「adidas ROCKSTARS 2018」で野中生萌が優勝、高田知尭が3位入賞

2018.10.04
shuhei kaneko
写真提供:adidas ROCKSTARS 2018

9月21日・22日、ドイツ・シュツットガルトのポルシェアリーナで「adidas ROCKSTARS 2018」が開催され、野中生萌(TEAM au)が優勝、高田知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)が3位に入賞を果たした。

日本人選手男女4名がファイナル進出

adidas ROCKSTARS 2018

写真提供:adidas ROCKSTARS 2018

「adidas ROCKSTARS 2018」は、8月4日・5日に東京・荻窪のクライミングジムB-PUMPで行なわれた「ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2018(以下ART)」の本戦。
各国から招待を受けたアスリートがシュツットガルトに集い、ボルダリング世界一の座を争う。
日本からは、男子は高田知尭、渡部桂太(住友電装)、藤井快(TEAM au)、原田海(神奈川大学)、緒方良行(神奈川大学)、杉本怜(北海道山岳連盟)、山内誠(神奈川県山岳連盟)の7名。
女子は野中生萌、平野夏海(私立国士舘高等学校)、尾上彩(福井県山岳連盟)の3名が出場。

男子予選では、多くの選手が4課題中3完登以上を達成するなど混戦を極め、山内は4課題中3完登であったが惜しくも決勝には残れなかったが、他の6名は4課題のうち4完登し順当にセミファイナルへ進出。
セミファイナル男子では渡部が1位、藤井が3位、高田が5位となり、日本人選手3名がファイナルへと進む。
「ART」での優勝、そして「IFSC Climbing World Championship-Innsbruck 2018」においても優勝を飾るなど好調を維持している原田は、惜しくもアテンプト差で7位となり、ファイナル進出を果たせず涙を飲む結果となった。

女子予選では、野中、平野、尾上の日本人選手全員がセミファイナルへ進出。
セミファイナル女子では野中が4課題中4完登で、1位のアレックス・プッチョに続き2位となりファイナルへ進む。
「ART」では野中との一騎打ちを制し、見事優勝を飾った平野であったが、4課題中2完登で11位となりセミファイナルで惜しくも敗退。
尾上も4課題中1完登で15位となりファイナルへ進出することは叶わなかった。

野中がプッチョに競り勝ち優勝、高田が3位入賞

adidas ROCKSTARS 2018

写真提供:adidas ROCKSTARS 2018

ファイナルでは、第2課題終了時に競技者は3名に絞り込まれ、さらに第3課題の上位者2名によるスーパーファイナルにて優勝を決定する。
優勝者を決めるスーパーファイナルは、2名同時に同じ課題を登り、先に完登した選手が勝利となる。
ボルダリングだけでなくスピードの素養も求められる課題だ。

ファイナル男子では、ゾーン差で渡部が4位、藤井も5位と惜しくも脱落。
髙田が3位に食い込み第3課題へと進むが、第3課題では完登できず3位に入賞となる。
スーパーファイナルはクルーダーとチョンの直接対決となるが、クルーダーが貫禄の登りを見せチョンに勝利、優勝を決めた。

ファイナル女子では、野中は全課題を完登しストレートでスーパーファイナルへ進出、宿敵アレックス・プッチョとの一騎討ちとなった。
スーパーファイナルでは野中、プッチョどちらも一手一手確実に登っていき、両者の争いは拮抗するかに思われたが、土壇場でプッチョがミス。
野中がそのまま完登、プッチョに見事勝利し「adidas ROCKSTARS 2018」での初優勝を果たした。
日本男子勢は優勝を逃したものの、日本人選手男女4名がファイナルへ進み、野中が優勝、高田が3位という好成績を残し、「adidas ROCKSTARS 2018」は幕を下ろした。

「adidas ROCKSTARS 2018」結果および日本人成績

男子
優勝 イェルネイ・クルーダー(SLO)
準優勝 チョン・ジョンウォン(KOR)
3位 高田知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
4位 渡部桂太(住友電装)
5位藤井快(TEAM au)
6位セルギー・トピシュコ(UKR)
7位原田海(神奈川大学)
9位緒方良行(神奈川大学)
14位杉本怜(北海道山岳連盟)

女子
優勝 野中生萌(TEAM au)
準優勝 アレックス・プッチョ(USA)
3位 エカテリーナ・キプリーアノワ(RUS)
4位 スターシャ・ゲージョ(SRB)
5位 ペトラ・クリングラー(SUI)
6位 クロエ・コリエー(BEL)
11位 平野夏海(私立国士舘高等学校)
15位 尾上彩(福井県山岳連盟)

「adidas ROCKSTARS 2018」とは

「adidas ROCKSTARS 2018」は8月4日・5日に東京・荻窪のクライミングジムB-PUMPで行なわれた「ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2018」の本戦。
各国から招待を受けたクライマーがシュツットガルトに集い、ボルダリング世界一の座を争う。
ファイナルでは第2課題の結果で6名から3名に絞られ、第3課題の結果で2名がスーパーファイナルへと進むという独自のルールで行われる。
スーパーファイナルでは同じ課題を2名同時にスタートし、先に完登した選手が優勝となる。
ボルダリング、スピード両方の素養が求められ、スーパーファイナルでの優勝を決める一騎打ちでは会場は大いに盛り上がりを見せる。

執筆者について
shuhei kaneko
愛知県出身。学生時代、ハードコアパンクにのめり込み、ストリートカルチャーやアクションスポーツに興味を持つ。自動車ディーラー勤務を経て、現在は福祉系の会社に勤務しつつ執筆、編集を行う。全ての人の心を揺さぶる、ストリート・アクションスポーツの素晴らしさやアスリートの魅力を伝えていくために日々研鑽中。
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