アクションスポーツシーンの発展と共に進化を遂げるクリエイターたちが受賞「CREATIVE X AWARD 2024 supported by SanDisk」
アクションスポーツ業界の第一線で活躍するフォトグラファー及び映像クリエイターが参加した「CREATIVE X AWARD 2024 supported by SanDisk」。2022年に開催された前回に引き続き、第2回目となった本アワードには、以前より短い募集期間であったにもかかわらず映像部門と写真部門の2部門にて多くの応募が集まった。
そして今回はアクションスポーツ界をクリエイティブ面でも牽引するRed Bullの協力の下、Red Bull Japan本社にて授賞式を開催。なお本イベントでは、厳正な審査を勝ち抜き映像部門と写真部門で受賞された5名のクリエイターが表彰され、その後は審査員を含めクリエイター同士の交流の場も開かれるなど、アクションスポーツ業界のクリエイティブシーンのさらなる進化の1ページが刻まれた1日となった。
アクションスポーツシーンの発展を裏方で支えるクリエイターにフォーカスを当てたアワード

審査委員長であるフュールメディア株式会社代表取締役の梶野氏
本アワードはアクションスポーツの発展を陰で支えているクリエイターたちへフォーカスを当て、彼らのさらなる活躍の場を創出するサポートがしたいという思いから、長年この業界で様々な映像制作に携わってきたフュールメディア株式会社、クリエイターから絶大の信頼を得ておりアクションスポーツシーンの発展に貢献しているストレージブランド「SanDisk」を有するウエスタンデジタル合同会社、そして日本国内のアクションスポーツ業界を多方面からサポートし続けクリエイティブにおいても第一線を行くRed Bull Japan株式会社、加えて当メディア「FINEPLAY」を運営する株式会社ZETAの4社の思いが合わさって第2回目の本アワード開催が実現した。

当日は国内アクションスポーツ界の名物MCであるワダポリスによる進行の下、Red Bullを片手に非常に和やかな雰囲気の中で開催された。本イベントには受賞者5名のほかに作品へ参加したプレイヤーや彼らの友人も参列し、自分たちの受賞結果を楽しみにする一方、緊張した面持ちで結果発表を待ち、その受賞者の様子から今回の作品に込められた思いや努力を感じることができた。
授賞式後は少し緊張した雰囲気をほぐしリラックスして次のセクションに移るため、ドリンクを交えた歓談の場が設けられ、受賞者同士はもちろんのこと、審査員も会話に混ざりながら受賞作品へのフィードバックをする様子も見られる中で、笑い声なども止まず会場の雰囲気は完全に賑やかなものに変わっていた。
そしてイベント最後のプログラムであるトークセッションでは、実際に全ての応募作品を見ながら、どういう観点で審査員が審査をしたのか、また作品の中で気になった点を受賞者へ直接質問したりとクリエイターたちにとって今後の作品づくりにおいて参考になる知見が得られる有意義な時間が流れた。
なお本アワード受賞作品は以下の通りだ。
受賞作品紹介
映像部門 最優秀賞:山﨑 大輔
写真部門 最優秀賞:村田 一樹

映像部門 優秀賞:上原 一成
写真部門 優秀賞:松井 悠也

SanDisk 特別賞:いずも しゅうじ

そして授賞式後には受賞者5名へインタビューを行い、これらの受賞作品に対する思いや使用機材のこだわり、また今後の活動目標などについて語ってもらった。
受賞者インタビュー

左から上原、山﨑、いずも、村田、松井の順
クリエイターたちが考える本アワードのテーマ「Keep the Style」とは
本アワードを受賞した率直な感想と受賞作品に込められた思いについて聞かせてください。

いずも:以下 I) サーフィンは「天気・波・風」が第一条件となる中で、その3つが揃っている日を狙ってスケジュールを組み撮影するのですが、これらの要素が上手くかけ合わさって撮れたのが今回の一枚です。また今回の写真は朝日をバックに撮っていますが、直で太陽を撮ると白飛びしてしまうので少し太陽からズラした位置で波をしっかり撮れる画角を、サーファーと話し合い決めてから撮りました。
今回の作品は最近のものではなく過去に撮った作品なのですが、今でも色褪せることなく今回のアワードで高く評価していただけたことを本当に嬉しく思っています。

山﨑:以下 Y) 今回「Keep the Style」というテーマでしたが、スタイルは言葉にするのが難しい中で、僕は他人と自分の違いから生まれる部分がスタイルだと捉えています。
普段の仕事では一緒に活動しているライダーがストリートをメインとしていることもあり、撮影もアーバン(都市)を拠点にしたストリート系が多いです。ただ今回の作品は自分のルーツであるダート(土)をベースにしたマウンテンバイクを題材にしたことでストリート系とは対照的な作品に仕上げ、少しでも自分なりのスタイルで爪痕を残したいという思いがありました。
作品制作の中で出演してもらったライダーと意識したのは、フィールドが山の中であることから自分たちが走るラインをスコップで叩いて整備している様子なども含めて、ダートスポーツの色を見せられるカットを随所に交えてスタイルを表現したことです。
あとは数々のアーバンスポーツがオリンピック種目に選ばれて注目が集まる中、マウンテンバイクはまだまだ一般の人たちに認知されていないのが現状なので、今回そんなスポーツを題材にしてライダーと一生懸命作った作品を最優秀賞という形で選んでいただけたことは、このスポーツを愛する人間として今後もっと盛り上げていくためにも、日の目が当たるところへ露出できるありがたい出来事になったのでとても嬉しいです。

村田:以下 M) 今回のアワードで最優秀賞を取ることができたことはとても嬉しいですし光栄に思っています。今回の作品に被写体として関わってくれたKAZANEとKENGOは昔からずっと撮ってきた二人だったので、その二人とこういった結果を残すことができて本当に嬉しいです。
ストリートカルチャーは自分のルーツでもあるのでそれを全面に出してカッコよく撮ることを意識しました。そのためこの写真は構図やライティングも含めてとにかくカッコよさを見せることに追求した作品なので、それが評価されたのも嬉しいです。ただこの結果におごらずにこれからも自分のやるべきことをやってもっと技術を高めていきたいです。

松井:以下 MY) 今回の作品の撮影場所に選んだ東京の三軒茶屋は自分の住み慣れた街なのですが、その中に昭和の頃から残っていて、いつ取り壊しになってもおかしくないこの古き良き街並みを作品として残したいと思っていました。そんな時によく行く飲み屋さんの窓から見た風景がすごく綺麗だったので、この場所で作品撮りしたいなと思ったのが去年で構想から完成まで約1年ほど掛かった特に思いの籠もった一枚になっています。
あとこの作品を見るとライティング的にストロボ焚いていないように見えると思いますが、実際はストロボを使っています。被写体にはいつも一緒にこの場所で飲んでいるBMXライダーの山本悠くんにお願いしたのですが、彼の後ろの路地にアシスタントが隠れて絶妙なタイミングでライトを光らせながら撮影しました。また他にこだわった部分は編集中にもいろんな箇所をレタッチしたことで、自分たちがいつも通っている飲み屋街の持つ自然な雰囲気をいかに表現できるかに注力して作りました。
そして個人的にはいつも飲んでいる場所でいつものメンツとこの作品を作れたことが価値の高いものになっていますし、実際に本アワードで評価していただき受賞できたことも嬉しく思っています。ただ前回のアワードで優秀賞だった中で今回も優秀賞という結果は自分的には完全に負けたなっていう心境でもあります(笑)

上原:以下 U) 正直に言うと最優秀賞を取れなかったことはとても悔しいです。なぜなら前回のアワードで受賞した作品よりも今回は作り込みましたし、本アワードのためだけではなく自分のルーツであるフリースタイルフットボールのカルチャーを持ってきて、自分の集大成となるくらいカッコよくて満足のいく作品ができたからです。
でも今回の最優秀賞の作品を見させていただき、審査員からのフィードバックをもらったことで自分に何が足りないのかを再確認できましたし、すごくしびれる言葉をいただけたので、また次回開催される時には他の作品に揺らぐことなく自分のスタイルを貫いてよりさらに良い作品を出せるように頑張りたいです。
また今回の作品のコンセプトとしては「Keep the Style」ということで、僕としては自分のスタイルを曲げないことだと解釈しました。そのテーマの中であえて歪んで曲がったような世界を表現するため、時間が逆行して行く様子や不自然なくらいに大きい月などギミックを織り交ぜることで、そのような曲がった状況の中でその影響を受けずにスタイルを貫いていく姿を見せることに注力しました。この作品を通して自分の思うような表現はできたのでプレイヤーたちと同様に、僕自身もフィルマーとして自分のスタイルをキープしながら今後も満足いく作品を作っていきたいです。
プレイヤーと一心同体になり作品を作り上げる中で意識していること
撮影する上で必要となるのがプレイヤーとの連携だと思います。彼らとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
Y) 今回はマウンテンバイクの中でもダウンヒルやフリーライドという危険度が高い競技を撮影しました。ライダーもワンライン・ワンチャンスに命がけでトライしていて、もしライン上に岩が転がってきたり木が動いたりして接触でもすれば、日常生活までにも支障をきたすほどの大怪我になりかねないスピード感やジャンプを組み込んでライディングしているので、撮影する側がいかに彼らのストレスを少なくしてあげられるかを常に意識しています。
例えば、撮影の構図をライダーなしで先に何度も撮影することで、どういう形でライディングが撮られるのかを彼らに説明して納得してもらった状態でライディングに挑んでもらえるように心がけています。なぜならいくら自分がクリエイターとして優れていてこだわっていようが、命をかけてライディングするライダーには敵わないからです。

M) 僕は撮影時のコミュニケーションはとても大事にしていて、今回であればフリースタイルフットボールやバスケットボールは自分がやったことのないスポーツなので、プレイヤーとして撮って欲しいポイントは詳しく知らないんです。でもその一方で撮影に関しては僕の方が知っているので、お互いに自分のタイミングやベストなポイントについてコミュニケーションを取って探り合いながら撮影しています。
また撮影中の間を空けないことも意識しています。なぜなら撮影中は自分しかどんな画が撮れているのか分からないので、プレイヤーに都度見せながら行うことで彼らが自分たちの撮られ方を意識してもらった上で撮影を進めています。
MY) 前回のアワードの際のインタビューでも話したかもしれませんが、僕はプレイヤーではないので彼らがどこを撮って欲しいのかを重要視しています。それは素人が見てカッコいいというポイントではなく、プレイヤーたちがカッコいいと思うポイントなのでタイミングも含めてヒアリングしながら撮影していて、そこに加えて今回のような作品撮りにおいてはそのプレイヤーが風景に馴染んでいるかどうかが大事だと思っています。
これは一般的には見えない部分ではあると思いますが、このスポーツのカルチャーやプレイヤーの背景を把握した上で、その人に合った場所で撮らないと違和感のある作品に出来上がってしまうので、どの業界の人から見ても違和感がなく、みんなが納得のいく作品を作ることを常に心がけています。
彼らが創作活動を担う撮影機材へのこだわり
現在はどんな機材を使っていますか?またその機材を選んだ決め手を聞かせてください。
I ) 絶対に壊れない、絶対に止まらない、絶対にバグらないという点を基準に機材を決めています。今回の作品は「Canon 1DX Mark3」というミラーレス一眼のフラグシップのモデルを使って撮影しているのですが、どんな状況下でもしっかり性能を発揮してくれるので信頼しています。そのため逆に他のカメラで撮影するのは怖いです。シャッタースピード等の性能が重要という方もいますが、海というフィールドでは砂、風、塩が相手になる環境なのでそういった要素からデータや機能を守れるしっかりとした耐久性が大事になっています。

Y) 今回の作品は山という自然の中で撮影するスポーツで、様々な不確定要素がある中で命がけでトライしているところを撮らせていただいたのですが、その決定的瞬間を撮影で再現できなかったりすることもあります。なので自然をフィールドに撮影する際は機材への信頼性が大事だなと思っています。
僕は「Canon C70」というカメラを使っているのですが、これはビデオ専用機なので熱暴走しても絶対に止まらないですし、内臓NDの画質調整も信頼しています。撮影においてはライダーたちがいけるとなった時に時間を取らずどれだけスムーズに彼らの時間に合わせて行えるかが大事なので、それを実現できる絶対に止まらないという確実性と綺麗な画質をバランス良く兼ね備えているのがこのカメラだと思っています。
M) 「Canon 1DX」の初期モデルを使っていますが、特にこだわりはないです。今までCanonのカメラしか使ったことがなく、他のカメラの良さを知らないので機会があれば違うカメラも使ってみたいなと思っていますが、現時点ではこのカメラで満足した撮影ができています。ただ僕は普段撮影時に連写せずワンショットだけで撮っているので、そういう意味ではこのカメラの特性は活かし切れていないかもしれませんが、長年使っていて慣れてますし使いやすい機材なので親しみも込めてこのカメラを今も使っています。

MY) 僕はたまたまご縁があって今は「Sony α74」という機材を使用しています。Sonyのカメラの良いところはRAWの情報量がとても多いので、他のカメラに比べても圧倒的にハイライトを戻すことができることだと思っています。
またレンズに関しても魚眼レンズで撮影するのが今回の作品撮りとしてはセオリーだと思いますが、あえて40mmという画角を使用しました。逆にこのレンズより望遠のものを使うと自分が載せたい他の情報も写らなくなってしまうので、なるべく情報量が写るようにやや広角のこのレンズを選びました。そしてパソコンもレタッチなどでかなり酷使しているので性能や仕様に関してはかなりこだわっています。
U) 僕は映画表現のようなシネマティックな画が好きなので、前回のアワードの作品から引き続き「Blackmagic Cinema Camera」を使っています。また今回はさらに映像のギミックとして、某映画からインスピレーションを受けたオマージュも加えてより映画に近い表現をしたいと思っていました。
本来こういったアクションスポーツの撮影ではもっと軽いカメラでジンバルなどを使って安定した映像を撮ることが好まれますし、軽いカメラで性能も画質も良く、取り回しやすい機材もたくさんあるのですが、それでも僕はこのカメラで撮った映像の仕上がりが好きなので徹底して使用していますし、実際に今回の作品でも自分の求めていた映画のような表現を見事に演出してくれたのでカメラ選びは正解だったなと思います。
クリエイターたちが全幅の信頼を置くのがサンディスクの製品
普段使用しているストレージを教えてください。
I ) 以前、他社大手のストレージを使っていたのですが、過去に一回データが飛んでしまったことがあったので、それからは周りのクリエイターからも評判の高いサンディスクの製品を十数年ずっと使っています。実際の製品としてはこのカメラでは「CFexpress typeBカード」を使っていて、カメラごとに使用するタイプは違うのですが、常にサンディスクの製品を使っています。

見分けがつくように自分のニックネームをSDカードに貼る山﨑さん
Y) 僕のこのカメラはV90というSDカードの規格に適合しているので、今回副賞で頂いた「SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-II card V90 256GB」も使用しています。僕も元々他社のSDカードを使っていまして、データが飛んだことはなかったのですが、撮影した映像が途中で止まることがありました。
映像での再現性が非常に大事なスポーツを撮っているため、この事象が起きてしまうことはあってはならないので、それ以降は「エクストリームな使い方をする人向け」というPRをされていたサンディスクの製品を使っていて、SDカードはもちろんのことSSDも使っていますが今まで不具合も起きたこともなく、安心して自分の撮影データを任せられるメーカーさんです。

M) 「サンディスクは間違いない!」というのが一番思っていることで、使用していてとても安心感があります。製品としてはCFカードとSSDの2TBを使用していて、まずデータの読み込みが速いところとバックアップを取った時の不具合の少なさから、サンディスクの製品へ信頼があるのでこのメーカー以外のストレージを使ったことはないですし、これからもずっとサンディング製品を使い続けたいと思っています。
MY) やはりサンディスクという名が通っていて信頼できるブランドであることは使用する大きな理由ですが、最近のSDカードは特に転送スピードも速いですし、防水や耐衝撃もあるという部分もすごく信頼できるので愛用しています。
またハードディスクであればヘッドがダメになったり、ディスクが傷ついてしまう物理的な故障があると、それだけでデータを読み込めなくなってしまうのですが、SSDは内部に可動部品がないため故障する要因も少ないです。その中でもサンディスクのSSDはクオリティも高く、普段からSDカードでお世話になっていて信頼しているメーカーなので使用しています。

を取れるようにしている上原さん
U) 以前、制作会社にいた時からサンディスクの製品を使っていたこともあり、その流れでフリーになってからも必然的に「これでしょ!」という感じで使い続けています。前回のアワードの副賞でいただいた製品も、現在仕事でガンガン使っていますがずっと快適に使えていますし、長年使用しているので愛着もあり自分の手に馴染むのはサンディスクの製品だなという域に達してしまったので今も使い続けています。
特に「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」は今回の作品制作でも重宝していて、プレイヤーと撮った渾身の撮影データを間違っても失いたくなかったので、すぐメディアのバックアップを取る形で活用しました。
クリエイターたちが思い描くアクションスポーツシーンの姿とは
今後アクションスポーツ業界において、自分たちの創作活動を通して目指していることを聞かせてください。

後進もサポートしたいと語るいずもさん
I ) 最近は色々な大会やイベントでオフィシャルフォトグラファーとして関わらせていただくことが多いので、なかなか作品づくりに没頭できるような時間はあまりないですが、やはりこのような賞をいただいたことで改めて作品作りのおもしろさを再確認させていただきました。もちろん大会でアスリートたちが最高のパフォーマンスを見せる姿を写真に収めることも楽しいのですが、時間をかけて作り込んで作品を生み出すことも今後は徐々に再開していきたいと思っています。
今はサーフィンだけではなくスケートボードでも若い子たちと知り合うことが多くなってきて、彼らと一緒に何か作れたら良いなと思っているので実現できるように活動していきたいと思います。あとは大会やイベントで出会う若いカメラマンたちの道筋を作って彼らに仕事が回るような環境作りをしていきたいと思っています。
M) 僕はスケートボードがルーツにあるのですが、直近ではハイブランドの広告やファッション雑誌の表紙を撮れるようになることが目標で、その中でもストリートの躍動感をファッションと融合させることをテーマにしながら活動しています。今後もそのテーマをブラさず初心を大事にしながら撮り続けていくつもりです。

作品をつくりたいと語る松井さん
MY) 僕はこれらのスポーツの持つカルチャーに焦点を当てた作品活動を今後も続けていきたいと思います。やはり少しのミスが大怪我に繋がるような命がけのパフォーマンスが必要とされるスポーツだと思うので、プレイヤーのカッコよさをいかに作品として残していけるかを常に大事にしていきたいです。それはそのプレイヤーが有名かどうかに関わらず、その時の彼らのカッコいいところを残してあげることで、10年後20年後に振り返ってくれた時にどこか懐かしさを感じてもらえれば嬉しいからです。
そういった思いが根本にある中で最近感じているのは、そもそもこのカルチャーを盛り上げていかないといけないというところで、例えばBMXだと複数の種目がある中で一部がオリンピック種目になったりと最近注目されるようになってきているので、この勢いを自分の写真の力を使ってもっと加速させていきたいと思っています。
クリエイター活動を通してどんなアクションスポーツシーンになっていってほしいですか?
Y) 僕は今回の作品で撮ったダートをフィールドにしているマウンテンバイクの撮影よりも、同じマウンテンバイクで街中をフィールドにライディングするストリートの撮影が仕事としては多いんです。でもそういった現場に関わっていて、海外よりも日本はストリートスポーツに対して一般の方の理解も少ないのが現状で、まだまだこういったスポーツを称賛するような文化は根付いていないと感じています。今後はお互いが歩み合いながらアクションスポーツやストリートカルチャーへの理解が得られるような社会になっていくと、クリエイターやプレイヤーに限らずシーンに携わる全ての人たちにとって良い環境になるなと強く感じています。
M) 僕は湘南出身でスケートボードやサーフィンのカルチャーが根付いた地域で生まれ育って、ずっとスケートボードをしてきた中で写真に出会い今の活動をしているので、今スケートボードがオリンピック種目になっているのが少し不思議な気持ちです。なぜなら今でもストリートでこういったスポーツをしていることに反対する人は一定数いる中で、そのストリートカルチャーから生まれたスポーツがこのようなオリンピック競技になっているのでなかなか珍しい状況だと思います。僕は今後日本社会が海外のようにストリートカルチャーを認めてくれる未来になることも考えながら創作活動を続けていきたいです。

成長していったら嬉しいと語る上原さん
U) 映像制作を始めたばかりの頃に影響を受けたものの一つにスケートボードビデオがあるのですが、まだ画質が粗い時代からプレイヤーと二人三脚で映像作品を作るというカルチャーができていたのがスケートボードのシーンでした。それからずっと自分のルーツであるフリースタイルフットボールやその他のカルチャーにも同様に映像制作のカルチャーが浸透して欲しいなと思いながら活動しています。
特に最近のSNS時代にも映像制作のカルチャーはハマると思いますし、そういった色んな媒体からの発信がどんどん増えていき、大手広告等を撮っていてアクションスポーツが好きなプロカメラマンの方がこのシーンに入ってきたがるような世界になれば良いなと思っています。
最終的にはこういった作品制作においてたくさん賛否が起こって欲しいです。なぜなら今はカッコいい映像を作るとただ褒められて終わるだけの方が多いですが、いろんな作品が増えていくことでプレイヤーやクリエイターの垣根を越えて良くも悪くも批判的なコメントも増えていくと思います。ただストリートカルチャーもそういう時期に大きく発展してきたので、そういうことがこの映像制作のシーンにも起こることで同様に発展していくと思うので、アクションスポーツやストリートカルチャーと一緒にクリエイターを取り巻くクリエティブシーンも成長していって欲しいと願っています。
SanDisk「この瞬間を残したい」

「サンディスク エクストリーム ポータブルSSD」
500GB/1TB/2TB/4TB
読み出し最大1050MB/秒、書き込み最大1000MB/秒
最大3メートルの落下に耐える耐衝撃性能
IP65の防塵・防滴性能
256ビットAESハードウェア暗号化パスワード保護機能付き
データ復旧ソフト「レスキュープロデラックス」1年間利用特典
USB Type-C™対応:iPhone15などUSB Type-C対応のスマホ内データの保存可能
5年間の限定保証付き
SPECIAL EDITION

FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
アクションスポーツ・ストリートカルチャーの映像コンテンツやニュースを通して、ストリート・アクションスポーツの魅力を沢山の人へ伝えていきます。
●今日 ○イベント開催日
-
dance今年もBBOY Shigekixが全国の小中学校へやってくる!!「MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS WorkShop Tour 2025」2025.07.15昨年大好評だった、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟(以下:JDSF)が行っているブレイキンの魅力とそのスポーツとしての価値を広めるための国内の小中学校向けのブレイキンワークショップツアー「MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS Workshop Tour」が今年も開催決定。現在7月25日(金)まで開催希望校を募集している。 このワークショップは、近年国際的に注目され2024年パリオリンピックでは正式種目となったブレイクダンスの日本国内での普及と発展を一層推進し、子どもたちにブレイクダンスを通じて身体を動かす楽しさと創造性を体験してもらい、トップアスリートとの交流を通じて子どもたちが夢や目標に向かって努力することの大切さを学ぶ機会も提供することを目的に行われ、昨年の2024年度では計6校で開催し、大好評だったたことを受けて引き続き今年も開催となった。 なお本ワークショップツアーは、今年も特別協賛として「ともに挑む。ともに実る。」をパーパスに掲げている株式会社みずほフィナンシャルグループと開催。同社はブレイキンの常に挑戦を続ける精神や、お互いの個性を認め合いながら新しい自分を探求し自己表現をする姿に共感してJDSFにも協賛している。 また同社のサポートアスリートで本ワークショップツアーの講師であるBBOY Shigekix(半井重幸)も、「ブレイキンを通じて子どもたちが夢や目標に向かって挑戦する姿勢を応援したい」という想いを伝えていきながら、子どもたちがブレイキンを体験するだけでなく、トップアスリートとの交流によって大きな夢を抱き、その実現に向けて努力する大切さを学ぶことができることに期待する取り組みである。 「MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS Workshop Tour 2025」のプログラム 本ワークショップツアーでは大きく2つのプログラムに分けられ、「トークセッション」と「ブレイキン体験会」が開催される。 トークセッション BBOY Shigekixが世界で活躍するまでに経験してきたエピソードや、「夢へ挑戦することの大切さ」について話す。話のあとは、子どもたちからの質疑応答タイム。素朴な疑問や悩みなど様々な質問や相談に対して、Shigekixが向き合う。 ブレイキン体験会 まずは簡単なステップから、Shigekixやサポート講師と一緒にブレイキンに挑戦。「できるできないより、楽しむことから」を重視して、お互いの個性を尊重しながら自己表現をする、ブレイキンの醍醐味を実際に体感。日本代表選手たちによる、スペシャルなパフォーマンスも披露。昨年度は子どもたちとShigekixたちが一緒にサイファーをしたりと大人気なプログラムである。 特別講師 BBOY Shigekix(半井 重幸)について 7歳の時にブレイキンを始める。11歳で世界大会への挑戦をスタートした。2020年には、Red Bull BC One World Finalにて世界最年少で優勝。2021年からJDSF全日本ブレイキン選手権を3連覇。そして2023年アジア競技会にて金メダルを獲得し、2024年パリオリンピック出場を果たす。このパリオリンピックでは開会式、閉会式ともに旗手を務めた。これまでに出場した国際大会での優勝経験は50回以上を誇る。名実共に日本を代表するブレイクダンサーである。 主な戦績・2023年JDSF 第4回全日本ブレイキン選手権 優勝(3連覇)WDSF World Series in 北九州 銅メダルWDSF World Series in ブラジル 銅メダルWDSF World Series in ポルトガル 金メダルWDSF 世界選手権 銅メダルアジア競技会 金メダル・2024年パリオリンピック 4位入賞WDSF 世界選手権2024 準優勝・2025年JDSF 第6回全日本ブレイキン選手権優勝 「ブレイキン」とは? ブレイキンは、1970 年代のアメリカ、特にニューヨーク市のブロンクス地区で発祥したストリートダンスの一種。ヒップホップ文化の一部として発展し、リズムに合わせて身体のあらゆるところを使って回転したり、ジャンプしたりダイナミックな動きを取り入れたダンスが特徴。2024年にはパリ五輪の正式種目として採用され 、ヒップホップ文化からダンススポーツとしても注目。そして日本のブレイクダンサーは世界トップクラスの実力を持ち、多くの国際大会で優秀な成績を収めており、日本だけでなく世界的にも日本のブレイキンは注目されている。 開催概要 名称:MIZUHO BLUE DREAM BREAKING LIMITS Workshop Tour 2025開催期間:2025年9月~2026年1月の期間で計6校主催:公益社団法人日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス本部(JDSF)特別協賛:株式会社みずほフィナンシャルグループ応募期間:2025年7月3日(木)~7月25日(金)23:59まで費用:無料(学校様の費用負担はありません)対象:全国の小学校・中学校応募方法:応募フォームより必要事項をご入力の上、送信してください。授業内容:合計2コマ分の授業時間を使って実施します。・1コマ目:トークセッション(人数制限なし) Shigekix選手のキャリア、夢への挑戦についてのトーク、生徒の皆さまからの質疑応答・2コマ目:ブレイキン体験会(体育館の規模によっては参加可能人数の制限あり)実際に日本代表選手のパフォーマンスを見て、ブレイキンを体験。応募条件:・全国の小学校または中学校(支援学校などを含む)が対象であり、学校長が了承していること・「トークセッション」「ブレイキン体験会」共に、体育館での実施が可能であること。・体育館にマイク、プロジェクター及びスクリーンなどの設備があり、校内の諸室・設備も使用可能であること。・特別協賛社のロゴ露出(看板やバナー)等が可能であること・メディア等の取材を了承いただけること(参加者の肖像使用についてのご承諾含む)。 *その他注意事項や必要事項は公式HPをご確認ください。
-
culture約7万2000人とダンスと音楽で一緒に10周年を祝った3日間。弘前から世界へ。夢を与え続けるフェス「SHIROFES.2025」2025.07.05今年で10周年を迎え、今では日本のダンスシーンにはなくてはならない、年に一度の一大ダンスイベントとなった国内最大級のストリートダンスとパフォーマンスの祭典「SHIROFES.」。今回も青森県弘前市の弘前公園にて2025年6月27日(金)~6月29日(日) にわたり「SHIROFES.2025」が開催され、過去最大数を更新するのべ約7万2000人の来場者と共に楽しんだ夏の熱い3日間が大盛況の中で惜しまれながらも幕を閉じた。 SHIROFES.のメインコンテンツであるダンスバトルやワークショップ、ショーケースなどのストリートダンス系のコンテンツをはじめ、地元アーティストによる音楽ライブは過去最大のカテゴリー数と出演者数により開催され、3日間を通して止まることなく来場者を全身で楽しませた。またご当地グルメを含めた多種多様なフードエリア、そして昨年から子ども連れに大人気のエアー遊具のSHIROFES.とASOVIVAがコラボした「ふわふわ遊具」などのコンテンツも老若男女問わず大勢の来場者を迎えては、最高潮の熱量で包まれる会場を後押しし、このフェス3日間を朝から晩まで非日常的な空間にしていた。 ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko そんな今年のSHIROFES.も弘前市の全面バックアップにより開催。過去10年間にわたりイベント側と行政が地域密着型の二人三脚で歩んできたからこそ、地元の企業によるイベント協賛をはじめ、地元の飲食店が会場に出店し軒を連ねるなど、毎年過去最大規模を更新し続ける一大イベントへ作り上げている。またその様子がうかがえるように来場者はダンサーやファンだけではなく、一般の家族連れやお年寄りなどダンスシーン外の幅広い年代の人々も訪れていたことから、ストリートダンスカルチャーがこの青森県弘前市に深く浸透し根付いていて、地元から愛され続けているフェスであることも肌で感じられた。なおこのようなフェスになるまでに今までSHIROFES.と弘前市が共に進めてきた取り組みや経緯に関してはこちらの記事を是非一読してみて欲しい。 下記は本イベントを彩った各コンテンツのハイライトである。 過去最大の全11種のカテゴリーでチャンピオンの座を競い合ったダンスバトル ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics SHIROFES.のメインコンテンツでもあるダンスバトルだが、2日目から3日目にわたり全11種のカテゴリーが開催され、なんと過去最多の計1,182名のダンサーたちが国内外からここ弘前に集まり各バトルに出場。昨年に引き続き今年も予選は誰でも参加OKのオープンスタイルで開催された各バトルにて、予選を勝ち抜いたダンサーとゲストバトラーが入り混じり、ノックアウト方式の決勝トーナメントで優勝の座を争った。 そして今年も全てのカテゴリーにおいて、予選から決勝まで目が離せない今まで以上にハイレベルで白熱した戦いが繰り広げられ、SHIROFES.の10周年記念にふさわしいダンサーたちのドラマが各バトルで見られる大会となった。是非そのドラマはこちらの全バトルの優勝者コメントから感じ取って欲しい! トップパフォーマーから地元のキッズダンサーまで、年齢やジャンルの垣根を超えて会場一体で時間を共有したショーケース BUG!? ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show 3日間を通じて、野外パフォーマンスステージであるフォレストステージでは各ジャンルで活躍するトップダンサーたちやアーバンスポーツのプロパフォーマーたちによるショーケースが披露された。その中には日々の練習の成果を披露する地元弘前で活動しているキッズダンサーたちや学生ダンスクルーによるパフォーマンスはもちろんのこと、伝統芸能を継承する学生グループによるライブパフォーマンスも披露され、ここ弘前がダンスと伝統芸能が共存する稀有で魅力的な街であることが伝わるショーケースとなった。 弘前大学書道部のパフォーマンス ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show 弘前大学ストリートダンスサークルA.C.T ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show また、2日目と3日目には一日の締め括りとして、日本が世界に誇るゲストダンサーやトップパフォーマーたちによる豪華ショーケースが次々に披露された。各ジャンルにて日本のダンスシーンを牽引するダンサーたちや、ダブルダッチやフリースタイルバスケットボールのプロパフォーマーたちが大集合し、SHIROFES.の記念すべき10周年を観客と共に全員で祝った。 Novel Nextus ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show その中でも特に盛り上がったのが最終日のクライマックスに用意されたダンスショーケース。今回は「JUNNA」「MiMz&Yasmin」「Boo&SHOW-GO」「YOSHIE&THE D Soraki」「GRAYSOURCE」「Novel Nextus」「Dance Of Artistic Movers」などといった様々なフィールドで各ジャンルを代表し、日本のダンスカルチャーを世界に発信し続けているトップダンサーたちが見事なパフォーマンスを披露し最終日の夜のボルテージを引き上げた。 Co-thkoo ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show そして今年も大トリを飾ったのは、このSHIROFES.を立ち上げから支えている「Co-thkoo」のふたり。パフォーマンスの終盤には昨年同様に今回のバトルでジャッジを担当した各ジャンルのレジェンドダンサー陣をステージに呼び込み、SHIROFES.でしか見られない豪華なセッションを披露して最終日の夜を締め括った。 過去最多の参加者数となったSHIROFES.人気コンテンツであるダンスワークショップ HANA&Yasminのワークショップの様子©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko また、SHIROFES.のもう一つの醍醐味はショーケースでもパフォーマンスを披露する国内外のトップダンサーたちによるダンスワークショップに参加できること。誰でも参加可能でダンスをとにかく楽しむことを一番の目的として開催された各ジャンルのワークショップは、年齢や性別、ダンスキャリアも様々ながらも過去最多の合計327名のダンスを愛する参加者が集まり一緒にセッションを楽しんだ。 このワークショップではトップダンサーから現在成長株の若手ダンサー、そして次世代に輝くキッズたちと言った幅広い世代が近い距離感で同じ時間を共有。お互いをリスペクトし合いながらプログラムを進めていくところにダンスカルチャーの素晴らしさを感じると共に、まさにここ弘前でダンスシーンが広がっていく様子を肌で感じるコンテンツとなった。 SHIROFES.2025を音楽で盛り上げた地元アーティストたちによる音楽ライブと豪華DJ陣 りんご娘 ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show 今回は青森県出身の人気アイドルグループのりんご娘や、元りんご娘のジョナゴールドなどの青森を代表するアイドルはもちろんのこと、地元青森で活躍するバンドやラッパー、そして弘前に根付く伝統的な囃子方を披露する弘大囃子組や、津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會などの伝統芸能のパフォーマンスも含めてSHIROFES.ならではの新旧の音楽が入り混じる構成で老若男女様々な音楽嗜好を持つ観客たちを盛り上げ楽しませた。 津軽三味線を演奏する山田流 和三絃會 ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show 3日間にわたり終始フェスを盛り上げる音楽ライブとショーケースが行われたフォレストステージの一方で、ミュージックヴィレッジで開催されたDJタイムではトップDJたちが代わる代わる入れ替わり、3日間ノンストップで心地よい音を届け、ダンサーをはじめとした多くの来場者が分け隔てなく体を揺らせるチルな時間を提供した。ワイワイ盛り上がれる音楽ライブとは異なり、ゆるい雰囲気の中でダンサーや観客が音楽を楽しみながら時間を過ごせる憩いの場があるのもSHIROFES.の魅力だろう。 アーティスト Olive Oil ©︎SHIROFES.2025 / Hama Show 会場で盛り上がったら欲しくなる美味しいグルメとドリンク。充実のフードエリアが来場者のお腹を満たし喉を潤した! ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko 会場敷地内に登場したのは地元の人気飲食店からダンサーが手掛ける飲食店まで多種多様なグルメの数々を提供するフードエリア。ご当地グルメはもちろん、普段は東京や他の地方を拠点に展開しているダンサー界隈で大人気のグルメを含めた計21店舗がこの弘前公園に集合し、会場内で身体を動かして盛り上がった来場者の喉を潤しお腹を満たした。 ©︎SHIROFES.2025 / YUSUKE OISHI 会場内ではフードやドリンクを片手に音楽ライブやショーケースを楽しんでいる親子連れやカップル、そしてダンサーたちも多く見られ、より一層SHIROFES.のフェス感を演出していた。 子どもたちが飽きずに終日楽しめる!親子に嬉しいエアー遊具 ©︎SHIROFES.2025 / YUSUKE OISHI 小さい子どもたちでも一日中飽きることなく楽しめたのは、SHIROFES.がASOVIVAとコラボしたエアー遊具のおかげでもあるだろう。会場内に2カ所設置されたのは大型遊具の「ふわふわ遊具」。お城や動物の形を模した登ったり降りたりできるこの遊具に子どもたちは大興奮。時には親子でも楽しむ様子を見られるなど、子ども連れの家族の休日を充実させるのに一役買っていた。 SHIROFES.2025は記念すべき10周年ということもあり、オシャレなオフィシャルグッズも大人気! ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko 今年は記念すべき10周年ということもあり、一際人気だったのがこの「SHIROFES.2025」の思い出を一緒に家へ持ち帰らせてくれるオフィシャルグッズの数々。その中でも今回、BBOY兼デザイナー/クリエイターとして活躍するTENPACHIがデザインした10周年を記念した限定デザインのTシャツとトートバッグは大人気。2日目の途中には売れ切れてしまうほどの人気っぷりで、いかに来場者の皆さんもこの10周年記念の思い出を胸にしまっておきたいかが感じられる一コマであった。 最後に ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics 今年で10年目となり、イベント期間中は天候にも恵まれて、プログラムの最後には会場から惜しまれる声も上がるほど大盛況のうちに終えた国内最大級のストリートダンスとパフォーマンスの祭典「SHIROFES.2025」。今となっては「SHIROFES.」は日本のダンスシーンになくてはならないイベントであり、青森県弘前市もストリートダンスの聖地の一つになっている。しかし10年前の当時はブレイキンがオリンピック種目になったわけでもなければ、今ほど世間的に浸透していなかったこのストリートダンスカルチャーを背負ってゼロから作り上げ、コロナ禍という厳しい期間も乗り越えて毎年開催し続けたオーガナイザーやレジェンドダンサーたちと弘前市の関係各所の努力は計り知れない。 ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ただその努力の賜物のひとつとして、今回「SHIROFES.2025」のバトルを通じて各ジャンルのスターが生まれると共に、会場内ではこのイベントに夢をもらった小さな若き才能が芽吹いたような瞬間も垣間見れた。この10年という時を超えて、さらに新たなフェーズに突入していくこのSHIROFES.とこれからのストリートダンスシーンの発展に期待しながら来年の開催も楽しみに待ちたい。なおそんな来年の「SHIROFES.2026」は2026年9月4日〜6日の3日間で開催予定!今から来年のスケジュールも是非押さえておこう! 「SHIROFES.2025」の様子は、リキャップ映像をチェック!!
-
danceSHIROFES.2025|全バトル優勝者コメント必見!記念すべき10周年を彩ったのは各ダンスバトルの様々なドラマ!2025.07.02今では日本のダンスシーンになくてはならない、国内最大級のストリートダンスとパフォーマンスの祭典となった「SHIROFES.」が、今回「SHIROFES.2025」として2025年6月27日(金)~6月29日(日) の3日間にわたり青森県弘前市にて開催された。SHIROFES.のメインコンテンツでもあるダンスバトルが繰り広げられた2日目と3日目は、2日間で7つのジャンルと4つのALL STYLEバトルが行われ、その数なんと過去最大の11種類のバトルコンテンツからそれぞれの優勝者が決定した。 野外パフォーマンスステージであるフォレストステージでは、主に屋内で開催されたバトルコンテンツと同時に、ダンスはもちろんのことダブルダッチやフリースタイルバスケットボールのショーケース、津軽笛や津軽三味線を含む青森伝統芸能のパフォーマンス、アイドルやアーティストによるミュージックライブなど様々なカルチャーを目と耳と肌で体感できる豪華なプログラムが過去最大数の出演者により実施された。 ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics 今年で10年目と大きな節目を迎えるSHIROFES.は「地元にダンスを根付かせたい」や「ダンサーを1番に輝かせる」というミッションを掲げ、「目覚めろ、個性。燃え上がれ、弘前。」をスローガンに開催。毎年過去最大のイベント規模を更新し続ける本イベントではダンスバトルコンテンツにおいて様々なドラマが生まれた。 そのダンスバトルでは、ゲストバトラーとして国内外からトップダンサーも招待されるなど日本だけに止まらず国際大会レベルで幅広いジャンルのストリートダンスバトルを開催。これだけ豪華なバトルの数々を一度に同じ会場で観ることが出来るのがこのSHIROFES.の醍醐味の一つでもあり、今年も例年以上に全国から多くのオーディエンスが会場に足を運び、ダンサーたちが繰り出す一挙手一投足に目を釘付けにしながら一緒に盛り上がった。 海外からもダンサーが集まり、過去最大の全11種のカテゴリーで競う世界レベルのストリートダンスバトルに KAZANE ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics 過去最大を更新し続けているSHIROFES.は、今年も大会2日間を通じて計11種のカテゴリーで熾烈なバトルが繰り広げられ各カテゴリーで王者が出揃った。なおこのSHIROFES.の特徴なのが、どのバトルコンテンツもダンスのレベルや経験に関係なく誰でも参加できるオープンカテゴリースタイル。各バトルにて予選を勝ち抜いたダンサーと招待ダンサーが入り混じり、ノックアウト方式のトーナメントを通して優勝を争った。 Hana ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics 全11種のカテゴリーにわたり行われた各バトルでは、それぞれで多くのドラマが繰り広げられた。その中でもまず印象的だったのはKIDS ALL STYLE 1ON1 NINJAで優勝したHana、COLLEGE ALL STYLE 1ON1 ROOKIEで優勝したaRaTa、そしてHOUSE 1ON1 OPEN YOUR EYESで優勝したKAZANEのダンス。3人とも昨年は決勝まで勝ち上がるも準優勝に終わり、優勝まで一歩届かない悔しい思いをしてきた。今回はまさにそのリベンジを果たすドラマチックな幕切れとなった。 僕と父 ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics また今回初開催となったALL STYLE CREW BATTLE G-COATの決勝は、レジェンドHIRO、GUCCHON、KITEとその実の息子たちで構成された「僕と父」と、今シーンで最も勢いのある若手と言っても過言ではない、龍、勇太、MIKUMIKU、RINKAによって構成された「558000」の対決。優勝を収めた「僕と父」は、レジェンド達のスキルフルな踊りに加え、親子ならではの息のあったルーティンで会場を沸かせた。 バファリン vs SHOW-GO ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics そして唯一フォレストステージでトーナメントが開催され、SHIROFES.2025のバトルコンテンツを締め括ったPOPPIN’ 1ON1 SAMURAIでは、各予選から勝ち上がってきた並いる実力者たちを下して、決勝へ駒を進めたSHOW-GOとバファリンが1ムーブ1分3ラウンドの激闘を繰り広げ、最後の最後までどうなるか分からないバトルの末、SHOW-GOが3-2の接戦でバファリンを抑えて見事優勝を勝ち取った。まさにSHOW-GOが今までSHIROFES.に抱いてきた熱い想いがダンスを通して勝利をたぐり寄せる要因になったのだろう。 FINEPLAYでは世界レベルのダンスバトルを制し、各ジャンルで優勝に輝いたダンサーたちへ大会直後にインタビューを敢行。ダンサーそれぞれが今回の「SHIROFES.2025」に抱いてきたその想いとそれぞれの持つドラマを是非チェックしてもらいたい。 優勝者インタビュー WAACKIN’ 1ON1「MIYABI」優勝者 莉多 莉多 ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。ワッキングでカテゴライズされたバトルで優勝するのは今回が初めてなので率直に嬉しいです! ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?SHIROFES.で勝つために今回ここ弘前へ来たので、「優勝できたらいいな!」という気持ちで踊っていました。最後まで集中も切れることなくすごい楽しんで踊りきれました。 ― 今後の目標について聞かせてください。今後も自分らしく、楽しくみんなと踊り合って、自分のワックをたくさんの人に見てもらえる機会を作りたいと思っています。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.には去年から参戦させてもらっているのですが、「今年も絶対行きたい!」って思うぐらい去年のイベントがすごく楽しかったし、今までは青森に来る機会がほとんど無かったんですけど、SHIROFES.に来てから青森のことがすごい好きになりましたし、いつもたくさんの方に会えて遊べるので最高のイベントです! HIP HOP 1ON1「DO OR DIE」優勝者 RINKAAA RINKAAA ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。まず約7時間かけて埼玉から運転してくれたママとパパに本当に感謝しています!そして一緒に来た弟も「力みすぎだよ」とか「もっとこうした方がいいよ」って常にアドバイスをくれたので、ラフに楽しく踊れた上でSHIROFES.の「DO OR DIE」で優勝できたことが本当にすごく嬉しいです。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?最近は良い踊りができていても、ベスト4止まりだったりと悔しい思いしてきたました。その状況から抜け出すために友達や先生と一緒に練習したり最近色々刺激をもらっていた上の今日だったので、「もっとこうすれば良かった」みたいな課題は置いといても本当に楽しく自分らしく踊れました! ― 今後の目標について聞かせてください。私はD.LEAGUEのList::Xというチームでも活動しているのですが、そのD.LEAGUEの活動とこういったバトルをしっかり両立して、自分らしく全部貫き通しつつ、今年から世界にも羽ばたいていきたいと思っているので、怖いけどどんどん挑戦して世界で有名人になりたいです! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?私は4年前ぐらいからSHIROFES.のバトルに挑戦させてもらっているのですが、予選は上がれてもトーナメント1発目で負けちゃったりとか、優勝はかなりほど遠いと思っていたバトルだったので、今回優勝できたことが本当に夢のようですし、SHIROFES.はすごくてとても楽しいイベントです。 HOUSE 1ON1「OPEN YOUR EYES」優勝者 KAZANE KAZANE ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。もう本当に嬉しいです!SHIROFES.はとても大好きなイベントでショーケースとかジャッジでもう5年ぐらい出させてもらっていて、バトルも一応毎年出ていたのですが今回自分の中で目標にしていた初優勝ができて嬉しいです。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?私はバトルによく出るんですが、最近は「新しい踊り方できないかな?」ってちょうど挑戦してる段階だったので、今回はそれが出せたという感覚があります。あと前回と違ってバトル会場が屋外ではなかったのですが、屋内もすごい良い環境で音楽もパーティーみたいな音だったので自分自身がすごい楽しめて踊れたなと感じています。 ― 今後の目標について聞かせてください。目標めっちゃあるな〜。私海外に行くのが好きなので、今後も大会に出たりダンスを教えに行ったりと色々な形で、日本を出て海外で活躍し続けたいという思いがあります。これからももっと日本のHOUSEと日本の若い世代が素晴らしいということを海外に伝える活動をしていきたいです! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?本当にジャンルレスでどのスタイルのダンサーも、プロからキッズまでみんなが同じ場所に約3日間一緒にいられるという環境がもう本当に素晴らしいので、みんながもっとダンスが好きになれる場所だと思います。 LOCKIN’ 1ON1「EVERYBODY’S UP!!」優勝者 Locking Broco Locking Broco ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。優勝できて本当に嬉しいです!ただここまで嬉しい気持ちになれているのはバトルに勝てたからだけではなく、このカルチャーの愛を持って多くの人たちと繋がることができたからです。 このような機会をくれたSHIROFES.のオーガナイザーとスタッフの皆さんに心から感謝していますし、彼らがダンスカルチャーをより良くして、そのカルチャーの中で皆が多くの愛を感じられるようにしてくれていると感じています。最近は世界を見ると争いごとが多いので、このような愛に溢れたイベントはとても良いと思います。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?バトルで大事なのはテクニックだけではないので、常に観客やジャッジ、そして全てのダンサーに自分の愛を共有したいと思いながら踊っています。今回も勝敗だけを意識するのではなくダンスに対する愛とビジョンをみんなと共有したい思って踊りました。 ― 今後の目標について聞かせてください。来年の目標はパートナーと一緒に優勝することです。最近は1対1のバトルが主流となっていることが多いですが、個人的にはもっとクルーバトルを推していきたいと思っています。同じバトルに多くのメンバーが参加することで、より大きなエネルギーが生まれると思いますし、これはカルチャーにとって勝敗以上に重要なことだと感じています。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.はダンスだけではなく、色々なカルチャーを感じられるイベントです。特に他ジャンルの繋がれることが本当に素晴らしいですし、台湾ではこのようなイベントが多くないので、このカルチャーとこの素敵なイベントに本当に感謝しています。 KIDS ALL STYLE 1ON1「NINJA」 優勝者 Hana Hana ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。NINJAができた最初の頃から参加しているのですが、ずっと準優勝であと1歩のところで優勝を逃してきたので、今回は「もう絶対やったるぞ」って気持ちで来たんですけど、勝ちたいという気持ち以上に楽しいという気持ちを持って戦えて、結果的に勝つことができたのでとても嬉しいです。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?正直、7 to Smokeで7回連続ずっと踊っていたので、自分がどんな踊りをしていたのか本当に記憶にないのですが、とにかく自分のベストを出すことができたと思うので良かったです! ― 今後の目標について聞かせてください。今年でキッズカテゴリー卒業なので、今後は大人の部門でも自分の踊りを見せて自分らしさを出して結果を残していきたいです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?開催されるのが年に一度ということと、私自身東京に住んでいることもあって、青森に来ることもなかなか無いんです。そういう意味でもSHIROFES.はこのような大きなイベントなので旅行気分もありつつ、でも毎回すごい心を動かされて心が燃える年に一度のイベントです。 COLLEGE ALL STYLE 1ON1「ROOKIE」優勝者 aRaTa aRaTa ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。去年が2位でそれがめちゃめちゃ悔しかったので、今年また茨城のみんなで来ることができて、その上で優勝できてめっちゃ嬉しいです! ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?たくさん反省点はあるんですけど、でも相手とコミュニケーションを取りながらバトルができて良かったです。 ― 今後の目標について聞かせてください。これからももっと頑張ります!! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?本当にジャンルレスに色々な人たちと交流できてめちゃくちゃ楽しいイベントです! ALL STYLE 2ON2「DEADLY DUO」優勝者 Tamaki & LUCCI Tamaki&LUCCI ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。LUCCI:まず素直に嬉しいですし、尊敬しているTamakiちゃんと一緒に出場できて優勝という結果がついてきて嬉しいです!Tamaki:自分たちらしく踊るということが目標だったんですけど、楽しんで踊れてたくさんの人に見てもらえて結果もついてきてすごい嬉しいです! ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?Tamaki:いつもの踊りで遊んでいるような感覚のまま、決勝は踊れたと思っていて、自分たちなりのダンスの楽しみ方みたいなものを見つけられたと思います。 ― 今後の活動について聞かせてください。Tamaki:一緒にショーケースやりたくない?LUCCI:うん。また一緒に踊れたらいいなっていうのと、それぞれが個々でやりたいことや突き進みたい追求・探求があるので、それをそれぞれがやった上で一緒に交わって遊んで楽しくダンスしたいという感じです! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?Tamaki:私たち二人ともずっと気になっていたイベントだったのですが、なかなか来れていなくて今回が初参戦でした。でも自分的にはSHIROFES.で自分の踊りをレペゼンすることは目標の1つとしてずっと持っていたので今回それが叶ってよかったです。LUCCI:SHIROFES.初参加めちゃくちゃ楽しいなというところもありつつ、地方でこのようなドデカいイベントをすることと、それでいてめっちゃ盛り上がっているところがすごいです。とにかく「SHIROFES.すごい!」という感じで、また来たいです!Tamaki:私ももうすごいリスペクトで、来れてよかったです! BREAKIN’ 1ON1「THE JAM」優勝者 HaLuTo HaLuTo ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。やっぱりまず嬉しいという思いがあるのですが、こう何回も戦ってきている相手と決勝でバトルして勝てたことが一番嬉しいかなって思います。対戦相手のダンサーも知り合いで仲も良いんでそういう意味でも今回勝てて嬉しかったです。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?いつもは慌てて踊ってしまうことが負けの原因なんですけど、今回は落ち着いて自分の得意である「音を取る」ことがしっかりできたのでそこは良かったところかなと思います。 ― 今後の目標について聞かせてください。次の目標はここで調子に乗らずに、負けを少なくしてあまり負けないようにしたいです。もちろん時には負けることも大事なんですけど、なるべく負けないように努力をさらに積み重ねていきたいと思います。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.は一般の人でもダンスやってる人でも平等に楽しみがたくさんある場所だなって思っていて、特に踊る側は緊張もあるんですけど、こういった外でバトルするところもあるし、屋内でも大きい音が流れてバトルできるところも楽しい部分かなと思います。 BREAKIN’ 1ON1「ON THE BEAT」優勝者 KOHE1 KOHE1 ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。優勝しようと思ってバトルしに来たので、無事優勝できて嬉しいです! ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?結構きつかったっすね全体的に。ただで色々なきっかけがあって、底力というか常に自分の力はあまり落とさずに最後まで踊れたので、途中クラッシュはあったんですけど良かったかなと思います。 ― 今後の目標について聞かせてください。具体的に狙ってる大会とかはまだ先になるのですが、ここからまだまだ攻めたいと思っているので徐々に力をつけて、細かく目標定めてやっていこうかなと考えています。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?一年に一度のお祭りですね。僕も去年地元であるここ青森に戻ってきたので、やっぱりこういうイベントがあると、東京にいた時の先輩だったり友達にも会えるので本当に貴重な機会だなと思っています。 ALL STYLE CREW BATTLE「G-COAT」優勝者 「僕と父」 僕と父 ©︎SHIROFES.2025 / harugraphics *コメントは代表者のgucchonより ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。今回は「僕と父」と言うコンセプトで息子と父親の3組で優勝出来た事がめっちゃ嬉しいです。 ― 今回の自分の踊りを振り返ってみていかがですか?今回は親子3組でクルーバトルに出るという事でその時点で最高に幸せでしたし、前日の練習から6人でワイワイしながら一緒に踊れた事が幸せでした。 ― 今後の活動について聞かせてください。普段それぞれがダンスシーンを盛り上げて行こうと活動をしていて、その中でも今年7月11日の「TURNT UP OSAKA in 大阪」、9月12日〜14日の「SDCJ in 山梨」、9月15日の「SOUL HOOD CAMP in 大阪」、10月12日〜13日の「FOREVER JAPAN in 大阪」、そして来年6月7日〜8日の「OSAKA GET DOWN in 大阪」は僕らが携わってるダンスシーンにとって重要なイベントです。 是非チェックして下さい!あとは、もちろん来年開催のSHIROFES.2026も!! ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.は第1回目からずっと参加させて頂いてるんですが、世界で見てもこんなダンスフェスは無いです。 ゲストを150名以上招待して行うPARTY、CYPHER、SHOW、BATTLE全てが詰まった3日間。 オーガナイザーのNobuoやイベントスタッフの皆が何ヶ月もかけて作り上げるこの3日間は夢の3日間です。 本当に一回来たらハマるんでまだ来てない人は是非足を運んでみて下さい! POPPIN’ 1ON1「SAMURAI」優勝者 SHOW-GO SHOW-GO ©︎SHIROFES.2025 / Jason Halayko ― 優勝した今の率直な気持ちを聞かせてください。もう楽しかったに尽きるのですが、ただ同時に課題も見えながら戦ったトーナメントという感じで、正直出しきれてはいないという感覚です。また対戦相手もみんなすごいリスペクトがあるダンサーたちだったので、彼らのおかげと、DJの選曲のおかげと、お客さんのおかげで今回の踊りを引き出してもらえたところがあって、自分の力で引き出せてないっていうのが今後の課題ですね。自分でも引き出せていたらもっともっといいムーブできたのにと思うので、本当今回周りに助けてもらっての優勝かなっていう印象です。 ― 今後の活動の展望について聞かせてください。もう死ぬまで自分磨きで、限界が来てもその限界を更新していって、もっとダンスと音楽の神髄のところを見たいという思いがあるので、そのためにもずっとこの旅を続けていきたいです。 ― SHIROFES.はあなたにとってどんなイベントですか?SHIROFES.には第1回目の時に、大阪のバトルで準優勝してワイルドカードを頂いて出場し初めて弘前城の前で踊らせていただいたんです。当時の僕は今と比べてもっと下手だったのですが、本当に海外のダンサーたちや先輩方も含めてすごく歓迎してくださって、自分の中でもこのような表舞台に立てる1つのきっかけになった大事なイベントです。そして今回この10回目のSHIROFES.でこうやって優勝できたことが僕自身ステージでうるっと来てしまった理由で、本当にもう僕は愛されていますし、それ以上に僕も先輩とか同世代、音楽、カルチャー、ダンスを本当に愛してるんでこういう結果になって本当に良かったです。この状況に自分がいられることが勝ち負けを置いといて、本当に一番良かったなって感じています。
-
skate10歳のスケートボーダー・河上恵蒔、X Gamesで男子史上最年少で銅メダルを獲得!2025.06.2910歳のスケートボーダー・河上恵蒔(かわかみ・えま サカイサイクル所属)が、日本時間6月28日にアメリカのソルトレイクシティで開催された「X Games Salt Lake City 2025」で、男子史上最年少となる10歳9ヶ月でブロンズメダルを獲得した。河上は昨年米国で行われた「X Games Ventura 2024」に9歳9ヶ月で初出場し、男子最年少出場記録を更新。さらに3つのギネス世界記録を樹立し、一躍世界の注目を集めた。 Photo: ©︎X Games 今大会の決勝では、1本目で頭部に強い衝撃を受ける心配な場面もあったが、その後の演技に気合を注入。2本目では得意の“900”(2回転半)を含む複数の高難度トリックを成功させ、高得点をマークした。3本目には世界初の連続トリックとして、900を2度連続でメイクした直後に720(2回転)を成功させ、観客を沸かせた。表彰式後、河上は「X Gamesでメダルを獲ることがずっと夢だったので、本当にうれしいです」と満面の笑み。そして、「ギー・クーリ選手の最年少メダル獲得記録を更新できてとても嬉しいです!」と喜びを語った。 大会結果 Photo: ©︎X Games 1位 Gui Khury (ギー・クーリ)ブラジル2位 JD Sanchez(ジェイディー・サンチェス)アメリカ3位 河上 恵蒔(カワカミ・エマ)日本
-
fmx関西初上陸のX Gamesを盛り上げたのは大迫力なパフォーマンスと様々なサイドコンテンツ【X Games Osaka 2025】Moto X & 豪華コンテンツまとめレポート2025.06.26関西初上陸となり2025年6月20日(金)~22日(日)に京セラドーム大阪で開催され、数日経った今もまだまだ大会の熱が冷めあらぬ、その余韻が残る世界最大のアクションスポーツの祭典「X Games Osaka 2025」。いまだにSNS上ではX Games Osakaの投稿が尽きず、いかに鮮明にこのイベントがアクションスポーツファンの目に映ったかが感じられている。 そしてBMXとスケートボードに並び、このX Gamesを盛り上げる立役者になっているのが「Moto X(フリースタイルモトクロス)」。大会初日には競技としてベストトリック種目が、最終日にはデモンストレーションとしてライダーたちの息をのむ豪快なライディングが披露されて「X Games Osaka 2025」を二日間にわたり大会を最高潮に盛り上げて締め括った。 また今回は各競技による世界最高峰の戦いはもちろんのこと、イベントをさらに盛り上げる様々な豪華音楽ライブやBMX・スケートボード体験会なども行われ、フードトラックやオフィシャルバーなども設置されては五感で来場者を楽しませた。 本記事では今大会の花形種目として会場を盛り上げたMoto Xのメダリストのライディングと、連日イベントを盛り上げた豪華コンテンツをまとめて紹介。 X Games Osaka 2025にて初の屋内開催となった「Moto X・ベストトリック」はロブ・アデルバーグが2大会連続の金メダルを獲得! ロブ・アデルバーグ ©︎Hikaru Funyu/X Games 前回の「X Games Chiba 2024」とは異なり、屋内での競技開催となった今回の「Moto X・ベストトリック」は天候の影響を受けない上にドームという会場ということもあり、バイクのエンジン音と豪快なジャンプが会場に映えて、より観客のボルテージを最高潮に引き上げた。 今大会の競技フォーマットは2本のトライのうちのベストスコア採用方式で争われ、5名の招待選手が出場。そのスタートリストはベニー・リチャーズ(オーストラリア)、渡辺元樹、東野貴行、ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)、ジャクソン・ストロング(オーストラリア)となり、今回はどんな世界最高峰のトリックが飛び出してくるのかが注目の一戦となった。 以下は入賞者3名が魅せたベストトリックを紹介。 View this post on Instagram A post shared by X Games (@xgames) まずは今回金メダルを獲得した本種目X Games最多メダリストのロブ・アデルバーグ(オーストラリア)の「ロウドヴァ・フロントフリップ」を紹介。このトリックはトリックを前方に1回転する「フロントフリップ」をしながら、サドルを掴みながら足をハンドルに引っ掛けて仰け反る「ロウドヴァ」で行うという超大技。もちろん前回転するため、前方に投げ出されるような遠心力に耐えながらもバイク上で仰け反るという超高難度のこのトリックを大会初メイクし、92.66ptをマークすると自身9個目のX Games金メダルを獲得して通算19個目のメダルを記録した。 View this post on Instagram A post shared by X Games (@xgames) 本種目で銀メダルを獲得したのはベニー・リチャーズ(オーストラリア)。彼がメイクしたのは「スペシャルフリップ」というバイク上で「ボディバリアル」をするトリック。バイクの上で自分自身が後方一回転して戻るというこの高難度トリックを決めたFMX界では24歳という若手の彼が見せたパワフルでクリーンなライディングに会場は大盛り上がりだった。 View this post on Instagram A post shared by X Games (@xgames) そして今回X Games銅メダルを獲得したのは、長年FMX業界を牽引するレジェンドライダーであるジャクソン・ストロング(オーストラリア)。彼がメイクしたのは「フロントフリップ・シートグラブインディエアー」という前方に1回転する「フロントフリップ」の中で両手を離してサドルを掴み、足をクロスして投げ出す「シートグラブインディエアー」のコンボトリック。ストロングのスタイルが溢れた豪快なトリックに会場は歓声と共に盛り上がっていた。 大会結果 左からリチャーズ、アデルバーグ、ストロングの順©︎Jason Halayko / X Games 優勝 ロブ・アデルバーグ(オーストラリア)/ 92.66pt準優勝 ベニー・リチャーズ(オーストラリア)/ 91.00pt3位 ジャクソン・ストロング(オーストラリア)/ 90.00pt4位 東野 貴行(日本)/ 86.66pt5位 渡辺 元樹(日本)/ 83.66pt 関西初開催となったX Games Osaka 2025のボルテージを最高潮に引き上げたのは豪華サイドコンテンツの数々。 「X Games Osaka 2025」では豪華なサイドコンテンツの数々が会場をさらに盛り上げた。その中でも今回はショーケース「豪華音楽ライブ」、そして「スケートボード・BMX無料体験会」そして連日来場者のお腹を満たし喉を潤した「フードトラック」や「オフィシャルバー」の様子を紹介。 人気アイドルグループ「IMP.」や「DXTEEN」、そしてビートボックスグループ「SARUKANI」による豪華音楽ライブ SARUKANI ©︎X Games Japan 「X Games Osaka 2025」の会場をさらにヒートアップさせたのは、競技だけじゃない。スケートやBMXの熱戦が繰り広げられる傍ら、特設ステージでは人気アイドルグループ「IMP.」や「DXTEEN」、そして世界を舞台に活躍するビートボックスグループ「SARUKANI」によるスペシャルライブが行われ、観客を熱狂の渦に包み込んだ。 初日にパフォーマンスを行ったIMP.は、キレのあるダンスと力強い歌声で一気に会場のボルテージを上昇させ、人気曲を含むセットリストでファンのみならず、会場のアクションスポーツ好きな観客も魅了。 最終日に現れたのは世界レベルのビートボックスグループSARUKANI。4人の声だけで繰り広げられる圧巻のサウンドとパフォーマンスに、観客からは歓声が止まらなかった。複雑なビートとダイナミックな展開で、スポーツ観戦とはまた違った種類の“アドレナリン”を届けてくれた。 そしてラストを飾ったのはDXTEEN。韓国を拠点に活動する彼らはスタイリッシュかつ見事な歌声で多くの観客の心を掴み、彼らならではの爽やかで多彩な魅力を存分に発揮した。X Gamesならではの“スポーツ×音楽”のクロスカルチャー。世界トップレベルのライディングと同じ空間で、今をときめくアーティストたちがエネルギーをぶつけ合った、まさに特別な夜だった。 誰でも参加OK!未来のスターが集う、スケートボード・BMX無料体験会 ©︎Miku Sakamoto / X Games Japan 「X Games Osaka 2025」の熱狂が渦巻く京セラドーム大阪のコースサイドに用意された特設エリアでは、スケートボードとBMXの無料体験会が開催され、多くの親子連れや初心者でにぎわいを見せた。 特設のフラットスペースでは、インストラクターによるレクチャーのもと、初めてボードやBMXに乗る子どもたちが楽しそうに挑戦。ヘルメットやプロテクターも無料で貸し出され、安全面にも配慮された内容となっており、誰でも安心してアクションスポーツの世界に触れられる機会となった。 会場ではミニゲームやオーリーコンテストも随時実施され、みんなで楽しめる場面も。体験することで競技への理解が深まり、観戦の楽しみ方も一層広がるイベントとなった。競技観戦だけではない、触れて、感じて、楽しめる。X Gamesならではのアクションスポーツカルチャーの裾野を広げるこの試みは、未来のスターたちの第一歩をそっと後押ししていた。 ©︎Miku Sakamoto / X Games Japan 観戦の合間にひと息。多彩なフードコーナーでお腹も心も満たされる! ©︎X Games Japan 京セラドーム大阪のアリーナ内に設けられたフードコーナーは、世界トップレベルのライディングに負けないほどの熱気と行列でにぎわっていた。 会場には、モスバーガーをはじめとしたストリートフードをはじめ、大阪名物のたこ焼きやラーメンなどの地元グルメも勢揃い。国際色とローカル感が融合したX Games流の屋台村が出現したかのような雰囲気となった。 ©︎Miku Sakamoto / X Games Japan また暑い日にピッタリなキンキンに冷えたビールやハイボールなどのお酒をはじめ、コーラやスポーツドリンクなど喉を潤すドリンクを提供する「オフィシャルバー」も用意。 競技観戦の合間に、気軽に立ち寄ってエネルギーをチャージ。お腹を満たすだけでなく、フードやドリンクからもX Gamesのカルチャーを味わえる。そんな空間が広がっていた。 最後に ©︎Miku Sakamoto / X Games Japan 歓声、拍手、そして笑顔。京セラドームを舞台に繰り広げられた「X Games Osaka 2025」は、アクションスポーツの熱狂と、カルチャーの豊かさが溶け合う特別な3日間となった。 世界トップレベルのライダーたちが見せた技の数々は、観る者に勇気と驚きを与えてくれた。スケートボード、BMX、Moto X、どの競技にも、それぞれのドラマと感動があった。 さらに、豪華アーティストによるライブパフォーマンス、地元の味を楽しめるフードエリア、子どもたちが初めてスケートに挑戦する体験会など、会場全体がひとつの大きなフェスティバルとして調和していた。 スポーツと音楽、食、体験がつながり、生まれたたくさんの感動。このイベントがきっかけとなり、新たな夢を抱いた誰かが、きっと未来のX Gamesの舞台に立つ日が来ることを期待したい。今後もX Games Japanの動向に目が離せない。 大会概要 ⼤会名称 : X Games Osaka 2025開催期間 : 2025年6月20日(金)~22日(日) – 3日間 (一般開場は21~22日の2日間)-※詳細は公式HPをご覧ください。※金曜は公式練習日のため関係者・招待客・取材媒体のみ。一般入場は土曜と日曜の2日間です。 会場:京セラドーム大阪(KYOCERA DOME OSAKA) 主催: X Games Osaka 2025 組織委員会、株式会社 XGJ、日本テレビ放送網株式会社、株式会社ライブエグザム、株式会社イープラス、株式会社CB、株式会社グッドスマイルカンパニー、読売テレビ放送株式会社 主管: 大阪府、大阪市 後援: 一般社団法人ワールドスケートジャパン、一般社団法人日本スケートボーディング連盟、一般社団法人全日本フリースタイルBMX連盟、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会、一般社団法人TEAM JAPAN MX PROJECT、FM802 / FM COCOLO、読売新聞社 協賛: Monster Energy、INSTYLE GROUP、ムラサキスポーツ、モスフードサービス、日本郵政、SANDISK、バンテリン、Mizkan NEW酢SHOT 協力: 公益財団法人JKA、モトクロスインターナショナル、株式会社JTB、シミズオクト、Skatelite by 井上スダレ株式会社、Yogibo、TOYO TIRE株式会社、TryHard JAPAN、くれおーる、ラーメンまこと屋