REGSTYLE 前人未到の3連覇!「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2019」

2019.08.05
FINEPLAY編集部

2019年8月3日(土)、東京都・八王子市のオリンパスホール八王子にて、ダブルダッチの世界一を決める大会『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2019』(以下、CONTEST WORLD)が開催された。

“ダブルダッチの祭典”とも称される『DOUBLE DUTCH CONTEST』は、キッズから大人まで参加するダブルダッチ最大規模の大会。今年は10の国と地域で予選大会が開催され、各国予選の上位チームが、今回のCONTEST WORLDへの出場権を手にすることとなる。

3月に開催された日本予選は、全部門で過去最多となる226組の参加と白熱した展開に。その激戦を勝ち抜いた12チームと、CONTEST WORLDを過去に2連覇したシード枠のREGSTYLEを加えた13チームが日本代表として戦いに挑んだ。

30秒間に跳んだ回数を競うSPEEDでは日本勢が大健闘。JUNIORのBRIGHT、U-19のROYAL ILLUSION、OPENのマイケルと全部門において日本勢が1位通過し、3チームで“FASTEST JUMPER”の称号を競い合った。

マイケル/写真提供:DDC実行委員会

見事“FASTEST JUMPER”に輝いたのは、126回でOPEN部門の「マイケル」(柏なわとびクラブ)。前回日本一となった際の数字を2回更新する脅威の数字をたたき出し、堂々の世界一となった。

そして注目のPERFORMANCEは各国上位チームが集うだけあり、レベルの高いショーが次々と展開。各国の特色が映えたパフォーマンスが会場を沸かせる中、なんと3部門全てにおいて日本勢が上位を独占。フュージョン(既定の音とフリを行うパフォーマンス)における日本の圧倒的強さを世界に示した形となった。

小学生以下のJUNIOR部門は「BRIGHT」(中央区日本橋小学校)が日本一に続き世界一を獲得。大人数の一体感あるパフォーマンスと精度の高い技。小学生の魅せる大人顔負けのパフォーマンスで会場は大盛り上がりだった。

BRIGHT/写真提供:DDC実行委員会

続く中学・高校生のU-19部門は、こちらも日本一に続き「ROYAL ILLUSION」(栄光ROYAL)が世界一の栄冠に輝いた。CONTEST JAPANではケガで5人の出場となったが、見事復帰を果たし6人で臨んだ世界戦。卓越したスキルに観客を唸らせ、文句なしの世界一となった。

ROYAL ILLUSION/写真提供:DDC実行委員会

そして最注目となるOPEN部門では、PERFORMANCEを行ったあと、その上位4チームがBATTLEを行い、その結果を踏まえJUDGEが世界一のチームを決めることになる。

中でも焦点となったのは、日本のプロチーム「REGSTYLE」が2017年・2018年とCONTEST WORLD 2連覇を達成し、今回で彼らが長らく掲げていた3連覇が達成されるのか、はたまたその“絶対王者”を王座から引きずり下ろすチームが現れるかどうかについて。各チーム迫真の戦いに、観客は釘付けとなっていた。 PERFORMANCEではCONTEST JAPAN上位の強豪チームを抑え、REGSTYLEが堂々の1位。他の追随を許さないシーンの新時代を切り開く「ダブルダッチ2.0」とも言わんばかりのショーに、会場に思わず呼吸することを忘れてしまう程の強烈な衝撃が走った。

REGSTYLE/写真提供:DDC実行委員会

次いで、メンバーの離脱など様々な紆余曲折を乗り越え、最初で最後の“フルメンバー”で戦いに臨んだ「平成たぬき合戦ぽんぽこ」、レゲエ調の陽気な音楽に笑いと感動を詰め込んだ「Elephant OiOi」、そしてスキルフルな王道のパフォーマンスで上位にのし上がった「All you need.」が並び、この上位4チームでBATTLEが展開された。

平成たぬき合戦ぽんぽこ/写真提供:DDC実行委員会

BATTLEでもREGSTYLEは圧倒的な強さを見せた。2位となった平成たぬき合戦ぽんぽこを一糸乱れぬチームワークで撃破。一方、PERFORMANCE 3位だったElephant OiOiと4位のAll You Need. のバトルはAll You Need. が制した。

All You Need./写真提供:DDC実行委員会

そしてBATTLE決勝戦ではREGSTYLEとAll You Need. が激突。高いアクロバットが持ち味のAll You Need. に対し、作り込まれた独創的なムーブのREGSTYLE。迫力ある激闘に、観客は大いに沸き立った。

REGSTYLE/写真提供:DDC実行委員会

熾烈なBATTLEの軍配はREGSTYLEに上がり、PERFORMANCEと両カテゴリーで文句なしの1位となったREGSTYLEが、過去に誰も成し遂げていない史上初の3連覇の総合優勝。世界一を達成し、今年のDOUBLE DUTCH CONTEST WORLDは幕を下ろした。

写真提供:DDC実行委員会

世界へ挑戦することの喜びと苦闘のせめぎ合いの中にあった、たった180秒のストーリー。ステージに立つ彼らが2本のロープの中に作り出した世界に込めたメッセージを、観客たちは時に息を呑んで祈るように見守り、時に叫ぶような声援で応えた。会場は国境の垣根を超え、ダブルダッチを愛するものが集う温かさと熱さが充満していた。

今年のDOUBLE DUTCH CONTEST WORLDは終わっても、彼らのストーリーにはきっとそれぞれの続きがある。ダブルダッチシーンのこれからに、大きな期待と希望を抱かせる一日だった。

REGSTYLE  優勝コメント

Ko:KO-YA

Y:YUI

Ka:KAI

Ke:KEITA

―まずは世界一、そして何より3連覇、本当におめでとうございます! 今の率直なお気持ちをお聞かせください

Ko:「嬉しいです!」

Ke:「ええ、ただただ嬉しいです(笑)!」

―今回の大会に、REGSTYLEの皆さんはどんな思いを賭けて臨んでいたんでしょうか

Ka:「原点に戻った感じ、ですかね。REGSTYLEの名前の由来にもなった“Regale”(大いに楽しませてもてなす)の精神を再確認して出来たパフォーマンスでした」

Y:「そうだね。とにかくパフォーマンスで楽しんでもらいたい、の一心でした」

Ko:「営業でもショーをするんですが、普段からその“もてなす”とか“楽しませる”とか、そういうことを意識してやっていて。それは大会でも変わらないことで、その原点を踏まえた上で3連覇を獲って、更にその“おもてなし”を広げていこうという気持ちでした」

―昨年の2連覇の時と比べて、何か心境の変化などがありましたか

Ko:「当たり前のように、はなから『3連覇は取るもの』と思っていました。僕らは最初から3連覇を目指していたので、昨年の2連覇もただの通過点。そう思うと、特別心境の変化はありませんでしたね」

―2連覇した際のパフォーマンスからかなり路線が変わった気がしたのですが、それはどういう経緯があったのでしょうか

Ko:「この約1年で、メディアへの露出や営業ショーの機会を更にたくさん頂いて。それがREGに新たな刺激を与えてくれました」

Ka:「実は大会4日前の練習で、僕ら5~6ミスしてたんです。さすがに焦りましたね。みんな『これはヤバい』と」

Ko:「そんな中で、大会2日前の営業で今回のものとは別のショーをやったんですが、めちゃくちゃ楽しんでやったんですよ。そしたら完璧なパフォーマンスが出来て。その時に僕らの中で『これだ!』ってなったんですよ」

Ke:「僕らは営業などを通じて、ダブルダッチを知ってる人だけでなく、よく知らない人にも向けてやっているので、そのどちらにも“Regale”を伝えられるよう意識はしました。そしたらこうなれた。プロとして活動していなければ、絶対にこのパフォーマンスは生まれなかった」

―息ピッタリのムーブでBATTLEでも強さを見せ付けていたと思いますが、そのチームワークの秘訣はあるんでしょうか

Y:「練習以外の時間も共有出来ていることが大きいと思いますね。練習で集まっても、雑談で1時間経ってたり、ごはん食べてたら『こんな時間?!』とか」

Ka:「ぶっちゃけたまーに、それで練習しない日もあります(笑)」

Ko:「ホントどうしようもないよね(笑)。けど、そういうのがチームワークを作っていってることは間違いないです」

―では最後に、これからのREGSTYLEの目標を教えてください

Ko:「俺個人ではこの間もFINEPLAYのインタビューで伝えたんですが、やっぱりダブルダッチを楽しんでくれる人がもっともっと増えると良いな、と」

Ka:「やっぱそうだよね。もっと身近なものになって、色んな人にやってもらいたいです」

Ko:「あとは何より“Chain of Regale”(“おもてなしの連鎖”)ですね。僕らはさっきも言ったように、“おもてなし”とか“楽しませる”ことをモットーに活動しているんですが、そこで楽しんでくれた人が、今度はその周りの人を楽しませてくれたら嬉しいです。友達でも会社の同僚とかでも、誰でもいいんです。一緒にいる仲間やコミュニティを『大切にしたい』と思うキッカケでありたいです。そしてそのRegaleがChainいくのと同時に、ダブルダッチも広まっていって欲しい。だからこれからもいろんな場面でRegaleを伝えていきたいです」

【DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD 2019 結果】

■SPEED

JUNIOR優勝:BRIGHT(中央区立有馬小学校)

U-19優勝:ROYAL ILLUSION(栄光ROYAL)

OPEN優勝:マイケル(柏なわとびクラブ)

FASTEST JUMPER:マイケル(柏なわとびクラブ)

マイケル/写真提供:DDC実行委員会

■PERFORMANCE

〈JUNIOR部門〉

1位:BRIGHT(中央区立有馬小学校)

2位:狛☆Min-Tina(狛江ダブルダッチクラブ)

3位:RULER BURST(Ja☆p Steady Fam)

BRIGHT/写真提供:DDC実行委員会

〈U-19部門〉

1位:ROYAL ILLUSION(栄光ROYAL)

2位:Little Queen(Ju☆p Steady Fam)

3位:跳Eru-dore(津田沼高校・跳)

ROYAL ILLUSION/写真提供:DDC実行委員会

■OPEN部門 PERFORMANCE & BATTLE

〈PERFORMANCE〉

1位:REGSTYLE(OVER THUMPZ)

2位:平成たぬき合戦ぽんぽこ(一般)

3位:Elephant OiOi(一般)

4位:All You Need.(一般)

〈BATTLE〉

1位:REGSTYLE

2位:All You Need.

3位:Elephant OiOi/平成たぬき合戦ぽんぽこ

〈総合優勝〉

REGSTYLE

REGSTYLE/写真提供:DDC実行委員会

写真提供:DOUBLE DUTCH CONTEST実行委員会

取材・編集:山本 大方

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