ダブルダッチ甲子園“ITADAKI 2022” 優勝は高1「狛夢病愛」!!

2022.07.25
text by 山本 大方 / 写真提供: ITADAKI 実行委員会

2022年7月24日(日)、 ダブルダッチ業界初となる高校生の大会『ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022』が開催された。

昨年からスタートした同大会は、アンバサダーにDA PUMPのKIMI、そしてシーンのトップランカーであるREG☆STYLEを起用。

MCを務めるKIMI(左)と、REG☆STYLE・YUI

更にはダンス業界からKING OF SWAGのYusei、またお笑い界からダイノジ 大地洋輔、人気沸騰中の振付師・えりなっちなど、「高校生が主役」として輝けるステージをシーン内外の様々なキャストがサポート。

3つの種目から構成され、それぞれで白熱した戦いを繰り広げた大会の様子を振り返る。

 

SPEED RELAY

団体ごとに競われるこの種目は、3名の跳び手が制限時間内に跳んだ回数を競うもの。優勝・準優勝を分けたのはたった1回差というハイレベルな激戦となった。

日本橋ダブルダッチクラブ

見事1位を獲得したのは「日本橋ダブルダッチクラブ」で198回。団体としては昨年に続き2連覇。メンバーは入れ替わったが、先輩たちの思いを引き継ぎ頂に躍り出た。

 

1 on 1 BATTLE

個人戦である 1 on 1 バトルは、イベントの主役である高校生に加え、未来のITADAKI世代を担う中学生の2部門が用意。
両部門とも決勝のカードは、関西を拠点とする「MIYAKO JUMPROPE CLUB」と、北海道の「HKR JUMPROPE CLUB」のスクール生。ハイレベルな激戦の行方はジャッジに委ねられた。

SEISHIRO

中学生部門では SEISHIRO (MJRC) が昨年に続き2連覇。
愛らしい風貌はロープを潜ると一変、身体を大きく使い抑揚を全身で表現するHIPHOPスタイルで会場を大いに沸かせたSEISHIRO。今年中2となった彼のこれからが楽しみだ。

TAIYO

高校生部門でもMJRC生は強かった―― 優勝に輝いたのはTAIYO (MJRC)。
トップロックやフロアムーブといったブレイキンの技を見事にダブルダッチへ落とし込み、ブレない軸と安定感で高校生NO.1プレイヤーの称号を掴み取った。

 

SHOWCASE

大会最注目となるショーケース部門は、全22チームによる戦いに。昨年から出場数は倍近く増加した今回、高校生離れしたスキルの応酬と各ショーの個性で会場を大いに賑わせた。

AuX.

3位は「AuX.」(Uver.)。数日前にメンバーが1名負傷し、急遽4名での出場となった彼女たちだったが、不測の事態を感じさせない堂々たるダブルダッチを見せてくれた。

レディー・ガガの名曲「Born This Way」を用いたショーは、まさしく逆境に負けず前を向く“5人”を象徴するようなものだった。

ROYAL PROMINENCE

2位は「ROYAL PROMINENCE」(栄光ROYAL)。

一度は見たことあるようなお馴染みの技も、彼らにかかれば“新技”に! 大胆でパワフルな各技と細かな創意工夫、そしてチーム人数としては最多となるなかでも緻密に作り込まれたフォーメーションは決して見辛さを与えず、男子7人ならではのインパクトあるショーを見せてくれた。

狛夢病愛

そして栄えある“二代目 ITADAKI”に輝いたのは、何と高校1年生の女子3人チーム「狛夢病愛」(コマユメア / 狛江ダブルダッチクラブ) !!

一度聴いたら忘れられないメロディを使いこなし、会場を己の世界観に誘った彼女たち。ロープトリック・スピードステップ・3倍(駆け足跳び)と高難度な技も凝縮。音楽の疾走感や世界観に劣らないハイレベルなショーに、会場の外まで歓声が響き渡る程の盛り上がりを見せた。

 

今ご紹介したのはほんの一部でしかない。本来であればもっとご紹介したい選手はいたが、その全ては後日公式から公開されるライブ配信のアーカイブをご覧頂きたい。

“山頂”を目指し繰り広げられた戦い。夢を掴んだ選手も居れば、夢破れた選手もいたことだろう。しかしこの戦いを通して得たものは、次なる別の山への挑戦にも繋がっていくに違いない。感動を与えてくれた高校生たちに、心からの感謝を届けたい。

 

大会結果

●SHOWCASE
1位 狛夢病愛 / 狛江ダブルダッチクラブ
2位 ROYAL PROMINENCE / 栄光ROYAL
3位 AuX. / Uver.

狛夢病愛

●1 on 1 BATTLE
高校生部門 優勝 TAIYO / MIYAKO JUMP ROCE CLUB
中学生部門 優勝 SEISHIRO / MIYAKO JUMP ROCE CLUB

SEISHIRO(左)・TAIYO

●SPEED RELAY
1位 日本橋ダブルダッチクラブ (198回)

日本橋ダブルダッチクラブ

 

大会概要

「ITADAKI ダブルダッチ甲子園 2022」
日時 : 2022年 7月24日(日)
時間 : 開演 13:30 / 終演 19:00 予定
会場 : 川崎ルフロン
主催 : ITADAKI 実行委員会
共催 : 川崎市 / INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI 実行委員会
主管 : 有限会社OVER THUMPZ
協賛 : ポカリスエット / ヘインズブランズ ジャパン株式会社
協力 : スキルハック / JSDDL (日本学生ダブルダッチ連盟)
後援 : 一般財団法人 日本ジャンプロープ連合 (JJRU)
協力メディア : FINEPLAY

執筆者について
FINEPLAY編集部
FINEPLAY は世界中のサーフィン、ダンス、BMX、FMX、スケートボード、スノーボード、クライミングなどストリート・アクションスポーツに関する情報を提供するWebマガジン
ピックアップフォト
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

直近のワークショップ
直近のワークショップはありません
イベントスケジュール
11月 2024
     1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
« 10月   12月 »

●今日 ○イベント開催日

ピックアップフォト
編集部おすすめ記事
アクセスランキング
FINEPLAY
アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディア

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。

アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。

配信先メディア一覧