【独占インタビュー】フリーダイバー篠宮龍三

2016.04.19
FINEPLAY編集部

【独占インタビュー】フリーダイバー篠宮龍三
—著書「素潜り世界一」で2004年スランプに陥ったとありましたが、スランプに陥った際にどのように克服しましたか?

篠宮:スランプに陥った時、「因果一如」という禅のフレーズに助けられました。僕はジャック・マイヨールに憧れてこの世界に入ったのですが、命がけで潜っていたジャック・マイヨールは日本の禅の文化がとても好きだったようです。
僕がスランプになった時に、禅の本をたくさん読み、「因果一如」という禅のフレーズに出会いました。「因果一如」とは、原因と結果は一緒、結果はすでに原因と一緒に生まれている、という意味で、頑張った、努力したからいい結果が出るとは限らない。
人は、これだけ努力したから、これだけ頑張ったからと結果に期待をいだきがちなんですが、目の前の現在できることに集中し、ベストを尽くす生き方、そして結果にとらわれない生き方が最善の生き方という考えに至って楽になりました。

—100メートルを超える極限の世界に向かう準備はどのようにしてますか。

篠宮:ルーティーン的なことでいうと、フィンを履くときは右足から、などがあります。あと入水する前は、脳に酸素を使わせないように、目を閉じて頭の中を空っぽにして、無の状態になって入水します。
例えば、球技などは常に相手のことを考え、頭を使っていると思いますが、フリーダイビングは脳を使わないように、瞑想状態になります。そういう時は本当に心地よさを感じます。

【独占インタビュー】フリーダイバー篠宮龍三
—普段行っているメンタルの整え方を教えてください。

篠宮:朝はヨガをして呼吸を整え、瞑想して心を整えるようにしています。フリーダイビング選手はおそらく9割以上はヨガを取り入れていると思います。ヨガは身体の柔軟性、体幹、呼吸法、瞑想状態に持っていくメンタルトレーニングなどフリーダイビングに必要な要素が備わっています。

—篠宮さんの2016年の目標を教えてください。

篠宮:現在3種目でアジア記録を持っていますが、そのうちの「コンスタント・ノー・フィン」という種目が世界と比べるとまだまだなので、もっと伸ばしていきたいです。また「フリー・イマージョン」の104mと「コンスタント・ウィズ・フィン」の115mという自分のアジア記録を更新していきたいと思います。

【独占インタビュー】フリーダイバー篠宮龍三
—最後に周りでサポートしてくれる方々へ一言ください。

篠宮:一言じゃ足りないのですが、今まで、沢山の方に支えられてここまでこれました。会社員を辞めて12年くらいになりますが、よく路頭に迷うことなく、よくここまでこれたと思います。それは周りの方々が支えたくれたからだと感謝しています。
現在のスポンサー様にはもちろん感謝していますし、これまでのスポンサー様に対しても感謝しています。そしてダイビングメーカー様、周りでサポートしてくれる方など、このマイナースポーツを理解し支えてくれた方々には本当に感謝しています。自分は好きなことを沢山させてもらったので、今後は業界の発展、若い子を世界に送り込んでいくことで恩返していきたいです。

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