いよいよあさって、2024年1月28日(日)に神奈川県・川崎市の宮前市民館で開催される「Out Hedge Vol.10」。
2017年12月にスタートしたこのイベントは、シーンの流れに順応しながら少しずつ形を変容させ、唯一のナンバーイベントとしての地位を確立。
ついに節目の10回目を迎えることになる。
このうち過去8回の関東での開催にあたって、ディレクターとしてそれぞれ4回ずつの優勝経験を持つYUTTY KINGDOM. のt.taishiと、Dye you in my hueのイワネスインセインの二人が対談。
初回から振り返り、彼らは今のOut Hedgeをどう見ているのか。
イベントへの、そしてダブルダッチへの考えや思いを熱く語ってくれた。
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聞き手はイベントオーガナイザーのYUTTY (YUTTY KINDOM.)が務める。
Out Hedgeの“原点”
2017年12月、“垣根(Hedge)を超える(Out)”という思いで生まれたこのイベント。初回は形式が少し異なり、参加者の学生がシャッフルされ、シーンで活躍するOBOG(現在のディレクターポジション)の元に集うという企画だった。
t.taishi (以下: タイシ)
主宰のユッティから「イベントをやりたい」って相談してもらって、お笑い芸人の「ドリームマッチ」みたいなものを提案したんだよね。
OBOGも組み合わせは抽選で、参加する選手も抽選でチームを組んでみたら面白いんじゃないかなって。
──(ユッティ) ダブルダッチ界には規模の大きい大会はあるけど、第三の付加価値をつけられるイベントをやりたいなって思いがずっとあって。
タイシの意見をもらって「上と下の世代を繋ぐイベント」というのは面白そうだなって思って、走り出した気がする。
イワネスインセイン (以下: イワネス)
その時期、ユッティさんがよく「イベントやりたい」って言ってたのを覚えています。
Vol.1の時はクルーバトル形式でしたよね?
──そうだね。Vol.1はまだ今のナンバー制度ではなく、最前線で活躍するOBOGのもとに、参加者が抽選で集まってチームを組むという仕組みでした。
そしてイワネスの言う通り、ショーケースではなくクルーバトル形式だったんだけど、タイシのチームが優勝していたよね。
タイシ
そうだったね。一緒に組んでくれたOBのトモキ(You Know Who)が良かった。
だけど参加者は大学1年生・2年生ばかりで、しかも大学から始めた子たちばかり。
「俺ら若手ばっかりだけど勝ったぜ」って言った記憶がある。
t.taishi & TOMOKI「目利きの銀次郎」
イワネス
覚えてますね。僕もOBとして参加していましたが、タイシさんの言っている通りだし、悔しかったのを覚えてます。バトルに慣れていなかったのでムーブが作れなさすぎて(笑)。
でも逆に練習していて、ショーケースだったら良いものができるんじゃないかな?と思った記憶があります。
──参加者やOBOGの負担を考えてクルーバトル形式にしたんだけど、意外とショーケースの方が楽かもとか、なんなら「負担が増えてもショーをやりたい」って声もあり、それならと2回目からはショーケース形式にしました。
イワネス
その時は関西の同期で上京してきたカスヤ(FLY DIGGERZ)と組んで、やっぱりショーは得意分野だったから、結構良いものができた手応えがあったんです。
本番当日も初っ端でカマして、想像以上にお客さんも盛り上がってくれて、結構色めいていたんです。
けど、蓋を開けたら後の出番のタイシさんたちが更に良いものを作ってきていて、またタイシさんに持っていかれちゃったなと。しかもOB枠はタイシさん、たった1人で。
t.taishi「目利きの銀次郎2号店」
──タイシ的にVol.2を振り返ってみてどうだった? クルーバトルとショーの違いとかって感じたのかな。
タイシ
大きく違いはなくて考え方は同じだったかな。
練習期間も長くあるわけじゃないから、難しいことをし過ぎると自滅してしまうだろうし。だったら簡単なことでやり切れた方がいいと思うんだよね。
特に参加してくれている大学生たちって、ちゃんと「ミスのない演技をやりきる」っていう感覚を経験できていない子も多かったし、まずは完成させてみて、そこから勝つか負けるか、っていうことをさせたかった。
イワネス
数を重ねて最近のOut Hedgeで思うのは、やっぱりディレクター側のリスクヘッジが上手くないなと。
いつものチーム、いつものチームメイトでやって成功率が7割くらいの技を、そのイベントのためだけの即席のチームでやっても難しいよね、って思うんです。
ところで気になったんですが、タイシさんってVol.1とVol.2、連続して優勝したじゃないですか。Vol.2の時、プレッシャーみたいなものってありましたか?
タイシ
プレッシャーというより「連勝したい」って思いはあった。
まだ出来たてのイベントだったし、みんな探り探りだったと思うけど、どんなに小さな大会とかイベントでも、お金を払って見に来ているお客さんがいる以上、ヘラヘラしてショーケースをやるのは違うよねって。
確かに1回目は俺も探り探りだった部分もあったけど、2回目はガチでやろうと。「やるなら優勝するでしょ」という気持ちで。
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本気を示す
イワネス
Vol.3は、当時同じチームでも活動していたアユカ(FLY DIGGERZ)と一緒に出たのですが、今までの2回に比べるとやりたいことをやった手応えは感じられました。
参加している子たちと「どうしようか」って考えている時に、ももいろクローバーZの『行くぜっ!怪盗少女』を使いたいとなって、それなら全曲そういうキャッチーで雰囲気の似た音源にしてみようかと。
粗さはありますが、作っていくうちに結構好きな作品になっていったなと思いましたし、あとはミスを極力減らしてタイシさんの3連覇を止めたいという気持ちもありました(笑)。
イワネスインセイン & AYUKA「薔薇色ビューティープラネット」
──そこからイワネスが2連覇することになるね。この次のVol.4のショーも良かった。どちらも鮮明に覚えています。
イワネス
アユカに加えてナツミ(Mrs.DOUBLE DUTCH)を引き入れて、僕らのチーム「Call me a DIVA」のナンバーみたいな形でやりました。当時は正式な制度ではなかったですが。
パフォーマンス制作も真剣でしたが、終わった後の手応えも相当なもので「さすがに優勝するだろ」っていう感じでした(笑)。
振り返っても1・2を争うくらい頑張っていたんじゃないかなと思います。
イワネスインセイン & AYUKA & Natsumi「本性は獣」
イワネス
タイシさんも言っていましたが、この辺から僕も「ガチでやらないのはダサいな」ということを、より強く意識するようになっていました。
何なら他の人を焚き付けたいくらいの気持ちで。
タイシ
この時、俺は別の大会の練習を優先して出なかったんだよね。
イワネスもそうだと思うけど、俺もOut Hedgeには片手間で出ていない。
最近はイベントの数も増えて、色んなステージに立つことは大事なんだけど、その反面やることが多くて片手間になってしまうことは多いと思う。
俺もダブルダッチ好きだから「全部出るでしょ」って気持ちはよく分かるんだけど(笑)。
イワネス
僕も片手間にはできないですね。
人を見ていて「取捨選択したら良いのに」と思うこともあるし、しかし一概にどちらが正しいとも言い切れない。
ただOut Hedgeに限って言えば、僕は常に「本気でやる」という意思表示は色んな形でしているつもりなので、ある程度の覚悟や気合いがある人しか来ないというのはあると思います。
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タイシ
俺も初回の練習で方向性を話すようにしていて「うちはごめんだけど、遊びじゃないから」みたいな(笑)。
大変な時もあると思うけど、更に1つスイッチを入れてもらえるように伝えることはしているね。
変に優しくしすぎないというか。
──2人ともそれぞれのやり方だけど、いずれにせよ「ちゃんと示す」ということは大事だね。
タイシ
それこそユッティたちと一緒にチームを組んで大会に出た時とか、そんなことをわざわざ言ったりはしない。みんな分かってくれているし。
“演じる”っていうと大袈裟かもしれないけど、「ディレクター」として振る舞う意識はしているかもね。
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──今回のVol.10は今まで以上にディレクター陣の年齢層がぐっと下がって、参加者の大半を占める大学生たちとの年齢差は縮まった印象があります。
練習もするしプライベートでも遊ぶし、そういう友達みたいな付き合い方のナンバーも素敵だなって思うんだけど、確かに反面「締めるところは締める」って部分が弱いのかなと感じることもあるね。
“ナンバー制度”が誕生
そしてOut Hedge Vol.5より、シャッフルで決定するチームに加え、ナンバー制度が限定的に導入されることになる。
──ふと気になったんだけど、タイシがこれまで一緒にOut Hedgeでチームを組んで、「成長したな!」とか「この子は伸びるな」って感じた子はいた?
タイシ
Vol.6で、ユッティと一緒にキッズの子たちのナンバーみたいなチームを出したんだけど、その子たちはすごかったね。
当時は小学5年生とかだったかな。だけど大学生の比じゃないくらいしっかり練習してくれていた。
なんとなく俺とユッティがスピーカーの方に近づいてスマホを触ると、練習が始まることを察して最初のフォーメーションになるんだよね。一度フリを落としたらずっと練習しているし、復習とかもちゃんとしてきてたし、止まっている時間が一切なかった。
「上手くなる子は違うわ」って感心しちゃったね。
t.taishi & YUTTY「RUGRATS」
──あと個人的にはミヅキ(Synappse)じゃないかな? タイシと2人でソロをやっているムーブが印象的だったんだよね。
タイシ
そうだね。時系列が前後するけど、1つ前のOut Hedgeで、イベントの歴史の中で初めて“ナンバーチーム”を出したのが、おれとユッティの所属である「YUTTY KINGDOM.」というチームのもの。ミヅキは当時大学1年生とかだったかな。
練習は相当厳しかったと思うけど、それでもミヅキをはじめ皆がついてきてくれて、結果もついてきて嬉しかった。
t.taishi & Yosh & SHOTA「KINGDOM. NUMBER」
──ミヅキはその後、学生の大会で日本一になって、今回のOut Hedgeではメインディレクターとしてナンバーを出すことになるんだけど、当時から見ている身としてはストーリーを感じてしまうよね。
そして思えばこの時が“ナンバー制”の先駆けだったわけだ。
タイシ
一緒に組んだヨシヒロとショウタ(YUTTY KINGDOM.)もそうだけど、俺たちのチームってマインドが“THE ダブルダッチ”なんだよね。
ステージの後ろで“あえて何もしない”を善しとしているチーム。むしろそれすらもパフォーマンスの一部だと思っているくらいの、シンプルで無骨な、いわゆる「王道」タイプの感じ。
──確かに最近のパフォーマンスは“外フリ”がついていることが多いかもしれない。
イワネス
僕は真逆のスタイルというか、“何もしない”ということはしない、常に動いているようなパフォーマンスなんですよね。
Vol.3とVol.4のショーがまさにそういうものを作って評価されたんですが、Vol.5からちょっと流れが一転して、再び王道スタイルのショーが評価されるようになった感じがあって。
その中で自分も過去のものを超える作品を生み出せた手応えもなくて、Vol.5やVol.6の時には「どうやって作品を作ればいいんだっけ」というスランプに陥った覚えがあります。
──でもさっきイワネスから「焚き付けたいと思っていた」という言葉があったと思うけど、これまでのイワネスのショーや姿勢が間違いなく全体の士気とかレベルを底上げしていたと思うんだよね。
イワネス
まあ確かにこの辺りから良いチームは増えた印象がありますね。活性化させられたんじゃないかという自負は、ちょっとはありました。
けど結局Vol.6はRUGRATSに負けて、当時あったOBのMVPもタイシさんが獲っていって、完敗でしたね(笑)。
タイシ
さっきも話に上がってたけど、Out Hedgeってリスクヘッジが重要だなって思うんだよね。RUGRATSもそこは重点的に考えて作った。もちろん、スーパーキッズたちだったからチャレンジもしてもらったけどね。
ディレクター側の俺やユッティが目立つショーを作るつもりはなかったし、むしろ「この子たちを輝かせたい」って考えると、メンバーの力量の把握は必須になってくる。
そしてそれが自然とリスクヘッジに繋がっていく。
イワネス
そうですよね。自分も「100%のパワーでできること」はやらせないようにしています。体感的には80%くらいまで落としてもできることじゃないと、本番もミスしてしまうような気がして。
まあこれ、Out Hedgeに限らない話ですよね(笑)。でも特にこのイベントには重要な考え方だと思っています。
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完全ナンバー制へ
関西で開催予定だったVol.7は新型コロナウイルスの影響で中止に。
また色々な理由からVol.8からは開催拠点を関東に絞り、ついに全チームがナンバー制に移行する。
──やっぱり長く続けていると、ディレクター側と参加者の相性が合わなかったり、参加者の練習意欲が下がって練習に来なくなってしまうとか、「思ってたものと違ったショーだった」とか、色々と課題も生まれてしまって。
それなら「自分がやりたい」と思ったものを自分から選べる方がお互いのためだし、参加者も得られるものもより明確になるから狙いも定められるだろうし。
イワネス
それにVol.8からホールでの開催になったこともあって、今のフォーマットに近づいてきましたよね。ガラッと雰囲気が変わってアップデートされた感じ。
──イワネスはここで『インセイン組』というチームを作って、Vol.8・Vol.9と2連覇したんだよね。
イワネスインセイン「インセイン組」
イワネス
Out Hedgeとは関係なく、KEITAさん(REG☆STYLE)が「KEITA団」というものを作っていたんですよ。よく練習するとか、プレースタイルが似ている後輩たちを集めた集団みたいな。
特に何かをするわけではないけど、最初はなんとなく自分も作ってみたくて作りました。
それからOut Hedgeに出場することになって「自分が出るとしたらこれだな」と思って「インセイン組」という名前で出してみたら、元からいたメンバー以外にもいろんな新しい顔が集まってくれて。
嬉しいですよね。自分を慕ってくれる後輩たちと一緒にやれるのだから、爆発的に綺麗で良いものを作りたかった。
タイシ
“作品”っていうのを大事にしてるよね、イワネスは。パフォーマンスというより作品という感じ。
イワネス
Out Hedgeってダブルダッチの他の大会と比べると制約が少ないんですよ。人数も制限時間も自由。部門分けもないし、自分のやりたいことをできて、メンバーにも色々と教え込める。
でも未だに覚えているのは、その時にDJだったタイシさんがリハーサルを見て「絶対優勝すると思った」って言ってくれて。嬉しかったんですよね。
タイシ
覚えてるわ。絶対ここ優勝だなって思った。
俺はこの回には出場せずDJとして関わったんだけど、ステージの後ろのDJブースから見ていて、いろんなチームの仕上がりとか見ていてもここがぶっちぎりだなって感じた。
そしてインセイン組が優勝してからか、ステージングを意識したナンバーが増えたなって印象がある。
イワネス
そう思うと、前回のVol.9がダントツに全体のレベルが高かったと感じましたね。
自分より下の世代のディレクターが増えて、各ナンバーも勢いがあって。
その上、Vol.9から採点方法が変わりましたよね。
イワネスインセイン「インセイン組」
──そうだね。パフォーマンスが終わったら審査員が即採点して、その点数がスクリーンに表示されるっていう仕組みにしました。
ただその審査員の点数に加えてオーディエンスも投票できるようにして、その合計点数で最終順位が決まるという。
イワネス
学生の大会で準優勝した『Roar』の子たちが出したナンバーとか、本当に脅威でした(笑)。
しかも僕らはVol.8・Vol.9と同じインセイン組という名前で出場したので、彼らだけじゃなく色んなナンバーから「じゃああいつら倒すぞ」という空気感をひしひしと感じていて。
練習でもミスをゼロにまでは減らせなくて、不安の中で出番を迎えたんですがノーミスで終えることができました。
もちろん優勝は目指していましたけど、演技を終えたらもう僕の中では勝ち負けとかじゃなく、全てが完了していた感覚でしたね。
「故きを温ね、新しきを知る」
──さて、いよいよVol.10です。
今回タイシは「サブディレクター」として出場することになりますが、今の制度になる前から考えても、タイシが“メイン役”として出ないのは初になるのかな。
タイシ
そうですね。師匠のような存在のTMYさん(Who is Respected)と、これまたキッズナンバーみたいな形で出るんだけど、だからか今までと比べたらちょっと肩の荷が降りてはいる(笑)。
もちろんサブディレクターとして今回も優勝を目指してはいるんだけど。
──そしてイワネスはショーケースの審査員を務めるということで、いかがでしょうか。
イワネス
“一番高いシーン”でも通用するような半端ないものを見たいなって思いがあります。うまく説明ができないんですが。
僕、10年以上ダブルダッチを続けてきて思ったことがありまして。
ひと昔前って人口的にも技術的にも大学生がシーンの中心と感じることが多かったんですが、今ってそうじゃなくなってきていると思うんです。
Double Dutch Delight(学生の大会)で優勝したやつ、イコール「一番ダブルダッチが上手い奴ら」って感じだったものが、今はもっと上手いOBOGの人たちがいるわけですよ。
──確かに大学を卒業して社会人になったり、プロとして活躍しているプレイヤーは増えたよね。
イワネス
大学生中心のシーンにあった“本当にすごいもの”みたいなものが、その1つ上くらいの層にシフトして、逆に大学生たちに対して詰めが甘いなと感じることが増えたんです。
もちろん僕も完璧とは言い切れないけど、自分も自分なりには考えているつもりで。
ディレクターの顔ぶれも年下が増えてきているからこそ、やっぱりこの「詰めの甘さ」というところには妥協せずとことん追求してほしいし、半端ないものを見たいなと感じます。
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──なるほどね。逆にイワネスより年上のタイシ的には、今の内容についてどう思う?
タイシ
自分が最後に出てから4年くらいが経って、Out Hedgeというイベントも大きく変わったよね。
完全ナンバー制になったり採点形式も変化があったし、さっきも言ったけど流行りも変わったと思う。前回(Vol.9)を見ていて「俺だったら優勝できるのかな」って思ったもん(笑)。
反面、正直ちょっと“ダブルダッチっぽさ”は減った気もするんだけどね。どこまで自分のスタイルが通用するんだろうという思いはあります。
イワネス
確かに僕が言うのも少しはばかられますけど、もっと「ダブルダッチっぽい」ことはやってほしいですね。
タイシさんの色々なショーを見ていると、ちょっとした工夫をしてショーを面白くしているなと思うんです。もちろん技術力は高いし上手いんですが、めっちゃ難しいことをやるのではなく、機転を利かせて心を掴んでくる感じがあって。
逆に言うと、“作品っぽい”ことをやっているだけというチームも増えた感じはします。
タイシ
今の学生の世代とかって「なにそれ見たことねえ!」とか「超やべえ!」と思う技を編み出したりしていて、確かにそれも魅力的なんだけど、ただどこかで“ダブルダッチっぽさ”を感じないなとも思うんだよね。
俺が意識してるのは「見たことない」よりも「その手があったか」と思ってもらえるもの。
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──すごく納得いく見解だね。
タイシ
まあ逆に言えば、俺たちよりも若い子の方が体力もあって技術もあると思うから、追いつこうと同じことをやっても勝てないと思うんだよね。
じゃあ例えば基礎的なスライドから変な跳び方ができないかとか、新しい技なんだけど、どこかに“ダブルダッチ臭さ”を感じてもらえるようなちょっとした工夫を加えてみるという。
俺の出発点が基礎技だから、ただの二重じゃなくて、縄を踏んで浮かせて…みたいなのは、俺の好みではないんだよね。
──そんなものは基礎技の中にはないよね、って(笑)。でも見ていても確かにそう思うし、改めて言語化されて強く実感するね。
タイシ
俺やユッティの世代って「ロープの中でいかに凄いジャンプをするか」という考え方だったからね。
あの中で巧みなダンスステップをとか、豪快なアクロバットを、というのがスタートだったし、ロープの“回転”の部分を難しくして凄いように見せるという育ちをしてないから(笑)。
イワネス
自分も自分なりに「ダブルダッチっぽい」というのが何なのかというのは理解しているつもりなんですが、僕はそれを探求した上で“あえて外す”という選択肢があっても良いなと思うんです。
ただそれにも、やっぱり第一に(ダブルダッチっぽさを)理解をすることが必要。
こういう発言ってちょっと高圧的というか、いわゆる“老害”のように見えそうなのではばかられますけど…
やっぱり歴史を知ることって大事だと思います。昔から遡り発展の過程を辿って今こうなっている、ということ。
タイシ
その通り。でも逆に俺たち世代は“最新を知る”ことが必要なんだよね。おざなりになっている部分はあると感じます。
だから出身サークルの引退公演の映像とか、学生たちの大会の映像とか見たし。
さっき老害っぽく…と言ってたと思うけど、そうならないために俺たちは最新を知らなければならないよね。
──尋ねる側なのに出しゃばりすぎて申し訳ないんだけど、やっぱり10回やって改めて「みんなを活かせる人ってめっちゃカッコいいな」って思うんです。
僕は学生時代、HKRさん(alttype)から色んなことを教わってきて今がある。HKRさんの大きい背中を見て育ってきました。出場した子たちにもそういう存在が生まれてほしい。
プレイヤーとしてのスキルは当然大事なんだけど、やっぱり人を活かすのが上手い人も本当にカッコいいし、もっとフィーチャーされてもいいと思うんだよね。
その一つがOut Hedgeの「ディレクター」というポジションなのかな。そうあってほしい。
タイシ
確かにOut Hedgeのおかげで「パフォーマンスを作れる人」みたいな立ち位置に見てもらえるようになった気がするね。
イワネス
同感です。だからこそもっとディレクターの質が全体的に向上してくれたら嬉しいとは思いますね。
今って参加者側にオーディションがあって、通過しないとナンバーに出れない人もいるという形式ですが、ディレクター自体もオーディションするような時代がきたら面白いなと思います。なかなか難しいと思いますが。
あとこれは強く思うんですが、安易に照明に頼りすぎているなと感じることが多いですね。調整がうまくいかなかったりすると思いますが、そもそも照明のプランが下手だなと思うこともあって。
やみくもに“照明を使いたい欲”に惑わされてしまうと、本末転倒かなと。
タイシ
D.LEAGUEの影響などもあってなのか、照明を使いたいっていう子は多いよね。確かにかっこいいけど、俺も基本は明点させて、プラスシンプルな照明だけで十分じゃないかと思う派だな。
でもダブルダッチのイベントでここまで照明が多いものってないと思うから、ニュースタンダードを生み出していくという意味では大きな意味を持っているかもしれないね。
イワネス
個人的には、ピカピカさせ過ぎずにシンプルがいいと思います。“目潰し”を無駄に使って、肝心の中身が見えないとかありましたし。
特にVol.9に関しては非常にシンプルな照明の使い方をしましたが、ちゃんとムーブを見てもらえるようにするという戦略がハマったと思っています。
そこだけは結構、他のナンバーより2歩くらい先をいっていたんじゃないかなと自負していますね。
時代を切り裂け
並々ならぬ思いで臨んできた二人にとってのOut Hedge。そのステージに立つ後進たちへ、最後に彼らからの“エール”を訊いた。
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──たくさんの熱い話をありがとうございました。2人がOut Hedgeに色んな思いを懸けてくれていたからこそ聞ける話だったと思います。
最後に今回出場するディレクター陣だったり、“未来のディレクター”たちにエールがあれば。
イワネス
審査員だから不用意なことは言えないんですが…
まあ僕は、結構厳しめに審査することになると思います。エールになっているか分かりませんが、その厳しい目を超えるものを見せてほしいです。
特にVol.8・Vol.9のインセイン組は傑作だと思っているので、今回それを超える作品が出てくることを楽しみにしたいです。
タイシ
俺も今回出るっちゃ出るからエールというと難しいけど、とりあえずまず、自分もサブディレクターとして頑張ります。
けれど今回の優勝って、イベントの歴史の中で1つ新しい記録になるよね。今まで関東で開催されてきたOut Hedgeは「俺とイワネスしか優勝してない」と言われてきたけど、そこに新しい人が入ってくる。
仮に俺が優勝したとしても、俺もイワネスもメインディレクターとして優勝することはあり得ないから、そこに名前を刻んでほしいですね。
イワネス
確かにそうですね。今後僕らが両方ナンバーを出さないことはあっても、その最初の1人目になれるのはこれが最初で最後です。
時代を切り裂くのは君だ。
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イベント概要
「Out Hedge Vol.10」
日程 : 2024年 1月28日(日)
時間 : 13:00〜18:15 予定
会場 : 宮前市民館(神奈川県川崎市)
主催 : スキルハック
共催 : 川崎市
協力 : 有限会社 OVER THUMPZ
SPECIAL EDITION
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othersパリ2024オリンピック競技大会がいよいよ開幕!日本人出場選手や各アーバン/アクションスポーツ競技スケジュールをまとめて紹介!2024.07.23いよいよ今週末に迫った「パリ2024オリンピック競技大会 (下記:パリオリンピック) 」。世の中でも言わずとしれた、世界中が注目する世界最大のスポーツの祭典だが、今大会では本メディアでも取り上げているアーバンスポーツおよびアクションスポーツの中から「スケートボード」、「サーフィン」、「BMX」、「スポーツクライミング」、「ブレイキン」の5競技にて新たな歴史を刻む戦いが繰り広げられる。 2008年の北京オリンピックから正式種目となったBMXレーシングを除いては、ほとんどの種目が2020年の東京オリンピックでのデビューとなり年々スポーツ界に浸透し始めているアーバンスポーツおよびアクションスポーツ。 そんな中で今大会はダンスシーンからブレイキンがオリンピックデビューするなど、各々の持つカルチャーの枠を飛び出してスポーツとして市民権を得ている状況が目に見える。特に今回はブレイキン種目に出場するShigekix (半井重幸)がオリンピック日本代表選手団の旗手の一人を担うなど、このアーバンスポーツおよびアクションスポーツが日本のみならず世界中に大きな影響を与えていることは明確だ。 そして特にこのパリ大会は東京オリンピックメダリストをはじめ、世界大会で優勝経験を持つ日本人選手たちが出場選手として名を連ねている。スケートボードでは男子ストリートに堀米雄斗、女子パークに四十住さくらなど初代金メダリストが出場。さらにサーフィンでは東京オリンピック銀メダリストの五十嵐カノア、また同じくスポーツクライミングで銀メダリストになった野中生萌など前大会のメダリストが再度メダルを獲得するべく出場する。 また世界大会で優勝経験を持つメンバーとしては、2022年の世界選手権で優勝したBMXフリースタイルの中村輪夢や、ブレイキンからはOQSで無双した世界最強と呼び声の高い日本のBgirlチームからAyumiとAmiが出場するなど、それ以外にもメダル争いに食い込む世界でも指折りの日本人選手たちが出場し、今回は東京オリンピック以上にメダル獲得が期待されるこのアーバンスポーツおよびアクションスポーツだ。 以下では今大会に出場する日本人選手たちと、今大会の全日程について紹介。 各競技日本人出場選手 スケートボード 堀米雄斗 Photo: OIS/Kieran Cleeves. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:コンコルド広場・男子ストリート:白井空良、小野寺吟雲、堀米雄斗・女子ストリート:赤間凛音、中山楓奈、吉沢恋・男子パーク:永原悠路・女子パーク:開心那、草木ひなの、四十住さくら サーフィン 五十嵐カノア Photo by Tony Heff/World Surf League 大会会場:タヒチ・チョープー・男子カテゴリー:五十嵐カノア、コナー・カラサワ・オレアリー、稲葉玲王・女子カテゴリー:松田詩野 BMXフリースタイル 中村輪夢 Photo: OIS/Jonathan Nackstrand. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:コンコルド広場 ・男子パーク:中村輪夢 BMXレーシング 畠山紗英 photograph by Navada BMX Photography 大会会場:スタッドBMXサン・カンタン・アン・イヴリーヌ・女子カテゴリー:畠山紗英 スポーツクライミング 野中生萌 Photo: OIS/Jonathan Nackstrand. Handout image supplied by OIS/IOC 大会会場:ル・ブルジェ・スポーツクライミング場・男子ボルダー&リード:楢﨑智亜、安楽宙斗・女子ボルダー&リード:野中生萌、森秋彩 ブレイキン Bgirl Ami photograph by haru_graphics 大会会場:コンコルド広場・Bboy:Shigekix (半井重幸)、Hiro10 (大能寛飛)・Bgirl:Ayumi (福島あゆみ)、Ami (湯浅亜実) 大会スケジュール (日本時間) *サーフィンに関しては天候次第で日程延期の可能性あり -7月27日(土) 03:00~ 開会式19:00~ スケートボード男子ストリート 予選24:00~ スケートボード男子ストリート 決勝 -7月28日(日) 02:00~ サーフィン男子第1ラウンド06:48~ サーフィン女子第1ラウンド19:00~ スケートボード女子ストリート 予選 24:00~ スケートボード女子ストリート 決勝 -7月29日(月) 02:00~ サーフィン女子第2ラウンド06:48~ サーフィン男子第2ラウンド -7月30日(火) 02:00~ サーフィン男子第3ラウンド 06:48~ サーフィン女子第3ラウンド 20:25~ BMXフリースタイル女子パーク 予選 22:11~ BMXフリースタイル男子パーク 予選 -7月31日(水) 02:00~ サーフィン男子準々決勝04:24~ サーフィン女子準々決勝06:48~ サーフィン男子準決勝08:00~ サーフィン女子準決勝09:12~ サーフィン男子3位決定戦09:53~ サーフィン女子3位決定戦10:34~ サーフィン男子決勝11:15~ サーフィン女子決勝20:10~ BMXフリースタイル女子パーク 決勝21:44~ BMXフリースタイル男子パーク 決勝 -8月2日(金) 03:00~ BMXレーシング男子準々決勝 03:20~ BMXレーシング女子準々決勝 05:05~ BMXレーシング男子敗者復活戦 05:15~ BMXレーシング女子敗者復活戦 -8月3日(土) 03:00~ BMXレーシング男子準決勝 03:15~ BMXレーシング女子準決勝 04:35~ BMXレーシング男子決勝 04:50~ BMXレーシング女子決勝 -8月5日(月) 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー準決勝 20:00~ スポーツクライミング女子スピード 予選シーディング 20:35~ スポーツクライミング女子スピード 予選 -8月6日(火) 17:00~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー準決勝19:30~ スケートボード女子パーク 予選20:00~ スポーツクライミング男子スピード 予選シーディング20:35~ スポーツクライミング男子スピード 予選24:30~ スケートボード女子パーク 決勝 -8月7日(水) 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード準決勝19:30~ スケートボード男子パーク 予選19:35~ スポーツクライミング女子スピード 予選19:46~ スポーツクライミング女子スピード 準決勝19:54~ スポーツクライミング女子スピード 決勝24:30~ スケートボード男子パーク 決勝 -8月8日(木) 17:00~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード準決勝19:35~ スポーツクライミング男子スピード 予選19:46~ スポーツクライミング男子スピード 準決勝19:54~ スポーツクライミング男子スピード 決勝 -8月9日(金) 17:15~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー決勝 19:35~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード リード決勝 23:00~ ブレイキンBgirl 予備予選/予選 -8月10日(土)17:15~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー決勝19:35~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード決勝03:00~ ブレイキンBgirl 準々決勝03:45~ ブレイキンBgirl 準決勝04:15~ ブレイキンBgirl 決勝・3位決定戦23:00~ ブレイキンBboy 予備予選/予選 -8月11日(土) 03:00~ ブレイキンBboy 準々決勝03:45~ ブレイキンBboy 準決勝04:15~ ブレイキンBboy 決勝・3位決定戦 パリオリンピックでの日本人選手たちの活躍はテレビ放送やTVerで視聴しよう! パリ2024オリンピック競技大会の戦いの模様は、NHKや各キー局での地上波およびBS放送に加えて、民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」でのオンライン配信が予定されている。随時放送情報は更新されているが現時点での国内放送スケジュールは以下の通り*だ。*「2024年7月23日時点、FINEPLAY編集部調べ」 開会式 7月27日 02:25~ 開会式 【NHK総合】 スケートボード 7月27日 21:00~ スケートボード男子ストリート 予選【TBS系列】7月27日 22:15~ スケートボード男子ストリート 予選(ディレー放送)【NHK総合】7月27日 23:55~ スケートボード男子ストリート 決勝【NHK総合】7月28日 20:00/21:00~ スケートボード女子ストリート 予選【NHK Eテレ・NHK総合】7月29日 00:00~ スケートボード女子ストリート 決勝【テレビ朝日系列・NHK BS】8月6日 19:00~ スケートボード女子パーク 予選【フジテレビ系列】8月7日 00:00~ スケートボード女子パーク 決勝【フジテレビ系列】8月7日 19:30~ スケートボード男子パーク 予選【TBS系列】8月8日 00:30~ スケートボード男子パーク 決勝【TBS系列】 サーフィン 民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」のみにて放送予定 BMXフリースタイル 7月31日 20:00~ BMXフリースタイル女子・男子パーク 決勝 【日本テレビ系列・NHK BS】 BMXレーシング 民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」のみにて放送予定 スポーツクライミング 8月8日 20:55~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード リード準決勝【NHK Eテレ】8月9日 17:00~ スポーツクライミング男子ボルダー&リード ボルダー・リード決勝【日本テレビ系列】8月10日 17:00/18:45/19:30~ スポーツクライミング女子ボルダー&リード ボルダー・リード決勝【NHK総合・NHK Eテレ】 ブレイキン 8月9日 23:00~ ブレイキンBgirl 予備予選/予選【日本テレビ系列】8月10日 03:00~ ブレイキンBgirl 決勝【日本テレビ系列】8月10日 22:50~ ブレイキンBboy 予備予選/予選【NHK総合】8月11日 03:00~ ブレイキンBboy 決勝【フジテレビ系列】 なお各競技の最新情報はオリンピックのウェブサイトや公式アプリで気軽にアクセスできるので是非ダウンロードしてみて欲しい。日本人選手たちの大活躍をテレビの前で一緒に応援しよう!
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doubledutch青春を賭けた熱い夏が今年も開幕! 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」2024.07.192024年9月29日(日)、ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024』が開催される。 チームで1つのショーを作るSHOWCASE部門、そして個人戦の1 on 1 BATTLE部門に加え、制限時間内に跳んだ回数を競うSPEED RELAY部門の3種目で、それぞれの頂点を決する。 昨年 SHOWCASE優勝の「Eifer」©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 大会を盛り上げるアンバサダーには、世界三連覇の偉業を成し遂げ、ダブルダッチシーンの“顔”とも言えるプロチーム「REG☆STYLE」が。そしてダブルダッチシーン外から、日本ダンススポーツ連盟のブレイキン アンセムソング『Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT』をリリースするなど、ストリートシーンにも影響力を与え続けているアーティスト「DA PUMP」からKIMIが就任。過去に番組での共演歴もある2組は、今年で5年目となるアンバサダーへの就任。彼らの“阿吽の呼吸”にも注目だ。 REG☆STYLE & KIMI (左から3人目)©︎ITADAKI / Photo by AYATO. さらに今回、ITADAKI恒例となった「エンターテイメント」要素を審査するメンバーには「サンキューーー!!」というフレーズでお馴染みのお笑い芸人・パンサー 尾形貴弘が参戦!加えてダンスシーンから、世界初のダンスプロリーグ・D.LEAGUEに参画しているチーム「FULLCAST RAISERZ」よりINFINITY TWIGGZと、世界規模で活躍し、多くのタイトルを獲得するB-GIRL RAMという、豪華ラインナップが務めてくれる。 ©︎ITADAKI そして、前向きに夢に向かって頑張る高校生を応援する『ポカリスエット』と、そしてストリートシーンで力強くプレイヤーを支えるオーセンティックアメリカンアスレティックウェアブランド『Champion』が、5年目となる今年も“オフィシャルサポーター”(協賛)として、高校生たちを力強くサポートしてくれる。 そんなシーン内外からの注目を掻っ攫う熱量の高いコンペティションの様子は、ITADAKI オフィシャルYouTubeチャンネルにてオンライン配信を予定している。 ©︎ITADAKI / Photo by AYATO. 昨今の高校生のプレイヤーたちは、時に大学生や社会人のプレイヤーを凌駕することも。果たして、今年高校生の頂点――”ITADAKI”に立つプレイヤーは誰なのか。ダブルダッチの歴史が動く一日が、今年も幕を開ける!! 大会概要 ©︎ITADAKI 「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2024」日時 : 2024年9月29日(日)時間 : 13:00 開演予定会場 : 川崎ルフロン主催 : ITADAKI 実行委員会主管 : 有限会社OVER THUMPZ協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社協力 : スキルハックメディアパートナー : FINEPLAY https://youtu.be/BKubNsA8oSI?feature=shared
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others親子で様々なスポーツを楽しんだ七夕の一日「PLAY MOVESPORT」がイオンモール幕張新都心で開催2024.07.122024年7月7日(日)に日本国内大手のスポーツウェアメーカー「DESCENTE(デサント)」が展開するスポーツウェアブランド「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」によるスポーツ体験会「PLAY MOVESPORT」が、イオンモール幕張新都心のグランドコートにて開催された。 今回で4回目となる本イベントでは「スポーツクライミング」「ダブルダッチ」「けん玉」など様々なスポーツ体験会とショーケースに加えて、スペシャルゲストによる親子で一緒にできる「体操ダンス」など親子連れが楽しめるコンテンツが多く用意され大盛況に終わった。 本イベントには、スポーツクライミングシーンで活躍する日本代表選手である楢﨑明智 (日新火災)をはじめ、世界チャンピオンの経験を持つプロダブルダッチチームのFLY DIGGERZ、同じく世界で活躍するけん玉プレイヤーのSHINNOSUKE TOGOとKITO NAKAJIMA、そして体操のお兄さんとして子どもたちに大人気なよしお兄さん(小林よしひさ)をスペシャルゲストとして迎えた。このように、各ジャンルのプロフェッショナルたちによる体験会やショーケースを通して、スポーツの楽しさを子どもたちや初心者を中心とした様々な人々へ届けることができるのも「PLAY MOVESPORT」の魅力とも言えるだろう。 子どもたちは世界を股にかけて大活躍するトッププレイヤーのパフォーマンスに目を輝かせており、身体だけでなく目でもスポーツの楽しさを感じた一日となった。 イベント当日の様子 会場の様子 本イベントは、休日を過ごすには持ってこいである大型商業施設「イオンモール幕張新都心 グランドコート内」で開催され、お買い物や休日のレジャーに訪れた多くの子ども連れの家族がふらっとイベントに参加するなど、無料体験ということも相まって多くの来場者が集まった。 当日は晴天に恵まれるも屋外では36℃の真夏日になったこともあり、身体を動かしたい子どもたちは屋内で快適にスポーツを楽しめる環境である本イベント会場で、自分たちが気になる様々なスポーツにチャレンジ。そんな子どもたちの背中を見届ける一方で、一緒に体験する親御さんの姿もあり、老若男女問わず様々なスポーツを体験しながら休日の貴重かつ楽しい時間を親子で共有している様子がうかがえた。 楢﨑明智選手とボルダー体験 まず本イベントの中で一番子どもたちの目を惹いたのは、会場に設置されたボルダリングウォール。現在世界ランキング2位と世界最高峰の舞台で活躍する楢﨑明智選手による手取り足取りのサポートもあり、一番上のホールドまで完登する参加者も多く、ボルダー体験は終始大人気のコンテンツだった。 FLY DIGGERZのダブルダッチショーケース SHINNOSUKE TOGOのけん玉パフィーマンス また1日につき2回ほど開催されたダブルダッチとけん玉のショーケースには大勢の参加者だけでなくお客さんが会場付近に集まり、目の前で繰り広げられる一流のパフォーマンスに歓声を上げた。ショーケース後にはプロフェッショナルのパフォーマンスに感化されてか、多くの子どもたちが列をなしてこれらのスポーツも体験し、自分も楽しみながらトッププレイヤーのレベルの高さを肌で感じる機会となった。 よしお兄さんと一緒に親子体操 そしてやはり子どもたちの心を掴み、終始大盛況の中で一緒に親子体操を行ったのはスペシャルゲストのよしお兄さん。1日に2回に分けて行われたこのコンテンツでは、子どもたちに分かりやすい手遊びを含めた振り付けですぐ心を掴むと、実際に曲に合わせた体操ダンスでは子どもたちが大きな声を上げて楽しみにながら真剣に体操に取り組むなど完全に会場の雰囲気を一つにして、さすがは体操のお兄さんと言った見事なパフォーマンスを披露した。 以下は本イベントでそのような充実した一日を共に過ごした特別講師たちによるコメント。 本イベント特別講師のコメント 楢﨑 明智 選手 (日新火災・スポーツクライミング) 楢﨑明智選手 -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?正直、参加者が集まるのか心配だったのですが、実際に蓋を開けてみると子どもたちの列が途切れることがなくて、活気のあるイベントになって良かったなと思いました。 -最近の楢﨑選手の競技面での活動状況はいかがですか?今シーズンはかなり順調に行っていて、ワールドカップも5戦中3戦が終わったところなのですが、現在年間世界ランキング2位につけているので、残り2戦も良い結果を残して年間ランキングの表彰台に乗りたいなと思っています。 楢﨑明智選手 -練習時にMOVESPORTのアイテムを着用していてどんな印象を感じていますか?練習時には100%と言えるくらいいつもMOVESPORTのウェアを着させてもらっていますが、素材がとても良いので着心地も良いですし、肌触りが良いところが好きです。また速乾性にも優れているところがすごく良くて、長期滞在の海外遠征では部屋で洗濯することも多いのですが、部屋干しでもすぐ乾くので洗った次の日には着られるところも最高です。 -最後に今後の目標を教えてください。まだワールドカップで優勝したことがなくて、去年から数えると5戦連続ファイナルに残れているのですが、そのうち3回が準優勝で終わっているので、まずはワールドカップで優勝したいというのが今の目標です。またクライミングは競技特性上、1回優勝することは結構多くの選手ができることだったりもするのですが、年間通して勝ち続けることは難しいことなのでワールドカップで年間チャンピオンになることが次の目標ですね。 FLY DIGGERZ (コメント代表者:KSY)(ダブルダッチ) FLY DIGGERZリーダーのKSY -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?このイベントを通して、子どもたちにとって楽しい空間を色んなジャンルのプレイヤーの人たちと一緒に作れたことが楽しかったですし、素敵なイベントになったなと思いました。 -最近、 FLY DIGGERZはどういった活動をされていますか?2025年に向けて今年は挑戦の年にしようとしていて、パフォーマンスのコンペティションももちろんですが、スピード競技というアスリート向けのコンペティションの方も力を入れていて、来年は神奈川県川崎市で両方の種目の世界大会が行われるので、スポーツのダブルダッチもストリートのダブルダッチも、どちらもその世界大会で優勝できるように日々挑戦を続けています。 FLY DIGGERZ -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?MOVESPORTさんのウェアはどれも動きやすいですし、汗をかいた時も服が肌にまとわりつかないのですごく心地よく着られるのでオススメです。 -最後にFLY DIGGERZの今後の活動について教えてください。今年は挑戦する年にはなると思うのですが、その挑戦を応援してもらうために、今回のイベントのようなダブルダッチをたくさんの人に見てもらう機会を色んな場所で増やしていって、自分たちの挑戦とダブルダッチを知ってもらうという動きをリンクさせて今後につなげていけたらなと思っています。 KITO NAKAJIMA(けん玉) KITO NAKAJIMA -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?普段は結構一人でけん玉することが多いんですけど、今回小さな子どもと一緒にやる中で元気をもらいながら楽しく教えることができましたし、子どもたちがけん玉に成功した時の笑顔を見ると改めて「けん玉って良いな!」と感じました。-最近、 KITOさんはどういった活動をされていますか?最近はモデル活動を中心にしながらけん玉プレイヤーとしても活動していて、色んなところでけん玉を教えつつ、かっこいい洋服を着てかっこいいけん玉のパフォーマンスをしながら、けん玉のかっこよさを広めています。 KITO NAKAJIMA -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?普段、けん玉をするときは普通の洋服だったりもするので、大きな動きをするときには動きづらさを感じることもあるのですが、MOVESPORTのウェアはやっぱりスポーツ用の服ということもあって動きやすいですし、風通しも良いのでめちゃくちゃ着やすいです。-今後のKITOさんの目標を教えてください。今のけん玉のイメージって地味だったり昔あそびのような印象が強いかと思うのですが、子どもから大人までできるあそびなので、もっとかっこよく色んな人がどこでもできるスポーツだということをたくさんの人に広めていけたら良いなと思っています。 よしお兄さん(体操、ダンス) よしお兄さん -今回「PLAY MOVESPORT」に参加してみていかがでしたか?まず楽しかったです。もちろん私自身もイベントをして子どもたちと身体を動かすことは今までもあったのですが、今回を通して子どもたちがダブルダッチやけん玉、スポーツクライミングなどに挑戦している姿を見ると、「やっぱりスポーツって子どもたちにとって良いものなんだな~!」と改めて思いました。 よしお兄さん -今着用されているMOVESPORTの服の着心地はいかがですか?まず着心地がすごく良くて、普段イベントとかでは衣装を着ることが多い一方で、今回このウェアは通気性も良く動きやすいので、自分自身がよく動くスポーツのイベントにとってぴったりなウェアだなと感じていますし、今回オレンジ色をチョイスしてもらったのですが、色んなカラーがあるのでおしゃれとしても楽しめるそんな洋服だなと思いました。 最後に 多くの参加者が集まった本イベント 本イベントは今回「MOVESPORT」として、昨年に引き続き4回目の体験会となり、前回よりも更に幅広いジャンルのスポーツを網羅する形で開催された。今回は幼児園児や小学生を中心に、スポーツによっては親御さんも参加するなど老若男女の幅広いお客さんが来場したが、トッププレイヤーやスペシャルゲストのよしお兄さんのパフォーマンスもあってか、参加者の列は途切れることがなく過去最大の盛り上がりを見せており、本イベント自体としてもさらに多くの人に「MOVESPORT」というブランドと様々なスポーツの認知を広げているその影響力の大きさがうかがえた。 今後もこの「PLAY MOVESPORT」を通して、より多くの子どもたちやスポーツ好きな人たちが、MOVESPORTの アスリートメンバーを始めとしたトッププレイヤーたちと楽しく交流して刺激を受けながら、新しいスポーツに出会う第一歩になることを今後も期待したい。 イベント概要 名称 : PLAY MOVESPORT in イオンモール幕張新都心日時 : 2024年7月7日(日)10:00 ~17:00会場:イオンモール幕張新都心 グランドコート(〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1)参加費:無料(LINE友だちとインスタグラムフォローが参加条件)講師 (出演者)・スポーツクライミング:楢﨑明智 (日新火災)・ダブルダッチ:FLY DIGGERZ ・けん玉:SHINNOSUKE TOGO、KITO NAKAJIMA・スペシャルゲスト:よしお兄さん(小林よしひさ)対象スポーツ:体操、ダンス、スポーツクライミング、ダブルダッチ、けん玉
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danceNORIとMiMzが優勝「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」勝者はブラジルで行われる世界最終予選へ2024.07.07昨年の世界王者でありパリオリンピック日本代表のAmiが「Red Bull BC One」の見どころをコメント 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催された。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。今年のCypher Japanは、4月から全国5箇所で開催された「Red Bull BC One City Cypher」の優勝者と、今年から新設された学生限定予選の「Red Bull BC One Student Cypher」の優勝者(全2回)、それに加えてワイルドカード(招待枠)で集められた全B-Boy16名、B-Girl8名が参加し、ノックアウト方式のトーナメントで優勝を争う。昨年のワールドファイナル(パリ大会)で優勝したB-GirlのAmiは今回ジャッジを務めた。本番前のインタビューでは「BC Oneはブレイキンがオリンピック種目になる前からある大会で、ずっとブレイキンシーンに寄り添ってきたイベントだからこそ、B-Boyのかっこよさを本当に分かっている。それはステージづくりや運営の進め方からもとても感じます。オリンピックに出場する世界の16人と、BC Oneのワールドファイナルに出場する16人は違ったものになると思うし、両方を見てもらえるとよりブレイキンの面白さが伝わると思います。」とコメントした。 Red Bull BC One Special Talk Session ワールドファイナル出場経験を持つNORIやISSEI、Ayumiに加え、RA1ONやkaiなどの若手世代も多く参加した今年のCypher Japan 今年のワイルドカードには、BC OneにストーリーのあるB-Boyが選ばれた。NORIはBC Oneのワールドファイナルに最も多くチャレンジした日本人B-Boyの一人。2019年と2021年はCypher Japanで優勝。現地で行われた世界最終予選でも優勝し、ワールドファイナルに勝ち進んだ経験をも持つ。今回は通算5度目のワールドファイナル出場を目指して、まずはそこへの挑戦権(世界最終予選の出場枠)を獲得するべく、今日の日本最終予選に挑んだ。RA1ONは、今の日本ブレイキンシーンの若手を代表する注目のヤングガンズ。キッズ時代から多くのバトルで優勝しBC Oneへの憧れも強かったが、昨年までは年齢制限により出場が叶わなかった。今年ようやくBC Oneに挑戦する権利を経てワイルドカードとして登場。待ちに待ったBC Oneの舞台で、どのようなバトル運びを見せるのか?大会前から多くの注目を集めていた。他、今年からCypher Japanに繋がる予選として新設されたStudent Cypherでは、kaiとRYOGAの2名がクオリファイ。若手からレジェンド、そしてその間を繋ぐミドルまで、幅広い世代のトップダンサーが勢揃いするという点においても、BC Oneは唯一無二の1on1ブレイキン・ダンスバトルである。 Suguru Saito / Red Bull Content Pool セミファイナルではISSEIとNORIが対決。決勝戦は世代を超えたクロスボーダーなマッチアップに B-Boyは初戦から同じクルーや同じエリア同士、同世代対決など好カードが連発。この日のファーストバトルとなったNORIとSHADEのバトルは、DJの音がかかった瞬間に会場が歓声と縦揺れに包まれ、お互いパッションを全面に出したバチバチの同世代対決となった。そのバトルに勝利したNORIは準決勝まで勝ち進み、2016年のRed Bull BC One世界王者のISSEIと対戦。これまでの日本のブレイキンシーンを築いてきた二人の特別なマッチアップとなった。一方、トーナメント表の反対の山では若手世代が激しいバトルを繰り広げ、最年少での参加となったRA1ONは、準決勝でharutoと激突し東西を代表する若手対決に。決勝に駒を進めたのはharutoとNORIの2名。世代を超えたバトルは、過去に幾度もジャパンファイナルを勝ち抜いてきたNORIが勝利を収めた。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Red Bull BC Oneらしいチャンピオンが誕生 B-Girlは決勝戦でワールドファイナル出場経験を持つ2名が対戦。パリオリンピック日本代表のAyumiと、昨年のCypher Japanでジャッジを務めたMiMzの2名が決勝に進出した。安定したテクニックとスキルを技で表現していくAyumiに対して、会場の雰囲気や音楽をムーブ全体の流れと独特な動きで表現するMiMz。スタイルの全く違う2名の対決となった決勝戦は、MiMzが勝利し優勝を果たした。今回のチャンピオンとなった、NoriとMiMzは共に「生き様」がかっこいいとシーンからも支持されるダンサー。今回のCypher Japanでは、分かりやすい技を披露するだけでなく、自分が持っているフレーバーやストーリーで会場の雰囲気も味方につけることが出来る、よりカルチャー要素が強いB-BoyとB-Girlが勝利し、まさにRed Bull BC Oneらしい大会結果となった。 Jason Halayko / Red Bull Content Pool MiMzコメント「息子をブラジルに連れていきたい!という気持ちが原動力でした」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※MiMz 以下:M 優勝した今の気持ちを教えてください! M:信じられないです。とにかく今回の原動力は「息子をブラジルに連れていきたい」という気持ちだったので、それが叶ってよかったですし、育児をしながら準備する上でもいろんな人の助けがあったので、そういう人たちへ結果で恩返しが出来てよかったです。 印象に残っているバトルやムーブはありますか? M:セミファイナルのバトルと決勝の2ムーブ目(1990という技)は、10代からずっとやっている得意な動きで、私の周りの人たちはぶち上がったと思います。それをしっかりやり切れた自分が誇りです。 昨年はジャッジという立場から見ていたCypher Japan、プレイヤーとして出てみてどうでしたか? M:全然違いました(笑)。プレイヤーとして出ることで、またジャッジの見方なども勉強になったし、どっちもやってみて良かったです。 ブラジルへの意気込みを教えてください! M:Last Chance Cypherからの挑戦になるので、ラウンド数も多くなり体力面の強化が必要になると思っています。ただ、ラウンド数が多くなったとしても、自分の強みである折り紙スタイルやレッグワークのコンセプトは、どんな状態でも引き出せるように準備していきたいと思います。 NORI コメント「自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらいたい」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool ※NORI 以下:N 優勝した今の気持ちを教えてください! N:ホッとしてます(笑)。優勝するつもりだったので、それが実現できてホッとしてます。 優勝コメントでは下の世代に対して「かかって来い!」と力強く話していましたが、どんな想いがありますか? N:かかって来い!と言った背景は、今は(オリンピックも相まって)ブレイキンの中でスポーツの要素も強くなったことにより、勝てないと嫌な気持ちになったり、ダンスをやめようかなと思うことも増えるかもしれないからです。でも、俺って世の中にダンスの大会がなくなったとしても、絶対に上手くなることはやめないんですよ。ブレイキンカルチャーはいいコミュニティなので、好きで続けていたらいい経験も出来ると思うし、今の若い世代が勝負ありきの大会がなかったらダンスをやらなくなるのはもったいないので、自分に挑みたいと興味を持ってくれて、自分の発信などを通じて、ダンスって本当に楽しいし、奥が深いんだなと感じてもらえたら良いなと思いました。 ブラジルへの意気込みを教えてください! N:今のままでもLast Chance Cypherは勝てる調子だと思います。ただ、いつもワールドファイナルで上手くいかないので、ワールドファイナルに向けて頑張ります。 The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2024」 Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Jason Halayko / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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dance今年の日本一決定戦「Red Bull BC One Cypher Japan」が明日開催!2024.07.06日本では8年ぶりとなるRed Bull BC One Campも開催し、世界のトップダンサーが集結 今年で開催21年目を迎える、世界最高峰の1on1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One」。その日本最終予選となる「Red Bull BC One Cypher Japan」が、いよいよ明日、2024年7月7日に東京の二子玉川ライズ スタジオ&ホールにて開催される。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、12月にブラジルで行われる世界最終予選「Red Bull BC One Last Chance Cypher」の出場権を手にすることが出来る。そしていよいよ今月から開催するパリオリンピック。オリンピックの新種目としても注目度が高いブレイキンは、今やB-Girl・B-Boyに限らず世間一般からも人気を集めている。そのブレイキンカルチャーの礎ともなるイベントが、このRed Bull BC Oneであり、レッドブルがHIPHOPカルチャーを大切にしながらダンサーたちと創ってきた歴史もあるのだ。そんなRed Bull BC Oneは、世界中で長きに渡ってシーンから愛されるイベントとなっている。 ⽇本だけでなく世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラム Jason Halayko / Red Bull Content Pool 今年の日本一決定戦であるRed Bull BC One Cypher Japanを明日に控え、7月5日と6日の2日間に渡って、東京の渋谷では「Red Bull BC One Camp」が開催された。BC One Campでは、Red Bull Dancerによるワークショップや、その他様々なダンスバトルを実施。⽇本だけでなく、世界中のB-Boy・B-GirlとHIPHOPファンが集まるカルチャープログラムとなっている。DAY1には、世界で活躍するHIPHOPダンサーのKyokaや、今回のCypher Japanでジャッジを務めるGRIIMSENなどがワークショップを実施。一緒にセッションをしながらスキルシェアをするなど、ここでしか体験出来ない特別なプログラムとなった。DAY2は、国内を代表するバトルイベントのSELL OUT!!やVIBE OUTとRed Bull BC Oneがコラボしたバトルを実施。ブレイクダンス以外のジャンルのダンサーも多く参加した。昨年も開催されたFOOTWORK CONTEST by FOOTWORKERZの日本予選も行われ、6kicksが優勝。12月にブラジルで行われるワールドファイナル出場を決めた。 過去の世界王者ISSEI、オリンピック日本代表のAyumiなどが出場するジャパンファイナルの注目B-Girl・B-Boy B-Boyでは、過去にワールドファイナル出場を経験しているダンサーが2名出場。ISSEIは、2016年に日本の名古屋で行われたワールドファイナルのチャンピオンであり、当時の最年少世界王者。NORIは何度も日本予選を勝ち抜き、世界の舞台に駆け上がった経験を持つ。今回NORIは一回戦を同世代のSHADEと、ISSEIは日本の若手を代表するB-Boyの一人であるTSUKKIと対戦。どちらも一回戦から強敵が立ちはだかるが、順当に勝ち進めば準決勝でNORIとISSEIのワールドファイナル出場経験者同士のマッチアップが実現する。 B-Girlでは、先日のオリンピック最終予選でパリオリンピック日本代表に内定したAYUMIに注目が集まる。最近はダンススポーツ(オリンピック形式のバトルや大会)での活躍が目立つが、Red Bull BC Oneの歴史に名を刻んだ一人でもある。AYUMIはまだB-Girl部門が存在しない2017年のワールドファイナル(オランダ大会)で、世界で初めてB-Girlとして出場。世界のトップB-Boy相手に戦った経験を持つ。明日は初戦となるAYANEとの関西勢対決にも要注目だ。 Red Bull BC One Cypher Japan 2024 〈開催概要〉日時 :7月7日(日)15:00~18:30会場 :二子玉川ライズ スタジオ&ホール(東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ S.C.)出場者:・学生予選と地方予選を勝ち抜いたB-Boy 7名/B-Girl 5名・招待選手 B-Boy 8名 / B-Girl 2名・THE JAM 優勝者 B-Boy / B-Girl 各1名 B-Boy 16名 / B-Girl 8名 計24名※出場者一覧も合わせてご確認くださいJUDGE:AMI, WUTA, GRIIMSEN (デンマーク)DJ:TOSHIMC: KENTARAW / CRUDEGUEST LIVE:鎮座DOPENESS観戦料金: 2,000円(税込)購入期間: 6月14日(金)〜 7月6日(土)23:59まで購入リンク: 記事最下部の関連リンクより※未就学児は無料です。※自由席ですが券種によって観戦エリアが異なる場合があります。※イベント中止を除き、いかなる理由でもチケットの払い戻しは行いません。※イベントスケジュール及び出演者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。