“FMX in SAMEGAWA”レポート&フォトギャラリー
FMXの聖地「鮫川」の春まつり
FMX(フリースタイルモトクロス)のファン達に、「聖地」と呼ばれている場所があります。福島県東白川郡鮫川村にある、「モトパーク森」というオフロードコースです。
日本のFMXはここで始まりました。
福島県の山の中にあるモトパーク森の春は遅く、桜が満開になるのは四月の末頃です。
ようやくやってきた春を祝うように、モトパーク森では毎年5月4日にイベントが行われます。FMXの本格的なシーズンの始まりです。
“FMX in SAMEGAWA”は、GOBIG(全日本FMX選手権)と同時開催するなど、年ごとに様々な形で開催されています。
今年は「CHIMERA PRESENTS FMXトーナメント」「ビタメイクコンテスト」「15メートル、10メートルクラスコンテスト」「WHIPコンテスト」そして「同乗体験走行」が行われました。
【CHIMERA PRESENTS FMXトーナメント】
【ROUND1】
FINEPLAYでもお伝えしている通り、5月21日22日の二日間、東京お台場で、「CHIMERA GAMES」が開催されます。様々なジャンルのアクションスポーツが一堂に集まり、さらにアーティストのライブも楽しめるイベントです。
今回のFMXトーナメントは、「CHIMERA GAMES」出場選手の選考会となっています。
トーナメント形式のコンテストは実力に加えて組み合わせの運が見方することもあり、またFMXでは「スタイル」を重視することから、スキルの高いライダーが勝ち上がれない、という「番狂わせ」があります。
一対一の対戦なので勝ち負けがはっきりしていて分かりやすく、ライダー一人一人を見比べることができるので、見ている側はとても面白いコンテスト形式です。
ROUND1 第一組 上野祐己(ケニー)V.S.目黒風馬(フーマ)
ROUND1の「バックフリップNG」というルールが、いきなりコンテストを面白くしました。ベテランの域にさしかかっているケニーと、最近急成長している若手のフーマとの対戦は、フーマが自分のスタイルを全面に出して勝利。でもバックフリップ禁止ではなかったら、ケニーが勝っていたかもしれません。
photo:May Nagoya
ROUND1 第二組 野口陸夢(ヒトム)V.S.塩田千春(C.O.D)
今年高校生になったヒトムは、今回が始めての23メートルクラスでのコンテストになります。日頃デモやショーに出演することの少ない二人ですが、トリックの完成度は高く、驚きの声があちこちであがっていました。キャリアと引き出しの多さでC.O.Dが勝利。モトクロスレースもFMXも楽しんでいるヒトムの今後が楽しみです。
photo:May Nagoya
ROUND1 第三組 目黒風馬(フーマ)V.S.小林達哉(タツヤ)
昨年は怪我続きで飛ぶ機会の少なかったタツヤと、調子をあげているフーマの対戦。FMXの見どころの一つである「身体のしなやかさ」が存分に見られた見ごたえのあるものでした。今日に向けて、世界で活躍するチームThugwayのメンバーと合宿を重ねてきたタツヤが勝利。もともと実力のあるタツヤと互角に戦ったフーマにも、会場から大きな拍手が送られました。
photo:May Nagoya
ROUND1 第四組 江原大空(ソラ)V.S.鈴木龍星(リュウセイ)
高校を卒業したばかりでナイトロ・サーカスに出演した経験を持つソラと、中学生でアメリカの名門チームMETAL MULISHAの一員となったリュウセイ。若い二人は勢いよく芽吹く新緑のようで、見ていて気持ちのいい対戦でした。メンタル面で一回り大きくなったことを感じさせるソラが勝利。しかし、85ccのバイクで23メートルを飛ぶリュウセイには、凄いの一言しか出ません。
photo:May Nagoya
ROUND1 第五組 江原大地(ダイチ)V.S.金子博延(キャッチャー)
ダイチが貫禄すら感じさせるライドで圧勝。日本のFMXシーンの第一線にあと少しで手が届きそうな実力者のダイチ相手に、キャッチャーはしっかり自分のライドを見せていました。彼は昨年CHIMERA GAMESに出場し、GOBIGでも予選を通過するなど、ジワジワと実力をつけてきているだけに、もう少し見たかった!というお客さんも多かったのではないでしょうか。
photo:May Nagoya
ROUND1 第六組 加賀真一(BUPPER)V.S.塩田千春(C.O.D)
これぞスタイル!これぞFMX!これぞ祭りでないと見ることの出来ない、豪華で贅沢な対戦でした。勝ったのはBUPPERですが、この二人の対戦は勝ち負け以上に「スタイル」というものをお客さんに見せていました。
photo:May Nagoya
【ビタメイクコンテスト】
ビタメイク。ビタ=ピッタリ、メイク=飛べた、というところでしょうか。飛んでいる最中にトリックを見せて競うのではなく、キッカー(ジャンプ台)から真っ直ぐに、FMXの飛距離の国際基準である23メートルにより近く飛べた人の勝ちです。トリックの多さやバックフリップが出来るかは関係ありません。23メートルを飛ぶことができれば、誰にでも優勝のチャンスがあります。
photo:May Nagoya
枠内に着地しようと調整するほど距離が足りなかったり、飛びすぎてしまったり、シンプルながらとても面白いコンテストです。
photo:May Nagoya
優勝はフーマ(目黒風馬)。飛距離はなんと23メートルぴったり!お見事でした。
【同乗走行体験】
お昼休みには、FMXライダーと一緒にバイクに乗ってモトパーク森のオフロードコースを走ることが出来る、大人気の同乗走行体験が行われました。普段バイクに触れることのない人に、モトクロスバイクの楽しさを味わってもらいたいと、丁寧に声をかけ、自分が飛ぶときの何倍も注意して走り出していくライダー達の姿と、はじけるようなお客さんの笑顔が印象的でした。
photo:May Nagoya
【CHIMERA PRESENTS FMX トーナメント】
【3位決定戦】
ROUND1を勝ち抜いた4名のバトルがはじまります。
ROUND2 第一組 小林達哉(タツヤ)V.S.江原大空(ソラ)
ROUND2から、バックフリップ(後方宙返り)OKとなります。二人とも練習ではバックフリップを習得しているものの、公式の場では見せたことがありません。自分のスタイルを力強く見せたソラに対して、最後にバックフリップを決めたタツヤが勝利。「回ると世界が変わる」と言われるバックフリップが、勝敗を決めました。
photo:May Nagoya
ROUND2 第二組 江原大地(ダイチ)V.S.加賀真一(BUPPER)
飛ぶ鳥を落とす勢いの若手と、レジェンドと呼ばれ始めたベテランの対戦という好カード。二人ともバリエーションフリップ(後方宙返りをしながら何か他のこともするトリック)を自分のものにしています。僅差でダイチが勝利。
photo:May Nagoya
三位決定戦 江原大空(ソラ)V.S.加賀真一(BUPPER)
MCのリクエストに答えてトリックを決めるなど、余裕のライドを見せたBUPPERが勝利。バックフリップに頼らず自分のスタイルを披露したソラは、今後が楽しみになるライドを見せてくれました。
photo:May Nagoya
【15メートル、10メートルクラスコンテスト】
国際基準である23メートルの一つ手前、15メートルの距離を飛ぶコンテストは、若手ライダーの登竜門として、またアマチュアライダーの目標として人気のあるコンテストです。
photo:May Nagoya
FMXトーナメントにも出場していた鈴木龍星(リュウセイ)が優勝。飛距離の違う23メートルと15メートルの両方を飛ぶのはプロライダーでも難しいそう。こんなところでもリュウセイの凄さが分かります。
2位は永沼昌弘(MA69)、3位は高校生ライダーの原田かける。
日本唯一の女性ライダーとして人気の仲山真菜美(マナミ)は入賞は逃したものの、迫力あるトリックで場内を沸かせました。
今回は10メートルクラスに中学生キッズライダー2名が参戦しました。コンテスト初出場ながら、二人とも見事に飛んでくれました。
photo:May Nagoya
鎌滝翼くん(顔写真左。右の弟、鎌滝歩くんもキッズライダー)。
photo:May Nagoya
【WHIPコンテスト】
数あるFMXのトリック(技)の中でも人気の高い「WHIP」(ウィップ)。世界最高峰のコンテスト「X-GAMES Moto X」部門でも「Best Whip」という独立したコンテストになっています。FMXのルーツはモトクロスレースのジャンプの最中に観客へアピールする為にバイクから手や足を離して見せたことだと言われていますが、WHIPもその頃から行われていたトリックの一つです。
バイクを地面と平行に寝かせるのが基本の形ですが、ライダーによってそのスタイルが全く異なるのがWHIPの面白さです。
photo:May Nagoya
それぞれの個性が存分に発揮されたコンテストの勝者は、初代WHIPマスター、加賀真一(BUPPER)。
まだ若いモノには負けられない、という意地ではなく、オレは好きなように飛ぶから追い抜いてみろよ、と語っているかのような余裕のあるヒネリに、会場にいる全ての人が見惚れていました。
【CHIMERA PRESENTS FMX トーナメント】
【決勝戦】
小林達哉(タツヤ)V.S.江原大地(ダイチ)
公の場で初めてバックフリップを披露したにも関わらず、さらに上のバリエーションフリップ「ヒールクリッカーフリップ」を決めたタツヤと、得意とするWHIPをさらに深化させた「アンダーウィップ」で会場を沸かせたダイチの対戦。FMXトーナメントは、ダイチのコンテスト初優勝という形で幕を下ろしました。
photo:May Nagoya
CHIMERA PRESENTS FMX トーナメント
優勝 江原大地
2位 小林達哉
3位 加賀真一
photo:May Nagoya
CHIMERA GAMESへの出場権は、江原大空が獲得しました。お台場でも素晴らしいライドを見せてくれることでしょう。
FMX in SAMEGAWA
福島県東白川郡鮫川村の「モトパーク森」で行われる、FMXを体感できるイベント。ゴールデンウィーク期間中に鮫川村の各所で行われる「鮫川ふるさと春まつり」の一つ。鮫川村では秋の「鮫川うまいもの祭り」の会場でもFMXが飛ぶのを見ることが出来る。
SPECIAL EDITION

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●今日 ○イベント開催日
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parkour【パルクール・フリースタイル】朝倉聖&永井音寧が約束のW日本一達成! 「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」結果速報2021.03.073月7日、兵庫県淡路市・兵庫県立淡路島公園内ニジゲンノモリにおいてパルクール・フリースタイル日本一を決める大会「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」が開催され、各地から淡路島に集結した精鋭のトレーサー同士の戦いを勝ち抜き男子は朝倉聖、女子は永井音寧が優勝。優勝者の2人は「大会前からお互いに優勝しようと約束していた」という。2人は見事その約束を果たし、パルクール・フリースタイルチャンピオンの称号を獲得した。朝倉は「運もあったとは思いますが、優勝できて今はほっとしています。音寧ちゃんとお互いに優勝しようと大会前に約束していたので、約束を果たせて嬉しいです」とコメント。対して永井も「最後まで満足いく演技ができて嬉しいです。次の大会はお互いに優勝しようと話していたので、聖くんが1位だと聞いて思わず『よっしゃー!』と心の中で叫んでしまいました」とW優勝達成の喜びに声を弾ませた。 大会結果 男子 優勝:朝倉聖2位: 鈴木智也 3位:勝乗志音 女子 優勝:永井音寧2位: 山本華歩 3位: 泉ひかり 朝倉聖 photo by Kazuki Murata パルクール・フリースタイルとは パルクールはフランスの軍隊発祥のトレーニング文化から生まれたアーバンスポーツ。走る・跳ぶ・登るといった移動動作を通じて心身を鍛えることを目的としている。フリースタイルは会場に設置された障害物を利用して自由演技を行い、その得点を競う種目。 永井音寧 photo by Kazuki Murata 大会概要 大会名:Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia主催:東京都体操協会主幹:株式会社CB(LIVE-link)特別協賛: Xperia協賛: 株式会社アミューズ、イフイング株式会社、KDDI 株式会社、株式会社ストラグル、株式会社パソナグループ、株式会社アール・シイーテイー・ジャパン、株式会社オフテクス、日建総業株式会社、株式会社BLAN、株式会社フリーエージェント、株式会社BLUE OCEAN INT.、ほけんの窓口グループ株式会社、明和地所株式会社後援:国土交通省観光庁、兵庫県競技運営:株式会社PKM開催日時:2021年3月7日(日)13時~15時予定開催地:兵庫県立淡路島公園 ニジゲンノモリ 水の遊び場解説/実況:YUUTAROU(pkm)/北條瑛佑(ABCテレビアナウンサー)競技種目:パルクール フリースタイル参加選手:男子 12名 / 女子 5名(招待選手)ゲスト:ZEN(LDH JAPAN)/ ラストアイドル(山本愛梨、大森莉緒、岡村茉奈)判定:パルクール審判(3名)により勝敗を決定女子は予選上位2名で決勝。男子は予選上位4名で決勝。優勝賞金:男女共 優勝10万円 / 2位6万円 3位4万円オンライン中継:sportsbullにてLIVE中継スマートパスプレミアムでの後日マルチアングル配信を予定photo by Kazuki Murata text by 金子 修平
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[PR] parkour【FUGA × Xperia 特別インタビュー】レペゼン群馬・トレーサーFUGAが目指す地方パルクールカルチャー再建の夢2021.03.05日本体操協会のパルクール公式スポンサーであり、そのシーンをこれまでサポートし支え続けてきたXperiaと、アクションスポーツ・ストリートカルチャー総合メディアFINEPLAYがタイアップし、連載企画で注目のトレーサーに焦点を当てていく。今回はコンペティションのみならず動画配信などSNSでも積極的に活動、活躍するトレーサー。群馬をレペゼンするFUGAを取り上げてインタビュー。 FUGAが目指すトレーサー像や群馬のパルクールカルチャー再建の夢、そしてソニーの最新スマートフォンである「Xperia 1 II」のカメラ機能について話を聞いた。 https://youtu.be/NNlpTmJgf0Y —パルクールを始めたキッカケFUGA:パルクールの存在自体はDVDなどの映像で小さい頃から知っていたのですが、始めたのは大学3年生からです。大学に入ったのですがやりたいことが見つからず、悶々とした日々を送っている中で、ある日monsterpkのTAISHIさんに誘われてジムに通い始めることになりました。それがパルクールを始めたきっかけです。そこからはどんどんパルクールにのめり込んでいき、現在に至ります。 写真提供:株式会社PKM/22歳の頃 —ホームタウン(練習場所)FUGA:ホームジムはMISSION PARKOUR PARK TOKYOです。その前身にあたるジムの頃から練習しており、YUUTAROUさん、RYOTAさんからパルクールを教わりました。—尊敬しているトレーサーFUGA:日本ではYUUTAROUさん、海外ではアメリカのボブ・リースを尊敬しています。—現在のパルクールシーンについてFUGA:昔と比べて幅広い年齢の人が各地で増えています。それに伴って全体のレベルも向上していますね。環境面も各地にジムができたりと、充実してきています。 「Xperia 1 II」で撮影 —大会で自分が意識していることFUGA:常に平常心を保つことを意識しています。普段の練習から行なっていることを大会でも出せるように、またその中でも楽しくできるように心がけています。—自身のスタイルについてFUGA:左右均等な体作りやトリックをこなせることを自身のスタイルとしています。体のメカニズム的にも左右両方でトリックを使いこなすことは難しいのですが、自分は両利きなので、両方こなすことができ、また意識して両方練習しています。これはボブ・リースから影響を受けたスタイルです。 「Xperia 1 II」で撮影 —目指すトレーサー像FUGA:YUUTAROUさんのような視野の広いトレーサーになりたいと思っています。インラインスケートやスケートボード、BMXなどのカルチャーから影響を受けて、吸収していくスタンスに憧れています。—今後チャレンジしたいことFUGA:自分も今、インラインスケートにハマっているので、パルクールを基盤としながらインラインスケートのトレーニングも継続して行っていきたいと思います。—自身にとってパルクールとは?FUGA:小さい頃から誰もが行なっている動きや遊びの延長線上にあるものだと思っています。 「Xperia 1 II」で撮影 Xperiaについて —「Xperia 1 II」の第一印象は?FUGA:前回のXperiaアンバサダーのSEIさんの撮影の際には、僕もSEIさんについて一緒にいたので、そこで初めて「Xperia 1 II」を見ることができました。そこでの「Xperia 1 II」の第一印象は「持ちやすくてスタイリッシュなスマートフォン」。縦長の握りやすい形状で、設定カラーもシックでおしゃれな色味だったので気に入りました。また、初めて持った時はその軽さにも驚きましたね。 「Xperia 1 II」で撮影 —「Xperia 1 II」を使用した感想は?FUGA:カメラの解像度がきめ細やかで、出来上がった写真が今までの他のスマートフォンの写真より鮮やかでした。また、Photography Proという機能を使って好みの設定で撮影をすることができるので嬉しいです。練習だけに使うのはもったないくらい良い写真が撮影できるので、SNSへの投稿にも今後は使っていきたいですね。—トレーサーにとって「Xperia 1 II」で便利だと思う瞬間は?FUGA:トレーサーにとって「Xperia 1 II」で便利だと思う機能は高速連写機能ですね。被写体の激しい動きにも対応でき、ブレずにコマ数も多く撮影できるのでパルクールを撮影することにも最適なスマートフォンだと思います。 ソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術を継承した「Xperia 1 II」のPhotography Proと瞳AF機能でパルクールのスタイルを表現する写真を撮影しよう ■プロのフォトグラファーとの共創から生まれたフォト撮影専用機能「Photography Pro」と瞳AF機能でトレーサーの個性やスタイルが際立つ印象的な写真が撮れる!「Xperia 1 II」のカメラ機能はソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズで培った技術を継承。世界中のプロフォトグラファーとの共創によって磨き上げられた革新のカメラシステムや、被写体の瞳を自動検知・追従し正確なピント合わせを行う瞳AF機能によって想像を超えるクリエイティブな表現を可能にしています。 Photography Proの機能では、撮影モード、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどのマニュアル設定や、「α」シリーズから継承した使い勝手の良いインターフェースであなただけの写真表現ができます。シーンに合わせたこだわりの設定や瞳の自動検知・追従により、トレーサーの一瞬の表情も逃さず印象的な写真を撮影できる「Xperia 1 II」のPhotography Pro、瞳AF機能を使ってクリエイティブな写真を撮影してみましょう。 「Xperia 1 II」で撮影 —今後の活動についてFUGA:地元が群馬なのですが、昔はあったパルクールのカルチャーが今ではなくなってしまっていて、それを復活させたいと思っています。今でもSNSで呼びかけを行ったり、群馬のトレーサーをフォローしたりしています。現在活躍しているZENさんのようにパルクールカルチャーの軸になるトレーサーになることで、群馬におけるトレーサーの代表として、カルチャーの軸になりたいと考えています。そしていずれは群馬だけでなく、47都道府県それぞれの土地のカルチャーを支えていきたいですね。それが自分の夢です。 Xperia 1 II
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culture「良いことも悪いことも共存させて」アーティスト DRAGON762021.03.042021年の年始めに縁起良く、川崎駅近くに完成した巨大ミューラルアート「KAWASAKI MURAL ART PROJECT」の中心人物であるDRAGON76に独占インタビュー。KAWASAKI MURAL ARTの制作秘話をはじめ、活動範囲を海外に拡げたいと考えている若きアーティストたちへの言葉や、自身の転機、ニューヨークでの生活などに触れる。 https://youtu.be/DWcXV_NSprc DRAGON76 1976年滋賀県生まれ。ストリートアートを基本とし、情熱的で生命力溢れるタッチで、見る者の魂に触れるような作品を描く。そのスタイルは常に進化し、過去と未来や、静と動、正義と悪など、相反するものの共存をテーマに作品を生み出している。また、即興で繰り広げられるダイナミックなライブペインティングは、世界中からのオファーも絶えず、多くの観客を魅了する。 2015年に日本で開催された世界的なストリートアートフェス「POW! WOW! JAPAN」への参加をきっかけに、世界中のストリートアートシーンに名が広まり、アメリカ全土での様々なアートフェスから招待される。2016年からは拠点をニューヨークに移し活動中。2017年、世界的なアートバトルイベント「ART BATTLE」のNY大会にて2連覇を果たす。2018年、映画の本場ハリウッドのユニバーサル・ピクチャーズからの依頼で、映画「PACIFIC RIM2」のモーション広告と壁画を製作する。同年、ニューヨークのワールドトレードセンターからの依頼で壁画を製作する。2019年11月には、川崎市の本庁舎整備工事現場の仮囲い(南側)にミューラルアートを製作。
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parkourパルクール・フリースタイル日本一を決める大会「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」が開催決定!2021.03.03アーバンスポーツの中でも注目を集めているパルクール・フリースタイル日本一を決める大会「Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia」(以下、「Parkour Top Of Japan」)が2021年3月7日(日)、兵庫県立淡路島公園内ニジゲンノモリで開催決定。本記事では大会の詳細に迫るとともに、その見どころや注目選手を紹介していく。大会の模様はオンラインで中継予定。注目選手をチェック & LIVE中継を視聴して、パルクールの魅力を体験しよう。 パルクールとは、フリースタイルとは? 泉ひかり / photo by Kazuki Takano パルクールはフランスの軍隊発祥のトレーニング文化から生まれたアーバンスポーツ。走る・跳ぶ・登るといった移動動作を通じて心身を鍛えることを目的とする。そのため競技スポーツとは一線を画し、他者との競争よりもむしろ自己の限界の克服を尊重するカルチャーを持っている。欧米諸国中心に、より多くの人に知ってもらおうという発想から競技スポーツとしてのパルクールが生まれ、大会や選手権が開催されるようになった。競技スポーツとしての種目は以下の3つに分けられる。 1.スピードラン 障害物が設置されたコースを乗り越え、スタート地点からゴール地点までのタイムを競う競技。 2.フリースタイル 会場に設置された障害物を利用して自由演技を行い、その得点を競う競技。「Parkour Top Of Japan」はこのフリースタイルで実施される。 3.スキル パルクールにおけるひとつひとつの基本動作の飛距離、速さ、高さなどを競う競技。 「Parkour Top Of Japan」3つの注目ポイント ZEN / photo by Kazuki Takano 今回大会で実施されるのは自由演技種目・フリースタイル。「Parkour Top Of Japan」3つの注目ポイントをチェックしていこう。 1.世界トップレベルの招待出場選手 今大会には世界で活躍する招待選手が多数出場。世界トップクラスの選手たちの演技は必見だ。 2.想像を超えるアクロバット パルクールの魅力はなんといってもアクロバティックなその動き。人間の限界に挑戦する、超人的なアクロバットから目が離せない。 3.フリースタイルならではの個性=スタイル 自由演技のフリースタイルはトレーサーの個性が最も出る種目となる。トレーサーごとに異なる個性的なスタイルや独創的な動きに注目しよう。 ゲスト解説者 YUUTAROU コメント 日本初のオンラインライブコンペティションとなる今大会に解説させていただくこと大変嬉しく思っております。国内でパルクールがまだ根付いていない時代からやっていた、自分としては今大会はとても思い入れの強い大会となっています。全国のトップアスリートが集結する大会になりますので、パルクールファンや、まだパルクールを知らない一般の方々にも、パルクールとは何かというところから、知れば知るほどパルクールの魅力や各トレーサーの魅力伝えられるように解説をしたいと思います。是非楽しみにしていてください。 YUUTAROU プロフィール YUUTAROU / 提供:PKM 1992年10月1日(28歳) 東京都出身日本を代表するプロパルクール集団monsterpkリーダー。本場、仏にてパルクールの創始者『ヤマカシ』の元で修行を積み、その精神と文化を日本に普及するため、2017年株式会社PKMを設立。翌年2018年には国内最大規模の専用施設 『MISSION PARKOUR PARK TOKYO』を設立。実践者でありながら写真家·映像家でもあり、Goproアスリート/Xperia Ambassadorsとしても活動中。一般社団法人日本パルクール普及連盟の代表を務める。 世界トップレベルの注目選手 「Parkour Top Of Japan」には世界で活躍するトレーサーが多数出場。注目の選手を紹介していこう。 朝倉聖 提供:Xperia/Taken with Xperia 朝倉聖は、華麗に動き回る独自のスタイル「SAINTKOUR」を武器に、2019年世界大会/日本選手権を制覇した日本を代表するパルクールアスリート。日本トップのパルクールチームmonsterpk crewに所属しており、今大会の筆頭優勝候補だ。ソニーのスマートフォン・Xperiaの魅力を発信する「Xperia Ambassadors」や「TEAM G-SHOCK」メンバーとしても活動している。 鍬崎竜也 提供:PKM 鍬崎竜也はオリジナリティあふれるスタイルを武器に世界で活躍するトレーサー。インターナショナルパルクールチーム"SPINBOYS" のメンバーであり、国内に留まらずシンガポール、タイ、アメリカ など世界各国でのトレーニングを積極的に行っている。「HOME FLOW COMPETITION 2020」「Jeep Real Games 2020 オンラインマッチ」の両大会で優勝を飾り、今大会でも優勝を目指すダークホース。 野村大志 提供:PKM 野村大志はパワースタイルが持ち味のトレーサー。世界大会「WFPF Parkour Pro-Am Championship 2016」 ファイナリストの実力を持ち、今大会でも優勝を目指す。monsterpk crew所属、レッスンコーチとしても活動しているほか、「ZIIIRO FAMILY」の一員でもある。 泉ひかり 提供:Xperia/Taken with Xperia 泉ひかりは2019年「FIG Parkour ワールドカップシリーズ」スピード部門1位、フリースタイル部門2位の成績を達成するなど、世界で活躍するトップトレーサーであり今大会の優勝候補。朝倉聖とYUUTAROU同様「Xperia Ambassadors」として活動するほか、CMやMV出演など多方面に活躍している。 秋山玲奈 秋山玲奈 秋山玲奈はサーカスパフォーマーとしての経歴を持ち、現在もパルクール、トリッキングなどのジャンルで幅広く活躍するトレーサー。「KUNOICHI」への出演経験もあり、注目を集める。パルクールの大会には今回が初出場となり、活躍が期待されている。 「Parkour Top Of Japan」はスポーツ中継サイト・SPORTS BULLで生中継! photo by may nagoya 「Parkour Top Of Japan」はスポーツ総合サイト・SPORTS BULLで生中継を実施。LIVE配信を視聴して、パルクールの魅力を体験しよう。 大会概要 大会名:Parkour Top of Japan 2021 in 淡路島 presented by Xperia主催:東京都体操協会 パルクール委員会特別協力:株式会社パソナグループ後援:国土交通省観光庁開催日時:2021年3月7日(日)13時~15時予定開催地:兵庫県立淡路島公園 ニジゲンノモリ競技種目:フリースタイル参加選手:男子 12名 / 女子 5名(招待選手)スコアについて:パルクール審判(3名)により勝敗を決定
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others【スペシャルインタビュー】野村周平が愛するストリートカルチャーの「自由」2021.02.252月26日(金)22時30分からWOWOWプライムでスタートする番組「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE~」のナビゲーターに俳優・野村周平が就任決定。「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE~」はストリートで生まれ、オリンピック競技として採用されるなど注目を集める「アーバンスポーツ」の魅力をさまざまな角度から深掘りする、WOWOWオリジナルレギュラー番組だ。番組スタートにあたって、ナビゲーターを務める野村周平にFINEPLAY編集部がインタビューを実施。野村周平が愛するストリートカルチャーとの出会いや番組ナビゲーター就任への意気込みについて話を聞いた。 HI-FIVEについて ―HI-FIVEナビゲーターに就任した今の気持ちを教えてください。野村周平(以下、野村):まさか僕のような俳優にオファーを頂けるとは思っていなかったので、ナビゲーター就任のお話を頂いて驚きました。昔からBMXやスケボーなどを通じてストリートカルチャーを身近に感じていたので、お話を頂いたことは素直に嬉しかったですね。しかしやらせて頂くからには表面をなぞるだけになるような中途半端なものではなく、リアルなプレーヤーやカルチャーにも焦点を当てたカッコいい番組にしたいと思っていたので不安もありました。番組制作の方々が「自由にやってください!」と背中を押してくれたおかげで、「じゃあ、好き勝手言いまっせ(笑)」ととても気持ちが楽になりました。慣れ親しんだBMXやスケートボード以外の、まだ触れたことのないアーバンスポーツとの出会いも楽しみでワクワクしています。 ―昨日から始まった収録はいかがでしたか?野村:純粋に楽しかったですね。大好きなBMX、スケートボードをして、大好きなショップを回って言うことなしです。「辰巳屋文具店」、「arktz」はいつも行っているショップなのですが、「WORM TOKYO」は初めて行ったので新鮮でした。昨日から2日間にわたって収録をして、すでに良い番組になる実感を掴んでいます。出演してくれている方々もリアルなプレイヤーばかり。番組制作陣のジャンルへのリスペクトと深掘りには感心しています。 ストリートカルチャーとの接点について ―ストリートカルチャーとの出会いについて教えてください。野村:ストリートカルチャーとの出会いは5歳の頃、スノーボードを始めたことがきっかけです。その後、アミューズのオーディションの賞金でBMXを買ったことをきっかけにBMXにのめり込んでいきました。その頃住んでいた家の下に自転車屋さんがあったのですが、そこにBMXが飾ってあったんです。やっぱり乗るならママチャリよりもカッコいいBMXに乗りたいし、当時は憧れていましたね。アミューズのオーディションで賞金を獲得したら、絶対にあのBMXを買おうと思っていました。BMXを買ってからは、ストリートを中心にスポットに行きました。ニューヨーク留学へもBMXを持っていき、現地でも色々な場所でライディングしましたね。特にニューヨークではなんでもアリで、ライダーやスケーターも多く刺激を受けました。また、4年前くらいからスケートボードも始めています。BMXとスケートボードでは乗る/滑ることができるセクションが違うので、また振り出しに戻ったような気分で新鮮ですね。それから、スノーボード、BMX、スケートボードに加えて夏はサーフィンもやっています。一年を通して春夏秋冬にあった「アーバンスポーツ」をやっている感じです。他にも、ファッションや音楽、グラフィティなどのカルチャーからも影響を受けています。 ―野村さんにとってのストリートカルチャーの魅力とは?野村:「自由」であること、その一言に尽きますね。何者からも縛られずに、人それぞれが「自由」にタイミングを問わず楽しむことができる点がストリートカルチャーの魅力です。それから、それぞれのプレイヤーにそれぞれのプレイヤー専用のギアがあり、ファッションも含めてバリエーション豊かな個性が表現できる点も良いところですね。もちろん今はオリンピック競技としての採用をはじめとする、スポーツ/カルチャーに関するさまざまな議論もありますが、「アーバンスポーツ」の多くがスポーツ化している最中だからこそ、そのような議論になるのではと思います。例えば野球もスポーツですが、そのカルチャーはもっと長いものかもしれません。BMXやスケートボードもフィジカルを使うスポーツと呼ぶこともできるし、ライフスタイルやアートを含めたカルチャーと呼ぶことだってできる。それぞれがそれぞれのやり方で楽しむことができればそれが一番良いことだと思いますね。 ナビゲーターとしての今後の活動について ―今後番組でやってみたいことはありますか?野村:やりたいことが2つあります。ひとつは番組を通じて「アーバンスポーツ」のリアルなカッコいい映像を作っていきたいということ。よくあるドラマやテレビ番組でのわかりやすさ重視のカメラワークやカット割ではなく、せっかくストリート/アーバンスポーツに焦点をあててくれる良い番組なので、そういったところについても番組制作の方々と一緒にこだわって、リアルでカッコいい映像を作っていきたいですね。そしてもうひとつは、堀米雄斗選手や中村輪夢選手のような世界で活躍するアスリートや、シーンやカルチャーを築き上げてきた先人などのリアルな人たちにあって話を聞き、リスペクトを持って番組を作っていきたいということです。「アーバンスポーツ」好きにも納得して見てもらえる内容の番組にしていきたいなと思っています。 ―HI-FIVEナビゲーターとして、これから視聴者に対してどんなことを伝えていきたいですか?野村:楽しいことは大前提で、ぜひこの番組をきっかけに「アーバンスポーツ」にハマって欲しいですね。いろいろなジャンルのスポーツ/カルチャーがあるので、自分に合ったものを見つけて欲しいと思います。例えばスケートボードやBMXであれば、初めてオーリー、バニーホップができるとそれまで見えていた街中の景色が今までと全く違ったものに見えるんです。スケートボードやBMXをコントロールして宙に浮いている時の喜びはもとより、今まで目に入ってこなかった街中の障害物のひとつひとつがセクションとして見えてきます。すると自分自身のギアをコントロールして、一層自由に街中をライディングできるようになります。あくまで一例ではありますが、「アーバンスポーツ」は自身の体とギアとストリートの関係性を大きく覆してくれるような力を持っていると思うんです。この番組を通して、そんな「アーバンスポーツ」カルチャーの「自由」な魅力をもっと多くの人に味わって欲しいですね。 「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE~」は2月26日(金)22時30分からWOWOWプライムでスタート! 「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE~」は2月26日(金)22時30分からWOWOWプライムでスタート。「アーバンスポーツ」好きも、興味のある人も、ぜひ試聴してその魅力を感じよう。 「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE~」番組内容 世界的に注目度が高まるアーバンスポーツの魅力を、さまざまな角度でお届け。WEBで展開する動画と連動し、選手の内面やカルチャーとしての奥深さを掘り下げていく。BMXフリースタイルやスケートボード、パルクール、ブレイキン(ブレイクダンス)など、都市型スポーツと称されるアーバンスポーツ(URBAN SPORTS)。そのアーバンスポーツを2021年、WOWOWが放送する。テニス、サッカー、ラグビー、ゴルフ、ボクシング、総合格闘技といった、世界最高峰のスポーツを放送しているWOWOW。今回、アーバンスポーツのWOWOWオリジナルレギュラー番組や、世界大会の中継、さらに特設ポータルサイトやYouTubeチャンネルでの動画配信と、さまざまな形でコンテンツをお届けする。WOWOWが今回取り上げるのは、BMXフリースタイル(パーク/フラットランド)、スケートボード、パルクール、ブレイキン、インラインスケート、ボルダリングの6競技。さらなる競技の追加も今後行なっていく予定だ。BMXフリースタイル、スケートボード、ボルダリングは東京オリンピックの正式競技となり話題となったが、さらに2024年のパリオリンピックでは、ブレイキンが追加競技として採用された。この番組の放送を機に、年を追うごとに注目度が高まるアーバンスポーツの魅力を感じてほしい。この番組は、アーバンスポーツ各競技の、スポーツとしての楽しみ方はもちろん、己を磨き世界大会に挑む選手や、ストリートで自分を表現しているプレーヤーたちのそれぞれの想い、ファッションや音楽へのこだわり、地域によって異なる背景、そして根底にあるカルチャーとしての歴史など、スポーツとしての魅力に加え、各競技の周辺にあるカルチャーも深掘りするオリジナルレギュラー番組として、YouTubeチャンネルで配信する動画コンテンツと連動しながら、毎月1回、レギュラー放送・配信する。ナビゲーターとして、自身もBMX、スケートボードをプレーし、ストリートカルチャーに精通する野村周平が登場。ゲストとして登場する各競技のトップ選手や専門家とともに、さまざまな視点でアーバンスポーツの魅力をお届けしていく。【放送日時】2月26日(金) よる10:30スタート[WOWOWプライム] ※初回無料放送WOWOWメンバーズオンデマンドで同時配信(3月以降)毎月第3金曜日 よる10:30~[WOWOWプライム] 毎月1話レギュラー放送 WOWOWメンバーズオンデマンドで同時配信