フリースタイルフットボール「Vibes Kings vol.3」でAmaが優勝

2018.10.05
shuhei kaneko
photo by masahiro mizuguchi

9月29日(土)に東京都港区・スターライズタワーのスタジオビーナスで、Air TechnicianのKazaneとYoが主催するフリースタイルフットボールバトル「Vibes Kings vol.3(以下バイキン)」が開催された。

総勢26名の熱戦を勝ち抜き、優勝の座に輝いたのはAir TechnicianのAma。3回連続の出場で今大会が初優勝となった。

総勢26名による優勝争い、豪華ゲストによるショーケースも

Vibes Kings vol.3(以下バイキン)

photo by masahiro mizuguchi

大会ジャッジはAir TechnicianからIbuki、Ko-suke a.k.a. MAX、そしてフリースタイルバスケットボーラーのKengoの3名。バイキンは1ターン60秒以内の3ムーブで行なわれる。他の大会では30秒という持ち時間が主流であるが、バイキンでは倍の60秒を使うことができ、これによってより自由にムーブを構築することができる。

プレイヤーたちは時間をフルに使ってそれぞれの個性を発揮し、しのぎを削る。プレイヤーと観客の距離も近く、高難易度のムーブが決まると、あちらこちらから歓声が飛び、プレイヤーもそれに呼応するようにテンションを高めていく。

フリースタイラー同士の駆け引きだけでなく、プレイヤーと観客との掛け合いも聞こえてくる。競技中、ボールがサークルから観客の方へと飛び出すアクシデントが起こるも、観客がヘディングで上手く選手にボールを返すとプレーヤー、観客双方に拍手が贈られる場面も見られた。

競技を「する」、「見る」の垣根を越えた不思議な一体感が会場には生まれているようだ。まるでHIP HOP黎明期のサウスブロンクスのブロックパーティでの熱狂を彷彿とさせるような「Vibes」がそこには確かに流れていた。

ダブルダッチチームのBee Worker、フリースタイルバスケットボーラーのKengo and Yu-yaによるゲストショーケース、DJ ShinichiによるDJ Timeも設けられ、ジャンルの垣根を超えてお互いに良い刺激を与え合っているようだ。

激しい予選、本選を勝ち抜いてTop4に残ったのは、vol.1準優勝のLeon、関西から出場した吉川兄弟の弟であるKeisuke、vol.1でEpic賞を受賞しているYuURo、Air TechnicianのAmaの4名。

LeonとKeisukeの対戦では、Keisukeが先行をとり、果敢にエアムーブを畳みかけるも、Leonもそれに対応してムーブを返していき、判定はLeonの勝利。YuURoとAmaの対戦ではビッグムーブがいくつも飛び出し、会場を沸かせる。丁寧で巧みな足さばきでムーブを堅実に構築したAmaが勝利し、決勝はAmaとLeonの対決となった。

決勝はAmaとLeonの一騎討ち

決勝はAmaとLeonの一騎討ち

photo by masahiro mizuguchi

決勝はAmaとLeonの一騎討ち

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決勝では、AmaとLeonという音ハメを得意としながらも個性的なスタイルで観客を沸かせる新世代2人の対戦となった。会場はMCのKazaneの煽りでボルテージが最高潮に達し、会場は総立ちに。

先行を取ったAmaは軽快なステップで畳みかけ、30秒を残して余裕のフィニッシュ。対するLeonも怒涛のムーブで追いすがる。一進一退の攻防に会場は大興奮、観客は固唾を飲んで動向を見守る。

Amaが難易度の高いムーブをリズミカルにこなすと、会場にはどよめきが起きる。しかしLeonも負けじとシッティングムーブからのクラッチを決めきり、会場からは再び大きな声が挙がった。

熱狂と歓声の中で競技が終了し、ジャッジの緊張の一瞬。Amaの手が力一杯ジャッジによって挙げられると、興奮した観客がステージに雪崩れ込む。気づけばAmaの身体は観客に胴上げされ、宙に舞った。

新しい世代の「Vibes」が溢れんばかりの熱い大会、バイキンはAmaの優勝でその幕を閉じた。

バイキンはAmaの優勝

photo by masahiro mizuguchi

Ama 優勝コメント

Ama 優勝コメント

photo by masahiro mizuguchi

僕は今回の「Vibes Kings」が3回連続の出場で、最高でもベスト16どまりだったんですが、フリースタイルフットボールを始めてからの6年間の中でも、初めての決勝出場、そして優勝を勝ち取ることができたということをとても嬉しく思います。

決勝での対戦相手のLeonもよく一緒に練習していて、お互いの音を取っていくスタイルも似ていると思っていたので、試合中は二人の技の駆け引きやアクション次第では面白い試合になるんじゃないかなと思ってやっていました。

前回の国際大会(SUPER BALL 2018)では、悔しい結果に終わってしまったのですが、今後はもっと技術を磨いて、日本だけじゃなく世界でも活躍できる選手になっていきたいと思っています。

大会結果

優勝:Ama
準優勝:Leon
DLYNR賞:Leon、AKKI

「Vibes Kings」は、Air TechnicianのKazaneとYoが主催するフリースタイルフットボールバトル。「アンダーグラウンドからトップレベルになるプレイヤーを育てる」、「自分たちのカッコイイと思うものを浸透させ、影響を与える」というコンセプト。1on1形式で対戦し、頂点を決する。

Vol.1ではDaikichi、vol.2ではKo-sukeが優勝。そしてvol.3である今大会では、Amaが優勝を果たした。

THE MOMENTS of Vibes Kings vol.3

THE MOMENTS of Vibes Kings vol.3

photo by masahiro mizuguchi

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執筆者について
shuhei kaneko
愛知県出身。学生時代、ハードコアパンクにのめり込み、ストリートカルチャーやアクションスポーツに興味を持つ。自動車ディーラー勤務を経て、現在は福祉系の会社に勤務しつつ執筆、編集を行う。全ての人の心を揺さぶる、ストリート・アクションスポーツの素晴らしさやアスリートの魅力を伝えていくために日々研鑽中。
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