パリ五輪で注目を集めるBREAKING、それぞれの視点で考えるシーンでの役割とは
ストリートダンスの撮影をFEworksの代表として手がける映像クリエイター・Haruは、今や国内トップのダンサーの撮影から、ローカルのイベントまで幅広いシーンで活動する。今回の記事ではHaruがカメラを始めたきっかけから、現在の活動、撮影にかける想いなどをインタビューした。世界的なBBOYのShigekixの視点も交えて、ストリートダンス界のクリエイターについて紹介する。
カメラとの出会い、Haruはなぜストリートダンスを撮るのか?
カメラと出会ったきっかけは何ですか?
父親がカメラマンで、小さい頃からフィルムカメラを触ることが多かったことです。もともと僕もBBOYとして大会などに出ていましたが、当時はダンサーは多くいても撮り手となるカメラマンが全然いませんでした。自分がカメラも好きだったので踊っていない時に撮り始めたのがきっかけです。
ストリートダンスを撮影する時のこだわりはありますか?
自分も踊っていた頃から、ムーブを映像や写真で残しておかないと、踊り終わった後に自分のムーブを振り返れないなと思っていました。ですから、後から見返してムーブを良くしてもらいたいという観点で映像を撮っています。

Shigekixとの最初の出会いについて
※以降、それぞれのコメントを H:Haru S:Shigekix と表記しています。
H:多分10年以上前くらいかな、Shigekixが小学生の時にイベントで出会いました。
S:そうですね。10年前だと僕が小学生、9歳とかの時ですね。「はじめまして!」という感じではなく、もう自然に気が付いたら同じ空間にいました。
H:確か、僕は当時大学4年生で、大阪のイベントでShigekixの優勝を目の前で見たのを覚えています。あの時から良い意味で「化け物だなぁ」って思いました。
S:最初はお互いダンサーとして同じ空間にいて、そのうち何回も会うようになって、本格的にお仕事などでご一緒し始めたのは、ここ数年ですね。

トップダンサーが語る、シーンにおけるカメラマンの価値
Shigekixが考えるシーンでのHaruの印象は?
S:日本のカメラマンで、ハイクオリティかつコンスタントに世の中にBREAKINGを発信している人はかなり少ないです。なので、いろんなダンサーが求めていたことを遂にやってくださった!と思っています。
ダンサーにとって映像や写真はどんなツールになりますか?
S:僕は「踊っていることだけを全てにしたくはない」という考えを昔から持っています。映像や写真は会って直接話すことが少ない海外の人達にむけて発信できるツールでもあるので、自分を表現する一つです。逆にSNSや映像、写真を通じて海外のダンサーやダンスのトレンドを発見することもあります。

ダンスをより立体的に伝えるためにも、クリエイターは重要ですね。
S:ダンサーのパーソナルな部分や、大会に向けての準備段階などのプロセスも知ってもらうことはダンサーの発信だけでは難しいと思っています。僕たちは踊ることでしか伝えられないけど、今BREAKINGも盛り上がってきている中で、発信を支えてくれるクリエイターやメディアもすごく価値があると思います。

「まだまだ発信出来ていないダンスシーンの魅力がある」そのためにはクリエイターが増えることも必要
ストリートダンスを撮影する時に意識していることは?
H:いちばん大事なのは「ダンサー目線」で撮影出来ているかどうかです。見返した時に自分のムーブがきれいに見える角度から撮れているのか?というのは大事にしています。
「ダンサー目線の撮影」は自分の撮影クルーでも常に意識していますし、特にBREAKINGは最近メディアでの露出も増えてカルチャーも盛り上がっていますが、この意識は今後も変わらないようにしていきたいと思います。


クリエイターがストリートダンスシーンに与える影響について
H:まだまだ日本には凄いBBOY・BGIRLがたくさんいると思っています。クオリティの高い映像がSNSに継続的にアップされていれば、それを見て「こんな凄いダンサーがいるんだ!」「このイベント行ってみたい!」というきっかけになると思っていて。なので大きい大会だけでなく、地方のイベントやローカルで活躍するダンサーにも焦点を当てる活動をしています。
ストリートダンスシーンにクリエイターを増やすにあたっての課題は?
H:やっぱり機材が高額なので……笑。最初のハードルはそこにあると思います。ダンスが好きで、映像も写真もやってみたいけど(できない)…という話はよく聞きます。でも値段の面では、僕もビギナーの時から使用しているSanDiskの製品はリーズナブルでクオリティも高いので、カメラを始めるハードルが少し下がると思います。
ビギナーのカメラマンはまず、少し撮ってみたい、少しの容量でいいのでデータを管理したい、と思っているのですが、プロも使うSanDiskの製品と同じクオリティのものが手に取りやすい価格になっているので、そこはビギナーにとってありがたいですよね。
今日撮影で使っていた製品を選んでいる理由は?
H:ダンスの撮影はその一瞬を逃したらもう二度と戻ってこないので、確実にデータが残せるかつ、信頼できるものでないと怖くて使えないです。ですので安心して使用できるというポイントは一番大事です。
昔から使っているSanDiskはデータが壊れることももちろんないですし、大会中に急いでバックアップを取りたい時のスピードもバッチリです。例えば決勝戦の前にそれまでに撮影したデータをPCで確認して、アングルを調整したりもします。

今回使用いただいた「SanDisk Extreme ポータブル SSD」の感想はどうですか?
H:二つ良いところがあって、一つは携帯性です。一般的に売られているポータブルSSDには、分厚くてポケットに入らないサイズのものもあるのですが、SanDiskの製品は薄いのでポケットにも入れやすいですし、収納ケースにも整理しやすいです。
二つ目は読み出し/書き込みのスピードです。4Kの最高画質で撮影してもあっという間にバックアップが終わるので、本当にノンストレスです。

ダンサーの魅せたい部分を捉えるクリエイター
Haruの「ダンサー目線での撮影」はShigekixの視点から見てどうですか?
S:間違いなくBREAKINGのことが分かっていらっしゃるな、といつも感じています。ダンサーの魅せたい部分やクライマックスの箇所というのは、BREAKINGを詳しく分かっていないと捉えるのが難しいと思っています。分かりやすく言うと野球のバッターを撮影しているとして「構えてからバットを振ってボールに当たる直前までしか使われていない」みたいなことも正直ありますね。でもBREAKINGはそこを捉えるのが本当に難しいので、僕もメディアに出たときなどにそこを伝える努力はしています。

2024年パリ五輪までのプロセスでお互いが考える、それぞれのミッションとは
パリ五輪で注目を高めるBREAKINGですが、その中でのクリエイターの役割は?
H:2024年までのプロセスをどれだけ追っていけるか?が重要だと思っています。オリンピックの前年や前々年にどんなイベントに出て、どんなドラマがあったのか、ダンサーの本音も聞きつつ、カルチャー目線で撮影できるようにしておきたいですね。
それを発信することによって「オリンピックまでの過程でこんなことが起きていたんだ」と世の中に認知してもらいたいです。
あとは先程も伝えたように、ローカルにも注目を集めることで、オリンピックに出る選手だけではない魅力もどんどん伝えていくことで、いろんな人に興味を持ってもらえたらなと思っています。

Shigekixはダンサー視点で五輪までの自分のミッションがあれば教えてください。
S:プレイヤーとして日本代表の枠を勝ち取って、オリンピックに出場して一番いい色のメダルを日本に持ち帰りたいっていうのは言うまでもないのですが、それまでの過程で、BREAKINGに対しての想いやストーリーをどれくらい発信できるか?が重要だと思っています。
僕はBREAKINGに出会って、本当にいろんな経験が出来て成長出来たので、自分がメディアに出て発信することで、次世代でも「BREAKINGに出会ってよかった」って思える人を増やしたいです。
総括すると「BREAKINGの価値を上げる」ことがオリンピックへの道でやるべきことかなと思っています。
「BREAKINGはカルチャー」という側面を忘れてはいけない
スポーツだけでなく、カルチャーの側面を伝えていくうえで意識していることはありますか?
H:例えば、大会で優勝をした瞬間など派手なシーンだけでなく、ダンサーが会場に入ってから準備しているところや、チームメイトや他の地域のダンサーとハンドシェイクして交流している様子など、本来はイベント会場でしか見ることが出来ないカルチャーの側面も出来るだけ伝えていきたいです。
あとは、長くストリートダンスシーンと並走していることも活かして、ダンサーそれぞれのストーリーも考えながら撮影や編集をしています。一回見たら終わりの映像をつくるよりも、シーンの中で「あれ見た⁉」って話題になる作品を目指しています。ダンサー界隈でも話題になる作品が世の中一般にも広まれば、よりカルチャーの側面も伝わっていくと考えています。

S:僕はやっぱり「リアルを伝えること」に特にこだわっています。BREAKING自体がメディアで注目されることも増えている中で、初めてBREAKINGを見る対象が僕であることもありますし、その時に少しでも間違った伝わり方をしてしまえば、BREAKINGの印象が間違ってしまうので、その点はとても気をつけています。
例えば「回転数が多いことがバトルの勝因ですか?」と質問されることがよくあります。回転数が多いことは一つの評価にはなるのですが、それだけで勝負が決まっているわけではないので、そのニュアンスや構造を理解してもらえるまでは諦めずに説明します。
なので、取材時間が2時間とか3時間になることもありますし、予定から大幅に時間オーバーして「説明するためにもう1時間!」となるケースもあります。これを伝えることは結構難しいのですが、初めて見る人達が間違った情報でBREAKINGを認知しないようにするためにも、とても大事な活動だと思っています。

最後にHaruのこれからの活動について
今後つくりたい作品や発信したいことがあれば教えてください
H:世界や日本のトップを撮影することもあるのですが、日本は広いし、凄いダンサーやイベントもたくさんあるので、BREAKINGがオリンピックで注目を集める中で、ローカルやネクストジェネレーションも知ってもらえるような企画をやりたいです。もちろん、パリ五輪に向けて進化するShigekixのプロセスも追いかけていきたいです。
SanDisk「この瞬間を残したい」

・読み出し最大1050MB/秒、書き込み最大1000MB/秒
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Haru プロフィール
安倍晴日(あんばいはるか)
“Haru”
FEworks Co-CEO
1989年2月28日生まれ
東京出身、札幌にて育つ。
幼いころからカメラマンの父親に影響を受け、一眼レフカメラやデジタルカメラを触る機会が多く、自身がBBOYであったこともあり、2010年頃から本格的にダンスイベントの撮影を開始。
映像撮影、作品制作はもちろん、写真撮影も得意分野としており、FEworksの代表として国内外のイベント撮影を手掛けるほか、米国の大型ダンスメディア”stance”のJapan Teamとしての活動も行う。
2020年、米国Freeze of the Dayのコンテストにて世界一獲得。
Shigekix プロフィール
7歳の時にBREAKINGを始める。
KIDS BBOYシーンで頭角を現し11歳の時に世界の大会に挑戦を始める。
無敵の快進撃でKIDSの世界大会を総ナメ、他の追随を許さない唯一無二の存在になった。
2017年中学を卒業し、Team G-Shockに加入。
2018年ブエノスアイレスユースオリンピックにて銅メダルを獲得。
2019年Red Bullと契約しRed Bull BC One All Starsに加入。
2020年JDSF第2回全日本ブレイキン選手権で優勝し日本一に輝く。
その勢いはとどまるところを知らず同年Red Bull BC One World Finalにて最年少で優勝を獲得。
世界一の称号を手に入れた。
これまでになんと46回の国際大会での優勝経験を誇り、2024年パリオリンピックではもっとも金メダルに近いBBOYである。
SPECIAL EDITION

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
●今日 ○イベント開催日
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others日本最大級“入場無料”のアーバンスポーツの祭典『YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25』今年も世界最高峰のトップアスリートが横浜に集結!2025.10.15昨年に続き「3人制バスケットボール」の実施や、2年ぶりの開催となる「フリースタイルフットボール」にも注目!同時開催の『ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25』出店店舗も続々決定! 11月15日(土)・16日(日)の2日間、横浜赤レンガ倉庫 イベント広場・赤レンガパークにて開催される『YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25(YUSF ʼ25)』の第1弾コンテンツが発表!場内で開催されるアーバンスポーツの各大会には世界最高峰の舞台で活躍する選手たちの出場が決定するなど、今回もハイレベルなパフォーマンスが期待される。 また、ストリートを中心としたファッションなどのアイテムが勢揃いするカルチャーマーケットや、同時開催する横浜赤レンガ倉庫初のアメリカンフードフェス『ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25(AAFF ʼ25)』の企画も進んでいる。横浜赤レンガ倉庫を中心とする一帯に、ストリートカルチャーが一堂に会し、朝から夜まで「観る・体験する・食べる・飲む・遊ぶ」を存分にお楽しみいただける。 秋の横浜を熱くするYUSF ʼ25開催に向けて、追加情報が決定次第、公式WEBや公式SNSにて続々と発表予定だ。 CONTENT LINEUP [アーバンスポーツ] スケートボード - SKATE ARK 2017年より誕生し、現在では世界で最もレベルの高い”世界大会”として認知される「ARK LEAGUE」。「ライダーによるライダーの為の大会」と掲げているコンセプトは世界各国のライダーが賞賛している。パークやバーチカルなど様々なスタイルがあるスケートボード。 そのうち日本人選手が世界のトップレベルで活躍している街中にあるような階段やレールなど障害物のあるコースで競うストリート種目を実施。2022年、2023年、2024年に続き、世界で活躍するトップスケーターが出場する。 Pick-up 選手 藤澤 虹々可 選手神奈川県出身2001/11/8生まれ2023年 日本オープン ストリート女子優勝2023年 WST ドバイ 6位2024年 SLS APEX 優勝 石川 祐作 選手北海道出身1999/2/14生まれスケート歴21年 講師歴15年2022年テレビ東京「Dreamer Z スケボー新世代スター発掘オーディション」優勝 ブレイキン - KING OF COLLEGE 2025~秋の陣~/SUPER BREAK “Special Edition 5on5 Crew Battle” DAY1|KING OF COLLEGE 2025~秋の陣~ ブレイキン大学No.1を決める、大学対抗CREW BATTLEがYUSF ʼ25に初登場。毎年3月に開催されている人気イベント「KING OF COLLEGE」が、今年は“秋の陣”として特別開催。優勝チームは「KING OF COLLEGE」本大会のシード権を獲得。全国から集まる大学ブレイカーたちの熱きチームバトルに注目! DAY2|SUPER BREAK “Special Edition 5on5 Crew Battle” 日本唯一のオリジナル国際大会として、国内外から高い評価を受ける「SUPER BREAK」。今回はYUSF ʼ25内での特別版として、選ばれし4チームによる招待制5on5クルーバトルを開催。全国から世界レベルのブレイカーが集結。まさに“スペシャルエディション”の名にふさわしい対決を見逃すな! Pick-up 選手 Bboy Shosei 選手石川県出身2003/3/31生まれ2015年「UNVIST」優勝2021年「adidas Originals by HUMAN MADE®」のルックモデルに起用。ブレイキンチーム「GOOD FOOT」にも所属。 BMXフラットランド - FLAT ARK 2013年より「FLAT ARK」として誕生し、2017年から「ARK LEAGUE」として生まれ変わり、現在では世界で最もレベルの高い”世界大会”として認知されている。「ライダーによるライダーの為の大会」をコンセプトに世界各国のライダーが賞賛する大会である。YUSFでは2022年、2023年、2024年と開催。オーディエンスが分かりやすく楽しめる競技フォーマットを追求する、今大会も大注目の競技である。 Pick-up 選手 片桐 悠 選手新潟県出身2005/4/17生まれCHIMERA A-SIDE THE FINAL 2022 優勝Circle Of Balance 2022 準優勝X Games Chiba 2023 優勝 鈴木 仁菜 選手東京都出身2008/7/8生まれ2022、2023、2024年 FLAT ARK 優勝2024年 UCI FISE WORLD CUP 総合優勝 ダブルダッチ - DOUBLE DUTCH SHOW CONTEST/DOUBLE DUTCH ONE'S DAY1 | DOUBLE DUTCH SHOW CONTEST 大学生以下限定 SHOWCASE NO.1 決定戦(※チーム戦)。2分30秒以内のパフォーマンスを行い、ジャッジが採点。一位の座を勝ち取るのは、どの団体のどのチームなのか! DAY2 | ダブルダッチ 1on1 BATTLE [DOUBLE DUTCH ONEʼS 2012年に誕生し、ここYUSFでも数々のドラマを生んできたONE'S。今年も頂点を決める戦いをTOP16トーナメント方式で開催。上位者はDOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 2025への出場権を獲得できる。 Pick-up 選手 中村 圭太 選手東京都出身1993/11/8生まれ2017,2018,2021年DOUBLE DUTCH ONE'S FINAL 優勝 パルクール - ONE FLOW BATTLE 2025 世界が注目する、究極のパルクールバトルイベント!トレーサー(選手)達は、10秒間のソロムーブに全てを賭け、その瞬間にしか生まれない唯一無二のムーブ=最強のワンフローを繰り出す!スーパートリック、ビッグジャンプ、なんでもあり!限られた時間の中で、いかに個性とスキルを表現できるかが勝敗を分ける!1vs1のトーナメントバトルを勝ち抜くのは誰だ!? Pick-up 選手 永井 音寧 選手大阪府出身2006/6/17生まれ2025年 The World Games(成都)女子フリースタイル 銀メダル2023年 FIG パルクール・ワールドカップ女子フリースタイル 銅メダルパルクール日本選手権女子フリースタイル 5連覇(2019~2023年) 春村 稔 選手神奈川県出身2002/1/17生まれ2024年 YUSF OFB OPEN 優勝2024年 YUSF OPEN AUDIENCE MVP パルオニ - パルオニJAPAN CUP 2025 競技の専門性によらない、誰でも行う「あそび」を競技化!指定されたフィールドに、安全面に配慮かつ、運動機能を自然と向上させるように設置されたキッズ用の障害物(オブスタクルス)を使い、1番鬼ごっこがすごい(逃げる+捕まえる)のは誰かを競う!YUSFʼ23、そしてYUSFʼ24と2年連続開催した『パルオニJAPAN CUP』に続き、『パルオニJAPAN CUP 2025』を開催!カテゴリーやエントリー方法等の詳細は、YUSF ʼ25公式WEBサイトにて。 フリースタイルフットボール - JFFC 10th Final/DRIVE OUT DAY1 | DRIVE OUT フリースタイルフットボールとフリースタイルバスケットボールの融合による2on2新大会「DRIVE OUT」が誕生。記念すべき初開催の舞台で、日本一のフリースタイラーコンビの座を勝ち取るのは果たして誰か? DAY2 | JFFC 10th Final フリースタイルフットボールの日本一決定戦。数々の名勝負を生まれた大会が今年10回目の節目を迎える。横浜の舞台に全国からワールドクラスのフリースタイラーが集結。 Pick-up 選手 小嶺 聡之 (AKI) 選手東京都出身2000/4/19生まれJFFC2023 優勝Red Bull Street Style 世界4位Superball 2023 routine部門 優勝 伊豆 優李 (Yu-ri) 選手徳島県出身1998/5/1生まれ2025年 オーストラリアOPEN 優勝2024年 アジア大会 優勝 3x3 - IMPACT - 3x3 TOURNAMENT 国内最大級となるBIG トーナメント「IMPACT – 3×3 TOURNAMENT」︕数多くのバスケットボールイベントが開催された聖地・横浜赤レンガ倉庫のYUSF ʼ25特設コートで昨年に続き第2回開催決定! 大会名称:IMPACT 3x3 TOURNAMENT 2025 in YUSF '25開催期日:DAY1(予選)2025 年 11 月 15 日(土)DAY2(本戦)2025 年 11 月 16 日(日)※雨天中止 体験会「TRY! 車いすバスケ~チャレンジでプレゼントをGET!~」 はじめての人も大歓迎!車いすに乗ってドリブルやシュートに挑戦しよう。チャレンジ成功でプレゼントも!?横浜赤レンガ倉庫を背景に、競技用車いすで“映えショット”も狙えます!はじめてでも、大丈夫!!現役選手が優しくフォロー! Pick-up 選手 渡辺 将斗 選手愛媛県出身2004/5/20生まれ2021年 U23世界選手権 優勝2025年 天皇杯日本車いすバスケットボール選手権大会 優勝 山下 修司 選手長崎県出身2000/5/10生まれ2021年 U23世界選手権 優勝2025年 天皇杯日本車いすバスケットボール選手権大会 優勝 アーバンスポーツ体験会 © Yoshio Yoshida/YUSF 知らないスポーツだからこそ、この機会に「アーバンスポーツ」にチャレンジしてみよう。もしかしたら、楽しすぎてハマっちゃうかも!? やって楽しめるのもYUSF ʼ25ならでは。※実施予定種目は調整中。 ストリートカルチャーマーケット アーバンスポーツを「観る・体験する」はもちろん、ファッションやカルチャーを体験できるショップやブースなど、盛りだくさんのラインアップを取り揃える。 ALL AMERICAN FOOD FESTIVALʼ25 [同時開催イベント] 『ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25』は、アメリカを代表するフードが味わえる横浜赤レンガ倉庫の新たなフードイベント。 スケートボードやBMX、ブレイキンなど多くのアーバンスポーツの発祥となっているアメリカならではのフード&ドリンクを楽しめるキッチンカーが出店し、迫力満点のアーバンスポーツ観戦とともに、食を通じてこれまで以上にストリートカルチャーを体感いただける。 アメリカンカルチャーに染まる2日間、横浜赤レンガ倉庫で、ご家族や友人と“食×スポーツの秋”をお楽しみいただきたい。 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25名称:ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25(略称 AAFF ʼ25)会期:2025 年 11 月15日(土)・16日(日) ※雨天決行、荒天時は中止いたします。営業時間:11:00 ~ 20:00(ラストオーダー 19:30)入場料:無料 ※飲食代は別途会場:横浜赤レンガ倉庫 イベント広場(神奈川県横浜市中区新港1-1)主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25 ピックアップ店舗 Pick-up メニューとっくんはんばーがーハンドチョップ&和牛ミンチの肉々しいパティで、まさにアメリカンなハンバーガーを提供! Pick-up メニューラキア厳選したアメリカ産牛肩ロースの肉を使用し、炭の香りと特製ダレで仕上げた牛ステーキ丼は、一度食べたらクセになる味付け!品質の高い食材を、お客様に満足していただけるよう一つ一つ丁寧に調理される。 Pick-up メニューEight one café淡路牛100%の旨みを堪能!とろけるチーズと香ばしいベーコンが彩る、1日50食限定の贅沢な「アメリカン淡路牛バーガー」をぜひご賞味いただきたい。 Pick-up メニューバーズデイ国産鶏肉を使用し、厳選した小麦とスパイスが香る衣が絶品のフライドチキン&フライドポテト。相性抜群の自家製ソースをたっぷりつけてお召し上がりいただきたい。 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25[イベント概要] 11月15日(土)・16日(日)の2日間、横浜赤レンガ倉庫がアーバンスポーツの熱気に包まれる! YUSF ʼ25とは、スケートボードやブレイキン、BMX、ダブルダッチ、パルクール、3x3バスケットボールなど、世界で活躍する選手たちが集結する関東屈指のストリート・アーバンスポーツを集約したフェスティバル。各競技ごとに世界レベルの大会や体験会などが2日間に渡り開催され、どなたでも無料で世界のトップ選手たちのパフォーマンスを観覧することができる。 今年は話題のフリースタイルフットボールも再登場し、さらに横浜赤レンガ倉庫初のアメリカンフードフェスも同時開催。子どもから大人まで気軽に参加できる体験会や、ファッション&ストリートアイテムが並ぶマーケットも賑わいを後押し。横浜赤レンガ倉庫の景観と潮風のロケーションの中、熱く繰り広げられる各競技が見どころだ。 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25(略称 YUSF ʼ25)会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク日時:2025年11月15日(土)・16日(日)11:00~20:00入場料:無料※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ʼ25 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ/ 明治商工株式会社/ 株式会社ローソンエンタテインメント/ 株式会社ゼータ)共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局協力:一般社団法人ARK LEAGUE 有限会社OVER THUMPZ /株式会社IAM /株式会社トリデンテ/ 株式会社HANDOFF協賛:サミー株式会社/ 株式会社竹中工務店/ MEMORY株式会社
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skate「世界で大活躍し、私の大好きなスケートボードの魅力を伝えたい!」世界の頂点に最も近い14歳、長谷川瑞穂選手インタビュー2025.09.24近年、競技人気の急上昇に合わせて、特に若手の競技力向上が著しいスケートボード競技。日本人選手においても多くの若手選手がオリンピックや世界大会で大活躍しており、3年後に控えるロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得が期待されている。その中でもここ数年「スケートボード・パーク種目」と「スケートボード・バート種目」の二刀流で世界大会にて数々の優勝という快挙を残し、世界の頂点に最も近い弱冠14歳の若手日本人女子ライダーがいる。 それが今年6月のイタリア・ローマで行われたロサンゼルスオリンピック選考レースの前哨戦となった「WST WORLD CUP ROME 2025」のパーク種目で見事優勝という結果を残し、同月に行われた「X Games Salt Lake City 2025」のバート種目でも金メダルを獲得し、世界最強の二刀流ライダーとして名を馳せている長谷川瑞穂選手だ。 今回は近年飛ぶ鳥を落とす勢いでスキルと実績を伸ばしている長谷川選手にインタビュー。世界大会での優勝を含めて数々の好成績を残した今シーズン前半の海外遠征をはじめ、彼女が競技を始めたきっかけから、競技活動で大事にしていること、そして世界の頂点に挑む彼女が持つ今後の目標とスケートボートへの思いについて聞いた。 長谷川瑞穂(はせがわ・みずほ) 以下: M 2ヶ月間の海外遠征で獲得した数々の好成績を提げて帰国。そんな彼女が今感じる自分にとって必要なことは。 - 今回の海外遠征では様々な世界大会での好成績おめでとうございました!約2ヶ月ほど遠征されていたと思います。海外遠征中の大会を振り返っていかがですか? 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M: どの大会でも「あれやればよかったな」や「あれに時間をかけていたからダメだったんだろうな」みたいなことはたくさんあって、そういう思いがいつもあるので、今回はなるべく少なくできるように心がけてました。 - そういう意味では今回はうまくいった方ですか?優勝や2位など好成績が残せたシーズン前半だったと思いますが、自分の滑り的にはいかがでしたか? M: 「WST Rome」の時は全部思うようにできてすごくやりきったと思えたんですけど、「X Games Osaka」ではやりたい技はメイクできたものの上手く合わせきれず、入れられなかった技もあったので悔しかったです。でもその後の「X Games Salt Lake City」でしっかり改善して優勝できたので良かったです。 カナダの「JACKALOPE」はバーチカル内に大きいギャップがあるバーチカルだったんですけど、そういうセクションで初めて「フロントフリップインディグラブ」をメイクできたので実りがある大会だったと思います。 スウェーデンの「STU PRO TOUR」では初めてパークで「540ジュードーエアー」にチャレンジしたんですけど、その技にずっと時間を取られてしまって「フロントフリップインディグラブ」ができなかったので心残りがすごくあります。 アメリカの「Rockstar Energy Open」はすごく良かったです。練習もしっかりできていて、やりたかった技は頭の中にいくつも良いイメージがありました。実際はできなかった技もありましたけど楽しくてやりきったなっていう感じがあった大会でした。 - 最近は海外の大会への出場が多くなっている中で、海外のトップ選手と一緒に戦って感じることはありますか? M: そうですね。他の選手と戦っている感じはあまりなくて、いつも自分自身との戦いという感じです。他の選手を見てすごいなって思う一方で技ができない自分に悔しい思いをしながら、その悔しさをバネにいつもスケートボードをしています。 - 今回の海外遠征とシーズン前半を終えて、今後の自分に必要だなって感じたことはありますか? M: よりレベルの高いトリックはもちろんですが、もっと海外の人とコミュニケーションを取れるように英語を頑張りたいなと思いました。元々私自身、初対面の人に話しかける時に緊張して声が出ない時が結構あるので、海外での普段の生活やインタビューで固まらずに笑顔で対応できるようなコミュニケーション能力が必要だなと思いました。 - 英語は普段から結構勉強されているんですか? M: そうですね。。「Duolingo(デュオリンゴ)」というスマホのアプリで結構勉強していたのですが、一度やらなくなってしまうと面倒くさくなってしまい最近あまりアプリは使えていないです。。でもお母さんが英語を少し話せるので、海外選手のインスタグラムの文章を見て一緒に音読したりして勉強するようにしています。海外に行くことも増えてきたので、最近は結構英語も聞き取れるようになり、なんとなく分かるようになってきました。話すのはまだ片言ではありますが少しづつできるようになってきたのでこれからもっと頑張ります。 スケートボードは自分自身との戦い。一番好きなところは高く飛んだ時のスピードと重力に振り回される唯一無二の感覚。 - スケートボードを始めたきっかけを教えていただけますか? M: 5歳ぐらいの時にお母さんと始めました。お母さんが元々スノーボードをやっていたこともあって、私もスノーボードが大好きで早く一緒に滑りたかったので、雪がない夏でもできる練習としてスケートボードを始めました。 - 最初に始めたのはスケートボードじゃなくてスノーボードだったんですね。 M: はい、確かそうだったと思います。昔の記憶で曖昧ですが、お母さんに抱っこされてキッカーを飛んだ記憶がありますね(笑)スノーボードは今も続けていて今年は3回滑りに行きました。最近は冬もスケートボードの大会が色々重なり滑りにいけないことが多いのですが、もう1週間に2〜3回ぐらいはスノーボードに行きたいくらい結構好きです。 - スノーボードをやることでスケートボードが上手くなったりとか、相乗効果はありますか? M: ありますね。スノーボードは足がボードとくっついてるので、いつものスタンスと逆にしても結構やりやすくて、それがスケートボードのスイッチスタンスの練習になるのでスケートボードに活かされている部分もあると思います。 - スケートボードは5歳ぐらいから始めたとのことですが、本格的に大会へ出るようになったのは何歳ごろでしたか? M: 小学4年生の時に出場した全日本の大会で3位に入ったことがきっかけで、スケートボードの方に徐々に傾いていったみたいな感覚はあります。その時はまだ結構スノーボードもしていたんですけど、本格的に大会に出ることで冬もスケートボードの練習をしないといけなくなるので、必然的にスノーボードからだんだん離れていったみたいな感じです。 - そうなのですね。長谷川選手はパークとバートの2種目をやっていますが、それぞれの種目の魅力を含めて、スケートボードの魅力はどんなところだと思いますか? M: スケートボード自体の魅力は、自分も周りの人もお互いのチャレンジに成功した時の嬉しさを一緒に共有できるところが1番の魅力で、パークとバーチカルの魅力はハイエアーをした時のあのスピードと重力に振り回されてる感が大好きです。「私飛んでるな」っていう感覚が大好きで、パークの方は最近グラインドが結構長めにできるようになってきてグラインドを長く流せた時が気持ちよくて最近はまってます。 とにかく高く飛ぶことが大好きで、高く飛んでトリックをしっかり乗り切った後の衝撃と共に「やったー!!」という感情が湧き上がるその瞬間が最高ですね。やっぱり最近一番スケートボードにはまってる理由はそこにあると思います。 - 影響を受けている憧れのスケーターはいますか? M: 結構昔の話になりますが、バーチカルで藤井雪凛ちゃんと貝原あさひちゃんの2人に元々すごく憧れていて、私が小学6年生のときワールドスケートゲームズでアルゼンチンのバーチカルの大会に一緒に行ったんです。その時に2人の滑っている姿がすごくキラキラして見えて「かっこいいな、ああいう人になりたいな」って思いましたし、もっと強くなって2人と一緒に表彰台に乗ってみたいなって思うようになりました。 あと岡本碧優ちゃんもすごいリスペクトしている選手で東京オリンピックの時にテレビで観て、「すごくかっこいい!!」と思ったので、またスケートボードに復帰してくれて一緒に滑れていることがとても嬉しいです。 - 今となってはその憧れの選手と一緒に表彰台に乗ることもあるかと思いますが、彼らはどういう存在になっていますか? M: 憧れの存在というのは変わりませんが、昔と比べて距離が近くなったので、今では優しくてすっごくかっこいい先輩みたいな感じになっています。 - ちなみに最近、普段どういう練習をすることが多いですか? M: 普段は秩父スケートパークで練習することが1番多いですね。今はパークの近くに家も借りているので。練習方法としては、私自身あまり体力と集中力が続かないこともあって、ちゃんと自分の頭の中でイメージしてからどのトリックも3回以内にメイクすると決めて取り組むことが多いです。あとパークの場合は結構ランの合間にグラインドトリックを挟むことが多いので、トリックを頻繁に変えたりしながら練習しています。 -また一方で大会の時は常に意識していることもありますか? M: 大会で意識していることは、しっかりリラックスしてテンションを上げすぎないようにすることです。テンションを上げすぎると大会の会場の熱に酔いすぎて冷静になれず、トリックがメイクできなくなることも多いので、ちゃんと自分の気持ちを落ち着かせていつも通りに滑ることをイメージしています。あとはドロップインする前に誰か身内とか友達とか応援してくれる人の顔を見て、「応援してくれる人がいるから絶対メイクできる!」という気持ちに変えてから乗りに行っていますね。 -長谷川選手の得意なライディングやトリックなどスタイルも含めて自分の強みはありますか? M: ようやく最近私はハイエアーが強みなんだと気が付いたんです。今までは無意識だったんですが、色々振り返ったり分析していると「私って結構高さにこだわってるんだな」というのに気づきました。だからその高さを強みとしていくことは大事ですし、それ以外にも色々な種類のトリックを持っているところも私の強みだと思うので、1個1個を大事にしながら競技をやっていきたいです。 -そんな様々なトリックを持つ長谷川選手の新技の選び方も聞かせてください。 M: 結構周りの人に勧められたトリックの中で「これできそうだな」というイメージが湧いたものを選んでいることが多いです。すごくふわっとしているんですが、そのトリックが頭の中のイメージと噛み合った時って、パッと自分がそのトリックをしている姿が思い浮かぶんです。そうなると、足の力の入れ方や抜き方とか、飛んだ後の力加減のイメージが浮かびますし、そのトリックをしている他のライダーを見ているだけでどうやったらできるか感覚的に分かるので、あとはそれを実際に自分の滑りで落とし込んで動きと合わせてチューニングしていく形です。 ただパッとイメージが湧いた時は大体擬音で、「ガーってやってバババババってやってドーン」みたいな感じで頭に浮かんでくるんですが、私自身もそれを言葉として残さないとイメージを忘れちゃうので、パークでもこうやって擬音で話していると周りの人になんだこいつみたいな顔でよく見られるんですよね。。悲しいことに(笑) -そうなのですね。。(笑)ちなみにパークとバーチカルでそれぞれ意識してることの違いってありますか? M: パンピングの仕方はちょっと違うなって思います。面に対しての踏み方が少し違っていて、バーチカルはパンピングの位置が合ってないと危ない時があるので、特にパークに行った後のバーチカルの練習の時は、パークと同じようにパンピングしないように気をつけてます。 トリックに関してはアールの長さと角度に合わせて変える形です。バーチカルは大体同じくらいのセクションサイズですが、パークだとアールが小さいところも結構あるので「キックフリップインディグラブ」や「540」は結構タイミングやトリックの進入角度を変えたりしますね。 - 今までたくさんの大会に出られていると思いますが、勝てなかった時の負けた経験から学ぶことはありますか? M: 負けた経験。。自分自身にいつも負けていて、やりたいことができない自分に結構イライラしちゃったり悔しいなってよく思うのでその気持ちをバネにして技の練習にいつも取り組んでます。 時には「いやだな。疲れたから練習行きたくないな」って思うけど、練習しないとまた悔しい思いをすると感じて日々戦ってるので、これは自分でいう勝ち負けみたいなところかもしれないです。 -そんな長谷川選手にとって、家族やサポートしてくれる方の存在はどういう力になっていますか? M: お父さんはいつも仕事を頑張ってくれて本当にありがたいなって思っています。たまにLINEの絵文字がちょっと古くていやだなって思う時ありますけど(笑)そして本当にお母さんには感謝しています。昔は練習が終わった後、家も遠かったのでいつも夜中12時ぐらいに帰っていました。そこからお母さんは2時間ぐらい寝て早朝の新聞配達の仕事に行ったりといつも疲れていたと思うのですが、私のスケートボードにここまで付き合ってくれて本当に感謝しかないです。スポンサー様からは金銭的な支援をしていただけるようになったことでギリギリじゃなくてちょっと余裕を持って活動できるようになりました。サポートしてくださってるスケートボードブランドの「H-STREET」には飛行機代だけ払ってくれたらアメリカでの活動を全部サポートするよって言ってくれて、家に泊まらせてくれて食事代も全部払ってくれてパークの料金も払ってくれました。 このようなサポートを受けてからX Gamesの大会で表彰台に乗れた時が、多分私のスケート人生で1番変わった瞬間だったなって思います。本当に感謝しかないです。 スケートボードから降りた14歳の等身大の姿は天真爛漫な女子中学生 -スケートボードをやっていないオフの時はどういう風になんか過ごされてますか? M: オフの時はある程度の筋トレをしながらずっと音楽聞いたりYouTubeを見たり、 TikTok 見たり、ゲームしたりしてます。特にゲームが好きで、ゲーム実況者のYouTubeをよく見ています。それと結構スケートボードやってる人たちや私の知り合いの中になんか4〜5人ぐらいいるんですけど、同じ趣味の子がいたりしてその子たちと通話しながらゲームしています。あとはお絵かきしたりもします。 -ちなみにどういうゲームが周りで今流行っていますか? M: 昔からみんなでよくやってるのは音ゲーとかで、それ以外でもこのゲームいいよとか、この曲めっちゃいいよみたいなので結構よくしゃべったりしてますね。ただゲームにはまっている理由も、ゲームぐらいしか海外遠征に持っていけなくて、本とか他に何を持っていってもかさばるし、教科書とかを持っていった時にはすごい重さになって大変なのでそうなるとゲームぐらいしかないなって感じです。でもすごく楽しいです。 -ゲーム以外で長谷川選手の年代は周りで何か流行っているものはありますか? M: 海外遠征もあり、あまり学校に行けていないので日本の流行りはそこまで分からないんですけど、結構海外の流行りって日本のものと大体同じではあるんですが少し遅れているんです。前に流行った「ルビーちゃん!はーい!」っていうやつが今周りで流行っていて、会うたびにみんなずっとやってます。何年か遅れてますね(笑) -スケートボード以外に今他にやってみたいと思っていることはあったりしますか? M: そうですね。スカイダイビングにもう1回行きたいです。あとまたみんなでディズニーランドに行きたいですね。私の初めてのディズニーランドはこの前行ったカリフォルニアのディズニーで、すごく楽しくて遊園地もなんか5〜6年ぶりに行ったのでまた行きたいです。 あとはUSJ に行ってハリーポッターの杖が欲しいです(笑) スケートボードをもっと多くの人に好きになってもらうため、世界を舞台にこれからも活躍し続ける -今後の目標として力を入れて取り組んでいることはありますか? M: 直近の目標としては出場する大会でかっこいいと思われるライディングを見せることと、自分のベストパフォーマンスを見せて、前の大会よりも成長できた部分を見せたいなって思います。 -少し長い目標で、例えば来年とか再来年にこういう結果を残したいといった目標はありますか? M: ワールドスケートの大会ではきちんと結果を残したいですね。今は日本の中で1位で世界ランキング3位なんですけど、やっぱりみんなすごく上手いのできちんとやらないとマジで追い越されちゃうんで頑張っていきたいと思います。 -またその先にはロサンゼルスオリンピックがあると思いますが、3年後についてはどう思っていますか? M: そうですね。ロサンゼルスオリンピックに出場したいですね。オリンピックって人生を変えるくらいすごい大きいことだと思うので頑張りたいんですけど、とりあえず怪我がないようにしたいですね。私自身は怪我をして長い期間滑れなかったことはまだ無いですが、他の選手の怪我を見ているとやっぱり怪我を今まであまりしてきていない分、骨折のような怪我がどんどん怖くなってきたので気をつけてやっていきたいと思います。 -今後こういうスケーターになりたいという理想像ってありますか? M: 海外の選手なんですが、リジー・アルマントという選手がいて「X Games」とかに毎回呼ばれているレジェンド選手で、見ているとすっごくスケートボードを楽しそうに滑るんです。なんか大人になってもスケートボードを楽しいって思えるのってすごく素敵だなって思うので、そういう選手になりたいですね。 私も大好きなスケートボードをみんなに好きになってもらいたいという思いが強くあるので、20代、30代になっても楽しくスケートボードをして、皆んなにスケートボードの楽しさを伝えられる人になりたいなぁと思っています。でも将来もしスケートボードの大会に出なくなっても、その後続ける仕事はスケートボードに関するものがいいですね。自分が好きなスケートボードの魅力はずっと伝えていきたいと思っています。 -長谷川選手にとってスケートボードはどのようなものですか? M: これ言ったらちょっと笑われちゃうかもしれないんですけど、私にとってスケートボードって「シャワー」みたいなものだと思っているんです(笑)シャワーは浴びなくてもぶっちゃけ生きてはいけるけど、衛生的には浴びる必要があるものですよね。それと同じことでスケートボードって、普通に生活している中で必要ないんですけど、私の中では絶対に必要なものというか、毎日やらないとこう落ち着かないことなんです。 私は人生においてまだ短い時間しか生きていないですけど、スケートボードは人生の半分以上を占めていて、それだけスケートボードに打ち込める人生って幸せだと思っています。なのでスケートボードは私の人生にとって欠かせないものです。 長谷川瑞穂プロフィール 2010年10月14日生まれ。山梨県甲府市出身。幼少期からスノーボード選手である母の影響を受け、5歳でスケートボードを始めた。現在は「パーク」や「バート」を主戦場に国内外で活躍し、日本代表として世界中から注目されるトップ選手となっている。 今年2025年には、イタリア・ローマで行われたロサンゼルスオリンピック選考レースの第1戦目となった「WST WORLD CUP ROME 2025」のパーク種目で優勝を皮切りに、世界最高峰の大会「X Games」のソルトレイク大会でバート部門で金メダルを獲得。さらにアメリカのオレゴンで開催された「Rockstar Energy Open」でも金メダルを手にするなど、世界の舞台で次々と快挙を積み重ねている。2025年9月現在の世界ランキング(OWSRパーク女子)では3位にランクインするなど、世界的にも評価が高い。 長谷川の魅力は、ハイエアーの中に組み込まれた様々な高難度トリック。トリックバラエティの多さは他の選手より秀でており、数々の高難度トリックで観客を魅了する。その中でも彼女が大事にしている「仲間と切磋琢磨しながらも楽しむことを忘れない姿勢」が特徴的で、今後さらなる飛躍が期待されている14歳だ。スポンサーはH-STREET SKATEBOARD、187KILLERPADS、Avenir Skate、DC SHOES、PROTEC、Thunder Trucks、Spitfire Wheels、54tide rider、秩父スケートパーク、日動エコプラント、WORLD VISION、あおぞら鍼灸整骨院、MIRIZE古河店
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dance「人生よりダンスの方が大きい」次世代を牽引する若き才能「龍と勇太」インタビュー2025.09.17キッズ時代からこれまで、ストリートダンスシーンで目覚ましい活躍を見せる二人の若き才能がいる。Red Bull Dance Your Style 2023 Japan Final で優勝を果たした龍と、龍と共にWORLD DANCE COLOSSEUM WORLD FINAL 2024で高校生世界一に輝き、先日Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Finalでも優勝して日本代表に選出された勇太だ。 彼らは「龍と勇太」というチームとしてアニソンダンスバトル全国大会で史上初の2連覇を飾るなど、その名を轟かせている。ジャンルに捉われない唯一無二のスタイルを追求する龍と、Popを軸にミュージカリティと遊び心溢れるダンスで観る者を魅了する勇太。彼らの活躍はダンスシーンに留まらず、勇太のポカリスエットCM出演など、多方面で注目を集めている。 FINEPLAYは、今最も勢いのある彼らにインタビューを実施。その卓越したダンススキルと魅力的なキャラクター、そしてストリートダンスやA-POPダンスカルチャーへの深い情熱を深く掘り下げていく。SNSやCMで彼らの存在を知り、ダンスカルチャーに興味を持った読者の方々に、彼らの魅力をお届けする。 「優勝以外許されない」快挙と躍進の背景にあった二人の思い -勇太さんは先日Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Finalで優勝されました。龍さんも2年前に同じタイトルを獲得されています。この立て続けの快挙について、お互いへの率直な感想をお聞かせください。 勇太:2年前に龍が優勝したので、今回声をかけてもらって出場する以上、優勝以外は許されないと思っていました。プレッシャーという感じではなかったですが、「龍が優勝したから俺も優勝するだろう、それしかないだろう」という感覚でした。負ける想像は一切しなかったので勝ててよかったです。 龍:勇太が出るって決まった時点で、もう絶対勇太が優勝すると思っていました。自分が優勝した時もRed Bull Dance Your Styleは世界大会で注目度の高いイベントだったのでめちゃくちゃ嬉しかったし、勇太が優勝した時もすごい嬉しかったです。 ―勇太さんはバトル以外にも幅を広げてポカリスエットのCMにもご出演されていますが、この活動を通して感じたことはありますか? 勇太:CMに出ることがまず理解できないことでした。全国で流されたり、電車の中にポスターが貼られたり、スカイツリーの展望台でもCMが流れていたらしいのですが、とにかく全ての状況が理解できないというのが、決まった時点での状態でした。反響もすごく大きくて、長年連絡を取ってなかった友達や、幼稚園の頃の友達のパパママからも「CM出てるのやばくない?」みたいな反響がたくさんあったと聞きました。 ジャンルレスな踊りをみせる二人だからこそ表現できる「龍と勇太」としての魅力 photo by AYATO. ―お二人は「龍と勇太」としてアニソンダンスバトルの最高峰「あきばっか~の」でチーム史上初の2連覇を飾るなど好成績を残し続けています。お二人ならではのダンススタイルや、チームとしての強みはどういう部分だと感じていますか? 勇太:自分たちの特徴として「ピリピリしない」、「ふざけながらショーケースやバトルをやっている」ところは他のチームにないことかもしれません。ルーティンとして固めた内容を本番でしっかり決めるところも強みだと思います。 龍:バトルで使うルーティンは、ショーケースのために作ったものを転用していることが多いです。キャッチーな曲や分かりやすい曲でショーケースをよくやっているので、一般の人にも面白いと感じてもらえるようなルーティーンが多いのが強みだと思います。それ以外でルーティンを作るときはダンサーのお遊び、即興のお遊びをそのままルーティンにしています。「これ面白いじゃん」とか「それやってみよう」といった感じで、全て偶然できたものでやってます。 photo by AYATO. ―お互いに様々なジャンルを取り入れた踊りをされる印象があります。「ジャンルに捉われない唯一無二のスタイルを貫く」、あるいは「ジャンルレス」に踊ることについて、どのような考えをお持ちですか? 龍:割とその時踊りたいように踊るという感覚が強いです。「今日は立ち踊り一本で行きたい」、「今日はブレイキンを混ぜて好き放題やっちゃおう」、「今日はHIPHOPが多いからPopの要素多めにしよう」とか、その日の調子によって踊りたいように踊っています。一つのスタイルに囚われたくないという感じです。 勇太:僕は基本的にPopをやっていますが、フロアを使ったムーブで繋げたりする部分はPopでも珍しいかもしれません。特に色々混ぜているという感覚はなく、自分がやりたいPopとそれをどう流れるように繋げて踊るかを考えています。 またDESCARADOSというチームでも活動していて、ハウスを踊るメンバーも所属しています。なのでハウスやHIPHOPを踊ることもあるし、ちょっとブレイキンっぽいフリーズが入ったルーティンだったり。そういった部分からも色々なジャンルの良さを吸収しています。 ―勇太さんはバトルで一点倒立をしていたのも印象的でした! 勇太:あれは本当によくわからなかったです(笑)。相手のムラトミさんが一点倒立をしたから自分もやってみようと思って。一時期は3点倒立系の技を遊びでやっていた時期があって、それが上手く活きたシーンでしたね。 photo by ちゃんじゃ ―ジャンルごとに練習時間を決めたりしていますか? 龍:僕は趣味感覚でブレイキンをやっているので、体を動かしたくなったらブレイキンをやって、一日の終わりに近所で夜風に当たりながらHIPHOPの練習をするのが好きです。とにかく体を疲れさせたくて、生きてる実感が欲しくて練習をやっています(笑) 勇太:僕は一人では練習しないです。週一固定でレッスンに通っているのと、とにかく予定を入れたいタイプなので、誰かと練習する予定をとにかく詰め込んでいます。1日に3つ練習をはしごして周ったりすることもあります。一人で練習しようとするとうっかりYouTubeを見て時間をつぶしてしまったりするので、誰かと一緒に踊り合うのをやっています。ブレイキンはもう練習していません(笑) photo by ちゃんじゃ ―お互いのリスペクトポイント、頼もしいポイントがあれば教えてください。 龍:勇太はダンスが好きだという気持ちと、Popが好きだという気持ちで、ブレずにまっすぐダンスをしているところがめっちゃかっこいいと思います。ふざけているようで、すごく真面目なところもいいです。 勇太:龍はスケジュールが忙しい中でもダンスに対して一番時間を割いているので、ダンスへの気持ちが熱いです。僕はダンスが圧倒的な第一位でダンスにしか時間を割いていませんが、龍はセルフプロデュース能力やSNSでの見せ方、自分をどう一般の人に見せるかという部分のこだわりがしっかりあると思います。 あとは気持ち悪いほどオタクな部分、ダンスに対しても気持ち悪いほどの愛があって、そのキモさが良いです。人間はかっこいいとか上手いとかが行き切ると気持ち悪くなるもので、龍は全部行き切っていると思います。良いプライドの高さと良い自信の持ち方、そして自分への考え方を持っているのが良いです。 photo by AYATO. ダンス以外のプライベートにも垣間見える二人の魅力 ―龍さんのダンス以外のオフな部分で、リフレッシュはどのようにされていますか? 龍:僕は大学に通いつつ、ダンスの仕事やトークの出演も多くて、趣味のアニメ、そしてプライベートの練習、この4つの軸で生きています。基本的には大学や仕事で動けない時のストレスをダンスとアニメで全て打ち消している感覚です。アニメもダンスと同じように好きな時に見て楽しんでいます。 ―勇太さんはラーメンを出汁やトッピングから作ると伺いましたが、どのくらい時間がかかりますか? 勇太:ラーメンは作るものによりますが、2日くらいかかります。長いものだとスープで1日かかることもあります。スープを作る日は外出すると焦げちゃうので、15分や10分おきに混ぜなければいけなくて丸一日時間がかかります。友達や先輩に食べに来てもらうことも多いですね。一番好きなのは煮干しラーメンで、そこら辺の店より美味しい自信があります。 ラーメンを食べに行くのももちろん好きで、練習場所に応じて大体2〜3件ラーメン屋の候補が出てくるくらい通っています。イベントの予選前とかでも一人でラーメンを食べに行くこともよくあります。 シーンの最先端で活躍し続けてきた二人が語るカルチャーへの思い photo by ちゃんじゃ ―ダンスを通した活動で、ダンスカルチャーにどう貢献したいか、どのような思いで活動されていますか? 龍:A-POPバトルとストリートバトルの両方に出ていますが、どちらも楽しいから出ています。でもそのダンスの面白さを一般の人に伝えるのは難しいことだと感じています。自分たちがダンスは楽しいということを分かりやすくしたり、動画にすることで他の人にも楽しんでもらえるようにしたいと思っています。純粋にバトルを楽しむことと、それをエンタメに昇華することを意識しています。 勇太:A-POPバトルには友達に会いに遊びに行く感覚で出ています。アニソンダンスバトルに出ている人たちがお互いに刺激を与え合い、シーンがどんどん大きくなってレベルが上がっていったらいいなと思っています。 Popのバトルは、世界大会など大きい大会がたくさんあるので、「チャレンジャーとしてどれだけ爪痕を残せるか」というマインドで挑んでいます。僕はPopのダンスが一番好きでかっこいいと思っていますし、Popの歴史も好きなので、先輩方にどれだけ認めてもらえるかを目標にしています。結果が出なくても、言葉をかけてもらえると嬉しいです。最終的にはPopシーンでトップを取り続けたいですし、バトルに出ている時が一番ヒリヒリして楽しいですね。 Popは他のジャンルに比べて年齢の力がすごいんです。ブレイキンや他の競技には引退という言葉がありますが、Popはそこまで体を動かさなくてもいいので、どれだけ年を重ねても一生上手くなり続けられるジャンルです。だからこそ渋さが出せる先輩達が強くて、その牙城を若手がどう崩すかが今の大きな壁なのですが、他の人より若いうちにこの壁を超えてやりたいという思いがあります。今も最年少記録をいくつか持っていますがもっと大きい大会でたくさん記録を更新していきたいです。 また、ストリートやオールスタイルのシーンの中には、自分に憧れてくれているキッズ達もいるので、その子達にどれだけ夢を見せられるかというところも意識しています。 photo by AYATO. ―A-POPを含め、ダンスシーンがもっとこうなって欲しいと感じる部分はありますか? 龍:A-POPシーンの上の層がストリートに対してもっと意欲的になって、どんどんレベルアップしてほしいです。上が育つと下も育つので、もっと次のレベルを目指してほしいです。また、ストリートから来てくれるキッズの子が増えているので、彼らを引っ張って、A-POPの面白さをストリートにも広めていけたらと思います。 HIPHOPバトルではあまり勝てるタイプではないんですが、もっとクリエイティブというか、色々なものを受け入れやすくなったら日本のダンスシーンが面白くなるのではないかなと思います。とはいえ不満があるわけではなく、結果よりも自分がどう踊るかに今後も焦点を当てていきたいですね。 photo by AYATO. 勇太:A-POPシーンの人もみんなストリートのシーンが本場と考えているので、ダンスの部分に対しての愛をA-POPシーンでもっと表現できたらいいなと思っています。アニメ愛や声優愛は素晴らしいんですが、ジャッジが来た時に「ダンスへの愛ももっとあったらいいね」と言われることが多いです。アニソン愛そのままに、ダンスにも愛を向けられるともっと面白い空間になると思います。 ストリートのシーンは、A-POPシーンに比べてイベント数が少ないと感じています。大きいイベントはたくさんあるんですけど、ダンサーはそのどれかに焦点を当ててバトルに出場していることが多いです。それ自体はめちゃくちゃいいことで、一つ一つのイベントの熱量が高くなって最高に楽しいんですけど、そのイベントの数がもっと増えてくれたら嬉しいです。 あとは、ブレイキン以外のクルーバトルイベントが少ないとも感じています。コンテストとして同じジャンル同士で組むクルーは多いんですが、バトルクルーはブレイキン以外で少ないと感じているので、他ジャンルの新しいクルーバトルイベントが増えてくれたらいいなと思います。もうジャンル関係なしにごちゃまぜで「こいつらがバトル最強だ」みたいなクルーが増えていっても面白いんじゃないかなと思っています。 どのシーン間でもライバル関係みたいなものはたくさんあってよくて、その中で皆それぞれこだわりがあって最高だと認め合えればめちゃくちゃいいと思います。コミュニティ同士が独立せずに、もっと色々な交流ができたらいいと思っています。 ダンスに人生をささげた二人の目指す未来 photo by AYATO. ―将来、どのようなダンサーを目指していますか? 龍:ストリートシーンでも勢いを殺さずに自分の踊りをやり続けたいなということと、ダンスをもっとエンタメとして一般の人にダンスの楽しさを分かりやすく伝え、広めていくことを続けていきたいです。プロの活動としては音楽アーティストのバックダンサーや振付師が主流で、ダンサーがメインに立って評価されることってめちゃくちゃ少ないと思っています。だからこそもっとダンス自体が評価されるような活動をしていきたいです。例えば、ダンスバトルがテレビ中継されるような社会になったら、ダンサーがスポーツ選手のようにスポットライトを浴びると思うので、それくらいのことが実現できるように世の中にしたいですね。 photo by AYATO. 勇太:プロ野球選手やプロサッカー選手のような年俸制で活動できるような夢のある話が、ダンサーの世界にもあればいいなと思います。今のPopの人たちはダンス一本で稼ぐのが難しくて、振付やメディア露出などダンス以外にもマルチに活動してようやく稼げるっていうのが多いと思います。なので将来的にはPopでもダンス一本で稼げるようにしていきたいです。ポカリスエットのCMに出演したこともそうですが、これからもダンスを通じて誰もやってないことを成し遂げたいです。 あと、ダンスはもちろんカルチャーがあっての仕事なので、このカルチャーを作ってくれた方々やシーンを繋げていくことに貢献したいという気持ちが一番強いです。メジャーの仕事をするようになるとバトルに出なくなる人が多いですが、僕はバトルが好きでダンスを始めたので、バトルでも最前線で活躍し続けて、あくまでバトルをメインとしながら他のこともいろいろやっていきたいです。 photo by ちゃんじゃ ―お二人にとってダンスとはどのような存在ですか? 龍:分かりやすく言うと「趣味」です。楽しいことを仕事にしたいという願いが実現しているので、極論本当にただの趣味っていう感じです。この楽しい趣味を色々な人に共有したいっていう気持ちですね。 勇太:よく言うことですが、人生よりダンスの方が大きいです。「人生の中の何割をダンスが占めている」のではなく、ダンスがベースにあり、その上に付属してあるものが人生という感じです。「ダンスの一部分が俺」だと思っています。 「龍と勇太」プロフィール 龍(下)と勇太(上) 龍 3歳でバレエとジャズダンスを始め、6歳でストリートダンスに出会う。バトルを中心に活動している「龍と勇太」や、A-POP CREW「サンセットレーベンズ」としても好成績を残し続けている。また、独創的な世界観を持つHIPHOPチーム「EcRaip」や、キッズダンス界隈を賑わせているメンバーで構成された「DESCARADOS」のリーダーとしても活動中。マイナビDANCEALIVE 2023 HIPHOP部門 BEST8、Redbull Dance Your Style Japanでも優勝するなど確かなダンススキルを持ち、ジャンルに捉われない唯一無二のスタイルを貫く。アニメと声優さんとメロンパンが大好き!2022年、高校1年生にしてREAL AKIBA BOYZに加入。 【戦績】・Red Bull Dance Your Style Japan 2023 Japan Final 優勝・ALL JAPAN SUPER KIDS SOLO BATTLE 2017 関東 U-12 優勝・Soulm8 SOLO DANCE BATTLE 2017 FINAL U-12 優勝・COLOSSEUM CLOUD vol.3 1on1 freestylebattle 優勝・あきばっか〜のVol.22七周年SP 優勝(龍と勇太)・マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020 KIDS TOHOKU CLIMAX 準優勝・マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2020 KIDS FINAL BEST4・マイナビDANCE ALIVE 2023 CHARISMAX Ⅰ HIPHOP部門 優勝・マイナビDANCE ALIVE 2023 HIPHOP部門 BEST8 【コンテスト】・ICE CREAM JAPAN DANCE CONTEST U-12 ソロ部門 優勝・JUMP HIGH CONTEST U-12 ソロ部門 優勝・Soulm8 DANCE CONTEST 関東 U-12 ソロ部門 優勝 勇太 Pop、Animation を軸に磨き上げたスキルに加え、ミュージカリティと遊び心いっぱいのダンスで観るものを魅了するファンキーモンキー。WORLD DANCE COLOSSEUM WORLD FINAL 2024にて優勝し見事高校生世界一に輝く。マイナビDANCEALIVE キッズサイド5回のFINALISTを経験し、LAで行われた世界大会Freestyle Sessionでは、世界各地から参加した猛者達と戦い2年連続BEST8に輝く。2025年にはRed Bull Dance Your Style 2025 Japan Finalにて優勝し、日本代表に選出。武蔵とのチーム「Rampagers」では全国のキッズダンスコンテスト優勝を総なめに。龍とのチーム「龍と勇太」ではアニソンダンスバトル全国大会でチーム史上初の2連覇を飾る。他にも、超個性的同世代クルーの「DESCARADOS」やBeatboxer JUNとの異色Tag「CUBE」として、ダンス界のみならず色々な場所で活躍中。ラーメンを出汁やトッピングから全て作るのが趣味。 【主な出演】ポカリスエットCM 「君はきっと、誰かの太陽。」 【戦績】・Red Bull Dance Your Style 2025 Japan Final 優勝・WORLD DANCE COLOSSEUM WORLD FINAL 2024 Highschool 3on3 優勝・あきばっか〜の vol.22,30,31,32 優勝・Freestyle Space 2023,2024 優勝・マイナビDANCEALIVE FINAL KIDS 2023,2024 BEST4・Freestyle Session WORLD FINALS 2023,2024 BEST8・Battle BAD 2024 POP BEST8・OLD SCHOOL NIGHT vol.25 POP BEST16・DANCE VISION vol.10 Freestyle 2on2 BEST8・DOG EAT DOG 2024 BEST4 「龍と勇太」出演イベント情報 「龍と勇太」の龍は自身が所属している「REAL AKIBA BOYZ」が主催するワンマンライブ「REAL AKIBA BOYZ ONEMAN LIVE〜 ぼくらのマスターピース 〜」に出演。2025年10月4日(土)に東京体育館にて開催される。詳細は記事最下部のイベント情報を要チェック。 イベント情報:「REAL AKIBA BOYZ ONEMAN LIVE〜 ぼくらのマスターピース 〜」日程:2025年10月4日(土) OPEN 15:30 / START 16:30場所:東京体育館出演:REAL AKIBA BOYZ / REAL AKIBA JUNIORZ / REAL AKIBA BANDゲストアーティスト:RHYMESTER、fhána、喜矢武 豊 (ゴールデンボンバー)協賛:日活株式会社、株式会社エポスカードフードコート企画:脳汁横丁チケット情報:記事最下部リンクより ゲストアーティスト
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surfMIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000/Pro Juniorが静岡県御前崎市ロングビーチで開催!2025.09.152025年9月3日から7日まで、静岡県御前崎市ロングビーチで「MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 QS2000/Pro Junior」が開催された。今大会は4回目を迎え、プロジュニア部門も同時開催。来シーズンのCS出場権やWorld Junior代表枠をかけた、選手たちにとって重要な戦いとなった。大会は波のコンディションを考慮し、2日間でプロジュニアが行われ、その後にQSが実施されるスケジュールで進行した。 安室丈 WSL御前崎プロ:shujiizumo 地元の声援に応えた佐藤李が優勝 WSL御前崎プロ:shujiizumo プロジュニアウィメンズのファイナルには、佐藤李、松岡亜音、鈴木莉珠、松野杏利の4名が出場。序盤は松岡亜音が2本のライディングをまとめリードを奪ったが、後半にかけて地元、佐藤李が序盤で決め切れなかった技を修正し、得点へと繋げてトップに浮上した。松野杏利も終盤にリズムを掴み反撃を試みたが、あと一本届かず。見事、佐藤李が地元で栄冠を手にした。 松岡亜音 WSL御前崎プロ:shujiizumo 佐藤李 WSL御前崎プロ:shujiizumo 序盤のリードを守り切り、佐藤利希がプロジュニア初優勝 WSL御前崎プロ:shujiizumo プロジュニアメンズのファイナルには、佐藤利希、渡辺壱孔、岡野漣、Dylan Wilcoxenの4名が進出。佐藤利希は大会を通じて意識してきたスタートダッシュをファイナルでも実行し、1本目で4.00ポイント、続く2本目で5.83ポイントをマークしてトップに立った。中盤には渡辺壱孔と岡野漣も5点台をスコアして追い上げたものの、あと一本が伸びきらず。最後までリードを守り切った佐藤利希が、嬉しいプロジュニア初優勝を手にした。 渡辺壱孔WSL御前崎プロ:shujiizumo 佐藤利希 WSL御前崎プロ:shujiizumo リズムを掴んだ野中美波、2本連続の高得点で優勝 WSL御前崎プロ:shujiizumo ウィメンズQS2000は大会4日目からスタート。Round of 32はサイズのある波の中で行われ、その後のサイズダウンというコンディションの変化にも対応しながらの戦いとなった。ファイナルは野中美波と鈴木莉珠の一騎打ち。鈴木莉珠は左側のバンクを選び、1本目から4.50ポイントをスコア。対する野中美波は正面のバンクを選んだ。インタビューで「試合の前半が大事」と語っていたが、ファイナルでは1本目の波でフィニッシュを決めきれず、前半は苦しい展開が続いた。しかし中盤、待ち続けた野中美波の前にサイズのある綺麗な波が入り、6.67ポイントを獲得。さらに沖に戻るとリズムを掴んだかのように再び同じような波を引き寄せ、6.50ポイントを重ねてトップに浮上した。追いかける立場となった鈴木莉珠は波を待つもチャンスは訪れず、そのまま試合終了。見事、野中美波が優勝を飾った。野中美波は9月末にポルトガルで開催されるCS「EDP ERICEIRA PRO」への出場を予定。来季のCSクオリファイ、そしてCSでのクオーターファイナル以上進出を目標に掲げている。 野中美波 WSL御前崎プロ:shujiizumo 小林桂、圧巻の安定感で2連覇達成 WSL御前崎プロ:shujiizumo メンズは大会2日目の午後からスタート。台風の影響で目まぐるしく変わるコンディションの中、ファイナルはサイズが下がり、さらに風の影響を受ける難しい状況で行われた。対応力が試された今大会、ファイナルに勝ち残ったのは小林桂と安室丈。いずれも国内外で豊富な経験を積んできた2人の対決となった。小林桂は自分のスコアを出せるポジションをすでに見極めており、ファイナルでも迷うことなくそのポジションで波を待機。スタートのホーンと同時に乗った1本目で6.00ポイントをマークした。その勢いを保ちながらライディングを重ね、7本目には6.17ポイント、さらに14本目にはレイバックのワンマニューバーで6.83ポイントをスコア。ガッツポーズを見せるほど手応えのあるライディングで会場を沸かせた。一方、追う立場となった安室丈は1本目で4.60ポイントを出したものの、なかなかスコアを伸ばせる波を掴めず。12本目に4.67ポイントを重ねたが逆転には届かず試合終了。ディフェンディングチャンピオンの小林桂が、見事2連覇を達成した。今年からリージョンを移した小林桂はインタビューで、この後のQS6000田原、そして宮崎と全ての大会にも出場する予定だと語った。 小林桂 WSL御前崎プロ:shujiizumo Pro Junior Women's WSL御前崎プロ:shujiizumo 優勝:佐藤李2位:松岡亜音3位:松野杏利4位:鈴木莉珠 Pro Junior Men's WSL御前崎プロ:shujiizumo 優勝:佐藤利希2位:渡辺壱孔3位:岡野漣4位:Dylan Wilcoxen(INA) Women's QS2000 WSL御前崎プロ:shujiizumo 優勝:野中美波2位:鈴木莉珠3位:池田美来、Hana Bakker Men's QS2000 WSL御前崎プロ:shujiizumo 優勝:小林桂 2位:安室丈3位:金沢呂偉、Raphael Castro(USA) サイドコンテンツではUrban Sports Camp in Omaezakiが開催! USC御前崎:shujiizumo 9月6日(土)サイドコンテンツとして今年で3年目となる「Urban Sports Camp in Omaezaki」が同会場にて開催された。「ストリートカルチャーを世界に」をテーマに掲げ、ダブルダッチ、フリースタイルフットボール、フリースタイルバスケットボールのアスリートで結成されたチーム「F.B.D.」によるショーケース、体験会が行われた。 USC御前崎:shujiizumo 6日は天候に恵まれ青空の下、「F.B.D.」によるスペシャルパフォーマンスが披露された。御前崎市出身のフリースタイルフットボーラーYu-toをはじめ、レッドブルアスリートのYu-ri、フリースタイルバスケットボーラーのRIKU、NESS、プロダブルダッチチームMillennium Collectionからikkyon、ASUKI、KENTOが参加し各カルチャーの若手の精鋭が御前崎を沸かせた。 USC御前崎:shujiizumo パフォーマンスが終わった後はフリースタイルフットボール、フリースタイルバッスケットボール、ダブルダッチの3競技の体験会が開催。来場した家族連れや、サーファーをはじめ、ブースへの出展やイベント関係者たちも含め、老若男女がアーバンスポーツを体験。 USC御前崎:shujiizumo 即興の体験会コンテンツのゲームも行われ、参加者たちは技が成功すると満面の笑みを浮かべ、初めて触れるアーバンスポーツを楽しんだ。体験会が終わると参加者全員にアーバンスポーツキャンプ限定の缶バッジが配られ、子供たちは嬉しそうに受け取った。 MIDAS CAPITAL OMAEZAKI Pro 2025 開催概要 日程2025年9月3日(水)~9月7日(日)会場静岡県御前崎市ロングビーチ主催WSL御前崎プロ実行委員会公認WSL/ASIA(APAC)後援静岡県/御前崎市/御前崎市商工会/御前崎市観光協会協力(公社)日本サーフィン連盟静岡2区支部/御前崎ローカルサーフコミュニティ/(一社)御前崎スマイルプロジェクト競技種目・QS2000 Men’s/Women’s・PRO JUNIOR Men’s/Women’s
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others日本最大級“入場無料”のアーバンスポーツの祭典 「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25」が今年も開催決定!2025.09.03今年も、2022年から開催されている「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL」を来たる2025年11月15日(土)・16日(日)の2日間にて横浜赤レンガ倉庫で開催することが決定した! 本イベントは、アーバンスポーツ競技と、そのスポーツの原点とも言えるストリートカルチャーが一堂に会し、「観る・体験する・楽しむ」要素が満載のスポーツフェスティバルで、昨年度は6.5万人が来場数を記録。 4回目の開催となる今年は、2023年開催時に登場したフリースタイルフットボールが再び加わり、スケートボード、ブレイキン、BMXフラットランド、ダブルダッチ、パルクール、パルオニ、3X3とあわせた全8種目に、国内外で活躍する選手の登場が予定されている。その他、大人から子どもまでアーバンスポーツを気軽にチャレンジできる体験会や、ファッションやアイテムが勢揃いのストリートカルチャーマーケット、そして同時開催される横浜赤レンガ倉庫初のアメリカンフードフェス「ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ’25」など、2日間に収まりきらない盛りだくさんの企画が用意されており過去最大の盛り上がりが見込まれている。 コンテンツラインアップ 【アーバンスポーツ】 スケートボードパークやバーチカルなど様々なスタイルがあるスケートボード。その中でも日本人選手が世界のトップレベルで活躍している、街中にあるような階段やレールなど障害物のあるコースで競うストリート種目を実施。 © Yoshio Yoshida/YUSF ブレイキンダイナミックでアクロバティックなストリート発祥のダンスで「ブレイクダンス」とも呼ばれる。1970年代にアメリカのニューヨークで生まれたヒップホップカルチャーの一つで、80年代にヨーロッパや日本にも広がり世界中へ広まった。ストリートから始まったブレイキンは近年若年層に人気のアーバンスポーツとしても注目を集めている。 © Ayato Nishimura/YUSF BMXフラットランドランプやレールなどの構造物を使用せずに平らなステージでBMXを操る競技で「自転車でまるでダンスをしているかのように巧みに乗りこなす競技」とも言われる。 © Jason Halayko/YUSF ダブルダッチ2本の縄を操り、アクロバットやダンスなどで跳び越え魅せるストリートスポーツ。NYからその文化は拡まり、現在では、世界各地でトップクラスのコンテストが行われており、幅広い年代がプレイしている。高速ステップや、ダイナミックなアクロバット、一糸乱れぬ阿吽の呼吸が見どころ。 © Ayato Nishimura/YUSF パルクール走る・跳ぶ・登るの基本動作に加えて、壁など構造物を活かして飛び移る・飛び降りる・回転して受け身をとるなどダイナミックなアクションが魅力のスポーツ。 © Ayato Nishimura/YUSF パルオニパルオニとは「パルクール鬼ごっこ」のことで、競技の専門性によらない、誰でも行う「あそび」を競技化した究極の鬼ごっこスポーツ。 © Kazuki Murata/YUSF フリースタイルフットボールサッカーのリフティングやドリブルなどの技術を、魅せるパフォーマンスとして昇華させたフリースタイルフットボール。世界で活躍する日本人選手が多く、激アツな対戦に期待大。 © Hikaru Funyu/YUSF 3x3「3x3」とは、国際基準のルールに基づいて行われる、攻守の切り替えの速さ、1対1の駆け引きが魅力の3人制バスケットボール競技。10分1本勝負、または21点先取のKO方式で、ひとときも目が離せないスピード感に要注目。 © Kazuki Murata/YUSF アーバンスポーツ体験会知らないスポーツだからこそ、この機会に「アーバンスポーツ」にチャレンジしてみよう。もしかしたら、楽しすぎてハマっちゃうかも。やって楽しめるのもYUSF ’25ならでは。※実施予定種目は調整中です。 © Yoshio Yoshida/YUSF 【カルチャーマーケット】 アーバンスポーツを「観る・体験する」はもちろん、ファッションやカルチャーを体験できるショップやブースなど、盛りだくさんのラインアップを取り揃える。 © Hikaru Funyu/YUSF© Jason Halayko/YUSF 同時開催イベント 【 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL 】 「ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ’25」は、アメリカを代表するフードが味わえる横浜赤レンガ倉庫の新たなフードイベント。スケートボードやBMX、ブレイキンなど多くのアーバンスポーツの発祥となっているアメリカならではのフード&ドリンクを楽しめるキッチンカーが出店し、迫力満点のアーバンスポーツ観戦とともに、食を通じてこれまで以上にストリートカルチャーを体感できる。 アメリカンカルチャーに染まる2日間、横浜赤レンガ倉庫で、ご家族や友人と“食×スポーツの秋”をお楽しみあれ。 【名 称】 ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ’25(略称 AAFF ’25)【会 期】 2025年11月15日(土)・16日(日) ※雨天決行、荒天時は中止いたします【営業時間】11:00 ~ 20:00(ラストオーダー 19:30)【入場料】無料 ※飲食代は別途【会 場】 横浜赤レンガ倉庫 イベント広場(神奈川県横浜市中区新港1-1)【主 催】 YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25 実行委員会【特設サイト】記事最下部の関連リンクから※全飲食店舗・フードメニューの詳細は後日公開予定です 開催概要 © Ayato Nishimura/YUSF©Yoshio Yoshida/YUSF 開催名称:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25(略称 YUSF ’25)会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場・赤レンガパーク(神奈川県横浜市中区新港1-1)日程・時間:2025年11月15日(土)・11月16日(日)両日ともに11:00〜20:00(予定)※雨天中止。競技の開始・終了時間は各競技によって異なります。詳細は後日公開いたします。入場料:無料 ※飲食や物販代金は別途必要。一部、有料の体験コンテンツあり。主催:YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25 実行委員会(株式会社横浜赤レンガ / 明治商工株式会社 / 株式会社ローソンエンタテインメント / 株式会社ゼータ)共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局協力:一般社団法人ARK LEAGUE / 有限会社OVER THUMPZ / 株式会社IAM / 株式会社トリデンテ /株式会社HANDOFF