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「CREATIVE X AWARD 2022」受賞者たちが語る。クリエイターのレンズに映るアクションスポーツシーンの姿

2022.11.02
text by 畠山大樹 /photograph by 板井啓樹

アクションスポーツシーンを支える多種多様なクリエイターたちの活動の裏側に迫る。

アクションスポーツ業界の第一線で活躍するフォトグラファー及び映像クリエイターが参加した「CREATIVE X AWARD 2022 supported by Western Digital」
記念すべき第1回目となったこのアワードには「映像部門」「写真部門」「NFT部門」の3部門にてなんと合計118作品の応募があった。

今回は厳正な審査を勝ち抜き「映像部門」と「写真部門」で見事受賞された5名のクリエイターを招き、受賞作品作成の裏側日々の創作活動でのこだわり、また使用機材の扱い方について語ってもらった。

写樂-Sharaku- さん / 映像部門 最優秀賞受賞者

伊藤 剛 さん / 写真部門 最優秀賞受賞者

三橋 亮太 さん / 映像部門 優秀賞受賞者

ゆうた さん / 写真部門 優秀賞受賞者

菅谷 佑之介 さん / ウエスタンデジタル賞受賞者

クリエイターたちが考える本アワードのテーマ「Keep the Style」とは

皆さんがクリエイターとして撮影を始めたきっかけを教えてください。

「CREATIVE X AWARD 2022」受賞者たち
左から菅谷、三橋、写樂-Sharaku- 、伊藤、ゆうたの順

写樂-Sharaku- :以下 S)僕は元々フリースタイルフットボールをしていたこともあり、映像を撮り始めたのもフリースタイルフットボールが最初でした。それからプレイヤー仲間の繋がりで他ジャンルのプレイヤーと知り合い、徐々にいろんなアクションスポーツを撮るようになりました。今ではダンスやスケートボード、ダブルダッチもよく撮っています。

伊藤:以下 I)僕はライフスタイルに興味があり、人の生き方を追いかけて撮影することが多く、スキーとスノーボードが主な撮影ジャンルになります。
僕が撮っているライダーたちは、天気に合わせて仕事のスケジュールを組むくらい、雪山の一番良いコンディションの中で気持ちよく滑ることにプライオリティを置いている人たちです。そんな彼らが長年探し求めていたラインでの一発本番のライディングを写真や映像に収めています。

三橋:以下 M)元々映像系の大学に通いクリエイターとして活動してきたのですが、大学卒業後はベンチャー企業で主に動画のプラットフォーム構築をしています。仕事では様々な業界のプロフェッショナルと接する機会が多いですが、プライベートではアクションスポーツによく触れていて、特にスノーボードが大好きなのでよく滑りに行ったりライディングの動画を作ったりしています。

ゆうた:以下 Y) 僕が専門に撮影しているスポーツはBMXで、特にフラットランド種目を中心に撮っています。普段はブライダル関係のカメラマンとして働いていますが、以前カメラを持って近くの公園を散歩していた時に偶然練習中のBMXフラットランドライダーを見かけたので、声をかけて写真を撮らせてもらったのがBMXを撮り始めたきっかけです。今ではいろんなBMXライダーを紹介してもらい撮影しています。

菅谷:以下 SU)普段は大学病院で歯科医師として働いていますが、新潟県の越後湯沢にある神立スノーリゾートを拠点にプロスノーボーダー兼映像クリエイターとしても活動しています。
僕のジャンルは「カービング X グラウンドトリック」と言われるゲレンデなどの整地された斜面を滑りながらトリックをするもので、映像を活用しながらこのジャンルを広める活動を行っています。

「Keep the Style」がテーマの「CREATIVE X AWARD 2022」にて、ご自身の作品にはどんな思いが込められていますか? 

受賞作品の内容構成は本アワード前から
考えていたものと語る写樂-Sharaku-さん

S)以前から、自分のスポーツに強い思いを持ったプレイヤーたちのトリックだけではないところにストーリーを立てて、「ストーリーテラー」を中心に様々なプレイヤーたちがトリックやスタイルを披露する構成の映像作品の制作を考えていました。

そんなときに本アワードの話があり、世界でも活躍しているプロフリースタイルフットボーラーのIbukiと一緒にこの作品を作ることを決めました。メインの彼にはあえて一切ボールを触らせずストーリーテラーの役をお願いしました。なぜならストーリーテラーがこの作品には重要でありこのスポーツシーンで長年活動してきて世界で活躍している彼の口から出る言葉じゃないと今回の内容は意味がないと思ったからです。

その結果、素敵なプレイヤーたちの協力もあって、僕がイメージしていた「Keep the Style」を見事に表現できた作品に仕上がりました。

映像部門にて最優秀賞を受賞した写樂-Sharaku-さんの作品

I)今の時代って社会に元気がないなと感じています。僕はそんな社会でただ普通に働き、生活している人に対して「何歳になっても好きなことをずっと続けていくことのおもしろさ」を作品を通して伝えたいです。

僕が撮るライダーは家庭を持って仕事もある中、山を滑ることを一番のプライオリティにしている「少年の心」を持ったカッコいい大人たちで、作品内のスキーヤーの彼も30代後半の所帯持ちの方です。

そして彼いわく、作品中のあのラインを通せたことが10年越しとのことでした。これまでその山に通い詰める中で、今回たまたまあのラインが見つかり3日間かけてアタックできるチャンスを窺った後に撮れた一枚です。この一枚の裏側には彼の長い挑戦があったことを感じてもらいたいですし、一発撮りでもう二度と撮れない写真なので僕にとっても感慨深い一枚です。

写真部門にて最優秀賞を受賞した伊藤さんの作品

M)この作品を作る上で一番最初に着目したのはスケートボードの裏側でした。どのスケーターのボードも裏側が傷だらけでそこには今までのたくさんの練習と苦労が刻まれていて、これも彼らのスタイルを表現する「Keep the Style」なものだと考えました。

それから僕が普段生活している中で「渋谷」という街も傷だらけなことに気づきました。そのときに「一般の人もみんな何かを頑張って人生を生きている何かのアスリートなんじゃないか?」って思ったんです。渋谷の街に刻まれた傷もそういう人たちの思いや苦労がキープされたものだと感じました。

この作品はスケートボードをしない人にも響いて欲しいので、スケートボードの映像は10秒ほどに収めています。アスリートではなくても何か感じてもらえる作品になっていれば良いなと思います。

映像部門にて優秀賞を受賞した三橋さんの作品

アスリートと一心同体になり作品を作り上げる中で意識していること

普段撮影をする上で、被写体の方とのコミュニケーション方法で意識されていることはありますか?

ライダーとの信頼関係が大事と語る伊藤さん

I)僕の場合はシンプルにライダーの邪魔をしないこと、これに尽きると思います。ライディングの邪魔をしないことはもちろんですが、準備のスピードなどもそこに含まれます。

なぜなら自分だけライダーとは別の山を登って撮影することもある中で、「あいつだったらほっといても大丈夫」と思われるくらいの信頼関係がないと成り立たないと思っているからです。ライダーたちは自分が気持ちよく滑りたいと思っているので、撮影にも彼らが気持ちよく協力してもらえるよう常に意識しています。

Y)僕は競技経験がないままBMXライダーを撮り始めたこともあり、最初は自転車が写っているだけでカッコいいと思っていました。
しかし実際にライダーに見せるとあまり良い顔をされなかった経験もあったので、今ではどの角度とどのタイミングで撮るのがカッコいいのかをライダーにまず確認してから撮るようにしています。

SU) 僕は弟と2人でいつも活動しているのですが、もうコミュニケーションが必要ないくらいに考えや動きはリンクしていると思っています。

基本的には僕のライディングを弟が撮影して、その動画を僕が編集するという制作スタイルなのですが、車と同じくらいのスピードで滑りながらトリックをしていくのでかなり危険な撮影になります。そのため信頼できる人との撮影じゃないと100%で滑れないので、誰に撮ってもらうかはとても重要だと感じています。

創作活動の中でクリエイターとして自分の強みと思っている部分はありますか?

S)僕はプレイヤーたちに撮ったものを見せると「やっぱり(フリースタイルフットボール)やっているだけあるね」ってよく褒めてもらえるんです。
僕の中では無意識のうちに次の動きを予測してカメラを構えたり自然に体が動いていたので気づかなかったのですが、改めて褒めてもらった時にこの感性は大事にして強みとしてどんどん磨いていこうと決めました。

I)強みと言えるものはないのですが、基本的に大前提として山に上がっていない時でも普段からライダーとのコミュニケーションは取り続けています。
さらに、仲が良いことはもちろんですが、普段から救助系のトレーニングを一緒にやれている人でないとライダーも安心して滑れないので、そこは雪山で撮影をするカメラマンとして必要なことだと思います。

クリエイターとしての創造力に合わせて
ビジネス面での見識も必要と語る三橋さん

M)僕は作品を作る上で届け先があると思っています。これがクリエイターとしての強みかどうかの葛藤はありますが、届ける相手に対してどう届けたいかを整理し言語化して、アウトプットする方法を考えられることが僕の得意な部分だと思います。ただクリエイターとして自己の発散も大事だと思っているのでそこのバランスはいつも苦労しています。

彼らの創作活動を担う撮影機材へのこだわり

現在はどんな機材を使っていますか?またその機材を選んだ決め手も聞かせてください。

S)僕が使っているのはブラックマジックのポケットシネマカメラで、ミュージックビデオ等も撮れる高画質で色味の幅の広いところが選んだ決め手です。ただこのカメラはオートフォーカスが効かず、僕はジンバルを持ちながら動き回るスタイルなので、常に自分が画面に目を凝らしながらマニュアルでピントを合わせて撮影しています。

使い勝手の難しさはありますが、でき上がった画はすごく綺麗ですし、その後の編集の楽しさにも繋がって最後の仕上げまで楽しいのでこのカメラを使っています。

写樂-Sharaku-さんはブラックマジックのBMPCC 6K PROをジンバルに取り付けるスタイル

I)僕はシンプルに小ささと軽さを重視していて、あと気にしているのはフルサイズのセンサーが付いていることくらいです。
撮影場所は雪山のバックカントリーが多く危険が伴うこともあり、救助道具など荷物がかなり多くなってしまうのでなるべくコンパクトで軽いカメラを選ぶようにしています。レンズに関しては400mmのレンズにすると一気に重たくなるので基本的にこの70-300mmのレンズ一本で済ませています。

伊藤さんが軽さと小ささを重視し選ぶのはSony α7III

M)今回の作品はSony α7Ⅲ 2台とCANON EOS80Dで撮ったのですが、普段はブラックマジックのBMPCC 4Kを使っています。今回はほとんどスチールで撮った素材で編集したのですが、ストロボを焚いてガシッとした画を中心に撮りたいと思いこのEOS80Dを選びました。

EOS80Dはかなり古い機種ですが、僕が一番最初に買ったカメラでいろんなところへ撮影に行った思い出もある愛機なので今回使いたいと思い選びました。レンズは写りが好きなので、SIGMAのArtを使っています。

三橋さんが愛機であるCANON EOS80D

Y)僕はあまりカメラとレンズにこだわりがないので、動くものの撮影に特化しているSony α9Ⅱを使っています。作品に緩急つける時は望遠や広角レンズも使いますが基本的にはこの40mmのレンズを使っています。

あとはストロボを使ってカッコよくインパクトが出るようにしています。一緒にカラーフィルターも持ち歩いていて、ストロボの光がかなり青く、夜の撮影で背景が黄色くなってしまう時にフィルターで色味を合わせて撮影しています。

ゆうたさんが使用しているSony α9IIとストロボ

SU)僕はいろんな機材で撮影するスタイルです。基本的にはSony α9ⅡDJI RONIN Sfeiyu SCORP PROというスタビライザーの上に載せて撮影しています。もっと激しい映像や近接した画を撮る場合、また大きな機材を持ち運べない場合はGoProに変えて撮影します。

一方で空から撮る時はドローン(ゴーグルをつけるタイプのDJI FPV、もしくは一般的なDJI Mavic 3)を使ったり、変わり映えした映像を撮りたいときはInsta360を手持ちで使ったりしています。

菅谷さんが用途によって使い分ける機材の数々

アクションスポーツシーンで活躍するクリエイターがサンディスクの製品を選ぶ理由

皆さんの使用ストレージ(記録メディア)には必ずサンディスクやWDを含むウエスタンデジタルの製品がありますが、当製品を選んだ理由があれば聞かせてください。

S)以前勤めていた制作会社で使っていたものがサンディスクの製品だったからです。会社からの支給品だったのですが、使い勝手がよくて会社を辞めてからもそのままサンディスク製品を使い続けている感じですね。

I)僕はクリエイター仲間がみんなサンディスクの製品を使っていたことが決め手ですかね。仲間が使っているということが何よりの信用ですし、この64GB容量のSDカードはもう4~5年使っています。僕自身が他の方よりも撮る写真の枚数が極端に少ないこともありますが、今まで不具合が起きたことはないですね。

4〜5年使っても不具合がないと太鼓判を押す伊藤さんの
サンディスク・エクストリーム・プロ・SDカード(製品の詳細はこちら

M)サンディスクのSDカードを使うきっかけになったのは、ブラックマジックで水槽にインクを落とす映像をハイスピードカメラで撮ってスタンドスローで編集する仕事の時でした。その時に書き込み速度が高速でないとキツいという点から、それに対応できるメモリーカードということでサンディスクのSD UHS-IIカードを選びました。

また当時HDDが壊れたとかSDカードが欠けたという話を聞く中、サンディスクの製品ではそういう話を聞かなかったのもあって、丈夫で書き込み速度も速いサンディスク製品を今でも使っています。

バックアップを取るのに重宝していると語る三橋さんの
サンディスク・エクストリーム・プロ・ポータブルSSD(製品の詳細はこちら

Y)僕はサンディスクのSSDを二次メディア用としてjpegデータを保存するのに活用しています。取り込む際にとても速いので重宝していますね。安くてかつ安心できるブランドというのも選んだきっかけです。

以前は別メーカーのHDDを使っていましたが、書き込みの針が壊れてデータがダメになったことが二度あるのでそれ以降SSDに変えました。特にこのサンディスクのSSDは表面がラバー加工で滑り止めになっていて安心感もあり転送スピードも速いので長時間の作業になることもなく安心して使っています。

クリエイターたちが絶大な信頼を置く
サンディスク・エクストリーム・ポータブルSSD(写真はゆうたさんの私物)

SU) 最近は4K120も撮れたり、映像だけではなく写真も撮るので、書き込み速度が必要になってからは知り合いが使っていて評判の良かったサンディスクの製品を使うようになりました。

また僕たちライダーは常に限界のところでトリックを決めているので、そういう意味でもその瞬間の映像を確実に記録できるという信頼のあるこの製品を使っています。

データをバックアップするタイミングやSSDやHDDの使い分けなど、ストレージの使い方を教えてください。

S)サンディスクのSSDはバックアップ用としても使えるのですが、直接ブラックマジックのカメラに繋いでそのまま記録する形が取れるのでとても重宝しています。撮ったものを現場で共有する際もデータ量が大きいとオンラインのファイル便ではやり取りが難しいので、このSSDの転送速度は重要だなと感じています。

また容量が小さい時のバックアップ用としてはWDのポータブルHDDを使っています。現場ではノートパソコンを経由してバックアップを取りつつ、編集は自宅のメインのPCで行うのでダブルバックアップとしてWDのデスクトップHDDも使っています。

写樂-Sharaku-さんがバックアップ用に活用している
WD My Passport Portable HDD(製品の詳細はこちら

I)僕はフィールドが雪山ということもあってその場でデータを取り込めないことが多いので、山を降りてからすぐ車でバックアップを取るようにしています。また気温の変化でストレージが結露しないように防水バックに入れて屋外に置いておくこともあります。

データの保存方法として写真はウエスタンデジタルのHDDに、また動画に関してはサンディスクの4TBのSSDに保存してその中で編集するような感じです。動画はHDDに入れてしまうと動かせないので基本的にSSDへ入れています。

伊藤さんの愛着を感じるWD Elements Portable HDD(製品の詳細はこちら
とサンディスク・エクストリーム・プロ・SDカード

M)運用方法はサンディスクのSDカードかSSDに一度保存して、そこからPC内に落としたデータをローカルで編集しています。
撮影が終わったらデータのバックアップを全部サンディスクのSSDに取って、その後編集が終わったらそのデータも同じくSSDにバックアップを取る形ですね。僕はPCにストレージを挿しながら編集するのが不安なのでそういった扱い方をしています。

転送速度の速さが強みの
サンディスク・エクストリーム・プロ・ポータブルSSD(写真は三橋さんの私物)

Y)僕はHDD、SSD、クラウドを用途によって使い分けています。すぐ見せるデータ等はクラウドに上げて即出ししています。クラウドはGoogle Driveを活用しており、それ以外は基本的に帰宅してからデータをサンディスクのSSDやHDDに取り込んでいます。

SU)普段はサンディスクのSDカードをSony α7IIIに入れています。またドローン等を使う機会も多いのでサンディスクのmicroSDカードそれぞれの機材分とプラスアルファで常備している感じです。

撮影場所が雪山なのでノートパソコンだけ持って行き、その日撮ったデータをその場ですぐサンディスクのポータブルSSDに繋いで、SDカードのデータも全部移動させています。その後自宅に帰ったときにメインPC内のウエスタンデジタルのHDDに全部入れ変えて、SSDとSDカードの中身を空にしてまた使っています。

菅谷さんはサンディスク・エクストリーム・プロ・microSDカード(現在は販売終了)を機材分準備して使用している。

クリエイターたちが思い描くアクションスポーツシーンの今後の姿

「CREATIVE X AWARD 2022」受賞者たち
左から菅谷、三橋、写樂-Sharaku-、伊藤、ゆうたの順

今後、自身の創作活動を通じて目指すものがあれば聞かせてください。

S) 僕が映像クリエイターに転向してからずっと一貫して目指していることは、映像の力でまだマイナーであるフリースタイルフットボールをはじめとしたアクションスポーツの認知度を上げて次のレベルへ引き上げることです。

最近はSNSの時代でプレイヤー自身が気軽に映像を投稿できるようになったので、僕は常にプレイヤーたちとコミュニケーションを取りながら、カメラマンとしてのアイデアや映像のクオリティの力を掛け合わせて、彼らと共により良い映像作品を作り上げたいと思っています。
また僕たちの世代が新しいものを生み出せるチャンスだと思うので積極的にプレイヤーたちと協力して一つの時代を作っていきたいです。

映像の力でプレイヤーと共に新しい時代を
作りたいと語る写樂-Sharaku-さん

I)ライフスタイルとしておじさん/おばさんになるまでアクションスポーツでも何でもいいのでずっとやり続けて欲しいという思いが僕にはあります。
人生の中で鳥肌が立ったり、テンションが上がったり、気持ち的にすごく上がることってこのスポーツの中で見つけられると思うんです。

生涯を通して仕事と折り合いを付けながらも、自分たちの気持ちが上がるスポーツや何かにチャレンジし続ける人が増えていくように僕も創作活動を続けて発信していきたいです。

M)世の中ではお金になる創作活動がないとクリエイターもやっていけないという前提の中で、クリエイターの気持ちにも立てて、ビジネス的な面でもいろんなことを考えられるクリエイターに僕はなりたいと思っています。

今後の創作活動でも相手に求められる需要の中に自分のこだわりを最大限押し込んだ世の中に価値あるクリエイティビティを目指していきたいです。

Y)当時僕がBMXフラットランドを撮り始めた時は、こんなにも自分の人生を捧げて練習しているカッコいい人たちがいるのにそれを知らしめる手段がありませんでした。
僕はその手段として写真を通じて携わりたいと思い活動してきました。今では東京オリンピックでもBMXの種目が正式種目となってメディアに取り上げられるようになってきたので、BMXがもっと有名になって競技人口も増えていって欲しいです。

僕はアスリートがBMX一本で食べていける世界になるように「カッコいい自転車乗り達がいる」ということを写真を通じて発信しサポートしたいと思っています。

アスリートがBMX一本で食べていけるように
写真を通じてサポートしたいと語るゆうたさん

SU)やっぱり僕がやっている「カービング X グラウンドトリック」というジャンルを世界にもっと認知してもらい、たくさんの人にトライしてもらいたいという気持ちが強いです。
また、ある意味コロナ禍のおかげで映像が以前より注目されるようになり、僕の周りでも今までオフラインでやっていた大会がオンラインになったりしています。ですのでもっといろんな映像を発信していってこのジャンルを普及させていきたいです。

プロスノーボーダーとしても活躍する菅谷さんは映像を通して
「カービング X グラウンドトリック」を普及させたいと語った。

ウエスタンデジタルについて

アメリカに本社を置く総合ストレージメーカー。データの高速転送や耐久性に優れたSSD(ソリッドステートドライブ)と、大容量データ保存を可能とするHDD(ハードディスクドライブ)の両方を開発・生産・販売する唯一のメーカー。
コンシューマー向けには、サンディスク、WD、サンディスクプロフェッショナル、WD_BLACKの4ブランドを有する。特にサンディスクはSDカードをはじめとするメモリーカードにおいて、量販店販売シェアナンバーワンを長年維持している人気のブランド。

SanDisk「この瞬間を残したい」

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受賞者プロフィール

写樂-Sharaku-  / CREATIVE X AWARD 2022 映像部門 最優秀賞受賞者
学生時代にフリースタイルフットボールと出会い、パフォーマーとして多くの舞台を経験。同時に周囲の環境から影響を受け、様々なストリートカルチャーに触れる。その後、26歳での上京を機にフィルマーとして活動の舞台を変える。
フリースタイルフットボールを中心にダンスなど撮影の幅を広げ、
現在ではNew EraやRedBullといったアクションスポーツプレイヤーを起用するブランドのカメラマンとして活動する。

伊藤 剛  / CREATIVE X AWARD 2022 写真部門 最優秀賞受賞者
大阪府出身 長野県白馬村在住
モーグル競技引退後、大阪にてサラリーマン生活の後、白馬村に移住。コンテストや競技とは無縁で、ライフスタイルの中心を自然遊びに振り切った「人間らしい」人々に魅了され彼らのライフスタイルを追いかける。
メイン被写体: 自然遊びに魅せられた「快楽主義者」

三橋 亮太  / CREATIVE X AWARD 2022 映像部門 優秀賞受賞者
中学生の頃に映像編集やVFXに触れ始め、大学では映像学科にて、主に映画、PV、MV等のリニア映像を中心に作品創りを学ぶ。現在はIT分野で動画プラットフォームのマーケティングやプランニングに従事。冬はスノーボードに打ち込みつつ、クラブミュージックやそれに纏わるカルチャーを中心に作品創りを続けている。

ゆうた  / CREATIVE X AWARD 2022 写真部門 優秀賞受賞者
ブライダルフォトグラファーとして当日・前撮りの撮影に携わり、年間150組以上の新郎新婦を撮影。某婚礼会場では指名フォトグラファーとして活動。
その傍らで日本全国を飛び回り、BMX flatlandのライダーの撮影も行う。強みはフットワークの軽さ。
2021年に初めて応募した写真コンテスト、アクションスポーツフォトグラフの権威Red Bull illumeにてsemi-finalistを受賞、作品が掲載された。

菅谷 佑之介  / CREATIVE X AWARD 2022 ウエスタンデジタル賞 受賞者1994/10/30 27歳
Instagram 4.4万followers 年間PV 1500万再生https://www.instagram.com/yuhnosuke.sugaya/
DVD : Let’s try4、SPREAD、now or never(SPREADsnowboards)、PROJECT K9、NASTY RIDE FEEL
プロモーション映像 : 神立スノーリゾート、Insta360、HEAD SNOWBOARDS、SPREAD Snowboards、SP BINDINGS、feiyu tech
web: SBN FREERUN、USP Japan、DMK スノーボード
プロデュースチーム:PROJECT K9、NASTY RIDE FEEL、ONE TRICK SNOWBOARD
スポンサー:QUIKSILVER、神立スノーリゾート、Insta360、HEAD SNOWBOARDS、SPREAD Snowboards、SP BINDINGS、feiyu tech

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