2024年9月5日〜9月6日にかけて、GoProから新登場した「HERO13 Black」と「HERO」のカメラをの魅力をいち早く体験しながら楽しむイベントGoPro INTERNAL CAMPが開催された。
GoProアスリートのYUUTAROU氏を始め、さまざまな分野のアスリートやクリエイターが招待され、参加者はGoProの新製品を用いてアクティビティを撮影し、思い思いに動画制作を楽しんだ。
GoPro Senior Marketing Managerのイ・スホン氏、YUUTAROU氏による新製品の紹介が行われ、参加者達は新製品を手にすると心を躍らせた様子で新機能に驚きを見せた。質疑応答やクイズなども交え、参加者は楽しみながらGoProの新製品の特徴を学んだ。
また、20万ドル (約3,000万円) を受賞者で山分けする、GoProユーザーを対象としたアワードGoPro Asia Best Challengeの受賞作品鑑賞会も行われ、今回のイベントに参加していた受賞者には拍手が送られた。
参加者はアスレチックやジップライン、マウンテンバイクなどのアクティビティを新製品を用いて撮影。13倍バーストスローモーションやマグネット式ラッチマウントなどの新機能や新しいマウントも試しながら、思い思いに工夫を凝らし撮影とアクティビティを楽しんだ。
夕方になると、ラジコンカーを使ったレースが行われ、小型かつ耐久性のあるGoProならではの白熱したレースの撮影が行われた。その他にもミニゲームやクイズ大会が行われ、参加者達はアイデア交換などのコミュニケーションも交えながら新製品体験を楽しんだ。
夜になるとバーベキューが行われ、会場ではライトや花火を用いたライトペインティング撮影が行われた。天気が良かったこともあり、夜中にはスタートレイル撮影に挑戦され、参加者達はGoProの機能を最大限に楽しんだ。
GoProの新製品の魅力を体験しながら楽しまれたGoPro INTERNAL CAMP。既存のGoProユーザーからしても有難い新機能や新しいレンズ、マウントの登場に参加者達は喜びを見せた。また、極小ボディで4K撮影ができるHEROのコンパクトさと機能性にも驚きの声が上がっていた。
今回のイベントではアクティビティを通して参加者同士でアイデアや知識を共有し合い、共同で撮影をする様子も多く見られ、GoProユーザーとして非常に有益な時間となった。
GoProは手軽さや機能性、耐久性の高さから、アクションスポーツに最適なカメラと言えるだろう。ぜひGoProの新製品を手にして生活を豊かにしてみてはいかがだろうか。
続いては新商品を詳しく紹介!
GoPro から登場した2種類の新しいカメラ 「HERO13 Black」と「HERO」
交換式な 4 種類の自動探知機能付きレンズ「HERO13 Black」と、 史上最小スクリーン搭載・4K カメラ「HERO」の 2 種でプロも初心者も楽しめる
GoProは、この秋に2種類の新しいカメラを発表。専用のHERO Blackシリーズレンズ(以下、HBシリーズレンズ)を活用できる最上位機種のHERO13 Black (68,800円、税込)、そしてシンプルを極めた最小4Kカメラ、HERO (34,800円、税込) の登場だ。各カメラには、定評ある特許取得済みのGoProテクノロジーをベースとした、独自の新機能が搭載されている。
HERO13 Black:卓越したフラッグシップパフォーマンス
HERO13 Black は、最新技術でクリエイティブの可能性を無限に広げるパワフルなカメラである。クラス最高レベルの 5.3K 60 フレーム/秒のビデオ、エミー賞受賞の HyperSmooth ブレ補正、その他 GoPro の主要な特徴を備えた HERO13 Black には、次の新機能が搭載されている。
- 驚異的な 13 倍バーストスローモーション:HD 画質の 720p では最大 400 FPS、5.3K では 120 FPS、900p では 360 FPS のビデオを撮影できる。
- 容量 10%増加・電力効率も向上した Enduro バッテリー: あらゆる天候条件下で長時間撮影が可能。
- マウントの着脱が簡単なマグネット式ラッチマウント: 内蔵のマウントフィンガーと 1/4-20 マウント用ネジを活用すれば、 HERO13 Black を 3 通りの方法でマウントできる。
- より高速な Wi-Fi 6 テクノロジー:コンテンツの転送スピードが最大 40%も高速になった。
- プロレベルの HLG HDR ビデオ:放送標準の 10-bit、Rec.2100 の色空間、HDR 単独よりも広い色域を実現。
- オーディオをより詳細にカスタマイズ:臨場感重視のバランス設定のほか、背景音の中で声を際立たせる設定を選ぶこともできる。
- GPS +パフォーマンスステッカー:速度、経路、地形、高度、加速度を追跡し、サードパーティのメディア管理アプリでジオタギングをサポート。
- さらに、カスタムプリセットオプションの追加、QuikCapture 機能の向上なども特徴として挙げられる。
HERO13 Black (68,800 円、税込) は、カメラ単独ではもちろん、Volta パワーグリップ、メディアモジュラー、ライトモジ ュラーが付属した HERO13 Black Creator Edition (103,800 円、税込)、アクティビティ向けのアイテムが揃ったHERO13 Black アクセサリーセット (GoPro.com 限定) としてもお買い求めいただける。すべて予約注文可能となっている。
HERO Black シリーズレンズ:究極のクリエイティブコレクション
HERO13 Black を購入されるお客様は、新しい革新的な HB シリーズレンズを同時にお求めになることで、創造性をさらなる高みに押し上げることができる。HERO13 Black が取り付けたレンズを自動検出し、レンズの種類や環境に応じ て設定が最適に調整される。
4 種類の HB シリーズレンズは、GoPro が特許を取得している HyperSmooth ブレ補正機能に対応するほか、撥水コ ーティングが施されているため傷に強く、防水性も発揮する。
- 超広角レンズモジュラー (16,800 円、税込):HERO13 Black が究極の POV カメラに。視野角 177 度、アスペト比 1:1 であらゆるシーンを広範囲で捉える。カメラをどのように取り付けていても、広い視野角で撮影できるほか、16:9 の ワイドスクリーンまたは 9:16 の縦向きショットへと自由にクロップすることが可能。 さらに、HyperSmooth のパフォーマンスを最大限に高め、カメラ内蔵の 360 度水平ロックにより最大 4K60 の解像度でビデオのブレを補正する。
- マクロレンズモジュラー (21,800 円、税込):GoPro の標準レンズと比較して 最大 4 倍のクローズアップが可能。焦点を調整しながら離れた場所にある物体を 撮影でき、クリエイティブの可能性が広がる。フォーカスリングを使用すると、ピントを 11cm から手動で調整できる。
- アナモフィックレンズモジュラー (21,800 円、税込):従来の広角映像よりも歪みの少ない芸術的な映像を、長編映画を思わせるドラマチックな 21:9 のアスペクト比で撮影。シネマティックなレンズフレアで映像に個性をプラス。カメラに内蔵の映像を補正する「デスクイーズ」機能により、多くの労力を要するポストプロダクショ ンなしでアナモフィックコンテンツの撮影や編集が簡単になる。
- ND フィルター4 枚パック (12,100 円、税込):HB シリーズの ND フィルター (ND4 / ND8 / ND16 / ND32) を使用すると、シネマティックなモーションブラ ー効果を簡単に加えることができる。フィルターを取り付けるだけで HERO13 Black が自動検出し、オートシネマティックビデオモードに切り替わり、環境に応じた最適な設定に調整される。超広角レンズモジュラー、マクロレンズモジュラー、ND フィルター4枚パックは HERO13 Black とは別売りで、 GoPro.com で予約注文が可能となっている。また、アナモフィックレンズモジュラーは 2025 年発売を予定している。
電源ソリューションの改善により撮影可能時間が延長
容量が 10%向上した 1900mAh Enduro バッテリーは、電力効率の向上とバッテリー筐体の刷新により、あらゆる状況でより長い駆動時間を実現した。HERO13 Black なら、最高解像度の 4K30 および 5.3K30 設定で 1.5 時間、HD 画質の 1080p30 では 2.5 時間以上の連続撮影が可能。
また、新しく登場する Contacto マグネット式ドア + 電源ケーブルキット (13,800 円、税込) を利用すれば、あらゆる 天候で電力供給がさらにレベルアップ。HERO13 Black 用に設計されたサイドドアにこの電源拡張アクセサリーをマグネットで取り付ければ、防水性を維持しながらすばやく簡単に外部電源に接続して給電できる。
多様なマウント方法
新しいマグネット式ラッチマウント (4,200 円、税込) とボールジョイントマウント (6,800 円、税込) があれば、HERO13 Black と GoPro のマウントをスピーディかつ簡単に交換できる。いずれも既存の GoPro マウントに対応しており、マグネティックラッチシステムを使用してカメラを固定。ピンチするだけでマウントの取り外しや交換ができ、カメラ を 180 度回転させて視点を変えることもできる。
内蔵のマウントフィンガーを使用してカメラをマウントすることも可能。目立つことなくしっかりと固定できるマウントオプションだ。1/4-20 用ネジは、三脚を始めとするプロ仕様の標準的なカメラアクセサリーに使用できる。
HERO:極小ボディで GoPro らしい機能性を実現
HERO は、スクリーン搭載の 4K カメラとしては GoPro 史上最小で最軽量、シンプルで使いやすい低価格の商品だ。 特長は以下の通り。
- 超コンパクト、重量はわずか 86g:マウントフィンガーを内蔵してい ても、HERO13 Black と比較して 35%小さく、46%も軽くなっている。
- 優れた耐久性と防水性 (5m):GoPro ならではの優れた耐久性 と水深 5m までの完全防水性能。沼地、雪、水中などの環境でも、 楽しい瞬間を逃さず捉える。新しい街の探索にもおすすめだ。
- 直感的にわかるタッチスクリーン + ワンボタンコントロール:LCD スクリーンを使用してショットを完璧にフレーミング。モードボタンをスワイ プまたは押すだけでモードを切り替えられる。準備ができたらシャッタ ーボタンを押して撮影を開始。
- 驚異的な画質 + 2 倍スローモーション:Ultra HD 4K および
HD 1080p ビデオ、12MP 写真、2.7K 60FPS でのスローモーション撮影が可能。Quik アプリを使用し て、4K ビデオから 8MP の写真を切り出すこともできる。 - アスペクト比 16:9:YouTube に最適な横向きビデオを作成。
- HyperSmooth ビデオブレ補正を Quik アプリで使用:GoPro Quik アプリを使えば、HyperSmoothビデオブレ補正が映像のブレを自動的に補正。
- 長時間駆動の Enduro バッテリー:1回の充電で、最高画質設定で 60 分間の連続撮影が可能。
GoPro 創業者兼 CEO のニコラス・ウッドマンからのコメント
今年発売する 2 種類の新しい GoPro カメラは、GoPro コミュニティから聞こえた声を参考に、ユーザーの満足度をさらに上げるべく設計したものです。交換可能な 4 種類のレンズモジュラーは HERO13 Black 専用で、装着するとカメラがレンズを自動的に検出して設定を調整します。
また、HERO13 はマグネット式ラッチマウントや GPS に対応するほか、よりパワフルなバッテリーによって駆動時間が長くなり、熱性能も向上しています。そして、スクリーン搭載機種としては GoPro 史上最小かつ最軽量の HERO も登場しました。頑丈で超軽量なデザイン、さらに優れた 4K 画質で、新規ユーザーにもベテランユーザーにもおすすめです。
GoPro Quik アプリ
HERO13 Black と HERO はどちらも Quik アプリに対応しており、以下の GoPro サブスクユーザー特典を利用できる。
- ハイライトビデオを自動でスマートフォンに送信 – GoPro を自宅の Wi-Fi に接続した状態でチャージするだけ。チャージ中にコンテンツがクラウドに自動アップロードされる。その後、音楽のビートやエフェクトとシンクロしたハイライトビデオが自動作成されてスマートフォンに送信されるため、すぐにシェアできる。
- Quik アプリでショットを編集 – プロ並みの編集を可能にする使いやすいツールが豊富に用意されている。アプリが自動作成したハイライトビデオを編集することも、ゼロからオリジナルのビデオを作成することもできます。ズームインやクロップ、フィルターの追加、データオーバーレイなど、他にも様々な機能を利用できる。
- 簡単に転送 + 容量無制限のクラウドにバックアップ – ワイヤレスアップロードを使えば、Quik アプリ経由で 写真やビデオをマートフォンに転送するのも簡単だ。容量無制限のクラウドストレージなら、自動アップロードで手間がかからない。自宅の Wi-Fi に接続された状態でチャージすると、GoPro が自動的にアップロードを開始。GoProユーザーは、QuikアプリまたはGoPro.comから登録できるPremium(年額6,000円) またはPremium+ (年額 16,000 円) GoPro サブスクリプションで、上記の特典を利用できる。 新しいカメラのラインナップとアクセサリーの詳細については、GoPro Quik アプリをダウンロードするか、GoPro.com にアクセスして GoPro サブスクリプションに登録してみてほしい。
SPECIAL EDITION
FINEPLAYはアクションスポーツ・ストリートカルチャーに特化した総合ニュースメディアです。2013年9月より運営を開始し、世界中のサーフィン、ダンス、ウェイクボード、スケートボード、スノーボード、クライミング、パルクール、フリースタイルなどストリート・アクションスポーツを中心としたアスリート・プロダクト・イベント・カルチャー情報を提供しています。
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●今日 ○イベント開催日
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surf日本のキッズたちにサーフィンを通じて自然を大切にすること、そして夢を与え続けたい「Reo Inaba Meet&Greet Supported By CARIUMA」2024.10.222024年10月18日(金)に大阪府大阪市の「心斎橋BIGSTEP内 特設ステージ&SPOTAKA」 にて、この夏パリオリンピックで日本人最高位の5位入賞を果たしたプロサーファーの稲葉玲王選手と触れ合える「Reo Inaba Meet&Greet Supported By CARIUMA」が開催された。 本イベントは、世界最高峰を舞台に活躍しているプロサーファーでありCARIUMAアスリートの稲葉玲王選手から自身の経験を元に、次世代の子供達へサーフィンやサステナブルに対する想いを伝えるミート&グリートとなった。 オリンピックまでの軌跡がまとめられた「Road To Olympic 2024」の上映 イベント当日は一般の方に無料開放される形で二部制での開催。第一部では心斎橋BIGSTEP内の特設ステージにて、稲葉玲王本人による挨拶とパリオリンピックに向けたドキュメンタリーを含めて撮影した「Road To Olympic 2024」の映像前半を会場内ビックスクリーンで放映。稲葉選手に会うために会場に訪れたキッズサーファーや親子連れはもちろんのこと、会場周辺に買い物や観光で訪れた海外観光客や学生たちなど多くの人々が立ち寄った。 第二部の「SPOPAR」会場でのトークセッションの様子 第二部では場所を同じ建物内に店舗を構えるスポーツショップのSPOTAKAのスケートパーク「SPOPAR」に会場を移して、CARIUMA JAPAN(丸紅コンシューマーブランズ株式会社)の滝本氏とのトークセッション、「Road To Olympic 2024」の上映、さらには来場者とのQ&A、サイン会、写真撮影など、ここでは至近距離で実際に稲葉選手と交流できる場が設けられた。 イベントに駆けつけてくれたCole Yamane(一番右) また当日は「Road To Olympic 2024」の映像制作に携わった映像クリエイターのCole Yamane(コール・ヤマネ)も来場。偶然にも日本で旅行中の彼がイベントに駆けつけてくれた。 Q&Aではキッズサーファーを中心に多くの来場者からたわいもない質問からテクニカルなサーフィン関連の質問まで、気になることを稲葉へストレートにぶつけられ、稲葉本人も質問によっては困惑するも終始笑顔で楽しく質問に答えていた。 なお本イベントの第二部の様子はFINEPLAYの公式インスタグラムでライブ配信を行い、アーカイブ映像も残っているため具体的な内容が気になる方は是非チェックしてみてほしい。 稲葉玲王選手にイベント前に特別インタビューをさせていただいた。 そして今回のイベント開催にあたってFINEPLAY編集部では稲葉玲王選手本人に特別インタビューを敢行。この夏のパリオリンピックの話はもちろんのこと、環境保護やサステナブルな活動を推進するブランド「CARIUMA」との関係、自身の活動を通して次世代の若手に伝えたいこと、最後に今後の活動とこれからの抱負についても聞いた。 稲葉玲王特別インタビュー インタビューに答える稲葉選手と、本人が愛用する「UBA PRO」 日本人選手最高位5位となったパリオリンピックを終えて - 率直に今回初めてオリンピックに出場してみてどうでしたか? 実際に今回オリンピックに出場して、いまだにオリンピックに出たという感覚があまりないのですが、でもやっぱりオリンピックは皆さんにも知られているようなとても大きな舞台で、自分としても今までで1番大きな舞台だったので、本当にすごい良い経験になりましたね。 - 会場がタヒチでフランスから離れていたこともあったからですかね。 そうですね(笑)パリにも行っていないですし、会場にはサーフィンの選手しかいないのでオリンピック感はあまりなかったのですが、逆に日本に帰ってきてから取材やテレビ出演などで他競技のオリンピアンの人たちと会うような機会があって「あ、俺本当にオリンピック出たのか」みたいな感覚ですね。 -日本人選手最高位5位という結果でしたが、パフォーマンスを振り返っていかがですか? やっぱりあと1歩のところでメダルを取れなかったことがとても悔しいですし、もったいなかったなという気持ちです。でもパフォーマンスとしては結構良い演技ができましたし、3回戦目でワールドチャンピオンのフェリペ・トレド(ブラジル)を倒すことができたのでそういう面では良い結果だったかなと思います。 「Road To Olympic 2024」上映会ではタヒチでのライディングの様子も見られた。 - ちなみにそのパリオリンピック出場に至るまでに注力して取り組んだことはありますか? タヒチのチョープーは、世界中どこに行っても同じような場所が見当たらないくらい波がすごい特殊な場所なので、危険で怖いですしその波に慣れることが1番大事だったので、1年半ぐらい何度も現地通って、色々なコンディションの波に合わせて練習してきました。その中でもチューブがメインの大会になるのが分かっていたのでチューブを特に練習しました。 - そのパリオリンピックを終えて競技への取り組み方に変化はありましたか? メダルにあと1歩のところまで行けたことで、世界のトップレベルで戦えるという自信になったのでもう1回やっぱりあのレベルで戦いたいですし、次のロサンゼルスオリンピックも目指していきたいと思っています。 サステナブルスニーカーブランド「CARIUMA(カリウマ)」とアスリート契約を結んだ経緯 「CARIUMA(カリウマ)」の持つビジョンに共感し契約を決めた稲葉選手 - どのような経緯で「CARIUMA(カリウマ)」との契約に至ったのでしょうか? ハワイの友人であるセス・モニーツがスポンサーを受けていたこともあり、元々「CARIUMA(カリウマ)」のことは知っていました。靴のデザインもかっこよくて自分好みだったので買ったこともあり、お気に入りで普段からよく履いていた中、カリウマジャパンが始まったタイミングでありがたくアスリート契約のお話を頂いたので契約を決めました。 靴のデザインが好みと語る稲葉選手 - ちなみにアスリート契約を結んだ決め手を詳しく聞かせてもらえますか? やっぱり靴がスタイリッシュでかっこいいところが1番です。あとは環境保護やサステナビリティのこともすごい考えているブランドで、特に環境保護はサーファーがとても大事にしていることなので一緒に世界に向けて発信していけたらなと思っています。 - 稲葉選手がお気に入りの「CARIUMA(カリウマ)」アイテムの特徴があれば聞かせてください。 ちょうど今も履いている「UBA PRO」というモデルは、見た目もかっこいいんですけどすごい履き心地が良くて、昨日も1日中USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)内を歩き回ったんですが、足が疲れることもなく大丈夫でした(笑) サーファー稲葉玲王として大事にしている環境保護やサステナビリティへの想い トークセッションではサステナビリティと環境保護の大切さも語られた。 -サーフィンシーンではサステナビリティや環境保護はどのように捉えられていますか? 海を必要とするサーフィンシーンにとって温暖化は深刻な問題になっていて、やっぱりサーフスポットがどんどん少なくなっていたりと本当に深刻で、そういった状況の中で自分1人でできることはとても少ないですけど、地元のビーチで毎月ビーチクリーンをしたり今できることを取り組んでいます。 今後は、サーフィンを通じて自分のこの自然を大事にしたいという思いを色んな人に広めていくためにも、「CARIUMA(カリウマ)」がやっているような活動や今回のようなイベントを一緒にやっていきながら世の中に広めていければと思っています。 - 稲葉選手はサステナブルな活動にはどんな想いを持たれていますか? 自分にとっては海が1番大事なので、その海を含めこの自然を守っていく活動を進めながら、この自然環境に感謝して大切にしたいという想いが強いです。 自分の活動を通して次世代の若手たちに伝えたいこと 稲葉選手へキッズサーファーたちから色々な質問が投げかけられた。 -競技者稲葉玲王として次世代の若手たちに伝えていきたいことを聞かせてください。 しっかり自分の持つ夢や目標を大事にして、 それに向かって諦めないことが1番大事なことだなと感じています。あとはその目標とかに向かう過程で、人と違うことをやってみたりとかどんどん色々なことにチャレンジするのも大事だと思うので、キッズサーファーや若手の子たちにはこういったことを意識して頑張って欲しいなと思います。 - またキッズサーファーたちにサステナビリティや環境保護の観点からも知っといて欲しいことがあれば聞かせてもらえますか? そうですね。サーフィンなので当然なことでもあるんですけど、とはいえいつも好きな時に海で練習できる環境が実は当たり前ではないので、そういうことも頭に入れながら海に感謝して、今後環境保護に対してももっと意識していってほしいです。 稲葉玲王の今後の活動とこれからの抱負について 終始大盛況で終わったミート&グリートイベント - 今後の競技での目標や、競技外でも取り組む活動があれば聞かせてください。 競技者としては、もう1回オリンピックのような世界のトップレベルで戦いたいという気持ちがある中で、世界ツアーをもう1回周ろうと思っていますし、もちろんその中で次のロサンゼルスオリンピックもちゃんと頭には入れながら競技をやっていきたいと思います。 競技外だと今回のイベントもその第一歩かもしれないですが、 次世代の日本人サーファーたちの底上げに貢献していきたいです。自分も今までずっと「日本人も世界で戦えるぞ!」ということを証明したいと思ってやってきたので、自分が培ってきたものを次世代に繋げていきたいです。 CARIUMAのシューズを手にするキッズサーファー - 最後にサーファー稲葉玲王として今後目指していきたいことを聞かせてください。 日本のキッズに夢を与えていきたいです。それはサーファーに限らず何かで高みを目指している日本のキッズたちの夢に僕がなれたらかっこいいなと思っているので、これからも彼らに夢を与え続けられるように頑張ります! イベント概要 名称:Reo Inaba Meet&Greet Supported By CARIUMA 日程:10月18日(金) 18:00~20:00 場所:心斎橋BIGSTEP 特設ステージ&SPOTAKA (大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-14) CARIUMAについて CARIUMA(カリウマ)は、2018年にフェルナンド・ポルトとデヴィッド・パイソンによって設立されたB-Corp認定のコンシャス・スニーカー・カンパニー。現在ではオスカー受賞者、グラミー賞受賞者、オリンピック選手にも愛用されており、人と環境を第一に考える、時代を超越したクラシックスニーカー。またCARIUMのスニーカーはそのクラシックなスタイルに高級素材を使用しており、ほぼすべての服装に合わせることが可能。更に使用素材はすべて最高品質で耐久性もテスト済み。CARIUMAは長持ちする製品を作ることを信条としているため、マスプロダクション削減にも貢献している。 CARIUMAが行う「森林再生」について カリウマは靴1足が売れるごとに2本の木を植えます。このプログラムは完全に私たちのチームによって運営されており、単に木を植えるだけでなく、ブラジルの熱帯雨林の全体的な再生に焦点を当てています。私たちは、植樹の一部を先住民の土地に植え、先住民の文化や知識を高めることに取り組み、現在約70人の先住民(グアラニー族とトゥピニキム族)が私たちのプログラムに関わっています。これまでに250万本以上の植樹を行っており、今後もさらに多くの植樹を行う予定です。カリウマはあなたのために、そして地球に優しいシューズを作ります。 SPOTAKA(スポタカ)とは 従来のスポーツショップとは違う角度から「スポタカ」という新たなスタイルで発信している大阪ミナミのリアルスポーツショップ。2022年に創業100周年を迎えた当店は、日本のサーフィンシーンに関しても創成期から支えており、シーンの発展に貢献してきた立役者としても知られている。
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danceブレイキン日本代表が上海で躍進!FISE上海大会 Shigekix 金メダル、 Ayumi 銅メダル獲得!2024.10.202024年 10 月 19 日と 20 日に、中国 上海市(シャンハイ)にて、WDSF Breaking for Gold World Series が開催された。本大会では 16 ヵ国から 72 名の選手が参加し、日本からは 6 名(男女各)の日本代表選手が出場。 6 名の代表選手は危なげなく DAY2 である TOP16 へ進出し、男子決勝はパリ五輪のグループリーグでも対戦相手であった、Lithe-ing(中国)に見事勝利し、Shigekixが金メダルを獲得。また女子の Ayumi は TOP4 で Royal(中国)に敗戦したものの、3 位決定戦にて 2:1 で勝利を納め、銅メダルを獲得した。 SHIGEKIX AYUMI Shigekixコメント 今日は優勝という形で終えることができて本当に嬉しい気持ちです。これまで用意してきたものがちゃんと発揮できたその喜びに胸がいっぱいです。そし て、これがパリオリンピックの後の大きな大会になったので、一歩踏み出す勇気を出せたと思います。応援ありがとうございました。 Ayumiコメント 無事に FISE 上海が終わりました。自分自身ダメだったところもたくさんあったんですが、次に向けてそれらを課題に頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。
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bmx度重なる怪我や困難を乗り越え、男子エリートは中井飛馬が悲願の優勝「第41回全日本自転車競技選手権 – BMXレーシング」2024.10.14「第41回全日本自転車競技選手権 - BMXレーシング」が2024年10月12日(土)~10月13日(日)に2日間にわたり、大阪府堺市の大泉緑地サイクルどろんこ広場にて開催された。男子エリートでは中井飛馬選手、女子エリートでは藪田寿衣選手が今年度の全日本チャンピオンの座を獲得した。 今年のBMXレーシング種目の全日本選手権は昨年とは異なり連日天候に恵まれ、大会当日も雲ひとつない晴天の空の下、10月とは思えない暑さの中でプログラムは進行していった。 今回の会場となった「大阪府堺市大泉緑地サイクルどろんこ広場」では昨年、一昨年に引き続き3年連続の全日本選手権開催となり、チャンピオンシップ(エリート・U23・ジュニアを含む)とチャレンジカテゴリーを合わせて全34クラスにて老若男女のBMXライダーたちが全国から集まり日本一の座を争った。 また全日本選手権と言えば、「観るスポーツ」としても会場を盛り上げる演出の数々も欠かせない。今回も目を惹く大型バナーやスクリーンの装飾と観客エリアの設置や、チャンピオンシップカテゴリー決勝の選手呼び込み時にはスモークを使用するなど特殊効果演出が、観客や選手たちのボルテージを最高潮に引き上げていた。 以下は、今大会大注目のチャンピオンシップカテゴリーの決勝レースのレポートである。なお今回、チャンピオンシップカテゴリーは人数の関係から各種目にて予選決勝を含む3ヒート合計の順位で争われたため、本記事では表彰台を確定させた最終レースのみをピックアップして紹介する。 男子エリートは中井が2019年ぶり自身2度目のタイトル、女子エリートは藪田がエリート初タイトルを獲得 男子チャンピオンシップカテゴリーでは目を引く空中戦が繰り広げられた。photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子チャンピオンシップカテゴリー チャンピオンシップカテゴリーは3ヒート合計という難しい戦いに。photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子エリートクラスは総勢8名のエントリーとなった中で日本一の座を争う形となった。今回は3ヒート合計というフォーマットも相まって、1レースでも失敗するとダイレクトに最終結果に響いてくることから、拮抗したレース展開を見せていた。なお今回最終レースでのポイントとしては、1本目と2本目を1位通過して日本一に大手をかける中井飛馬を、暫定2位の一昨年の全日本チャンピオンの島田遼と、暫定3位の昨年の全日本チャンピオンの増田優一が抑えることができるかに勝敗が分かれる戦いに思えた。しかし、そんな周りの予想をよそに今回も見事なスタートダッシュを決めたのは、世界最高峰で活躍し日本のBMXレーシングシーンを牽引している中井飛馬。 終始強さを見せた中井飛馬(#71)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 最終レースは6コースということもあり、一番インコースからのスタートとなった増田の猛追も懸念されたが第1コーナーで前へ出ると、その後のプロセクションや第3ストレートもそのリードを保ったまま最終コーナーへ。2位につけた増田が猛チャージで距離を縮めるもわずかに届かず、中井が最後まで逃げ切り2019年から5年ぶりとなる自身2度目のエリートクラスでのタイトルを獲得した。そのまま2位には増田、3位には島田という着順になったが、1本目と2本目の合計でリードした島田が最終的に2位、増田が3位で今大会を終えた。 ここ数年、パリオリンピック予選大会もある中で何度も大怪我に見舞われ自分の思うようなレースができておらず悔しい思いをしてきた中井。そんな彼が今回5年ぶりの全日本タイトルを見事獲得した。ロサンゼルスオリンピックに向けて新たな4年が始まろうとしている中で、幸先良いスタートを切った彼が今後国内外のレースでどんな走りを見せてくれるのかにも注目だ。 男子アンダー23タイトルを獲得した北川晃久(#53)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子アンダー23クラスには計7名が集まり日本一の座が争われたが、一本一本が重要であるためか、2本目ではプロセクションで選手2名が接触して転倒したり途中棄権となるなど、まさに「自転車の格闘技」といった内容で最後の最後まで結果がどうなるかが分からない波乱の展開が繰り広げられた。 そんな中、5名の選手で迎えた最終レースは、優勝候補の一角であった中林凌大が1本目と2本目を上回るべく1位でゴール。しかし1本目と2本目を1位を収めて3位で最終レースを終えて、終始安定した強さを見せた地元大阪の北川晃久が優勝し初タイトルを獲得。同じく安定して2位ポジションを守った島田壮が2位、その後に中林凌大が3位と続く形となった。 ジュニアタイトルを獲得した狩峰颯太郎(#65)photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 男子ジュニアクラスは6名の選手がエントリー。途中で1名の棄権もあり5名の選手で迎えた最終レースは、1本目で1位、2本目で2位と安定してトップ位置を守った地元大阪の狩峰颯太郎がここも1位で収めて初タイトルを獲得。その後に続き野村羽玖が2位、岸龍之介が3位と続く形となった。 女子チャンピオンシップカテゴリー 統合クラスとなった女子チャンピオンシップカテゴリーphotograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda 女子のチャンピオンシップカテゴリーに関しては、今回も出場者数の関係からエリート・U23の2クラスが統合での開催となった。6名の選手が集まった今大会は統合クラスでの戦いになったものの、今回の出場メンバーは東京オリンピックとパリオリンピックの2大会連続日本代表の畠山紗英をはじめ、各クラスの前年度のアジアチャンピオンである藪田寿衣や西村寧々花など世界を股にかけて活躍する日本代表選手たちが勢揃いした。 レースの展開としては、各レースで接触や転倒があり最後まで結果がわからない展開に。最終レースではスタート後に畠山と丹野が接触し丹野が転倒。その転倒には巻き込まれず見事に逃げ切り、3本共に安定した順位を残した藪田寿衣が全日本チャンピオンタイトルをエリートカテゴリーで勝ち取った。その後に続いたのは前年度のタイトルホルダーでオリンピアンの畠山、そしてベテランの瀬古という順になった。 U23カテゴリーのタイトル争いを制した西村photograph by Japan Cycling Federation / Satoshi Oda U23カテゴリーのタイトル争いは野村と西村による一騎打ちとなったが、昨年タイトルを逃して悔しい思いをした西村が3本とも強さを見せるライディングで野村を上回りが見事タイトルを獲得した。 大会結果 左から島田、中井、増田の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子エリート>優勝: 中井 飛馬 (ナカイ・アスマ) / MONGOOSE・ XLARGE準優勝: 島田 遼 (シマダ・リョウ) / GAN TRIGGER3位: 増田 優一 (マスダ・ユウイチ) / 大阪体育大学 左から畠山、藪田、瀬古の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <女子エリート>優勝: 籔田 寿衣 (ヤブタ・ジュイ)準優勝: 畠山 紗英 (ハタケヤマ・サエ)3位: 瀬古 遥加 (セコ・ハルカ)/ iRC Tire 左から島田、北川、中林の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子Under23>優勝: 北川 晃久 (キタガワ・アキヒサ) / Deux Roues Elite Team 準優勝: 島田 壮 (シマダ・ソウ) / S-PRO BMX CLUB 3位: 中林 凌大 (ナカバヤシ・リョウタ) / 弱虫ペダルサイクリングチーム 左から野村、西村の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <女子Under23>優勝: 西村 寧々花 (ニシムラ・ネネカ) / 大阪体育大学・GAN TRIGGER準優勝: 野村 凪沙 (ノムラ・ナギサ) / Ace Race Australia Factory Team 左から野村、狩峰、岸の順photograph by Japan Cycling Federation / Kenichi Inomata <男子ジュニア>優勝: 狩峰 颯太郎 (カリミネ・ソウタロウ) / STAYSTRONG JAPAN・Deux Roues Elite Team準優勝: 野村 羽玖 (ノムラ・ハク) / NoLogo Racing Japan3位: 岸 龍之介 (キシ・リュウノスケ) / モトクロスインターナショナル 大会概要 ⼤会名称 : 第41回全日本自転車競技選手権 - BMXレーシング開催期間 : 2024年10月12日(土)~10月13日(日) -2日間-大会会場:大阪府堺市 大泉緑地サイクルどろんこ広場(大阪府堺市北区金岡町128)主 催 : 公益財団法人日本自転車競技連盟主 管 : 一般社団法人全日本フリースタイルBMX連盟後 援 : 大阪府、堺市、堺市教育委員会、公益財団法人JKA協 力 : 大阪府自転車競技連盟、特定非営利活動法人ドゥールース(サイクルピア岸和田) 特別協賛:TOYO TIRE
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doubledutch日本のダブルダッチがパリ五輪 2024の“エキシビジョンアクト”に!2024.10.11世界を熱狂の渦に巻き込んだパリオリンピック。4年に一度催される“平和の祭典”だが、今回はストリートカルチャーの関係者から一際注目を浴びた回だったように思う。2021年の東京オリンピックで開催されたスケートボード・BMXに加え、ブレイキン(ブレイクダンス)が種目として採用。数々の名勝負が生まれ、そして日本のストリートカルチャーの強さと勢いを世界へと知らしめた。 さて、その傍らで、2本のロープを用いたジャンプロープ(なわとび)である「ダブルダッチ」もパリ五輪と関わりがあったことをご存知だろうか?正式種目としての採択はされていないものの、パリ五輪の様々な会場でパフォーマンスと体験会が行われたのだという。 その取り組みに、日本からは世界三連覇のプロチーム・REG☆STYLEよりKO-YAとKEITA、そして将来を嘱望されているMillennium CollectionよりASUKIの3名が参加。彼らがパリで見た景色とは。そしてダブルダッチ・ジャンプロープがオリンピックの正式種目入りを目指し、世界的に活動を広げている中で、この取り組みは“希望の光”となり得るのだろうか? 現地パリにて、左からKEITA・ASUKI・KO-YA どんなことをしてきたの? まずは、今回の取り組みについて解説しよう。国際オリンピック委員会(IOC)からの依頼を受け、国際ジャンプロープ連合(IJRU)に所属する選手のうち、日本・アメリカ・フランス・香港から4カ国のジャンプローププレイヤーが招聘。ブレイキンやBMX、スケートボードなど、アーバンスポーツ系の会場を中心に取り組みを行ったという。 メンバーのKO-YAはこの取り組みについて、後にこう振り返っている。 「全てのエキシビションコンテンツを見れているわけではないですが、オリンピックの正式種目になっているジャンル以外で、これだけいろんなところで会場を盛り上げられていたのはジャンプロープしかなかっただろう、という印象と手応えはありました」 現地ではショーやバトルなど、さまざまなコンテンツが催されたという。 各国のジャンプローププレイヤーたちと 世界からの思いと“日本流”を背負って 今回、KO-YA・KEITA・ASUKIの3名がパフォーマーとして参加したパリ五輪。国内外のジャンプロープカルチャーにとって重要な影響を与えることになる役割だが、最初にKO-YAがこの話を受けたときの印象について、振り返ってこう語った。 「めちゃくちゃ覚えています。とにかくワクワクしたし、やっぱり『オリンピック』ってものをみんなで目指そうとしている僕らにとって、確実に大きな経験値になるだろうなと。それを直に肌で感じられる場所に行けることは、経験もフィーリングも確実に大きいものを得られるなと思いました」 パフォーマー3名と、JJRU(日本ジャンプロープ連合)事務局長である原竹 純氏 「また先輩たちが築き上げてきてくれたおかげで、僕たちが歴史的通過点に立てるわけで、そこへの感謝と同時に強く責任も感じました。このカルチャーを世界のみんなでオリンピックに、という気持ちはあるけど、日本が育ててきたダブルダッチのカッコよさや面白さ、そして人間的にも成長させてくれるような競技としての奥深い部分、そういったことをシェアできる喜びと、しなければならないという責任感。ジャンプロープ、ダブルダッチ、日本の代表として、しっかり存在感を見せつけないといけないと強く感じました」 実際のジャンプの映像は、ぜひKO-YAのインスタグラムをご覧いただきたい ところで、日本はジャンプロープ強豪国と言われているのをご存知だろうか。KO-YA率いるREG☆STYLEも、世界大会において前人未到の3連覇を果たすほか、ソロバトルやスポーツジャンルにおいてもさまざまなタイトルを獲得。その強さの秘訣について、KO-YAはこう分析している。 「ジャンプロープにも色々なジャンルがありますが、僕らがやっているダブルダッチのフュージョン*に絞って話をすると、音楽と合わせたエンターテイメント性はかなり強みだと認識しています。ショーとしてしっかり成立していて、お客さんを沸かせる技術に特化しているなと。他の国のショーと比べても、日本は緻密に音にハマっているし、もちろんスキルもある。見ている人たちの心を掴む、“会話”する感じのパフォーマンスなんですよね」 *フュージョンダブルダッチのジャンルの一つ。単純に技を点数化するスポーツジャンルとは異なり、音と動きを“融合”(フュージョン)するスタイルのことを指す。 2019年、REG☆STYLEとして世界三連覇を果たした世界大会にて中央がKO-YA、一番右がKEITA 「実は日本でダブルダッチを最初に始めたのはダンサーなんです。でも、それが大きかったのではないかなとも。ロープの中でのグルーヴ感やリズム、そういったダンサブルな動きは日本ならではですね。あと、日本は“カルチャー”として動いている。他の国はスポーツ的なんですよね。良し悪しあると思いますし、それが各国大切にしているスタイルですから否定したい意図はないのですが、ファッションへのこだわりや音楽性に紐づいた演技、歴史的なところを熟知している部分とか、そこは日本流の強みだと思っています」 目の前に広がる“世界の熱気” 話をパリに戻そう。世界のプレイヤーたちが願ってやまないオリンピックの正式種目化。形は違うものの、今回そのステージに立ったKO-YAはどんな景色を見てきたのか。当日を振り返り、“世界的な祭典”の勢いと熱気を、興奮混じりに語ってくれた。 「やっぱり世界的なお祭りだった。うん、やっぱりなんか、みんなの熱気が凄いんですよね。街どころか国ぐるみのイベントだし、ただいろんな人種の人もいて、そのたくさんの人が一体になって作り出している熱気の感覚というのが、本当に凄まじかったです」 ブレイキンの会場にて、日の丸をまとった外国人と 「あと、みんな“お祭り”にきている感覚ということもあるんでしょうか、みんながポジティブな印象も受けました。これがオリンピックの作るPEACEな空気感なんだと。ブレイキンで日本のB-GIRL AMIちゃんが金メダルを獲ったときも、日本人だけじゃなく世界中の人が一緒に沸いてくれて、他の国を称え合うようなムーブメントに肌で触れて、『オリンピックってマジで素敵だな』って、心の底から感じましたね」 その一方で、感じていた“責任感”の部分についても語ってくれた。 「これまで経験してきたステージと比べても、やっぱり文字通り『全世界』が注目している場面だな、凄いなっていう感覚がありました。どうやらオリンピックチャンネル*に自分が映ったみたいなんですけど、それも何カ国の何人が見てるんだろうなっていう。地球丸ごと見られてるんだろうなっていう感覚があって(笑)。もう鳥肌もんでした」 *オリンピックチャンネル国際オリンピック委員会(IOC)が運営するインターネットテレビ局。日本語をはじめとした11ヶ国語に対応し、世界中に配信されている。 KO-YAたちの現地パリでのようすは、KO-YAのインスタグラムにも投稿されている。リールは現時点(2024年10月時点)で多いものだと約70万再生、また数多くのシェア(拡散)もあった。なかには「これを次の種目に入れてくれ」という趣旨のコメントも多々あったといい、未来への手応えや正式種目化への自信も感じたという。 「あくまで通過点」 日本のジャンプロープシーンを牽引し続け、今もなお現役として数々のチャレンジに挑む。長年にわたって現場で戦い続けているKO-YAへ思うところを訊くと、こんな言葉が返ってきた。 「オリンピックにはなってほしい。けど、あくまで通過点に過ぎないとも思っています」 「一番は、このジャンプロープというカルチャーが世界に広がってほしいということ。僕らが『カッコいい』と思って積み重ねてきたものが、より広がってほしいなと思うんです。でも、だからこそオリンピックは重要な通過点になると思うから、絶対になってほしい。それが広がって、いつかジャンプロープのワールドカップが生まれたり、あとは普段から切磋琢磨して高め合っている他のストリートカルチャーと一緒にワールドカップが出来たりしたら、めちゃくちゃ面白いなって」 シーンを“自分ごと”として語る彼の言葉には、決してただの“夢物語”ではない力強さがあった。そんなKO-YAにだからこそ、最後に敢えて彼自身のこと、これからへの思いについて訊いてみた。 「僕個人としては、まずダブルダッチ・ジャンプロープをもっと広めるキッカケになりたいと思っています。そのために、1つは今ジャンプロープをやっている世界の人たちとコミュニケーションを取って、素敵だと思ったものをみんなでシェアしていきたい。もちろん次世代の子たちのことも考えて。そしてもう1つ、ダブルダッチを知らない、やっていない人たちへ『こんなヤベえもんがあるんだ!』ってことを伝えたい。イベントに脚を運んだり、出たりということも大切ですが、今はSNSの時代なので、いわゆる“空中戦”での身捌きも大切だなと思っています」 「自分自身、もしオリンピックになった時にどのような関わり方をするか、出来るかは分かりませんが、きっと正式種目化のキッカケを作る側の立場にはいるだろうと、責任感は感じています。でも欲を言えば……パリ五輪を見て、やっぱりオリンピック出てぇ〜、自分が選手として金メダル獲ってみたいなって思いましたね(笑)。次に可能性があるのが8年後のオーストラリアのブリスベン五輪とのことで、8年後だと自分は42歳。出れるのか、そもそもプレイヤーとしてやっているかすら分かりませんが。ただ、B-GIRL AYUMIさんも40歳でオリンピックのステージに立っているから、別に全く無い話ではないなとも思っています。希望は捨てずに」 KO-YAの言葉がますます熱を帯びる。シーン全体を支える自負と、いちプレイヤーとしてのあくなき探究心が、今日まで彼がトップランカーとして輝き続けてきた理由なのかもしれない。今後の思いを語るなかで、再びKO-YAの言葉がシーン全体の話へと戻っていく。 「あと、さっきジャンプロープの仲間にシェアしていきたいという話もしましたが、むしろ“刺激を与えたい”とか“刺したい”という感覚に近いかもしれませんね。世界一丸となってムーブメントを起こしていく上で、ジャンプロープ全体の持つスポーティーな感覚と、僕ら日本のダブルダッチカルチャーが培ってきたカルチャー的感覚、そこを織り交ぜた唯一無二のものを目指していきたい。輸入したり、逆輸入してもらったり。そのためにも、自分が説得力を持った存在でなければならないなと思っています」 2022年、“個人戦”でチャンピオンに輝いた瞬間 日本のジャンプロープを支えるKO-YAの存在は、表からも裏からもシーンに強い影響を与え続ける、唯一無二のトッププレイヤー。彼が随所に口にした先達への感謝と、未来への希望。インタビュー中盤でも語ってくれた、ダブルダッチというスポーツの〈人間的にも成長させてくれる〉という魅力を体現するような生き様は、まさに彼がダブルダッチそのものであることを証明するようなものだった。 この先のことは分からない。しかし思えば、日本にダブルダッチが“輸入”された1992年から、暗中模索の状態でカルチャーを築き上げてきた。そこから30年余りが経過し、確実にシーンは前進している。まだ見ぬ未来と、感じた手応え。道なき道をジャンプで進む旅人たちの足音が、今日も響き続けている。
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danceKAZUfreakがインドでの世界大会決勝への切符を獲得!「Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final」2024.10.10日本決勝が名古屋で開催!観客の歓声で新たな日本チャンピオンが決定 多くの観客が押し寄せた会場 歴代のヒットソングに合わせて踊り、会場を最も盛り上げたダンサーが勝者となるシンプルなルールのダンスバトルイベント「Red Bull Dance Your Style」の日本決勝(ジャパン‧ファイナル)が、10月5日(土)に名古屋の中心地の「久屋大通公園」で開催された。 会場は、名古屋のランドマークであるテレビ塔(現‧中部電力 MIRAI TOWER)の真下という絶好のロケーション。「ケンドリック‧ラマー」や「テイラー‧スイフト」、「エド‧シーラン」など誰もが知る洋楽ヒットソングから、「千葉雄喜」や「YENTOWN」、「¥ellow Bucks」など人気のジャパニーズ‧ヒップホップ、そして「新しい学校のリーダーズ」や「Number_i」といった最新のJポップまで幅広い音楽に合わせて、ヒップホップ、ハウス、ロッキングなど多様なジャンルのストリートダンサーたちが熱いパフォーマンスを披露し会場を沸かせた。 審査員は観客の皆さん また勝者を決めるのは審査員ではなく観客というところが他のダンスバトルイベントとは異なるところ。最も心を動かされたダンサーに観客が投票するシステムで、最も多くの歓声を集めたダンサーが勝利を手にするシンプルながらエキサイティングなルール。 予測不可能なDJの選曲に対してダンサーたちはその場で観客の心を掴み、票を勝ち取ることが求められる。実際に当日は会場に大勢の観客が集まり、彼らの手で勝者が決定した。 2022年には本大会から勝ち上がった日本人ダンサーTHE D SoraKiが、「Red Bull Dance Your Style World Final」に出場して世界中の観客や会場を魅了し、30カ国以上のダンサーの中から世界チャンピオンの座を獲得。なお彼がダイアナ‧ロスの「Im Coming Out」で踊った映像が、累計総再生数が1億を超えるバイラルヒットとなり、ダイアナ‧ロス本人やプロデューサーのナイル‧ロジャースから直接コメントが寄せられるなどTHE D SoraKi本人と日本のストリートダンスシーンにとっても伝説の一夜となった。 KAZUfreakのムーブ そして迎えた2024年のジャパン‧ファイナル。日本トップクラスのダンサー16名が集結し、決勝に進んだのはUmiと地元名古屋出身のKAZUfreakの2名。ヒップホップをスタイルとする2人による激しい対決の末、見事KAZUfreakが今年の日本チャンピオンに輝いた。 バトル終了後、 KAZUfreakは「普段はヒップホップばかり踊っているので、今日は正直慣れない音楽が多かったです。でもバトルが大好きなので、世界決勝では自分らしく踊れたら良いなと思います。初めて海外のバトルに出場するので、家族や子供のためにも、より大きな舞台で活躍したいという気持ちが強まり ました」とワールドファイナルへの想いを語った。 今年の世界大会に出場するKAZUfreakとTHE D SoraKi そして今年の日本代表として、今回の勝者KAZUfreakとワイルドカード枠のTHE D SoraKiの2名が 2024年11月9日にインド‧ムンバイで行われる世界大会に出場する。KAZUfreakはプレファイナルに参戦し勝ち抜けばワールドファイナルに出場が決定。THE D SoraKiはワールドファイナル出場が確定しており史上初の2度目の世界王者を狙う。 日本代表たちの世界での挑戦にも注目だ!インドでの熱い戦い、そして新たな伝 説の瞬間がまもなく幕を開ける。 バトルルール DJの音楽にあわせて即興で踊る「1 on 1 All-style」ダンスバトル。16人のトーナメント、1バトル2ムーブ、決勝のみ3ムーブ。「リズム」「スキル」「クリエイティブ性」「カリスマ性」を基準に会場の観衆がジャッジ。カードの赤‧⻘で勝者を決定。優勝者は2024年11月9日インド‧ムンバイで開催のワールドファイナル出場を賭けた「Red Bull Dance Your Style 2024 Pre-Final」への切符を獲得。 Red Bull Dance Your Styleについて 最新のグローバルヒットからクラシックなビートまで、何が流れるか予測がつかないヒット曲を使って、ダンスのスタイルと音楽センスが試されるユニークなフォーマットのストリートダンスイベントシリーズ。ヒップホップ、ハウス、ロッキング、そしてポッピングに至るまで「Red Bull Dance Your Style」に参加するダンサーに求められるのは観客を盛り上げ、票を勝ち取ることだけである。 大会概要 名称: Red Bull Dance Your Style 2024 Japan Final日時: 2024年10月5日(土) 13:00開場∕13:30開演∕15:30終演予定会場: 久屋大通公園内(愛知県名古屋市)協賛: MITSUBISHI MOTORS、 UNDER ARMOUR後援: 名古屋市MC: MACCHANDJ: Yaechi ジャパン・ファイナル出場者 出場者: IKKI、Jenes、KAZUfreak、KEIN、Kotori、LADY TWIGGZ、RYO-TA、SHOW-GO、TsUmU、Twin Twiggz aka Loopz、Umi、UWA、ターザンMIRAI、Ben-jin (東京予選勝者)、Kottie (大阪予選勝者) and more.. *順不同