃から眼鏡のデザインのネタを探している外山さんは日々「2つの円」を探しがち。ある日、代々木公園の近くでダブルダッチで遊んでいる若者たちを見て、2本のロープが宙に描く規則性のある線と残像が織りなす瞬間に釘付けになり、その場でペンを走らせた。

その場で走らせたスケッチ

「2本の縄の間を人がぶつからないよう縄をくぐっていく動きを見ていて、まるで、レンズをホールディングしているように感じました。そこで、スケッチを描き起こし、こうしてブリッジが特徴的な『Double Dutch』シリーズが生まれました。」

「フロントの接合部を境目に二本の線でフレーム全体を構成する」という斬新な構造に多くのファンがつき、同ブランドの中でも定番シリーズとなっている。これまでに19︎種類のモデルを発表しており、現在計17カ国・約500店舗で展開しているそうだ。

名作『Double Dutch』シリーズ

「僕はモノを通して使う人の知見を広げられたらいいなと考えています。私達のアイウェアを使ったことにより、文化に触れられたり知識の蓄えになれたらなと。なので、『Double Dutch』シリーズを通して、ダブルダッチという競技を知ってくれたらいいなと思っています。やっぱり、かっこいいものはかっこいいよと、どんどん伝えていきたいですよね。ひとつのジャンルにとらわれていると、進化しないので」

「なかなかダブルダッチプレイヤーの皆さんとの接点は無かったので、知っていただけて嬉しいです、励みになります。もし良ければ『Double Dutch』をつけてダブルダッチしてみてください」と呼びかける。

「ダブルダッチシリーズを通して、この眼鏡に触れてダブルダッチという競技を知って」

「YUICHI TOYAMA.」からは、アイウエア専門店「Continuer(コンティニュエ)」と協働し、カプセルコレクションを発表。「Double Dutch」シリーズをContinuerが独自に再解釈したもので、「ダブルダッチが普及した1970年代にNYのスラム街では、持ち寄った縄で遊んでいたかも」との想像から、リム(縄)の形状やカラーを上下異なる仕様とし、またモダンエンド(持ち手)のカラーはContinuerが考えるニュートラルな色、ナチュラルなグレーに変更することで、新しい魅力を持ったプロダクトを製造したという。2020年6月6日(土)~21日(日)は、同店でローンチフェアも行われている。

「Continuer」との協働コレクション

ダブルダッチシーンとアイウエアシーンの架け橋を担っている「YUICHI TOYAMA.」の「Double Dutch」シリーズ。ダブルダッチをプレイしてきた人たちからすると、非常にうれしいアイテムではないだろうか。眼鏡を通してDouble Dutchシーンを広げる一手を担ってくださっている外山さんに大きな感謝を伝えたい。プレイヤーたちは一度手にとって見て。

文・小田切萌

ストリートスポーツと縁のあるアイテムとしてTシャツやリュックなどはあるだろうが、「眼鏡」という発想はあるだろうか?ダブルダッチからインスパイアを受けた眼鏡が、アイウエアBRAND「YUICHI TOYAMA.」から「Double Dutch」という名前で世界的な人気シリーズとなっている。ダブルダッチプレイヤーにこれは知らせなければならない…。デザイナーの外山さんにお話を伺った。

デザイナーの外山雄一さん

アイウエア専門で20年以上活躍する外山雄一さんは、国内外でコレクションを発表する人気アイウエアデザイナー。ブランドポリシーは「伝統的な技術と革新的なデザイン」。 外山さんが自身に課した 5 つのルーティン(見る、考える、描く、作る、壊す)を根幹にデザインをしたフレームは、 独創的でありながら、ユーザーの日常に寄り添うプロダクトとして国内外にて高い評価を得ているという。

「Double Dutch」は、 2016年に発表したシリーズ。常日頃から眼鏡のデザインのネタを探している外山さんは日々「2つの円」を探しがち。ある日、代々木公園の近くでダブルダッチで遊んでいる若者たちを見て、2本のロープが宙に描く規則性のある線と残像が織りなす瞬間に釘付けになり、その場でペンを走らせた。

その場で走らせたスケッチ

「2本の縄の間を人がぶつからないよう縄をくぐっていく動きを見ていて、まるで、レンズをホールディングしているように感じました。そこで、スケッチを描き起こし、こうしてブリッジが特徴的な『Double Dutch』シリーズが生まれました。」

「フロントの接合部を境目に二本の線でフレーム全体を構成する」という斬新な構造に多くのファンがつき、同ブランドの中でも定番シリーズとなっている。これまでに19︎種類のモデルを発表しており、現在計17カ国・約500店舗で展開しているそうだ。

名作『Double Dutch』シリーズ

「僕はモノを通して使う人の知見を広げられたらいいなと考えています。私達のアイウェアを使ったことにより、文化に触れられたり知識の蓄えになれたらなと。なので、『Double Dutch』シリーズを通して、ダブルダッチという競技を知ってくれたらいいなと思っています。やっぱり、かっこいいものはかっこいいよと、どんどん伝えていきたいですよね。ひとつのジャンルにとらわれていると、進化しないので」

「なかなかダブルダッチプレイヤーの皆さんとの接点は無かったので、知っていただけて嬉しいです、励みになります。もし良ければ『Double Dutch』をつけてダブルダッチしてみてください」と呼びかける。

「ダブルダッチシリーズを通して、この眼鏡に触れてダブルダッチという競技を知って」

「YUICHI TOYAMA.」からは、アイウエア専門店「Continuer(コンティニュエ)」と協働し、カプセルコレクションを発表。「Double Dutch」シリーズをContinuerが独自に再解釈したもので、「ダブルダッチが普及した1970年代にNYのスラム街では、持ち寄った縄で遊んでいたかも」との想像から、リム(縄)の形状やカラーを上下異なる仕様とし、またモダンエンド(持ち手)のカラーはContinuerが考えるニュートラルな色、ナチュラルなグレーに変更することで、新しい魅力を持ったプロダクトを製造したという。2020年6月6日(土)~21日(日)は、同店でローンチフェアも行われている。

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